1 00:00:33,293 --> 00:00:36,296 (かおり) わたしに戒名をもらえませんか? 2 00:00:36,296 --> 00:00:39,299 (敏夫)静信が いなくなった? 3 00:00:39,299 --> 00:00:42,319 (律子)あなたたちも… 起き上がったのね? 4 00:00:42,319 --> 00:00:45,319 (敏夫) あんたの娘を殺した犯人だよ。 5 00:00:52,296 --> 00:00:56,300 (千鶴)《♪♪「かもめの水兵さん」》 6 00:00:56,300 --> 00:01:01,305 (千鶴)《あっ 痛っ!! 痛い! 痛い痛い!》 7 00:01:01,305 --> 00:01:05,292 (夫)《どうした!?》 (千鶴)《あなた! 手を切ったわ》 8 00:01:05,292 --> 00:01:08,295 《こんなに血が!》 9 00:01:08,295 --> 00:01:12,299 (夫)《うん? 大丈夫だよ。 フフッ 大げさだなぁ》 10 00:01:12,299 --> 00:01:14,299 《だって…》 11 00:01:29,299 --> 00:01:39,299 ♪♪~ 12 00:05:09,303 --> 00:05:12,306 (男性) 殺しちまったんじゃないのか? 13 00:05:12,306 --> 00:05:17,294 (敏夫)まだだ。 こいつらは この程度では死なない。 14 00:05:17,294 --> 00:05:19,296 (田茂)若先生! 何を!? 15 00:05:19,296 --> 00:05:22,299 (敏夫)これは 俺が あらかじめ 用意しておいた。→ 16 00:05:22,299 --> 00:05:26,299 こいつらの息の根を 止めるためには どうしても…!! 17 00:05:30,290 --> 00:05:32,290 (千鶴)ハァァァァ!! 18 00:05:37,297 --> 00:05:39,299 (敏夫)大川さん…! 19 00:05:39,299 --> 00:05:43,303 (富雄)間違いねえんだな? こいつらが 篤を殺して→ 20 00:05:43,303 --> 00:05:48,291 あんなふうにしちまった。 (敏夫)ああ。 間違いない。 21 00:05:48,291 --> 00:05:52,291 (富雄)分かった。 (千鶴)ああー! 22 00:05:54,297 --> 00:05:56,299 (敏夫)清水さん。 23 00:05:56,299 --> 00:06:01,304 (千鶴)あー お願い! 嫌ーっ! 24 00:06:01,304 --> 00:06:05,292 嫌ーっ!! (武雄)はああああ!! 25 00:06:05,292 --> 00:06:11,292 (悲鳴) 26 00:06:14,301 --> 00:06:18,305 (千鶴)《不思議ね。 わたし 人間に戻りたいのかしら》→ 27 00:06:18,305 --> 00:06:22,292 《そんなこと もう とっくに どうでもよくなったと…》 28 00:06:22,292 --> 00:06:26,292 (速見)♪♪「ハ~ンハハッハ」 あっ。 29 00:06:28,298 --> 00:06:32,319 (速見)おー すごい!! こんなことは初めてだ! 30 00:06:32,319 --> 00:06:36,289 あら? 祭りばやしが やんでるぞ? 31 00:06:36,289 --> 00:06:42,295 (敏夫)こいつらは 自分たちを 屍鬼と呼ぶ。 「屍」の「鬼」だ。 32 00:06:42,295 --> 00:06:44,314 屍鬼…。 33 00:06:44,314 --> 00:06:49,314 (敏夫)この屍鬼こそが 夏から続く死の原因だ。 34 00:06:55,292 --> 00:06:59,296 (田代)俺の息子は あいつらに…。 35 00:06:59,296 --> 00:07:02,299 (宗秀)うちの孫も…。 36 00:07:02,299 --> 00:07:08,305 (敏夫)みんな。 聞いてくれ。 俺は 屍鬼を狩ろうと思う。 37 00:07:08,305 --> 00:07:12,292 な… 何を言いだすんだ!? そんなこと。 38 00:07:12,292 --> 00:07:16,296 別に 全員の賛同を得ようとは 思わない。 39 00:07:16,296 --> 00:07:19,299 やれるやつだけ ついてくればいい。 40 00:07:19,299 --> 00:07:22,302 (広沢)敏夫君。 警察を呼ぼう! 41 00:07:22,302 --> 00:07:27,307 (敏夫)で 警察に 「吸血鬼が増えて困ってます」とでも言うのか?→ 42 00:07:27,307 --> 00:07:30,293 自分たちは 今の今まで信じなかったくせに→ 43 00:07:30,293 --> 00:07:32,293 都合のいい話だな。 44 00:07:34,297 --> 00:07:37,300 何も難しく考えることはない。 45 00:07:37,300 --> 00:07:40,300 死体を 墓に戻してやるだけのことだ。 46 00:07:43,290 --> 00:07:47,290 (沙子)冷めてしまうわね。 (静信)あぁ…。 47 00:07:49,296 --> 00:07:52,299 (辰巳)沙子。 (沙子)なあに? 辰巳。 48 00:07:52,299 --> 00:07:55,299 (辰巳)千鶴が やられた。 49 00:07:57,304 --> 00:07:59,289 (沙子)詳しく教えて。 50 00:07:59,289 --> 00:08:04,294 (辰巳)尾崎の医者だ。 彼が 千鶴を神社に連れていき→ 51 00:08:04,294 --> 00:08:08,298 村の連中の前で殺したようだ。 おそらく→ 52 00:08:08,298 --> 00:08:14,304 僕たちの存在を 村人たちに はっきり認識させるために。 53 00:08:14,304 --> 00:08:18,291 どうする? 僕は 村を脱出することを勧めるが。 54 00:08:18,291 --> 00:08:20,293 (沙子)それは できないわ。 55 00:08:20,293 --> 00:08:25,298 これだけの仲間が逃げ出すなんて できると思う?→ 56 00:08:25,298 --> 00:08:30,303 村の外に みんなが 隠れられる場所なんて ないわ。 57 00:08:30,303 --> 00:08:32,305 そうだな。 58 00:08:32,305 --> 00:08:34,291 (静信)《そうか…》→ 59 00:08:34,291 --> 00:08:39,296 《敏夫は 村の人たちに 伝えることができたのか》 60 00:08:39,296 --> 00:08:43,300 (沙子) とにかく 尾崎ね。 彼を排除して。 61 00:08:43,300 --> 00:08:47,304 中心を失えば 集団なんて 勝手に瓦解するわ。→ 62 00:08:47,304 --> 00:08:50,290 それから 村人を襲って数を減らすの。→ 63 00:08:50,290 --> 00:08:54,294 襲った者には殺し合いをするよう 言い聞かせをして。 64 00:08:54,294 --> 00:08:56,296 分かった。 65 00:08:56,296 --> 00:08:59,299 (沙子) 村から外部への連絡も遮断して。 66 00:08:59,299 --> 00:09:01,299 (辰巳)了解。 67 00:09:05,305 --> 00:09:09,292 (沙子)《千鶴…。 さぞ痛かったでしょう》→ 68 00:09:09,292 --> 00:09:12,312 《嫌われ 否定され》 69 00:09:12,312 --> 00:09:15,312 (静信)沙子。 70 00:09:18,301 --> 00:09:21,304 こんなことなら 殺しておけばよかったわ。 71 00:09:21,304 --> 00:09:24,291 あなたのお友達。 72 00:09:24,291 --> 00:09:27,294 君は 逃げるべきだ。 73 00:09:27,294 --> 00:09:31,314 敏夫は…。 (沙子)嫌よ!! 74 00:09:31,314 --> 00:09:36,314 だって あともう少しなのよ。 村は もう 死にかけてる。 75 00:09:40,290 --> 00:09:44,294 (敏夫)そもそも 連中の 本体というべきものは血なんだ。→ 76 00:09:44,294 --> 00:09:48,298 おそらく 連中の血液は それ自体が生きている。→ 77 00:09:48,298 --> 00:09:51,301 つまり 血管系の破壊に意味がある。→ 78 00:09:51,301 --> 00:09:55,305 心臓の破壊。 大動脈の破壊 切断。→ 79 00:09:55,305 --> 00:09:58,291 脳みそを たたきつぶす。→ 80 00:09:58,291 --> 00:10:02,312 首を切断するってのも有効かもな。 81 00:10:02,312 --> 00:10:07,317 今にも吐きそうな顔をしてるな。 だが それしか手はない。 82 00:10:07,317 --> 00:10:11,304 薬物とかで何とかならんのかね? (敏夫)効きません。 83 00:10:11,304 --> 00:10:14,291 しかし 試してみんと。 84 00:10:14,291 --> 00:10:20,297 試したんです。 妻の恭子が起き上がったときに。 85 00:10:20,297 --> 00:10:23,300 (ざわめき) (宗秀)えっ! 86 00:10:23,300 --> 00:10:27,304 (敏夫)食道や気管に 塩酸を流し込んでも効かない。→ 87 00:10:27,304 --> 00:10:32,292 塩酸から農薬 何を注射しても まったく効果がない。→ 88 00:10:32,292 --> 00:10:36,296 メスで切ったくらいでは 傷は すぐ ふさがる。→ 89 00:10:36,296 --> 00:10:40,317 お望みなら それを撮影した ビデオがあるが…。 見ますか? 90 00:10:40,317 --> 00:10:43,303 い… いや 遠慮しておこう。 91 00:10:43,303 --> 00:10:46,289 つまり くいを使うのが最も有効な…。 92 00:10:46,289 --> 00:10:48,291 (武藤)無理です! 93 00:10:48,291 --> 00:10:50,293 (敏夫)武藤さん…。 94 00:10:50,293 --> 00:10:55,298 (武藤)わたしには できません。 くいを打って人を殺すなんて。 95 00:10:55,298 --> 00:10:57,317 (武雄)連中は人間じゃない! 96 00:10:57,317 --> 00:11:00,303 分かってるんですか? 清水さん。 97 00:11:00,303 --> 00:11:03,290 恵ちゃんだって 起き上がっている可能性があるんですよ! 98 00:11:03,290 --> 00:11:07,294 うっ…。 (武藤)徹だって…。 99 00:11:07,294 --> 00:11:13,300 わたしは 息子に くいを打って 殺すなんてこと できません! 100 00:11:13,300 --> 00:11:17,304 武藤さん。 あんたは このまま放置しろと言うのか? 101 00:11:17,304 --> 00:11:20,290 共存は あり得ないんだぞ。 102 00:11:20,290 --> 00:11:22,292 それも分かります。 103 00:11:22,292 --> 00:11:26,296 ののしってください。 わたしは逃げます。 104 00:11:26,296 --> 00:11:32,302 (男性)あの… わたしも。 (男性)自分も…。 105 00:11:32,302 --> 00:11:35,305 あいつら…。 (敏夫)彼らは事態を甘く見ている。 106 00:11:35,305 --> 00:11:40,293 全然 分かってないんだ。 (富雄)で どうします? 107 00:11:40,293 --> 00:11:43,296 本格的な狩りは 夜が明けてからにしよう。→ 108 00:11:43,296 --> 00:11:46,299 それまでに やつらの拠点の把握と→ 109 00:11:46,299 --> 00:11:49,302 逃がさないために 村道の封鎖をしたい。 110 00:11:49,302 --> 00:11:53,289 (武雄)村道の封鎖は わたしが 何人か連れていってきます。 111 00:11:53,289 --> 00:11:58,294 かず子。 お前 女衆を集めて 怪しい場所はないか→ 112 00:11:58,294 --> 00:12:00,296 あちこち聞いて回ってこい。→ 113 00:12:00,296 --> 00:12:04,300 絶対 1人で うろうろするな。 何人かで集まっていくんだ。 114 00:12:04,300 --> 00:12:07,303 (敏夫)ついでに 一騒動あることを説明してくれ。 115 00:12:07,303 --> 00:12:10,290 別に細かいことを言う必要はない。 116 00:12:10,290 --> 00:12:13,293 夏から こっち 続いていた 災厄をはらう。 117 00:12:13,293 --> 00:12:16,296 そう 「虫送りをする」と言うんだ。 118 00:12:16,296 --> 00:12:19,299 それで 分かるやつはピンとくるだろう。→ 119 00:12:19,299 --> 00:12:22,302 手を貸してくれる気があったら 神社に来るよう。→ 120 00:12:22,302 --> 00:12:27,290 そうでなかったら 家に 閉じこもっているように言うんだ。 121 00:12:27,290 --> 00:12:30,293 (富雄)何だ!? 122 00:12:30,293 --> 00:12:33,293 (男性)停電だ!! 村の明かりが 全部 消えている! 123 00:14:37,303 --> 00:14:39,305 (佳枝)人が集まっているようだから気を付けなさい。→ 124 00:14:39,305 --> 00:14:41,291 江渕と葬儀社は マークされると思うから→ 125 00:14:41,291 --> 00:14:43,293 明け方に頼っては駄目。 126 00:14:43,293 --> 00:14:46,296 とにかく ここまで戻ってくるか 隠れなさい。 127 00:14:46,296 --> 00:14:50,300 それから 戻ってくるときの 抜け道に入るときは気を付けて。→ 128 00:14:50,300 --> 00:14:52,302 人に見られないように。→ 129 00:14:52,302 --> 00:14:55,305 山で仲間に会ったら そう伝えてちょうだい。 130 00:14:55,305 --> 00:14:57,290 ≪(ドアをたたく音) 131 00:14:57,290 --> 00:15:01,294 (かず子)加奈美さん! 夜遅く ごめんね。 加奈美さん! 132 00:15:01,294 --> 00:15:05,298 ≪(加奈美)何ですか? (かず子)少し 話があるの。 133 00:15:05,298 --> 00:15:08,301 (加奈美)ごめんなさい。 今 ちょっと開けられないの。 134 00:15:08,301 --> 00:15:11,304 ≪(かず子)じゃあ そのままでいいから聞いて。→ 135 00:15:11,304 --> 00:15:15,291 この辺で 急に人が戻ってきたり してる家ってあるかしら?→ 136 00:15:15,291 --> 00:15:19,295 無人なはずなのに 物音がする家とか。 137 00:15:19,295 --> 00:15:22,298 (加奈美)いいえ。 何かあったの? 138 00:15:22,298 --> 00:15:24,300 (かず子)これから やるの。 139 00:15:24,300 --> 00:15:27,303 ことしは 死人が多かったり 妙なことが続いたから→ 140 00:15:27,303 --> 00:15:32,292 それを何とかしようってことに なったの。 虫送りをするの。 141 00:15:32,292 --> 00:15:37,297 (加奈美) 虫送り…!? 鬼をはらうの? 142 00:15:37,297 --> 00:15:42,302 そうよ。 分かるの? じゃあ 手伝う気があったら神社に行って。 143 00:15:42,302 --> 00:15:45,305 でなかったら うちに こもっていて。 144 00:15:45,305 --> 00:15:47,305 (加奈美)分かったわ。 145 00:15:51,294 --> 00:15:59,302 (妙の泣き声) 146 00:15:59,302 --> 00:16:03,306 (加奈美)お母さん。 ひもじくても我慢して。→ 147 00:16:03,306 --> 00:16:07,293 わたし以外の人間を 決して襲わないで。 148 00:16:07,293 --> 00:16:10,296 (妙)うん…。 149 00:16:10,296 --> 00:16:13,299 (かず子) ごめんなさい! 元子さん! 150 00:16:13,299 --> 00:16:20,299 ≪(かず子)夜に ごめんね! 元子さん。 ちょっと話があるの! 151 00:16:22,292 --> 00:16:26,296 (正雄)嫌だ!! 冗談じゃないよ! 村なんかに行ったら→ 152 00:16:26,296 --> 00:16:29,299 みんな くいを持って 待ち構えてるんだ! うわっ!! 153 00:16:29,299 --> 00:16:32,302 (恵)ちょっと! 大声上げながら ついてこないで! 154 00:16:32,302 --> 00:16:34,304 (正雄)だって そうだろ。 こういうことが→ 155 00:16:34,304 --> 00:16:38,291 起こらないようにするのが 兼正の役目じゃないのか!? 156 00:16:38,291 --> 00:16:40,293 とにかく ついてこないで。 157 00:16:40,293 --> 00:16:43,296 し… 清水ぅ! 158 00:16:43,296 --> 00:16:47,317 なぁ 清水。 2人で逃げようぜ。 159 00:16:47,317 --> 00:16:49,302 うぇー ゲホッ! 160 00:16:49,302 --> 00:16:52,305 な…!? (恵)逃げる? 2人で? 161 00:16:52,305 --> 00:16:57,310 夜が明けて 寝る場所はあるの? お金は持ってるの? 162 00:16:57,310 --> 00:17:01,297 車の運転でも できるの? 誰か襲ってきたら殴れる? 163 00:17:01,297 --> 00:17:05,301 あいさつできるの? 英語は? 掛け算は? 分数分かる?→ 164 00:17:05,301 --> 00:17:07,303 お箸の持ち方は? 165 00:17:07,303 --> 00:17:11,290 サイテー。 (正雄)ま… 待てよ! 166 00:17:11,290 --> 00:17:14,293 だから 邪魔しないでって言ってるの! 167 00:17:14,293 --> 00:17:16,295 (正雄)お… 俺…。 (恵)いい? 168 00:17:16,295 --> 00:17:19,298 ここで ちゃんと働かなかったら わたしたち→ 169 00:17:19,298 --> 00:17:22,301 ここに置き捨てられるのよ。 分かんないわけ? 170 00:17:22,301 --> 00:17:25,288 (正雄)置き捨て…。 (恵)フン! 171 00:17:25,288 --> 00:17:27,288 嫌だ。 俺も行く! 172 00:17:29,292 --> 00:17:34,297 あんたみたいな 本当に口先だけでふ抜けなやつは邪魔なの。→ 173 00:17:34,297 --> 00:17:37,300 ついてこないで。 174 00:17:37,300 --> 00:17:41,300 《ホントに… わたしたち…》 175 00:17:49,312 --> 00:17:51,312 結城君…。 176 00:17:53,299 --> 00:17:57,303 (律子)ハァ… ハァ…。 177 00:17:57,303 --> 00:17:59,303 (徹)《律ちゃん…》 178 00:18:01,307 --> 00:18:05,294 (徹)襲うんだ!! 起きて そいつを襲え!!→ 179 00:18:05,294 --> 00:18:09,298 腹が減って苦しいんだろう! 襲え!! 180 00:18:09,298 --> 00:18:15,304 あんたが襲わないなら 俺が襲う!目の前で絞め殺してやるぞ!! 181 00:18:15,304 --> 00:18:19,292 そいつが… その女が 「一思いに殺してくれ」と→ 182 00:18:19,292 --> 00:18:23,296 泣いて頼むようにしてやるぞ!! 183 00:18:23,296 --> 00:18:27,296 (徹の泣き声) 184 00:18:33,289 --> 00:18:36,292 (正志郎)あっ! (辰巳)千鶴だ。 185 00:18:36,292 --> 00:18:39,295 沙子は千鶴に甘かった。 186 00:18:39,295 --> 00:18:44,300 千鶴が ほころびに なるんじゃないかと思っていた。 187 00:18:44,300 --> 00:18:50,289 尾崎は狡猾なんだ。 千鶴には荷が重過ぎた。 188 00:18:50,289 --> 00:18:55,289 あの男を排除してくれ。 千鶴の敵を討て。 189 00:18:59,298 --> 00:19:03,302 (かおり)恵ちゃんが わたしを殺しに来る。→ 190 00:19:03,302 --> 00:19:08,291 恵ちゃんが わたしを殺しに来る。 恵ちゃんが わたしを殺しに来る。 191 00:19:08,291 --> 00:19:11,294 恵ちゃんが わたしを殺しに来る…! 192 00:19:11,294 --> 00:19:13,296 恵ちゃんが わたしを殺しに来る…!! 193 00:19:13,296 --> 00:19:16,299 《ざまあみろ!》 194 00:19:16,299 --> 00:19:18,301 恵ちゃん…。 195 00:19:18,301 --> 00:19:24,290 《恵ちゃん。 わたしは あなたに復讐する権利がある!》 196 00:19:24,290 --> 00:19:26,292 (物音) 197 00:19:26,292 --> 00:19:29,292 (ラブの うなり声) (かおり)シッ。 198 00:19:40,289 --> 00:19:42,289 (ラブの うなり声) 199 00:19:44,293 --> 00:19:46,293 《恵ちゃん…》 200 00:19:50,299 --> 00:19:53,319 《わたしには…!》 201 00:19:53,319 --> 00:19:56,319 待ってたよ! 恵ちゃ…。 202 00:20:02,295 --> 00:20:05,314 (田中)かお…。 203 00:20:05,314 --> 00:20:08,301 (クラクション) (篤)チクショー! 204 00:20:08,301 --> 00:20:10,303 千鶴は俺の女なのに!→ 205 00:20:10,303 --> 00:20:14,290 千鶴をやったからって いい気になんなよ やぶ医者!→ 206 00:20:14,290 --> 00:20:17,310 お前に ルールってもんを教えてやる。→ 207 00:20:17,310 --> 00:20:21,297 俺は まだ 俺の取り分も もらってねえ! 208 00:20:21,297 --> 00:20:28,297 まずいなぁ。 やはり 若先生を 排除する前に夜明けが来るか。 209 00:20:31,290 --> 00:20:37,296 食べてませんね。 (静信)辰巳さん…。 敏夫は? 210 00:20:37,296 --> 00:20:40,299 フン。 気になりますか。→ 211 00:20:40,299 --> 00:20:44,303 まだ どうにかしたという報告は ありません。→ 212 00:20:44,303 --> 00:20:48,291 あとしばらくで夜が明けます。 213 00:20:48,291 --> 00:20:51,294 沙子をお願いしても いいですか? 214 00:20:51,294 --> 00:20:53,296 僕に…? 215 00:20:53,296 --> 00:20:58,301 (辰巳)沙子は 夜が明けると 深い眠りについてしまう。→ 216 00:20:58,301 --> 00:21:02,288 そして また 夜になるまで 目覚めることはできない。→ 217 00:21:02,288 --> 00:21:06,292 屋敷は もう 村人たちに包囲されています。→ 218 00:21:06,292 --> 00:21:10,296 夜が明ければ 中に踏み込んでくるでしょう。 219 00:21:10,296 --> 00:21:14,300 あなたには 沙子と一緒に 地下室に隠れてもらいたい。 220 00:21:14,300 --> 00:21:18,304 僕は出ていかねばなりません。 (静信)僕は…。 221 00:21:18,304 --> 00:21:21,290 村人をどうこうしろとは 言いません。 222 00:21:21,290 --> 00:21:24,293 ただ 沙子に不利になることを しないでもらいたい。 223 00:21:24,293 --> 00:21:29,298 できれば 危険から遠ざける 手伝いをしてもらいたいんですよ。 224 00:21:29,298 --> 00:21:37,290 それなら 約束できると思うよ。 体力的に おぼつかないけどね。 225 00:21:37,290 --> 00:21:41,294 (辰巳)注射をして 点滴の処置をしていきます。→ 226 00:21:41,294 --> 00:21:44,297 それで かなり改善されるはずです。 227 00:21:44,297 --> 00:21:46,297 (静信)ありがとう。 228 00:21:48,301 --> 00:21:52,305 あなたは変わった人だ。 (静信)そうかな。 229 00:21:52,305 --> 00:21:56,292 それと もう1つ お願いがあるんですが。 230 00:21:56,292 --> 00:21:58,294 何だい? 231 00:21:58,294 --> 00:22:04,317 (辰巳)人狼は 血を吸わないと 本来の力を出せないんです。 232 00:22:04,317 --> 00:22:06,317 (静信)どうぞ。 233 00:22:10,289 --> 00:22:13,292 (富雄) 若先生。 そろそろ 夜が明ける。 234 00:22:13,292 --> 00:22:15,294 よし。 235 00:22:15,294 --> 00:22:17,294 始めよう。 236 00:22:19,298 --> 00:22:21,300 (沙子)気分 ひどい? 237 00:22:21,300 --> 00:22:25,304 (静信) いや こんなもんじゃないかな。 238 00:22:25,304 --> 00:22:28,307 (沙子) ねえ 教えてもらえるかしら。→ 239 00:22:28,307 --> 00:22:31,293 どうして 彼は 弟を殺したの? 240 00:22:31,293 --> 00:22:35,314 彼? (沙子)室井さんの書いている小説。 241 00:22:35,314 --> 00:22:40,302 ああ…。 どうしてだったんだろう。 242 00:22:40,302 --> 00:22:44,290 じゃあ 室井さんは? (静信)えっ? 243 00:22:44,290 --> 00:22:49,295 (沙子)室井さんは どうして 自分を殺そうと思ったの? 244 00:22:49,295 --> 00:22:52,314 (静信)あぁ…。 245 00:22:52,314 --> 00:22:55,301 分からない。 (沙子)えっ?→ 246 00:22:55,301 --> 00:22:59,305 変なの。 (静信)そうだね。 247 00:22:59,305 --> 00:23:02,291 (沙子)わたしは分かるわ。 (静信)うん? 248 00:23:02,291 --> 00:23:06,312 (沙子)彼は 弟を殺さないと 生きていけなかったのよ。 249 00:23:06,312 --> 00:23:11,300 そうか。 君たちのように? 250 00:23:11,300 --> 00:23:16,305 そうよ。 自分が生きていけないから殺す。 251 00:23:16,305 --> 00:23:19,305 いつだって 理由は それだけ。 252 00:23:22,294 --> 00:23:25,297 理由のない殺意なんて ないわ。 253 00:23:25,297 --> 00:23:31,303 やっぱり 原稿の書き込みは 君だったんだね。 254 00:23:31,303 --> 00:23:34,290 (ガラスの割れる音) (田茂)な… 何なんだ これは!? 255 00:23:34,290 --> 00:23:38,294 (田代)クリニックじゃない! 屍鬼の隠れ家だったんだ。 256 00:23:38,294 --> 00:23:44,300 お寺に行った人に お願いして ちょっとだけ持ち出してもらったの。 257 00:23:44,300 --> 00:23:47,319 どうしても読みたかったから。 258 00:23:47,319 --> 00:23:53,292 (静信)そうだね。 あれが 世に出ることは ないだろうから。 259 00:23:53,292 --> 00:23:56,295 それまで 村も 僕も…。 260 00:23:56,295 --> 00:24:01,300 (宗秀)これが屍鬼なのか? (宗貴)いや たぶん違う。→ 261 00:24:01,300 --> 00:24:06,305 まだ 起き上がってない死体だ。 棺が すり替えられていたんだ! 262 00:24:06,305 --> 00:24:10,292 わたし ひどいことをしてるわ。 263 00:24:10,292 --> 00:24:14,296 (静信) ここへ来たのは僕の意思だよ。 264 00:24:14,296 --> 00:24:20,319 最後まで 読みたい…。 265 00:24:20,319 --> 00:24:23,305 ≪(村人たちの怒号) 266 00:24:23,305 --> 00:24:26,305 (光男) ちょっと 様子を見てきます。 267 00:24:31,297 --> 00:24:33,297 うおー! 268 00:24:37,319 --> 00:24:40,306 (鶴見)うぅ…。 (光男)ハッ。 鶴見君! 269 00:24:40,306 --> 00:24:44,310 やめてくれ! 頼む お願い! 270 00:24:44,310 --> 00:24:47,310 (男性)てやー!! (光男)あっ…。 271 00:24:54,303 --> 00:24:56,305 《僕は…》 272 00:24:56,305 --> 00:24:59,291 (村人たち)うおー!! 273 00:24:59,291 --> 00:25:04,296 (武雄)誰もいない。 ゆうべのうちに逃げ出したのか!? 274 00:25:04,296 --> 00:25:07,299 うーっ! ここも空か。 275 00:25:07,299 --> 00:25:10,299 (敏夫)《ここにいたのか 静信》 276 00:25:13,305 --> 00:25:15,291 大川さん! 277 00:25:15,291 --> 00:25:17,293 こうしときゃ 万が一 連中が→ 278 00:25:17,293 --> 00:25:21,297 ここに逃げ込もうと戻ってきても もう使えねえだろ。 279 00:25:21,297 --> 00:25:25,301 確かに そうだ。 (敏夫)よし! そうしよう。→ 280 00:25:25,301 --> 00:25:30,306 窓は全部 壊そう。 隠れられるような戸棚もだ。→ 281 00:25:30,306 --> 00:25:33,306 敵の拠点をつぶしていくんだ! 282 00:25:35,294 --> 00:25:40,299 (静信)《沙子の 言うとおりだとしたら 僕は→ 283 00:25:40,299 --> 00:25:46,299 村に対して なにがしかの殺意を 抱いていることになるのか》 284 00:25:56,298 --> 00:26:06,298 ♪♪~