1 00:00:14,934 --> 00:00:20,501 逆らえない運命をこの手で切り裂いてく 2 00:00:20,901 --> 00:00:26,334 ごまかせない現実をこの胸に受け止めて 3 00:00:26,601 --> 00:00:37,200 嘆き苦しみの果てに 蠢く魂の行方は 光差す方へ 4 00:00:37,334 --> 00:00:49,300 叫んで 叶えて 揺るぎない執着の彼方へ 5 00:00:49,868 --> 00:00:55,400 あたしごと 心ごと一瞬でもいいから 6 00:00:55,534 --> 00:01:00,501 喜びとゆう温もりを掴みとる為 7 00:01:00,601 --> 00:01:12,634 壊して 試して 精一杯生きて行くだけなんだ 8 00:01:12,901 --> 00:01:18,667 淋しさなら どっかに置き忘れてきたままで 9 00:01:18,767 --> 00:01:27,868 優しさなら 同情なら今はいらない 照らして 10 00:01:45,701 --> 00:01:47,467 うっ うう… うっ 11 00:01:47,601 --> 00:01:48,868 あの人への未練 12 00:01:50,234 --> 00:01:53,067 それも これが最後だ 13 00:01:54,200 --> 00:01:54,934 ああ… 14 00:01:57,701 --> 00:01:58,200 あ… 15 00:02:51,133 --> 00:02:53,501 ガス… ばくはしゅ? 16 00:02:54,100 --> 00:02:55,601 ガス爆発 17 00:02:57,968 --> 00:03:01,834 ねえ 和尚さんは どうして ガスばくはしゅしちゃったの? 18 00:03:02,667 --> 00:03:03,801 分かんない… 19 00:03:04,133 --> 00:03:05,067 どうして? 20 00:03:05,734 --> 00:03:07,100 分かんないの… 21 00:03:07,534 --> 00:03:09,267 どうして こんな急に… 22 00:03:09,734 --> 00:03:10,434 いっ… 23 00:03:11,400 --> 00:03:12,767 ヒナのせいだぞ! 24 00:03:13,334 --> 00:03:14,267 なんで? 25 00:03:15,434 --> 00:03:19,601 うはあ はあっ… 和尚さんに会いたいよお ふっ… 26 00:03:19,667 --> 00:03:20,400 はあ はあはっ… 27 00:03:21,133 --> 00:03:26,334 あはあ… うっ あは あはあっ… あはああ… ふ うふっ… ああ… 28 00:03:26,400 --> 00:03:28,467 あ… 行かなきゃ… 29 00:03:29,100 --> 00:03:30,234 まだいいのよ 30 00:03:30,901 --> 00:03:32,601 お通夜は夕方からだから 31 00:03:33,400 --> 00:03:35,267 でも 始まってんじゃん 32 00:03:36,033 --> 00:03:40,334 景世のお寺の方達がね 先にお祈りしてくれてるの 33 00:03:40,534 --> 00:03:43,400 うっ… うっふ… ふふ 34 00:03:48,968 --> 00:04:05,968 <読経> 35 00:04:24,133 --> 00:04:24,667 あ? 36 00:04:28,601 --> 00:04:29,200 きみ… 37 00:04:29,901 --> 00:04:31,634 光言宗の人だよね? 38 00:04:33,968 --> 00:04:35,234 中にどうぞ 39 00:04:35,868 --> 00:04:37,133 いいの ここで 40 00:04:37,300 --> 00:04:37,801 え? 41 00:04:38,501 --> 00:04:40,000 いいのよ あたし達は 42 00:04:40,534 --> 00:04:41,334 達? 43 00:04:41,534 --> 00:04:42,067 あ! 44 00:04:50,801 --> 00:04:51,901 花神旺里殿 45 00:04:52,100 --> 00:04:52,801 は! 46 00:04:58,767 --> 00:05:01,767 何度か お目に かかっているかもしれませんね 47 00:05:02,567 --> 00:05:04,200 白江鈴千と申します 48 00:05:05,300 --> 00:05:07,734 この地区の監査官長に任じられました 49 00:05:08,300 --> 00:05:09,367 監査官長? 50 00:05:10,200 --> 00:05:13,601 前線で戦う僧兵を支援する役です 51 00:05:14,601 --> 00:05:18,167 殉教者の葬儀手配なども 担当させて頂きます 52 00:05:18,901 --> 00:05:24,334 この度は 通夜の前に光言宗の式を 行うことを理解して頂きまして… 53 00:05:24,400 --> 00:05:28,067 いえ 兄貴の その… 54 00:05:28,467 --> 00:05:30,634 もう1つの顔の葬式なんですよね 55 00:05:33,567 --> 00:05:35,667 最初に申し上げておきますが 56 00:05:36,400 --> 00:05:40,934 田神景世少僧正に 屍姫の素養はありませんでした 57 00:05:41,234 --> 00:05:41,868 は… は! 58 00:05:43,033 --> 00:05:46,968 屍にはならず 天に召されたということです 59 00:05:47,434 --> 00:05:48,534 お分かりですね 60 00:05:49,467 --> 00:05:51,067 たまに おられるのですよ 61 00:05:51,601 --> 00:05:55,567 屍姫にして 死者をよみがえらせろと 騒ぐ遺族が… 62 00:06:11,133 --> 00:06:11,801 あの… 63 00:06:12,767 --> 00:06:13,267 うん? 64 00:06:15,501 --> 00:06:19,133 光言宗僧正 高峰宗現です 65 00:06:20,033 --> 00:06:21,033 あ はあ… 66 00:06:21,968 --> 00:06:23,067 あいつは… 67 00:06:23,634 --> 00:06:26,634 景世は私の最初の弟子でね 68 00:06:27,234 --> 00:06:29,767 出来の悪い息子のような男だった 69 00:06:30,467 --> 00:06:33,868 だから きみには 話しておくべきだと思ってね 70 00:06:34,167 --> 00:06:35,567 我々のことを 71 00:06:35,868 --> 00:06:36,534 あ… は! 72 00:06:41,501 --> 00:06:42,801 人は死ぬ 73 00:06:43,300 --> 00:06:45,334 その死は単なる死ではなく 74 00:06:45,667 --> 00:06:48,968 人や社会に働きかけて 世界を動かしていく 75 00:06:49,834 --> 00:06:53,300 人は死ぬことで 世界の一部となるとも言える 76 00:06:53,901 --> 00:06:56,067 人は 死ななくてはならない… 77 00:06:56,934 --> 00:07:00,567 だが時に その理に逆らう存在が生まれる 78 00:07:02,234 --> 00:07:03,701 強烈な未練 79 00:07:04,167 --> 00:07:08,067 執着を持って死んだものが 動く死体となって よみがえる 80 00:07:08,934 --> 00:07:10,801 これらを屍と呼ぶ 81 00:07:16,033 --> 00:07:18,467 屍の特徴は大きく2つ 82 00:07:19,234 --> 00:07:23,634 1つは死体であるから 不死に近い再生能力を持ち 83 00:07:23,934 --> 00:07:29,300 また未練や執着を力に変えて 自らの肉体を怪物化する 84 00:07:31,300 --> 00:07:35,234 もう1つは 人間としての 意識を持ちながら 85 00:07:35,601 --> 00:07:38,033 生者に強烈な憎しみを持ち 86 00:07:38,167 --> 00:07:41,067 生者を殺すことに ためらいを持たない 87 00:07:46,434 --> 00:07:49,534 屍は超人的な力を持ち 88 00:07:49,968 --> 00:07:53,100 再生不可能なほどバラバラに破壊するか 89 00:07:53,467 --> 00:07:56,434 脳を粉砕する以外に倒す方法はない 90 00:07:56,968 --> 00:07:59,801 それを成しえるのは屍姫だけだ 91 00:08:01,167 --> 00:08:02,400 屍姫とは 92 00:08:02,934 --> 00:08:06,868 屍となった者のうち 光言宗の教義を受け入れ 93 00:08:07,100 --> 00:08:11,834 その秘儀教典によって あくまで人として屍と戦うことができる 94 00:08:12,167 --> 00:08:15,534 いわば屍を殺すための究極の兵器 95 00:08:16,200 --> 00:08:18,133 いや これは言いすぎか 96 00:08:24,167 --> 00:08:29,601 屍姫には それぞれ1人 契約僧と呼ばれる僧兵が付き添う 97 00:08:30,901 --> 00:08:36,234 死者である屍姫に“ルン”と呼ばれる 生命エネルギーを供給する役目であり 98 00:08:36,734 --> 00:08:39,534 また その戦いを サポートする存在でもある 99 00:08:45,901 --> 00:08:50,767 契約僧と屍姫は 縁という絆によって結ばれている 100 00:08:56,868 --> 00:09:00,601 今 全国に100名余りの契約僧が配置され 101 00:09:00,901 --> 00:09:04,267 各地区の契約僧を統括する者は “守護”と呼ばれる 102 00:09:05,000 --> 00:09:07,667 田神景世はこの地区の守護だった 103 00:09:14,567 --> 00:09:17,834 光言宗の最高位におられるのは大僧正 104 00:09:19,801 --> 00:09:22,501 実務を取り仕切る権大僧正 105 00:09:24,467 --> 00:09:28,634 その下で全国の信徒をまとめるのが 6人の僧正 106 00:09:29,167 --> 00:09:31,167 私もその1人だ 107 00:09:32,601 --> 00:09:35,200 さらに権僧正 108 00:09:35,334 --> 00:09:36,467 少僧正 109 00:09:37,067 --> 00:09:38,267 権少僧正 110 00:09:38,901 --> 00:09:41,767 大僧都… と位階は続く 111 00:09:43,300 --> 00:09:45,300 景世は少僧正だったが 112 00:09:45,701 --> 00:09:48,701 殉職によって権僧正となった 113 00:09:50,200 --> 00:09:54,200 戦いである以上 契約僧が殉職することはある 114 00:09:54,534 --> 00:09:59,968 縁が切れ ルンを受けられなくなった 屍姫は大半がその場で死ぬが 115 00:10:00,534 --> 00:10:02,767 時に生き残れるものがある 116 00:10:03,868 --> 00:10:07,234 それは屍として処理するよりない 117 00:10:08,367 --> 00:10:12,467 だが そのように始末される 屍姫など滅多にいない 118 00:10:13,267 --> 00:10:17,334 屍姫は誰もが 天国に行くために戦っている 119 00:10:25,901 --> 00:10:27,133 ウオオオ! 120 00:10:28,434 --> 00:10:29,367 ガアアウ! 121 00:10:29,434 --> 00:10:31,200 キー! キー! 122 00:10:31,567 --> 00:10:33,167 グルル… 123 00:10:39,367 --> 00:10:41,667 オオオ! 124 00:10:43,100 --> 00:10:45,601 屍を108体倒す 125 00:10:46,467 --> 00:10:51,634 それは死に迷い けがれた存在となった屍姫が 126 00:10:51,901 --> 00:10:54,434 浄化されるのに必要な功徳だ 127 00:10:55,534 --> 00:10:59,400 それを果たした時 屍姫達は 128 00:11:00,100 --> 00:11:02,367 この世から解放される… 129 00:11:06,567 --> 00:11:10,300 我々は決して 彼女らを利用しているのではない 130 00:11:11,167 --> 00:11:13,234 むしろ救っているのだ… 131 00:11:18,701 --> 00:11:21,901 光言宗が大変な仕事をしているのは よく分かりました 132 00:11:22,801 --> 00:11:28,501 あ 俺 光言宗が屍姫にひどいことを しているように思ったこともありましたけど… 133 00:11:30,434 --> 00:11:33,467 それで 俺これからどうしたら… 134 00:11:34,701 --> 00:11:37,234 それは私からお話ししましょう 135 00:11:54,033 --> 00:11:55,534 本題に入りましょう 136 00:11:56,868 --> 00:12:03,133 屍姫 星村眞姫那の 新しい契約僧への契約譲渡についてです 137 00:12:06,200 --> 00:12:07,701 新しい契約僧? 138 00:12:08,434 --> 00:12:09,200 はい 139 00:12:09,667 --> 00:12:14,634 それが決定次第 あなたには 星村眞姫那との契約を破棄して頂く 140 00:12:15,067 --> 00:12:16,234 待って下さい 141 00:12:16,868 --> 00:12:19,100 俺は兄貴から預かったんです 142 00:12:19,634 --> 00:12:20,400 契約を 143 00:12:25,234 --> 00:12:29,434 まさか 自分に契約僧を 続けさせてくれ と言いたいのですか 144 00:12:30,567 --> 00:12:31,133 はい 145 00:12:32,267 --> 00:12:35,501 あなたが契約僧を続けても なにもできません 146 00:12:36,267 --> 00:12:37,534 忘れたのですか 147 00:12:37,934 --> 00:12:41,234 あなたは一方的にルンを吸い取られ 死ぬところだった 148 00:12:51,467 --> 00:12:53,667 生きているだけで幸運なのです 149 00:12:54,400 --> 00:12:57,100 そもそも あなたは出家すらしていない 150 00:12:58,434 --> 00:13:00,400 我々と無関係なのです 151 00:13:00,968 --> 00:13:01,734 うっ! 152 00:13:03,667 --> 00:13:05,634 星村さんは どこに 153 00:13:06,367 --> 00:13:08,133 通夜には来るんでしょうか 154 00:13:08,834 --> 00:13:10,734 彼女は我々の監視下に 155 00:13:11,300 --> 00:13:15,634 そもそも屍姫は理から外れた けがれた存在であり 156 00:13:16,200 --> 00:13:19,033 葬儀に出席することなど許されません 157 00:13:20,734 --> 00:13:21,367 あ… は! 158 00:13:22,033 --> 00:13:23,067 そうか 159 00:13:23,868 --> 00:13:25,901 彼女達 みんな 160 00:13:26,667 --> 00:13:27,934 屍姫… 161 00:13:42,801 --> 00:13:43,868 景世… 162 00:13:58,133 --> 00:14:00,667 景世の… 馬鹿… 163 00:14:16,801 --> 00:14:17,367 あ… 164 00:14:24,200 --> 00:14:27,901 俺は 兄貴の本当の弟じゃなかった 165 00:14:31,300 --> 00:14:34,634 3歳の頃 俺は兄貴に拾われてきた 166 00:14:36,534 --> 00:14:38,400 それ以前の記憶は一切ない 167 00:14:40,000 --> 00:14:43,434 はっきり覚えているのは 子猫が死んだ時 168 00:14:45,234 --> 00:14:48,067 俺はそれ以来 死に取り憑かれている 169 00:14:50,601 --> 00:14:53,534 俺は… 死を恐れることができない 170 00:14:55,334 --> 00:14:59,200 なぜか死をとても近しいものに 感じてしまうことがある 171 00:15:02,400 --> 00:15:04,834 2年前 全てが変わった 172 00:15:07,067 --> 00:15:11,434 兄貴は 昔世話になった星村という家の娘 173 00:15:12,000 --> 00:15:13,567 眞姫那を屍姫とし 174 00:15:14,267 --> 00:15:15,701 その契約僧となった 175 00:15:17,767 --> 00:15:20,801 でも俺は そんなこと ちっとも知らなかった 176 00:15:22,267 --> 00:15:25,667 ただ兄貴に怪我が増えたことを 心配しているだけで… 177 00:15:28,901 --> 00:15:31,367 やがて俺は 引き寄せられるように 178 00:15:32,234 --> 00:15:35,868 屍と屍姫の戦いに巻き込まれていった 179 00:15:38,133 --> 00:15:41,334 生きている死体 屍姫だと知っても 180 00:15:42,567 --> 00:15:46,000 俺にとって星村眞姫那は 普通の少女だった 181 00:15:48,234 --> 00:15:51,234 だけど… 星村さんは… 182 00:15:54,300 --> 00:15:57,634 星村さんは兄貴を戦友だと言った 183 00:15:59,467 --> 00:16:02,901 一緒に戦ってくれる かけがえのない存在だと 184 00:16:05,567 --> 00:16:07,968 けど俺は 気づいていた 185 00:16:09,734 --> 00:16:13,834 星村さんにとって兄貴は それ以上の存在だって 186 00:16:17,634 --> 00:16:21,133 あの日 俺と星村さんは 187 00:16:22,767 --> 00:16:24,767 同時にかけがえのないものを 188 00:16:26,033 --> 00:16:27,133 失ったんだ 189 00:16:35,901 --> 00:16:37,234 うわああう! 190 00:16:38,567 --> 00:16:39,634 うわっ あ! 191 00:16:41,334 --> 00:16:42,968 いててて… 192 00:16:43,701 --> 00:16:44,567 ふっ ふふーん 193 00:16:45,033 --> 00:16:47,868 うわああ! それ全部持ってくつもりかあ! 194 00:16:50,000 --> 00:16:53,367 な! あんただろ! 人の引っ越し荷物にこんな物を 195 00:16:53,734 --> 00:16:56,367 お前の名前 書いてあるじゃないか 196 00:16:56,767 --> 00:16:59,133 だから あんたの筆跡だろうが! 197 00:17:00,200 --> 00:17:00,734 あ? 198 00:17:04,467 --> 00:17:06,033 何だ これはー! 199 00:17:06,367 --> 00:17:08,200 愛情じゃないかあ 200 00:17:08,567 --> 00:17:11,501 萌え戦士「ZENBU NOSE プチッと」の グッズの数々 201 00:17:12,300 --> 00:17:15,534 ショップ限定で 今では手に入らない物も多数! 202 00:17:16,334 --> 00:17:20,234 弟が幸せに目覚められるようにと 提供する この兄心! 203 00:17:20,434 --> 00:17:23,234 だったら自分の部屋に飾れよ! もう帰れ! 204 00:17:23,767 --> 00:17:25,934 はっ! 早速1人になりたいか? 205 00:17:26,400 --> 00:17:27,334 うんうん 206 00:17:27,701 --> 00:17:31,801 彼女らの視線に囲まれて 思う存分楽しみたいよなあ! 207 00:17:32,200 --> 00:17:33,567 するかああー! 208 00:17:34,167 --> 00:17:34,834 ん… 209 00:17:35,200 --> 00:17:35,968 は! 210 00:17:37,067 --> 00:17:41,534 俺と眞姫那が なんで戦っているのか… か? 211 00:17:42,767 --> 00:17:45,634 人が死ぬとどうなるかって 212 00:17:46,834 --> 00:17:48,133 考えたことあるか? 213 00:17:48,968 --> 00:17:53,734 自分の死に意味があると思えなくて 生に執着して 214 00:17:54,467 --> 00:17:59,434 この世に未練と妄執を抱えて 屍と呼ばれる怪物となる 215 00:18:00,367 --> 00:18:03,934 もし兄貴が もっとひどい怪我をして それで… 216 00:18:05,701 --> 00:18:09,100 その時は… 線香の1本でも手向けてくれ 217 00:18:09,434 --> 00:18:11,734 兄貴がいなくなったら 大麟館はどうなる! 218 00:18:13,434 --> 00:18:14,634 あのガキ達は… 219 00:18:16,133 --> 00:18:18,868 残された俺達は どうすればいいんだよ… 220 00:18:19,434 --> 00:18:20,968 悪いな 旺里 221 00:18:21,701 --> 00:18:23,167 だが やめることはできない 222 00:18:23,968 --> 00:18:27,000 俺が契約僧をやっているのは 眞姫那のためだ 223 00:18:29,434 --> 00:18:31,601 あいつには俺しかいないんだよ 224 00:18:40,968 --> 00:18:43,434 兄貴が最後に残してくれたもの… 225 00:18:44,834 --> 00:18:45,834 それは… 226 00:18:59,868 --> 00:19:00,434 あ… 227 00:19:02,300 --> 00:19:02,868 あ! 228 00:19:03,067 --> 00:19:03,634 あ! 229 00:19:04,501 --> 00:19:05,400 よう旺里! 230 00:19:05,467 --> 00:19:05,968 ほら! 231 00:19:06,033 --> 00:19:06,834 全く 232 00:19:07,467 --> 00:19:08,400 ふう 233 00:19:09,334 --> 00:19:09,934 あ… 234 00:19:16,200 --> 00:19:17,234 マスター? 235 00:19:22,534 --> 00:19:25,400 なんで… その姿… 236 00:19:25,934 --> 00:19:28,901 お前の兄貴のこと ちょっと知ってたんだよ 237 00:19:29,167 --> 00:19:29,834 え? 238 00:19:31,267 --> 00:19:32,467 とにかく中へ 239 00:19:33,167 --> 00:19:34,000 アキラさんも 240 00:19:34,501 --> 00:19:35,901 私は入れない 241 00:19:36,300 --> 00:19:36,934 え? 242 00:19:38,200 --> 00:19:39,801 俺も遠慮しておく 243 00:19:40,868 --> 00:19:41,501 は! 244 00:19:42,100 --> 00:19:45,267 まさか… アキラさん 屍姫? 245 00:19:46,067 --> 00:19:49,300 ちょっとマスター このバイト全然使えない! 246 00:19:50,601 --> 00:19:51,467 マスター? 247 00:19:52,634 --> 00:19:54,334 生き返ったんだってさー 248 00:19:56,601 --> 00:19:58,667 あの… すいません 249 00:19:58,834 --> 00:20:01,634 ちょっと知り合いを… 置いてもらえませんか? 250 00:20:01,968 --> 00:20:03,100 夜までとか 251 00:20:07,300 --> 00:20:08,767 ああ また… 252 00:20:08,934 --> 00:20:11,868 すいません ちょっと考えごとしてて… 253 00:20:12,234 --> 00:20:14,267 あの子のことか? 悪か… 254 00:20:14,334 --> 00:20:15,667 ううわっ! こっ… 255 00:20:16,601 --> 00:20:18,901 うう… いや 預かったんだが 256 00:20:19,200 --> 00:20:22,868 どうしても行く所があるって言うから つい行かせちゃってさあ 257 00:20:23,567 --> 00:20:24,634 いいんです 258 00:20:28,868 --> 00:20:31,400 それじゃあ マスターが契約僧? 259 00:20:31,767 --> 00:20:34,200 もう経は唱えさせてもらった 260 00:20:35,200 --> 00:20:35,834 じゃあな… 261 00:20:36,400 --> 00:20:37,534 待って下さい! 262 00:20:38,667 --> 00:20:40,968 光言宗の人なら教えて下さい 263 00:20:41,701 --> 00:20:43,267 僕は契約僧になりたい 264 00:20:44,167 --> 00:20:47,567 いえ 契約はもう譲渡されてしまった 265 00:20:48,300 --> 00:20:51,334 だから それにふさわしい 存在になりたいんです 266 00:20:52,501 --> 00:20:55,067 星村さんを誰にも渡したくない! 267 00:20:58,767 --> 00:20:59,567 はあ… 268 00:21:02,067 --> 00:21:03,968 五諒山って山を知ってるか? 269 00:21:04,334 --> 00:21:04,868 え? 270 00:21:05,400 --> 00:21:06,267 貞比呂… 271 00:21:07,100 --> 00:21:10,300 かつて僧兵は皆そこで修行した 272 00:21:11,834 --> 00:21:13,767 水薙生(みない)のことは 悪かったな 273 00:21:14,601 --> 00:21:15,667 行くぞ アキラ 274 00:21:36,868 --> 00:21:41,868 どんな険しい道が待とうとも 275 00:21:42,067 --> 00:21:46,734 吹きすさぶ風に阻まれても 276 00:21:46,801 --> 00:21:50,534 あなたとなら 277 00:21:55,601 --> 00:22:05,767 偶然を積み重ねて 人は出逢い繰り返し 278 00:22:05,868 --> 00:22:16,067 その心のよりどころを 見つけてゆくのでしょう 279 00:22:16,968 --> 00:22:21,901 持て余す様な勇気は無いけど 280 00:22:21,968 --> 00:22:27,400 ひとかけらでいいと言ってくれた 281 00:22:27,634 --> 00:22:32,534 どんな険しい道が待とうとも 282 00:22:32,601 --> 00:22:38,100 吹きすさぶ風に阻まれても 283 00:22:38,267 --> 00:22:43,234 巡る季節 待ってはくれない 284 00:22:43,300 --> 00:22:48,234 ただ進む前へ 手をとって 285 00:22:48,300 --> 00:23:00,400 行きましょう 恐くない あなたとなら 286 00:23:26,167 --> 00:23:28,567 一度壊れたものは戻らない 287 00:23:29,400 --> 00:23:32,801 なのに取り戻そうと足掻いて もがいて… 288 00:23:33,067 --> 00:23:34,133 必死だね 289 00:23:35,033 --> 00:23:38,501 お前に見えるのかい? 「光の道筋」が