1 00:00:34,902 --> 00:00:37,504 貴様は何者だ? 2 00:00:40,908 --> 00:00:44,244 (草食ドラゴン)うっ うわっ うわぁ~! 3 00:00:44,244 --> 00:00:46,246 静かにせん…。 4 00:00:46,246 --> 00:00:48,415 うわぁ…。 5 00:00:48,415 --> 00:00:51,919 うぇ~ どわっ。 6 00:00:54,087 --> 00:00:57,090 (レーコ)へへっ 邪竜様 お待たせしました。 7 00:00:57,090 --> 00:01:00,761 (ヴァネッサ)邪竜殿 ロゼッタに襲われたのか? 8 00:01:00,761 --> 00:01:03,263 (ドアの開く音) 9 00:01:03,263 --> 00:01:06,600 (ロゼッタ)誰かと思ったら➡ 10 00:01:06,600 --> 00:01:10,103 軟弱なお姉様のお出ましだわ。 11 00:01:13,106 --> 00:01:15,809 (ヴァネッサ)ロゼッタ! そこにいたのか。 12 00:01:18,278 --> 00:01:20,781 先祖を敬えと言うけど➡ 13 00:01:20,781 --> 00:01:23,116 これが お姉様の敬い方? 14 00:01:23,116 --> 00:01:25,285 えっ どういう意味? 15 00:01:25,285 --> 00:01:27,621 うっ…。 ん? 16 00:01:27,621 --> 00:01:29,623 痛い…。 17 00:01:29,623 --> 00:01:36,330 せっかく復活したのに まったく こんな目に遭うとは…。 18 00:01:39,099 --> 00:01:41,101 ハッ…。 うわ…。 (エドワルド)まさか…。 19 00:01:41,101 --> 00:01:43,470 (エドワルド)大魔導士 プラバス公? 20 00:03:13,927 --> 00:03:16,930 うっ うぅ…。 (エドワルド)ありえない…。 21 00:03:16,930 --> 00:03:20,434 まさか 本当に よみがえらせたのか? 22 00:03:20,434 --> 00:03:23,770 ご先祖への挨拶もなし? 23 00:03:23,770 --> 00:03:26,973 お姉様 無礼だわ。 24 00:03:32,746 --> 00:03:35,749 お前が 今のアスガの国王か。 25 00:03:35,749 --> 00:03:40,921 我が輩の王冠をなくしたうえに 礼儀も知らぬ小娘。 26 00:03:40,921 --> 00:03:44,257 (プラバス)こんなのが我が王族の 末えいとはな。 27 00:03:44,257 --> 00:03:47,094 まさか いらっしゃるとは… お許しを。 28 00:03:47,094 --> 00:03:50,764 ああ 気にするな。 子孫に期待などしておらん。 29 00:03:50,764 --> 00:03:54,768 想像してた人物像とは違うな。 30 00:03:54,768 --> 00:03:58,605 なぁ レーコ この人は本当に大魔導士か? 31 00:03:58,605 --> 00:04:03,110 あぁ… 魔力は 私のほうが上ですね。 32 00:04:03,110 --> 00:04:07,748 風穴の大きさも 私のほうが大きかったし➡ 33 00:04:07,748 --> 00:04:11,585 本人だと思います。 なるほどね。 34 00:04:11,585 --> 00:04:14,755 妹を心配するあまり 取り乱しました。 35 00:04:14,755 --> 00:04:16,757 うそ おっしゃい。 36 00:04:16,757 --> 00:04:19,092 上から目線で 指図ばかりして➡ 37 00:04:19,092 --> 00:04:21,595 そんな自分に 酔ってるだけでしょ。 38 00:04:21,595 --> 00:04:24,798 ふだんは 私には 無関心なくせに➡ 39 00:04:24,798 --> 00:04:27,968 こういうときだけ 口を挟むわけ? 40 00:04:27,968 --> 00:04:31,138 今更 家族のまねごとは やめてちょうだい! 41 00:04:31,138 --> 00:04:33,406 ロゼッタ! 余は ただ 君を…。 42 00:04:33,406 --> 00:04:37,244 まあまあまあ… 落ち着いて 誤解があるようじゃな。 43 00:04:37,244 --> 00:04:39,246 《プラバス:そんなことより➡ 44 00:04:39,246 --> 00:04:43,083 ロゼッタが言っていた 邪竜のなりすましは貴様か?》 45 00:04:43,083 --> 00:04:45,252 えっ 誰の声? 46 00:04:45,252 --> 00:04:49,422 我が輩だ 念力を使っている。 えぇ!? 47 00:04:49,422 --> 00:04:54,060 貴様 周りから 邪竜と勘違いされているな。 48 00:04:54,060 --> 00:04:57,764 確かに 余にも 悪いところはあるが➡ 49 00:04:57,764 --> 00:05:01,101 本当に君のことが心配なんだ! 50 00:05:01,101 --> 00:05:05,105 邪竜殿も 余の気持ちを わかってくれるはずだ。 51 00:05:05,105 --> 00:05:07,240 勘違いじゃ! 52 00:05:07,240 --> 00:05:09,276 えぇ!? 53 00:05:09,276 --> 00:05:12,612 邪竜殿まで 余を否定するのか? 54 00:05:12,612 --> 00:05:14,614 やはりな。 55 00:05:14,614 --> 00:05:18,618 貴様に邪竜をかたるほどの 度胸もないだろう。 56 00:05:18,618 --> 00:05:22,622 (プラバス)しょせんはタイザンカタリトカゲだ。 え? 57 00:05:22,622 --> 00:05:24,958 うわっ 何だ? 58 00:05:24,958 --> 00:05:26,960 《プラバス:貴様の意識を隔離した。 59 00:05:26,960 --> 00:05:29,529 ここなら ゆっくり話せるだろう》 60 00:05:31,598 --> 00:05:34,534 うわっ… うわぁ!? 61 00:05:34,534 --> 00:05:36,536 (プラバス)これが貴様の種族だ。 62 00:05:36,536 --> 00:05:40,707 タイザンカタリトカゲは ドラゴンに似た姿をしているが➡ 63 00:05:40,707 --> 00:05:43,877 ドラゴンに擬態した 草食のトカゲにすぎん。 64 00:05:43,877 --> 00:05:45,879 うわっ そうだったのか…。 65 00:05:45,879 --> 00:05:48,882 タイザンカタリトカゲは温厚だが➡ 66 00:05:48,882 --> 00:05:53,220 生き物としての生存能力は 極めて低い。 67 00:05:53,220 --> 00:05:56,389 我が輩が生きていた時代には➡ 68 00:05:56,389 --> 00:05:58,892 すでに絶滅寸前だった。 69 00:05:58,892 --> 00:06:03,063 わずかな生き残りも ドラゴンだと勘違いされ➡ 70 00:06:03,063 --> 00:06:05,065 乱獲されていた。 71 00:06:05,065 --> 00:06:08,735 《ああ… だから 同類が少ないのか》 72 00:06:08,735 --> 00:06:11,738 タイザンカタリトカゲの性格からして➡ 73 00:06:11,738 --> 00:06:13,740 貴様は正直者だろう。 74 00:06:13,740 --> 00:06:17,410 自ら邪竜をかたるはずもない。 75 00:06:17,410 --> 00:06:23,083 《ふぅ… 5千年もの間 洞窟で暮らしてきたが➡ 76 00:06:23,083 --> 00:06:25,252 いつの間にか 周りからは➡ 77 00:06:25,252 --> 00:06:27,921 邪竜と勘違いされるように なったんじゃ》 78 00:06:27,921 --> 00:06:29,923 5千年? 79 00:06:29,923 --> 00:06:32,892 その小さな体で 5千年も生きたのか? 80 00:06:32,892 --> 00:06:34,894 大したものだ。 81 00:06:34,894 --> 00:06:38,231 《ああ 実は… 若返りの薬で➡ 82 00:06:38,231 --> 00:06:40,734 体を小さくしとるんじゃ。 83 00:06:40,734 --> 00:06:43,570 もともと わしも かなりの巨体じゃぞ》 84 00:06:43,570 --> 00:06:47,741 であれば 誤解されるのも無理はないな。 85 00:06:47,741 --> 00:06:49,743 それにしても➡ 86 00:06:49,743 --> 00:06:54,914 貴様の横にいる少女の すさまじい魔力はいったい何だ? 87 00:06:54,914 --> 00:06:59,252 ああいうやつの存在は 魔導士として許せんのだ。 88 00:06:59,252 --> 00:07:03,423 特に この伝説の大魔導士 プラバス様にとっては➡ 89 00:07:03,423 --> 00:07:07,260 侮辱であり 冒とくですらある! 90 00:07:07,260 --> 00:07:09,262 《わしもよくわからないんじゃ。 91 00:07:09,262 --> 00:07:11,765 あ~ それはそうと プラバスさんは➡ 92 00:07:11,765 --> 00:07:13,933 大昔に死んだはずでは?》 93 00:07:13,933 --> 00:07:16,937 ぐわぁ! 我が輩は確かに死んだ! 94 00:07:16,937 --> 00:07:18,938 だが 腹が立つあまり➡ 95 00:07:18,938 --> 00:07:21,441 怒りの力で 再びよみがえったのだ! 96 00:07:21,441 --> 00:07:23,777 《そんな理由で復活したのか》 97 00:07:23,777 --> 00:07:25,779 貴様らだ! うわぁ! 98 00:07:25,779 --> 00:07:28,782 我が輩の風穴よりも 大きな穴を開けおって! 99 00:07:28,782 --> 00:07:33,520 よくも 大魔導士の我が輩に 恥をかかせてくれたな! 100 00:07:33,520 --> 00:07:35,522 《申し訳ない…》 101 00:07:35,522 --> 00:07:38,191 だが もう どうでもよい。 102 00:07:38,191 --> 00:07:41,361 別のやり方で 我が輩の偉大さを➡ 103 00:07:41,361 --> 00:07:43,663 再び思い知らせてやる! 104 00:07:47,367 --> 00:07:50,537 (プラバス)レーヴェンディアに匹敵する 邪竜を作り出し➡ 105 00:07:50,537 --> 00:07:53,540 再び 名をとどろかせ➡ 106 00:07:53,540 --> 00:07:58,378 我が輩は 邪竜をも操る 史上最強の魔導士として➡ 107 00:07:58,378 --> 00:08:02,382 アスガをもっと強大な国に してやろう。 108 00:08:02,382 --> 00:08:05,051 がっはっは…。 109 00:08:05,051 --> 00:08:08,388 (草食ドラゴン)うわぁ… ひとつ質問があるんじゃが。 110 00:08:08,388 --> 00:08:13,226 お主の魔力は レーコの10分の1以下かと。 111 00:08:13,226 --> 00:08:16,563 ぐはっ…。 邪竜を作るのはいいが➡ 112 00:08:16,563 --> 00:08:19,566 その力をちゃんと操れるのか? 113 00:08:19,566 --> 00:08:22,235 ぐはっ ぶはっ…。 114 00:08:22,235 --> 00:08:27,907 大魔導士プラバス様の偉大なる計画に 水を差すでない。 115 00:08:27,907 --> 00:08:30,243 《少し気になっただけじゃ》 116 00:08:30,243 --> 00:08:33,546 ふん 愚か者め 貴様と話しても無駄だ! 117 00:08:36,883 --> 00:08:39,386 はぁ… あぁ…。 118 00:08:39,386 --> 00:08:41,888 戻ったか? ふん! 119 00:08:41,888 --> 00:08:45,725 邪竜様 お気を確かに。 どうしました? 120 00:08:45,725 --> 00:08:50,063 ああ レーコ… あっ そうだ 国王陛下は? 121 00:08:50,063 --> 00:08:53,400 ん~ 国王は 邪竜様のせいで…。 122 00:08:53,400 --> 00:08:56,236 え~ わしのせい? 123 00:08:56,236 --> 00:09:00,073 ((邪竜殿まで 余を否定するのか? 124 00:09:00,073 --> 00:09:04,911 ふん 誰が見ても あなたは ひどい姉だってことよ。 125 00:09:04,911 --> 00:09:07,580 そうだったのか。 126 00:09:07,580 --> 00:09:09,549 どうりで…。 127 00:09:09,549 --> 00:09:14,454 まさか邪竜殿も 余は悪い姉だと思っているのか? 128 00:09:20,427 --> 00:09:22,429 陛下!)) 129 00:09:22,429 --> 00:09:27,100 (レーコ)国王が去ったあとも 邪竜様の変な言動は続きました。 130 00:09:27,100 --> 00:09:29,436 《また誤解されとる~》 131 00:09:29,436 --> 00:09:31,438 (プラバス)もうよい! ん? 132 00:09:31,438 --> 00:09:35,041 王冠と王位継承の問題は 我が輩が処理する。 133 00:09:35,041 --> 00:09:38,378 用が済んだら さっさとアスガから出てゆけ。 134 00:09:38,378 --> 00:09:42,715 なんという口の利き方だ! ん~ プラバスさんは正しい。 135 00:09:42,715 --> 00:09:45,718 わしらは部外者だ。 136 00:09:45,718 --> 00:09:48,688 行こう。 はい 邪竜様。 137 00:09:53,560 --> 00:09:56,062 あの偽者を見逃すんですか? 138 00:09:56,062 --> 00:09:59,232 まだ大仕事が残っている。 139 00:09:59,232 --> 00:10:03,002 トカゲなど どうでもよい 放っておきなさい。 140 00:10:07,240 --> 00:10:11,578 《ふん… 魔力こそ レーコには及ばないが➡ 141 00:10:11,578 --> 00:10:16,916 経験豊富じゃ あとはプラバス公に任せよう。 142 00:10:16,916 --> 00:10:18,918 ただ…》 143 00:10:18,918 --> 00:10:24,257 ♬~ 144 00:10:24,257 --> 00:10:28,761 《う~ん どうも心配じゃなぁ。 邪竜が暴走したら➡ 145 00:10:28,761 --> 00:10:33,266 大きな被害を生む。 また民が苦しむぞ。 146 00:10:33,266 --> 00:10:37,937 それにプラバス公は どうやら 嫉妬深い性格のようじゃ。 147 00:10:37,937 --> 00:10:41,608 いずれ 他国を 侵略するかもしれん。 148 00:10:41,608 --> 00:10:48,114 プラバス公の計画には 偽眷属も関係してるのか? 149 00:10:48,114 --> 00:10:50,116 う~ん 下手したら➡ 150 00:10:50,116 --> 00:10:54,454 結局 全部 わしが 責任を取らされてしまう。 151 00:10:54,454 --> 00:10:58,958 あ~ 考えたら 頭が痛くなってきた~!》 152 00:10:58,958 --> 00:11:02,962 悩みが重すぎて 神にすがりたくなるのう。 153 00:11:02,962 --> 00:11:06,633 (レーコ)邪竜様 神をお望みなら 私が捕まえてきます! 154 00:11:06,633 --> 00:11:10,503 うぇっ!? レーコ… 待ってくれ… あっ! 155 00:11:22,482 --> 00:11:26,653 いたぞ! 待て~ 罰当たりなことをするな! 156 00:11:26,653 --> 00:11:30,823 (水の聖女)うわぁ~! 157 00:11:30,823 --> 00:11:32,725 うわぁ~! うっ… せ 聖女様!? 158 00:11:32,725 --> 00:11:34,727 うわぁ~! 159 00:11:37,397 --> 00:11:40,400 うわっ…。 (せきこむ声) 160 00:11:40,400 --> 00:11:44,404 びっくりした トカゲさんか。 161 00:11:44,404 --> 00:11:47,574 神の気配を探っていたが なぜ貴様が? 162 00:11:47,574 --> 00:11:49,576 へへへ…。 163 00:11:49,576 --> 00:11:52,745 セーレンの人々が あがめ続けてくれたおかげで➡ 164 00:11:52,745 --> 00:11:56,082 このたび 魔物から 卒業しました。 165 00:11:56,082 --> 00:11:58,084 今の呼び名は➡ 166 00:11:58,084 --> 00:12:01,588 水と豊作の神よ えへっ。