1 00:00:01,710 --> 00:00:03,253 ‪(ルーティ)お兄ちゃん!‬ 2 00:00:03,753 --> 00:00:08,425 ‪(ゴンズ)お兄ちゃんってことは‬ ‪君はレッドの妹か?‬ 3 00:00:08,508 --> 00:00:10,468 ‪(ティセ)お兄さんって‬ 4 00:00:10,552 --> 00:00:13,179 ‪もしかして あなたは‬ ‪ギデオンさんですか?‬ 5 00:00:13,263 --> 00:00:14,305 ‪ギデオン?‬ 6 00:00:14,389 --> 00:00:15,682 ‪レッド?‬ 7 00:00:15,765 --> 00:00:18,935 ‪(レッド)あっ… ハハハ…‬ 8 00:00:20,020 --> 00:00:24,733 ‪♪~‬ 9 00:01:44,938 --> 00:01:49,943 ‪~♪‬ 10 00:01:53,029 --> 00:01:54,989 (ティセ) あの さっきの人は 11 00:01:55,073 --> 00:01:57,617 帰してしまって 大丈夫なんでしょうか 12 00:01:57,700 --> 00:01:59,953 ‪(レッド)‬ ‪ああ ゴンズなら問題ない‬ 13 00:02:00,745 --> 00:02:04,415 ‪俺やルーティのことを あれこれ‬ ‪詮索するようなことはしないから‬ 14 00:02:04,499 --> 00:02:06,167 ‪そうですか‬ 15 00:02:07,627 --> 00:02:10,880 ‪改めまして 私はティセといいます‬ 16 00:02:10,964 --> 00:02:14,759 ‪ギデオンさんの代わりに‬ ‪勇者様のパーティーに入りました‬ 17 00:02:14,843 --> 00:02:18,179 ‪(レッド)そうか 俺の代わりに‬ 18 00:02:18,263 --> 00:02:19,764 ‪(ルーティ)‬ ‪一緒に誰か住んでるの?‬ 19 00:02:19,848 --> 00:02:20,932 ‪あっ‬ 20 00:02:21,432 --> 00:02:24,769 ‪ああ 一緒に暮らしてる人がいる‬ 21 00:02:24,853 --> 00:02:26,187 ‪(ルーティ)そう‬ 22 00:02:26,271 --> 00:02:29,023 ‪(レッド)ほら‬ ‪ロガーヴィアで一緒に行動した‬ 23 00:02:29,107 --> 00:02:32,610 ‪リーズレットっていう‬ ‪お姫様がいたじゃないか‬ 24 00:02:32,694 --> 00:02:33,778 ‪リットのことね‬ 25 00:02:37,574 --> 00:02:41,911 ‪アレスからは 単独で魔王軍の‬ ‪調査に行ったって聞いたと思うけど‬ 26 00:02:41,995 --> 00:02:45,039 ‪お兄ちゃんは逃げたんだって‬ ‪アレスは言ってた‬ 27 00:02:45,123 --> 00:02:49,335 ‪(レッド)アレスのヤツ‬ ‪約束を守ってくれなかったのか‬ 28 00:02:49,419 --> 00:02:50,545 ‪フゥ…‬ 29 00:02:50,628 --> 00:02:53,173 ‪ルーティ 実はな…‬ 30 00:02:55,216 --> 00:02:57,927 ‪(ルーティ)そう 話は分かった‬ 31 00:02:58,011 --> 00:03:00,680 ‪(レッド)‬ ‪悪かった 勝手にいなくなって‬ 32 00:03:00,763 --> 00:03:02,932 ‪(ルーティ)悪いのはアレスだから‬ 33 00:03:03,016 --> 00:03:06,311 ‪でも アレスは私が黙らせる‬ 34 00:03:06,394 --> 00:03:07,687 ‪だから いいよね?‬ 35 00:03:08,479 --> 00:03:10,315 ‪また一緒に旅をしよう‬ 36 00:03:10,398 --> 00:03:13,443 ‪お兄ちゃんがいないと‬ ‪パーティーは成り立たない‬ 37 00:03:13,526 --> 00:03:15,361 ‪アレスを追い出してもいい‬ 38 00:03:15,445 --> 00:03:17,947 ‪私たちには お兄ちゃんが必要なの‬ 39 00:03:18,656 --> 00:03:19,949 ‪お兄ちゃんの仕事を‬ 40 00:03:20,033 --> 00:03:23,077 ‪アレスは一人で背負おうとして‬ ‪失敗した‬ 41 00:03:23,161 --> 00:03:24,954 ‪ダナンは お兄ちゃんを捜しに行き‬ 42 00:03:25,038 --> 00:03:28,708 ‪ヤランドララは お兄ちゃんが‬ ‪アレスに殺されたと思って‬ 43 00:03:28,791 --> 00:03:29,792 ‪パーティーを抜けた‬ 44 00:03:29,876 --> 00:03:30,960 ‪あっ‬ 45 00:03:31,044 --> 00:03:32,837 ‪俺は今まで‬ 46 00:03:32,921 --> 00:03:35,965 ‪ルーティたちの旅は‬ ‪順調にいってると思ってた‬ 47 00:03:36,049 --> 00:03:36,966 ‪じゃあ…‬ 48 00:03:39,677 --> 00:03:41,512 ‪ごめん ルーティ‬ 49 00:03:41,596 --> 00:03:44,349 ‪俺はもう‬ ‪ここにいる意味を見つけたんだ‬ 50 00:03:46,726 --> 00:03:50,104 ‪そう だったら私も この町に住む‬ 51 00:03:50,188 --> 00:03:51,606 ‪(レッド・ティセ)ええっ!?‬ 52 00:03:55,944 --> 00:03:56,903 ‪(ドアが開く音)‬ 53 00:03:56,986 --> 00:03:57,862 ‪(リット)ただいま‬ 54 00:03:57,946 --> 00:03:58,988 ‪(ティセ)あっ‬ ‪(レッド)リット‬ 55 00:03:59,072 --> 00:04:00,698 ‪(リット)レッド いないの?‬ 56 00:04:00,782 --> 00:04:03,618 ‪店が閉まってたけど… あっ‬ 57 00:04:04,827 --> 00:04:05,828 ‪ハッ‬ 58 00:04:08,498 --> 00:04:09,999 ‪(ルーティ)久しぶり‬ 59 00:04:14,337 --> 00:04:16,464 ‪(ティセ)‬ ‪あ… ありがとうございます‬ 60 00:04:25,390 --> 00:04:28,142 ‪そういや 何だってゾルタンに?‬ 61 00:04:28,226 --> 00:04:30,561 ‪(ルーティ)‬ ‪1つは お兄ちゃんを捜しに‬ 62 00:04:30,645 --> 00:04:32,230 ‪(レッド)俺を?‬ ‪(ルーティ)うん‬ 63 00:04:32,730 --> 00:04:35,566 ‪魔王討伐には‬ ‪お兄ちゃんが必要だから‬ 64 00:04:36,943 --> 00:04:39,570 ‪もう1つは 別の人を捜しに来た‬ 65 00:04:40,613 --> 00:04:43,533 ‪魔王討伐に必要な知識を‬ ‪持っている人‬ 66 00:04:43,616 --> 00:04:46,202 ‪でも もう見つけたから大丈夫‬ 67 00:04:46,286 --> 00:04:47,704 ‪そうか‬ 68 00:04:47,787 --> 00:04:49,706 ‪(リット)あの…‬ ‪(レッド)ん?‬ 69 00:04:50,915 --> 00:04:52,959 ‪レッドは どうするの?‬ 70 00:04:55,670 --> 00:04:57,505 ‪俺は ここに残るよ‬ 71 00:04:58,089 --> 00:04:59,966 ‪リットと一緒に この店をやる‬ 72 00:05:00,550 --> 00:05:02,969 ‪本当? でも…‬ 73 00:05:03,678 --> 00:05:07,223 ‪リットは気にしないで‬ ‪私も この町に住むから‬ 74 00:05:08,057 --> 00:05:09,225 ‪(リット)ええっ!?‬ 75 00:05:10,435 --> 00:05:11,769 ‪今日はもう帰るね‬ 76 00:05:11,853 --> 00:05:13,229 ‪帰るって…‬ 77 00:05:13,312 --> 00:05:15,732 ‪まだ用事があるから‬ ‪今日は宿に泊まる‬ 78 00:05:17,442 --> 00:05:18,735 ‪分かった‬ 79 00:05:18,818 --> 00:05:22,739 ‪またいつでも来い‬ ‪俺は この店にいるから‬ 80 00:05:22,822 --> 00:05:23,865 ‪(ルーティ)うん‬ 81 00:05:23,948 --> 00:05:25,199 ‪(レッド)フフッ‬ 82 00:05:30,747 --> 00:05:33,583 ‪(ルーティ)それじゃあ‬ ‪(ティセ)ごちそうさまでした‬ 83 00:05:41,674 --> 00:05:43,217 ‪ううっ…‬ 84 00:05:43,301 --> 00:05:44,719 ‪(ティセ)だ… 大丈夫ですか?‬ 85 00:05:45,428 --> 00:05:48,306 ‪この町に残ると言ったのが‬ ‪いけなかった‬ 86 00:05:48,890 --> 00:05:50,641 ‪また弱めなくては‬ 87 00:05:51,559 --> 00:05:54,854 ‪ハァ ハァ ハァ…‬ 88 00:05:57,398 --> 00:05:58,691 ‪(レッド)フゥ…‬ 89 00:06:00,902 --> 00:06:02,153 ‪(足音)‬ 90 00:06:02,236 --> 00:06:03,571 ‪あっ‬ 91 00:06:03,654 --> 00:06:07,325 ‪(リット)‬ ‪ねえ レッド 本当によかったの?‬ 92 00:06:07,408 --> 00:06:08,534 ‪(レッド)何がだ?‬ 93 00:06:10,912 --> 00:06:14,040 ‪私が言うのも‬ ‪おかしいとは思うんだけど‬ 94 00:06:14,123 --> 00:06:16,793 ‪ルーティは‬ ‪あなたを必要としているわ‬ 95 00:06:16,876 --> 00:06:20,838 ‪だったら一緒に行ってあげた方が‬ ‪いいのかなって‬ 96 00:06:20,922 --> 00:06:22,799 ‪(レッド)世界のためにか…‬ 97 00:06:22,882 --> 00:06:24,092 ‪うん‬ 98 00:06:25,134 --> 00:06:30,139 ‪ルーティの選択を 身勝手だと‬ ‪非難する人だっているだろう‬ 99 00:06:30,223 --> 00:06:33,976 ‪でも それが罪だというのなら‬ ‪俺の罪だ‬ 100 00:06:34,560 --> 00:06:36,312 ‪ルーティは何も悪くない‬ 101 00:06:36,396 --> 00:06:39,065 ‪あっ… レッド‬ 102 00:06:39,148 --> 00:06:42,276 ‪世界の命運を‬ ‪背負わされていたとしても‬ 103 00:06:42,360 --> 00:06:45,530 ‪ルーティは‬ ‪まだ17歳の女の子なんだ‬ 104 00:06:45,613 --> 00:06:46,989 ‪あっ‬ 105 00:06:49,826 --> 00:06:52,370 ‪俺たちには時間が必要だ‬ 106 00:06:52,453 --> 00:06:55,039 ‪ルーティを含めて また話をしよう‬ 107 00:06:55,123 --> 00:06:56,290 ‪(リット)うん‬ 108 00:06:59,460 --> 00:07:01,963 ‪(ティセ)傷の具合はどうですか?‬ 109 00:07:02,046 --> 00:07:03,798 ‪(ゴドウィン)だいぶよくなった‬ 110 00:07:03,881 --> 00:07:06,676 ‪で いつゾルタンを出るんだ?‬ 111 00:07:06,759 --> 00:07:08,511 ‪(ティセ)予定が変わりました‬ 112 00:07:09,262 --> 00:07:11,889 ‪しばらく ここに‬ ‪とどまることになりそうです‬ 113 00:07:11,973 --> 00:07:14,142 ‪(ゴドウィン)な… 何だと!?‬ 114 00:07:14,225 --> 00:07:17,812 ‪もしゾルタンの人間に見つかって‬ ‪刑務所に戻ることになったら‬ 115 00:07:17,895 --> 00:07:19,439 ‪極刑は免れない‬ 116 00:07:19,522 --> 00:07:22,150 ‪俺がいないと‬ ‪あの薬は作れないんだぞ!‬ 117 00:07:22,233 --> 00:07:24,152 ‪(ティセ)騒がないでください‬ ‪(ゴドウィン)ひっ…‬ 118 00:07:25,111 --> 00:07:28,156 ‪(ティセ)‬ ‪私だって驚いているんだから‬ 119 00:07:29,615 --> 00:07:30,700 ‪(ノック)‬ 120 00:07:30,783 --> 00:07:31,617 ‪(ドアが開く音)‬ 121 00:07:31,701 --> 00:07:32,994 ‪(ティセ)勇者様‬ 122 00:07:33,077 --> 00:07:36,831 ‪やはり このままゴドウィンを‬ ‪監禁しておくのは厳しいです‬ 123 00:07:36,914 --> 00:07:41,252 ‪彼も 薬を作るには ちゃんとした‬ ‪工房が必要だと言っています‬ 124 00:07:41,335 --> 00:07:42,587 ‪(ルーティ)そう‬ 125 00:07:43,379 --> 00:07:45,506 ‪調べてみたい所がある‬ 126 00:07:45,590 --> 00:07:48,843 ‪それまで1週間程度‬ ‪見つからなければいいから‬ 127 00:07:48,926 --> 00:07:51,095 ‪調べてみたい所ですか?‬ 128 00:07:51,179 --> 00:07:55,600 ‪飛空艇を泊めてある山に‬ ‪古代エルフの遺跡があるらしい‬ 129 00:07:56,184 --> 00:08:00,646 ‪確かに 古代エルフの遺跡なら‬ ‪隠れ家として使えそうですね‬ 130 00:08:00,730 --> 00:08:02,106 ‪ですが なぜそこまで…‬ 131 00:08:02,190 --> 00:08:03,107 ‪ハッ‬ 132 00:08:07,195 --> 00:08:08,988 ‪(ティセ)何か怒らせた?‬ 133 00:08:14,243 --> 00:08:15,286 ‪どうしたの?‬ 134 00:08:15,369 --> 00:08:16,746 ‪(ルーティ)ティセ‬ ‪(ティセ)ハッ‬ 135 00:08:18,039 --> 00:08:20,041 ‪やめて うげうげさんだけは‬ 136 00:08:20,124 --> 00:08:24,795 ‪違う 私はその子が‬ ‪あなたの友達だと知っていた‬ 137 00:08:25,421 --> 00:08:27,423 ‪気づかず‬ ‪たたこうとしたわけじゃない‬ 138 00:08:27,507 --> 00:08:30,301 ‪えっ 何? “ちゃんと見て”?‬ 139 00:08:30,384 --> 00:08:34,639 ‪違うの‬ ‪決して そんなつもりじゃなかった‬ 140 00:08:34,722 --> 00:08:35,556 ‪許してほしい‬ 141 00:08:35,640 --> 00:08:36,557 ‪(ティセ)ハッ‬ 142 00:08:36,640 --> 00:08:39,894 ‪(ティセ)‬ ‪目の前にいるのは誰? 勇者様だ‬ 143 00:08:39,977 --> 00:08:44,023 ‪人類最強の加護を持ち‬ ‪世界を救う運命を背負い‬ 144 00:08:44,106 --> 00:08:45,566 ‪正しいことのために生き‬ 145 00:08:45,650 --> 00:08:48,986 ‪そして仲間の誰もが恐れる人‬ 146 00:08:49,070 --> 00:08:51,822 ‪でも今 私の目に映るのは‬ 147 00:08:51,906 --> 00:08:53,783 ‪友達を怒らせてしまって‬ 148 00:08:53,866 --> 00:08:56,410 ‪でも なんで怒っているのか‬ ‪分からなくて‬ 149 00:08:56,494 --> 00:08:58,746 ‪途方に暮れている少女だ‬ 150 00:08:59,664 --> 00:09:00,665 ‪ズレている‬ 151 00:09:00,748 --> 00:09:03,376 ‪私が恐怖で剣を抜いているのに‬ 152 00:09:03,459 --> 00:09:08,089 ‪勇者様にとっては 友達を‬ ‪怒らせてしまった程度のことなんだ‬ 153 00:09:08,172 --> 00:09:11,551 ‪このズレが 勇者様を‬ ‪ずっと一人にしてきたのか‬ 154 00:09:11,634 --> 00:09:13,594 ‪(うげうげさん)キュッキュ‬ ‪(ティセ)フフッ‬ 155 00:09:14,762 --> 00:09:15,680 ‪(ルーティ)ん?‬ 156 00:09:15,763 --> 00:09:18,057 ‪(ティセ)‬ ‪勘違いして すみませんでした‬ 157 00:09:18,140 --> 00:09:19,600 ‪本当にごめんなさい‬ 158 00:09:20,184 --> 00:09:22,353 ‪そう 怒ってはいない?‬ 159 00:09:22,436 --> 00:09:25,565 ‪はい ルーティ様は‬ ‪怒ってないですか?‬ 160 00:09:25,648 --> 00:09:26,607 ‪怒ってない‬ 161 00:09:26,691 --> 00:09:28,109 ‪よかった‬ 162 00:09:28,192 --> 00:09:32,113 ‪でも この子に触る時は‬ ‪ひと言 声をかけてほしいです‬ 163 00:09:32,822 --> 00:09:34,156 ‪分かった‬ 164 00:09:35,199 --> 00:09:36,492 ‪名前‬ 165 00:09:36,576 --> 00:09:38,744 ‪(ティセ)うげうげさんです‬ ‪(ルーティ)うげうげ‬ 166 00:09:38,828 --> 00:09:41,163 ‪(ティセ)‬ ‪“うげうげさん”までが名前です‬ 167 00:09:41,247 --> 00:09:42,123 ‪(うげうげさん)キュ~‬ 168 00:09:42,707 --> 00:09:46,627 ‪うげうげさん‬ ‪私はルーティ よろしくね‬ 169 00:09:46,711 --> 00:09:47,962 ‪(ティセ)フフッ‬ 170 00:09:48,713 --> 00:09:50,506 ‪(ティセ)私はティセ‬ 171 00:09:50,590 --> 00:09:54,302 ‪暗殺者で 時に飛空艇の操縦士で‬ 172 00:09:54,385 --> 00:09:58,639 ‪今は勇者ルーティ様の友達だ‬ 173 00:10:00,683 --> 00:10:01,767 ‪(ビュウイ)どれだけ探しても‬ 174 00:10:01,851 --> 00:10:05,980 ‪ウッドエルフ時代の‬ ‪現存する施設は存在しない‬ 175 00:10:06,063 --> 00:10:09,150 ‪いつものように‬ ‪自然の要害に隠したか?‬ 176 00:10:09,233 --> 00:10:11,360 ‪いや あれは‬ ‪ウッドエルフにとっても‬ 177 00:10:11,444 --> 00:10:14,822 ‪絶対に奪われてはならない‬ ‪ものだったはずだ‬ 178 00:10:15,323 --> 00:10:18,367 ‪わずかでも可能性がある‬ ‪深海や地底ではなく‬ 179 00:10:18,451 --> 00:10:20,911 ‪誰も進入できない場所…‬ 180 00:10:21,579 --> 00:10:23,414 ‪古代エルフの遺跡‬ 181 00:10:25,625 --> 00:10:29,420 ‪なに?‬ ‪たまった魔力は これだけか‬ 182 00:10:29,503 --> 00:10:34,175 ‪もう呪いに気づかれるとは‬ ‪どうしたものか‬ 183 00:10:39,263 --> 00:10:41,182 ‪(ティセ)いらっしゃいませ‬ ‪(冒険者)ハッ!‬ 184 00:10:42,975 --> 00:10:44,852 ‪(冒険者たち)ああ…‬ 185 00:10:45,436 --> 00:10:46,854 ‪いらっしゃいませ‬ 186 00:10:46,937 --> 00:10:48,856 ‪(冒険者たち)うわー!‬ 187 00:10:48,939 --> 00:10:51,567 ‪(ティセ)‬ ‪また出て行っちゃいましたね‬ 188 00:10:51,650 --> 00:10:54,320 ‪(レッド)ルーティには‬ ‪つわもののオーラがあるからな‬ 189 00:10:54,403 --> 00:10:57,281 ‪もっと笑顔で接客すれば‬ ‪よいのでは?‬ 190 00:10:57,365 --> 00:10:58,240 ‪そう?‬ 191 00:10:58,324 --> 00:10:59,575 ‪そうだな‬ 192 00:10:59,658 --> 00:11:02,286 ‪もう少しだけ笑顔になれば‬ ‪きっと大丈夫だ‬ 193 00:11:02,370 --> 00:11:06,499 ‪そうだ ルーティ‬ ‪これから町に出てみないか?‬ 194 00:11:06,582 --> 00:11:07,792 ‪俺が案内するよ‬ 195 00:11:08,459 --> 00:11:09,335 ‪(ルーティ)うん‬ 196 00:11:09,418 --> 00:11:10,544 ‪(ティセ)ああ…‬ 197 00:11:10,628 --> 00:11:14,048 ‪私 リットさんと一緒に‬ ‪店番をします‬ 198 00:11:14,131 --> 00:11:17,301 ‪楽しんできてくださいね‬ ‪ルーティ様‬ 199 00:11:18,094 --> 00:11:20,388 ‪(レッド)ここが‬ ‪よく行くサウナの店‬ 200 00:11:20,888 --> 00:11:23,641 ‪ハーブの香り袋を‬ ‪定期的に納品してるんだ‬ 201 00:11:24,225 --> 00:11:25,684 ‪サウナ‬ 202 00:11:25,768 --> 00:11:26,977 ‪少し寄っていくか?‬ 203 00:11:27,061 --> 00:11:28,354 ‪(ルーティ)うん‬ 204 00:11:30,981 --> 00:11:33,818 ‪(ゼフ)いらっしゃい‬ ‪なんだ レッドか‬ 205 00:11:33,901 --> 00:11:35,111 ‪盛況だな‬ 206 00:11:35,194 --> 00:11:39,573 ‪(ゼフ)おかげさんで‬ ‪そちらのお嬢さんは見ない顔だが‬ 207 00:11:39,657 --> 00:11:40,574 ‪(レッド)妹だよ‬ 208 00:11:40,658 --> 00:11:44,286 ‪ん? お前さんに妹がいたなんて‬ ‪聞いてないぞ‬ 209 00:11:44,370 --> 00:11:45,955 ‪あっ!‬ 210 00:11:46,038 --> 00:11:46,997 ‪ゼフ‬ 211 00:11:49,375 --> 00:11:51,502 ‪すまん もう大丈夫だ‬ 212 00:11:52,086 --> 00:11:56,424 ‪客の加護だの経歴だのなんざ‬ ‪俺が詮索するこっちゃない‬ 213 00:11:56,507 --> 00:12:00,136 ‪嬢ちゃん 不愉快な思いを‬ ‪させてしまって悪かった‬ 214 00:12:00,219 --> 00:12:02,138 ‪(レッド)ハハ…‬ ‪(ルーティ)ん?‬ 215 00:12:15,109 --> 00:12:16,402 ‪(女性客)あっ… ん?‬ 216 00:12:16,485 --> 00:12:19,155 ‪(女性客)ん?‬ ‪(女性客)え?‬ 217 00:12:31,834 --> 00:12:33,252 ‪(2人)プハーッ‬ 218 00:12:33,335 --> 00:12:37,256 ‪(レッド)サウナのあとの‬ ‪フルーツ牛乳は最高だな‬ 219 00:12:38,090 --> 00:12:41,343 ‪こうしてお兄ちゃんと一緒にいるの‬ ‪すごく久しぶり‬ 220 00:12:41,427 --> 00:12:43,220 ‪うん そうだな‬ 221 00:12:43,304 --> 00:12:45,264 ‪(女の子)あっ プルプルの人だ‬ 222 00:12:45,347 --> 00:12:46,223 ‪プルプル?‬ 223 00:12:46,307 --> 00:12:47,558 ‪(女の子)すっごいんだよ‬ 224 00:12:47,641 --> 00:12:50,603 ‪サウナから出て‬ ‪水をザバーンってしてからね‬ 225 00:12:50,686 --> 00:12:54,190 ‪体をプルプルってしたら‬ ‪水が全部 飛んでいったの‬ 226 00:12:57,276 --> 00:13:00,279 ‪(女性客たちの悲鳴)‬ 227 00:13:00,362 --> 00:13:04,700 ‪(レッド)ルーティの超人的な‬ ‪身体能力のなせる業か‬ 228 00:13:05,784 --> 00:13:08,871 ‪すごいだろ 俺の自慢の妹なんだ‬ 229 00:13:08,954 --> 00:13:10,581 ‪(女の子)うん すごいすごい‬ 230 00:13:10,664 --> 00:13:13,667 ‪(女性客)‬ ‪本当に あんなの初めて見たよ‬ 231 00:13:13,751 --> 00:13:16,587 ‪(女性客)‬ ‪レッド あんな妹がいたんだね‬ 232 00:13:16,670 --> 00:13:18,672 ‪(男性客)‬ ‪レッドより強そうじゃないか‬ 233 00:13:18,756 --> 00:13:21,425 ‪(客たちの笑い声)‬ 234 00:13:21,509 --> 00:13:23,427 ‪(ルーティ)ん…‬ ‪(レッド)フフッ‬ 235 00:13:26,597 --> 00:13:30,100 ‪ごめんなさい‬ ‪目立つつもりはなかったの‬ 236 00:13:30,184 --> 00:13:34,730 ‪大丈夫 ここでは‬ ‪誰も俺たちを詮索しないから‬ 237 00:13:34,813 --> 00:13:38,108 ‪ちょっとくらい目立っても平気だ‬ ‪気にしないでいい‬ 238 00:13:38,192 --> 00:13:40,319 ‪本当に大丈夫だった?‬ 239 00:13:40,402 --> 00:13:41,612 ‪(レッド)ああ‬ 240 00:13:41,695 --> 00:13:46,075 ‪自慢の妹を紹介できて‬ ‪うれしいくらいだよ‬ 241 00:13:46,575 --> 00:13:48,619 ‪(ルーティ)私は自慢の妹かな‬ 242 00:13:50,287 --> 00:13:54,792 ‪ルーティは かわいくて‬ ‪優しくて まっすぐで‬ 243 00:13:54,875 --> 00:13:56,627 ‪自慢の妹だよ‬ 244 00:13:57,962 --> 00:14:00,589 ‪よし 次は市場を見に行こうか‬ 245 00:14:01,924 --> 00:14:04,301 ‪(ルーティ)‬ ‪もし1つ 願いがかなうなら‬ 246 00:14:05,052 --> 00:14:10,015 ‪どうか いつまでも‬ ‪今日という日が続きますように‬ 247 00:14:10,099 --> 00:14:10,933 ‪でも⸺‬ 248 00:14:11,642 --> 00:14:15,271 ‪私に勇者の加護を押しつけたのは‬ ‪神様だから‬ 249 00:14:15,354 --> 00:14:19,024 ‪この願いは‬ ‪誰に届ければいいんだろう‬ 250 00:14:23,946 --> 00:14:25,197 ‪(アレス)間違いない‬ 251 00:14:25,948 --> 00:14:29,201 ‪ルーティは世界の果ての‬ ‪壁の方向にいる‬ 252 00:14:29,285 --> 00:14:32,121 ‪フフフフフ…‬ 253 00:14:33,205 --> 00:14:34,415 ‪(テオドラ)ハァ…‬ 254 00:14:39,211 --> 00:14:42,214 ‪(アルベール)‬ ‪俺 皆さんの役に立っていますか?‬ 255 00:14:42,298 --> 00:14:46,594 ‪(テオドラ)お前のおかげで‬ ‪私たちは勇者殿へと近づいている‬ 256 00:14:46,677 --> 00:14:48,137 ‪それは確かだ‬ 257 00:14:48,220 --> 00:14:50,014 ‪そうですか‬ 258 00:14:51,515 --> 00:14:54,018 ‪次の停泊地で義手を買おう‬ 259 00:14:54,101 --> 00:14:56,520 ‪それぐらいのことはさせてくれ‬ 260 00:14:57,396 --> 00:15:00,774 ‪(アルベール)この腕を切った男は‬ ‪不思議なヤツでした‬ 261 00:15:03,110 --> 00:15:06,030 ‪あれだけの力を持ちながら‬ 262 00:15:06,113 --> 00:15:08,782 ‪なぜ あいつは‬ ‪英雄にならなかったのか‬ 263 00:15:08,866 --> 00:15:13,454 ‪(テオドラ)人は加護にふさわしい‬ ‪生き方を目指さなければならない‬ 264 00:15:13,537 --> 00:15:15,956 ‪(アルベール)‬ ‪聖方教会の教えですね‬ 265 00:15:16,040 --> 00:15:18,542 ‪(テオドラ)そうだ‬ ‪だが 加護は人ではない‬ 266 00:15:18,626 --> 00:15:19,793 ‪え?‬ 267 00:15:19,877 --> 00:15:22,171 ‪人には意志がある‬ 268 00:15:22,254 --> 00:15:26,258 ‪己の成したい人生 夢 未来‬ 269 00:15:26,884 --> 00:15:30,596 ‪英雄になれるだけの加護を‬ ‪持っているからといって‬ 270 00:15:30,679 --> 00:15:33,849 ‪英雄として‬ ‪生きなければならないのだろうか‬ 271 00:15:33,932 --> 00:15:37,019 ‪他の道を選ぶことは‬ ‪許されないのか?‬ 272 00:15:37,102 --> 00:15:41,065 ‪(アルベール)でも それが神様の‬ ‪望んでいらっしゃることなのでは?‬ 273 00:15:41,148 --> 00:15:45,069 ‪(テオドラ)ならば なぜ‬ ‪神は人に意志を与えたのだ‬ 274 00:15:45,903 --> 00:15:49,406 ‪加護の役割を果たすことが‬ ‪すべてだというのなら‬ 275 00:15:49,490 --> 00:15:52,076 ‪我々に意志など‬ ‪必要ないのではないか?‬ 276 00:15:53,577 --> 00:15:54,828 ‪分かりません‬ 277 00:15:56,872 --> 00:15:58,082 ‪(テオドラ)フゥ…‬ 278 00:15:58,165 --> 00:16:01,627 ‪私も答えを探しているところだ‬ 279 00:16:06,757 --> 00:16:08,175 ‪おいしい‬ 280 00:16:08,258 --> 00:16:11,679 ‪(レッド)蜂蜜ミルクだ‬ ‪ルーティの好物だったろ‬ 281 00:16:12,221 --> 00:16:13,472 ‪(ルーティ)うん‬ 282 00:16:13,555 --> 00:16:16,350 ‪あと これは砂糖水‬ 283 00:16:16,433 --> 00:16:18,185 ‪そのクモのおやつにいいと思って‬ 284 00:16:18,268 --> 00:16:21,522 ‪ありがとうございます‬ ‪この子は うげうげさんです‬ 285 00:16:21,605 --> 00:16:22,940 ‪うげうげ‬ 286 00:16:23,023 --> 00:16:25,234 ‪“うげうげさん”までが名前です‬ 287 00:16:25,317 --> 00:16:26,985 ‪(レッド)フッ‬ ‪(うげうげさん)キュッキュ~‬ 288 00:16:27,069 --> 00:16:29,863 ‪そういえば お風呂があるんだ‬ 289 00:16:29,947 --> 00:16:31,907 ‪宿に戻る前に入っていくか?‬ 290 00:16:31,990 --> 00:16:34,243 ‪うん お兄ちゃんも一緒に入る?‬ 291 00:16:34,326 --> 00:16:35,327 ‪(ティセ・レッド)えっ‬ 292 00:16:35,411 --> 00:16:38,706 ‪いや さすがに この年で‬ ‪一緒に入るのはダメだ‬ 293 00:16:38,789 --> 00:16:40,207 ‪そう‬ 294 00:16:40,290 --> 00:16:41,500 ‪じゃあ リットと入りたい‬ 295 00:16:41,583 --> 00:16:42,751 ‪え?‬ 296 00:16:43,669 --> 00:16:44,503 ‪ダメ?‬ 297 00:16:46,338 --> 00:16:48,507 ‪そうね いいわよ‬ 298 00:16:48,590 --> 00:16:50,426 ‪私も一緒にいいですか?‬ 299 00:16:50,509 --> 00:16:51,760 ‪(レッド)ん?‬ 300 00:16:51,844 --> 00:16:53,846 ‪私 お風呂が大好きで‬ 301 00:16:53,929 --> 00:16:57,141 ‪いろんなお風呂に入って‬ ‪記録をつけるのが趣味なんです‬ 302 00:16:57,224 --> 00:17:00,769 ‪ギルドの仲間からは‬ ‪風呂レビュアーって呼ばれてまして‬ 303 00:17:02,396 --> 00:17:04,189 ‪(ティセ)星4つ‬ 304 00:17:04,272 --> 00:17:06,358 ‪惜しむらくは結構深くて‬ 305 00:17:06,442 --> 00:17:09,944 ‪私が座ると‬ ‪お湯が口まで来てしまうこと‬ 306 00:17:10,529 --> 00:17:12,740 ‪(ティセ)でも今 問題なのは‬ 307 00:17:12,823 --> 00:17:14,157 ‪暗殺者ギルドで‬ 308 00:17:14,241 --> 00:17:18,954 ‪人が人の死を望む状況を‬ ‪イヤというほど見てきたから分かる‬ 309 00:17:19,038 --> 00:17:21,957 ‪恋は人を殺す動機になり得ると‬ 310 00:17:22,040 --> 00:17:25,085 ‪万が一にでも‬ ‪間違いが起こらないように‬ 311 00:17:25,169 --> 00:17:26,462 ‪見張らなければ‬ 312 00:17:26,545 --> 00:17:27,755 ‪(ルーティ)リット‬ 313 00:17:27,838 --> 00:17:30,466 ‪ん… 何?‬ 314 00:17:31,508 --> 00:17:34,470 ‪リットはもう お兄ちゃんと一緒に‬ ‪お風呂 入ったの?‬ 315 00:17:34,553 --> 00:17:37,264 ‪(ティセ)‬ ‪いきなりツッコんだ! 怖い‬ 316 00:17:37,347 --> 00:17:38,891 ‪(リット)ええ 入ったわよ‬ 317 00:17:38,974 --> 00:17:41,226 ‪(ティセ)‬ ‪容赦なく切り返した! 怖い‬ 318 00:17:41,310 --> 00:17:44,730 ‪私も入った 昔のことだけど‬ 319 00:17:44,813 --> 00:17:49,610 ‪レッド… ギデオンの小さい頃って‬ ‪どんなだったの?‬ 320 00:17:50,235 --> 00:17:51,487 ‪今と変わらない‬ 321 00:17:51,570 --> 00:17:53,697 ‪(リット)成長してないってこと?‬ 322 00:17:53,781 --> 00:17:54,615 ‪違う‬ 323 00:17:55,574 --> 00:17:58,077 ‪お兄ちゃんは‬ ‪いつだって かっこよかった‬ 324 00:17:58,160 --> 00:18:00,621 ‪私 昔は弱かった‬ 325 00:18:00,704 --> 00:18:04,458 ‪今のルーティを見たら‬ ‪信じられないわね‬ 326 00:18:04,541 --> 00:18:05,751 ‪(ルーティ)でも本当‬ 327 00:18:05,834 --> 00:18:07,961 ‪私の最初の戦いは‬ 328 00:18:08,045 --> 00:18:12,007 ‪近くの山で迷子になった子供を‬ ‪捜しに行った時だった‬ 329 00:18:13,759 --> 00:18:15,552 ‪私は5歳‬ 330 00:18:15,636 --> 00:18:16,261 ‪私だって小さな子供だったけど‬ 331 00:18:16,261 --> 00:18:17,638 ‪私だって小さな子供だったけど‬ 332 00:18:16,261 --> 00:18:17,638 (女の子の泣き声) 333 00:18:17,638 --> 00:18:18,472 (女の子の泣き声) 334 00:18:18,472 --> 00:18:19,640 (女の子の泣き声) 335 00:18:18,472 --> 00:18:19,640 ‪勇者だから無視できなかった‬ 336 00:18:19,640 --> 00:18:21,225 ‪勇者だから無視できなかった‬ 337 00:18:21,934 --> 00:18:23,060 ‪(ルーティ)あっ‬ 338 00:18:23,727 --> 00:18:24,561 ‪(女の子)ルーティ!‬ 339 00:18:25,896 --> 00:18:27,105 ‪(ルーティ)うっ…‬ 340 00:18:27,648 --> 00:18:29,149 ‪(アウルベアのうなり声)‬ 341 00:18:29,233 --> 00:18:31,026 ‪(ルーティ)勝ち目はなかった‬ 342 00:18:31,610 --> 00:18:34,113 ‪でも 見捨てることはできない‬ 343 00:18:34,696 --> 00:18:39,868 ‪勇者の加護は 生きることより‬ ‪勇者であることを優先するから‬ 344 00:18:39,952 --> 00:18:40,786 ‪ハッ‬ 345 00:18:40,869 --> 00:18:42,204 ‪うわっ‬ 346 00:18:46,041 --> 00:18:47,209 ‪うっ…‬ 347 00:18:48,085 --> 00:18:49,294 ‪癒(いや)‎しの手‬ 348 00:18:55,175 --> 00:18:58,178 ‪(アウルベアの鳴き声)‬ 349 00:19:01,682 --> 00:19:02,516 ‪やあ!‬ 350 00:19:02,599 --> 00:19:05,435 ‪(アウルベアの悲鳴)‬ 351 00:19:05,519 --> 00:19:06,770 ‪うっ…‬ 352 00:19:09,356 --> 00:19:11,316 ‪(ルーティ)どうせ生きていても‬ 353 00:19:11,400 --> 00:19:14,736 ‪他人のために‬ ‪こうして痛い思いをするんだ‬ 354 00:19:15,612 --> 00:19:17,239 ‪痛い思いをして‬ 355 00:19:17,322 --> 00:19:21,034 ‪気味の悪い子供だと‬ ‪陰口を言われるんだ‬ 356 00:19:21,910 --> 00:19:23,829 ‪陰口を言う人から‬ 357 00:19:23,912 --> 00:19:27,165 ‪都合のいい時だけ‬ ‪助けを求められるんだ‬ 358 00:19:28,542 --> 00:19:29,501 ‪もう十分だ‬ 359 00:19:31,086 --> 00:19:35,048 ‪でも お兄ちゃんに会えなくなる‬ 360 00:19:35,132 --> 00:19:36,925 ‪それだけはイヤだ‬ 361 00:19:39,887 --> 00:19:42,389 ‪(ルーティ)お兄ちゃん 助けて!‬ 362 00:19:47,352 --> 00:19:48,937 ‪お兄ちゃん‬ 363 00:19:49,438 --> 00:19:50,272 ‪(ギデオン)ルーティ!‬ 364 00:19:51,148 --> 00:19:54,735 ‪ごめんな 遅くなって‬ ‪本当にごめんな‬ 365 00:19:54,818 --> 00:19:58,238 ‪(ギデオンの泣き声)‬ 366 00:19:58,989 --> 00:20:03,911 ‪お兄ちゃんは私が苦しい時‬ ‪いつでも そばにいてくれた‬ 367 00:20:03,994 --> 00:20:06,914 ‪私のために涙を流してくれた‬ 368 00:20:06,997 --> 00:20:08,874 ‪それが うれしかった‬ 369 00:20:08,957 --> 00:20:12,377 ‪私は昔ほど‬ ‪お風呂が気持ちよくない‬ 370 00:20:12,461 --> 00:20:13,629 ‪え?‬ 371 00:20:13,712 --> 00:20:17,341 ‪(ルーティ)私の体は‬ ‪あらゆる耐性を持っている‬ 372 00:20:17,424 --> 00:20:21,261 ‪どんな極寒 酷暑でも‬ ‪体温は変化しない‬ 373 00:20:22,054 --> 00:20:24,973 ‪私がお風呂を気持ちいいと思うのは‬ 374 00:20:25,057 --> 00:20:28,769 ‪お風呂は気持ちいいものだという‬ ‪思い出を持っているから‬ 375 00:20:29,353 --> 00:20:33,523 ‪さっき飲んだミルクは‬ ‪昔ほど おいしく感じなかった‬ 376 00:20:33,607 --> 00:20:34,942 ‪でも私には‬ 377 00:20:35,025 --> 00:20:38,779 ‪お兄ちゃんの蜂蜜ミルクが‬ ‪おいしいっていう思い出がある‬ 378 00:20:38,862 --> 00:20:40,280 ‪(ティセ)そうか‬ 379 00:20:40,364 --> 00:20:43,659 ‪加護のせいで‬ ‪ルーティ様の感情は昔ほど動かない‬ 380 00:20:44,284 --> 00:20:47,329 ‪だから 昔に恋をするしかないんだ‬ 381 00:20:47,412 --> 00:20:51,041 ‪ルーティ様には‬ ‪ギデオンさんしかいないんだ‬ 382 00:20:51,625 --> 00:20:55,587 ‪(ルーティ)私 ロガーヴィアで‬ ‪リットと行動してた時‬ 383 00:20:55,671 --> 00:20:57,089 ‪あなたのこと嫌っていたの‬ 384 00:20:57,172 --> 00:20:59,091 ‪あ… あの時は私‬ 385 00:20:59,174 --> 00:21:02,427 ‪勇者なんかに任せられるかって‬ ‪感じだったものね‬ 386 00:21:02,511 --> 00:21:03,553 ‪(ルーティ)違うの‬ 387 00:21:04,471 --> 00:21:06,431 ‪私は羨ましかった‬ 388 00:21:06,515 --> 00:21:10,560 ‪自由に笑い 自由に怒り 自由に泣く‬ 389 00:21:11,561 --> 00:21:16,066 ‪お兄ちゃんと だんだん距離を‬ ‪縮めていくリットが羨ましくて‬ 390 00:21:17,317 --> 00:21:18,777 ‪羨ましくて‬ 391 00:21:18,860 --> 00:21:21,697 ‪リット ティセ‬ 392 00:21:22,364 --> 00:21:24,032 ‪これが私なの‬ 393 00:21:24,658 --> 00:21:26,952 ‪これが勇者ルーティなの‬ 394 00:21:27,035 --> 00:21:32,165 ‪リット 私は勇者なんかじゃなく‬ ‪あなたになりたかった‬ 395 00:21:32,249 --> 00:21:33,792 ‪ハッ…‬ 396 00:21:36,169 --> 00:21:37,671 ‪(ティセ)私じゃダメなんだ‬ 397 00:21:38,463 --> 00:21:42,634 ‪ギデオンさんだけが きっと‬ ‪ルーティ様を救うことができる‬ 398 00:21:43,593 --> 00:21:45,804 ‪(うげうげさん)キュッキュ‬ ‪(ティセ)えっ 違う?‬ 399 00:21:45,887 --> 00:21:49,349 ‪(ティセ)そうだ‬ ‪何もダメなことなんてない‬ 400 00:21:49,433 --> 00:21:52,102 ‪勇者の加護にとらわれたお姫様‬ 401 00:21:52,185 --> 00:21:56,148 ‪お姫様を救うことができる英雄は‬ ‪ギデオンさん‬ 402 00:21:56,231 --> 00:21:59,901 ‪ならば私は‬ ‪英雄を導く魔法使いか?‬ 403 00:21:59,985 --> 00:22:01,528 ‪(リット)うん‬ 404 00:22:01,611 --> 00:22:04,239 ‪(ティセ)‬ ‪すべては ここから始まる‬ 405 00:22:04,323 --> 00:22:07,909 ‪これは 勇者を救う物語だ‬ 406 00:22:11,955 --> 00:22:16,960 ‪♪~‬ 407 00:23:35,914 --> 00:23:40,919 ‪~♪‬