1 00:00:14,868 --> 00:00:20,501 逆らえない運命をこの手で切り裂いてく 2 00:00:20,901 --> 00:00:26,334 ごまかせない現実をこの胸に受け止めて 3 00:00:26,601 --> 00:00:37,200 嘆き苦しみの果てに 蠢く魂の行方は 光差す方へ 4 00:00:37,334 --> 00:00:49,300 叫んで 叶えて 揺るぎない執着の彼方へ 5 00:00:49,868 --> 00:00:55,400 あたしごと 心ごと一瞬でもいいから 6 00:00:55,534 --> 00:01:00,501 喜びとゆう温もりを掴みとる為 7 00:01:00,601 --> 00:01:12,634 壊して 試して 精一杯生きて行くだけなんだ 8 00:01:12,901 --> 00:01:18,667 淋しさなら どっかに置き忘れてきたままで 9 00:01:18,767 --> 00:01:27,868 優しさなら 同情なら今はいらない 照らして 10 00:01:30,567 --> 00:01:33,267 北斗 その目の前の棺を壊しなさい 11 00:01:33,734 --> 00:01:35,267 ううあああっ! 12 00:01:36,567 --> 00:01:37,601 ウアアアー! 13 00:01:37,734 --> 00:01:39,033 うっ… あーああっ! 14 00:01:40,634 --> 00:01:41,868 どこにいるの…? 15 00:01:43,434 --> 00:01:44,300 これは… 16 00:01:48,200 --> 00:01:49,067 うっ ふ… 17 00:01:50,067 --> 00:01:53,667 私と旺里を結んでいた 縁が… 18 00:01:54,467 --> 00:01:55,334 消えた 19 00:01:55,834 --> 00:02:06,901 <読経> 20 00:02:07,968 --> 00:02:10,033 ふううっ! うっ… 21 00:02:10,601 --> 00:02:12,767 ううっ うっ う… 22 00:02:13,801 --> 00:02:14,300 うっ… 23 00:02:16,467 --> 00:02:17,067 あっ は… 24 00:02:17,467 --> 00:02:18,033 あっ 25 00:02:19,200 --> 00:02:20,501 七星が来たか? 26 00:02:21,734 --> 00:02:24,033 いいえ 猊下 それが… 27 00:02:24,834 --> 00:02:27,200 姫達の様子が おかしいようだな 28 00:02:27,968 --> 00:02:30,567 今しがた妙な気配を感じた 29 00:02:31,133 --> 00:02:33,634 縁が切れた と申しております 30 00:02:33,834 --> 00:02:34,968 姫達が? 31 00:02:35,601 --> 00:02:37,701 契約僧との縁が切れたと? 32 00:02:38,567 --> 00:02:40,400 どこにいるの… ねえ 33 00:02:40,701 --> 00:02:42,667 ここだ 分かるだろう 34 00:02:42,968 --> 00:02:43,734 目の前だ 35 00:02:44,467 --> 00:02:45,667 感じられない… 36 00:02:46,400 --> 00:02:47,567 なにも感じない 37 00:02:48,467 --> 00:02:51,300 あなたのルンが途絶えた… 38 00:02:51,701 --> 00:02:53,167 屍姫達を外へ! 39 00:02:53,734 --> 00:02:56,734 縁が切れれば ただの屍化する者も出るぞ! 40 00:02:58,300 --> 00:03:01,200 紫央は 権大僧正はどこに? 41 00:03:02,200 --> 00:03:05,667 読経が始まってから 姿をお見かけしておりません 42 00:03:13,868 --> 00:03:16,634 <読経> 43 00:03:16,701 --> 00:03:19,934 屍姫は若い女性しかなれない 44 00:03:21,100 --> 00:03:23,100 その理由はご存知ですか? 45 00:03:24,100 --> 00:03:25,968 光言宗 開祖が 46 00:03:26,601 --> 00:03:31,868 死んだ自分の娘をよみがえらせんとして 編み出した術法だからだろう 47 00:03:34,434 --> 00:03:37,334 開祖はその術法を書き記した 48 00:03:39,100 --> 00:03:40,300 光言宗は 49 00:03:40,501 --> 00:03:45,367 開祖の記した教典に従って 屍姫を作ることしかできない 50 00:03:46,267 --> 00:03:50,934 開祖の娘と同じ年頃 星巡りの少女以外 51 00:03:51,467 --> 00:03:54,434 なんぴとも屍姫にすることはできない 52 00:03:55,300 --> 00:03:56,667 それだけではない 53 00:03:57,267 --> 00:03:59,901 開祖が生み出した最初の屍姫… 54 00:04:00,701 --> 00:04:02,901 それを大切に保存し 55 00:04:03,534 --> 00:04:08,701 その霊力でもって 屍姫と契約僧の縁を結んだ 56 00:04:09,234 --> 00:04:13,067 だが 今やその霊力の源は砕け散った 57 00:04:13,267 --> 00:04:14,801 なんということを… 58 00:04:15,467 --> 00:04:18,267 地上では契約僧との縁を失い 59 00:04:18,801 --> 00:04:22,000 屍姫達が悲しみ迷い出しているだろう 60 00:04:22,267 --> 00:04:24,334 迷う? 悲しむ? 61 00:04:25,133 --> 00:04:26,334 何を言う 62 00:04:26,834 --> 00:04:29,300 これこそ屍姫の解放だ! 63 00:04:29,567 --> 00:04:31,300 よくやった赤紗 64 00:04:31,801 --> 00:04:35,434 光言宗によって生み出された屍姫達は 65 00:04:35,801 --> 00:04:38,467 今や契約僧との縁も絶たれ 66 00:04:38,834 --> 00:04:41,934 そのまま滅ぶか屍となるか 67 00:04:42,367 --> 00:04:45,200 いずれにしろ もはや力にはならぬ 68 00:04:45,267 --> 00:04:47,734 背信僧… お前は…! 69 00:04:48,267 --> 00:04:50,734 もう1つの屍法姫教典… 70 00:04:51,667 --> 00:04:55,868 星村の家に秘蔵されていた物は この写しでしかない 71 00:04:56,767 --> 00:04:59,334 この真の教典が欲しかった… 72 00:04:59,834 --> 00:05:02,267 だが 今や不要 73 00:05:04,334 --> 00:05:04,834 ふん! 74 00:05:07,634 --> 00:05:08,367 赤紗! 75 00:05:08,601 --> 00:05:09,334 来るな! 76 00:05:10,100 --> 00:05:11,300 すぐ終わる! 77 00:05:20,267 --> 00:05:20,934 うっ う… 78 00:05:38,601 --> 00:05:41,033 貴様… まさか! 79 00:05:55,567 --> 00:05:56,501 ふう 80 00:05:57,334 --> 00:05:59,934 北斗 行くぞ 81 00:06:00,300 --> 00:06:01,133 北斗… 82 00:06:03,200 --> 00:06:03,934 北斗! 83 00:06:04,234 --> 00:06:04,734 ぬうっ 84 00:06:06,868 --> 00:06:07,400 いやあっ! 85 00:06:12,634 --> 00:06:13,133 ぬんっ 86 00:06:16,868 --> 00:06:17,534 ふふふ… 87 00:06:22,934 --> 00:06:23,601 ごほっ… 88 00:06:25,968 --> 00:06:30,767 七星北斗を屍姫としたか… 赤紗… 89 00:06:31,133 --> 00:06:33,033 そのとおりです 猊下 90 00:06:33,534 --> 00:06:37,267 かつて 貴様は自分の屍姫を手にかけた 91 00:06:38,033 --> 00:06:41,701 なのに また屍姫を 作り出したということか… 92 00:06:42,734 --> 00:06:45,501 これは私の償いですよ 93 00:06:51,300 --> 00:06:52,300 うっ う… 94 00:06:52,667 --> 00:06:53,300 う! 95 00:06:53,834 --> 00:06:56,000 よく来ましたね 旺里 96 00:06:56,834 --> 00:06:58,767 どうやら歪質は倒れたらしい 97 00:06:59,634 --> 00:07:01,567 おかげで俺は思い出しました 98 00:07:02,067 --> 00:07:03,701 自分が何者であるか 99 00:07:04,901 --> 00:07:05,901 そうですか… 100 00:07:06,234 --> 00:07:09,033 俺は屍の母から生まれました 101 00:07:09,434 --> 00:07:12,367 だけど そんな出生などどうでもいい 102 00:07:13,133 --> 00:07:16,133 俺は 星村眞姫那の契約僧です 103 00:07:17,267 --> 00:07:18,801 戦うと… 104 00:07:19,033 --> 00:07:21,200 あなたが敵ならば 105 00:07:21,901 --> 00:07:24,067 私の敵 106 00:07:24,801 --> 00:07:27,801 そうですね あなたの敵です 107 00:07:28,667 --> 00:07:31,400 彼女だけは始末しておきましょう 108 00:07:32,067 --> 00:07:36,467 その時あなたは本当の意味で 私のものとなる 109 00:07:38,267 --> 00:07:38,968 北斗! 110 00:07:51,834 --> 00:07:52,467 いいやあっ! 111 00:08:02,567 --> 00:08:03,334 ああが… ぐっ! 112 00:08:03,734 --> 00:08:04,234 うっ 113 00:08:04,734 --> 00:08:05,434 はっ! 114 00:08:09,801 --> 00:08:10,434 眞姫那! 115 00:08:11,701 --> 00:08:12,200 えっ 116 00:08:13,467 --> 00:08:14,033 ふっ… 117 00:08:15,133 --> 00:08:16,300 あっ う… 118 00:08:16,701 --> 00:08:17,534 眞姫那! 119 00:08:18,033 --> 00:08:19,901 ううっ うう… はっ… 120 00:08:20,167 --> 00:08:22,234 お前達の縁は切れている… 121 00:08:23,467 --> 00:08:26,100 契約僧からルンを受けられない屍姫は 122 00:08:26,734 --> 00:08:29,000 空気の抜けた風船に等しい… 123 00:08:29,367 --> 00:08:30,267 そのとおり 124 00:08:30,334 --> 00:08:30,834 あ… は! 125 00:08:31,534 --> 00:08:33,033 だが幸せですよ 126 00:08:33,801 --> 00:08:36,033 なにも知らずに死ねる あなたは 127 00:08:43,300 --> 00:08:45,434 これは… 座壇術法 128 00:08:46,234 --> 00:08:50,334 驚きましたね きみが ここまでやるようになるとは 129 00:08:51,067 --> 00:08:52,934 俺だけの力じゃない… 130 00:08:53,634 --> 00:08:55,367 眞姫那とアニキと 131 00:08:55,901 --> 00:08:59,234 お前のせいで死んでいった人達 みんなの力だ! 132 00:08:59,968 --> 00:09:04,834 お前のように 自分の屍姫を 殺した奴には絶対分からない 133 00:09:08,767 --> 00:09:10,334 ほざきましたね 134 00:09:10,501 --> 00:09:11,767 本当のことだろ! 135 00:09:14,167 --> 00:09:19,200 私が… 望んで… 自分の屍姫を手にかけたと? 136 00:09:19,634 --> 00:09:21,300 やめろ… 赤紗 137 00:09:21,701 --> 00:09:25,534 いいえ やめませんよ 権大僧正猊下 138 00:09:26,300 --> 00:09:30,934 あなた達が何百年も 必死に隠してきた真実を知って 139 00:09:31,467 --> 00:09:35,767 この子達がどんな顔をするか 見てみようじゃありませんか 140 00:09:37,567 --> 00:09:41,567 私は… 屍姫を愛していた 141 00:09:42,000 --> 00:09:42,701 嘘だ! 142 00:09:44,000 --> 00:09:45,000 嘘ではない 143 00:09:45,901 --> 00:09:48,100 なぜなら… 私は 144 00:09:51,100 --> 00:09:55,133 私の恋人を屍姫にしたのだから… 145 00:10:15,400 --> 00:10:17,968 私は愛していた 146 00:10:19,200 --> 00:10:20,067 彼女を 147 00:10:22,601 --> 00:10:23,467 響… 148 00:10:28,167 --> 00:10:31,067 光言宗の修行を始めるずっと前… 149 00:10:31,868 --> 00:10:35,834 子供の頃から 響と私はいつも一緒でした 150 00:10:37,834 --> 00:10:41,834 お互い身寄りもなく 支え合う友達関係は 151 00:10:42,501 --> 00:10:46,133 いつしか恋人へと変わっていったのです 152 00:10:50,901 --> 00:10:51,901 しかし… 153 00:10:57,501 --> 00:10:59,534 彼女の体は脆かった 154 00:11:00,834 --> 00:11:03,100 若くして難病に冒されてしまった 155 00:11:04,033 --> 00:11:04,634 ねえ… 156 00:11:06,834 --> 00:11:09,000 一緒に… いら… 157 00:11:09,367 --> 00:11:10,167 ははっ… は… 158 00:11:10,434 --> 00:11:14,033 彼女は病床で私に囁きました 159 00:11:15,300 --> 00:11:20,934 “あなたの屍姫になれば ずっと一緒にいられるの?”と… 160 00:11:28,934 --> 00:11:30,100 赤紗 待て! 161 00:11:30,334 --> 00:11:32,133 よく考えろ 赤紗! 162 00:11:32,868 --> 00:11:34,167 分かっているのか! 163 00:11:35,067 --> 00:11:37,200 屍姫は契約僧の盾だ 164 00:11:37,601 --> 00:11:40,968 彼女が傷つき 戦うのを お前 耐えられるのか 165 00:11:41,601 --> 00:11:44,367 こいつは… そんなこと分かっている 166 00:11:44,667 --> 00:11:45,501 貞比呂! 167 00:11:46,567 --> 00:11:48,968 響には才能がありました 168 00:11:50,901 --> 00:11:54,868 僕の屍姫にしなければ 別の者の盾とされる… 169 00:11:55,868 --> 00:11:58,300 そんなことは我慢できない 170 00:11:58,901 --> 00:12:00,267 これは運命です! 171 00:12:02,033 --> 00:12:02,968 いいでしょう… 172 00:12:10,100 --> 00:12:12,667 僕は… 嬉しいんです 173 00:12:13,767 --> 00:12:17,300 少しでも長く響と一緒にいられる… 174 00:12:26,033 --> 00:12:28,033 僕と響は強かった… 175 00:12:29,434 --> 00:12:35,033 高峰僧正とその屍姫 神佳をも凌ぐかとさえ言われていた 176 00:12:37,567 --> 00:12:39,701 108人の屍を殺し 177 00:12:40,634 --> 00:12:43,634 未練にとらわれた彼女を 救ってやりたかった 178 00:12:45,968 --> 00:12:48,567 そして あの日が来た… 179 00:12:49,968 --> 00:12:52,067 そこにいた屍は200以上 180 00:12:53,133 --> 00:12:56,901 1カ所に集い 群れとなって攻撃を企てていた 181 00:12:57,968 --> 00:12:59,634 だが連絡が遅れ 182 00:12:59,901 --> 00:13:05,334 屍姫を連れた契約僧は 僕を含めて数人しかいませんでした 183 00:13:06,367 --> 00:13:08,367 そうですね? 本多さん 184 00:13:08,667 --> 00:13:09,167 う… 185 00:13:11,334 --> 00:13:14,734 狭間… 彼の計画だ 186 00:13:20,868 --> 00:13:22,000 ガアアア! 187 00:13:27,734 --> 00:13:28,334 ヒュウ! 188 00:13:29,200 --> 00:13:30,834 負ける気などしなかった 189 00:13:31,501 --> 00:13:33,367 何匹屍がいようと 190 00:13:37,801 --> 00:13:38,300 ふん 191 00:13:41,834 --> 00:13:44,033 屍達を集めたのは貴様か! 192 00:13:46,033 --> 00:13:46,868 答えろ! 193 00:13:47,667 --> 00:13:48,467 おや? 194 00:13:49,467 --> 00:13:50,701 彼女は言った… 195 00:13:51,834 --> 00:13:53,033 私 196 00:13:53,567 --> 00:13:55,467 数えたら108人 197 00:13:56,300 --> 00:13:57,167 殺したわ… 198 00:13:58,234 --> 00:13:59,434 108人… 199 00:14:00,267 --> 00:14:01,234 当然ね 200 00:14:02,100 --> 00:14:06,534 常に最前線で戦い しかも群れの中に飛び込めば 201 00:14:07,601 --> 00:14:09,234 それで彼女はどうしたの 202 00:14:09,834 --> 00:14:12,033 いきなり成仏してしまったとでも… 203 00:14:13,601 --> 00:14:14,901 成仏だと? 204 00:14:15,734 --> 00:14:17,400 成仏などするものか 205 00:14:17,701 --> 00:14:19,334 赤紗! もういい! 206 00:14:20,467 --> 00:14:22,868 彼女は… 響は… 207 00:14:24,934 --> 00:14:27,367 天国へ行ってしまうのかい 響… 208 00:14:31,334 --> 00:14:31,868 う! 209 00:14:34,534 --> 00:14:36,300 ひび… き… 210 00:14:36,834 --> 00:14:39,000 う… あっ ああ… 211 00:14:39,467 --> 00:14:43,734 ああああー! 212 00:14:43,901 --> 00:14:44,400 は… 213 00:14:45,467 --> 00:14:46,234 ひいっ… 214 00:14:47,133 --> 00:14:48,100 うあああ! 215 00:14:48,167 --> 00:14:49,467 うああ! がっ! 216 00:14:50,200 --> 00:14:50,801 ううっ… 217 00:14:51,667 --> 00:14:52,400 うあっ! 218 00:14:53,167 --> 00:14:55,634 やめろ 響… 219 00:14:56,734 --> 00:14:57,434 やめるんだ! 220 00:14:57,968 --> 00:14:58,667 はああっ! 221 00:14:59,968 --> 00:15:01,767 やめろおおおー! 222 00:15:08,901 --> 00:15:11,067 うっ ふっ ふふ… 223 00:15:11,133 --> 00:15:14,100 はははは…! 224 00:15:14,167 --> 00:15:17,567 はははは…! 225 00:15:17,767 --> 00:15:20,901 はははは…! 226 00:15:23,400 --> 00:15:24,901 どうして そんなことが… 227 00:15:27,367 --> 00:15:30,901 全て偽りだったのだ… 228 00:15:33,501 --> 00:15:36,367 108人の屍を倒した者が 229 00:15:36,734 --> 00:15:38,234 天国へ行けるなど… 230 00:15:38,767 --> 00:15:39,801 それどころか 231 00:15:40,634 --> 00:15:42,601 そんなに語られたくないのですか 232 00:15:43,334 --> 00:15:44,567 だがもう遅い 233 00:15:44,968 --> 00:15:47,868 花神旺里 ここを離れろ… 234 00:15:47,968 --> 00:15:48,467 え? 235 00:15:48,934 --> 00:15:50,434 お前達では なにもできん 236 00:15:50,701 --> 00:15:51,334 行くぞ! 237 00:15:51,667 --> 00:15:52,167 でも… 238 00:15:52,434 --> 00:15:53,634 無駄ですよ 239 00:15:54,133 --> 00:15:58,100 権大僧正 あなたの座壇は 北斗には及ばない 240 00:15:58,234 --> 00:16:00,634 さっきは触媒が弱かった 241 00:16:01,367 --> 00:16:02,400 だが今は… 242 00:16:02,934 --> 00:16:04,734 自分自身の血を 243 00:16:04,901 --> 00:16:05,901 触媒に… 244 00:16:06,167 --> 00:16:09,267 権大僧正の命だ! 不足はあるまい! 245 00:16:10,067 --> 00:16:11,534 聞け! 花神旺里! 246 00:16:12,734 --> 00:16:15,467 108の屍を倒した屍姫は 247 00:16:15,801 --> 00:16:17,834 それまで保っていた理性を失い 248 00:16:18,267 --> 00:16:20,133 未練も執着も持たない 249 00:16:20,501 --> 00:16:22,400 破壊の屍となるのだ! 250 00:16:22,501 --> 00:16:23,067 え! 251 00:16:37,534 --> 00:16:39,934 お前の屍姫だけではない 252 00:16:41,200 --> 00:16:44,634 これが… これが運命なのだ 253 00:16:45,467 --> 00:16:50,000 嘘だったんですね 108人殺せば天国へ… 254 00:16:50,234 --> 00:16:51,934 そのための監査官だ 255 00:16:53,100 --> 00:16:55,901 これまでも108人近く殺した屍姫は 256 00:16:56,467 --> 00:17:00,467 ひそかに契約僧から引き離され ここに連れてこられた 257 00:17:01,033 --> 00:17:04,400 契約僧には 天国へ行ったと伝えてな 258 00:17:05,434 --> 00:17:08,133 なぜです なぜそんな… 259 00:17:08,567 --> 00:17:14,267 そうでもしなければ 屍姫も契約僧も まともに戦えると思うのか 260 00:17:15,033 --> 00:17:17,901 響は… どうなるのですか? 261 00:17:18,801 --> 00:17:20,667 まもなく再生するだろう… 262 00:17:20,734 --> 00:17:21,234 な… は! 263 00:17:22,200 --> 00:17:25,467 だが それは破壊の屍としてだ 264 00:17:26,767 --> 00:17:29,701 この屍は決して倒すことができない 265 00:17:30,300 --> 00:17:31,834 永遠に生き続ける… 266 00:17:32,667 --> 00:17:35,400 そのため一切の縁を絶ち封印する 267 00:17:35,901 --> 00:17:38,901 まさか… 棺の中身は全て… 268 00:17:40,234 --> 00:17:43,767 開祖以来 108の屍を殺し 269 00:17:44,100 --> 00:17:47,100 破壊の屍となった屍姫達さ… 270 00:17:47,734 --> 00:17:51,501 開祖の力で ここからは 絶対出られぬようになっている 271 00:17:52,000 --> 00:17:55,801 永遠に 化け物として生き続ける地獄… 272 00:17:56,434 --> 00:17:57,934 それが定めだ 273 00:17:58,767 --> 00:18:00,501 理なのだ赤紗… 274 00:18:02,501 --> 00:18:03,534 分かりました 275 00:18:06,701 --> 00:18:07,367 赤紗! 276 00:18:07,501 --> 00:18:09,400 分かったと言ったでしょう! 277 00:18:09,901 --> 00:18:13,534 響は… 響は未練のために屍となった! 278 00:18:14,067 --> 00:18:15,901 所詮は救われぬ者! 279 00:18:16,334 --> 00:18:19,667 未練と妄執にとらわれた呪わしき存在! 280 00:18:20,167 --> 00:18:21,901 ならば! この手で! 281 00:18:22,434 --> 00:18:23,067 は… 282 00:18:30,534 --> 00:18:31,334 これが… 283 00:18:32,634 --> 00:18:36,167 これが私が全てを捧げた光言宗か 284 00:18:37,133 --> 00:18:39,901 それが赤紗の最後の言葉だった… 285 00:18:43,067 --> 00:18:46,167 本多さんは全部知っていたんですね 286 00:18:46,868 --> 00:18:49,033 権大僧正 紫央家と 287 00:18:49,701 --> 00:18:52,801 監査官の一部のみ 言い伝えられてきたことだ 288 00:18:52,968 --> 00:18:53,734 くっ! 289 00:18:54,167 --> 00:18:56,701 憎いか? そうだろうな… 290 00:18:57,734 --> 00:18:59,000 だが忘れるな 291 00:18:59,400 --> 00:19:01,534 だからこそ権大僧正猊下は 292 00:19:01,734 --> 00:19:04,834 屍姫の使用をずっと嫌っておられた 293 00:19:05,834 --> 00:19:08,767 呪わしい異形の屍になるからではない 294 00:19:09,634 --> 00:19:13,434 永遠に続く地獄が あまりにも哀れだからだ… 295 00:19:15,968 --> 00:19:16,868 聞いたでしょう! 296 00:19:16,934 --> 00:19:17,567 あっ! 297 00:19:18,534 --> 00:19:19,634 光言宗は… 298 00:19:21,100 --> 00:19:23,334 きみ達を たばかっていた! 299 00:19:23,968 --> 00:19:26,100 だが お前は… 300 00:19:26,434 --> 00:19:27,734 アニキの仇だ! 301 00:19:31,667 --> 00:19:32,167 うっ! 302 00:19:33,601 --> 00:19:36,767 屍姫と契約僧の縁が絶たれた以上 303 00:19:37,200 --> 00:19:40,400 もはやお前達に戦うすべはない 304 00:19:45,901 --> 00:19:46,634 神佳! 305 00:19:47,167 --> 00:19:50,000 ご心配なく まだ戦えます 306 00:19:50,501 --> 00:19:54,734 私のルンを受けてないお前では いくらも もつまい 307 00:19:55,868 --> 00:19:57,200 ぬっ はあ… 308 00:19:57,334 --> 00:19:59,033 そうですねえ 309 00:19:59,434 --> 00:20:02,234 けがらわしいウメハーラのルンが切れて 310 00:20:02,701 --> 00:20:04,434 かえってすっきりしました 311 00:20:04,734 --> 00:20:06,133 どこが けがらわしいっ! 312 00:20:06,467 --> 00:20:08,701 嵩柾… 見ないで 313 00:20:09,267 --> 00:20:12,267 大丈夫だ もう目はそらさない 314 00:20:12,667 --> 00:20:14,934 きみが どんな姿になっても… 315 00:20:16,167 --> 00:20:16,801 う うっ… 316 00:20:16,868 --> 00:20:17,601 早季! 317 00:20:17,968 --> 00:20:19,100 もうやめて… 318 00:20:19,934 --> 00:20:21,567 あなたを失いたくない 319 00:20:22,300 --> 00:20:24,334 なにが… 起こったんだと思う? 320 00:20:24,601 --> 00:20:25,267 え? 321 00:20:25,901 --> 00:20:27,267 あ あ… 322 00:20:28,267 --> 00:20:32,667 屍姫と私達の縁を強く結ぶための触媒が 323 00:20:33,000 --> 00:20:35,934 光言宗本山近くにあると 聞いたことがあるわ… 324 00:20:37,067 --> 00:20:40,100 もしかしたら… それが破壊されたのかも 325 00:20:41,033 --> 00:20:43,133 うっ ふ… なーんだ 326 00:20:44,601 --> 00:20:45,801 そんなことか! 327 00:20:46,100 --> 00:20:46,601 え? 328 00:20:47,400 --> 00:20:49,868 莉花! あなたと私は何? 329 00:20:50,567 --> 00:20:54,167 それは… 契約僧と屍姫 330 00:20:54,267 --> 00:20:55,234 違うでしょ! 331 00:20:56,000 --> 00:20:57,501 あなたと私は何! 332 00:21:00,367 --> 00:21:01,501 友達 333 00:21:02,567 --> 00:21:03,667 かけがえのない… 334 00:21:04,167 --> 00:21:07,467 そうよ だから あなたと私は結ばれている 335 00:21:08,267 --> 00:21:09,968 触媒がどうであろうが! 336 00:21:10,734 --> 00:21:12,667 それは変わらない! 337 00:21:13,467 --> 00:21:15,434 傷が… 癒える? 338 00:21:16,400 --> 00:21:20,067 なぜだ お前にルンを与える 相手はいないはず 339 00:21:21,100 --> 00:21:24,934 一度縁が切れたからって どうしたっていうの? 340 00:21:25,267 --> 00:21:25,901 何! 341 00:21:26,501 --> 00:21:29,801 私と… 旺里には触媒なんていらない! 342 00:21:30,968 --> 00:21:34,834 2人の心が1つのうちは 何度だって縁を結べるわ! 343 00:21:36,033 --> 00:21:40,234 あなただって自分の屍姫と そうやって戦ってきたんじゃないの? 344 00:21:40,334 --> 00:21:41,033 う! 345 00:21:42,767 --> 00:21:44,834 行くわよ 旺里… 346 00:21:46,000 --> 00:21:48,567 私には あなたが必要なの 347 00:21:51,067 --> 00:21:51,634 ああ 348 00:21:55,400 --> 00:22:02,968 安息の地に辿り着く日を夢見て 349 00:22:03,033 --> 00:22:06,934 今 大きく踏み出した 350 00:22:07,100 --> 00:22:14,701 陽炎の様な現実から目をそらさない 351 00:22:14,767 --> 00:22:22,534 光さえ何処にも探せなくとも 352 00:22:25,367 --> 00:22:30,834 私の行く末に未来はあるの? 353 00:22:31,200 --> 00:22:36,734 鉛色の空に問いかけてみた 354 00:22:37,067 --> 00:22:42,667 戦う事でしか前に進めない 355 00:22:42,968 --> 00:22:48,634 不器用な生き方 それしか出来なくて 356 00:22:48,834 --> 00:22:53,467 もがき続けてばかり 357 00:22:53,901 --> 00:23:01,601 安息の地に辿り着く日を夢見て 358 00:23:01,667 --> 00:23:05,467 今 大きく踏み出した 359 00:23:05,701 --> 00:23:12,901 陽炎の様な現実から目をそらさない 360 00:23:13,267 --> 00:23:21,067 光さえ何処にも探せなくとも 361 00:23:25,501 --> 00:23:29,434 求めたのは安息でなく 痛みという名の証し 362 00:23:29,968 --> 00:23:33,267 生きている そう感じられる確かな手応え 363 00:23:33,934 --> 00:23:35,934 最後まで見届けてやるさ 364 00:23:36,200 --> 00:23:38,801 「屍の果て」に何があるのか