1 00:00:02,502 --> 00:00:05,172 (リット)今頃 ゾルタンは どうなってるかな? 2 00:00:05,172 --> 00:00:09,509 (レッド)飛空艇が発見されたら ティセから連絡が来るはずだ。 3 00:00:09,509 --> 00:00:11,845 捜索に 時間がかかっているんだろう。 4 00:00:11,845 --> 00:00:16,183 ここにありますよって 目印をつけてくればよかったね。 5 00:00:16,183 --> 00:00:18,385 だな。 6 00:00:27,861 --> 00:00:31,198 (ルーティ)ミツバチは ああして 動けない花に代わって➡ 7 00:00:31,198 --> 00:00:33,533 花粉を運んでいるんだね。 8 00:00:33,533 --> 00:00:38,372 あぁ。 ミツバチは自分たちの食料を 集めてるだけだが➡ 9 00:00:38,372 --> 00:00:41,208 花が咲くために欠かせない存在だ。 10 00:00:41,208 --> 00:00:44,211 花だけじゃなく この村の野菜だって➡ 11 00:00:44,211 --> 00:00:47,047 ミツバチがいるから育つんだ。 12 00:00:47,047 --> 00:00:51,551 すごいよね。 自分たちのために 行動してるのに➡ 13 00:00:51,551 --> 00:00:57,057 それが 花や 私たちのためにも なっているなんて。 14 00:00:57,057 --> 00:01:01,328 (子どもたち)1! 2! 3! 15 00:01:01,328 --> 00:01:05,999 わぁっ! アハハ 何やってんだよ! 16 00:01:05,999 --> 00:01:08,001 何かしら? 行ってみるか? 17 00:01:08,001 --> 00:01:10,003 うん。 18 00:02:50,871 --> 00:02:55,542 (子どもたち)1! 2! 3! 19 00:02:55,542 --> 00:03:00,313 (子どもたち)4! 5…。 みんなで稽古してたのか。 20 00:03:00,313 --> 00:03:05,485 子どもでも加護のレベルを上げるには 戦うことが必要だものね。 21 00:03:05,485 --> 00:03:08,155 あっ こんにちは レッドさん! 22 00:03:08,155 --> 00:03:11,491 こんにちは。 レッドさんって ケイトお姉ちゃんを➡ 23 00:03:11,491 --> 00:03:14,327 助けてくれたお医者さんだよね? 24 00:03:14,327 --> 00:03:17,831 いや 俺は医者じゃなくて 薬屋だぞ。 25 00:03:17,831 --> 00:03:20,333 立派な人だって 父ちゃんが言ってた! 26 00:03:20,333 --> 00:03:22,669 すごい大先生なんでしょう。 27 00:03:22,669 --> 00:03:26,506 お兄ちゃん 大人気。 誤解があると思うが…。 28 00:03:26,506 --> 00:03:29,509 ねぇ 稽古するなら 見てあげるわよ。 29 00:03:29,509 --> 00:03:33,680 いいの? やったぁ! (はしゃぐ声) 30 00:03:33,680 --> 00:03:37,684 (子どもたち)1! 2! 3…。 31 00:03:37,684 --> 00:03:40,353 もっと重心を意識して。 こう? 32 00:03:40,353 --> 00:03:43,356 うん いい感じよ。 リットは 誰とでも➡ 33 00:03:43,356 --> 00:03:47,360 すぐ仲よくなれるね。 そうだな。 34 00:03:47,360 --> 00:03:50,697 1! 2! 3! 35 00:03:50,697 --> 00:03:53,033 君は 基礎ができているな。 36 00:03:53,033 --> 00:03:56,203 次は 加護を意識した訓練を するといいぞ。 37 00:03:56,203 --> 00:03:59,039 加護を意識? あぁ。 38 00:03:59,039 --> 00:04:01,975 君の加護は グラディエーターだろ? 39 00:04:01,975 --> 00:04:05,312 一流の冒険者にもなれる 強力な加護だ。 40 00:04:05,312 --> 00:04:07,647 すごい! どうしてわかったの? 41 00:04:07,647 --> 00:04:10,150 まぁ たくさん勉強したからな。 42 00:04:10,150 --> 00:04:13,820 やっぱり大先生だ。 加護を意識した訓練って➡ 43 00:04:13,820 --> 00:04:15,822 何をすればいいの? う~ん それは…。 44 00:04:15,822 --> 00:04:19,493 いいなぁ 俺にも教えて! わかったわかった。 45 00:04:19,493 --> 00:04:22,829 順番にな。 ⚟レッドさん ここにいましたか! 46 00:04:22,829 --> 00:04:25,332 すぐに コテージに避難してください。 47 00:04:25,332 --> 00:04:28,668 村の外で オーガキンが目撃されたんです。 48 00:04:28,668 --> 00:04:31,338 オーガキンが!? はい。 49 00:04:31,338 --> 00:04:34,341 村に入ってくることは ほとんどありませんが➡ 50 00:04:34,341 --> 00:04:36,843 過去には 村の外れに住んでいた男が➡ 51 00:04:36,843 --> 00:04:40,847 襲われたことが…。 これから見回りに行きますので➡ 52 00:04:40,847 --> 00:04:44,518 安全が確認できるまで 外に出ないでください。 53 00:04:44,518 --> 00:04:46,853 さぁ お前たちも帰るんだ。 54 00:04:46,853 --> 00:04:48,855 (子どもたち)えぇ~。 55 00:04:48,855 --> 00:04:51,191 俺が見回りに行きましょうか? 56 00:04:51,191 --> 00:04:54,528 えっ… いえ そんなことを頼むわけには。 57 00:04:54,528 --> 00:04:56,830 これでも 多少 腕に覚えがあるんです。 58 00:04:59,533 --> 00:05:01,535 (どよめき) 59 00:05:07,474 --> 00:05:10,143 私たちは 結構強い。 60 00:05:10,143 --> 00:05:13,813 理解してくれた? お姉ちゃん カッコいい! 61 00:05:13,813 --> 00:05:16,983 今の どうやったの? 俺にも教えてよ! 62 00:05:16,983 --> 00:05:20,287 わぁ! すっげぇ! 俺もやってみたい! 63 00:05:25,492 --> 00:05:28,662 オーガキンのものらしき痕跡は ないわね。 64 00:05:28,662 --> 00:05:31,665 あぁ。 見間違いかもしれないな。 65 00:05:31,665 --> 00:05:35,168 悪かった。 つい おせっかいを 焼きたくなってしまって。 66 00:05:35,168 --> 00:05:37,671 ううん。 子どもっていいよね。 67 00:05:37,671 --> 00:05:39,673 いつか一緒に散歩したいね。 68 00:05:39,673 --> 00:05:42,509 そうだな。 お兄ちゃんと リットと➡ 69 00:05:42,509 --> 00:05:44,678 子どもと 私…。 70 00:05:44,678 --> 00:05:47,347 それは楽しそう。 71 00:05:47,347 --> 00:05:49,849 レッド。 何か見つけたか? 72 00:05:49,849 --> 00:05:51,851 これを見て。 73 00:05:56,189 --> 00:05:58,692 草が生えてる所が へこんでる。 74 00:05:58,692 --> 00:06:01,461 足跡か。 うん。 でも➡ 75 00:06:01,461 --> 00:06:05,799 足跡が残らない 草の上とか選んで 歩いてるみたい。 76 00:06:05,799 --> 00:06:09,603 こんな知恵のあるオーガキンなんて いるのかしら? 77 00:06:15,642 --> 00:06:19,145 状況は思ってたより深刻です。 (どよめき) 78 00:06:19,145 --> 00:06:21,648 少なくとも 30体は いるわ。 79 00:06:21,648 --> 00:06:23,817 この村を偵察してるみたい。 80 00:06:23,817 --> 00:06:27,988 偵察だって? オーガキンにそんな知能があるのか!? 81 00:06:27,988 --> 00:06:31,324 それが 普通のオーガキンでは ないみたいなの。 82 00:06:31,324 --> 00:06:34,160 オーガキンは 俺と リットで退治します。 83 00:06:34,160 --> 00:06:38,064 皆さんは 村の人たちを連れて どこか一か所に避難を。 84 00:06:40,333 --> 00:06:43,837 護衛は私がする。 (歓声) 85 00:06:43,837 --> 00:06:47,007 ⚟それは心強い! ありがとうございます! 86 00:06:47,007 --> 00:06:49,509 ⚟リットさんと レッドさんも どうか気をつけて。 87 00:06:49,509 --> 00:06:53,013 あっ はい。 88 00:06:53,013 --> 00:06:56,016 ⚟お姉ちゃん すっごく強いんだね。 89 00:06:56,016 --> 00:06:59,019 英雄の加護を持ってるんでしょ? 90 00:06:59,019 --> 00:07:01,454 それは秘密。 91 00:07:01,454 --> 00:07:04,291 でも 加護は関係ない。 ん? 92 00:07:04,291 --> 00:07:09,129 こうして護衛をしているのは 私自身が望んだこと。 93 00:07:09,129 --> 00:07:12,799 私は 加護に従って 動いてるわけじゃない。 94 00:07:12,799 --> 00:07:15,802 私は 自分の意思で動いている。 95 00:07:21,141 --> 00:07:23,310 (ヤランドララ)いらっしゃ~い。 96 00:07:23,310 --> 00:07:26,146 (ティセ)こんにちは。 (ヤランドララ)状況は どう? 97 00:07:26,146 --> 00:07:28,481 (ティセ)特に変わりはありません。 98 00:07:28,481 --> 00:07:32,986 ですが あの勇者… ルーティ様とは あまりにも違います。 99 00:07:32,986 --> 00:07:35,488 違うって どんなふうに? 100 00:07:35,488 --> 00:07:39,326 勇者だったころのルーティ様は 加護によって➡ 101 00:07:39,326 --> 00:07:42,996 人としてのあらゆる感情を 抑えられていましたが➡ 102 00:07:42,996 --> 00:07:45,832 勇者ヴァンは 感情豊かで➡ 103 00:07:45,832 --> 00:07:49,002 そこに なぜか不安を感じるんです。 104 00:07:49,002 --> 00:07:51,338 不安? はい。 このまま➡ 105 00:07:51,338 --> 00:07:54,507 飛空艇を渡しては いけないような気がして。 106 00:07:54,507 --> 00:07:57,344 ふぅん。 勇者ヴァンが➡ 107 00:07:57,344 --> 00:08:00,113 どんな人物か見極めるためにも➡ 108 00:08:00,113 --> 00:08:02,782 このまま観察を続けます。 109 00:08:02,782 --> 00:08:05,285 わかったわ。 気をつけてね。 110 00:08:05,285 --> 00:08:08,955 はい。 ヤランドララさんのほうは どうですか? 111 00:08:08,955 --> 00:08:12,459 店番をしていて 困ったことはありませんか? 112 00:08:12,459 --> 00:08:14,627 それはないんだけど…。 113 00:08:14,627 --> 00:08:16,963 ん… ん? 114 00:08:16,963 --> 00:08:19,632 (ヤランドララ)実はね 勇者ヴァンが来てから➡ 115 00:08:19,632 --> 00:08:22,802 植物たちの様子がおかしいのよ。 116 00:08:22,802 --> 00:08:27,140 みんな おびえているの。 恐ろしい災厄が来たって。 117 00:08:27,140 --> 00:08:29,976 それは 勇者ヴァンのことですか? 118 00:08:29,976 --> 00:08:32,645 いいえ。 119 00:08:32,645 --> 00:08:34,647 ん…。 120 00:08:34,647 --> 00:08:39,552 もっと えたいの知れない何かが ゾルタンに入り込んだみたいね。 121 00:08:41,821 --> 00:08:43,990 ⚟あれが 勇者ヴァンか。 122 00:08:43,990 --> 00:08:47,827 ⚟こんな辺境の地に 来てくださるとは。 123 00:08:47,827 --> 00:08:49,829 ⚟ありがたい! 124 00:08:51,831 --> 00:08:54,334 (ラベンダ)また人間が集まってきてる。 125 00:08:54,334 --> 00:08:57,670 邪魔くさいったらないわ。 ベー! 126 00:08:57,670 --> 00:09:01,107 (エスタ)よせ ラベンダ。 皆が勇者に興味を持つのは➡ 127 00:09:01,107 --> 00:09:04,444 当然だろう。 フン エスタはうるさい。 128 00:09:04,444 --> 00:09:07,614 それより どうする ヴァン? 観光でもする? 129 00:09:07,614 --> 00:09:11,284 (ヴァン)いや 僕は勇者として デミス様がお望みになることを➡ 130 00:09:11,284 --> 00:09:15,789 しなければ。 デミス様は何をお望みなの? 131 00:09:15,789 --> 00:09:18,458 それを今 考えてるところなんだ。 132 00:09:18,458 --> 00:09:21,961 ⚟ふん! ゆうたたま~! 133 00:09:25,298 --> 00:09:28,968 (タンタ)す… すみません! 急に抱きついたりしたら➡ 134 00:09:28,968 --> 00:09:32,305 勇者様がびっくりするだろう? 135 00:09:32,305 --> 00:09:34,474 ヴァン。 136 00:09:34,474 --> 00:09:37,310 こんにちは。 エヘヘ…。 137 00:09:37,310 --> 00:09:39,813 ありがとうございます。 138 00:09:39,813 --> 00:09:44,150 (子どもたち)いいなぁ。 僕も勇者様とおしゃべりしたい。 139 00:09:44,150 --> 00:09:47,320 私も! (タンタ)みんな 教会で➡ 140 00:09:47,320 --> 00:09:49,656 暮らしている子たちなんです。 141 00:09:49,656 --> 00:09:51,991 教会で? はい。 142 00:09:51,991 --> 00:09:54,160 みんなの世話を手伝ってるんです。 143 00:09:54,160 --> 00:09:56,496 あの 失礼だとは思いますが➡ 144 00:09:56,496 --> 00:10:00,333 ほんの少しだけ 子どもたちと 話してあげてくれませんか? 145 00:10:00,333 --> 00:10:03,503 すまないが私たちは…。 僕はかまわないよ。 146 00:10:03,503 --> 00:10:06,506 え~!? いいのか ヴァン? 147 00:10:06,506 --> 00:10:09,008 えぇ。 少しの時間なら。 148 00:10:09,008 --> 00:10:11,111 あ… ありがとうございます! 149 00:10:14,681 --> 00:10:18,518 ⚟子どもたちの願いを 聞き入れてくださるとは➡ 150 00:10:18,518 --> 00:10:21,521 寛大なお心に感謝いたします。 151 00:10:21,521 --> 00:10:23,523 この子たちは ここで暮らしていると➡ 152 00:10:23,523 --> 00:10:25,859 聞きましたが…。 はい。 153 00:10:25,859 --> 00:10:29,362 さまざまな理由で 親元を離れた子どもたちが➡ 154 00:10:29,362 --> 00:10:32,031 ここで 一緒に暮らしているのです。 155 00:10:32,031 --> 00:10:36,202 私と 元市長のミストーム氏が 支援活動をしております。 156 00:10:36,202 --> 00:10:38,371 (ミストーム)ようこそ 勇者様。 157 00:10:38,371 --> 00:10:42,041 私からも 多大なる感謝を申し上げます。 158 00:10:42,041 --> 00:10:46,880 子どもたちの支援活動でしたら 僕も協力を惜しみません。 159 00:10:46,880 --> 00:10:50,049 ありがとうございます。 さぁ タンタ。 160 00:10:50,049 --> 00:10:52,886 皆さんを 部屋に案内して差し上げて。 161 00:10:52,886 --> 00:10:55,722 はい。 どうぞ こちらへ。 162 00:10:55,722 --> 00:10:58,558 勇者様 冒険のお話を聞かせて! 163 00:10:58,558 --> 00:11:01,828 僕も聞きたい! 僕も! 私も! 164 00:11:01,828 --> 00:11:04,664 いいよ。 (はしゃぐ声) 165 00:11:04,664 --> 00:11:07,167 ちょっと! ヴァンに触らないで! 166 00:11:07,167 --> 00:11:09,502 ちょ… ちょっとぉ! もう! 167 00:11:09,502 --> 00:11:12,005 子どもたちが あんなに 喜んでいるのを見るのは➡ 168 00:11:12,005 --> 00:11:14,007 久しぶりですよ。 169 00:11:14,007 --> 00:11:17,343 勇者様は お優しい方なのですね。 170 00:11:17,343 --> 00:11:19,846 いつも ああだといいのですが。 171 00:11:19,846 --> 00:11:23,349 歓迎会で何があったか お聞きになっていますよね? 172 00:11:23,349 --> 00:11:25,518 えぇ まぁ。 173 00:11:25,518 --> 00:11:28,354 皆さんに 無礼な振る舞いをしてしまい➡ 174 00:11:28,354 --> 00:11:31,191 申し訳ないことをしました。 175 00:11:31,191 --> 00:11:33,192 ヴァンは純真なんです。 176 00:11:33,192 --> 00:11:36,696 純真だからこそ 人が見えなくなっている。 177 00:11:36,696 --> 00:11:41,701 そう思ってましたが…。 子どもには優しいようですね。 178 00:11:41,701 --> 00:11:43,903 えぇ。 179 00:11:46,206 --> 00:11:50,543 ねぇ 勇者様 今まで どんな所を旅してきたの? 180 00:11:50,543 --> 00:11:53,880 怖いモンスターとは戦った? うん。 181 00:11:53,880 --> 00:11:57,884 いろんな所へ行って いろんな敵と戦ったよ。 182 00:11:57,884 --> 00:12:00,653 この前は 悪しきドラゴンと戦ったんだ。 183 00:12:00,653 --> 00:12:02,822 えぇ! ドラゴンと! 184 00:12:02,822 --> 00:12:06,159 怖くなかった? 怖くなんてないよ。 185 00:12:06,159 --> 00:12:08,494 だって僕は勇者だから。 186 00:12:08,494 --> 00:12:11,998 どんな敵が相手でも どんな苦境に陥っても➡ 187 00:12:11,998 --> 00:12:15,835 ひるむことなく 勇敢に戦うのが勇者なんだ。 188 00:12:15,835 --> 00:12:18,504 僕も勇者様と冒険したい! 189 00:12:18,504 --> 00:12:21,841 はぁ!? ダメに決まってんでしょ! 190 00:12:21,841 --> 00:12:24,043 この中で 加護に触れた子は いる? 191 00:12:26,679 --> 00:12:30,016 そうか。 自分の加護がわかるまでは➡ 192 00:12:30,016 --> 00:12:33,186 どんなふうに生きるか 決めることは できないんだ。 193 00:12:33,186 --> 00:12:35,521 えぇ タンタはもう決めてるよ。 194 00:12:35,521 --> 00:12:38,524 タンタは大工になるんだ! 195 00:12:38,524 --> 00:12:41,027 そうなのかい? はい。 196 00:12:41,027 --> 00:12:45,365 仕事の役に立つ加護なら いいなって思ってます。 197 00:12:45,365 --> 00:12:48,534 それは デミス様がお決めになることだ。 198 00:12:48,534 --> 00:12:51,371 君が英雄にふさわしい加護に 目覚める可能性だって➡ 199 00:12:51,371 --> 00:12:54,540 あるんだよ。 僕が英雄に…。 200 00:12:54,540 --> 00:12:57,710 そんなこと 考えたこともなかった。 201 00:12:57,710 --> 00:13:00,480 でも もし 英雄の加護を持ってたとしても➡ 202 00:13:00,480 --> 00:13:03,483 やっぱり 僕は 大工になりたいんです。 203 00:13:03,483 --> 00:13:08,321 安全で 快適な家を造って みんなを幸せにしたいんです。 204 00:13:08,321 --> 00:13:10,823 幸せ? はい! 205 00:13:10,823 --> 00:13:13,826 みんなで ごはんを食べて お風呂に入って➡ 206 00:13:13,826 --> 00:13:16,496 あたたかいベッドで眠る。 それって➡ 207 00:13:16,496 --> 00:13:18,998 とても幸せなことじゃないですか。 208 00:13:18,998 --> 00:13:21,668 それは違うな。 君の言っていることは➡ 209 00:13:21,668 --> 00:13:23,670 幸せとは言わない。 210 00:13:23,670 --> 00:13:25,672 堕落と言うんだ。 211 00:13:25,672 --> 00:13:29,008 だ… 堕落? ヘヘヘ…。 212 00:13:29,008 --> 00:13:32,845 幸せとは 加護の役割に 従って生きることだ。 213 00:13:32,845 --> 00:13:35,181 それが この世界をおつくりになった➡ 214 00:13:35,181 --> 00:13:37,583 デミス様のご意思でもあるんだよ。 215 00:13:42,689 --> 00:13:45,858 そうか。 216 00:13:45,858 --> 00:13:48,861 (ヴァン)君と話していて ようやくわかったよ。 217 00:13:48,861 --> 00:13:51,364 僕が ここで何をすべきか。 218 00:13:51,364 --> 00:13:54,200 ゾルタンの人々の意識を変えること。 219 00:13:54,200 --> 00:13:57,203 それが 勇者である僕の役目だ。 220 00:13:59,872 --> 00:14:03,142 コイツらの足跡を消す技術は なかなかのものよ。 221 00:14:03,142 --> 00:14:05,645 間違いなく 普通のオーガキンじゃないわ。 222 00:14:05,645 --> 00:14:08,314 あぁ。 油断できないな。 223 00:14:08,314 --> 00:14:10,817 だが もし俺たちで 対処できなければ➡ 224 00:14:10,817 --> 00:14:13,486 ゾルタンに連絡がいく。 そうしたら➡ 225 00:14:13,486 --> 00:14:16,155 困っている人を 見捨てられない勇者が➡ 226 00:14:16,155 --> 00:14:18,491 この村へ来る可能性がある。 227 00:14:18,491 --> 00:14:20,993 それはまずいよね。 (2人)あっ。 228 00:14:26,833 --> 00:14:30,036 獣の臭いだ。 近いな。 だね。 229 00:14:37,677 --> 00:14:39,679 問題なく倒せるか。 230 00:14:39,679 --> 00:14:42,682 だが やはり 普通とは違うようだな。 231 00:14:42,682 --> 00:14:45,017 えぇ。 武器を持ってるオーガキンなんて➡ 232 00:14:45,017 --> 00:14:48,855 見たことないわ。 レッド まだまだいるみたいよ。 233 00:14:48,855 --> 00:14:51,057 あぁ。 いくぞ。 うん! 234 00:15:02,135 --> 00:15:05,838 武技まで使うなんて! これは武闘家の加護か! 235 00:15:08,808 --> 00:15:10,810 魔法!? 236 00:15:17,483 --> 00:15:20,820 あっ! 237 00:15:20,820 --> 00:15:22,989 今のは魔法使いの加護だ。 238 00:15:22,989 --> 00:15:25,324 こんなオーガキン 初めてだわ。 239 00:15:25,324 --> 00:15:28,161 コイツらは複数の加護を持っている。 240 00:15:28,161 --> 00:15:32,331 おかしいわよ そんなの。 だが そうとしか考えられない。 241 00:15:32,331 --> 00:15:45,178 ♬~ 242 00:15:45,178 --> 00:15:48,347 フゥ… これで最後だろうなぁ。 243 00:15:48,347 --> 00:15:50,650 フゥ おつかれさま。 244 00:15:52,685 --> 00:15:57,089 これは 古代エルフの遺跡の一部か。 245 00:16:04,630 --> 00:16:07,967 レッド これは何? なんて書かれているかは➡ 246 00:16:07,967 --> 00:16:11,304 わからないが 古代エルフの文字だな。 247 00:16:11,304 --> 00:16:13,973 古代エルフの…。 あぁ。 248 00:16:13,973 --> 00:16:16,809 どこかで見た覚えがあるんだが…。 249 00:16:16,809 --> 00:16:20,980 ねぇ さっき 複数の加護を 持ってるって言ってたけど➡ 250 00:16:20,980 --> 00:16:23,783 それって ジェムビーストと同じよね。 251 00:16:29,489 --> 00:16:34,093 ジェムビーストも 古代エルフと 関係しているのかもしれないな。 252 00:16:36,495 --> 00:16:38,497 ⚟ありがとう 勇者様! ⚟また旅の話 聞かせて! 253 00:16:38,497 --> 00:16:41,334 ⚟バイバーイ! (ヴァン)ああ。 (子どもたち)バイバーイ! 254 00:16:41,334 --> 00:16:43,836 楽しかった! 255 00:16:43,836 --> 00:16:47,506 では失礼します。 そうだ エスタさん。 256 00:16:47,506 --> 00:16:49,675 はい? 勇者のそばには➡ 257 00:16:49,675 --> 00:16:52,511 導き手がいると 聞いたことがあります。 258 00:16:52,511 --> 00:16:57,016 勇者の手を離さず 正しい道へと 導いてあげてください。 259 00:17:04,957 --> 00:17:07,126 待たせたな。 いえ。 260 00:17:07,126 --> 00:17:09,795 正直 少し ホッとした。 261 00:17:09,795 --> 00:17:13,132 何がですか? 君は 人と交流を持つことを➡ 262 00:17:13,132 --> 00:17:15,635 嫌がっていたじゃないか。 263 00:17:15,635 --> 00:17:18,638 だが 今日は 不機嫌になることもなく➡ 264 00:17:18,638 --> 00:17:21,474 子どもたちと交流していた。 265 00:17:21,474 --> 00:17:25,478 あぁ。 あの子たちは まだ加護に触れていません。 266 00:17:25,478 --> 00:17:28,814 加護に触れ 自分の役割を認識するまで➡ 267 00:17:28,814 --> 00:17:31,984 子どもたちは 守るべき存在ですから。 268 00:17:31,984 --> 00:17:35,321 それは 勇者の加護がそう思うのか? 269 00:17:35,321 --> 00:17:37,990 それとも君自身の考えか? 270 00:17:37,990 --> 00:17:40,159 僕の意思は 常に加護➡ 271 00:17:40,159 --> 00:17:43,162 そして デミス様のご意思と共にあります。 272 00:17:43,162 --> 00:17:46,499 それが勇者ですから。 273 00:17:46,499 --> 00:17:50,503 そうか。 (リュブ)ヴァンくん ここにいたのか。 274 00:17:50,503 --> 00:17:54,173 (リュブ)ちょうどいい。 次の目的地が決まった。 275 00:17:54,173 --> 00:17:56,509 彼女が案内をしてくれる。 276 00:17:56,509 --> 00:17:59,679 はじめまして。 ティセ・ガーランドです。 277 00:17:59,679 --> 00:18:02,782 冒険者ギルドの幹部の推薦でね。 278 00:18:02,782 --> 00:18:06,786 このゾルタンで 1 2を争う冒険者らしい。 279 00:18:06,786 --> 00:18:09,956 私は エスカラータ・ディアスだ。 よろしく。 280 00:18:09,956 --> 00:18:12,458 僕は ヴァ…。 ちょっと待って。 281 00:18:12,458 --> 00:18:15,294 あなた この前 私たちを見てたわよね? 282 00:18:15,294 --> 00:18:17,964 はい。 アルバイトをしていました。 283 00:18:17,964 --> 00:18:20,967 1 2を争う冒険者が? 284 00:18:20,967 --> 00:18:24,303 温泉旅行に行くためです。 温泉? 285 00:18:24,303 --> 00:18:27,640 はい。 カミロ温泉はご存じですか? 286 00:18:27,640 --> 00:18:30,476 アヴァロン大陸 三大温泉郷の一つで➡ 287 00:18:30,476 --> 00:18:33,813 春に入れば 冬になるまで 湯冷めしないと言われるほど➡ 288 00:18:33,813 --> 00:18:36,148 保温効果の高い名湯で➡ 289 00:18:36,148 --> 00:18:39,819 肩凝りや 腰痛 冷え性が 一瞬で治るらしいのですが➡ 290 00:18:39,819 --> 00:18:43,489 あまりの人気から 周辺の宿泊施設の価格が高騰。 291 00:18:43,489 --> 00:18:46,492 たった 1泊で ゾルタンでは 家が 1軒建つほどの➡ 292 00:18:46,492 --> 00:18:50,162 お金が必要らしいんです。 293 00:18:50,162 --> 00:18:52,331 ちなみに 場所はここです。 294 00:18:52,331 --> 00:18:55,001 ほうほう… んっ! 295 00:18:55,001 --> 00:18:58,838 もういいわ。 お湯なんかに お金をかけるなんて➡ 296 00:18:58,838 --> 00:19:00,840 人間って バカみたい。 297 00:19:03,109 --> 00:19:06,779 フン! 298 00:19:06,779 --> 00:19:08,948 これが俺たちへのお礼だって。 299 00:19:08,948 --> 00:19:12,451 わぁ。 3日分はありそう! 300 00:19:12,451 --> 00:19:15,121 毎日 カレーが続いて うれしいな。 301 00:19:15,121 --> 00:19:17,790 どうする? すぐ夕飯にするか? 302 00:19:17,790 --> 00:19:21,794 ん~ その前に お風呂に入りたいな。 303 00:19:21,794 --> 00:19:26,132 もう体 ベトベトだよ。 それじゃあ準備してくる。 304 00:19:26,132 --> 00:19:28,801 2人はゆっくりしててくれ。 305 00:19:28,801 --> 00:19:31,637 ダメ。 ルーティ? 306 00:19:31,637 --> 00:19:33,973 今日は ゆっくりしないと ダメ。 307 00:19:33,973 --> 00:19:36,976 いや 別に俺は…。 308 00:19:36,976 --> 00:19:41,313 お兄ちゃんは頑張った。 だから いたわりたいの。 309 00:19:41,313 --> 00:19:44,316 わかった。 ありがとう ルーティ。 310 00:19:44,316 --> 00:19:46,485 リットのことも いたわりたい。 311 00:19:46,485 --> 00:19:49,822 だから今日は 一緒にお風呂に入ろう。 312 00:19:49,822 --> 00:19:52,124 えっ? 313 00:19:57,663 --> 00:20:00,332 あ…。 314 00:20:00,332 --> 00:20:04,670 じゃあ 次は前のほう。 えっ!? 315 00:20:04,670 --> 00:20:06,872 ま… 前って? 316 00:20:10,509 --> 00:20:12,611 じゃあ…。 317 00:20:19,351 --> 00:20:21,854 前って➡ 318 00:20:21,854 --> 00:20:24,657 どうやって洗えばいいのかな。 自分で洗うよ! 319 00:20:26,859 --> 00:20:29,528 いつも 2人に いろいろしてもらっているから➡ 320 00:20:29,528 --> 00:20:32,698 お礼がしたかった。 それに まだ➡ 321 00:20:32,698 --> 00:20:35,367 リットに 言っていないことがあったから。 322 00:20:35,367 --> 00:20:39,038 言ってないこと? 323 00:20:39,038 --> 00:20:42,875 婚約おめでとう。 あっ…。 324 00:20:42,875 --> 00:20:47,546 お兄ちゃんは 旅の間 ずっと 気の休まるときがなかった。 325 00:20:47,546 --> 00:20:50,382 でも 今は違う。 326 00:20:50,382 --> 00:20:54,720 リットと一緒にいて お兄ちゃんは とても幸せそう。 327 00:20:54,720 --> 00:20:57,556 ルーティ… うん。 328 00:20:57,556 --> 00:20:59,892 私も幸せよ。 329 00:20:59,892 --> 00:21:04,163 リットと結婚したら お兄ちゃんは もっと幸せになる。 330 00:21:04,163 --> 00:21:08,000 そうしたら 私は もっともっと幸せになる。 331 00:21:08,000 --> 00:21:10,503 ヘヘ…。 332 00:21:10,503 --> 00:21:12,605 ルーティ! 333 00:21:14,673 --> 00:21:18,511 ねぇ ルーティ。 ルーティは今まで➡ 334 00:21:18,511 --> 00:21:21,514 大変なものを背負ってきた。 335 00:21:21,514 --> 00:21:24,683 でも これからは レッドだけじゃない。 336 00:21:24,683 --> 00:21:27,686 私もついてるわ。 リット…。 337 00:21:31,357 --> 00:21:33,359 (ルーティ)うん。 338 00:21:44,203 --> 00:21:48,541 ヴァンは ヒルジャイアントのダンタクを 討伐に行くらしい。 339 00:21:48,541 --> 00:21:51,877 道案内として ティセが同行するそうだ。 340 00:21:51,877 --> 00:21:56,215 ティセが? あぁ。 大丈夫だとは思うが➡ 341 00:21:56,215 --> 00:21:58,884 もし正体を隠していることが バレたら➡ 342 00:21:58,884 --> 00:22:02,488 勇者ヴァンに 敵と 認識されてしまう可能性がある。 343 00:22:02,488 --> 00:22:05,991 そうなったら いくら ティセでも危険だわ。 344 00:22:05,991 --> 00:22:07,993 (ルーティ)うげうげさん。 (うげうげさん)キュ? 345 00:22:07,993 --> 00:22:12,331 もし ティセが危ないようなら 私の所へ来て。 346 00:22:12,331 --> 00:22:15,000 たとえ教会や 勇者が相手でも➡ 347 00:22:15,000 --> 00:22:18,003 私の親友を 傷つけることは許さない。