1 00:00:10,885 --> 00:00:12,554 ‪(侍)ここは いずこじゃ?‬ 2 00:00:14,514 --> 00:00:17,517 ‪(女神)死んだお主の魂を招いた‬ 3 00:00:17,600 --> 00:00:23,606 ‪お主は 世界最高の侍でありながら‬ ‪愚かにも切腹したのじゃ‬ 4 00:00:23,690 --> 00:00:24,816 ‪(笑い声)‬ 5 00:00:24,899 --> 00:00:28,278 ‪(侍)面妖な‬ ‪何故 それがしをここへ?‬ 6 00:00:28,361 --> 00:00:30,864 ‪あらゆる兵を試しておる‬ 7 00:00:30,947 --> 00:00:33,033 ‪ちなみに余は女神である‬ 8 00:00:33,616 --> 00:00:35,285 ‪(侍)神… とな?‬ 9 00:00:35,368 --> 00:00:39,706 ‪(女神)お主は 剣と魔法の‬ ‪ファンタジー世界に転生せよ‬ 10 00:00:40,165 --> 00:00:42,250 ‪そして 勇者を討て!‬ 11 00:00:43,084 --> 00:00:44,002 ‪御意!‬ 12 00:00:44,085 --> 00:00:48,381 ‪神の命とあらば‬ ‪その任 謹んでお受けいたす!‬ 13 00:00:48,465 --> 00:00:50,341 ‪して その勇者とは?‬ 14 00:00:50,425 --> 00:00:53,344 ‪(赤ん坊の泣き声)‬ 15 00:00:55,972 --> 00:01:02,395 ‪(女神)さて 35年前に転生した‬ ‪362号の進捗(しんちょく)は…‬ 16 00:01:02,479 --> 00:01:05,774 ‪(元侍)待たれよ その方!‬ ‪勇者とお見受けいたす!‬ 17 00:01:05,857 --> 00:01:09,986 ‪神命にて! お命 頂戴!‬ 18 00:01:10,403 --> 00:01:11,696 ‪うわっ‬ 19 00:01:11,780 --> 00:01:13,948 ‪うわー! ‎強(つえ)‎え!‬ 20 00:01:14,032 --> 00:01:15,533 ‪(元侍の叫び声)‬ 21 00:01:15,617 --> 00:01:17,911 ‪次に期待しましょう‬ 22 00:01:17,994 --> 00:01:22,624 ‪♪~‬ 23 00:02:42,954 --> 00:02:47,959 ‪~♪‬ 24 00:02:57,093 --> 00:02:58,845 ‪(ルーグ)市場は盛況だな‬ 25 00:02:58,928 --> 00:03:01,264 ‪(タルト)‬ ‪今年は日照りが続きましたが‬ 26 00:03:01,347 --> 00:03:03,391 ‪収穫は よかったようですね‬ 27 00:03:06,102 --> 00:03:07,520 ‪(ラック)ルーグ様!‬ 28 00:03:08,021 --> 00:03:10,398 ‪(ルーグ)‬ ‪やあ ラック 畑はどうだい?‬ 29 00:03:10,481 --> 00:03:13,318 ‪(ラック)‬ ‪ルーグ様に教えていただいた肥料で‬ 30 00:03:13,401 --> 00:03:15,778 ‪もう このとおり豊作です‬ 31 00:03:15,862 --> 00:03:19,199 ‪それは よかった‬ ‪ラックの作るネギはうまい‬ 32 00:03:19,282 --> 00:03:21,868 ‪光栄です ルーグ様‬ 33 00:03:22,952 --> 00:03:24,537 ‪これは肥料のお礼です‬ 34 00:03:24,996 --> 00:03:26,956 ‪ありがとう ラック‬ 35 00:03:27,040 --> 00:03:28,541 ‪(エマ)ルーグ様!‬ 36 00:03:29,042 --> 00:03:30,376 ‪(エマ)これもどうぞ‬ 37 00:03:30,460 --> 00:03:31,461 ‪いいのかい?‬ 38 00:03:31,544 --> 00:03:32,962 ‪枯れた ため池を‬ 39 00:03:33,046 --> 00:03:36,591 ‪魔法で水いっぱいに‬ ‪してくださったお礼です‬ 40 00:03:36,674 --> 00:03:37,717 ‪ありがとう エマ‬ 41 00:03:37,800 --> 00:03:40,386 ‪(パット)ルーグ様! ルーグ様!‬ 42 00:03:40,470 --> 00:03:42,513 ‪どうしたんだい? パット‬ 43 00:03:42,597 --> 00:03:46,643 ‪牛が! おらの牛が‬ ‪後ろ足をやっちまって!‬ 44 00:03:46,726 --> 00:03:48,228 ‪(ルーグ)分かった 行こう‬ 45 00:03:48,311 --> 00:03:49,520 ‪ハァー‬ 46 00:03:52,190 --> 00:03:55,360 ‪今日はお疲れさまでした ルーグ様‬ 47 00:03:55,443 --> 00:03:57,904 ‪相変わらず 領民に大人気ですね‬ 48 00:03:57,987 --> 00:04:01,366 ‪ああ それは望ましいことだが⸺‬ 49 00:04:01,950 --> 00:04:03,826 ‪土産をもらいすぎだ‬ 50 00:04:03,910 --> 00:04:05,954 ‪傷まないうちに使い切れるかな‬ 51 00:04:06,037 --> 00:04:09,123 ‪(タルト)‬ ‪視察に行くたびに これですものね‬ 52 00:04:09,207 --> 00:04:11,918 ‪ルーグ様 領民に優しいですから‬ 53 00:04:12,001 --> 00:04:17,257 ‪領民に恩と顔を売るのも‬ ‪領地の運営に必要なことだからな‬ 54 00:04:17,339 --> 00:04:20,551 ‪山賊や獣から守ってるのに…‬ 55 00:04:20,635 --> 00:04:22,679 ‪それだけじゃ足りないんですか?‬ 56 00:04:22,762 --> 00:04:23,972 ‪ああ‬ 57 00:04:25,723 --> 00:04:30,520 ‪力だけでは 領民の心を‬ ‪つなぎ止めることはできないからな‬ 58 00:04:30,937 --> 00:04:34,607 ‪(タルト)‬ ‪私の生まれた所とは大違いですね‬ 59 00:04:34,691 --> 00:04:38,820 ‪あそこでは 領民と領主様の心は‬ ‪離れていました‬ 60 00:04:39,487 --> 00:04:40,697 ‪(ルーグ)そうか…‬ 61 00:04:41,990 --> 00:04:42,824 ‪(タルト)あっ‬ 62 00:04:43,908 --> 00:04:45,118 ‪あっ!‬ 63 00:04:46,160 --> 00:04:47,954 ‪トウアハーデに‬ ‪生まれたかったかい?‬ 64 00:04:48,037 --> 00:04:49,414 ‪いいえ‬ 65 00:04:49,497 --> 00:04:52,750 ‪それだと こうして‬ ‪ルーグ様の専属使用人として‬ 66 00:04:52,834 --> 00:04:56,546 ‪お仕えできる機会に‬ ‪巡り合えませんでしたから‬ 67 00:04:57,005 --> 00:04:58,673 ‪そんなことはない‬ 68 00:04:58,756 --> 00:05:02,010 ‪どこにいても‬ ‪俺は必ず タルトを見つけるよ‬ 69 00:05:10,184 --> 00:05:11,936 ‪ルーグ様‬ 70 00:05:12,020 --> 00:05:17,233 ‪私に優しくしてくださるのも‬ ‪私の心をつなぎ止めるためですか?‬ 71 00:05:17,608 --> 00:05:20,695 ‪そうだよ‬ ‪タルトは俺に必要だから‬ 72 00:05:20,778 --> 00:05:24,282 ‪はい!‬ ‪ずっとルーグ様にお仕えします!‬ 73 00:05:31,080 --> 00:05:33,207 ‪(ルーグ)もう魔力でいっぱいだ‬ 74 00:05:33,291 --> 00:05:35,668 ‪ディアにもらった‬ ‪ファール石を分析し⸺‬ 75 00:05:35,752 --> 00:05:37,920 ‪量産できるようになった‬ 76 00:05:38,004 --> 00:05:42,258 ‪それ以来 持ち歩き‬ ‪魔力を注ぎ続け 保存している‬ 77 00:05:43,384 --> 00:05:46,471 ‪魔力を使えば使うほど‬ ‪成長するからだ‬ 78 00:05:46,554 --> 00:05:50,141 ‪こうしてためておけば‬ ‪武器としても使えるだろう‬ 79 00:05:50,224 --> 00:05:51,434 ‪(ノック)‬ 80 00:05:51,517 --> 00:05:52,685 ‪(タルト)ルーグ様‬ 81 00:05:52,769 --> 00:05:53,853 ‪(ルーグ)入れ‬ 82 00:05:53,936 --> 00:05:55,229 ‪失礼します‬ 83 00:05:55,313 --> 00:05:58,649 ‪旦那様が練習場で‬ ‪お話があるとのことです‬ 84 00:06:05,114 --> 00:06:06,657 ‪(ルーグ)参りました 父上‬ 85 00:06:07,700 --> 00:06:10,995 ‪(キアン)‬ ‪率直に聞こう タルトはどうだ?‬ 86 00:06:11,079 --> 00:06:13,247 ‪この2年の訓練で‬ 87 00:06:13,331 --> 00:06:16,459 ‪分家の連中と同格にまで‬ ‪育っています‬ 88 00:06:16,751 --> 00:06:18,336 ‪すさまじい努力家です‬ 89 00:06:18,419 --> 00:06:20,296 ‪(キアン)順調なようだが⸺‬ 90 00:06:20,379 --> 00:06:23,049 ‪聞いているのは‬ ‪そういうことじゃない‬ 91 00:06:23,132 --> 00:06:26,052 ‪(ルーグ)‬ ‪はい 結論から言うとシロです‬ 92 00:06:26,719 --> 00:06:28,763 ‪(キアン)考えすぎだったか‬ 93 00:06:28,846 --> 00:06:31,849 ‪タルトはスパイではないかと‬ ‪疑っていた‬ 94 00:06:31,933 --> 00:06:34,560 ‪トウアハーデの技術を‬ ‪盗むためのな‬ 95 00:06:35,311 --> 00:06:37,522 ‪(ルーグ)2年間の監視に加え⸺‬ 96 00:06:37,605 --> 00:06:41,526 ‪常日頃から会話に交えて‬ ‪探りを入れてきました‬ 97 00:06:42,318 --> 00:06:43,986 ‪目を見て話すかどうか‬ 98 00:06:44,070 --> 00:06:45,655 ‪まばたきの回数‬ 99 00:06:45,738 --> 00:06:47,615 ‪毛細血管の紅潮‬ 100 00:06:47,698 --> 00:06:50,785 ‪呼吸 脈拍 発汗…‬ 101 00:06:50,868 --> 00:06:53,162 ‪ウソの兆候は見当たりません‬ 102 00:06:53,246 --> 00:06:54,497 ‪そうか‬ 103 00:06:54,580 --> 00:06:57,667 ‪よい娘だけに‬ ‪殺さずに済んでよかった‬ 104 00:06:58,626 --> 00:07:02,463 ‪(ルーグ)彼女との出会いは‬ ‪偶然にしては できすぎていました‬ 105 00:07:02,964 --> 00:07:06,801 ‪領内全てを探しても‬ ‪見つからなかった魔力持ちが⸺‬ 106 00:07:06,884 --> 00:07:09,428 ‪たまたま口減らしで捨てられ⸺‬ 107 00:07:09,512 --> 00:07:12,181 ‪たまたま‬ ‪我が領の山に迷い込み⸺‬ 108 00:07:12,265 --> 00:07:14,392 ‪たまたま狩りをしていた僕と⸺‬ 109 00:07:14,475 --> 00:07:16,144 ‪たまたま出会うなんて‬ 110 00:07:16,227 --> 00:07:20,731 ‪(キアン)誰かによって‬ ‪仕組まれたと考える方が自然だ‬ 111 00:07:20,815 --> 00:07:25,153 ‪本当に偶然であれば‬ ‪千載一遇の奇跡だな‬ 112 00:07:25,236 --> 00:07:26,487 ‪はい‬ 113 00:07:27,196 --> 00:07:29,407 ‪(キアン)さて 本題に入ろう‬ 114 00:07:29,740 --> 00:07:32,535 ‪次の訓練は 特別な試験でもある‬ 115 00:07:32,952 --> 00:07:33,828 ‪試験…‬ 116 00:07:33,911 --> 00:07:38,875 ‪この試験に合格し‬ ‪もう1つの試練を乗り越えれば…‬ 117 00:07:38,958 --> 00:07:42,211 ‪ルーグ お前を一人前と認め‬ 118 00:07:42,295 --> 00:07:45,256 ‪暗殺貴族としての本業を任せる‬ 119 00:07:45,715 --> 00:07:48,718 ‪(ルーグ)‬ ‪その試験 お受けします 父上‬ 120 00:07:49,218 --> 00:07:51,429 ‪(キアン)では 私と戦え‬ 121 00:07:51,512 --> 00:07:55,683 ‪勝敗は関係ない‬ ‪その実力を見せろ‬ 122 00:08:03,274 --> 00:08:05,401 ‪(ルーグ)暗殺者同士の戦い‬ 123 00:08:05,485 --> 00:08:08,154 ‪決して 正々堂々と‬ ‪撃ち合ったりはしない‬ 124 00:08:08,654 --> 00:08:10,114 ‪不意打ちを狙う‬ 125 00:08:12,533 --> 00:08:16,871 ‪この勝負‬ ‪先に相手を見つけた方が優位‬ 126 00:08:21,834 --> 00:08:22,919 ‪チッ‬ 127 00:08:24,712 --> 00:08:26,672 ‪矢の軌跡により位置特定‬ 128 00:08:26,756 --> 00:08:27,590 ‪南東50‬ 129 00:08:32,470 --> 00:08:33,763 ‪見つけた!‬ 130 00:08:45,733 --> 00:08:47,068 ‪(骨が折れる音)‬ 131 00:08:47,151 --> 00:08:48,736 ‪(ルーグ)あぐっ…‬ 132 00:08:52,406 --> 00:08:54,909 ‪まったく 化け物か‬ 133 00:08:56,160 --> 00:08:59,455 ‪スキルを使えば‬ ‪骨は すぐにつながる‬ 134 00:09:03,209 --> 00:09:05,878 ‪常に位置を変えなければ狙われる‬ 135 00:09:05,962 --> 00:09:09,757 ‪身を隠すには‬ ‪風下に移動するのが基本‬ 136 00:09:14,220 --> 00:09:16,472 ‪力も速度も俺が上‬ 137 00:09:16,722 --> 00:09:21,352 ‪トウアハーデの暗殺術に加え‬ ‪前世の暗殺技術もある‬ 138 00:09:21,435 --> 00:09:24,522 ‪だが… 手玉に取られる‬ 139 00:09:24,605 --> 00:09:26,315 ‪理由は分かっている‬ 140 00:09:26,399 --> 00:09:27,233 ‪(物音)‬ 141 00:09:28,651 --> 00:09:29,902 ‪(ルーグ)‎罠(わな)‎か‬ 142 00:09:35,241 --> 00:09:36,826 ‪罠は‎囮(おとり)‎か!‬ 143 00:09:48,254 --> 00:09:49,297 ‪うっ くっ‬ 144 00:09:50,131 --> 00:09:51,048 ‪(キアン)ぐっ‬ 145 00:09:58,514 --> 00:10:00,808 ‪(ルーグ)‬ ‪父は 俺の動きを読んでいる‬ 146 00:10:00,891 --> 00:10:03,144 ‪筋肉の‎軋(きし)‎み 心音‬ 147 00:10:03,227 --> 00:10:05,688 ‪発汗 呼吸 目線‬ 148 00:10:05,771 --> 00:10:07,982 ‪匂い 魔力の流れ…‬ 149 00:10:08,441 --> 00:10:13,321 ‪世界最高の医療技術を持ち‬ ‪人体を熟知しているからこそだ‬ 150 00:10:15,865 --> 00:10:19,327 ‪だが 俺も父と同じ芸当ができる‬ 151 00:10:19,785 --> 00:10:21,120 ‪それなのに⸺‬ 152 00:10:21,203 --> 00:10:24,957 ‪俺が動きを読むと‬ ‪父はフェイクでだます‬ 153 00:10:25,041 --> 00:10:29,128 ‪こちらも だまそうとするが‬ ‪父は 俺のフェイクを見破る‬ 154 00:10:30,171 --> 00:10:33,591 ‪経験の差か それとも⸺‬ 155 00:10:34,175 --> 00:10:36,052 ‪父親だからか?‬ 156 00:10:39,513 --> 00:10:42,183 ‪いいかげん‬ ‪勝たせてもらわないとな‬ 157 00:10:46,979 --> 00:10:48,856 ‪下手に動いて見つかるより⸺‬ 158 00:10:49,649 --> 00:10:52,068 ‪相手の動きに集中する‬ 159 00:10:56,655 --> 00:10:59,575 ‪殺意が2つ 右と左‬ 160 00:11:04,580 --> 00:11:08,501 ‪右利きの俺の左側‬ ‪動きやすいホットサイド‬ 161 00:11:08,584 --> 00:11:09,668 ‪これは囮だ‬ 162 00:11:10,419 --> 00:11:13,839 ‪右側 攻撃しにくいコールドサイド‬ 163 00:11:14,298 --> 00:11:15,883 ‪こっちが本命!‬ 164 00:11:17,802 --> 00:11:19,595 ‪だが それも見せかけ!‬ 165 00:11:19,678 --> 00:11:22,348 ‪本当の攻撃は 殺意を消すはず!‬ 166 00:11:22,807 --> 00:11:23,641 ‪上だ!‬ 167 00:11:29,814 --> 00:11:31,399 ‪僕の勝ちです‬ 168 00:11:34,610 --> 00:11:36,612 ‪(キアン)そのようだな‬ 169 00:11:38,072 --> 00:11:40,533 ‪よろしい 合格だ‬ 170 00:11:43,369 --> 00:11:47,039 ‪(キアン)まったく‬ ‪12歳の子供に負けてしまうとは…‬ 171 00:11:47,123 --> 00:11:49,750 ‪それも手加減された上で‬ 172 00:11:50,209 --> 00:11:54,839 ‪これでも歴代最強の‬ ‪トウアハーデのつもりだったのだがね‬ 173 00:11:54,922 --> 00:11:56,549 ‪手加減などしておりません‬ 174 00:11:56,632 --> 00:12:01,178 ‪得意の魔法を使用しないのは‬ ‪手加減ではないのかね?‬ 175 00:12:01,262 --> 00:12:05,224 ‪魔法を使えば‬ ‪この戦いの意味がなくなります‬ 176 00:12:05,307 --> 00:12:06,767 ‪父は言いました‬ 177 00:12:06,851 --> 00:12:09,562 ‪訓練ではあるが試験でもあると‬ 178 00:12:09,895 --> 00:12:12,314 ‪魔法で圧倒しては 訓練にならない‬ 179 00:12:12,690 --> 00:12:14,233 ‪そのとおりだ‬ 180 00:12:14,316 --> 00:12:17,236 ‪私の言葉の意味を よく見抜いた‬ 181 00:12:17,319 --> 00:12:20,489 ‪それこそが‬ ‪この試験で見ていた資質だ‬ 182 00:12:20,573 --> 00:12:25,327 ‪暗殺者にとって重要なのは‬ ‪目的を決して見失わないことだ‬ 183 00:12:29,373 --> 00:12:33,210 ‪これでもう‬ ‪私がルーグに教えることはない‬ 184 00:12:33,294 --> 00:12:34,795 ‪あとは経験だけだ‬ 185 00:12:35,463 --> 00:12:37,590 ‪いえ まだまだです‬ 186 00:12:37,673 --> 00:12:40,050 ‪玉砕覚悟の賭けに勝っただけです‬ 187 00:12:41,594 --> 00:12:43,345 ‪免許皆伝だ‬ 188 00:12:43,429 --> 00:12:45,764 ‪これからは自分の足で歩け‬ 189 00:12:46,557 --> 00:12:49,477 ‪強くなるために必要なことを‬ ‪探すといい‬ 190 00:12:50,352 --> 00:12:52,855 いずれ 最後の試練を与える 191 00:12:52,938 --> 00:12:56,108 それまでは 私の仕事を手伝いなさい 192 00:12:56,192 --> 00:12:57,109 (ルーグ)はい 193 00:13:10,331 --> 00:13:11,165 ‪(貴族)フフッ‬ 194 00:13:18,422 --> 00:13:19,882 ‪フフフフ…‬ 195 00:13:19,965 --> 00:13:22,134 ‪さて お次は?‬ 196 00:13:22,218 --> 00:13:23,052 ‪うっ‬ 197 00:13:31,894 --> 00:13:33,395 ‪(少女たち)あっ…‬ 198 00:13:33,479 --> 00:13:34,772 ‪はっ…‬ 199 00:13:34,855 --> 00:13:37,233 ‪(少女たちの悲鳴)‬ 200 00:13:38,484 --> 00:13:42,404 ‪(雷鳴)‬ 201 00:13:46,784 --> 00:13:48,786 ‪(貴族)あっ んん…‬ 202 00:13:49,370 --> 00:13:53,832 ‪(苦しむ声)‬ 203 00:13:56,210 --> 00:13:59,880 ‪(貴族の悲鳴)‬ 204 00:14:02,758 --> 00:14:03,592 ‪(貴族)うっ‬ 205 00:14:03,676 --> 00:14:04,802 ‪(貴族)うわー!‬ 206 00:14:04,885 --> 00:14:06,595 ‪(刺す音)‬ ‪(貴族)うわー!‬ 207 00:14:08,305 --> 00:14:10,975 ‪(ルーグ)‬ ‪今回は 随分と雑な方法ですね‬ 208 00:14:11,392 --> 00:14:14,311 ‪(キアン)‬ ‪服を脱がせて金品を奪いなさい‬ 209 00:14:14,395 --> 00:14:17,231 ‪(ルーグ)‬ ‪盗賊の仕業に偽装するのですか?‬ 210 00:14:17,314 --> 00:14:20,776 ‪(キアン)盗賊と共謀して‬ ‪悪事を働いた貴族だ‬ 211 00:14:21,235 --> 00:14:24,238 ‪盗賊には裏切られると‬ ‪見せかけることで⸺‬ 212 00:14:24,321 --> 00:14:26,198 ‪同様の悪事を防止する‬ 213 00:14:26,657 --> 00:14:29,201 ‪(ルーグ)‬ ‪なるほど いい方法です‬ 214 00:14:30,870 --> 00:14:32,705 ‪(キアン)ただの風邪のようですね‬ 215 00:14:32,788 --> 00:14:35,374 ‪(貴族)‬ ‪また肺が悪くなったのでは?‬ 216 00:14:35,457 --> 00:14:36,959 ‪(キアン)心配ありません‬ 217 00:14:37,334 --> 00:14:40,254 ‪(貴族)‬ ‪キアン先生が そう言われるなら‬ 218 00:14:40,337 --> 00:14:41,672 ‪先生にお礼を‬ 219 00:14:41,755 --> 00:14:44,300 ‪(キアン)‬ ‪いえ これくらいは結構です‬ 220 00:14:44,383 --> 00:14:46,010 ‪(貴族)そうはいきません‬ 221 00:14:46,093 --> 00:14:49,638 ‪お忙しい中 遠方まで‬ ‪お越しいただいたのですから‬ 222 00:14:49,722 --> 00:14:53,601 ‪そうですか‬ ‪では ありがたく頂きます‬ 223 00:14:57,730 --> 00:15:01,859 ‪やはり 父上が出向くほどの‬ ‪病気ではありませんでしたね‬ 224 00:15:01,942 --> 00:15:04,653 ‪そうだな 何か気付いたか?‬ 225 00:15:05,029 --> 00:15:10,367 ‪前回より衛兵が増え‬ ‪場内の防御結界が強化されています‬ 226 00:15:10,701 --> 00:15:15,623 ‪もし 彼を標的にするときは‬ ‪侵入経路を考えねばなりませんね‬ 227 00:15:15,998 --> 00:15:19,877 ‪正解だ ルーグは‬ ‪暗殺者に向いているよ‬ 228 00:15:20,252 --> 00:15:21,629 ‪怖いぐらいにな‬ 229 00:15:22,588 --> 00:15:24,590 ‪父上の息子ですから‬ 230 00:15:25,090 --> 00:15:29,928 ‪ルーグ 最後の試練について‬ ‪まだ話していなかったな‬ 231 00:15:30,012 --> 00:15:30,846 ‪(ルーグ)はい‬ 232 00:15:30,929 --> 00:15:33,557 ‪貴族の城は いわば要塞‬ 233 00:15:33,932 --> 00:15:36,852 ‪警備が厳重で 侵入が困難だ‬ 234 00:15:36,936 --> 00:15:41,190 ‪そこで身分を偽って‬ ‪正面から近づくことがある‬ 235 00:15:41,982 --> 00:15:44,360 ‪(ルーグ)‬ ‪俺も前世では そうしていた‬ 236 00:15:44,443 --> 00:15:47,112 ‪料理人 教師 ピアニスト‬ 237 00:15:47,363 --> 00:15:50,741 ‪さまざまな身分を使って‬ ‪標的に近づいた‬ 238 00:15:50,824 --> 00:15:54,745 ‪そのために‬ ‪私は 偽りの身分を持っている‬ 239 00:15:54,828 --> 00:15:57,998 ‪よく使うのは 料理人や商人だ‬ 240 00:15:58,082 --> 00:16:00,459 ‪(ルーグ)‬ ‪では 僕にも料理人になれと‬ 241 00:16:00,542 --> 00:16:03,128 ‪いや 商人になりなさい‬ 242 00:16:03,212 --> 00:16:06,256 ‪貴族は欲しがる物を‬ ‪手配できる商人を‬ 243 00:16:06,340 --> 00:16:08,592 ‪無防備に招き入れてくれる‬ 244 00:16:08,676 --> 00:16:12,429 ‪もっとも 名の通った‬ ‪商会であればの話だがね‬ 245 00:16:12,513 --> 00:16:15,766 ‪父上には そのツテがあるのですね‬ 246 00:16:16,183 --> 00:16:18,602 ‪お前が生まれると同時に‬ 247 00:16:18,686 --> 00:16:21,772 ‪架空の人間が‬ ‪生まれたことになっている‬ 248 00:16:22,022 --> 00:16:25,526 ‪バロール商会当主が‬ ‪娼婦(しょうふ)‎に産ませた子‬ 249 00:16:25,609 --> 00:16:27,152 ‪イルグ・バロール‬ 250 00:16:27,236 --> 00:16:30,030 ‪戸籍を調査されても ボロが出ない‬ 251 00:16:30,489 --> 00:16:31,824 ‪バロールといえば‬ 252 00:16:31,907 --> 00:16:35,536 ‪商業都市ムルテウでも‬ ‪有数の商会ですね‬ 253 00:16:35,619 --> 00:16:38,706 ‪よく戸籍の偽造に‬ ‪協力してくれましたね‬ 254 00:16:38,789 --> 00:16:41,083 ‪昔 恩を売っていてな‬ 255 00:16:41,583 --> 00:16:47,131 ‪バロール商会の人脈と情報網は‬ ‪王家の諜報部も凌駕(りょうが)する‬ 256 00:16:47,548 --> 00:16:50,050 ‪ルーグ 14歳になるまで‬ 257 00:16:50,134 --> 00:16:53,846 ‪バロールの息子として‬ ‪商人の修業をしなさい‬ 258 00:16:54,221 --> 00:16:55,514 ‪分かりました‬ 259 00:16:55,597 --> 00:17:00,352 ‪イルグ・バロールの名で‬ ‪貴族の元へ迎えられる格を得ます‬ 260 00:17:03,605 --> 00:17:06,608 ‪(キアン)‬ ‪我が息子 ルーグ・トウアハーデ‬ 261 00:17:06,692 --> 00:17:11,530 ‪最後の試練への旅立ちを祝して‬ ‪アルヴァン王国に繁栄を!‬ 262 00:17:11,613 --> 00:17:13,699 ‪(一同)‬ ‪アルヴァン王国に繁栄を!‬ 263 00:17:14,992 --> 00:17:17,618 ‪(エスリ)皆さん‬ ‪たくさん食べていってください‬ 264 00:17:17,703 --> 00:17:23,500 ‪親バカと思われるでしょうが‬ ‪ルーグは 才能が秀でていました‬ 265 00:17:23,584 --> 00:17:26,962 ‪私を超えるトウアハーデの当主に‬ ‪なるでしょう‬ 266 00:17:27,046 --> 00:17:31,550 ‪(親族)12歳で最終試練とは‬ ‪歴代最年少だな‬ 267 00:17:31,633 --> 00:17:34,636 ‪(親族)その年で‬ ‪キアン様のお墨付きだなんて‬ 268 00:17:34,720 --> 00:17:36,180 ‪トウアハーデも安泰ね‬ 269 00:17:36,513 --> 00:17:40,893 ‪(親族)試練を終えたら めでたく‬ ‪次期当主の資格を得るわけだ‬ 270 00:17:41,310 --> 00:17:43,437 ‪皆さんのご指導の賜物(たまもの)です‬ 271 00:17:43,520 --> 00:17:44,772 ‪さすが! 次期当主!‬ 272 00:17:45,647 --> 00:17:47,232 ‪(ロナハ)んっ!‬ 273 00:17:47,733 --> 00:17:49,485 ‪(ルーグ)下げてくれ‬ ‪(タルト)はい‬ 274 00:17:49,568 --> 00:17:50,444 ‪てめえ!‬ 275 00:17:50,527 --> 00:17:51,862 ‪認めねえ‬ 276 00:17:51,945 --> 00:17:55,449 ‪次の当主が そんなガキなんて‬ ‪俺は認めねえぞ!‬ 277 00:17:55,532 --> 00:17:56,658 ‪(タルト)んっ‬ 278 00:17:57,785 --> 00:17:59,912 ‪(ロナハの父)‬ ‪ロナハ! いいかげんにしなさい!‬ 279 00:17:59,995 --> 00:18:02,623 ‪うるせえ!‬ ‪親父(おやじ)‎だって気に入らねえだろ‬ 280 00:18:02,706 --> 00:18:04,583 ‪(ロナハの父)ロナハ!‬ ‪(キアン)かまいません‬ 281 00:18:04,666 --> 00:18:05,959 ‪ここは私に‬ 282 00:18:06,043 --> 00:18:07,586 ‪キアン殿…‬ 283 00:18:07,669 --> 00:18:10,589 ‪ロナハ君は‬ ‪ルーグの何が不満なのだね?‬ 284 00:18:10,672 --> 00:18:13,675 ‪ルフが死んだ次は‬ ‪俺が当主になるはずだろ!‬ 285 00:18:14,176 --> 00:18:15,135 ‪(エスリ)あ…‬ 286 00:18:15,594 --> 00:18:18,847 ‪それが こんな貧弱なガキなんて‬ ‪おかしいだろう!‬ 287 00:18:18,931 --> 00:18:22,601 ‪俺の方が強い!‬ ‪俺こそが次の当主になるべきだ!‬ 288 00:18:22,684 --> 00:18:25,729 ‪では ルーグが君より強ければ‬ 289 00:18:25,813 --> 00:18:28,232 ‪次期当主として‬ ‪認めてくれるのかい?‬ 290 00:18:28,315 --> 00:18:29,983 ‪ああ もちろんだ!‬ 291 00:18:30,067 --> 00:18:34,446 ‪だがな 俺の方が強けりゃ‬ ‪次期当主の座 譲ってもらうぜ‬ 292 00:18:34,905 --> 00:18:36,198 ‪いいだろう‬ 293 00:18:36,281 --> 00:18:38,659 ‪では やりたまえ 今すぐ‬ 294 00:18:38,742 --> 00:18:39,868 ‪おう!‬ 295 00:18:39,952 --> 00:18:40,953 ‪えっ?‬ 296 00:18:41,662 --> 00:18:43,038 ‪あっ あっ…‬ 297 00:18:45,082 --> 00:18:48,377 ‪どうやらルーグは‬ ‪君よりも強いらしい‬ 298 00:18:48,669 --> 00:18:50,462 ‪これで満足してくれたかな?‬ 299 00:18:50,546 --> 00:18:51,839 ‪(ロナハ)き… 汚(きたね)えぞ‬ 300 00:18:51,922 --> 00:18:56,134 ‪それがトウアハーデの暗殺だ‬ ‪騎士とは違う‬ 301 00:18:56,218 --> 00:18:58,554 ‪ルーグ ナイフをしまいなさい‬ 302 00:18:58,637 --> 00:18:59,513 ‪(せき込み)‬ 303 00:18:59,596 --> 00:19:01,140 ‪俺は 参ったとは言ってねえ‬ 304 00:19:02,683 --> 00:19:04,601 ‪えいっ うわ うっ‬ 305 00:19:05,644 --> 00:19:07,354 ‪この てめえ 放せ!‬ 306 00:19:07,688 --> 00:19:08,522 ‪(骨が折れる音)‬ 307 00:19:08,605 --> 00:19:10,732 ‪があー!‬ 308 00:19:10,816 --> 00:19:12,484 ‪(ルーグ)キレイに折った‬ 309 00:19:12,568 --> 00:19:15,904 ‪魔力持ちならトウアハーデの治療で‬ ‪2日もあれば つながる‬ 310 00:19:16,321 --> 00:19:19,575 ‪普通に戦ってもルーグの方が強い‬ 311 00:19:19,658 --> 00:19:22,995 ‪強さは重要ではないが‬ ‪必要ではある‬ 312 00:19:23,078 --> 00:19:26,915 ‪もしものときの備えがあるから‬ ‪大胆な手が使えるのだよ‬ 313 00:19:26,999 --> 00:19:28,584 ‪チッキショー!‬ 314 00:19:28,667 --> 00:19:29,626 ‪(ロナハの父)ああっ…‬ 315 00:19:29,710 --> 00:19:32,588 ‪どうだね?‬ ‪息子は なかなかだろう?‬ 316 00:19:32,671 --> 00:19:34,548 ‪医術 暗殺術‬ 317 00:19:34,631 --> 00:19:38,093 ‪どちらも私を上回る天才だと‬ ‪保証しよう!‬ 318 00:19:38,176 --> 00:19:40,053 ‪(一同)おお…‬ 319 00:19:40,137 --> 00:19:46,143 ‪(拍手)‬ 320 00:19:49,062 --> 00:19:52,316 ‪(ロナハ)なんだ? てめえ‬ ‪嫌みでも言いに来たのかよ‬ 321 00:19:52,399 --> 00:19:54,902 ‪(ルーグ)‬ ‪いや 落ち込んでいるかと思ってな‬ 322 00:19:55,235 --> 00:19:59,489 ‪落ち込んでなんかいねえ‬ ‪情けなくてイラついてんだよ‬ 323 00:19:59,948 --> 00:20:03,535 ‪俺は 昔から‬ ‪分家の誰よりも強かったんだぜ‬ 324 00:20:03,619 --> 00:20:05,746 ‪それが4つ下のガキに…‬ 325 00:20:05,829 --> 00:20:10,751 ‪それを言えば 父なんて‬ ‪30歳下のガキに いいようにされた‬ 326 00:20:10,834 --> 00:20:13,795 ‪おい 待て!‬ ‪あの噂(うわさ) 本当だってのか?‬ 327 00:20:14,129 --> 00:20:17,299 ‪(ルーグ)‬ ‪歴代最高のトウアハーデに勝った‬ 328 00:20:17,382 --> 00:20:20,344 ‪ロナハが何をしたところで‬ ‪俺には勝てない‬ 329 00:20:20,677 --> 00:20:23,263 ‪だが 勝つ必要もない‬ 330 00:20:23,347 --> 00:20:24,556 ‪(ロナハ)どういうことだ‬ 331 00:20:24,973 --> 00:20:27,851 ‪俺が当主になったとき‬ ‪部下になれば‬ 332 00:20:27,935 --> 00:20:30,103 ‪今以上の待遇を約束する‬ 333 00:20:30,187 --> 00:20:31,063 ‪何?‬ 334 00:20:31,521 --> 00:20:34,149 ‪去年の若手騎士の大会では‬ 335 00:20:34,232 --> 00:20:37,069 ‪ロナハより強い者は‬ ‪4人だけだった‬ 336 00:20:37,152 --> 00:20:39,196 ‪(ロナハ)‬ ‪それで褒めているつもりか?‬ 337 00:20:39,279 --> 00:20:42,032 ‪ああ それに勧誘もしている‬ 338 00:20:42,115 --> 00:20:43,909 ‪俺はロナハが欲しい‬ 339 00:20:43,992 --> 00:20:47,120 ‪暗殺者ではなく‬ ‪トウアハーデの騎士として‬ 340 00:20:47,204 --> 00:20:48,413 ‪フンッ‬ 341 00:20:48,497 --> 00:20:51,625 ‪変に気を遣って‬ ‪おだてられるよりはマシか‬ 342 00:20:51,708 --> 00:20:52,584 ‪嫌いじゃない‬ 343 00:20:54,378 --> 00:20:55,921 ‪これは土産だ‬ 344 00:20:56,004 --> 00:20:57,297 ‪なんだ これ‬ 345 00:20:58,090 --> 00:20:59,967 ‪信じられないほど軽いな‬ 346 00:21:00,467 --> 00:21:02,844 ‪ロナハには ナイフより剣が似合う‬ 347 00:21:03,303 --> 00:21:05,681 ‪いずれ 俺の部下になってほしい‬ 348 00:21:06,181 --> 00:21:08,141 ‪ハンッ 帰れ帰れ‬ 349 00:21:09,476 --> 00:21:10,811 ‪ルーグ‬ 350 00:21:10,894 --> 00:21:13,647 ‪お前が試練から帰ってくるころには‬ 351 00:21:13,730 --> 00:21:15,899 ‪俺は もっとマシな騎士になっておく‬ 352 00:21:16,400 --> 00:21:17,651 ‪ロナハ…‬ 353 00:21:18,610 --> 00:21:20,362 ‪そっちはそっちで うまくやれ‬ 354 00:21:21,279 --> 00:21:22,280 ‪ああ‬ 355 00:21:25,075 --> 00:21:27,369 ‪(ルーグ)無理についてくる必要は‬ ‪ないんだぞ タルト‬ 356 00:21:27,452 --> 00:21:31,164 ‪いいえ‬ ‪私はルーグ様の専属使用人です!‬ 357 00:21:31,248 --> 00:21:34,418 ‪タルトちゃん‬ ‪ルーグちゃんのこと お願いね‬ 358 00:21:34,501 --> 00:21:37,629 ‪はい 奥様!‬ ‪教わったとおり頑張ります!‬ 359 00:21:37,713 --> 00:21:38,547 ‪(ルーグ)ん?‬ 360 00:21:38,630 --> 00:21:40,966 ‪い… いえ なんでもないです‬ 361 00:21:41,049 --> 00:21:43,593 ‪2年など あっという間だ‬ 362 00:21:43,677 --> 00:21:46,680 ‪存分に違う人生を‬ ‪体験してきなさい‬ 363 00:21:46,763 --> 00:21:47,889 ‪はい!‬ 364 00:21:51,560 --> 00:21:55,022 ‪ルーグ様 ムルテウが楽しみですね‬ 365 00:21:55,105 --> 00:21:55,939 ‪いいや‬ 366 00:21:56,023 --> 00:21:56,982 ‪ん?‬ 367 00:21:57,816 --> 00:22:02,446 ‪ルーグじゃない‬ ‪今から俺は イルグ・バロールだ‬ 368 00:22:03,530 --> 00:22:05,532 ‪はい! イルグ様!‬ 369 00:22:05,991 --> 00:22:10,996 ‪♪~‬ 370 00:23:30,909 --> 00:23:35,914 ~♪ 371 00:23:37,415 --> 00:23:39,960 ‪(ルーグ)「次回 少女の館」‬