1 00:00:28,195 --> 00:00:31,532 (ヴァン)僕は あなたの教えに従い➡ 2 00:00:31,532 --> 00:00:33,533 勇者としてあるべく➡ 3 00:00:33,533 --> 00:00:36,536 この身をささげます。 4 00:00:36,536 --> 00:00:39,539 すべては デミス様の御心のままに。 5 00:00:39,539 --> 00:00:41,541 (ラベンダ)ねぇ。 あっ。 6 00:00:43,710 --> 00:00:45,913 (リュブ)ここにいたのか。 ん? 7 00:00:48,715 --> 00:00:50,884 (ヴァン)リュブさん そちらの方は…。 8 00:00:50,884 --> 00:00:53,887 紹介しよう。 新たな仲間だ。 9 00:00:53,887 --> 00:00:57,224 (エスタ)私は エスカラータ。 エスタと呼んでほしい。 10 00:00:57,224 --> 00:01:00,661 エスタ? もしかして 魔王軍の四天王➡ 11 00:01:00,661 --> 00:01:03,330 水のアルトラを撃退したという 仮面の騎士➡ 12 00:01:03,330 --> 00:01:06,667 エスタ様ですか!? あぁ そうだ。 13 00:01:06,667 --> 00:01:10,003 だが敬称は要らない。 わかりました。 14 00:01:10,003 --> 00:01:12,172 僕は ヴァン・オブ・フランベルク。 15 00:01:12,172 --> 00:01:15,342 ヴァンとお呼びください。 フランベルク? 16 00:01:15,342 --> 00:01:17,844 では あなたは…。 あぁ。 17 00:01:17,844 --> 00:01:22,182 彼は魔王軍に滅ぼされた フランベルク王国の第8王子であり➡ 18 00:01:22,182 --> 00:01:26,353 生き残りだ。 亡国の王子が勇者となる。 19 00:01:26,353 --> 00:01:29,022 これもすべて 神のご意志であろう。 20 00:01:29,022 --> 00:01:32,526 あなたに出会えたのも デミス様のお導きです。 21 00:01:32,526 --> 00:01:36,196 これから よろしくお願いします エスタさん。 22 00:01:36,196 --> 00:01:38,865 こちらこそ よろしく頼む。 23 00:01:38,865 --> 00:01:42,536 ほら 君も挨拶を。 24 00:01:42,536 --> 00:01:45,038 うん 私は ラベンダよ! 25 00:01:45,038 --> 00:01:48,542 ヴァンのいちばんの理解者で 相棒なの! 26 00:01:48,542 --> 00:01:50,877 これで パーティーはそろった。 27 00:01:50,877 --> 00:01:55,182 この世界を 勇者が救う物語を始めましょう。 28 00:03:42,189 --> 00:03:45,025 (ゴドウィン)なぁ アイツらの居場所を 教えたんだから➡ 29 00:03:45,025 --> 00:03:47,694 俺はもういいだろう? (ヤランドララ)ダメよ。 30 00:03:47,694 --> 00:03:51,031 あなたの言葉が本当かどうか わからないもの。 31 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 それに 約束したわよね? 32 00:03:57,537 --> 00:04:00,307 ⦅本当に 英雄リットを知っているの? 33 00:04:00,307 --> 00:04:02,976 そばにいる男の人も? (ゴドウィン)あぁ。 34 00:04:02,976 --> 00:04:06,313 2人は マブダチだ! 35 00:04:06,313 --> 00:04:09,483 じゃあ 私を 2人の所へ案内してくれる? 36 00:04:09,483 --> 00:04:13,653 もちろんいいぜ。 アンタがつきあってくれるなら…。 37 00:04:13,653 --> 00:04:16,656 ん? うわあ~! 38 00:04:16,656 --> 00:04:21,495 おほぉ~! おっ おほっ! おほっ!⦆ 39 00:04:21,495 --> 00:04:25,165 「美人と 深酒には注意しろ」 って昔から言うけど➡ 40 00:04:25,165 --> 00:04:28,835 こんな目に遭うとは…。 ほら さっさと歩いて。 41 00:04:28,835 --> 00:04:32,172 あ~あ。 ん? 42 00:04:32,172 --> 00:04:34,174 私たちは冒険者よ。 43 00:04:34,174 --> 00:04:36,676 友人に会うためにここへ来たの。 44 00:04:36,676 --> 00:04:39,179 冒険者ねぇ…。 ハハ…。 45 00:04:39,179 --> 00:04:42,349 ハハ…。 46 00:04:42,349 --> 00:04:45,018 むむ… フッ。 47 00:04:45,018 --> 00:04:48,021 通ってよし! ありがとう。 48 00:04:48,021 --> 00:04:50,190 ハハッ。 49 00:04:50,190 --> 00:04:54,861 《ハァ ゾルタンが 緩いところで助かったぜ》 50 00:04:54,861 --> 00:04:56,863 あれ? 51 00:04:56,863 --> 00:05:10,644 ♬~ 52 00:05:10,644 --> 00:05:12,646 (ルーティ)ヘッ。 53 00:05:19,986 --> 00:05:23,290 (レッド)どうした ルーティ。 お兄ちゃん。 54 00:05:28,829 --> 00:05:31,164 ご機嫌だな。 うん。 55 00:05:31,164 --> 00:05:34,167 だって初めてだから。 初めて? 56 00:05:34,167 --> 00:05:37,504 今まで ずっと 勇者として旅をしてきた。 57 00:05:37,504 --> 00:05:41,007 でも 今は違う。 初めて お兄ちゃんと一緒に➡ 58 00:05:41,007 --> 00:05:44,177 戦うことが 目的じゃない旅をしている。 59 00:05:44,177 --> 00:05:47,681 それが どんな言葉でも 伝えきれないくらい➡ 60 00:05:47,681 --> 00:05:50,083 うれしい! (リット)ルーティ…。 61 00:05:52,686 --> 00:05:56,356 《俺たちは今 「世界の果ての壁」 と呼ばれる山脈に向かって➡ 62 00:05:56,356 --> 00:06:00,460 旅をしている。 勇者のパーティーにいたころのように➡ 63 00:06:00,460 --> 00:06:03,296 戦いが 待ち受けているわけではない。 64 00:06:03,296 --> 00:06:05,465 気楽なのんびりとした旅だ》 65 00:06:05,465 --> 00:06:07,634 (モグリム)何をしている! 行くぞ! 66 00:06:07,634 --> 00:06:10,804 あぁ。 もう少し歩いたら一休みしよう。 67 00:06:10,804 --> 00:06:13,006 (リット/ルーティ)うん! 68 00:06:17,477 --> 00:06:21,314 ハァ…。 (モグリム)しかし 婚約指輪を作るために➡ 69 00:06:21,314 --> 00:06:25,485 旅人なら誰もが恐れる 「世界の果ての壁」を目指すとは➡ 70 00:06:25,485 --> 00:06:28,321 なんというヤツらだ。 71 00:06:28,321 --> 00:06:31,491 どうしても ブルーサファイアを手に入れたいんだ。 72 00:06:31,491 --> 00:06:34,160 リットの瞳の色に合うと思ってな。 73 00:06:34,160 --> 00:06:36,997 (モグリム)ほほぅ。 珍しい石だけど➡ 74 00:06:36,997 --> 00:06:39,332 ジェムジャイアントなら 持っていると思う。 75 00:06:39,332 --> 00:06:41,835 交渉して 譲ってもらうつもりだ。 76 00:06:41,835 --> 00:06:46,006 一生に一度の贈り物だから 妥協はしたくないんだよ。 77 00:06:46,006 --> 00:06:49,342 あっ… いっ 一生に一度なんだ。 78 00:06:49,342 --> 00:06:53,513 あっ 当たり前だろ。 まったく 見せつけてくれるな。 79 00:06:53,513 --> 00:06:55,849 そう言うモグリムだって ここへ来たのは➡ 80 00:06:55,849 --> 00:06:59,519 ミンクさんのためだろう。 モグリムも奥さんのため? 81 00:06:59,519 --> 00:07:01,955 お前さんには言ってなかったか。 82 00:07:01,955 --> 00:07:04,624 実は 子どもができてな。 83 00:07:04,624 --> 00:07:08,128 あっ おめでとう。 ありがとな。 84 00:07:08,128 --> 00:07:10,964 もしかしたら 帝王切開になるかもしれないと➡ 85 00:07:10,964 --> 00:07:13,800 医者に言われたんだ。 カミさんのために➡ 86 00:07:13,800 --> 00:07:16,136 できるかぎりのことを してやりたいが➡ 87 00:07:16,136 --> 00:07:20,140 ワシは鍛冶屋として つちをふるうことしか能がない。 88 00:07:20,140 --> 00:07:23,977 だから アースクリスタルのナイフを 作ろうと思ってな。 89 00:07:23,977 --> 00:07:26,146 なんで アースクリスタルなの? 90 00:07:26,146 --> 00:07:30,483 その刃は 切られたことすら 忘れるほどの鋭さと名高いんだ。 91 00:07:30,483 --> 00:07:33,653 体への負担も 最小限で済むはずだ。 92 00:07:33,653 --> 00:07:35,822 なかなか手に入らないけど➡ 93 00:07:35,822 --> 00:07:39,492 それも ジェムジャイアントなら 持っている可能性があるからな。 94 00:07:39,492 --> 00:07:44,831 お前さんたちの旅に 同行させてもらって助かったよ。 95 00:07:44,831 --> 00:07:48,668 みんな 誰かのためにここへ来たのね。 96 00:07:48,668 --> 00:07:52,005 私も。 今まで お兄ちゃんは➡ 97 00:07:52,005 --> 00:07:54,841 私のために冒険をしてくれた。 98 00:07:54,841 --> 00:07:57,510 でも私は お兄ちゃんのために➡ 99 00:07:57,510 --> 00:08:00,280 一度も冒険をしてこなかった。 100 00:08:00,280 --> 00:08:03,950 今度は私が お兄ちゃんの力になりたいの。 101 00:08:03,950 --> 00:08:05,952 ルーティ…。 102 00:08:13,960 --> 00:08:16,129 待って! 103 00:08:16,129 --> 00:08:18,465 これは ゴブリンの臭いか! 104 00:08:18,465 --> 00:08:21,968 旅人から 食料や 金品を奪う略奪隊だろう。 105 00:08:21,968 --> 00:08:24,804 戦いは回避したかったけど しかたないわね! 106 00:08:24,804 --> 00:08:26,806 (射出音) 107 00:08:32,145 --> 00:08:34,147 (鳴き声) 108 00:08:34,147 --> 00:08:37,817 はっ! 109 00:08:37,817 --> 00:08:41,154 さすが ワシの剣! 切れ味抜群だな。 110 00:08:41,154 --> 00:08:43,556 ふん! オギャッ! 111 00:08:51,331 --> 00:08:53,500 あっ。 112 00:08:53,500 --> 00:08:56,836 他には いないみたいね。 今ので全部。 113 00:08:56,836 --> 00:08:59,506 離れて監視しているのもいない。 114 00:08:59,506 --> 00:09:01,941 ん…。 どうした? モグリム。 115 00:09:01,941 --> 00:09:06,112 ずいぶん前のことだが これは ワシの打ったヤリだな。 116 00:09:06,112 --> 00:09:09,282 そうか。 このヤリの本来の持ち主は➡ 117 00:09:09,282 --> 00:09:12,452 ゴブリンの犠牲になったんだろう。 う…。 118 00:09:12,452 --> 00:09:15,455 《この世界は戦いに満ちている。 119 00:09:15,455 --> 00:09:19,459 誰一人 戦いと 無縁でいられる者はいない。 120 00:09:19,459 --> 00:09:21,461 生きとし生ける者は皆➡ 121 00:09:21,461 --> 00:09:24,964 至高神デミスから授かった 加護を持つ。 122 00:09:24,964 --> 00:09:29,302 その加護のレベルを上げるには 加護を持った相手と戦い➡ 123 00:09:29,302 --> 00:09:32,138 殺傷することが必要だからだ》 124 00:09:32,138 --> 00:09:34,140 ねぇ お兄ちゃん。 ん? 125 00:09:34,140 --> 00:09:36,976 私は戦って生きることをやめた。 126 00:09:36,976 --> 00:09:39,646 それって いけないことなのかな? 127 00:09:39,646 --> 00:09:42,649 《ルーティは 加護の中でも最強と言われる➡ 128 00:09:42,649 --> 00:09:45,151 勇者の加護を授かった》 129 00:09:45,151 --> 00:09:47,487 そんなことない。 ルーティは やっと➡ 130 00:09:47,487 --> 00:09:51,491 人生を取り戻したんだ。 気にしなくていい。 131 00:09:51,491 --> 00:09:53,493 うん。 でも…。 132 00:09:57,664 --> 00:10:01,501 ⦅私が普通に生きるのは そんなに悪いことなの? 133 00:10:01,501 --> 00:10:05,338 (シサンダン)そうだ。 お前は勇者として 生きなければならない。 134 00:10:05,338 --> 00:10:10,343 勇者が平穏に暮らすことは 神も 人も許さんのだよ⦆ 135 00:10:10,343 --> 00:10:13,546 きっと神様は許してくれないね。 136 00:10:18,852 --> 00:10:22,522 ここに ギデオンが。 あいにく留守みたいだな。 137 00:10:22,522 --> 00:10:25,525 仕事を サボって デートでもしてるんじゃないのか。 138 00:10:25,525 --> 00:10:28,862 2人が行きそうな場所は? そこまで知るかよ! 139 00:10:28,862 --> 00:10:31,364 もう用は済んだんだから 解放してくれ! 140 00:10:31,364 --> 00:10:34,367 おい ゴドウィン! やっぱりお前だったか! 141 00:10:34,367 --> 00:10:37,704 人違いじゃないですか? ごまかしても無駄だ! 142 00:10:37,704 --> 00:10:40,039 脱獄したと聞いていたが よくも ゾルタンに➡ 143 00:10:40,039 --> 00:10:43,376 戻ってこられたな! 脱獄? 彼は➡ 144 00:10:43,376 --> 00:10:45,879 リットと レッドの友達らしいの。 145 00:10:45,879 --> 00:10:48,381 友達だって? とんでもない! 146 00:10:48,381 --> 00:10:51,718 コイツは英雄リットの命を狙って デーモンに襲わせたり➡ 147 00:10:51,718 --> 00:10:56,556 レッドと リットが保護していた子どもを 誘拐したりした 極悪人だ! 148 00:10:56,556 --> 00:11:00,326 そうなの? (ゴドウィン)ヒィ! あなたも あの人を裏切ったの? 149 00:11:00,326 --> 00:11:03,163 あ… あなたもって? ごっ 誤解だ! 150 00:11:03,163 --> 00:11:05,665 確かに 俺は アイツらと敵対してたが…。 151 00:11:08,501 --> 00:11:12,005 ほっ ホントに誤解なんだぁ~! 152 00:11:12,005 --> 00:11:15,508 おわっ! まっ 待ってくれ! 153 00:11:15,508 --> 00:11:19,512 うおぉ… うわっ! おっ お前! 154 00:11:19,512 --> 00:11:22,348 (ティセ)ゴドウィン また何か しでかしたんですか? 155 00:11:22,348 --> 00:11:26,019 俺は なんにもしてねえよ! あの ヤランドララって女が➡ 156 00:11:26,019 --> 00:11:28,688 俺を レッドの敵だと誤解して…。 157 00:11:28,688 --> 00:11:31,090 ヤランドララ? 158 00:11:34,027 --> 00:11:36,696 裏切り者は許されない。 159 00:11:36,696 --> 00:11:39,032 偉大なる太古の森の王! 160 00:11:39,032 --> 00:11:42,135 万物の根源 マナの支配者! 161 00:11:50,376 --> 00:11:55,715 ガァー! 162 00:11:55,715 --> 00:11:58,885 《いやいや いやいや… 加減! 加減知って!》 163 00:11:58,885 --> 00:12:01,821 バッ バカ野郎! こんな所でそんな大物➡ 164 00:12:01,821 --> 00:12:06,826 召喚するなんて! 《ティセ:刺激しないで謎レンズ!》 165 00:12:06,826 --> 00:12:08,828 ぎゃ~! 166 00:12:10,997 --> 00:12:14,167 ここで暴れるのなら ゾルタンの冒険者として➡ 167 00:12:14,167 --> 00:12:16,169 止めないわけにはいきません! 168 00:12:20,506 --> 00:12:24,177 《近づけない!》 169 00:12:24,177 --> 00:12:26,179 くっ! はぁ! 170 00:12:26,179 --> 00:12:29,349 (ミストーム)極地の風よ 命奪う冷気よ! 171 00:12:29,349 --> 00:12:31,551 (ミストーム)ブリザード! 172 00:12:38,024 --> 00:12:41,361 げっ ミストームのババァ… じゃなくて ミストームさん! 173 00:12:41,361 --> 00:12:44,364 知り合いですか? このゾルタンの元市長で➡ 174 00:12:44,364 --> 00:12:47,033 ギルドの幹部たちも 一目置いてるお方だ! 175 00:12:47,033 --> 00:12:49,702 (ミストーム)今は ただの隠居した ばあ様さ。 176 00:12:49,702 --> 00:12:53,539 それより 私の魔法くらいじゃ 止まらないかい。 177 00:12:53,539 --> 00:12:56,376 私が止めます。 援護をお願いできますか? 178 00:12:56,376 --> 00:12:58,378 あぁ もちろん。 179 00:12:58,378 --> 00:13:08,988 ♬~ 180 00:13:08,988 --> 00:13:10,990 うっ! 181 00:13:10,990 --> 00:13:13,293 くっ…。 182 00:13:16,162 --> 00:13:19,832 あなた何者? レッドさんと リットさんの友達です。 183 00:13:19,832 --> 00:13:21,834 信じられないわ。 でしたら➡ 184 00:13:21,834 --> 00:13:24,671 2人に会って 直接聞いてください。 185 00:13:24,671 --> 00:13:28,074 2人は今朝 「世界の果ての壁」に 向かいました。 186 00:13:30,009 --> 00:13:32,178 なぜ そんな所に? 187 00:13:32,178 --> 00:13:34,681 レッドさんが リットさんに贈る指輪の宝石を➡ 188 00:13:34,681 --> 00:13:37,684 探しに行ったんです。 指輪? 189 00:13:37,684 --> 00:13:40,586 それは本当なの? はい。 190 00:13:47,026 --> 00:13:51,030 そう。 相変わらず仲がいいのね➡ 191 00:13:51,030 --> 00:13:53,533 あの2人。 出かける前に➡ 192 00:13:53,533 --> 00:13:55,635 ここを元に戻しておくれよ。 193 00:14:04,143 --> 00:14:06,813 おい 本当に大丈夫なんだろうな? 194 00:14:06,813 --> 00:14:08,981 何がだ? (モグリム)体は小さくても➡ 195 00:14:08,981 --> 00:14:11,818 ズーグは人食いモンスターだぞ。 ん? 196 00:14:11,818 --> 00:14:14,821 ひぃっ! 確かに人を襲うこともあるが➡ 197 00:14:14,821 --> 00:14:17,323 俺たちを 傷つけることはしない。 198 00:14:17,323 --> 00:14:20,326 長老とは知り合いなんだ。 昔から レッドは➡ 199 00:14:20,326 --> 00:14:22,495 不思議な縁を持っているのよ。 200 00:14:22,495 --> 00:14:25,498 私も驚くことがあるわ。 ズーグは➡ 201 00:14:25,498 --> 00:14:27,500 「世界の果ての壁」に詳しいから➡ 202 00:14:27,500 --> 00:14:30,336 ジェムジャイアントの住みかを 知っているはずだ。 203 00:14:30,336 --> 00:14:33,172 久しぶりでシュ レッドさん。 204 00:14:33,172 --> 00:14:36,342 長老 元気そうだな。 ゾルタンから遠いのは➡ 205 00:14:36,342 --> 00:14:40,513 わかっていまシュが たまには遊びに来てほしいでシュ。 206 00:14:40,513 --> 00:14:42,682 ずっと来られなくて悪かった。 207 00:14:42,682 --> 00:14:45,685 その… なかなか ゾルタンを離れ難くて。 208 00:14:45,685 --> 00:14:48,855 結婚したのでシュね。 あっ うん。 209 00:14:48,855 --> 00:14:51,858 これからだけど。 あなた方の未来と➡ 210 00:14:51,858 --> 00:14:54,193 我らの友情に祝福を。 211 00:14:54,193 --> 00:14:56,529 祝福を。 そうだ。 212 00:14:56,529 --> 00:14:58,865 土産に 手作りのハムを持ってきたんだ。 213 00:14:58,865 --> 00:15:01,300 おぉ これは ありがたいでシュ。 214 00:15:01,300 --> 00:15:04,137 肉は いつも不足してるでシュ。 215 00:15:04,137 --> 00:15:08,141 我々にも 商売というのが 理解できればいいのでシュが。 216 00:15:08,141 --> 00:15:12,478 それで長老 俺たちは ジェムジャイアントに会いに来たんだが➡ 217 00:15:12,478 --> 00:15:15,648 彼らの集落がどこにあるか 教えてくれないか? 218 00:15:15,648 --> 00:15:17,650 それは かまいませんでシュ。 219 00:15:17,650 --> 00:15:20,653 ですが 気をつけてくださいでシュ。 ん? 220 00:15:20,653 --> 00:15:24,157 近頃 ジェムジャイアントの様子が おかしいでシュ。 221 00:15:24,157 --> 00:15:26,993 みんな 何か いらだっている様子で…。 222 00:15:26,993 --> 00:15:30,329 いらだっている? はい。 理由はわかりませんが➡ 223 00:15:30,329 --> 00:15:33,166 くれぐれもご用心を。 わかった。 224 00:15:33,166 --> 00:15:36,169 ⚟うわぁ~ん! どうしたのでシュ? 225 00:15:36,169 --> 00:15:40,173 木から落ちたんでシュ。 遊んでいたら 枝が折れて…。 226 00:15:40,173 --> 00:15:42,675 あん! 大げさねぇ! 大丈夫? 227 00:15:42,675 --> 00:15:45,511 あら いいんでシュのよ このくらい ホント。 228 00:15:45,511 --> 00:15:48,514 あっ! 治ったでシュ! お姉ちゃん すごいでシュ! 229 00:15:48,514 --> 00:15:52,185 この木 弱ってるみたい。 だから枝が折れたんだわ。 230 00:15:52,185 --> 00:15:55,188 他の木も なんだか 元気がないみたいね。 231 00:15:55,188 --> 00:15:59,025 わかるのでシュか? 精霊たちが教えてくれるの。 232 00:15:59,025 --> 00:16:01,461 ただ 原因までは…。 233 00:16:01,461 --> 00:16:03,963 レッド 木の栄養剤を作れる? 234 00:16:03,963 --> 00:16:07,466 あぁ それなら ここにある物で調合できる。 235 00:16:07,466 --> 00:16:10,303 よかった。 応急処置に過ぎないけれど➡ 236 00:16:10,303 --> 00:16:13,806 できることをしてみましょ。 いいかしら 長老? 237 00:16:13,806 --> 00:16:17,310 もちろん。 よろしくお願いしまシュ! 238 00:16:17,310 --> 00:16:34,327 ♬~ 239 00:16:34,327 --> 00:16:38,998 一人で何を考えてるの? リット。 いや…。 240 00:16:38,998 --> 00:16:41,000 指輪のことじゃなさそうだけど。 241 00:16:43,002 --> 00:16:45,805 ルーティの加護のことを 考えてたんだ。 242 00:16:48,508 --> 00:16:51,510 今のルーティは 新たに生まれた加護➡ 243 00:16:51,510 --> 00:16:54,347 シンの力で 勇者の加護が持つ➡ 244 00:16:54,347 --> 00:16:57,683 人間性を奪うような力を 無効化している。 245 00:16:57,683 --> 00:17:00,286 それは ずっと ルーティが望んでいたことだ。 246 00:17:00,286 --> 00:17:04,624 以前のルーティは 生きる喜びを 奪われていたものね。 247 00:17:04,624 --> 00:17:07,960 疲れることもなければ 食事も 睡眠さえも➡ 248 00:17:07,960 --> 00:17:12,131 必要としていなかった。 おそらく シンという力は➡ 249 00:17:12,131 --> 00:17:14,467 神から与えられたものじゃない。 250 00:17:14,467 --> 00:17:16,969 ルーティ自身の中で生まれたものだ。 251 00:17:16,969 --> 00:17:19,972 そんなことが どうして起きたのか…。 252 00:17:19,972 --> 00:17:22,642 レッド…。 253 00:17:22,642 --> 00:17:24,810 わからないことだらけだが➡ 254 00:17:24,810 --> 00:17:28,147 俺が ルーティの味方であることに 変わりはないからな。 255 00:17:28,147 --> 00:17:31,551 うん。 私も ルーティの味方よ。 256 00:17:35,988 --> 00:17:39,492 どうしました? 植物たちの様子がおかしいわ。 257 00:17:39,492 --> 00:17:41,827 えっ? 道を進むにつれて 元気が➡ 258 00:17:41,827 --> 00:17:44,997 なくなってる。 土に異変が起きているみたい。 259 00:17:44,997 --> 00:17:48,334 土… ですか? えぇ。 上のほうで➡ 260 00:17:48,334 --> 00:17:51,837 何かが 起きているのかもしれないわ。 261 00:17:51,837 --> 00:17:55,174 なんにしても 今夜は この辺りで野営をしたほうが➡ 262 00:17:55,174 --> 00:17:58,077 よさそうね。 わかりました。 263 00:18:00,613 --> 00:18:02,782 (ヤランドララ)ねぇ。 (ティセ)なんでしょう? 264 00:18:02,782 --> 00:18:05,451 あなたは どうして ついてきてくれたの? 265 00:18:05,451 --> 00:18:08,788 案内をするためです。 ここまで来る必要は➡ 266 00:18:08,788 --> 00:18:13,292 なかったと思うけど? 深い理由はありません。 267 00:18:13,292 --> 00:18:16,462 強いて言えば 「世界の果ての壁」には➡ 268 00:18:16,462 --> 00:18:20,132 天然温泉があると聞きまして。 269 00:18:20,132 --> 00:18:23,302 それだけ? それだけです。 270 00:18:23,302 --> 00:18:25,638 そう。 271 00:18:25,638 --> 00:18:30,476 《ヤランドララさんは まだ ルーティ様もいることを知らない。 272 00:18:30,476 --> 00:18:35,147 ルーティ様が勇者を辞めた事実を 知ったら どうなるか…》 273 00:18:35,147 --> 00:18:37,650 あの 聞いてもいいですか? 274 00:18:37,650 --> 00:18:40,319 なぁに? ヤランドララさんは どうして➡ 275 00:18:40,319 --> 00:18:45,491 勇者の仲間となったのですか? 私のことを知っているのね。 276 00:18:45,491 --> 00:18:48,160 私は レッドさんと リットさんと➡ 277 00:18:48,160 --> 00:18:52,164 そして もう一人の友達ですから。 ということは➡ 278 00:18:52,164 --> 00:18:54,500 レッドの正体は間違いないんだ。 279 00:18:54,500 --> 00:18:56,836 はい。 ギデオンさんです。 280 00:18:56,836 --> 00:18:59,338 確信はしていたけど 確証が得られるのは➡ 281 00:18:59,338 --> 00:19:01,774 やっぱりうれしいわね。 282 00:19:01,774 --> 00:19:04,944 よかった 生きてたんだ。 283 00:19:04,944 --> 00:19:07,279 (ヤランドララ)なんで 勇者の仲間になったか。 284 00:19:07,279 --> 00:19:09,281 その答えなら簡単よ。 285 00:19:09,281 --> 00:19:12,618 私の大切な友人である ギデオンがいたからよ。 286 00:19:12,618 --> 00:19:16,789 (ティセ)それだけですか? えぇ それだけ。 287 00:19:16,789 --> 00:19:20,292 友人を助けることより 大切なことなんかないでしょう? 288 00:19:22,461 --> 00:19:25,965 もちろん 世界を救えるなら 救いたいと思うし➡ 289 00:19:25,965 --> 00:19:29,468 苦しんでいる人たちがいるなら 助けたいとは思うわ。 290 00:19:29,468 --> 00:19:34,473 でも そのために たった6人で 魔王の首を取りに行くなんて➡ 291 00:19:34,473 --> 00:19:36,809 バカげた選択はしない。 292 00:19:36,809 --> 00:19:40,312 バカげた…。 (ヤランドララ)バカげてるわよ。 293 00:19:40,312 --> 00:19:43,816 わざわざ少人数で 戦わないといけないなんて。 294 00:19:43,816 --> 00:19:46,986 勇者に 全人類の負担と 責任を背負わせて➡ 295 00:19:46,986 --> 00:19:49,655 もし倒れたら 何もかもご破算。 296 00:19:49,655 --> 00:19:53,159 そんなバカげた賭けが 勇者なのよ。 297 00:19:53,159 --> 00:19:58,164 では 勇者が世界のために 戦い続ける必要はないと? 298 00:19:58,164 --> 00:20:01,167 フフッ なるほど。 299 00:20:01,167 --> 00:20:03,502 ん? 心配は要らないわ。 300 00:20:03,502 --> 00:20:06,672 私も ギデオンと同じ考えだから。 301 00:20:06,672 --> 00:20:09,375 それにしても 驚いた。 えっ? 302 00:20:12,178 --> 00:20:14,380 ルーティもいるのね! 303 00:20:24,356 --> 00:20:27,193 寒い! よし 久々にあれをやるか! 304 00:20:27,193 --> 00:20:30,696 うん! 305 00:20:30,696 --> 00:20:33,199 (モグリム/リット)ん? 306 00:20:33,199 --> 00:20:37,703 なぁ ルーティ。 好きなように生きていいんだぞ。 307 00:20:37,703 --> 00:20:40,873 たとえ神様が 許してくれなくても かまわない。 308 00:20:40,873 --> 00:20:44,376 俺が ルーティを守るからな。 309 00:20:44,376 --> 00:20:47,713 うん わかった お兄ちゃん。 310 00:20:47,713 --> 00:20:49,715 (ティセ)ルーティ様! ハッ。 311 00:20:51,717 --> 00:20:53,719 ティセ どうして…。 312 00:20:55,888 --> 00:20:57,890 あっ。 313 00:21:05,498 --> 00:21:07,600 ギデオン! 314 00:21:14,840 --> 00:21:18,511 グアァー! 315 00:21:18,511 --> 00:21:20,513 グッ… ウゥッ! 316 00:21:22,515 --> 00:21:25,851 (リュブ)見事だ ヴァンくん。 当然でしょ! 317 00:21:25,851 --> 00:21:30,523 この程度の敵なら ヴァンは 一人でだって倒せるわ! 318 00:21:30,523 --> 00:21:33,192 もう少し早く到着していれば➡ 319 00:21:33,192 --> 00:21:36,028 犠牲者を出さずに済んだものを。 320 00:21:36,028 --> 00:21:38,531 (ヴァン)悲しむ必要はありません。 321 00:21:38,531 --> 00:21:42,034 彼らは ただ 役割を 全うしただけなのですから。 322 00:21:42,034 --> 00:21:44,870 何? アウルベアは人を襲うよう➡ 323 00:21:44,870 --> 00:21:47,540 加護によって 運命づけられていました。 324 00:21:47,540 --> 00:21:49,708 この人は 襲われて命を落とすことを➡ 325 00:21:49,708 --> 00:21:52,211 運命づけられていた。 それぞれが➡ 326 00:21:52,211 --> 00:21:55,381 自分の役割を 全うしただけなのです。 327 00:21:55,381 --> 00:21:58,217 (エスタ)殺されることが 役割だったと? 328 00:21:58,217 --> 00:22:01,987 はい。 彼らは デミス様の御心に従って生き➡ 329 00:22:01,987 --> 00:22:05,491 死んだのです。 かけるべきは哀れみではなく➡ 330 00:22:05,491 --> 00:22:09,328 賞賛の言葉です。 331 00:22:09,328 --> 00:22:11,497 そして僕は➡ 332 00:22:11,497 --> 00:22:14,333 彼らの犠牲の上に強くなります。 333 00:22:14,333 --> 00:22:16,502 悪を討つ勇者として➡ 334 00:22:16,502 --> 00:22:18,604 役割を全うするために。