1 00:00:10,010 --> 00:00:12,679 (鳴き声) 2 00:00:12,679 --> 00:00:14,681 (砲撃音) 3 00:00:14,681 --> 00:00:17,885 ⦅またか…。 いつまで続くのかしら…。 4 00:00:23,023 --> 00:00:26,193 (レギーナ)大砲の音が あんなにたくさん…。 5 00:00:26,193 --> 00:00:30,697 (リーセリア)大丈夫よ レギーナ。 お父様が 直接 指揮をして戦ってる。 6 00:00:30,697 --> 00:00:35,535 でも お嬢様 ヴォイドが空いっぱいに 見たことないほど たくさん…。 7 00:00:35,535 --> 00:00:39,206 レギーナも知ってるでしょ? お母様もお姉様たちも➡ 8 00:00:39,206 --> 00:00:44,044 騎士団の人たちも みんな 今まで負けたことなんかないわ。 9 00:00:44,044 --> 00:00:47,848 うわ~! (衝撃音) 10 00:00:50,217 --> 00:00:54,554 私も聖剣を授かったら お父様たちと一緒に戦うわ。 11 00:00:54,554 --> 00:00:57,891 来週から プレスクールに入学して訓練するし。 12 00:00:57,891 --> 00:01:01,995 そう でしたね…。 お父様ったら 「訓練もいいけど➡ 13 00:01:01,995 --> 00:01:06,166 勉学も大切にしてもらいたい」って 本を山ほどくれたんだけど➡ 14 00:01:06,166 --> 00:01:09,169 全部 読み終わるころには 私 大人になっちゃうわ。 15 00:01:09,169 --> 00:01:11,171 旦那様らしいです。 16 00:01:11,171 --> 00:01:13,840 ディアナお姉様は ドレスを仕立ててくれるの。 17 00:01:13,840 --> 00:01:17,010 新しいお友達にお呼ばれしたとき 必要になるからって。 18 00:01:17,010 --> 00:01:19,846 ディアナ様 いつもおしゃれですものね。 19 00:01:19,846 --> 00:01:23,684 ユーディスお姉様は 「入学祝いに 私の技を伝授してやる➡ 20 00:01:23,684 --> 00:01:27,187 来週から特訓だ」ですって。 レギーナも一緒に どう? 21 00:01:27,187 --> 00:01:30,524 頑張ります! お母様は入学式の日に➡ 22 00:01:30,524 --> 00:01:33,527 私のお披露目パーティーをするって 張り切ってるのよ。 23 00:01:33,527 --> 00:01:36,363 またパンプキンパイを お作りになるんでしょうか。 24 00:01:36,363 --> 00:01:40,200 もちろんよ だってお母様は あれしか作れないんですもの。 25 00:01:40,200 --> 00:01:42,202 (笑い声) 26 00:01:42,202 --> 00:01:44,204 (衝撃音) 27 00:01:44,204 --> 00:01:49,042 (どよめき) 28 00:01:49,042 --> 00:01:51,378 お嬢様! 私も戦う! 29 00:01:51,378 --> 00:01:55,382 お父様 お母様 お姉様! 落ち着いてください お嬢様! 30 00:01:55,382 --> 00:01:58,552 お父様もお母様も みんな負けたことないんだから➡ 31 00:01:58,552 --> 00:02:00,487 絶対 大丈夫なんだから! うんうん…。 32 00:02:00,487 --> 00:02:02,656 ディアナお姉様は ドレスを仕立ててくれるの! 33 00:02:02,656 --> 00:02:05,859 お母様にパイを作ってもらって…。 ええ! 34 00:02:08,662 --> 00:02:11,164 (扉の取っ手を回す音) 35 00:02:18,005 --> 00:02:20,107 あっ。 36 00:02:24,011 --> 00:02:27,681 貴族街の生き残りは15名。 ただちに搬送する。 37 00:02:27,681 --> 00:02:31,518 バッ バカな…。 聖剣士が 1,000人は出ていたはずだ。 38 00:02:31,518 --> 00:02:37,524 しかも 精鋭ぞろいだ。 それが全滅したというのか? 39 00:02:37,524 --> 00:02:41,361 ごめんね レギーナ。 えっ。 40 00:02:41,361 --> 00:02:45,198 絶対 大丈夫って言ったの ウソになっちゃった。 41 00:02:45,198 --> 00:02:50,604 ウソついて ごめんね…。 うぅ…⦆ 42 00:03:01,648 --> 00:03:04,317 (レオニス)あれが すべて要塞… ですか。 43 00:03:04,317 --> 00:03:08,155 えぇ 私たちが住んでる所でも あるんですけどね。 44 00:03:08,155 --> 00:03:12,325 そう 私たちが守る場所でもある。 45 00:03:12,325 --> 00:03:16,029 《もう二度と ウソはつかない》 46 00:04:59,533 --> 00:05:04,137 すごいですね こんなに大きな島を 造り上げるなんて。 47 00:05:04,137 --> 00:05:06,807 島じゃなくてメガフロートですよ。 48 00:05:06,807 --> 00:05:11,144 海を移動して 最前線で ヴォイドのコロニーをたたくのが➡ 49 00:05:11,144 --> 00:05:13,980 この戦術都市の任務なんですよ。 50 00:05:13,980 --> 00:05:17,484 《これが… 移動するだと!?》 51 00:05:17,484 --> 00:05:20,654 遺跡の調査データは今 送りました。 52 00:05:20,654 --> 00:05:24,825 棄民の子どもを保護したので 寮に連れて帰ります。 53 00:05:24,825 --> 00:05:28,662 えぇ 聖剣を 持っているみたいなので。 では。 54 00:05:28,662 --> 00:05:31,832 この子 聖剣覚醒してるんですか? 55 00:05:31,832 --> 00:05:34,167 私のケガを治してくれたの。 56 00:05:34,167 --> 00:05:38,338 レオくんの優しい心が 聖剣として顕現したのね。 57 00:05:38,338 --> 00:05:41,508 ただの棄民の子どもじゃ なかったんですね。 58 00:05:41,508 --> 00:05:46,179 あの… さっきから言ってる 棄民って僕のことですよね? 59 00:05:46,179 --> 00:05:49,349 そっか 記憶が混乱してるから…。 60 00:05:49,349 --> 00:05:53,019 ヴォイドの侵攻で 国を追われた人々のことですよ。 61 00:05:53,019 --> 00:05:57,190 各地にいる棄民を捜索することも 戦術都市の任務なの。 62 00:05:57,190 --> 00:05:59,192 そうなんですね。 63 00:05:59,192 --> 00:06:03,797 大丈夫よ レオくん。 今日から君は 聖剣学院で暮らせるんだから。 64 00:06:03,797 --> 00:06:05,799 聖剣学院…。 65 00:06:05,799 --> 00:06:10,136 聖剣の使い手である聖剣士を 養成する教育機関よ。 66 00:06:10,136 --> 00:06:13,473 力を授かった子どもは 編入する義務がある。 67 00:06:13,473 --> 00:06:16,142 その代わり 生活は保障されるわ。 68 00:06:16,142 --> 00:06:20,981 わかりました。 お願いします。 手続きは お姉さんに任せて。 69 00:06:20,981 --> 00:06:24,150 じゃあ 私は買い物をしてから 寮に戻って➡ 70 00:06:24,150 --> 00:06:26,152 食事の準備をしておきますね。 71 00:06:26,152 --> 00:06:29,489 私はレオくんと一緒に帰るわ。 72 00:06:29,489 --> 00:06:32,826 レオくん 外から来た人は➡ 73 00:06:32,826 --> 00:06:36,663 あの右側のラインで 検査を受けないと入れないの。 74 00:06:36,663 --> 00:06:41,501 一人で大丈夫かな? 平気です…。 75 00:06:41,501 --> 00:06:44,304 じゃあ 出口で待ってるね。 76 00:07:01,288 --> 00:07:03,290 はぁ…。 77 00:07:03,290 --> 00:07:06,626 《まったく… どうしてこうなった! 78 00:07:06,626 --> 00:07:10,797 計画では魔王軍を再興し 人類を蹴散らすはずだった! 79 00:07:10,797 --> 00:07:13,633 ところが人類の文明は 圧倒的に進歩し➡ 80 00:07:13,633 --> 00:07:15,802 ヴォイドとかいう化け物までいる! 81 00:07:15,802 --> 00:07:17,804 おまけに俺は この姿だ!》 82 00:07:17,804 --> 00:07:20,607 ブラッカス シャーリ! 83 00:07:22,642 --> 00:07:24,978 (ブラッカス)俺を呼んだか 我が友よ。 84 00:07:24,978 --> 00:07:27,147 (シャーリ)お呼びになりましたか 我があるじ。 85 00:07:27,147 --> 00:07:29,816 久しいな お前たち。 86 00:07:29,816 --> 00:07:33,486 うむ 1,000年の眠りは 少し長かったな。 87 00:07:33,486 --> 00:07:36,156 しかし その姿はどうしたことだ? 88 00:07:36,156 --> 00:07:38,658 転生の秘術に失敗してな。 89 00:07:38,658 --> 00:07:42,329 俺が まだ人間であったころの 姿になってしまった。 90 00:07:42,329 --> 00:07:45,665 勇者レオニスか。 俺は初めて見る。 91 00:07:45,665 --> 00:07:48,835 お前と出会ったころは すでに魔王だったからな。 92 00:07:48,835 --> 00:07:52,839 我があるじ…。 んっ? なんだ シャーリ。 93 00:07:52,839 --> 00:07:54,841 あるじのお姿が➡ 94 00:07:54,841 --> 00:07:58,178 誠に おかわいい姿であると 感じますが。 95 00:07:58,178 --> 00:08:01,448 バカにしているのか? はっ! めっそうもございません。 96 00:08:01,448 --> 00:08:04,451 まあいい。 お前たちに頼みたいことがある。 97 00:08:04,451 --> 00:08:08,621 なんなりと ご命令を。 我が友のためなら 力になろう。 98 00:08:08,621 --> 00:08:12,792 俺たちが今いる ここは 人間が造った人工の島だ。 99 00:08:12,792 --> 00:08:16,463 移動可能な要塞都市で ここは7番目と言っていた。 100 00:08:16,463 --> 00:08:20,633 つまり他にも同じ規模のものが 少なくとも6つあるらしい。 101 00:08:20,633 --> 00:08:25,138 力では亜人種族に劣り 文明でも エルフに及ばなかった人類に➡ 102 00:08:25,138 --> 00:08:27,474 そのようなことが できるのでしょうか? 103 00:08:27,474 --> 00:08:30,143 転生する前に 想像していた世界とは➡ 104 00:08:30,143 --> 00:08:32,812 あまりに異なっていてな。 105 00:08:32,812 --> 00:08:36,816 クンクン… うむ 確かに ずいぶん様変わりしたようだ。 106 00:08:36,816 --> 00:08:41,154 魔王軍再興に備え 人類の戦力を分析せねばならん。 107 00:08:41,154 --> 00:08:44,157 まず この都市を調べてほしい。 承知した。 108 00:08:44,157 --> 00:08:47,160 魔術は衰退しているゆえ 使えば人目を引く。 109 00:08:47,160 --> 00:08:51,164 心得ておいてくれ。 魔王様は いかがなさるのですか? 110 00:08:51,164 --> 00:08:54,000 人間たちの兵士養成所に潜入する。 111 00:08:54,000 --> 00:08:57,504 いまいましいが この体では 衣食住も必要だしな。 112 00:08:57,504 --> 00:08:59,839 同時に情報収集も行う。 113 00:08:59,839 --> 00:09:02,609 つまり そこに寄宿されるのですね。 114 00:09:02,609 --> 00:09:04,778 何か問題でもあるのか? 115 00:09:04,778 --> 00:09:08,948 おかわいい姿のあるじを お世話できると思ったのに…。 116 00:09:08,948 --> 00:09:11,785 何か言ったか? いえ なんでもございません。 117 00:09:11,785 --> 00:09:14,487 では行け。 仰せのままに。 118 00:09:20,794 --> 00:09:23,463 《ふむ 関所のようなものか》 119 00:09:23,463 --> 00:09:25,765 んっ! 120 00:09:54,494 --> 00:09:58,164 あっ! (ブザー) 121 00:09:58,164 --> 00:10:00,366 魔力隠蔽! 122 00:10:05,004 --> 00:10:08,808 ふぅ…。 《俺も慎重に行動しないとな…》 123 00:10:14,848 --> 00:10:18,685 ちょっと貸してね。 あっ。 124 00:10:18,685 --> 00:10:20,687 よし。 (スキャン音) 125 00:10:20,687 --> 00:10:24,190 これでレオくんの聖剣審問 予約できたわ。 126 00:10:24,190 --> 00:10:27,026 審問? 学院編入の際に➡ 127 00:10:27,026 --> 00:10:29,863 聖剣の特性を 登録しなければならないの。 128 00:10:29,863 --> 00:10:33,199 審問が済んだら 正式なIDも発行されるから。 129 00:10:33,199 --> 00:10:37,036 《聖剣の特性か… うまくごまかすしかないな》 130 00:10:37,036 --> 00:10:41,541 そんな難しい顔しないで。 形式的なものよ。 131 00:10:41,541 --> 00:10:44,544 これは君の身分を証明する 大事なものだから➡ 132 00:10:44,544 --> 00:10:47,881 預かっておくね。 わかりました。 133 00:10:47,881 --> 00:10:52,719 そうだ 寮に帰る前に ザッと聖剣学院を回りましょ。 134 00:10:52,719 --> 00:11:13,173 ♬~ 135 00:11:13,173 --> 00:11:17,510 最前線って言ってましたけど 意外と平和なんですね。 136 00:11:17,510 --> 00:11:21,848 そうよ。 聖剣士は 最前線に派遣されるけど➡ 137 00:11:21,848 --> 00:11:26,519 セヴンス・アサルト・ガーデンはヴォイドの侵攻を 許したことはないの。 138 00:11:26,519 --> 00:11:30,356 見えてきた。 139 00:11:30,356 --> 00:11:34,027 あそこが聖剣学院よ。 140 00:11:34,027 --> 00:11:36,196 あれが中央統制塔。 141 00:11:36,196 --> 00:11:38,531 軍事をつかさどる この都市の中枢。 142 00:11:38,531 --> 00:11:43,202 管理局も入ってる。 壮観でしょ。 まぁ そうですね。 143 00:11:43,202 --> 00:11:46,706 初めて見た人は みんな もっと驚くんだけど。 144 00:11:46,706 --> 00:11:51,711 《なんだこれ… デスホールドより ずっと大きいじゃないか!》 145 00:11:51,711 --> 00:11:56,049 あれが講義棟。 座学の授業を受ける所よ。 146 00:11:56,049 --> 00:11:58,885 そして ここが大講堂。 147 00:11:58,885 --> 00:12:02,488 ここは大図書館。 隣は研究棟ね。 148 00:12:02,488 --> 00:12:05,658 この全部が 聖剣学院の施設なんですか? 149 00:12:05,658 --> 00:12:08,995 ほんの一部よ。 ダンスホールとかのレジャー施設➡ 150 00:12:08,995 --> 00:12:11,331 私たちが住んでる寮もあるし➡ 151 00:12:11,331 --> 00:12:14,167 寮の近くには 大きなお風呂もあるのよ。 152 00:12:14,167 --> 00:12:17,837 ダンスホールや大きなお風呂は なんのために? 153 00:12:17,837 --> 00:12:21,007 聖剣は聖剣士の心が生み出す武器。 154 00:12:21,007 --> 00:12:24,510 心がすさめば 力を十分に発揮できなくなるの。 155 00:12:24,510 --> 00:12:26,846 以前 セカンド・アサルト・ガーデンに➡ 156 00:12:26,846 --> 00:12:29,849 軍事教練のみを行う 施設があったんだけど➡ 157 00:12:29,849 --> 00:12:31,851 効果的ではなかったみたい。 158 00:12:31,851 --> 00:12:36,856 《なるほど… ありきたりな 兵士養成所とは違うようだな》 159 00:12:36,856 --> 00:12:40,026 あした レオくんの聖剣審問が 行われるのが➡ 160 00:12:40,026 --> 00:12:42,195 この屋外訓練場…。 161 00:12:42,195 --> 00:12:46,199 うっ。 どうしました? 162 00:12:46,199 --> 00:12:50,536 大丈夫… あっ。 163 00:12:50,536 --> 00:12:54,374 寮で ひと休みしたら 私も訓練しないと。 164 00:12:54,374 --> 00:12:57,543 一日も早く聖剣を授かるために。 165 00:12:57,543 --> 00:13:01,814 《そういえば… 聖剣の力を持たぬ この娘が➡ 166 00:13:01,814 --> 00:13:05,485 養成所に属しているのは 理屈に合わんな》 167 00:13:05,485 --> 00:13:07,820 見て かわいい~。 168 00:13:07,820 --> 00:13:12,992 甘いわね ああいう子にかぎって 将来は夜の魔王になるのよ。 169 00:13:12,992 --> 00:13:17,163 《魔王だと?》 レオくん 人気者になりそうね。 170 00:13:17,163 --> 00:13:19,332 《俺の正体に 気付くはずもないか》 171 00:13:19,332 --> 00:13:22,669 聖剣学院の生徒は 女子のほうが多いんですか? 172 00:13:22,669 --> 00:13:27,507 男女半々くらいよ。 ここは 女子寮の区画だから… あっ。 173 00:13:27,507 --> 00:13:30,610 (ミュゼル)やぁ リーセリア譲じゃないか。 174 00:13:35,848 --> 00:13:40,019 ミュゼル… ローデス…。 175 00:13:40,019 --> 00:13:42,021 (ミュゼル)フッ。 176 00:13:46,025 --> 00:13:49,028 おやおや 名誉の負傷かい? 177 00:13:49,028 --> 00:13:52,699 どうせまた身の丈に合わない 調査任務に志願して➡ 178 00:13:52,699 --> 00:13:55,034 痛い目を見たんだろうけど。 くっ。 179 00:13:55,034 --> 00:13:57,537 《友人というわけでは なさそうだな》 180 00:13:57,537 --> 00:13:59,539 行きましょう レオくん。 181 00:13:59,539 --> 00:14:02,642 おっと 待ちなよ。 どいてください! 182 00:14:02,642 --> 00:14:06,979 まぁ そう つれなくするなって。 その子どもは なんだい? 183 00:14:06,979 --> 00:14:09,315 先輩には関係ありません。 184 00:14:09,315 --> 00:14:13,486 フフフ… ハーッハッハッハ! 185 00:14:13,486 --> 00:14:18,658 ハハハハ… はみ出し者を集めて 小隊ごっこじゃ飽き足らず➡ 186 00:14:18,658 --> 00:14:22,662 子守りまで引き受けるとは 殊勝なことだよ まったく…。 187 00:14:22,662 --> 00:14:24,997 彼は れっきとした聖剣士よ! 188 00:14:24,997 --> 00:14:28,501 こんな子どもが? 冗談は よしたまえよ。 189 00:14:28,501 --> 00:14:30,670 《あなどられるのも無理はない。 190 00:14:30,670 --> 00:14:34,674 この程度の非礼は許してやろう。 目立つわけにもいかないしな》 191 00:14:34,674 --> 00:14:37,677 無理しないで 僕の小隊に入りなよ。 192 00:14:37,677 --> 00:14:39,846 序列上位の小隊に入れば➡ 193 00:14:39,846 --> 00:14:42,682 学院を追い出される心配も なくなる。 194 00:14:42,682 --> 00:14:48,020 聖剣士の血を引きながら 聖剣を顕現できない君でもね。 195 00:14:48,020 --> 00:14:51,524 《なるほどな… 血筋に期待されていながら➡ 196 00:14:51,524 --> 00:14:53,693 見合う力を示せぬか…》 197 00:14:53,693 --> 00:14:57,697 僕のおもちゃのコレクションに 加わるだけでいいんだぜ! 198 00:14:57,697 --> 00:15:01,300 《隷属 あるいは 精神操作系の魔術…。 199 00:15:01,300 --> 00:15:03,302 いや これも聖剣か…》 200 00:15:03,302 --> 00:15:07,473 ヴォイドの調査なんていう 危険な任務に赴く必要もない。 201 00:15:07,473 --> 00:15:09,642 あっ。 お断りします! 202 00:15:09,642 --> 00:15:13,146 なっ この僕の好意を ふいにするのか!? 203 00:15:13,146 --> 00:15:17,150 《どこが好意だ。 この娘に 劣情を抱いているだけだろう》 204 00:15:17,150 --> 00:15:19,652 僕のことを軽んじる気か! いたっ! うっ! 205 00:15:19,652 --> 00:15:23,055 おい! んっ? 206 00:15:25,825 --> 00:15:27,827 なんだ? 207 00:15:31,164 --> 00:15:33,100 うわ! あぁっ! 208 00:15:33,100 --> 00:15:38,838 ひっ ひっ ぐぁ! 209 00:15:38,838 --> 00:15:42,675 お兄さん 大丈夫ですか? 210 00:15:42,675 --> 00:15:51,184 貴様のごとき俗物が 彼女の美しい髪に指一本触れるな。 211 00:15:51,184 --> 00:15:57,023 ぐはぁ せっ 聖剣アクティベート! レオくん! 212 00:15:57,023 --> 00:15:59,525 (エルフィーネ)おやめなさい! 213 00:16:02,795 --> 00:16:06,132 (エルフィーネ)ミュゼル・ローデス。 聖剣を使った私闘は➡ 214 00:16:06,132 --> 00:16:09,302 禁止されているはずよ。 フィーネ先輩! 215 00:16:09,302 --> 00:16:11,971 そもそも ここは女子寮の区画でしょ。 216 00:16:11,971 --> 00:16:16,976 今すぐ立ち去らなければ録画を 管理局に送るけど いいかしら? 217 00:16:16,976 --> 00:16:19,145 ぐっ。 218 00:16:19,145 --> 00:16:22,815 おっ 覚えていろよ! 219 00:16:22,815 --> 00:16:25,485 《羽虫ごときに ムキになってしまったが➡ 220 00:16:25,485 --> 00:16:29,989 反省するには及ばんな。 俺は寛大な魔王だが限度はある》 221 00:16:29,989 --> 00:16:33,993 災難だったわね ミュゼル・ローデスに絡まれるなんて。 222 00:16:33,993 --> 00:16:36,495 先輩 おかげで助かりました。 223 00:16:36,495 --> 00:16:41,667 君が遺跡で保護された少年ね。 レオニス・マグナスです。 224 00:16:41,667 --> 00:16:48,174 私はエルフィーネ・フィレット。 セリアの小隊で 情報分析を担当しているの。 225 00:16:48,174 --> 00:16:50,343 制服を手配しておくわ。 226 00:16:50,343 --> 00:16:52,845 今 サイズを取ったから。 (リーセリア)ありがとうございます! 227 00:16:52,845 --> 00:16:55,514 《これも聖剣か? さっきのものといい➡ 228 00:16:55,514 --> 00:16:58,351 形や機能は 千差万別ということか》 229 00:16:58,351 --> 00:17:00,953 ケガしてるじゃない。 はい…。 230 00:17:00,953 --> 00:17:04,457 でも レオくんが 聖剣の力で治してくれました。 231 00:17:04,457 --> 00:17:06,959 頼りになるのね レオくん。 232 00:17:06,959 --> 00:17:10,129 今日の任務 一緒に行けなくてごめんなさい。 233 00:17:10,129 --> 00:17:13,799 管理局に依頼されたデータの解析に 時間がかかってしまって。 234 00:17:13,799 --> 00:17:15,968 なんのデータだったんですか? 235 00:17:15,968 --> 00:17:19,138 この海域に 不自然な魔力反応があるの。 236 00:17:19,138 --> 00:17:22,475 ノイズを除去してみたんだけど なんなのかは まだわからない。 237 00:17:22,475 --> 00:17:24,477 (リーセリア)ヴォイドの巣… でしょうか。 238 00:17:24,477 --> 00:17:26,646 精鋭の調査チームを派遣して➡ 239 00:17:26,646 --> 00:17:30,983 更にデータを集めるみたいよ。 いずれ はっきりすると思う…。 240 00:17:30,983 --> 00:17:33,152 あっ。 大丈夫? 241 00:17:33,152 --> 00:17:36,489 はい… ちょっと疲れてるだけです。 242 00:17:36,489 --> 00:17:40,493 《そろそろ枯渇するころか…》 243 00:17:40,493 --> 00:17:45,164 ここが私たちのチームの寮よ。 フレースヴェルグ寮っていうの。 244 00:17:45,164 --> 00:17:47,667 あぁ…。 245 00:17:47,667 --> 00:17:52,838 途中で見た他の寮と比べると ずいぶん古いみたいですけど。 246 00:17:52,838 --> 00:17:56,342 寮の割り当ては 小隊の成績によって決められるの。 247 00:17:56,342 --> 00:18:01,280 小隊って? 聖剣士による戦術ユニットのことよ。 248 00:18:01,280 --> 00:18:03,783 この学院は完全な実力主義で➡ 249 00:18:03,783 --> 00:18:06,786 ランク上位の小隊は 新しい寮に入れる。 250 00:18:06,786 --> 00:18:11,123 ファーヴニル寮にはジェットバスもあるのよ! ジェットバス? 251 00:18:11,123 --> 00:18:13,125 《どんな兵器なんだ?》 252 00:18:13,125 --> 00:18:16,295 ここがレギーナの部屋よ。 253 00:18:16,295 --> 00:18:21,968 レギーナ 入るわよ。 あっ。 254 00:18:21,968 --> 00:18:23,970 やっぱり寝ちゃってた。 255 00:18:23,970 --> 00:18:27,473 聖剣の力は聖剣士に 消耗を強いるものなのよ。 256 00:18:27,473 --> 00:18:31,978 部屋に鍵はついてないんですか? そうなのよ 古いから。 257 00:18:31,978 --> 00:18:34,814 早くつけるように 頼んでるんだけど。 258 00:18:34,814 --> 00:18:39,652 今更ですけど僕が女子寮に入って 問題にならないんですか? 259 00:18:39,652 --> 00:18:41,821 レオくんは大丈夫 子どもだし。 260 00:18:41,821 --> 00:18:46,325 《何が大丈夫なのか よくわからんが》 261 00:18:46,325 --> 00:18:50,663 やっぱり部屋は落ち着くわね。 まずは お風呂に入って➡ 262 00:18:50,663 --> 00:18:52,999 さっぱりしたら 学院の食堂に行きましょう。 263 00:18:52,999 --> 00:18:55,835 《おっ 俺がいるんだが!?》 264 00:18:55,835 --> 00:19:00,439 んっ? そこがバスルームだから お先にどうぞ。 265 00:19:00,439 --> 00:19:02,441 はい…。 266 00:19:06,112 --> 00:19:08,447 レオくん。 んっ? 267 00:19:08,447 --> 00:19:11,283 その… ちょっと話があるんだけど。 268 00:19:11,283 --> 00:19:13,619 なんですか? 269 00:19:13,619 --> 00:19:18,624 聖剣審問が終わったら 私たちの 小隊に入ってもらえないかな…。 270 00:19:18,624 --> 00:19:22,628 えっ? (くしゃみ) 271 00:19:22,628 --> 00:19:27,800 あ~ ごめん 話はあとね お風呂 入って! 272 00:19:27,800 --> 00:19:32,004 《水と火の魔術を応用した 魔導装置だろうか…》 273 00:19:35,975 --> 00:19:38,978 《あまりに繊細かつ高度な技術だ。 274 00:19:38,978 --> 00:19:42,581 湯の温度まで 自在に調整できるとはな》 275 00:19:48,988 --> 00:19:53,159 んっ? あっ。 276 00:19:53,159 --> 00:19:55,995 ダメじゃない レオくん! それ 石けんでしょ? 277 00:19:55,995 --> 00:20:00,166 シャンプー使わないと。 おっ わぁっ! 278 00:20:00,166 --> 00:20:02,835 どうしたの? レオくん。 なっ なんで? 279 00:20:02,835 --> 00:20:06,839 もしかして裸 見られて 恥ずかしいの? 男の子なのに。 280 00:20:06,839 --> 00:20:09,508 《そっちは 恥ずかしくないのか?》 281 00:20:09,508 --> 00:20:12,678 お姉さんが洗ってあげる。 282 00:20:12,678 --> 00:20:14,847 わっ すごくきれいな肌ね。 283 00:20:14,847 --> 00:20:18,184 《おっ 俺のいた時代と 倫理観が違う…》 284 00:20:18,184 --> 00:20:21,854 レオくん さっきの話なんだけど。 285 00:20:21,854 --> 00:20:25,191 レオくんが どの小隊に入るかは自由よ。 286 00:20:25,191 --> 00:20:27,359 癒やしの聖剣は貴重だから➡ 287 00:20:27,359 --> 00:20:31,197 ランク上位の小隊も きっとレオくんを欲しがるわ。 288 00:20:31,197 --> 00:20:33,699 私は まだ聖剣に目覚めてない。 289 00:20:33,699 --> 00:20:38,370 だから あえて私の小隊を 選ぶ理由はないだろうけど…。 290 00:20:38,370 --> 00:20:41,874 それでもよかったら 仲間になってほしい…。 291 00:20:41,874 --> 00:20:47,046 《自分に不利な条件も明かすとは フェアな娘だな。 しかし…》 292 00:20:47,046 --> 00:20:51,217 なぜ そこまでして戦いに 身を置こうとするんですか? 293 00:20:51,217 --> 00:20:54,553 聖剣の力に目覚めないのなら 誰かに守ってもらえ…。 294 00:20:54,553 --> 00:20:58,057 ダメよ! それじゃダメなの。 295 00:20:58,057 --> 00:21:01,660 守られてるだけじゃなくて 私自身が戦いたいの。 296 00:21:01,660 --> 00:21:05,331 私自身が… 戦わないと…。 297 00:21:05,331 --> 00:21:08,033 あっ あれ…。 298 00:21:13,172 --> 00:21:16,075 力が…。 299 00:21:40,699 --> 00:21:45,037 あっ 私 なんでこんなことを…。 300 00:21:45,037 --> 00:21:49,208 セリアさん 癒やしの聖剣で 治療したと言いましたけど➡ 301 00:21:49,208 --> 00:21:51,710 あれは ウソです。 えっ? 302 00:21:51,710 --> 00:21:55,881 僕には失われた命を 蘇生することはできない。 303 00:21:55,881 --> 00:21:58,884 何を言ってるの… どういうこと? 304 00:21:58,884 --> 00:22:03,088 リーセリア・レイ・クリスタリアは 死んでいるんです。 305 00:23:35,848 --> 00:23:38,017 なんだ この状況は。 306 00:23:38,017 --> 00:23:40,185 私たちのコーナーです。 おもしろいことをやれと➡ 307 00:23:40,185 --> 00:23:42,187 言われてます。 よし 任せろ。 308 00:23:42,187 --> 00:23:45,090 お別れの時間がきてしまいました。 何!?