1 00:00:38,071 --> 00:00:42,242 ((白士:違う。 (幽鬼)ふっ! んっ… 暗殺? 2 00:00:42,242 --> 00:00:45,746 (白士)違う。 (幽鬼)うっ… くっ…! 3 00:00:45,746 --> 00:00:48,248 (幽鬼)死んだ… ふりっ! 4 00:00:48,248 --> 00:00:50,417 (白士)違う。 (幽鬼)うっ… うっ! 5 00:00:50,417 --> 00:00:52,419 ううっ! 6 00:00:52,419 --> 00:00:54,421 んっ! んあっ…。 7 00:00:54,421 --> 00:00:57,090 あ… ああっ。 8 00:00:57,090 --> 00:01:00,928 ハァ… ハァ…。 9 00:01:00,928 --> 00:01:04,765 うっ… ハァ… ハァ。 10 00:01:04,765 --> 00:01:08,602 「殺人鬼とは戦うな」… だ。 11 00:01:08,602 --> 00:01:11,271 ハァッ…。 12 00:01:11,271 --> 00:01:14,608 (幽鬼)わかりませんね。 13 00:01:14,608 --> 00:01:19,613 「ゲーム」で他人を手にかけた 経験ぐらい 何度もあります。 14 00:01:19,613 --> 00:01:22,115 世間から見れば➡ 15 00:01:22,115 --> 00:01:28,021 すでに 私も十分 殺人鬼じゃないですか? 16 00:01:30,123 --> 00:01:33,894 (白士)この 「ゲーム」では 殺人ではなく➡ 17 00:01:33,894 --> 00:01:37,230 生存が ゴールに設定されている。 18 00:01:37,230 --> 00:01:41,568 だからこそ 私たちは それにのみ特化してきた。 19 00:01:41,568 --> 00:01:45,072 が 殺人鬼は違う。 20 00:01:47,074 --> 00:01:50,243 私たちとは 舞台が異なっている。 21 00:01:50,243 --> 00:01:52,746 絶対に戦うな。 22 00:01:56,416 --> 00:02:01,088 (幽鬼)どうしても… 戦わないといけなくなったら? 23 00:02:01,088 --> 00:02:07,995 それ以外に ゲームクリアの方法がない。 その場合は どうするんですか? 24 00:02:11,431 --> 00:02:14,935 (白士)訓練は終わりだ。 25 00:02:14,935 --> 00:02:17,771 あとは自分で考えろ)) 26 00:02:17,771 --> 00:02:22,275 (うさぎたちの苦しむ声) 27 00:02:22,275 --> 00:02:25,112 《幽鬼:マツボックリを投げたのは➡ 28 00:02:25,112 --> 00:02:29,783 白士言うところの 「殺人鬼」なのだろうが➡ 29 00:02:29,783 --> 00:02:33,553 彼女がソイツに つけられていたということを➡ 30 00:02:33,553 --> 00:02:36,723 それは意味する。 31 00:02:36,723 --> 00:02:43,063 バカな。 そんなミスをするはずがない。 32 00:02:43,063 --> 00:02:50,570 でも… それ以外に 納得いく説明は…》 33 00:02:50,570 --> 00:03:03,417 ♬~ 34 00:03:03,417 --> 00:03:10,090 《違う。 どうでもいいことを 考えてしまった。 35 00:03:10,090 --> 00:03:18,999 たった今 一番に考えるべきこと。 それは…》 36 00:03:22,769 --> 00:03:25,772 《私の生存だ》 37 00:03:33,880 --> 00:03:44,391 ♬~ 38 00:03:47,727 --> 00:03:50,397 ((藍里の母:あっ…。 39 00:03:50,397 --> 00:03:53,200 あーちゃん? 40 00:03:56,403 --> 00:04:00,907 フッ…。 41 00:04:00,907 --> 00:04:06,246 (藍里)白鳥になれなかったら どうなるの? 42 00:04:06,246 --> 00:04:09,249 (藍里の母)えっ? 43 00:04:13,420 --> 00:04:18,258 あひる…。 44 00:04:18,258 --> 00:04:27,100 おっきくなっても… あひるのままだったら…。 45 00:04:27,100 --> 00:04:34,374 どうしたら いいのかな~って…。 46 00:04:34,374 --> 00:04:36,710 んっ…。 47 00:04:36,710 --> 00:04:42,549 あーちゃんだったら どうすればいいと思う? 48 00:04:42,549 --> 00:04:46,219 (藍里)えっ… あーだったら? 49 00:04:46,219 --> 00:04:51,525 おっきくなっても あひるだったら…? 50 00:05:00,066 --> 00:05:03,236 でも あー。 51 00:05:03,236 --> 00:05:07,407 白鳥より あひるのほうが好きだよ。 52 00:05:07,407 --> 00:05:12,746 フッ… そう。 53 00:05:12,746 --> 00:05:17,584 じゃあ あひるのままで大丈夫ね。 54 00:05:17,584 --> 00:05:22,088 ハッ… フフッ)) 55 00:05:28,428 --> 00:05:32,532 (藍里)白鳥になれなくても…。 56 00:05:36,203 --> 00:05:40,540 どうすること… できなくても…。 57 00:05:40,540 --> 00:05:44,711 (すすり泣き) 58 00:05:44,711 --> 00:05:49,049 それでも… だからこそ…。 59 00:05:49,049 --> 00:05:53,053 (すすり泣き) 60 00:06:00,560 --> 00:06:03,230 (すすり泣き) 61 00:06:03,230 --> 00:06:08,735 もがくしか… ないだろ…。 62 00:06:15,075 --> 00:06:22,082 ♬(夕方のチャイム) 63 00:06:22,082 --> 00:06:27,254 🔊まもなく 1日目 17時になります。 64 00:06:27,254 --> 00:06:30,257 🔊皆さん おうちに帰りましょう。 65 00:06:30,257 --> 00:06:39,699 ♬~ 66 00:06:39,699 --> 00:06:44,871 🔊まもなく 1日目 17時になります。 67 00:06:44,871 --> 00:06:48,375 🔊皆さん おうちに帰りましょう。 68 00:06:48,375 --> 00:07:01,388 ♬~ 69 00:07:01,388 --> 00:07:03,390 《萌黄:「行っても行っても➡ 70 00:07:03,390 --> 00:07:08,561 お日さまは 近くなりませんでした」》 71 00:07:08,561 --> 00:07:10,563 (銃声) 72 00:07:10,563 --> 00:07:14,234 《「かえってだんだん 小さく遠くなりながら➡ 73 00:07:14,234 --> 00:07:18,571 お日さまが云いました。 74 00:07:18,571 --> 00:07:27,747 お前はよだかだな。 なるほど ずいぶんつらかろう。 75 00:07:27,747 --> 00:07:33,687 今夜そらを飛んで 星にそうたのんでごらん。 76 00:07:33,687 --> 00:07:38,692 お前はひるの鳥では ないのだからな」》 77 00:07:38,692 --> 00:07:40,694 (萌黄)んっ! (綿を引きちぎる音) 78 00:07:40,694 --> 00:07:44,864 ハァ… ハァ…。 79 00:07:44,864 --> 00:07:48,702 (緋川)萌黄さん。 んっ。 80 00:07:48,702 --> 00:07:51,204 🔊まもなく 1日目…。 81 00:07:51,204 --> 00:07:54,040 (緋川)よかった。 ご存命でしたか。 82 00:07:54,040 --> 00:08:00,380 うさぎにシリアルキラーがいるとかで ゲームどころではなくて…。 83 00:08:00,380 --> 00:08:04,217 帰りませんよね? うん。 84 00:08:04,217 --> 00:08:10,724 1人で心細かったんです。 会えてよかった。 85 00:08:10,724 --> 00:08:15,061 大変なことになりましたけど 2人で 生き延びましょう。 86 00:08:15,061 --> 00:08:19,232 うん…。 それで…。 87 00:08:19,232 --> 00:08:23,903 厚かましいお願いなんですが いいですか? 88 00:08:23,903 --> 00:08:27,407 私 今 武器を持ってないんです。 (空撃ちの音) 89 00:08:27,407 --> 00:08:31,411 お手持ちに余裕があったらで 大丈夫なのですが。 90 00:08:31,411 --> 00:08:33,847 いいよ。 91 00:08:33,847 --> 00:08:36,349 ありがとうございます。 92 00:08:42,021 --> 00:08:45,692 (萌黄)一発でいいよね。 93 00:08:45,692 --> 00:08:47,694 (チャイム) 94 00:08:47,694 --> 00:08:49,696 🔊17時になりました。 95 00:08:49,696 --> 00:08:53,867 🔊次の開門は 明日の朝6時になります。 96 00:08:53,867 --> 00:08:59,706 (チャイム) 97 00:08:59,706 --> 00:09:02,208 🔊17時になりました。 98 00:09:02,208 --> 00:09:06,413 🔊次の開門は 明日の朝6時になります。 99 00:09:18,558 --> 00:09:21,561 《うさぎに出会った》 100 00:09:28,401 --> 00:09:31,204 《幽霊みたいな女だった》 101 00:09:33,173 --> 00:09:44,350 ♬~ 102 00:09:44,350 --> 00:09:47,353 (ノイズ) 103 00:09:47,353 --> 00:09:49,355 (液晶の電源が落ちる音) 104 00:09:49,355 --> 00:09:55,361 (ムクドリの鳴き声) 105 00:09:55,361 --> 00:09:57,363 あっ…。 (ムクドリの鳴き声) 106 00:09:57,363 --> 00:10:13,379 ♬~ 107 00:10:13,379 --> 00:10:17,383 (ムクドリの鳴き声) 108 00:10:17,383 --> 00:10:19,385 ハッ…。 (ムクドリの鳴き声) 109 00:10:19,385 --> 00:10:36,503 (ムクドリの鳴き声) 110 00:10:42,242 --> 00:10:51,451 (ムクドリの鳴き声) 111 00:10:55,421 --> 00:10:57,423 んっ…。 112 00:10:57,423 --> 00:11:15,608 ♬~ 113 00:11:15,608 --> 00:11:18,111 んっ…。 114 00:11:29,622 --> 00:11:31,624 んっ…! 115 00:11:31,624 --> 00:11:33,626 うっ…。 116 00:11:38,731 --> 00:11:41,568 えっ…。 117 00:11:41,568 --> 00:11:43,570 うっ! 118 00:11:45,572 --> 00:11:47,574 うぅ… がっ…。 119 00:11:47,574 --> 00:11:49,742 ううっ…。 ぐっ…。 120 00:11:49,742 --> 00:11:52,245 うぅ… んんっ…! 121 00:11:52,245 --> 00:11:57,250 うっ… うぅ… んっ…。 くっ…。 122 00:11:57,250 --> 00:11:59,252 あっ! んっ! (銃声) 123 00:11:59,252 --> 00:12:01,254 ハァッ…。 んっ! 124 00:12:01,254 --> 00:12:03,256 あっ! うっ! がっ…。 (銃が落ちる音) 125 00:12:03,256 --> 00:12:05,258 でぃっ! ぐっ… あっ…。 126 00:12:05,258 --> 00:12:07,260 んあっ! がっ…。 127 00:12:07,260 --> 00:12:09,262 うっ! 128 00:12:09,262 --> 00:12:13,600 ハァ… ハァ… うわぁ~! 129 00:12:13,600 --> 00:12:16,769 (幽鬼)んっ…! 130 00:12:16,769 --> 00:12:18,938 ぐわっ…。 131 00:12:18,938 --> 00:12:24,110 うっ… ぐぅ…。 132 00:12:24,110 --> 00:12:26,112 (銃声) 133 00:12:28,114 --> 00:12:30,116 (走り去る足音) 134 00:12:30,116 --> 00:12:32,819 ハァ… ハァ…。 135 00:12:34,721 --> 00:12:37,724 (立ち上がる音) 136 00:12:37,724 --> 00:12:41,060 《萌黄:経験値が違いすぎた。 137 00:12:41,060 --> 00:12:47,400 何を試みても 幽霊女の後手に回っている。 138 00:12:47,400 --> 00:12:50,003 このままでは…》 139 00:12:55,408 --> 00:12:58,411 ((《両親を殺せば…》 140 00:13:04,917 --> 00:13:09,756 《両親さえ殺すことができれば➡ 141 00:13:09,756 --> 00:13:16,095 私も… 伽羅さんみたいに なれるんじゃないかって》 142 00:13:16,095 --> 00:13:20,099 (銃声) 143 00:13:20,099 --> 00:13:23,436 《わかってた。 144 00:13:23,436 --> 00:13:26,939 よだかが鯨になんて…。 145 00:13:26,939 --> 00:13:29,108 なれるわけがない。 146 00:13:29,108 --> 00:13:31,778 そんなの…。 147 00:13:31,778 --> 00:13:34,714 そんなことは…》 (拳を叩きつける音) 148 00:13:34,714 --> 00:13:38,718 (すすり泣き) 149 00:13:38,718 --> 00:13:41,721 (深呼吸) 150 00:13:41,721 --> 00:13:45,058 (伽羅)愛してる。 (深呼吸) 151 00:13:45,058 --> 00:13:51,064 《萌黄には 彼女の呼吸が そう聞こえたらしい》 152 00:13:51,064 --> 00:13:53,566 (深呼吸) 153 00:13:53,566 --> 00:13:56,569 愛してる。 (深呼吸) 154 00:13:56,569 --> 00:13:58,571 《これまで➡ 155 00:13:58,571 --> 00:14:02,909 そんなもの 受け取ったことがなかったから➡ 156 00:14:02,909 --> 00:14:07,080 それがなんなのか よくわからなかったけれど…》 157 00:14:07,080 --> 00:14:12,585 (深呼吸) 158 00:14:12,585 --> 00:14:15,254 愛してる。 (深呼吸) 159 00:14:15,254 --> 00:14:18,591 《その あたたかさだけが➡ 160 00:14:18,591 --> 00:14:25,298 最後に残った 彼女の生きる理由だった》)) 161 00:14:28,101 --> 00:14:30,770 よだかが…。 162 00:14:30,770 --> 00:14:34,073 あの星に届かなくても…。 163 00:14:36,042 --> 00:14:38,044 私は…。 164 00:14:40,213 --> 00:14:43,216 私は もがき続ける。 165 00:14:46,552 --> 00:14:51,891 こんなところで負けてたまるか…。 166 00:14:51,891 --> 00:14:56,062 私は 伽羅さんの弟子なんだっ! 167 00:14:56,062 --> 00:14:58,264 (マツボックリが転がる音) 168 00:15:02,235 --> 00:15:04,570 えっ…。 169 00:15:04,570 --> 00:15:07,907 ええっ… んっ。 170 00:15:07,907 --> 00:15:10,409 うっ… あっ…。 (銃声) 171 00:15:10,409 --> 00:15:12,412 (銃声) 172 00:15:14,413 --> 00:15:19,418 《痛烈に 私の神経が焼かれた。 173 00:15:19,418 --> 00:15:28,094 肩と 腹と あと一発 食らった気がしたが➡ 174 00:15:28,094 --> 00:15:35,368 もう どこにもらったかも わからなかった。 175 00:15:35,368 --> 00:15:38,037 幽霊女が➡ 176 00:15:38,037 --> 00:15:42,041 どうして そんな顔をするのかも わからなかったが》 177 00:15:42,041 --> 00:15:44,877 (銃を構える音) 178 00:15:44,877 --> 00:15:50,483 《どうやら 終わりのようだった》 179 00:15:53,553 --> 00:15:57,557 《それは もう 強者の演技を➡ 180 00:15:57,557 --> 00:16:00,893 しなくてもいいということだった。 181 00:16:00,893 --> 00:16:09,902 両親を殺したとき以来だろうか…。 182 00:16:09,902 --> 00:16:19,912 あれ よだかは 最後 どうなったんだっけ。 183 00:16:19,912 --> 00:16:26,586 星になれなくて…。 184 00:16:26,586 --> 00:16:29,589 いいや。 185 00:16:29,589 --> 00:16:32,792 今度また 伽羅さんに読んでもらおう》 186 00:16:35,027 --> 00:16:37,029 《とりあえず私➡ 187 00:16:37,029 --> 00:16:42,435 萌黄は 生涯最後の時に…》 188 00:16:44,370 --> 00:16:46,706 (よだかの鳴き声) 189 00:16:46,706 --> 00:16:53,045 《生涯… さいごの…。 190 00:16:53,045 --> 00:16:55,448 ときまで…》 191 00:17:00,052 --> 00:17:04,056 《悔しくて 泣いていた》 192 00:17:04,056 --> 00:17:07,460 (よだかの鳴き声) 193 00:17:15,401 --> 00:17:17,403 (葉っぱの落ちる音) 194 00:17:17,403 --> 00:17:44,030 ♬~ 195 00:17:44,030 --> 00:17:48,034 (よだかの鳴き声) 196 00:17:48,034 --> 00:17:56,042 ♬~ 197 00:17:56,042 --> 00:17:59,045 (伽羅)「そしてよだかの星は➡ 198 00:17:59,045 --> 00:18:03,049 燃えつづけました」。 199 00:18:05,551 --> 00:18:12,224 「いつまでもいつまでも 燃えつづけました」。 200 00:18:12,224 --> 00:18:15,227 (よだかの鳴き声) 201 00:18:15,227 --> 00:18:20,533 「今でもまだ燃えています」。 (よだかの鳴き声) 202 00:18:33,179 --> 00:18:36,849 《幽鬼:まるで話にならなかった。 203 00:18:36,849 --> 00:18:44,523 才能がない。 そうとしか言いようがなかった。 204 00:18:44,523 --> 00:18:48,527 どうやら あの殺人鬼の弟子らしいが➡ 205 00:18:48,527 --> 00:18:52,365 本当に見込みがないのだろう。 206 00:18:52,365 --> 00:18:57,370 たとえ世界が 100回繰り返したとしても➡ 207 00:18:57,370 --> 00:19:05,044 あの 「切り株」の負ける運命が 覆ることはなかっただろう…。 208 00:19:05,044 --> 00:19:12,718 だが けれど 見てしまった。 209 00:19:12,718 --> 00:19:16,389 死ぬ瞬間のヤツの面を。 210 00:19:16,389 --> 00:19:20,059 全身全霊をかけて➡ 211 00:19:20,059 --> 00:19:24,897 それでもなお 届かなかったことに対する感情。 212 00:19:24,897 --> 00:19:28,734 人生を本気でやってきた➡ 213 00:19:28,734 --> 00:19:34,507 だのに結果が伴わなかった 貧者への補償。 214 00:19:34,507 --> 00:19:40,679 それがなんなのか 幽鬼には推測すら立たないし➡ 215 00:19:40,679 --> 00:19:46,352 聞いたとしても どうせ共感はできないだろうが➡ 216 00:19:46,352 --> 00:19:52,024 でも 何かあったのだ。 217 00:19:52,024 --> 00:19:57,029 幽鬼のような 「なんとなく」とは違う➡ 218 00:19:57,029 --> 00:20:03,202 このゲームに出続けることで この世界で生き続けることで➡ 219 00:20:03,202 --> 00:20:09,041 達成できる何かが アイツにはあったのだ》 (雨音) 220 00:20:09,041 --> 00:20:13,379 (雨音) 221 00:20:13,379 --> 00:20:19,885 《それを… 幽鬼は殺した》 (雨音) 222 00:20:19,885 --> 00:20:24,557 (雨音) 223 00:20:24,557 --> 00:20:32,898 《なんとなく 生きているだけの人間が。 (雨音) 224 00:20:32,898 --> 00:20:43,242 いや… 生きてすらいない ただの幽霊風情が。 (雨音) 225 00:20:43,242 --> 00:20:51,050 生まれつきの センスに 任せて》 (雨音) 226 00:20:59,925 --> 00:21:07,266 《心を整える方法は 白士から教わっていた。 227 00:21:07,266 --> 00:21:16,108 1回か2回 ゆっくり呼吸すれば…。 228 00:21:16,108 --> 00:21:25,784 だが その技術でも 心を晴らすことはできなかった。 229 00:21:25,784 --> 00:21:35,227 何度 呼吸を繰り返しても 変わることはなかった。 230 00:21:35,227 --> 00:21:42,401 次第に 自分の心臓が 動いていることに➡ 231 00:21:42,401 --> 00:21:47,406 幽鬼は違和感をさえ覚えていた。 232 00:21:47,406 --> 00:21:50,576 あの 「切り株」が死んで➡ 233 00:21:50,576 --> 00:21:54,580 けれど 幽鬼が生きているという事実に➡ 234 00:21:54,580 --> 00:21:59,084 受け入れられないものがあった。 235 00:21:59,084 --> 00:22:03,756 このままの状態で 殺人鬼と出会えば➡ 236 00:22:03,756 --> 00:22:06,258 彼女は死ぬだろう》 237 00:22:10,262 --> 00:22:17,770 《けれど 彼女の両足は 歩くことをやめなかった》 238 00:22:17,770 --> 00:22:22,274 (足音) 239 00:22:22,274 --> 00:22:27,780 《幽霊の私に…。 (足音) 240 00:22:27,780 --> 00:22:31,116 どうして足がついている》 (足音) 241 00:22:31,116 --> 00:22:36,622 (足音) 242 00:22:49,568 --> 00:22:52,972 (伽羅)すごいでしょう それ。 243 00:23:03,749 --> 00:23:06,452 おかえりなさい。