1 00:00:14,868 --> 00:00:20,501 逆らえない運命をこの手で切り裂いてく 2 00:00:20,901 --> 00:00:26,334 ごまかせない現実をこの胸に受け止めて 3 00:00:26,601 --> 00:00:37,200 嘆き苦しみの果てに 蠢く魂の行方は 光差す方へ 4 00:00:37,334 --> 00:00:49,300 叫んで 叶えて 揺るぎない執着の彼方へ 5 00:00:49,868 --> 00:00:55,400 あたしごと 心ごと一瞬でもいいから 6 00:00:55,534 --> 00:01:00,501 喜びとゆう温もりを掴みとる為 7 00:01:00,601 --> 00:01:12,634 壊して 試して 精一杯生きて行くだけなんだ 8 00:01:12,901 --> 00:01:18,667 淋しさなら どっかに置き忘れてきたままで 9 00:01:18,767 --> 00:01:27,868 優しさなら 同情なら今はいらない 照らして 10 00:01:31,534 --> 00:01:32,300 ああ… 11 00:01:32,501 --> 00:01:33,167 うんっ! 12 00:01:33,734 --> 00:01:35,868 景世を殺したのは お前かーっ! 13 00:01:36,567 --> 00:01:38,667 うおお〜! 14 00:01:41,100 --> 00:01:41,601 あっ! 15 00:01:42,133 --> 00:01:43,701 未練だけじゃない 16 00:01:44,267 --> 00:01:46,567 私が決めた理由で銃を握る 17 00:01:47,200 --> 00:01:48,434 景世の為に! 18 00:01:48,968 --> 00:01:51,534 うわああ〜! おお! 19 00:01:52,033 --> 00:01:53,667 私は屍姫だ! 20 00:02:02,400 --> 00:02:05,601 じゃ 2人共 新しい修業着に着替えて〜 21 00:02:08,801 --> 00:02:10,667 着替え 一緒の場所かよ! 22 00:02:12,367 --> 00:02:14,400 ヤバイ… なんか… ヤバイ… 23 00:02:14,901 --> 00:02:16,968 隣は全然平気で脱ぎだしてるし 24 00:02:17,334 --> 00:02:19,367 って 着替えだから当たり前だけど… 25 00:02:19,934 --> 00:02:22,033 う… うう… 26 00:02:22,300 --> 00:02:22,901 うわあー! 27 00:02:22,968 --> 00:02:23,467 ん! 28 00:02:23,934 --> 00:02:25,234 何? どうしたの? 29 00:02:25,300 --> 00:02:26,901 はあ はあ… 30 00:02:27,133 --> 00:02:32,367 はあ いや これからホントの修業が 始まるみたいだから 気合い入れとこうかなって 31 00:02:32,601 --> 00:02:33,133 あ? 32 00:02:33,567 --> 00:02:34,501 前向きね 33 00:02:34,701 --> 00:02:35,267 え? 34 00:02:35,968 --> 00:02:37,868 もっと落ち込んでるかと思った… 35 00:02:38,234 --> 00:02:38,801 は! 36 00:02:41,534 --> 00:02:44,667 俺は… もう わんわん泣いたから 37 00:02:46,968 --> 00:02:51,334 そりゃあ もう 星村さんには 見せられないくらい わんわん… 38 00:02:51,934 --> 00:02:54,701 子供みたいに 鼻水とか すげーの… 39 00:02:55,868 --> 00:03:00,200 だから… 星村さんももっと… 泣いていいんじゃないかな 40 00:03:02,400 --> 00:03:03,667 いくら泣いても… 41 00:03:05,601 --> 00:03:07,334 私は忘れられないから… 42 00:03:13,767 --> 00:03:14,801 はあ… 43 00:03:15,133 --> 00:03:17,334 あーあ あっさり振られちゃった 44 00:03:17,400 --> 00:03:17,901 ああっ! 45 00:03:18,434 --> 00:03:20,100 う その声… 確か… 46 00:03:20,767 --> 00:03:21,267 はあ! 47 00:03:21,767 --> 00:03:22,267 うわっ! 48 00:03:22,334 --> 00:03:22,968 天瀬早季! 49 00:03:26,234 --> 00:03:27,901 早季様って呼んでいいわよ 50 00:03:28,200 --> 00:03:28,968 ああ… 51 00:03:29,334 --> 00:03:30,033 う ううん! 52 00:03:30,100 --> 00:03:30,634 わ? 53 00:03:32,400 --> 00:03:33,968 私は荒神莉花 54 00:03:34,501 --> 00:03:37,200 権僧正で 早季の契約僧です 55 00:03:38,534 --> 00:03:43,367 田神師兄とは 同じ高峰僧正の元で 学んだ兄弟弟子にあたります 56 00:03:44,033 --> 00:03:45,901 それで どうしてここに? 57 00:03:46,200 --> 00:03:49,634 あんたが眞姫那(まきな)に 変なことしないかどうか 見張ってたんでしょ 58 00:03:49,968 --> 00:03:51,133 えっ 変なこと? 59 00:03:51,567 --> 00:03:52,968 ど どうして僕が? 60 00:03:53,467 --> 00:03:56,133 あんた 眞姫那に告白してたんでしょ 61 00:03:56,534 --> 00:03:58,534 え? う… そんなこと言ってない… 62 00:03:58,801 --> 00:04:01,200 俺はアニキの大切な人を 守らなきゃって思って… 63 00:04:01,267 --> 00:04:03,901 屍の陣地の外で聞いてたわよ! 64 00:04:04,033 --> 00:04:06,467 うっ 職員室の外で 立ち聞きする子供かあ! 65 00:04:06,534 --> 00:04:08,167 わ! 誰が子供〜? 66 00:04:11,501 --> 00:04:14,534 星村の娘の再契約を認めるだと? 67 00:04:14,901 --> 00:04:20,567 七星が明らかに我々をその標的と 定めた以上 戦力の強化は必要だ 68 00:04:20,834 --> 00:04:25,534 本山裏 浄房まで穢れし者達の 侵入を許したのは 高峰 69 00:04:25,734 --> 00:04:27,267 お前達の失態であろうが 70 00:04:27,467 --> 00:04:32,300 しかも 僧正を含む契約僧を 投入してまで 取り逃がした 71 00:04:32,767 --> 00:04:36,200 所詮 屍姫もその穢れの一部に過ぎぬ 72 00:04:36,801 --> 00:04:40,868 我らが為すべきことは 衆生一切を救済する為 73 00:04:41,033 --> 00:04:44,701 法力を以て人心の一新を 企てることではないか! 74 00:04:44,901 --> 00:04:46,734 そんな悠長な時間はない! 75 00:04:47,167 --> 00:04:49,234 そもそも梅原はどうした 76 00:04:49,467 --> 00:04:52,334 失態の元凶たる僧正の1人が欠席とは 77 00:04:52,400 --> 00:04:53,667 私が許した 78 00:04:57,400 --> 00:04:58,067 うああ! 79 00:04:58,367 --> 00:04:58,968 ああ… 80 00:05:00,934 --> 00:05:05,067 星村眞姫那が現契約者との間に 縁を強く結び 81 00:05:05,467 --> 00:05:08,634 光言宗の理の中に戻るか否か… 82 00:05:09,133 --> 00:05:11,300 その見極めを梅原に命じた 83 00:05:12,200 --> 00:05:17,701 もしそれが成されれば… 契約者 花神旺里を大僧都相当として 84 00:05:17,968 --> 00:05:20,667 光言宗への得度を認めるものとする 85 00:05:20,801 --> 00:05:23,334 しかし そんなことは前例がありません 86 00:05:23,534 --> 00:05:27,100 屍姫などに頼るよりも 今しなければならぬことは… 87 00:05:27,267 --> 00:05:30,767 あんな小娘1人で 七星と戦えると思えません! 88 00:05:34,801 --> 00:05:37,167 大僧正猊下の勅令である 89 00:05:40,300 --> 00:05:43,734 これからは 実戦に則した訓練を 受けてもらう 90 00:05:45,400 --> 00:05:47,567 君の武器は 錫杖がいいんだろう? 91 00:05:47,834 --> 00:05:48,400 はい 92 00:05:48,834 --> 00:05:50,167 アニキと同じものが 93 00:05:50,634 --> 00:05:53,267 もちろん お前がいくら鍛えたところで 94 00:05:53,467 --> 00:05:56,968 屍… それも七星達に 敵うわけがねえ 95 00:05:57,601 --> 00:06:02,767 だが戦いの中でお前が倒れれば それは屍姫の終わりを意味する 96 00:06:03,267 --> 00:06:06,567 俺達は言わば屍姫の電池だからな 97 00:06:07,100 --> 00:06:10,534 因みにウメハーラは 単5の電池くらい小さいデース 98 00:06:10,934 --> 00:06:11,834 誰が単5だ! 99 00:06:12,234 --> 00:06:14,701 つか いつ見たの? つか 何のことかな? 100 00:06:15,234 --> 00:06:18,133 とにかく… 契約僧の仕事は 死なないことだ 101 00:06:18,567 --> 00:06:21,968 その為に 最低限の身のこなしぐらいは 会得してもらう 102 00:06:22,300 --> 00:06:22,868 はい! 103 00:06:28,200 --> 00:06:32,734 眞姫那ちゃんは その前に別の修業を 受けてもらわなくてはいけないの 104 00:06:33,000 --> 00:06:33,501 え? 105 00:06:34,501 --> 00:06:37,434 前の契約者の縁を消す… 縁切り 106 00:06:37,734 --> 00:06:38,367 あ! 107 00:06:40,801 --> 00:06:42,167 ああ… はあ… 108 00:06:53,868 --> 00:06:56,534 最初に行くのは 重無 お前だ 109 00:06:56,767 --> 00:06:57,701 やったぁ! 110 00:06:57,801 --> 00:06:59,734 あいつは残しとけよ 111 00:06:59,934 --> 00:07:02,267 え? ああ契約僧? 112 00:07:02,934 --> 00:07:08,534 そうだねえ… 別にあいつには 僕の芸術心は刺激されないけど… 113 00:07:09,567 --> 00:07:10,901 約束はできないな 114 00:07:12,100 --> 00:07:14,133 まさか 本当に重無さん1人で? 115 00:07:14,868 --> 00:07:16,334 僕1人じゃいけない? 116 00:07:16,901 --> 00:07:21,667 星村眞姫那が七星の敵であるなら 確実に倒す道を取るべきです 117 00:07:22,100 --> 00:07:25,167 こないだのは ただの顔見せ サービスだよ 118 00:07:25,801 --> 00:07:27,701 眞姫那を倒すのは僕がやる 119 00:07:28,234 --> 00:07:30,968 僕が最も美しいと思える方法でね 120 00:07:31,033 --> 00:07:33,400 そんな個人的な欲望など! 121 00:07:33,467 --> 00:07:34,868 それが性だ 122 00:07:35,200 --> 00:07:35,734 性? 123 00:07:36,067 --> 00:07:37,133 言ったはずだ 124 00:07:37,467 --> 00:07:41,501 俺達七星を動かすのは ちっぽけな未練などではない 125 00:07:41,934 --> 00:07:46,033 もっと根元的な… 人の魂の奥底に潜む 126 00:07:46,133 --> 00:07:50,767 自分にもどうにもならない 人の人たる所以 性だ 127 00:07:51,334 --> 00:07:56,067 それに従うことで 俺達は人を超えた存在となる 128 00:07:56,234 --> 00:07:59,033 重無殿は 美に憑りつかれておられる… 129 00:08:00,868 --> 00:08:06,067 美しいものを作り上げる為なら 他者の命など どうとも思わない… 130 00:08:06,501 --> 00:08:08,467 となれば それは性… 131 00:08:08,701 --> 00:08:10,067 分かったかよ? 132 00:08:10,434 --> 00:08:12,133 俺達は性に従う 133 00:08:12,467 --> 00:08:16,133 その為に滅びたとしても そんなこたあ どうでもいい… 134 00:08:16,501 --> 00:08:18,367 もし邪魔するなら… 135 00:08:18,601 --> 00:08:19,300 はっ 136 00:08:19,701 --> 00:08:23,000 うふふ… うふふ… はは… 137 00:08:24,234 --> 00:08:25,067 赤紗 138 00:08:25,734 --> 00:08:28,868 星村の娘達を 引っ張り出すことはできるか? 139 00:08:29,234 --> 00:08:31,133 面白い屍がいます 140 00:08:31,634 --> 00:08:36,000 使えそうなので 棺に封じることもせず 飼っておきました 141 00:08:36,400 --> 00:08:39,834 あの屍なら 星村の周りにいる奴らのエサに 142 00:08:39,901 --> 00:08:43,167 なるほど 星村が出て来てもよし 143 00:08:43,534 --> 00:08:47,868 もし出て来ずとも 周りを固める奴らはいなくなる… か 144 00:08:48,334 --> 00:08:52,501 ふんふんふーん ふーん 145 00:08:52,834 --> 00:08:54,167 ふんふーん 146 00:08:54,234 --> 00:08:58,067 北斗… 私は… あなたを見ている… 147 00:08:59,601 --> 00:09:00,334 はっ は… 148 00:09:03,701 --> 00:09:05,100 はっ はっ はっ… 149 00:09:05,167 --> 00:09:07,934 訓練用ダミーとは言え 当たると痛いぞお! 150 00:09:11,067 --> 00:09:14,167 眞姫那ちゃんの今の契約者は 旺里君でしょ 151 00:09:15,133 --> 00:09:18,801 それ以外の縁は 力を出すのに邪魔になるだけだから 152 00:09:19,501 --> 00:09:24,267 縁が切れると言っても 田神師兄のことを忘れてしまうわけじゃない 153 00:09:24,801 --> 00:09:26,801 ちょっと思い出しにくくなったり… 154 00:09:27,334 --> 00:09:29,701 過去へのこだわりが薄くなるだけだ 155 00:09:31,033 --> 00:09:35,601 眞姫那ちゃんの場合 どうしても 縁切りしないといけない理由があるし… 156 00:09:35,767 --> 00:09:37,567 はっはっはっ… 157 00:09:37,667 --> 00:09:39,133 それが“呪い”… 158 00:09:39,534 --> 00:09:42,634 星村さんとアニキとの縁が… 呪いだなんて 159 00:09:44,367 --> 00:09:46,634 あなたが見せたあの凄まじい力 160 00:09:46,968 --> 00:09:48,434 あれはあなたの呪いよ 161 00:09:50,067 --> 00:09:54,334 強大な妄執を力に変える屍の能力 呪い 162 00:09:55,133 --> 00:09:57,667 でも屍姫が呪いを持つということは… 163 00:09:58,133 --> 00:10:00,501 それだけ屍に近くなるということ… 164 00:10:01,100 --> 00:10:01,801 しかも… 165 00:10:02,434 --> 00:10:05,767 呪いによって 契約僧の命までも 危険にさらす 166 00:10:08,734 --> 00:10:12,567 あなたの呪いの原因となっているのは 前契約者への未練 167 00:10:12,968 --> 00:10:17,033 その縁を断ち切り 残された腐ったルンも浄化するの… 168 00:10:17,968 --> 00:10:18,667 いいわね 169 00:10:27,634 --> 00:10:29,234 本当にいいの? 眞姫那 170 00:10:30,400 --> 00:10:32,033 私は七星を倒す… 171 00:10:32,467 --> 00:10:36,534 それが私の決めたことであり… 景世の望みでもあるんだから 172 00:10:38,133 --> 00:10:38,767 は… 173 00:10:39,701 --> 00:10:40,200 んっ! 174 00:11:03,701 --> 00:11:05,067 今更 何を 175 00:11:19,968 --> 00:11:22,100 本当に これでいいの? 176 00:11:22,567 --> 00:11:23,067 あっ! 177 00:11:25,567 --> 00:11:27,434 景世に未練はないの? 178 00:11:28,634 --> 00:11:29,400 あ! ふぅ! 179 00:11:29,467 --> 00:11:30,567 幻覚だ… 180 00:11:30,901 --> 00:11:33,901 こんなもの… 疲れが生んだ幻に過ぎない! 181 00:11:34,434 --> 00:11:37,400 景世との絆を捨てて… 何が残るの? 182 00:11:38,767 --> 00:11:41,501 景世との縁を… 失いたくないんでしょう? 183 00:11:45,968 --> 00:11:47,901 私が屍になったのは… 184 00:11:48,801 --> 00:11:51,400 七星に家族と私を殺されたから… 185 00:11:52,367 --> 00:11:53,868 だから七星を倒す! 186 00:11:54,501 --> 00:11:55,567 景世は? 187 00:11:55,834 --> 00:11:56,367 ふぅっ 188 00:11:57,033 --> 00:11:59,334 目の前で景世を殺された時から… 189 00:11:59,968 --> 00:12:02,501 いいえ そのずっと前から… 190 00:12:03,267 --> 00:12:06,167 景世と共にいることが戦う理由だった 191 00:12:07,400 --> 00:12:09,601 景世が私の全てだった… 192 00:12:11,968 --> 00:12:14,200 そう… 私は… 193 00:12:15,067 --> 00:12:16,267 守れなかった… 194 00:12:18,534 --> 00:12:21,567 だから 景世の死を無駄にしない為に… 195 00:12:21,634 --> 00:12:24,334 景世を捨てるの? そんなの変よ 196 00:12:24,434 --> 00:12:25,067 変… 197 00:12:25,267 --> 00:12:26,734 そんなの分かってる… 198 00:12:27,601 --> 00:12:32,234 あなたが一番呪っているのは… 七星でも 現世でもない 199 00:12:37,534 --> 00:12:39,467 私自身だ… 200 00:12:46,033 --> 00:12:46,534 あ! 201 00:12:54,000 --> 00:12:54,901 眞姫那ちゃん 202 00:12:55,834 --> 00:12:57,334 全て終わりました 203 00:12:58,501 --> 00:12:59,667 縁切りが終わったの? 204 00:13:00,267 --> 00:13:00,767 早季! 205 00:13:00,901 --> 00:13:01,601 分かってる! 206 00:13:02,434 --> 00:13:03,300 止まりなさい! 207 00:13:04,200 --> 00:13:06,334 屍姫の使命は1つでしょ 208 00:13:06,834 --> 00:13:09,267 1匹でも多くの屍を始末する… 209 00:13:16,200 --> 00:13:16,701 えっ! 210 00:13:19,734 --> 00:13:20,267 ああっ! 211 00:13:22,467 --> 00:13:23,133 早季! 212 00:13:31,067 --> 00:13:31,767 早季… 213 00:13:32,300 --> 00:13:34,968 莉花… あたしにはできない 214 00:13:37,067 --> 00:13:39,033 莉花は 平気なの? 215 00:13:39,734 --> 00:13:44,300 もしも莉花が死んで あんたとの縁を 私が忘れてしまったら… 216 00:13:44,634 --> 00:13:45,234 はあ… ん… 217 00:13:53,334 --> 00:13:54,634 交通事故? 218 00:13:54,868 --> 00:13:57,467 そう 普通にトラックがドーン 219 00:13:57,701 --> 00:13:59,901 そして私は死んだ みたいな… 220 00:14:00,033 --> 00:14:03,367 それじゃあ 未練を持つ暇もないんじゃ あーりませんか? 221 00:14:03,834 --> 00:14:05,934 私も最初は不思議だったなあ 222 00:14:06,734 --> 00:14:10,367 未練や妄執が 人を屍にするなんて言われても… 223 00:14:11,167 --> 00:14:13,934 私はその時まで 普通の高校生だったんだもん 224 00:14:15,033 --> 00:14:18,133 好きなものなんて… アイスクリームぐらいで 225 00:14:18,968 --> 00:14:20,601 本当に何もなかったの 226 00:14:22,400 --> 00:14:24,501 それが私の未練だったのねえ 227 00:14:24,567 --> 00:14:25,300 ホワット? 228 00:14:25,434 --> 00:14:27,634 私 何もしてなかった 229 00:14:28,367 --> 00:14:32,934 男の子好きになったことも 友達と旅行に行ったりすることも 230 00:14:33,667 --> 00:14:37,601 大切なものを見つけたり… 心をドキドキさせたり… 231 00:14:37,968 --> 00:14:40,634 女の子らしいこと まだ何も… 232 00:14:41,234 --> 00:14:42,501 何もしてない… 233 00:14:43,601 --> 00:14:45,033 それが私の未練 234 00:14:45,634 --> 00:14:49,133 ただの高校生が 屍と戦えなんて言われたのよ 235 00:14:49,601 --> 00:14:50,667 怖くて怖くて 236 00:14:51,567 --> 00:14:55,567 だから一番強そうな人と 契約させて下さいって頼んだの 237 00:14:58,267 --> 00:15:00,434 送儀 嵩柾君でしょ? 238 00:15:00,701 --> 00:15:01,200 え? 239 00:15:02,534 --> 00:15:06,267 弦伯の称号を持つ 最強の武闘派僧の跡取り… 240 00:15:06,434 --> 00:15:07,234 はあ… 241 00:15:07,834 --> 00:15:08,434 君は? 242 00:15:08,501 --> 00:15:09,534 手 見せて 243 00:15:09,767 --> 00:15:10,267 ん? 244 00:15:13,701 --> 00:15:15,167 痛ててて! 傷! 傷! 245 00:15:15,234 --> 00:15:17,000 ちょっと 静かにしてよ! 246 00:15:18,133 --> 00:15:22,267 我らは識を失い 鍵を失い ただ身を伏せ 247 00:15:22,801 --> 00:15:26,267 え〜と… 理の狭間を旅する者なり… 248 00:15:32,601 --> 00:15:33,434 はあ… 249 00:15:33,567 --> 00:15:35,334 これで 契約完了ね 250 00:15:35,701 --> 00:15:36,234 はあ? 251 00:15:36,701 --> 00:15:39,934 今からあなたが 私の契約僧よ 嵩柾 252 00:15:40,300 --> 00:15:41,267 はあ… 253 00:15:41,601 --> 00:15:43,901 私は力のない屍姫だけど 254 00:15:44,200 --> 00:15:46,667 あなたのことは全力で守るわ だから 255 00:15:46,734 --> 00:15:51,000 あの… 契約僧とか 屍姫って… 何のこと? 256 00:15:53,767 --> 00:15:57,100 彼の父が何も言い残さず 亡くなっていた為… 257 00:15:57,467 --> 00:16:01,701 送儀嵩柾はケンカもしたことがない 一高校生に過ぎなかったの… 258 00:16:03,701 --> 00:16:06,200 まぬーけ てんねーん どじっこぉ 259 00:16:06,501 --> 00:16:10,100 すごいデス 異月 萌え萌えデース! ふふふ ふふふ… 260 00:16:10,167 --> 00:16:11,734 褒められているのかしら? 261 00:16:12,167 --> 00:16:14,667 ふはは ははは… 262 00:16:14,734 --> 00:16:17,801 屍姫の肉体の修復度合いを見るのも 263 00:16:17,968 --> 00:16:20,601 僧正としての大切な仕事… 264 00:16:24,901 --> 00:16:27,667 星村さんがアニキと縁切りするって 聞いた時… 265 00:16:28,300 --> 00:16:32,200 それが星村さんにとって どんな辛いことなのか分かってるくせに… 266 00:16:32,934 --> 00:16:36,067 俺 心のどこかでホッとしていたんです 267 00:16:40,601 --> 00:16:43,734 星村さんとアニキのようには なれないのが分かってるから… 268 00:16:44,801 --> 00:16:46,467 アニキには敵わないから… 269 00:16:47,834 --> 00:16:50,467 縁切りするって聞いて… ホッとしてる… 270 00:16:51,300 --> 00:16:53,067 俺って… 最低です 271 00:16:55,234 --> 00:16:56,133 嵩柾! 272 00:16:56,834 --> 00:16:59,567 お前 もう異月ちゃんに告ったのかよ! 273 00:17:02,267 --> 00:17:05,801 旺里 君は1つ大切なことを忘れている 274 00:17:06,100 --> 00:17:06,601 え? 275 00:17:07,234 --> 00:17:10,567 目の前の女の子が屍姫であるということ 276 00:17:11,400 --> 00:17:12,801 もはや人間でなく 277 00:17:13,133 --> 00:17:18,234 屍を殺す為だけに存在する 異形だということを 理解しなくちゃいけない 278 00:17:18,667 --> 00:17:19,367 異形? 279 00:17:21,834 --> 00:17:22,334 はっ! 280 00:17:23,200 --> 00:17:26,300 これは それが分からなかった頃の 代償… 281 00:17:27,267 --> 00:17:32,167 僕は たくさんの大切なものを失って… それに気づいたんだ 282 00:17:32,501 --> 00:17:33,567 は はあ… 283 00:17:34,300 --> 00:17:36,033 屍姫は“異形”だ 284 00:17:36,701 --> 00:17:38,334 死によって力を得た 285 00:17:39,400 --> 00:17:44,100 だが同時に それは決して人ではない 異形になったということだ… 286 00:17:45,801 --> 00:17:48,334 君は 屍姫に何を望む 287 00:17:49,133 --> 00:17:51,067 力か? それとも… 288 00:17:53,434 --> 00:17:57,634 残念だが その2つを 同時に手に入れることは決してない 289 00:17:58,200 --> 00:18:00,834 屍姫という力を得る為には… 290 00:18:01,534 --> 00:18:04,901 君の今心の中にあるものを 捨てなければならない… 291 00:18:06,534 --> 00:18:07,133 いや〜! 292 00:18:07,200 --> 00:18:07,934 あっ! え! 293 00:18:08,634 --> 00:18:09,133 何今の? 294 00:18:09,200 --> 00:18:10,901 あー 心配はいらない 295 00:18:11,467 --> 00:18:14,868 女風呂に忍び込んで エロチェックをしようとした師匠が 296 00:18:15,334 --> 00:18:19,234 フレッシュと異月に見つかって とても恥ずかしいことをされているだけだから 297 00:18:20,634 --> 00:18:21,701 恥ずかしいこと? 298 00:18:21,767 --> 00:18:22,834 だ〜あ〜わ〜! 299 00:18:22,901 --> 00:18:25,467 しょうがない 師匠を回収してくるよ 300 00:18:30,734 --> 00:18:32,868 でも… 俺は… 301 00:18:32,934 --> 00:18:34,501 ふっふふふ… 302 00:18:36,267 --> 00:18:41,133 お前にとってみれば あの女の方が ずっと近い存在かも知れないな 303 00:18:41,968 --> 00:18:45,767 俺は 星村さんを普通の女の子として 見ちゃいけないのか 304 00:18:46,133 --> 00:18:48,300 いい加減 思い出したらどうだあ 305 00:18:48,467 --> 00:18:50,167 自分が何であるのか 306 00:18:50,234 --> 00:18:52,634 はっ! 待ってくれ どういう意味なんだ! 307 00:18:52,968 --> 00:18:53,467 あ! 308 00:18:54,067 --> 00:18:56,701 花神旺里… 頼みがあるの 309 00:18:57,133 --> 00:18:58,000 星村さん… 310 00:18:59,033 --> 00:19:01,968 お願い 私の契約僧をやめて 311 00:19:02,033 --> 00:19:03,200 え? なんで? 312 00:19:03,734 --> 00:19:05,067 力不足だからよ… 313 00:19:06,033 --> 00:19:09,634 契約僧がいなければ… 君は 力が出せない! 314 00:19:10,133 --> 00:19:11,634 契約僧ならいるわ 315 00:19:12,434 --> 00:19:13,400 景世が… 316 00:19:14,133 --> 00:19:16,567 景世が私に残してくれた呪いがある… 317 00:19:18,067 --> 00:19:20,133 でも この呪いにあなたは耐えられない 318 00:19:20,901 --> 00:19:21,534 俺は… 319 00:19:22,000 --> 00:19:23,067 俺だって戦う! 320 00:19:23,767 --> 00:19:25,133 あなたは邪魔なのよ 321 00:19:26,133 --> 00:19:28,400 あなたが戦うのは私の為なんでしょう? 322 00:19:29,167 --> 00:19:30,901 でもそんな必要ないって言ってるの 323 00:19:31,067 --> 00:19:31,701 いやだ! 324 00:19:38,968 --> 00:19:40,267 分かってないわね 325 00:19:41,167 --> 00:19:45,567 再起不能のケガを負えば あなたは契約僧として認められなくなる 326 00:19:48,200 --> 00:19:48,868 いやだ 327 00:19:49,868 --> 00:19:50,667 そう… 328 00:19:51,567 --> 00:19:52,968 なら仕方ないわね 329 00:19:55,834 --> 00:19:57,033 あ! うっ! 330 00:19:57,801 --> 00:19:59,634 座壇術法 金爪異掌! 331 00:20:01,501 --> 00:20:03,968 この糸は私の神経の延長 332 00:20:04,367 --> 00:20:06,767 どんな細かい動きも正確にトレースし… 333 00:20:06,968 --> 00:20:10,067 相手の身体の筋肉1本1本まで 支配します 334 00:20:10,400 --> 00:20:10,901 あっ! 335 00:20:11,834 --> 00:20:13,133 今度は逃がさないから! 336 00:20:28,467 --> 00:20:30,133 いつまでこんな風に… 337 00:20:30,534 --> 00:20:31,267 分からん… 338 00:20:32,067 --> 00:20:36,801 だが 呪い憑きのままなら 屍姫としては使いものにならない 339 00:20:38,200 --> 00:20:39,234 はあ… 340 00:20:43,200 --> 00:20:44,634 記録と照合しました 341 00:20:44,868 --> 00:20:45,667 4年前の… 342 00:20:46,400 --> 00:20:46,968 ん! 343 00:20:47,667 --> 00:20:49,367 間違い… ないんですね 344 00:20:49,934 --> 00:20:50,667 はい… 345 00:20:53,334 --> 00:20:54,200 嵩柾? 346 00:20:55,901 --> 00:20:57,634 4年も… 経って… 347 00:20:57,801 --> 00:20:58,334 はっ! 348 00:21:00,901 --> 00:21:02,067 どこに行くんですか? 349 00:21:02,300 --> 00:21:04,801 屍が現れた 僕達の管轄だ 350 00:21:04,968 --> 00:21:07,033 俺は 星村さんについています 351 00:21:07,100 --> 00:21:10,067 見たんだろう? 星村眞姫那の異形を 352 00:21:10,167 --> 00:21:10,667 は! 353 00:21:14,767 --> 00:21:19,167 僕は… 屍姫の異形を認めて… 受け入れた 354 00:21:20,200 --> 00:21:23,167 今から そのことを証明する戦いに出る 355 00:21:24,167 --> 00:21:25,934 君も 見ておくべきだ 356 00:21:31,167 --> 00:21:31,667 うおお! 357 00:21:31,734 --> 00:21:32,701 ああ! くそっ! 358 00:21:32,767 --> 00:21:33,300 うわあ 359 00:21:33,367 --> 00:21:34,067 来るんだあ 360 00:21:34,334 --> 00:21:34,834 わあ! 361 00:21:34,901 --> 00:21:35,400 だあ! 362 00:21:36,033 --> 00:21:36,634 んっ! 363 00:21:37,534 --> 00:21:38,067 はっ! 364 00:21:38,601 --> 00:21:39,234 うっ え? 365 00:21:39,467 --> 00:21:42,634 七星だけでなく… こんな屍まで! 366 00:21:49,067 --> 00:21:50,334 嵩柾! 367 00:21:55,300 --> 00:22:02,968 安息の地に辿り着く日を夢見て 368 00:22:03,033 --> 00:22:07,000 今 大きく踏み出した 369 00:22:07,067 --> 00:22:14,667 陽炎の様な現実から目をそらさない 370 00:22:14,734 --> 00:22:22,501 光さえ何処にも探せなくとも 371 00:22:25,334 --> 00:22:30,767 私の行く末に未来はあるの? 372 00:22:31,133 --> 00:22:36,634 鉛色の空に問いかけてみた 373 00:22:37,033 --> 00:22:42,667 戦う事でしか前に進めない 374 00:22:42,901 --> 00:22:48,634 不器用な生き方 それしか出来なくて 375 00:22:48,801 --> 00:22:53,534 もがき続けてばかり 376 00:22:53,834 --> 00:23:01,534 安息の地に辿り着く日を夢見て 377 00:23:01,601 --> 00:23:05,534 今 大きく踏み出した 378 00:23:05,601 --> 00:23:12,901 陽炎の様な現実から目をそらさない 379 00:23:13,234 --> 00:23:21,033 光さえ何処にも探せなくとも 380 00:23:25,834 --> 00:23:29,434 愛を囁いた唇が 今は叫ぶ 381 00:23:29,934 --> 00:23:33,634 “見ないで 来ないで”と 何度も 何度も… 382 00:23:34,133 --> 00:23:36,601 それでも見ずにはおられないのか 383 00:23:37,067 --> 00:23:38,701 「異月の貌(かたち)」を