1 00:00:34,274 --> 00:00:38,262 (正志郎)屍鬼になりたいんですよ。 (正雄)冗談じゃないよ! 2 00:00:38,262 --> 00:00:41,265 (やすよ)律ちゃんに 親切にしてくれて ありがとうね。 3 00:00:41,265 --> 00:00:43,265 ≪(富雄)協力者ですよ。 4 00:00:45,252 --> 00:00:51,258 (トラックのバックする音) 5 00:00:51,258 --> 00:00:53,277 (智寿子)わたしが。 6 00:00:53,277 --> 00:00:56,263 (女性)智寿子ちゃん まだまだ元気あるわね。→ 7 00:00:56,263 --> 00:01:00,250 やっぱり 若いっていいわ。 (智寿子)若いなんて…。 わたし→ 8 00:01:00,250 --> 00:01:05,255 家で お米の配達 手伝ってたし 重いものに慣れてるだけです。→ 9 00:01:05,255 --> 00:01:07,257 もうオバサンです。 (女性)あら やだ。→ 10 00:01:07,257 --> 00:01:11,261 智寿子ちゃん オバサンだったら わたしたち どうなっちゃうのよ。 11 00:01:11,261 --> 00:01:15,249 (女性)わたしは まだオバサンかしら。 (女性)あら やだ。 12 00:01:15,249 --> 00:01:19,253 ねえねえ。 これ まだ動いてるわよ。 13 00:01:19,253 --> 00:01:22,253 あっ。 わたしがやります。 14 00:01:28,262 --> 00:01:30,262 お茶にしましょ。 15 00:01:32,249 --> 00:01:36,253 (智寿子)あー おいしそう。 わたし もう おなかぺこぺこ。→ 16 00:01:36,253 --> 00:01:38,253 あら? 17 00:01:43,277 --> 00:01:53,277 ♪♪~ 18 00:05:23,263 --> 00:05:28,251 ≪(野犬の吠え声) 19 00:05:28,251 --> 00:05:31,254 (やすよ)ああっ!! 嫌ーっ! 20 00:05:31,254 --> 00:05:34,254 (やすよの悲鳴) 21 00:05:40,247 --> 00:05:44,267 (沙子)うぅ…。 眠りたくない。 22 00:05:44,267 --> 00:05:49,256 (静信)大丈夫だよ。 僕も辰巳さんもいるから。 23 00:05:49,256 --> 00:05:52,259 (沙子) うぅ…。 きっと 朝になったら→ 24 00:05:52,259 --> 00:05:55,262 村の人たちが ここへ なだれ込んでくるわ。→ 25 00:05:55,262 --> 00:05:58,248 そして わたしたち おしまいなの。 26 00:05:58,248 --> 00:06:02,252 (辰巳)逃がしてあげるから 心配しないで おやすみ。 27 00:06:02,252 --> 00:06:06,256 嫌!! これが お別れかもしれないの!→ 28 00:06:06,256 --> 00:06:10,277 辰巳にも室井さんにも 会えないかもしれないの! 29 00:06:10,277 --> 00:06:12,262 これっきりなんて 嫌!! 30 00:06:12,262 --> 00:06:16,249 大丈夫だよ。 (沙子)嘘よ! 信じない! 31 00:06:16,249 --> 00:06:18,251 眠ってお別れなんて 嫌! 32 00:06:18,251 --> 00:06:23,251 その瞬間まで 起きていたいわ。 どうして…! 33 00:06:27,260 --> 00:06:30,247 沙子。 (沙子)なあに? 34 00:06:30,247 --> 00:06:35,252 僕は 君のおかげで 少しだけ 自分のことが分かったように思う。 35 00:06:35,252 --> 00:06:38,255 自分のこと? (静信)そう。 36 00:06:38,255 --> 00:06:42,255 じゃあ 教えて。 なぜ 自分を殺そうとしたの? 37 00:06:44,261 --> 00:06:47,247 絶望していたからだよ。 38 00:06:47,247 --> 00:06:53,270 そんなこと… 答えにならないわ。 駄目よ。 39 00:06:53,270 --> 00:06:58,258 でも… 彼は 絶望によって弟を殺した。 40 00:06:58,258 --> 00:07:00,277 彼? 41 00:07:00,277 --> 00:07:04,247 弟は 彼と世界との接点だった。→ 42 00:07:04,247 --> 00:07:09,252 そして それと同時に 彼の絶望の接点だった。→ 43 00:07:09,252 --> 00:07:15,258 「お前が憎かったわけではない」と 彼は 空洞の目をした弟に言った。 44 00:07:15,258 --> 00:07:21,248 「知っています」と弟は答えた。 その屍鬼は 初めて口を開いた。 45 00:07:21,248 --> 00:07:25,252 (弟)あなたは わたしを あの丘から解放したのです。→ 46 00:07:25,252 --> 00:07:28,255 あの丘は 結局のところ 神の支配下にあります。→ 47 00:07:28,255 --> 00:07:30,257 だから わたしは→ 48 00:07:30,257 --> 00:07:34,261 神に気に入られるよう 善き人間を演じてきた。 49 00:07:34,261 --> 00:07:40,250 (静信)「自分を押し殺し 丘を嫌悪し 侮蔑しながら→ 50 00:07:40,250 --> 00:07:43,270 わたしには そう生きるしかできなかった」 51 00:07:43,270 --> 00:07:48,258 (弟)その生き方を 心の底から憎んでいたくせに。→ 52 00:07:48,258 --> 00:07:52,262 あなたは そんなわたしとは 正反対で 自由だった。 53 00:07:52,262 --> 00:07:56,249 それが理由だわ 弟が兄についていった。 54 00:07:56,249 --> 00:07:58,251 (静信)そうだね。→ 55 00:07:58,251 --> 00:08:02,272 弟は兄と共にあるため ただ それだけのために。 56 00:08:02,272 --> 00:08:05,272 (沙子) でも どうして 兄は絶望したの? 57 00:08:07,277 --> 00:08:13,250 ありがとう。 わたしは あなたに殺されたかったのです。 58 00:08:13,250 --> 00:08:18,255 (静信)彼は弟を見詰め そして 弟は消えた。→ 59 00:08:18,255 --> 00:08:22,259 まだ 屍鬼が墓に戻る刻限ではない。→ 60 00:08:22,259 --> 00:08:27,247 にもかかわらず 彼の弟は姿を消してしまった。→ 61 00:08:27,247 --> 00:08:32,252 彼は弟を呼んだ。 初めて 声にして。→ 62 00:08:32,252 --> 00:08:36,256 彼は思い出した。 この名は自分の名。→ 63 00:08:36,256 --> 00:08:40,260 彼には弟がなかった。 殺したのは彼。→ 64 00:08:40,260 --> 00:08:44,247 殺されたのも また 彼自身だった。→ 65 00:08:44,247 --> 00:08:49,252 弟は 絶望の中から生まれ そして 彼は→ 66 00:08:49,252 --> 00:08:54,252 その絶望によって 弟と自身を殺傷したのだ。 67 00:09:00,247 --> 00:09:07,247 父も… 住職を演じることに 絶望していたのか…。 68 00:09:13,260 --> 00:09:15,260 (正雄)ここも駄目か。 69 00:09:21,251 --> 00:09:25,255 ヤバいよ このまま眠っちまったら。 70 00:09:25,255 --> 00:09:28,258 あぁ…。→ 71 00:09:28,258 --> 00:09:31,261 駄目だ… 眠っちゃ…。 72 00:09:31,261 --> 00:09:36,261 駄目なんだ…。 殺されちゃう みんなみたいに…。 73 00:09:39,252 --> 00:09:43,256 冗談じゃないよ…。→ 74 00:09:43,256 --> 00:09:49,262 清水。 お前も 殺されちゃったんだろうなぁ。 75 00:09:49,262 --> 00:09:52,262 俺といりゃ 助けてやったのに。 76 00:09:54,250 --> 00:09:56,252 あ…。 うぐぐぐぐ! 77 00:09:56,252 --> 00:10:01,257 何でだよ! 何で俺が こんな目に…。 ぶはっ!! 78 00:10:01,257 --> 00:10:06,257 俺だけが こんな目に…。 あっ そうだ! 79 00:10:13,253 --> 00:10:17,257 ≪(物音) (智寿子)ハッ。 誰? 80 00:10:17,257 --> 00:10:21,261 ≪(正雄) 姉さん。 俺だよ 正雄だよ。 81 00:10:21,261 --> 00:10:26,249 助けてよ。 俺 殺されちゃう。 中へ入れて。→ 82 00:10:26,249 --> 00:10:30,253 姉さんしか 助けてくれる人 いないんだ。 83 00:10:30,253 --> 00:10:34,257 お願いだよ。 俺 おとなしくしてるからさ。→ 84 00:10:34,257 --> 00:10:39,245 俺 いつだって そうしてたろ? もちろん 誰も襲ったりしないよ。→ 85 00:10:39,245 --> 00:10:42,265 そう! 智香だって襲わない。 86 00:10:42,265 --> 00:10:47,270 約束するよ 絶対。 俺 言ったとおりにするだろ?→ 87 00:10:47,270 --> 00:10:50,256 だから 姉さん お願い…。 (鍵の開く音) 88 00:10:50,256 --> 00:10:53,259 ≪(智寿子)いいわ。 (正雄)姉さん! 89 00:10:53,259 --> 00:10:57,247 正雄君。 入ってらっしゃい。 90 00:10:57,247 --> 00:11:00,250 (男性)そろそろ夜明けだな。 (男性)ああ。→ 91 00:11:00,250 --> 00:11:03,253 もう どっかに 隠れちまったのかな。 92 00:11:03,253 --> 00:11:06,256 こいつ!? あ…。 93 00:11:06,256 --> 00:11:10,260 (佳枝)わたしたちを 狩ろうとしてる連中を襲いなさい。 94 00:11:10,260 --> 00:11:13,263 (老婆)ジジイもババアも やっちまうんだ。 95 00:11:13,263 --> 00:11:16,249 (少女) わたしたちのために やってね。 96 00:11:16,249 --> 00:11:19,249 (松村)あっ。 ヒィ…! 97 00:11:27,260 --> 00:11:29,262 あんたたちは もう戻りなさい。 98 00:11:29,262 --> 00:11:33,249 村のやつらが山入に気付くのは 時間の問題だから。 99 00:11:33,249 --> 00:11:37,270 厳重にふさいで 簡単に破られないようにするの。 100 00:11:37,270 --> 00:11:40,256 佳枝さんは? (佳枝)わたしは人狼だから大丈夫。 101 00:11:40,256 --> 00:11:43,259 1人でも多く片付けるわ。 昼の方が やつら 油断するから→ 102 00:11:43,259 --> 00:11:47,259 逆に やりやすいかも。 さっ 早く! 日が出ちゃうよ。 103 00:11:50,250 --> 00:11:53,250 あんたは 神社へ行って 若先生をやりなさい。 104 00:11:55,255 --> 00:11:58,258 いい? 若先生に向けて撃てばいいの。 105 00:11:58,258 --> 00:12:00,258 できるだけ近づいて。 106 00:12:06,249 --> 00:12:11,254 (佳枝)ハッ。 正志郎。 何をしてる? 107 00:12:11,254 --> 00:12:13,256 待っていた。 108 00:12:13,256 --> 00:12:15,256 何? 109 00:12:18,261 --> 00:12:21,261 人狼が通るのを。 110 00:12:23,249 --> 00:12:25,251 フッ。 (銃声) 111 00:12:25,251 --> 00:12:38,248 ♪♪~ 112 00:12:38,248 --> 00:12:42,248 (やすよ)《村に帰れる。 でも…》 113 00:12:46,256 --> 00:12:50,260 どうする? もう 埋める場所がないぞ。 114 00:12:50,260 --> 00:12:52,262 (男性)若先生が 何か考えてくれるはずだよ。→ 115 00:12:52,262 --> 00:12:55,262 村の外に出すわけにいかねえしな。 116 00:12:58,251 --> 00:13:00,253 (女性)先生は? 117 00:13:00,253 --> 00:13:03,256 (女性)地獄穴 見に行ってるって。 (女性)地獄穴? 118 00:13:03,256 --> 00:13:06,259 (女性)本殿の裏の方に あるんだって。 119 00:13:06,259 --> 00:13:09,259 (女性)へぇー 聞いたことない。 (女性)あるんだってよ。 120 00:13:11,247 --> 00:13:15,251 (宗秀)ここに死体を落として 上を崩してしまったら どうじゃろ? 121 00:13:15,251 --> 00:13:19,255 (敏夫)ああ。 死体の処理が格段に楽になるな。→ 122 00:13:19,255 --> 00:13:22,275 墓地へ行ってる連中に伝えてくれ。 123 00:13:22,275 --> 00:13:24,260 ≪(田代)敏夫!→ 124 00:13:24,260 --> 00:13:28,248 やすよさんが会いに来た。 (敏夫)やすよさんが…? 125 00:13:28,248 --> 00:13:31,251 (敏夫) やすよさん! そのケガは…!? 126 00:13:31,251 --> 00:13:35,255 野犬ですよ。 あとは転んだりとか。 127 00:13:35,255 --> 00:13:39,259 わたしにも まだまだ 運が残ってたみたいですね。 128 00:13:39,259 --> 00:13:43,263 しかし 何だって…。 (やすよ)山入から逃げてきました。 129 00:13:43,263 --> 00:13:45,248 山入? 130 00:13:45,248 --> 00:13:48,251 あそこは… 起き上がりが…。 131 00:13:48,251 --> 00:13:51,254 起き上がりたちが大勢います。 (敏夫)何だって!? 132 00:13:51,254 --> 00:13:55,258 (やすよ)すみかにしてるんです! それで あの…。 133 00:13:55,258 --> 00:13:58,261 (敏夫)分かった やすよさん。 ありがとう。→ 134 00:13:58,261 --> 00:14:02,261 みんなを集めて! (やすよ)あの… 先生…。 135 00:16:08,257 --> 00:16:10,259 ≪(男性)ふさがってるぞ! 136 00:16:10,259 --> 00:16:13,246 なるほど。 山入の住人を全滅させ→ 137 00:16:13,246 --> 00:16:16,249 最初から 孤立させる計画だったのか。 138 00:16:16,249 --> 00:16:19,252 (富雄)行くぞ! (村人たち)おう!! 139 00:16:19,252 --> 00:16:23,252 安森んとこにユンボがあるはずだ。誰か持ってきてくれ! 140 00:16:25,274 --> 00:16:27,260 (チェーンソーの音) 141 00:16:27,260 --> 00:16:30,260 あぁ… あうぅぅ! 142 00:16:32,248 --> 00:16:35,251 (男性)こいつめ!! (屍鬼)うあー!! 143 00:16:35,251 --> 00:16:37,251 あっ! 144 00:16:42,275 --> 00:16:44,275 (富雄)おっ!? 145 00:16:49,265 --> 00:16:53,252 御院! こんな所に…。 146 00:16:53,252 --> 00:16:56,252 (信明)大川さん。 147 00:16:58,257 --> 00:17:04,247 (信明)し… 死ねる…。 これで死ねる…。 ありがたい。→ 148 00:17:04,247 --> 00:17:07,250 おりがとう 大川さん。 149 00:17:07,250 --> 00:17:10,253 ぐぅぅ…。 150 00:17:10,253 --> 00:17:20,263 ♪♪~ 151 00:17:20,263 --> 00:17:33,259 ♪♪~ 152 00:17:33,259 --> 00:17:36,262 (宗貴)若先生。 153 00:17:36,262 --> 00:17:39,248 (笈太郎)こりゃあ 武藤んとこの せがれと→ 154 00:17:39,248 --> 00:17:41,250 先生んとこの律ちゃんじゃよ。 155 00:17:41,250 --> 00:17:46,255 (武藤)《息子に くいを打って 殺すなんてこと できません!》 156 00:17:46,255 --> 00:17:51,255 (律子)《もう 病院も辞めます。 ほっといてください》 157 00:17:53,262 --> 00:17:56,249 (富雄)《てめえの息子が やらかしたこと…》 158 00:17:56,249 --> 00:18:00,253 (田代)ううっ…。 (嘔吐する音) 159 00:18:00,253 --> 00:18:04,257 (田代)もう駄目だ 俺は! こんなこと もう やめよう。 160 00:18:04,257 --> 00:18:08,261 (敏夫)正さん。 まだ 桐敷の2人が残ってる。→ 161 00:18:08,261 --> 00:18:11,247 やつらを片付けないかぎり 終わるわけには いかないんだ。 162 00:18:11,247 --> 00:18:14,250 (田代)もう 村を 出てしまったかもしれないだろ。 163 00:18:14,250 --> 00:18:17,253 (笈太郎)村から出る林道には 見張りがおるし→ 164 00:18:17,253 --> 00:18:22,275 国道も封鎖しとる。 逃げ出すのは 難しいんじゃないだろうか。 165 00:18:22,275 --> 00:18:25,261 (宗貴)だけど もう 山入の家は 全部 開けてしまった。→ 166 00:18:25,261 --> 00:18:28,247 あとは もう…。 167 00:18:28,247 --> 00:18:31,250 (田代)だから もう どこも ないんだろ!? 168 00:18:31,250 --> 00:18:35,254 (広沢)もしかしたら…。 (敏夫)広沢さん。 169 00:18:35,254 --> 00:18:39,258 (広沢)屋敷です 桐敷の。 (敏夫)えっ? あそこは もう…。 170 00:18:39,258 --> 00:18:43,262 思い出しました。 あの屋敷が基礎工事のとき→ 171 00:18:43,262 --> 00:18:48,251 何台ものトラックで 大量の土砂が運び出されてたんです。 172 00:18:48,251 --> 00:18:53,251 間違いない。 あそこには 地下室がありますよ 隠れるための。 173 00:18:58,261 --> 00:19:01,247 バレたか。→ 174 00:19:01,247 --> 00:19:05,251 室井さん。 ここは もう駄目です。 脱出しましょう。 175 00:19:05,251 --> 00:19:10,256 脱出…? (辰巳)村の連中が突入してきます。 176 00:19:10,256 --> 00:19:13,256 でも 道路は封鎖されているんだろう? 177 00:19:20,249 --> 00:19:25,254 (辰巳)抜け道があるんです。 遮光が完全とは いえません。→ 178 00:19:25,254 --> 00:19:27,256 なるべく 暗い所に 置いてやってください。 179 00:19:27,256 --> 00:19:29,258 えっ? 180 00:19:29,258 --> 00:19:32,261 室井さん。 この期に及んで 頼み事ばかりで→ 181 00:19:32,261 --> 00:19:37,250 申し訳ありませんが 沙子を頼みます。 182 00:19:37,250 --> 00:19:39,252 君は? 183 00:19:39,252 --> 00:19:42,255 おとりになります。 184 00:19:42,255 --> 00:19:47,260 あ…。 聞いてもいいだろうか。 (辰巳)何でしょう? 185 00:19:47,260 --> 00:19:50,246 なぜ そこまでして 沙子に仕えるんだい? 186 00:19:50,246 --> 00:19:54,250 僕には 屍鬼よりも 人狼の方が優れて見える。 187 00:19:54,250 --> 00:19:58,254 (辰巳) 屍鬼は 不完全な人狼だと? 188 00:19:58,254 --> 00:20:03,259 フフッ。 千鶴が生きていたら さぞかし怒っただろうな。 189 00:20:03,259 --> 00:20:06,259 沙子も 今のを聞いたら どう思うでしょうね。 190 00:20:08,247 --> 00:20:11,250 (辰巳)生き物としての優劣は 関係ないですよ。→ 191 00:20:11,250 --> 00:20:14,253 むしろ 個人的な感情の問題です。→ 192 00:20:14,253 --> 00:20:18,257 僕にとって 沙子はね 滅びの象徴なんです。→ 193 00:20:18,257 --> 00:20:22,261 いずれ滅びるんです。 全てのものは消えていく。→ 194 00:20:22,261 --> 00:20:25,247 だけど 沙子は それに抵抗して あがく。→ 195 00:20:25,247 --> 00:20:30,247 その姿が引き付けるんです。 僕は 奇麗だと思う。 196 00:20:32,254 --> 00:20:35,254 (静信)それだけ? (辰巳)フフ…。 197 00:20:37,259 --> 00:20:40,246 それだけで十分なんだね。 198 00:20:40,246 --> 00:20:42,246 やっ! 199 00:20:46,252 --> 00:20:48,252 ≪(車のエンジン音) (村人たち)何だ? 何だ? 200 00:20:59,248 --> 00:21:02,268 (村人たち)うわー!! 201 00:21:02,268 --> 00:21:06,255 (男性)逃げた! 追うぞー!! (男性)国道の連中に伝えろ! 202 00:21:06,255 --> 00:21:10,255 ≪急げ! ≪見失うな! 追え 追え! 203 00:21:18,250 --> 00:21:20,250 (エンジンの始動音) 204 00:21:33,249 --> 00:21:35,249 うっ。 205 00:21:43,259 --> 00:21:45,259 《抜け道は駄目か…》 206 00:22:04,263 --> 00:22:06,265 (宗貴)ああー!! (富雄)おお!! 207 00:22:06,265 --> 00:22:08,265 あっ…! 208 00:22:14,256 --> 00:22:17,259 (村人たち)わあー!! 209 00:22:17,259 --> 00:22:21,247 若先生 見ましたか! (敏夫)ああ。 210 00:22:21,247 --> 00:22:24,250 (富雄)わしらが後を追います。 若先生はケガ人を。 211 00:22:24,250 --> 00:22:27,250 ああ。 (富雄)動けるやつ 行くぞ!! 212 00:22:33,259 --> 00:22:36,262 (富雄)寺か! (武雄)間違いない! 213 00:22:36,262 --> 00:22:38,262 (富雄)何人か 先を捜せ! 214 00:22:50,259 --> 00:22:53,259 (武雄)あったぞ! さっきの車だ! 215 00:22:57,249 --> 00:23:02,254 (武雄) 誰も乗ってない…。 大川さん! 216 00:23:02,254 --> 00:23:06,254 寺に やつら 入れねえもんだと 思ってたからな。 217 00:23:15,251 --> 00:23:19,255 (美和子)それが 戻らないんです。 いったい どうしたのか。 218 00:23:19,255 --> 00:23:24,260 (富雄)それは おかしいな。 たった今 戻ってきたはずですがね。 219 00:23:24,260 --> 00:23:27,246 何をおっしゃって…。 (光男)ちょっと待ってくれ。 220 00:23:27,246 --> 00:23:30,249 (武雄)とぼけるな! ここまで追ってきたんだよ!! 221 00:23:30,249 --> 00:23:33,252 奥さん。 捜さしてもらいますよ。 (美和子)捜すって…。 222 00:23:33,252 --> 00:23:36,255 あいつらをかくまってるな!? 223 00:23:36,255 --> 00:23:38,257 (男性)寺のくせに 俺たちを裏切りやがった!! 224 00:23:38,257 --> 00:23:40,259 いいかげんにしろ! (男性)やっちまえ! 225 00:23:40,259 --> 00:23:45,247 ≪(村人たちの怒号) ≪(美和子)やめてください! 226 00:23:45,247 --> 00:23:48,250 ≪(美和子の悲鳴) ≪(光男)美和子さーん!! 227 00:23:48,250 --> 00:23:53,250 ≪(破壊音) 228 00:23:57,259 --> 00:23:59,259 (静信)あっ…! 229 00:24:02,248 --> 00:24:04,250 母さん…。 230 00:24:04,250 --> 00:24:14,260 ♪♪~ 231 00:24:14,260 --> 00:24:27,273 ♪♪~ 232 00:24:27,273 --> 00:24:29,275 ≪いたぞー! (静信)ハッ。 233 00:24:29,275 --> 00:24:39,251 ♪♪~ 234 00:24:39,251 --> 00:24:53,249 ♪♪~ 235 00:24:53,249 --> 00:24:55,251 (宗貴)若御院は 山中へ逃げ込んだらしい。→ 236 00:24:55,251 --> 00:24:59,255 大川の大将たちが後を追ってる。 (敏夫)分かった。 237 00:24:59,255 --> 00:25:18,257 ♪♪~ 238 00:25:18,257 --> 00:25:21,260 (富雄)やつは手負いだ! 血の跡を追え! 239 00:25:21,260 --> 00:25:36,258 ♪♪~ 240 00:25:36,258 --> 00:25:39,261 (静信)沙子…。 241 00:25:39,261 --> 00:25:50,261 ♪♪~ 242 00:25:56,262 --> 00:26:06,262 ♪♪~