1 00:00:51,562 --> 00:00:55,399 ・(オープニングテーマ) 2 00:00:55,399 --> 00:01:15,419 ・~ 3 00:01:15,419 --> 00:01:30,601 ・~ 4 00:01:30,601 --> 00:01:46,717 ・~ 5 00:01:46,717 --> 00:02:06,069 ・~ 6 00:02:06,069 --> 00:02:21,369 ・~ 7 00:02:26,923 --> 00:02:29,760 (ヒストリア) 私は ウォール・ローゼ北部の 8 00:02:29,760 --> 00:02:32,596 小さな牧場で生まれました。・ 9 00:02:32,596 --> 00:02:35,896 貴族家レイス卿の領地内にある 牧場です。・ 10 00:02:39,102 --> 00:02:41,204 私は 物心ついたときから・ 11 00:02:41,204 --> 00:02:44,204 牧場の手伝いをしていました。・ 12 00:02:47,377 --> 00:02:49,880 母は いつも本を読んでいて・ 13 00:02:49,880 --> 00:02:53,550 家の仕事をしている姿は 見たことがありません。・ 14 00:02:53,550 --> 00:02:55,650 とても美しい人でした。・ 15 00:02:57,888 --> 00:03:01,058 夜になると 誰かが馬車で迎えに来て・ 16 00:03:01,058 --> 00:03:04,895 派手に着飾った母を乗せて 街に行きました。 17 00:03:04,895 --> 00:03:06,396 (馬のいななき) 18 00:03:06,396 --> 00:03:09,596 (ヒストリア)私にとっては それが いつもの生活。・ 19 00:03:12,069 --> 00:03:14,738 しかし 字の読み書きを覚え・ 20 00:03:14,738 --> 00:03:18,075 母のマネ事で 本を読みだしたとき・ 21 00:03:18,075 --> 00:03:21,375 私は 自分が孤独であることを 知りました。・ 22 00:03:22,579 --> 00:03:26,416 どの本にも 親は 子供に関心を示し・ 23 00:03:26,416 --> 00:03:29,086 話しかけたり 抱いたり 叱ったりするものとして・ 24 00:03:29,086 --> 00:03:30,586 書かれていたのです。・ 25 00:03:31,922 --> 00:03:35,622 私には そのどれも 経験のないことでした。・ 26 00:03:36,593 --> 00:03:38,929 ある日 私は 好奇心から・ 27 00:03:38,929 --> 00:03:41,429 母に 抱きついてみることにしました。・ 28 00:03:42,366 --> 00:03:46,536 母が どんな顔をするか 興味があったのです。 29 00:03:46,536 --> 00:03:49,039 (ヒストリア)<お母さん!> (アルマ)<うっ ヒイッ…。> 30 00:03:49,039 --> 00:03:50,540 (ヒストリア)<うっ。> (アルマ)<ええいっ!> 31 00:03:50,540 --> 00:03:53,710 (ヒストリア)<うわあっ! うっ…。> 32 00:03:53,710 --> 00:03:56,380 (ヒストリア)結果は 突き飛ばされただけでしたが・ 33 00:03:56,380 --> 00:03:59,380 母が 私に何かをしたことは 初めてだったので…。 34 00:04:00,384 --> 00:04:01,885 <ああ…。> 35 00:04:01,885 --> 00:04:03,685 (ヒストリア)私には それが うれしかった。 36 00:04:06,556 --> 00:04:11,156 <こいつを殺す勇気が 私にあれば!> 37 00:04:14,731 --> 00:04:18,931 (ヒストリア)それが 母が 私に発した最初の言葉。・ 38 00:04:20,237 --> 00:04:25,437 それ以来 母は家を出て ほかの場所で暮らし始めました。・ 39 00:04:27,077 --> 00:04:29,913 そして 5年前の あの日・ 40 00:04:29,913 --> 00:04:33,583 ウォール・マリアが陥落して 数日たった夜・ 41 00:04:33,583 --> 00:04:36,383 私は 初めて父と会いました。 42 00:04:37,421 --> 00:04:40,524 (ロッド) <はじめまして ヒストリア。・ 43 00:04:40,524 --> 00:04:42,359 私は ロッド・レイス・ 44 00:04:42,359 --> 00:04:44,027 君の父親だ。> 45 00:04:44,027 --> 00:04:45,529 <ああ…。> 46 00:04:45,529 --> 00:04:47,864 (ヒストリア) その男性は この土地を治める・ 47 00:04:47,864 --> 00:04:49,533 領主の名前を名乗り…。 48 00:04:49,533 --> 00:04:51,201 <あっ…。> 49 00:04:51,201 --> 00:04:55,401 (ヒストリア)数年ぶりに見る母は ひどく おびえているようでした。 50 00:04:56,540 --> 00:05:00,540 <ヒストリア これから 私と暮らすぞ。> 51 00:05:03,713 --> 00:05:05,215 (アルマ)<うっ…。> 52 00:05:05,215 --> 00:05:08,552 (悲鳴) 53 00:05:08,552 --> 00:05:11,054 (ケニー)<困りますな レイス卿。・ 54 00:05:11,054 --> 00:05:13,723 このようなマネは ご容赦いただきたい。・ 55 00:05:13,723 --> 00:05:16,059 ウォール・マリアが 破られたことで・ 56 00:05:16,059 --> 00:05:18,061 不安に襲われましたか?> 57 00:05:18,061 --> 00:05:20,397 (アルマ)<うっ うう…。> (ヒストリア)<お母さん!> 58 00:05:20,397 --> 00:05:23,900 <違う! 私は この子の母親ではありません。・ 59 00:05:23,900 --> 00:05:27,737 私とは なんの関係もありません!> 60 00:05:27,737 --> 00:05:31,908 <ほう それは本当ですか? レイス卿。・ 61 00:05:31,908 --> 00:05:36,708 この女も その子も あなたとは関係がないと?> 62 00:05:39,583 --> 00:05:42,185 <あっ…。> 63 00:05:42,185 --> 00:05:44,185 <ハァ… しかたない。> (ヒストリア)<あっ。> 64 00:05:46,022 --> 00:05:49,192 <この2人は 私と なんの関係もない。> 65 00:05:49,192 --> 00:05:50,861 <やはり そうでしたか。> 66 00:05:50,861 --> 00:05:53,196 <ええ? うっ…。・ 67 00:05:53,196 --> 00:05:54,698 何? 何を?> 68 00:05:54,698 --> 00:05:57,367 <お前は存在しなかった。・ 69 00:05:57,367 --> 00:05:59,703 屋敷に勤めていたこともない。・ 70 00:05:59,703 --> 00:06:02,205 誰も お前のことなど知らない。> 71 00:06:02,205 --> 00:06:04,040 <そんな… 旦那様・ 72 00:06:04,040 --> 00:06:06,710 話が違うではありませんか!> 73 00:06:06,710 --> 00:06:10,380 <あっ お母… さん。> 74 00:06:10,380 --> 00:06:13,216 <ううっ… お前さえ…・ 75 00:06:13,216 --> 00:06:15,385 お前さえ生まなければ。> 76 00:06:15,385 --> 00:06:17,554 (喉を切り裂く音) 77 00:06:17,554 --> 00:06:19,054 (倒れる音) <ああ…。> 78 00:06:23,393 --> 00:06:27,093 (ヒストリア) それが母の最期の言葉でした。 79 00:06:31,902 --> 00:06:33,570 <待て。> 80 00:06:33,570 --> 00:06:36,239 (ヒストリア) 私も殺されそうになる直前で・ 81 00:06:36,239 --> 00:06:38,909 父は ある提案をしました。・ 82 00:06:38,909 --> 00:06:42,846 ここより ずっと遠くの地で つつましく生きるのであれば・ 83 00:06:42,846 --> 00:06:45,515 見逃してやってはどうかと。 84 00:06:45,515 --> 00:06:48,815 <君の名は クリスタ・レンズだ。> 85 00:06:58,194 --> 00:07:00,697 今までのことを許してくれ。 86 00:07:00,697 --> 00:07:05,035 お前を守るためには ああするしかなかったんだ。 87 00:07:05,035 --> 00:07:07,704 お… 父さん。 88 00:07:07,704 --> 00:07:11,207 (ロッド)いつだって お前のことを思っていた。・ 89 00:07:11,207 --> 00:07:14,607 こうやって抱きしめることを ずっと夢みていたんだ。 90 00:07:15,545 --> 00:07:19,145 お前こそ 王家の血を引く者だからだ。 91 00:07:21,885 --> 00:07:23,553 私… が? 92 00:07:23,553 --> 00:07:26,153 (ロッド)そうだよ ヒストリア。 93 00:07:27,223 --> 00:07:28,725 私たち レイス家こそが 94 00:07:28,725 --> 00:07:30,894 本当の王家なんだ。 95 00:07:30,894 --> 00:07:32,395 そして お前こそが 96 00:07:32,395 --> 00:07:34,064 人類を救うことのできる 97 00:07:34,064 --> 00:07:36,399 唯一の存在なんだよ。 98 00:07:36,399 --> 00:07:38,902 さあ 行こう ヒストリア。 99 00:07:38,902 --> 00:07:42,339 全てが始まった場所へ。 100 00:07:42,339 --> 00:07:44,839 (解錠音) (扉が開く音) 101 00:07:45,842 --> 00:07:49,542 (ラルフ)サネス お前 大丈夫か?・ 102 00:07:51,514 --> 00:07:53,516 お前 まさか 103 00:07:53,516 --> 00:07:56,019 こいつらに しゃべっちゃいねえよな?・ 104 00:07:56,019 --> 00:07:59,189 俺たちの王への忠誠心は…。 (サネスの叫び声) 105 00:07:59,189 --> 00:08:01,358 (首を絞める音) (ラルフ)サネス! 106 00:08:01,358 --> 00:08:04,194 (サネス) お前の声は もう聞きたくない。 107 00:08:04,194 --> 00:08:06,863 今まで よくも 俺を裏切ってくれたな! 108 00:08:06,863 --> 00:08:09,866 くっ ああ…。 (サネス)んんっ ああ…!・ 109 00:08:09,866 --> 00:08:11,868 信じていたのに…。 110 00:08:11,868 --> 00:08:15,038 (ハンジ) サネス 彼は 何も話していない。 111 00:08:15,038 --> 00:08:17,138 ていうか なんの質問もしてないんだ。 112 00:08:18,708 --> 00:08:21,378 ラルフは ナイフで脅され 113 00:08:21,378 --> 00:08:25,382 私の作った作文を 声に出して読んだ それだけだ。 114 00:08:25,382 --> 00:08:27,882 (サネス)あっ…。 (ラルフの苦しげな息) 115 00:08:29,552 --> 00:08:31,721 (せき込み) 116 00:08:31,721 --> 00:08:37,421 じゃあ 俺が… 王を裏切ったのかよ。 117 00:08:42,165 --> 00:08:44,165 あ… 悪魔め。 118 00:08:47,170 --> 00:08:50,507 そりゃ 否定はしないけど。 119 00:08:50,507 --> 00:08:52,008 ニックには あんたらが 120 00:08:52,008 --> 00:08:53,510 そう見えただろうね。・ 121 00:08:53,510 --> 00:08:56,680 だから あのとき言っただろう?・ 122 00:08:56,680 --> 00:08:59,849 あんたらが かわいそうだって。・ 123 00:08:59,849 --> 00:09:01,685 ホントに惨めだよ。・ 124 00:09:01,685 --> 00:09:04,187 おっさんが 泣いて わめいて! 125 00:09:04,187 --> 00:09:07,357 ざまあみろ バーカ! 126 00:09:07,357 --> 00:09:09,192 そこで クソするだけの余生に 127 00:09:09,192 --> 00:09:12,028 生きがいでも見いだしてろ!・ 128 00:09:12,028 --> 00:09:14,531 じゃあな。 129 00:09:14,531 --> 00:09:16,631 順番だ。 130 00:09:18,368 --> 00:09:23,039 こういう役には 多分 順番がある。 131 00:09:23,039 --> 00:09:28,339 役を降りても 誰かが すぐに 代わりを演じ始める。・ 132 00:09:29,379 --> 00:09:33,079 どうりで この世から なくならねえわけだ。 133 00:09:35,051 --> 00:09:37,151 頑張れよ ハンジ。 134 00:09:40,657 --> 00:09:42,157 (モブリット)分隊長…。 135 00:09:49,666 --> 00:09:51,334 ハァ…。 136 00:09:51,334 --> 00:09:54,534 んっ! うっ うう…。 137 00:09:57,006 --> 00:10:00,677 悪いね 散らかしちゃって。 138 00:10:00,677 --> 00:10:02,178 ゴキブリがいたんだよ。 139 00:10:02,178 --> 00:10:04,180 (リヴァイ)そうか。 140 00:10:04,180 --> 00:10:08,351 だが お前の一撃で 粉々に消し飛んだはずだ。・ 141 00:10:08,351 --> 00:10:10,854 あいつらに 例の件を話してやれ。 142 00:10:10,854 --> 00:10:13,690 おっと ああ そうだったね。 143 00:10:13,690 --> 00:10:17,360 (アルミン)エレンが食われる? (ハンジ)ああ。 144 00:10:17,360 --> 00:10:20,363 エレンが思い出した 会話の内容は こうだ。 145 00:10:20,363 --> 00:10:23,366 (ユミル)<私を恨んでいるか?> 146 00:10:23,366 --> 00:10:27,366 (ベルトルト)<どうだろう? よく分からない。・ 147 00:10:28,371 --> 00:10:31,071 君も 人なんか 食べたくなかっただろうし。> 148 00:10:32,041 --> 00:10:34,043 そこから推測するに 149 00:10:34,043 --> 00:10:37,547 ユミルは 壁の外をうろつく 巨人の1人で 150 00:10:37,547 --> 00:10:39,883 ベルトルトやライナー アニの仲間を・ 151 00:10:39,883 --> 00:10:41,718 食べたんだと思う。 (一同)なっ…。 152 00:10:41,718 --> 00:10:45,889 当然 巨人は 人を食べても 人には戻らない。 153 00:10:45,889 --> 00:10:49,225 しかし ライナーたちの仲間なら 154 00:10:49,225 --> 00:10:52,729 それは 巨人化の能力を有した 人間だろう。 155 00:10:52,729 --> 00:10:54,731 つまりは 巨人が 156 00:10:54,731 --> 00:10:56,900 その能力を持つ人間を食べると 157 00:10:56,900 --> 00:10:58,401 人間に戻り 158 00:10:58,401 --> 00:11:00,069 さらに 相手の能力を 159 00:11:00,069 --> 00:11:01,571 手に入れるんだ。・ 160 00:11:01,571 --> 00:11:03,907 先日の戦いで・ 161 00:11:03,907 --> 00:11:07,744 ライナーは 逃げたエレンに 巨人を投げつけたという。 162 00:11:07,744 --> 00:11:09,579 巨人を操れるという 163 00:11:09,579 --> 00:11:11,581 エレンの「叫びの力」を 164 00:11:11,581 --> 00:11:13,082 ほかの巨人に 165 00:11:13,082 --> 00:11:15,251 移そうとしたんじゃないか。 166 00:11:15,251 --> 00:11:17,921 だとすれば エレンは器であって・ 167 00:11:17,921 --> 00:11:20,590 交換可能な存在なんだ。・ 168 00:11:20,590 --> 00:11:24,594 つまり もし王政が 巨人を持っていれば・ 169 00:11:24,594 --> 00:11:27,194 エレンは そいつに食われるだろう。 170 00:11:29,098 --> 00:11:31,267 (ミカサ)んっ…。 落ち着け。 171 00:11:31,267 --> 00:11:33,102 お前が取り乱したところで 172 00:11:33,102 --> 00:11:35,438 ヤツらが エレンを 返してくれるわけじゃねえ。 173 00:11:35,438 --> 00:11:37,941 とにかく そのロッド・レイスとやらの 174 00:11:37,941 --> 00:11:39,609 領地を目指す。・ 175 00:11:39,609 --> 00:11:42,609 すぐに出発の準備をしろ。 (一同)はっ。 176 00:11:45,715 --> 00:11:49,552 (ハンジ)私は エルヴィンに レイス家の情報を伝えてくるよ。 177 00:11:49,552 --> 00:11:51,721 結果を待ってるはずだからね。 178 00:11:51,721 --> 00:11:53,389 (リヴァイ)ああ。 179 00:11:53,389 --> 00:11:55,558 (ハンジ) レイス卿の領地で落ち合おう。・ 180 00:11:55,558 --> 00:11:57,227 連絡は 例の場所で。 181 00:11:57,227 --> 00:11:59,227 ・(ノック) 182 00:12:01,064 --> 00:12:02,565 (調査兵)失礼します。 183 00:12:02,565 --> 00:12:05,068 エルヴィン団長 ピクシス司令がお見えです。 184 00:12:05,068 --> 00:12:06,569 (エルヴィン)司令が? 185 00:12:06,569 --> 00:12:09,569 (調査兵)はい 団長に お目にかかりたいと。 186 00:12:11,241 --> 00:12:13,241 通してくれ。 (調査兵)はっ。 187 00:12:17,747 --> 00:12:21,084 (ピクシス)夜分遅くに すまんな。 188 00:12:21,084 --> 00:12:23,184 居ても立っても おられんくてのう。・ 189 00:12:24,254 --> 00:12:26,756 手紙は読ませてもらった。・ 190 00:12:26,756 --> 00:12:29,456 わしなりの考えも持ってきた。 191 00:12:31,594 --> 00:12:35,194 そのうえで聞くが 本当にやるのか? 192 00:12:36,933 --> 00:12:38,935 はい。 193 00:12:38,935 --> 00:12:41,704 我々は ウォール・マリア奪還のため 194 00:12:41,704 --> 00:12:43,704 王政を打倒します。 195 00:12:52,548 --> 00:12:55,718 (ピクシス)うーん いつか その日が来ると思うとった。 196 00:12:55,718 --> 00:12:59,389 この狭い世界の中に 人をとどめ続けることに 197 00:12:59,389 --> 00:13:02,058 限界を迎える日が。 198 00:13:02,058 --> 00:13:04,394 そして そのときが来れば 199 00:13:04,394 --> 00:13:07,594 わしも 王に 銃口を向けねばなるまいと。 200 00:13:08,898 --> 00:13:11,401 もし 私の推測が正しければ 201 00:13:11,401 --> 00:13:13,069 今回の計画において 202 00:13:13,069 --> 00:13:15,738 武力を 行使するつもりはありません。 203 00:13:15,738 --> 00:13:18,741 人を殺すことも あってはなりません。 204 00:13:18,741 --> 00:13:24,441 ほう お聞かせ願おうか そのような方法がありうるのか。 205 00:13:25,415 --> 00:13:30,086 ただ それが かなうのに 最も重要な根拠が まだ…。 206 00:13:30,086 --> 00:13:32,422 もし その根拠が違っていれば 207 00:13:32,422 --> 00:13:35,925 我々は 皆 首をくくることになるでしょう。 208 00:13:35,925 --> 00:13:42,031 はあ なんじゃ 要は また全て賭け事なのか。 209 00:13:42,031 --> 00:13:45,201 どうも私は バクチ打ちのようです。・ 210 00:13:45,201 --> 00:13:47,203 便りは まもなく来るはずです。・ 211 00:13:47,203 --> 00:13:48,871 どうか それまで・ 212 00:13:48,871 --> 00:13:51,708 私の子供のころの話でも 聞いてください。 213 00:13:51,708 --> 00:13:53,710 うん? 214 00:13:53,710 --> 00:13:56,910 私の父は 教員でした。 215 00:15:03,546 --> 00:15:05,048 (人々のざわめき) (住民)血だ…。 216 00:15:05,048 --> 00:15:07,884 (馬の足音) 217 00:15:07,884 --> 00:15:09,552 なんだろう? 218 00:15:09,552 --> 00:15:11,054 分隊長 今は…。 219 00:15:11,054 --> 00:15:12,854 ああ 分かってるよ。 220 00:15:14,223 --> 00:15:16,392 ・(ノック) (ドアが開く音) 221 00:15:16,392 --> 00:15:18,892 失礼します エルヴィン。 222 00:15:21,731 --> 00:15:23,231 (エルヴィン)やはり そうだったか。 223 00:15:24,233 --> 00:15:28,071 どうやら私の賭けは 当たりだったようです 司令。 224 00:15:28,071 --> 00:15:30,506 捕らえた中央憲兵が自白しました。 225 00:15:30,506 --> 00:15:34,010 現在の王家は 本物ではありません。 226 00:15:34,010 --> 00:15:36,012 レイス家が本当の王家です。 227 00:15:36,012 --> 00:15:38,014 なっ… なんと。 228 00:15:38,014 --> 00:15:40,183 現在 リヴァイたちが 229 00:15:40,183 --> 00:15:42,685 エレンとヒストリアの 救出に動いています。 230 00:15:42,685 --> 00:15:44,187 2人を奪還し・ 231 00:15:44,187 --> 00:15:48,357 ヒストリア・レイスを 女王に即位させます。・ 232 00:15:48,357 --> 00:15:50,693 真に王家の血を継ぐ者として。 233 00:15:50,693 --> 00:15:52,195 (ハンジ・モブリット)えっ…。 234 00:15:52,195 --> 00:15:54,197 かりそめの王から 235 00:15:54,197 --> 00:15:56,866 冠を譲らせるわけか。 236 00:15:56,866 --> 00:15:58,701 真の女王に。 237 00:15:58,701 --> 00:16:03,039 血を流すことなく 王政の打倒がかないます。 238 00:16:03,039 --> 00:16:04,707 民衆の前で 239 00:16:04,707 --> 00:16:08,707 これまでの体制は ウソであるという宣言とともに。 240 00:16:10,713 --> 00:16:14,717 いいじゃろう お主の計画に乗ろう。 241 00:16:14,717 --> 00:16:17,553 ただし 実行するかどうか 242 00:16:17,553 --> 00:16:20,056 それを決めるのは わしらではない。 243 00:16:20,056 --> 00:16:22,391 分かっておるだろうな? エルヴィン。 244 00:16:22,391 --> 00:16:24,891 もちろんです 司令。 245 00:16:26,395 --> 00:16:28,595 (馬のいななき) 246 00:16:30,666 --> 00:16:33,002 (ハンジ)それで レイス家の調査は? 247 00:16:33,002 --> 00:16:35,802 できるかぎりは調べておいた。・ 248 00:16:36,839 --> 00:16:40,009 その中に 1つ 興味深い事件が見つかった。 249 00:16:40,009 --> 00:16:41,844 事件? 250 00:16:41,844 --> 00:16:43,346 エルヴィン団長! 251 00:16:43,346 --> 00:16:46,146 中央憲兵が 団長に 出頭を命じてます! 252 00:16:47,183 --> 00:16:49,519 組織殺人の容疑だと騒いでます。・ 253 00:16:49,519 --> 00:16:52,355 それも 街のど真ん中で。 (ハンジ)あっ…。 254 00:16:52,355 --> 00:16:55,691 敵も ただ手をこまねいている ばかりではないようだ。 255 00:16:55,691 --> 00:16:57,693 ハンジ ここから離れろ。 256 00:16:57,693 --> 00:17:00,196 (ハンジ)はあ? どうするつもりなの? 257 00:17:00,196 --> 00:17:03,699 (エルヴィン) 俺は 調査兵団の表の顔を通す。 258 00:17:03,699 --> 00:17:06,869 お前は 自分の判断に従って動け。 259 00:17:06,869 --> 00:17:10,373 何より 次の調査兵団 団長は 260 00:17:10,373 --> 00:17:12,208 ハンジ・ゾエ お前だ。 261 00:17:12,208 --> 00:17:13,709 なっ…。 262 00:17:13,709 --> 00:17:15,909 調査兵団を任せたぞ。 263 00:17:17,046 --> 00:17:20,883 (ドアの開閉音) 264 00:17:20,883 --> 00:17:22,552 (住民1)おっ…。 (住民2)おい 来たぞ。 265 00:17:22,552 --> 00:17:25,652 (住民3)エルヴィンだ。 (人々のざわめき) 266 00:17:27,890 --> 00:17:29,392 (リーブスの娘のすすり泣き) 267 00:17:29,392 --> 00:17:32,392 (ロゲール)彼が誰か分かるな? エルヴィン。 268 00:17:33,996 --> 00:17:38,167 (エルヴィン)リーブス商会の会長 ディモ・リーブス氏だ。 269 00:17:38,167 --> 00:17:41,504 昨日 ここで エレン・イェーガーが 270 00:17:41,504 --> 00:17:44,507 リーブスの部下たちに襲われ 連れ去られた。・ 271 00:17:44,507 --> 00:17:47,009 しかし それは 王政からの・ 272 00:17:47,009 --> 00:17:49,845 エレン引き渡し命令を 回避するため・ 273 00:17:49,845 --> 00:17:52,848 調査兵団が リーブス商会を使って企てた・ 274 00:17:52,848 --> 00:17:54,350 狂言だった。・ 275 00:17:54,350 --> 00:17:56,852 そして 調査兵団は・ 276 00:17:56,852 --> 00:18:00,856 用済みになったリーブス会長を 口封じのため 殺害。・ 277 00:18:00,856 --> 00:18:05,361 実行犯は 現在 エレンを連れて逃亡中と思われる。 278 00:18:05,361 --> 00:18:07,196 うまい話を考えたな。 279 00:18:07,196 --> 00:18:09,865 貴様らのやっていることは 280 00:18:09,865 --> 00:18:13,703 エレンの持つ巨人の力を 私物化することと同義。 281 00:18:13,703 --> 00:18:17,873 その行為は 人類憲章 第6条に抵触する。 282 00:18:17,873 --> 00:18:19,875 当然 内容は知っているな? 283 00:18:19,875 --> 00:18:22,378 「個々の利益を優先し・ 284 00:18:22,378 --> 00:18:25,715 人類の存続を脅かした罪」だろ? 285 00:18:25,715 --> 00:18:27,550 そのとおり。 286 00:18:27,550 --> 00:18:30,653 では ここに 同胞への重大な違反を認め・ 287 00:18:30,653 --> 00:18:32,989 全調査兵の身柄を拘束する。 288 00:18:32,989 --> 00:18:35,089 (フレーゲル)親父…。 289 00:18:41,998 --> 00:18:44,834 (ケニー)これで お偉方も 満足するんじゃないか? 290 00:18:44,834 --> 00:18:49,338 リーブスの旦那も 最期に役に立って本望だろう。 291 00:18:49,338 --> 00:18:51,507 (カーフェン) 残りは リヴァイたちだけですが。 292 00:18:51,507 --> 00:18:54,510 言ったろ ヤツは追ってくるって。・ 293 00:18:54,510 --> 00:18:56,178 そんとき潰しゃいい。 294 00:18:56,178 --> 00:18:59,378 (ハンジ)ハァ ハァ…。 (モブリット)ん…。 295 00:19:02,685 --> 00:19:05,385 どうしますか? これから。 (ハンジ)ん…。 296 00:19:07,189 --> 00:19:09,389 少しいいか? (ロゲール)ん? 297 00:19:10,693 --> 00:19:12,528 (リーブスの妻たちのすすり泣き) 298 00:19:12,528 --> 00:19:14,030 (リーブスの妻たち)あっ…。 299 00:19:14,030 --> 00:19:16,532 (リーブスの妻) 主人に近づくな 悪党め! 300 00:19:16,532 --> 00:19:18,034 (ロゲール)フッ…。 301 00:19:18,034 --> 00:19:20,870 先のトロスト区襲撃時 302 00:19:20,870 --> 00:19:25,370 リーブス氏は 財産を持ち出すため 避難の遅れを招いた。 303 00:19:26,375 --> 00:19:29,879 (リーブスの娘)だ… だから 殺して当然だっていうの? 304 00:19:29,879 --> 00:19:33,649 しかし トロスト区が 破綻寸前まで追い詰められた 305 00:19:33,649 --> 00:19:35,318 この状況下では・ 306 00:19:35,318 --> 00:19:39,322 街に踏みとどまり あらゆる手を尽くして・ 307 00:19:39,322 --> 00:19:43,622 行く当てのない人々を支援し 復興を目指した。・ 308 00:19:44,660 --> 00:19:49,332 だが 何者かの手によって その思いは ついえた。 309 00:19:49,332 --> 00:19:52,832 この無念 私が必ず…! 310 00:19:54,003 --> 00:19:55,603 (リーブスの妻)ああ…。 311 00:20:03,012 --> 00:20:05,612 (エルヴィン)<私の父は 教員でした。・ 312 00:20:07,183 --> 00:20:09,083 その日は歴史を学びました。・ 313 00:20:10,019 --> 00:20:14,690 人類は 巨人から身を守るため 壁の中に逃げ込み・ 314 00:20:14,690 --> 00:20:17,860 100年の平和を実現させた。・ 315 00:20:17,860 --> 00:20:21,197 その際 それまでの歴史を 記すようなものは・ 316 00:20:21,197 --> 00:20:24,367 何ひとつ 残すことができなかった。・ 317 00:20:24,367 --> 00:20:26,167 誰もが教わることです。・ 318 00:20:27,703 --> 00:20:31,474 しかし 私は あることを疑問に思い・ 319 00:20:31,474 --> 00:20:33,274 父に質問しました。・ 320 00:20:34,477 --> 00:20:37,480 父は 私の質問には まともに答えず・ 321 00:20:37,480 --> 00:20:39,780 そのまま授業を 終了しました。・ 322 00:20:40,816 --> 00:20:42,818 しかし・ 323 00:20:42,818 --> 00:20:47,490 家に帰ったあとで 父は 私の質問に答えたのです。・ 324 00:20:47,490 --> 00:20:52,490 王政の配布する歴史書には 数多くの謎と矛盾が存在すると。・ 325 00:20:53,662 --> 00:20:55,998 そのあとに続く父の話は・ 326 00:20:55,998 --> 00:21:00,002 子供ながらに 突拍子もないと感じましたが・ 327 00:21:00,002 --> 00:21:01,504 なぜ父が この話を・ 328 00:21:01,504 --> 00:21:04,507 教室で話さなかったのかを 察せられるほど・ 329 00:21:04,507 --> 00:21:07,007 私は 賢くありませんでした。・ 330 00:21:08,511 --> 00:21:11,347 私が 街の子供たちに 父の話をして・ 331 00:21:11,347 --> 00:21:14,547 その詳細を憲兵に尋ねられた日・ 332 00:21:16,018 --> 00:21:18,354 父は 家には帰ってこず・ 333 00:21:18,354 --> 00:21:22,024 遠く離れた街で 事故に遭って死にました。・ 334 00:21:22,024 --> 00:21:26,624 私の密告により 父は 王政に殺されたのです。・ 335 00:21:28,531 --> 00:21:30,866 今から107年前・ 336 00:21:30,866 --> 00:21:33,202 この壁に逃げ込んだ人類は・ 337 00:21:33,202 --> 00:21:34,870 王によって 統治しやすいように・ 338 00:21:34,870 --> 00:21:37,706 記憶を改ざんされた。・ 339 00:21:37,706 --> 00:21:39,542 それが父の仮説です。> 340 00:21:39,542 --> 00:21:43,045 <ほう そんなことでも 起きぬかぎりは・ 341 00:21:43,045 --> 00:21:46,382 この壁の中の社会は 成立しえんからか。> 342 00:21:46,382 --> 00:21:48,050 <はい。・ 343 00:21:48,050 --> 00:21:51,053 子供のころから ずっと考えていました。・ 344 00:21:51,053 --> 00:21:55,558 なぜ父は 真実に近づいただけで 死ななければならなかったか。・ 345 00:21:55,558 --> 00:22:00,358 王政の役人にも 彼らなりの正義があるはずだと。・ 346 00:22:01,397 --> 00:22:05,901 しかし 彼らについて 分かったことは 1つ。・ 347 00:22:05,901 --> 00:22:08,237 彼らが守りたいのは 人類ではなく・ 348 00:22:08,237 --> 00:22:12,408 彼らの庭つきの家と地位だけ。・ 349 00:22:12,408 --> 00:22:16,412 むしろ 自分たちの権利が 脅かされるのならば・ 350 00:22:16,412 --> 00:22:19,081 その相手が誰だろうと排除する。・ 351 00:22:19,081 --> 00:22:23,381 やはり父の死に 正当性は みじんもなかった。・ 352 00:22:24,587 --> 00:22:26,755 父は 人の持つ欲と・ 353 00:22:26,755 --> 00:22:29,455 愚かな息子によって 殺されたのです。・ 354 00:22:30,426 --> 00:22:32,361 そして いつの間にか・ 355 00:22:32,361 --> 00:22:35,030 父の仮説は 私の中で真実となり・ 356 00:22:35,030 --> 00:22:38,033 私の人生の使命は・ 357 00:22:38,033 --> 00:22:41,333 父の仮説を 証明することとなったのです。> 358 00:22:45,541 --> 00:22:48,377 (憲兵) 調査兵団が民間人を殺した!・ 359 00:22:48,377 --> 00:22:52,715 一部の団員は逮捕を逃れ いまだ逃亡中だ! 360 00:22:52,715 --> 00:22:56,385 それらしき人物を見かけたら 至急 情報提供を願う! 361 00:22:56,385 --> 00:22:58,387 (住民)俺が言ったとおりだろ。 362 00:22:58,387 --> 00:23:00,890 ヤツらは ここで 巨人同士を戦わせて 363 00:23:00,890 --> 00:23:02,725 メチャクチャにした連中だ。・ 364 00:23:02,725 --> 00:23:06,925 エレンって怪物を使って 人類を滅ぼすつもりなんだ。 365 00:23:10,065 --> 00:23:12,401 (ジャン)兵長 買い出し行ってきました。 366 00:23:12,401 --> 00:23:15,101 街で 憲兵が こんなものを。 367 00:23:17,239 --> 00:23:20,910 これが事実なら 調査兵団は解散状態です。 368 00:23:20,910 --> 00:23:23,913 午後には 山狩りが行われるというし 369 00:23:23,913 --> 00:23:26,749 加えて 主要な街道には 検問が張られ 370 00:23:26,749 --> 00:23:29,418 通行証がないと 通り抜けは不可能です。 371 00:23:29,418 --> 00:23:31,854 兵長 どうしたら? 372 00:23:31,854 --> 00:23:33,856 早くしないとエレンが…。 373 00:23:33,856 --> 00:23:35,524 落ち着け。 374 00:23:35,524 --> 00:23:37,693 ヤツらは 馬車を使ってる。 375 00:23:37,693 --> 00:23:40,863 レイス卿領地まで あと1日はかかるはずだ。 376 00:23:40,863 --> 00:23:44,700 その間に なんとか 策を講じるしかねえ。 377 00:23:44,700 --> 00:23:46,702 (サシャ)ハッ 兵長 足音です。 378 00:23:46,702 --> 00:23:49,204 ・(足音) (一同)ハッ…。 379 00:23:49,204 --> 00:23:51,206 (サシャ)こっちに向かってきます。 380 00:23:51,206 --> 00:23:52,706 (足音) 381 00:24:00,716 --> 00:24:05,220 ・(エンディングテーマ) 382 00:24:05,220 --> 00:24:25,240 ・~ 383 00:24:25,240 --> 00:24:41,023 ・~ 384 00:24:41,023 --> 00:24:45,861 ・~ 385 00:24:45,861 --> 00:25:04,880 ・~ 386 00:25:04,880 --> 00:25:08,550 ・~ 387 00:25:08,550 --> 00:25:28,550 ・~ 388 00:27:36,565 --> 00:27:42,237 〈命を捨てる者 正義を信じる者 街を守る者。・ 389 00:27:42,237 --> 00:27:45,240 勇気を振り絞る人の思いが・ 390 00:27:45,240 --> 00:27:48,243 皆に戦う勇気を与える。・ 391 00:27:48,243 --> 00:27:50,443 次回 「信頼」。〉