1 00:00:02,002 --> 00:00:05,839 (ラベンダ)ん~。 2 00:00:05,839 --> 00:00:09,343 エスタを出して。 (リット)落ち着いてってば。 3 00:00:09,343 --> 00:00:13,347 落ち着いてるわよ! よかった。 4 00:00:13,347 --> 00:00:15,682 (ヴァン)エスタさんが 裏切っているなんて➡ 5 00:00:15,682 --> 00:00:19,186 信じられないなぁ。 (リュブ)この私を叩き起こして➡ 6 00:00:19,186 --> 00:00:21,688 何を言いだすかと思えば…。 7 00:00:21,688 --> 00:00:26,693 仲間でなければ 異端の罪で ムチを振るっているところだぞ。 8 00:00:26,693 --> 00:00:29,363 ハァ…。 リット あなたも➡ 9 00:00:29,363 --> 00:00:32,866 エスタとつながってるから 隠すつもりなんでしょうけど➡ 10 00:00:32,866 --> 00:00:36,370 無駄よ! 私 ぜ~んぶ知ってるんだから! 11 00:00:39,373 --> 00:00:44,211 (ダナン)おい 大丈夫なのか? (レッド)向こうから動いてきたんだ。 12 00:00:44,211 --> 00:00:46,713 ここで仕掛けるのも悪くない。 13 00:00:46,713 --> 00:00:50,050 (リュブ)朝食が まだでな。 そろそろ戻ってもいいか? 14 00:00:50,050 --> 00:00:54,388 (ラベンダ)いいわけないでしょ! しようがないわね。 15 00:00:54,388 --> 00:00:57,691 ここでは なんだから 中で直接 話しましょ。 16 00:02:38,692 --> 00:02:41,194 《ティセ:こんなに早く バレるのは 想定外。 17 00:02:41,194 --> 00:02:44,031 レッドさん どうするつもりです?》 18 00:02:44,031 --> 00:02:47,034 さぁ エスタ! 「私は裏切り者です。 19 00:02:47,034 --> 00:02:49,536 ヴァンに殺されても しかたありません」って➡ 20 00:02:49,536 --> 00:02:52,039 白状しなさい! (エスタ)裏切ったなどと➡ 21 00:02:52,039 --> 00:02:55,375 思われるのは心外だ。 私が頼まれたのは➡ 22 00:02:55,375 --> 00:02:58,545 ヴァンの敵の正体を探ることだ。 23 00:02:58,545 --> 00:03:02,816 そうだったな リュブ殿。 まぁ そうだな。 24 00:03:02,816 --> 00:03:06,486 リットは この町で活躍していた 元冒険者だから➡ 25 00:03:06,486 --> 00:03:09,489 情報を得るために 接触を図ったんだ。 26 00:03:09,489 --> 00:03:12,492 ラベンダ。 何よ。 27 00:03:12,492 --> 00:03:15,595 前に話した 私の恋人を紹介するわ。 28 00:03:17,998 --> 00:03:22,002 あっ! あなたは僕の盾を奪った剣士! 29 00:03:22,002 --> 00:03:25,338 バカな! ギデオンと ダナンが なぜここに!? 30 00:03:25,338 --> 00:03:29,843 どっちが誰で なんだって? 勇者ルーティの仲間だよ。 31 00:03:29,843 --> 00:03:33,680 でも なんでこんな所に? 見てのとおりだ。 32 00:03:33,680 --> 00:03:37,851 不覚をとっちまった。 なっ なんと…。 33 00:03:37,851 --> 00:03:41,521 私が積極的に 情報交換しようと思った理由が➡ 34 00:03:41,521 --> 00:03:45,025 これだ。 魔王軍と戦う者として➡ 35 00:03:45,025 --> 00:03:48,528 彼らに敬意を持つのは 当然だろう。 36 00:03:48,528 --> 00:03:51,364 なるほど。 でも なぜあなたたちは➡ 37 00:03:51,364 --> 00:03:54,868 僕を攻撃したんですか? チッ あぁん? 38 00:03:54,868 --> 00:03:58,538 それは 君が人々に 危害を加えようとしたからだ。 39 00:03:58,538 --> 00:04:02,309 危害? 俺たちは 勇者のパーティーを抜けたが➡ 40 00:04:02,309 --> 00:04:04,644 それでも ゾルタンの人々が苦しむことは➡ 41 00:04:04,644 --> 00:04:07,147 防ぎたいと考えているんだ。 42 00:04:07,147 --> 00:04:09,483 苦しむ? 誤解です。 43 00:04:09,483 --> 00:04:11,818 僕は皆を迷いから救って➡ 44 00:04:11,818 --> 00:04:14,654 加護の教えに忠実な生き方が できるようにしようと➡ 45 00:04:14,654 --> 00:04:17,157 思っただけです。 46 00:04:17,157 --> 00:04:19,826 誤解か。 47 00:04:19,826 --> 00:04:22,329 魔法で心を操ろうとしたり➡ 48 00:04:22,329 --> 00:04:25,031 ソルト・ドラゴンに 町を襲わせようとする。 49 00:04:28,168 --> 00:04:30,837 それは勇者が解決すべき問題で➡ 50 00:04:30,837 --> 00:04:33,173 生み出すものじゃ ないんじゃないか? 51 00:04:33,173 --> 00:04:36,843 僕は勇者です。 加護の衝動に従って➡ 52 00:04:36,843 --> 00:04:39,346 勇者として正しいことをしました。 53 00:04:39,346 --> 00:04:43,183 俺は導き手として 君と話をしなければならないと➡ 54 00:04:43,183 --> 00:04:46,186 思っている。 導き手? 55 00:04:46,186 --> 00:04:49,356 ギデオンさんの加護は 導き手だったんですね。 56 00:04:49,356 --> 00:04:53,693 唯一 勇者を導く役割を 神から与えられたという。 57 00:04:53,693 --> 00:04:56,530 その役割は もう終えたけどな。 58 00:04:56,530 --> 00:04:59,533 だから今 こうしていられるんだ。 59 00:04:59,533 --> 00:05:02,469 加護の役割を終えた!? 60 00:05:02,469 --> 00:05:07,274 それじゃあ 生きる目的が わからないじゃないですか…。 61 00:05:09,309 --> 00:05:11,511 だが 俺は こうして生きている。 62 00:05:13,980 --> 00:05:16,149 ヴァンを惑わすのは やめて! 63 00:05:16,149 --> 00:05:18,485 ラベンダ。 リット 私の恋は➡ 64 00:05:18,485 --> 00:05:21,488 誰にも邪魔させないわよ! あなたの恋を➡ 65 00:05:21,488 --> 00:05:23,824 邪魔するつもりはないわ。 66 00:05:23,824 --> 00:05:28,328 レッドを… 私の恋を知ってほしいの。 67 00:05:28,328 --> 00:05:30,497 私は 彼に恋してる。 68 00:05:30,497 --> 00:05:33,500 レッドと一緒に暮らす ゾルタンの日常にも。 69 00:05:37,837 --> 00:05:41,341 今日は お互いにとって 意味のある出会いだった。 70 00:05:41,341 --> 00:05:43,510 ひとまずは それで終わりということで➡ 71 00:05:43,510 --> 00:05:47,013 どうだろうか。 あっ あぁ。 では後日➡ 72 00:05:47,013 --> 00:05:51,351 改めて話す機会を 設けるということでいいか? 73 00:05:51,351 --> 00:05:53,687 お互い 混乱した状態で 話をするのは➡ 74 00:05:53,687 --> 00:05:55,689 よくないだろうしな。 75 00:06:05,131 --> 00:06:07,300 (ティセ)帰してよかったんですか? 76 00:06:07,300 --> 00:06:09,302 混乱しているうちに 畳みかけたほうが➡ 77 00:06:09,302 --> 00:06:13,306 よかったのでは? 一時的に納得させられても➡ 78 00:06:13,306 --> 00:06:17,143 すぐに思い直すだろう。 俺たちがやるべきことは➡ 79 00:06:17,143 --> 00:06:19,813 ヴァンの価値観を覆すことだ。 80 00:06:19,813 --> 00:06:23,149 そのために必要なのは 言いくるめることじゃなくて➡ 81 00:06:23,149 --> 00:06:27,153 交渉だと思う。 めんどくせぇな。 82 00:06:27,153 --> 00:06:31,491 ヴァンが本当に納得できる答えを 見つけないとな。 83 00:06:31,491 --> 00:06:35,495 あるんでしょうか。 さてなぁ。 84 00:06:35,495 --> 00:06:37,664 加護を絶対視するヴァンにとって➡ 85 00:06:37,664 --> 00:06:41,001 導き手である俺の存在は 無視できない。 86 00:06:41,001 --> 00:06:44,838 だから 加護の話を持ち出せば 話を聞いてくれる可能性が➡ 87 00:06:44,838 --> 00:06:47,140 高いとは思っていたけど…。 88 00:06:50,176 --> 00:06:53,513 おいしい。 ミードを少し入れてみたの。 89 00:06:53,513 --> 00:06:55,682 いいね。 ひとまず 状況は➡ 90 00:06:55,682 --> 00:06:59,019 改善されたとして ここから どうします? 91 00:06:59,019 --> 00:07:03,290 そうだなぁ。 交渉は 慎重に進める必要があるが➡ 92 00:07:03,290 --> 00:07:05,959 チャンスは それほど多くはないと思う。 93 00:07:05,959 --> 00:07:10,297 彼は決断を下すのに 時間を必要としないだろう。 94 00:07:10,297 --> 00:07:13,300 もっと こう ガッと 手っ取り早くできる何かが➡ 95 00:07:13,300 --> 00:07:16,803 ありゃあな。 ちょっと出かけてくる。 96 00:07:19,472 --> 00:07:22,976 (ルーティ)いらっしゃい お兄ちゃん。 昼飯 まだだろ? 97 00:07:22,976 --> 00:07:25,812 (ルーティ)お兄ちゃんのごはん うれしい。 98 00:07:25,812 --> 00:07:30,016 ただのサンドイッチだぞ。 (ルーティ)晩ごはんも楽しみ。 99 00:07:32,152 --> 00:07:34,321 そのことなんだが…。 100 00:07:34,321 --> 00:07:38,158 俺が ここに来るのは しばらく 避けたほうがよさそうなんだ。 101 00:07:38,158 --> 00:07:41,828 どうして? ラベンダの能力? そうだ。 102 00:07:41,828 --> 00:07:45,832 居場所を察知する能力が 思いのほか 高いようでね。 103 00:07:45,832 --> 00:07:49,002 ルーティの居場所を いつ知られるかもわからない。 104 00:07:49,002 --> 00:07:51,504 わかった。 それとな 今日➡ 105 00:07:51,504 --> 00:07:53,840 ヴァンたちに会ったよ。 106 00:07:53,840 --> 00:07:56,042 (ルーティ)そう。 107 00:07:58,845 --> 00:08:01,448 ルーティ? やっぱり神様は➡ 108 00:08:01,448 --> 00:08:05,618 許してくれないのかな。 私が普通に生きること。 109 00:08:05,618 --> 00:08:10,123 確かに デミス神は 役目を果たさなくなった勇者を➡ 110 00:08:10,123 --> 00:08:14,027 新しい勇者に倒させることを 望んでいるのかもしれない。 111 00:08:16,463 --> 00:08:20,300 だけど 俺は 勇者同士を戦わせないことで➡ 112 00:08:20,300 --> 00:08:23,303 デミス神に一矢報いることが できるんじゃないかって➡ 113 00:08:23,303 --> 00:08:26,139 思ってるんだ。 114 00:08:26,139 --> 00:08:28,141 そのほうが スカッとするだろ? 115 00:08:30,810 --> 00:08:32,812 やっぱり お兄ちゃんはすごい。 116 00:08:32,812 --> 00:08:34,814 (ノック) 117 00:08:34,814 --> 00:08:38,651 (メグリア)ルーティさん ティセさん いらっしゃいますか? 118 00:08:38,651 --> 00:08:42,155 あっ メグリアさん。 中へどうぞ。 119 00:08:42,155 --> 00:08:45,658 いえ おかまいなく。 近くを通ったついでに➡ 120 00:08:45,658 --> 00:08:49,496 お知らせに来ただけですので。 お知らせですか? 121 00:08:49,496 --> 00:08:52,665 (メグリア)はい。 ルーティさんたちが出していた➡ 122 00:08:52,665 --> 00:08:56,669 薬草採取の依頼 受けてもらえましたよ。 123 00:08:56,669 --> 00:09:00,774 よかった。 これで新しい薬草を育てられる。 124 00:09:00,774 --> 00:09:02,942 わざわざ ありがとうございます。 125 00:09:02,942 --> 00:09:05,612 いえいえ。 ちょうどよかった。 126 00:09:05,612 --> 00:09:09,115 今から冒険者ギルドに 行こうと思ってたんだ。 127 00:09:09,115 --> 00:09:11,785 えっ なんでですか? 128 00:09:11,785 --> 00:09:14,287 何か いい依頼がないかと思ってね。 129 00:09:14,287 --> 00:09:18,792 いい依頼ですか? あぁ。 探索が メインで➡ 130 00:09:18,792 --> 00:09:22,128 ちょっとした戦闘なんかも あるといいんだが…。 131 00:09:22,128 --> 00:09:25,632 ここは ゾルタンですからね。 そんな都合のいい依頼は…。 132 00:09:25,632 --> 00:09:28,635 ちょうどよかった! あるんですか? 133 00:09:28,635 --> 00:09:31,137 危険なモンスターが目撃されたんです。 134 00:09:31,137 --> 00:09:35,475 でも もし群れだとしたら 対応できる人がいなくて。 135 00:09:35,475 --> 00:09:38,144 詳しく聞かせてくれ。 では➡ 136 00:09:38,144 --> 00:09:40,313 ご説明したいと思いますので➡ 137 00:09:40,313 --> 00:09:43,817 冒険者ギルドまで 来ていただいてよろしいですか? 138 00:09:43,817 --> 00:09:47,487 正式に 依頼を出させていただきます。 139 00:09:47,487 --> 00:09:51,658 というわけで 冒険者ギルドで依頼を受けてきた。 140 00:09:51,658 --> 00:09:55,161 シーボギーか。 珍しいわね。 141 00:09:55,161 --> 00:09:57,997 (ヤランドララ)私 コイツ嫌いなのよね。 142 00:09:57,997 --> 00:10:01,835 もう見た目が ダメ。 好きな人 いないと思うよ。 143 00:10:01,835 --> 00:10:05,338 人間を苦しめるためだけに いるようなモンスターだし。 144 00:10:05,338 --> 00:10:09,008 そうだっけ? 出たらすぐやっつけてたから。 145 00:10:09,008 --> 00:10:12,011 精神に干渉する 恐怖のオーラを放って➡ 146 00:10:12,011 --> 00:10:15,181 相手の生命力を奪うのよ。 問題は➡ 147 00:10:15,181 --> 00:10:19,018 人間の子どもを狙って 食べるという点だな。 148 00:10:19,018 --> 00:10:22,856 放っておけねえな。 メグリアさんによると➡ 149 00:10:22,856 --> 00:10:26,025 何体か 目撃証言があっただけらしい。 150 00:10:26,025 --> 00:10:29,696 だが 早急に対処したい。 いいけど➡ 151 00:10:29,696 --> 00:10:32,699 ヴァンのほうは どうするの? 実は そのヴァンを➡ 152 00:10:32,699 --> 00:10:37,370 誘おうと思ってるんだ。 (リットたち)えぇ~!? 153 00:10:37,370 --> 00:10:39,706 あの野郎と 一緒に戦うってのか!? 154 00:10:39,706 --> 00:10:43,877 レッド 本気なの!? ヴァンは人を救うことより➡ 155 00:10:43,877 --> 00:10:46,713 加護レベルを上げることを 優先します。 156 00:10:46,713 --> 00:10:50,216 何か問題を起こさないか心配です。 157 00:10:50,216 --> 00:10:53,219 でも いいアイデアだと思う。 158 00:10:53,219 --> 00:10:56,723 ラベンダに 私と レッドの在り方を もっと見せたほうが➡ 159 00:10:56,723 --> 00:11:01,995 よさそうだと感じてたの。 これは いい機会になるかも。 160 00:11:01,995 --> 00:11:07,167 ラベンダか。 彼女の能力も 把握しておきたいところだな。 161 00:11:07,167 --> 00:11:12,505 なるほどな! 一緒に戦えば 何かわかるかもってことか! 162 00:11:12,505 --> 00:11:15,341 そういうことなら やってやろうぜ。 163 00:11:15,341 --> 00:11:18,011 いや 俺と リットの2人で行くよ。 164 00:11:18,011 --> 00:11:22,348 どひ~! 俺に 留守番してろっていうのかよ! 165 00:11:22,348 --> 00:11:24,517 悪いな。 (ダナン)んな~! (暴れる音) 166 00:11:24,517 --> 00:11:27,020 おぉ…。 167 00:11:30,523 --> 00:11:32,692 今日 ダナンさんが すごいリアクションして➡ 168 00:11:32,692 --> 00:11:35,194 びっくりしました。 そう。 169 00:11:37,197 --> 00:11:40,366 どうしました? 私は お兄ちゃんの力に➡ 170 00:11:40,366 --> 00:11:44,370 なりたいと思っているのに なれていない。 171 00:11:44,370 --> 00:11:48,207 それが少し もどかしい。 172 00:11:48,207 --> 00:11:50,410 ルーティ様…。 173 00:11:57,383 --> 00:12:01,321 協力してくれて助かるよ。 断られるかと思ってた。 174 00:12:01,321 --> 00:12:03,823 悪を討つのは 勇者の役割ですから。 175 00:12:05,825 --> 00:12:08,494 この先が報告のあった海岸だ。 176 00:12:08,494 --> 00:12:11,998 準備をしておいてくれ。 いつでも大丈夫ですよ。 177 00:12:11,998 --> 00:12:15,001 勇者は常に 戦う準備ができています。 178 00:12:15,001 --> 00:12:18,838 君にとって 戦いは日常なんだな。 179 00:12:18,838 --> 00:12:21,841 この世に生きるもの すべてが そうでしょう? 180 00:12:21,841 --> 00:12:25,144 加護があるかぎり 戦いは避けられないのですから。 181 00:12:32,352 --> 00:12:34,687 そのはずです。 182 00:12:34,687 --> 00:12:37,857 何話してんの ヴァン。 早く行きましょ。 183 00:12:37,857 --> 00:12:41,361 そうだね。 僕と ギデオンさんが前に出て戦う➡ 184 00:12:41,361 --> 00:12:44,364 ってことでいいんですよね。 あぁ。 185 00:12:44,364 --> 00:12:47,033 リットと ラベンダは 魔法で援護を頼む。 186 00:12:47,033 --> 00:12:49,535 任せて レッド。 なんで私が➡ 187 00:12:49,535 --> 00:12:52,538 アンタの命令なんて 聞かなきゃいけないのよ。 188 00:12:57,043 --> 00:13:00,146 見た感じ 数は多くなさそうだが➡ 189 00:13:00,146 --> 00:13:03,650 岩の陰などに隠れているな。 結構いるわね。 190 00:13:03,650 --> 00:13:08,655 それほど強くはないが 油断しないようにな ヴァン。 191 00:13:08,655 --> 00:13:11,491 (ヴァン)なんで 銅の剣を使っているんですか? 192 00:13:11,491 --> 00:13:15,828 ん? 世界を救う戦いから 降りた俺には➡ 193 00:13:15,828 --> 00:13:17,997 高価な装備は必要ないからな。 194 00:13:17,997 --> 00:13:21,668 でも 生きているかぎり 戦わないといけないですよね? 195 00:13:21,668 --> 00:13:25,371 あぁ。 だから こうして 銅の剣を持っている。 196 00:13:27,507 --> 00:13:30,843 弱い武器を持つことは よくわかりませんが…。 197 00:13:30,843 --> 00:13:34,514 ギデオンさんが僕の前に 導き手として 現れてくれたことは➡ 198 00:13:34,514 --> 00:13:38,351 デミス様のお導きでしょうか。 いや 俺は…。 199 00:13:38,351 --> 00:13:40,687 (ラベンダ)気付かれたみたいよ? 200 00:13:40,687 --> 00:13:43,356 (シーボギーたち)わは わは…。 201 00:13:43,356 --> 00:13:46,859 まぁ いくか! あっ! 202 00:13:46,859 --> 00:13:48,861 わははは…。 203 00:13:48,861 --> 00:13:51,664 はぁ! 204 00:13:53,700 --> 00:13:55,702 わは…。 205 00:13:55,702 --> 00:13:59,972 わははっ! わはは… わは~! 206 00:13:59,972 --> 00:14:03,976 大した敵ではないけど それでも勇者は悪を討つ! 207 00:14:03,976 --> 00:14:07,814 はぁ~! わはは~! 208 00:14:07,814 --> 00:14:10,616 見てなさいよ! あっ。 209 00:14:17,990 --> 00:14:20,493 はっ! わはは~! あっ! 210 00:14:20,493 --> 00:14:23,663 うっ! ヴァン! 211 00:14:23,663 --> 00:14:27,667 ははは~! わはは…。 212 00:14:27,667 --> 00:14:31,504 大丈夫か? ギデオンさん。 僕なら大丈夫ですよ。 213 00:14:31,504 --> 00:14:34,841 癒しの手を前提にしているような 戦い方だが➡ 214 00:14:34,841 --> 00:14:38,177 防御はしないのか? そんなことより➡ 215 00:14:38,177 --> 00:14:40,380 倒したほうが早くないですか? 216 00:14:42,849 --> 00:14:45,017 無駄なケガは しないほうがいいぞ。 217 00:14:45,017 --> 00:14:47,520 悪と戦うのに手は抜きません。 218 00:14:47,520 --> 00:14:50,022 これが勇者の戦い方なんです。 219 00:14:50,022 --> 00:14:54,360 相手によって戦い方を変えるのは 手抜きとは言わないと思うがな。 220 00:14:54,360 --> 00:14:57,196 はぁ? まぁいい 続けよう。 221 00:14:57,196 --> 00:14:59,399 えぇ。 222 00:15:12,812 --> 00:15:15,481 フゥ。 ヴァン➡ 223 00:15:15,481 --> 00:15:18,317 自分が何体斬ったか 数えていたか? 224 00:15:18,317 --> 00:15:21,654 えっ? 倒した相手の数だよ。 225 00:15:21,654 --> 00:15:24,157 そんなこと 気にする必要あります? 226 00:15:24,157 --> 00:15:27,160 勇者に必要なのは悪を倒すこと。 227 00:15:27,160 --> 00:15:31,998 数なんて関係ありません。 シーボギーは 全部で 45体いた。 228 00:15:31,998 --> 00:15:35,668 俺が26 君が18 リットが1。 229 00:15:35,668 --> 00:15:37,670 (ヴァン)それが なんだっていうんですか? 230 00:15:37,670 --> 00:15:40,673 多く倒したということは それだけ戦いにおいて➡ 231 00:15:40,673 --> 00:15:44,343 重要な役割を果たしたという 目安となる。 232 00:15:44,343 --> 00:15:47,513 それは…。 最強の力を持つ勇者なら➡ 233 00:15:47,513 --> 00:15:50,316 この状況は 改善したほうがいいと思うぞ。 234 00:15:53,352 --> 00:15:57,023 導き手は 勇者を導く加護だ。 はい。 235 00:15:57,023 --> 00:16:01,461 つまり 俺のすべてを超えるまでは 勇者は完成していないと➡ 236 00:16:01,461 --> 00:16:03,963 言えるんじゃないかな。 ハッ。 237 00:16:03,963 --> 00:16:06,766 俺は そう考えるが ヴァンは どう思う? 238 00:16:09,302 --> 00:16:12,805 ギデオンさんの 言うとおりかもしれない…。 239 00:16:12,805 --> 00:16:16,642 ヴァン! この…。 240 00:16:16,642 --> 00:16:19,645 俺の考えを言っただけだよ。 ねぇ ヴァン。 241 00:16:19,645 --> 00:16:22,481 ヴァンは 今のままでいいんだからね。 242 00:16:22,481 --> 00:16:26,986 《弱点を否定せずに すべてを 受け入れてくれる恋人か。 243 00:16:26,986 --> 00:16:29,655 一緒にいたら ダメになりそうだな》 244 00:16:29,655 --> 00:16:32,491 何よ! いやいや なんでもないさ。 245 00:16:32,491 --> 00:16:35,328 とにかく 悪は去りました。 帰りましょう。 246 00:16:35,328 --> 00:16:38,664 待って! シーボギーが まだ残ってる! 247 00:16:38,664 --> 00:16:40,666 なんだって!? 248 00:16:45,671 --> 00:16:50,176 ん~。 何がなんだか わかんないんだけど。 249 00:16:50,176 --> 00:16:53,012 村に行って戻ってきた 足跡があるのよ。 250 00:16:53,012 --> 00:16:57,350 村に? 子どもをさらうための行動だな。 251 00:16:57,350 --> 00:17:00,453 おそらく 子どもは すでにさらわれている。 252 00:17:00,453 --> 00:17:04,790 その子どもを見たシーボギーたちも 村に行こうとしてたのかも。 253 00:17:04,790 --> 00:17:09,095 すぐに助けに行かないと! ヴァン 足跡は たどれるのか? 254 00:17:11,130 --> 00:17:14,800 できません。 スキルを取っていないんです。 255 00:17:14,800 --> 00:17:19,639 戦いには必要ないから。 まぁ 俺と リットでなんとかする。 256 00:17:19,639 --> 00:17:22,308 私の加護は 足跡をたどるのが得意だから➡ 257 00:17:22,308 --> 00:17:26,145 大丈夫よ。 勇者が そんな顔するな。 258 00:17:26,145 --> 00:17:30,816 今は俺たちが 足跡を追えることを喜べばいい。 259 00:17:30,816 --> 00:17:33,152 はい。 ちょっと 私のヴァンに➡ 260 00:17:33,152 --> 00:17:36,322 かまわないで! 大丈夫よ ヴァン。 261 00:17:36,322 --> 00:17:39,659 追跡なんてしなくたって 風の届く場所にいる生き物なら➡ 262 00:17:39,659 --> 00:17:42,161 私がわかるから! 263 00:17:42,161 --> 00:17:44,363 あ…。 264 00:17:52,171 --> 00:17:54,674 シーボギーは 子どもをすぐには食べず➡ 265 00:17:54,674 --> 00:17:58,177 恐怖の感情を 絞りつくしてから食べる。 266 00:17:58,177 --> 00:18:00,446 間に合えばいいが…。 267 00:18:00,446 --> 00:18:03,616 シーボギーの気配がします。 先行するわ。 268 00:18:03,616 --> 00:18:14,961 ♬~ 269 00:18:14,961 --> 00:18:17,063 (物音) 270 00:18:21,133 --> 00:18:24,136 シーボギーは音に鈍い。 大丈夫だろう。 271 00:18:24,136 --> 00:18:27,807 静かに行動したほうがいいのは 間違いないが。 272 00:18:27,807 --> 00:18:31,143 子どもは見えるか? ここからは見えないわ。 273 00:18:31,143 --> 00:18:33,145 あ…。 274 00:18:35,147 --> 00:18:37,984 あっ! ちょ…。 手前に 2体➡ 275 00:18:37,984 --> 00:18:42,154 奥に 3体いるな。 行きます! 276 00:18:42,154 --> 00:18:44,824 はっ! わははは~! 277 00:18:44,824 --> 00:18:47,660 はぁっ! わはは~! 278 00:18:47,660 --> 00:18:50,830 わはっ! わ~ははは~! 279 00:18:50,830 --> 00:18:53,499 ふっ! わ~! 280 00:18:53,499 --> 00:18:55,668 ケガはないか? はい。 281 00:18:55,668 --> 00:18:57,670 そうか よかった。 282 00:18:57,670 --> 00:19:00,373 よし 手分けをして子どもを探そう。 283 00:19:11,283 --> 00:19:14,620 あっ。 284 00:19:14,620 --> 00:19:17,123 大丈夫かい? 285 00:19:17,123 --> 00:19:20,626 僕は勇者ヴァン。 君を助けに来た。 286 00:19:20,626 --> 00:19:23,462 勇者… 様? 287 00:19:23,462 --> 00:19:25,765 あぁ そうだ! 288 00:19:27,967 --> 00:19:30,469 あ… うっ…。 289 00:19:30,469 --> 00:19:32,972 勇者様! わっ! 290 00:19:32,972 --> 00:19:37,309 ちょっと! 離れなさいよ! もう 離れてって… うぅ。 291 00:19:37,309 --> 00:19:40,112 ねぇ ヴァン 離れてよ もう! 勇者様! 292 00:19:42,481 --> 00:19:44,984 ⚟ありがとうございました! 293 00:19:44,984 --> 00:19:47,820 なんと お礼を申し上げたらよいか…。 294 00:19:47,820 --> 00:19:52,324 勇者様がいなかったら この子は この子は…。 295 00:19:52,324 --> 00:19:55,995 うぅ…。 感謝は不要です。 296 00:19:55,995 --> 00:19:58,164 勇者様。 297 00:19:58,164 --> 00:20:00,666 助けてくれてありがとう! 298 00:20:05,171 --> 00:20:08,507 (エスタ)そうか あのヴァンが…。 299 00:20:08,507 --> 00:20:11,510 人の話を聞くとはな…。 300 00:20:11,510 --> 00:20:15,347 まぁまぁ。 そういうこともあるわよ。 301 00:20:15,347 --> 00:20:19,018 リットも よく あのラベンダと やり取りができるな。 302 00:20:19,018 --> 00:20:21,020 えっ? 303 00:20:21,020 --> 00:20:25,191 えっと 私たちには…。 304 00:20:25,191 --> 00:20:28,694 ほら 恋っていう 共通点があるから。 305 00:20:30,863 --> 00:20:33,199 うまくいかないものだな。 306 00:20:33,199 --> 00:20:37,036 何がだ? 旅の間 ヴァンや ラベンダと話す機会が➡ 307 00:20:37,036 --> 00:20:40,706 いくらでもあったというのに 私は 彼らの考えに➡ 308 00:20:40,706 --> 00:20:43,876 影響を与えることができなかった。 309 00:20:43,876 --> 00:20:48,214 それを レッドたちは こんな短期間で 成し遂げているのだから➡ 310 00:20:48,214 --> 00:20:52,051 自信もなくなるというものさ。 (アルベール)そんなことないですよ! 311 00:20:52,051 --> 00:20:56,222 今の状況は エスタさんのおかげです! 312 00:20:56,222 --> 00:20:58,891 そうだろうか。 そうですよ! 313 00:20:58,891 --> 00:21:01,994 エスタさんが俺を レッドさんの所に 行かせたからこそ➡ 314 00:21:01,994 --> 00:21:05,331 今の状況になったわけですから! 315 00:21:05,331 --> 00:21:07,833 そ… そうか。 仮面を被って➡ 316 00:21:07,833 --> 00:21:11,504 自分を隠していても エスタさんが どれだけ頑張ってきたか➡ 317 00:21:11,504 --> 00:21:15,341 俺 全部 知ってますから! うっ うむ。 318 00:21:15,341 --> 00:21:18,344 アルベールが知っていてくれさえ するのなら➡ 319 00:21:18,344 --> 00:21:22,181 それで かまわん。 はい! 320 00:21:22,181 --> 00:21:25,851 いいコンビだな。 バ… バカを言うな! 321 00:21:25,851 --> 00:21:28,521 バカ? いや 違う! 322 00:21:28,521 --> 00:21:31,190 今のは アルベールが パートナーに ふさわしくないという意味では➡ 323 00:21:31,190 --> 00:21:34,193 なくてな…。 あ…。 324 00:21:34,193 --> 00:21:37,530 その…。 そうですよね。 325 00:21:37,530 --> 00:21:39,698 俺なんて まだまだですよね。 326 00:21:39,698 --> 00:21:42,701 俺 もっと頑張ります! 違う! 327 00:21:42,701 --> 00:21:45,538 いや 違くない! いや…。 328 00:21:45,538 --> 00:21:48,541 あぁ もう! う~ん。 329 00:21:48,541 --> 00:21:51,377 なんだか おなかいっぱい。 ホントにな。 330 00:21:51,377 --> 00:21:54,547 お前らには言われたくないぞ! なんでだよ!? なんで!? 331 00:21:54,547 --> 00:21:57,550 えっ!? ブッハハハ…。 332 00:21:57,550 --> 00:22:00,486 (ヤランドララ)あなたたち いつも こんな感じじゃない。 333 00:22:00,486 --> 00:22:02,488 そんなことない。 そんなことないわよ。 334 00:22:12,498 --> 00:22:15,167 勇者は迷わない。 335 00:22:15,167 --> 00:22:17,169 決して迷わない。