1 00:00:01,120 --> 00:00:03,060 ファルコ…。 2 00:00:03,060 --> 00:00:05,760 ハッ ハッ…。 こんな時間に どこへ行くんだ? 3 00:00:05,760 --> 00:00:09,770 忘れ物をしたんで これから 本部に取りに戻るところです! 4 00:00:09,770 --> 00:00:11,900 失礼します!・ 5 00:00:11,900 --> 00:00:14,100 ハッ ハッ…。 6 00:00:17,210 --> 00:00:20,580 [ 回想 ] ファルコ 頼みたいことがある…。 7 00:00:20,580 --> 00:00:23,780 (ファルコ)何ですか? クルーガーさん。 8 00:00:23,780 --> 00:00:26,520 (クルーガー)手紙を送りたいんだが・ 9 00:00:26,520 --> 00:00:30,190 この収容区からじゃ 中身を確認されるだろ? 10 00:00:30,190 --> 00:00:34,860 そうですね。 それだと オレが仮病だって バレちゃうから・ 11 00:00:34,860 --> 00:00:37,830 収容区外のポストに 投函してきてほしいんだ。 12 00:00:37,830 --> 00:00:41,400 いいですよ。 家族宛ですか? 13 00:00:41,400 --> 00:00:44,930 あぁ… オレがここに無事にいるって・ 14 00:00:44,930 --> 00:00:46,930 伝えたいだけなんだ…。 15 00:00:52,210 --> 00:01:02,210 ・~ 16 00:01:18,670 --> 00:01:22,270 ・「Let's start a new life from the darkness」 17 00:01:22,270 --> 00:01:25,510 ・「Until the light reveals the end」 18 00:01:25,510 --> 00:01:29,140 ・「Sinister faces,growing curses」 19 00:01:29,140 --> 00:01:32,610 ・「This is my last war」 20 00:01:32,610 --> 00:01:39,390 ・「Angels playing disguised with devil's faces」 21 00:01:39,390 --> 00:01:46,160 ・「Children cling to their coins squeezing out their wisdom」 22 00:01:46,160 --> 00:01:52,840 ・「Angels planning disguised with devil's faces」 23 00:01:52,840 --> 00:01:59,540 ・「Children cling on to their very last coins」 24 00:01:59,540 --> 00:02:05,750 ・「Destruction and regeneration You are the real enemy」 25 00:02:05,750 --> 00:02:15,750 ・~ 26 00:02:30,770 --> 00:02:34,210 ん? オイ 何の騒ぎだ? 27 00:02:34,210 --> 00:02:37,110 タイバー家御一行が来訪されました!! 28 00:02:37,110 --> 00:02:39,080 何だと…・ 29 00:02:39,080 --> 00:02:41,180 (ノックの音) 30 00:02:42,950 --> 00:02:45,290 マーレ軍ではありません。 31 00:02:45,290 --> 00:02:47,620 タイバー家に属する近衛兵です…。 32 00:02:47,620 --> 00:02:50,490 (扉が開く音) どうぞ。 33 00:02:50,490 --> 00:02:53,830 (子供たちの騒ぐ声) 急にすまないな。 34 00:02:53,830 --> 00:02:57,330 私がタイバー家当主 ヴィリーだ。 35 00:02:57,330 --> 00:03:00,770 戦士隊隊長 テオ・マガトです。 36 00:03:00,770 --> 00:03:04,340 お初にお目にかかり光栄です タイバー公。 37 00:03:04,340 --> 00:03:06,740 よろしく マガト隊長。 38 00:03:06,740 --> 00:03:11,050 では 我がタイバー家一族を 紹介させていただこう。 39 00:03:11,050 --> 00:03:13,750 いいかげんにしなさい! (子供たちの騒ぐ声) 40 00:03:13,750 --> 00:03:16,650 (子供たちの騒ぐ声) 41 00:03:16,650 --> 00:03:21,060 (ヴィリー) 結成当初より戦士隊を束ねるあなただ。 42 00:03:21,060 --> 00:03:25,490 見抜けましたか? せんつい 一族の誰が「戦鎚の巨人」か。 43 00:03:25,490 --> 00:03:28,160 いいえ 見当もつきません。 44 00:03:28,160 --> 00:03:31,600 本当に ここに お越しになっているのかさえも…。 45 00:03:31,600 --> 00:03:36,210 ハハッ… 話に聞いたとおり思慮深い。 46 00:03:36,210 --> 00:03:38,710 しかし いますよ。・ 47 00:03:38,710 --> 00:03:42,510 「戦鎚の巨人」は この中に…。 48 00:03:48,180 --> 00:03:51,890 ここには ヘーロス像を見に来たんだ。・ 49 00:03:51,890 --> 00:03:56,190 100年前 人間でありながら 大地の悪魔を撃ち破り・ 50 00:03:56,190 --> 00:04:02,000 世界を救ったマーレの誇る英雄 ヘーロスの雄姿を。 51 00:04:02,000 --> 00:04:03,970 見事だった…。 52 00:04:03,970 --> 00:04:10,570 勇ましく美しく 傷一つない まさに マーレの魂そのものだ。 53 00:04:10,570 --> 00:04:15,080 えぇ まさしく。 銅像の中は空洞ですし。 54 00:04:15,080 --> 00:04:19,580 アッハハハ… 隊長殿は手厳しいな。 55 00:04:19,580 --> 00:04:24,090 うわさ 噂ではマーレの徴兵制復活を 働きかけているとか…。 56 00:04:24,090 --> 00:04:28,920 マーレ人の戦争とは 新聞の活字にのみ存在します。 57 00:04:28,920 --> 00:04:33,360 字を読むだけで 領土が広がるのだから 楽でいい。・ 58 00:04:33,360 --> 00:04:36,770 鉄砲玉を浴びるのが てなず まつえい 手懐けた悪魔の末裔や・ 59 00:04:36,770 --> 00:04:40,100 亡国の民なら なおのこといい。 60 00:04:40,100 --> 00:04:45,270 実際 マーレ人に弾が耳の横を かすめる音を聞かせたところで・ 61 00:04:45,270 --> 00:04:50,070 この国は自壊するまで 戦争への歩みを止めないでしょうが…。 62 00:04:53,580 --> 00:04:57,590 もし マーレを裏から操る者がいるなら 言ってやりたい。 63 00:04:57,590 --> 00:05:00,120 とうに手遅れだと。 64 00:05:00,120 --> 00:05:04,090 (ヴィリー)フゥ… 本当に容赦がないな 隊長。 65 00:05:04,090 --> 00:05:06,260 立つ瀬がない。 66 00:05:06,260 --> 00:05:11,100 察しのとおり この国は タイバー家の権限下にある。 67 00:05:11,100 --> 00:05:17,240 だが マーレが軍国主義の道を歩んだのは あくまでマーレが選んだことだ。 68 00:05:17,240 --> 00:05:22,480 しょくざい 我々は マーレへの贖罪として 自由と力を与えた…。・ 69 00:05:22,480 --> 00:05:26,350 結果 エルディアもマーレも 闇夜に投げ出された。・ 70 00:05:26,350 --> 00:05:29,320 その責任はタイバー家にある。 71 00:05:29,320 --> 00:05:34,860 きた 私は 来る「祭事」において 世界にすべてを明かすつもりだ。 72 00:05:34,860 --> 00:05:37,760 うそ 英雄像を見に来たのは嘘ではない。 73 00:05:37,760 --> 00:05:41,630 マーレには再び「英雄」が必要なのだ。 74 00:05:41,630 --> 00:05:46,830 テオ・マガト… いま一度 この手を握ってくれまいか? 75 00:05:51,840 --> 00:05:54,740 ふぁ… あ~…。 76 00:05:54,740 --> 00:05:58,710 うわぁっ!! あっ あぁ…。 (ピーク)ん… おはよう ポッコ。 77 00:05:58,710 --> 00:06:03,220 ハァ ハァ… ピーク… 何やってんだよ…。 78 00:06:03,220 --> 00:06:05,990 こっちの方が しっくりくるんだ。 79 00:06:05,990 --> 00:06:08,720 ビックリさせちゃった? 80 00:06:08,720 --> 00:06:11,330 普通に立って歩けよ…。 81 00:06:11,330 --> 00:06:14,230 (ライナー)巨人は南からやってくる。・ 82 00:06:14,230 --> 00:06:17,670 その意識から 壁の北側の山岳部に行くほど・ 83 00:06:17,670 --> 00:06:19,600 守りは薄くなっています。 84 00:06:19,600 --> 00:06:22,370 たた (幹部)では 北側から叩くべきか? 85 00:06:22,370 --> 00:06:24,310 それも一つの手でしょう。 86 00:06:24,310 --> 00:06:29,980 しかし 大型船が着岸可能な桟橋は 依然として波止場のみです。 87 00:06:29,980 --> 00:06:31,910 我々の物量を生かすなら…。 88 00:06:31,910 --> 00:06:33,920 では 南か? 89 00:06:33,920 --> 00:06:39,960 ですが南は 調査船団を失ったように 敵の注意が集中していますので・ 90 00:06:39,960 --> 00:06:42,690 波止場が破壊されている 可能性もあります。 91 00:06:42,690 --> 00:06:45,290 では 何が言いたいのだ? 92 00:06:45,290 --> 00:06:49,030 う 私は 私の知り得る情報を ご参考までにと…。 93 00:06:49,030 --> 00:06:50,970 わかった もういい。・ 94 00:06:50,970 --> 00:06:54,670 しゃべ エルディア人に喋らせた我々が 間違っていたんだ。 95 00:06:58,740 --> 00:07:02,080 (ポルコ)パラディ島作戦は順調だな。・ 96 00:07:02,080 --> 00:07:05,810 そうめい 上官方は大変聡明であられる。 97 00:07:05,810 --> 00:07:09,020 どんな作戦を告げられるか楽しみだ。 98 00:07:09,020 --> 00:07:13,790 (ピーク)例えば 4人の子供に すべてを託すとかね。 99 00:07:13,790 --> 00:07:20,560 ・~ 100 00:07:20,560 --> 00:07:24,060 (ライナー)抜いた… ファルコがガビを抜いた! 101 00:07:27,800 --> 00:07:31,670 (ポルコ) フッ… 一度勝ったくらいで あの騒ぎだ。 102 00:07:31,670 --> 00:07:34,710 まったく こっちの気も知らないで…。 103 00:07:34,710 --> 00:07:38,180 ファルコが今さらどんな成績を残そうと・ 104 00:07:38,180 --> 00:07:41,480 ガビの優位は動きませんよ。 105 00:07:41,480 --> 00:07:43,950 (子供たちの騒ぐ声) 106 00:07:43,950 --> 00:07:46,860 オイ チビども 今日はどうした? 107 00:07:46,860 --> 00:07:49,360 (ウド) ファルコが初めてガビに勝ったんだよ! 108 00:07:49,360 --> 00:07:51,290 (門兵)へぇ! 成績で? 109 00:07:51,290 --> 00:07:53,860 (ゾフィア)ううん! かけっこで勝っただけ。 110 00:07:53,860 --> 00:07:55,860 (ウド)これは歴史的快挙だよ!! 111 00:07:55,860 --> 00:07:59,470 もうやめてくれ… 恥ずかしくなってきた。 112 00:07:59,470 --> 00:08:03,410 スゲェな そりゃ! 次の鎧はボウズで決まりだ!! 113 00:08:03,410 --> 00:08:06,010 フン!! いッ!! てぇ~…!! 114 00:08:06,010 --> 00:08:09,240 今さら あんたが 比較対象になるわけない! 115 00:08:09,240 --> 00:08:12,650 私は戦果を挙げて 祖国に貢献したんだから! 116 00:08:12,650 --> 00:08:16,220 あ… そうだな…。 117 00:08:16,220 --> 00:08:20,190 でも軍はまだ 鎧の継承者を発表していない。 118 00:08:20,190 --> 00:08:23,490 その日が来るまで オレはやることをやるだけだ。 119 00:08:25,830 --> 00:08:29,460 (門兵)オイ あいつ かっこつけてんぞ。 120 00:08:29,460 --> 00:08:34,770 あんたの家は 兄貴が獣を継ぐんだから もう名誉マーレ人になれるのに!・ 121 00:08:34,770 --> 00:08:37,370 何のために そこまでするの・ 122 00:08:42,240 --> 00:08:44,980 お前のためだよ!! 123 00:08:44,980 --> 00:08:47,880 (ゾフィア)あら…。 言っちゃったぜ オイ~。 124 00:08:47,880 --> 00:08:49,880 ぐ… くぅ…! 125 00:08:51,550 --> 00:08:56,690 はぁあぁああ・ 私の邪魔しといて 私のためだって言いたいわけ・・ 126 00:08:56,690 --> 00:08:59,730 ワケわっかんないんだけど!! くっ!! 127 00:08:59,730 --> 00:09:02,330 伝わんなかったか~。 128 00:09:02,330 --> 00:09:05,330 ハァ・ 何あいつ! 何なの・ 129 00:09:07,170 --> 00:09:10,840 (女)あら おかえり! 小さな戦士ちゃんたち! 130 00:09:10,840 --> 00:09:14,310 ガァアビィイ!! 聞いたぞ! ガビィ! 131 00:09:14,310 --> 00:09:18,950 お前は俺たちの救世主だ! ガビィ! 132 00:09:18,950 --> 00:09:22,520 いや 私ゾフィアなんで。 えぁ? 133 00:09:22,520 --> 00:09:26,890 何してンだい! 昼間っから酔っ払って 女の子に抱きついて! 134 00:09:26,890 --> 00:09:30,260 このジジイ! うるせぇ! この死に損ないめ! 135 00:09:30,260 --> 00:09:32,760 たた 英雄を讃えて なにが悪い! 136 00:09:32,760 --> 00:09:36,160 アンタなんかに讃えられちゃ 縁起が悪いよ! 137 00:09:36,160 --> 00:09:39,070 ホラ! とっとと かあちゃんのとこへ帰ンな! 138 00:09:39,070 --> 00:09:41,000 おっと…! 139 00:09:41,000 --> 00:09:43,940 さぁ あんたらは これを持ってきな。・ 140 00:09:43,940 --> 00:09:48,640 たんと食べて ブラウン副長みたいに 大きくなるんだよ! 141 00:09:48,640 --> 00:09:50,640 (子供たち)ありがとうございます!! 142 00:09:53,850 --> 00:09:55,820 (ウド)わぁ…。 143 00:09:55,820 --> 00:09:59,690 本当に この収容区の中で 宣戦布告をやるのか…。 144 00:09:59,690 --> 00:10:02,690 何だか劇場みたい。 145 00:10:02,690 --> 00:10:07,460 (ガビ)ここに世界の偉い人を集めて 「お祭り」ってのをやったら・ 146 00:10:07,460 --> 00:10:11,130 世界中が味方になるんだって。 147 00:10:11,130 --> 00:10:13,130 それじゃあ…。 (破裂音) ん…? 148 00:10:13,130 --> 00:10:17,040 マーレの問題は すべて解決して 最高だな! 149 00:10:17,040 --> 00:10:21,480 無理だって思ってるの? ガビは違うのか?・ 150 00:10:21,480 --> 00:10:26,450 先月まで殺し合ってた中東連合の国々も 含まれるんだぞ? 151 00:10:26,450 --> 00:10:30,620 俺の一家は 外国の収容区から移ってきたからわかる。 152 00:10:30,620 --> 00:10:33,320 ひどい目に遭った…。 153 00:10:33,320 --> 00:10:37,190 外国のエルディア人に対する敵意は ここの比じゃない。 154 00:10:37,190 --> 00:10:41,430 じゃあ なおさら 何もしないわけにはいかないでしょ。 155 00:10:41,430 --> 00:10:45,970 ここを選んだのは きっと エルディア人を理解してもらうためだよ。 156 00:10:45,970 --> 00:10:48,870 私たちは悪魔じゃありませんって! 157 00:10:48,870 --> 00:10:51,540 どうやって? モゴ…! (ガビ)笑え。 158 00:10:51,540 --> 00:10:55,340 あんたの見返したいって気持ちは よーくわかるけど・ 159 00:10:55,340 --> 00:10:57,650 卑屈にしてたら まず無理だから。 160 00:10:57,650 --> 00:11:01,250 あとゾフィアは わけのわからない自己演出をやめろ。 161 00:11:01,250 --> 00:11:03,850 イヤ 私これ素だから。 162 00:11:03,850 --> 00:11:06,760 じゃあ お前はどこを直すんだよ…。 163 00:11:06,760 --> 00:11:11,190 は? 私はありのままで問題ないでしょ? 164 00:11:11,190 --> 00:11:13,700 かわいいし頭もいいもんだから・ 165 00:11:13,700 --> 00:11:18,830 ろうらく 偉い人籠絡しまくりで 評価はより確実になるわね~。 166 00:11:18,830 --> 00:11:21,270 悪魔に見えてきた…。 167 00:11:21,270 --> 00:11:25,810 (ウド ゾフィア)ぐあぁ…! ひいき あんたら今度ファルコ贔屓したら 泣かすから。 168 00:11:25,810 --> 00:11:28,380 悪魔じゃねぇかよ! 169 00:11:28,380 --> 00:11:31,150 あ…! マガト隊長だ…。 170 00:11:31,150 --> 00:11:33,550 (マガト)こちらに…。 171 00:11:37,390 --> 00:11:41,990 ほう… 大がかりな“解体工事"が必要だと…。 172 00:11:41,990 --> 00:11:44,590 “老朽化"が深刻でしたので。 173 00:11:48,530 --> 00:11:52,700 おめでとう 元帥殿。 軍はあなたのものだ。 174 00:11:52,700 --> 00:11:55,700 いいえ 軍は国家のものです。 175 00:11:55,700 --> 00:12:00,340 あなた そして この国の最高司令官は貴方です。 176 00:12:00,340 --> 00:12:03,580 フム… それは少し違うな。 177 00:12:03,580 --> 00:12:06,920 そうだりん 私は操舵輪を握った者だ。 178 00:12:06,920 --> 00:12:11,750 先代の誰も これを握ろうとしなかったのがわかる。 179 00:12:11,750 --> 00:12:14,660 重すぎる…。 180 00:12:14,660 --> 00:12:21,260 今すぐにでも手を放したいところだが 握らざるを得ない時代が来てしまった。 181 00:12:21,260 --> 00:12:24,170 私は たまたまなんだ…。 182 00:12:24,170 --> 00:12:28,870 たまたま順番が回ってきただけの 男なんだよ…。 183 00:12:28,870 --> 00:12:34,610 家は倒壊寸前でしたが 使える柱も残っていました。・ 184 00:12:34,610 --> 00:12:40,010 その者どもによると… 我が家には既に ネズミが入り込んでいるようです。 185 00:12:41,680 --> 00:12:43,620 (クルーガー)やったじゃないか ファルコ。 186 00:12:43,620 --> 00:12:46,320 クルーガーさんのおかげですよ! 187 00:12:46,320 --> 00:12:50,790 正直… 今からガビの評価を上回るとは 思えませんが・ 188 00:12:50,790 --> 00:12:54,660 それでも 迷わず突き進めそうです。 189 00:12:54,660 --> 00:12:59,330 そうか…。 感謝したいのはオレの方だがな。 190 00:12:59,330 --> 00:13:05,070 何度も手紙のやり取りを手伝ってくれて… おかげで助かった。 191 00:13:05,070 --> 00:13:07,070 あ… いえ…。 192 00:13:08,910 --> 00:13:12,280 それは… 家族の方からですか? 193 00:13:12,280 --> 00:13:16,120 病院の生活は退屈だろうってな。 194 00:13:16,120 --> 00:13:19,490 この体には難しかったが…。 195 00:13:19,490 --> 00:13:22,090 オレも進まないとな。 196 00:13:22,090 --> 00:13:27,300 祭りが終わったら 故郷に帰るとするよ。 197 00:13:27,300 --> 00:13:29,700 そうですか…。 198 00:13:29,700 --> 00:13:32,570 あ…! 先生が来ます…。 199 00:13:32,570 --> 00:13:35,070 オレ 行きますね! ああ。 200 00:13:37,370 --> 00:13:40,110 ・隣に座ってもいいかね? 201 00:13:40,110 --> 00:13:42,610 えぇ どうぞ。 202 00:13:42,610 --> 00:13:44,710 では失礼するよ。 203 00:13:47,550 --> 00:13:50,690 区の診療医のイェーガーだ。 204 00:13:50,690 --> 00:13:54,420 ここには たまにお茶を飲みに来る。 205 00:13:54,420 --> 00:13:57,790 はじめまして クルーガーです。 206 00:13:57,790 --> 00:14:00,230 よろしく クルーガー君。 207 00:14:00,230 --> 00:14:04,800 先ほどの少年とは仲がいいようだね。 えぇ…。 208 00:14:04,800 --> 00:14:08,770 そうか… 私も少年とは気が合いそうだ。 209 00:14:08,770 --> 00:14:14,240 話し相手を探すうちに このベンチに腰かけたのだから。 210 00:14:14,240 --> 00:14:19,110 あの少年の叔父は エルディア復権派の幹部だった…。 211 00:14:19,110 --> 00:14:24,950 復権派は「楽園送り」にされ その家族も例外ではなかった。・ 212 00:14:24,950 --> 00:14:30,160 少年ら兄弟も 家族を守るために戦士に志願し・ 213 00:14:30,160 --> 00:14:34,700 彼の兄が「獣の巨人」の継承権を 得たことによって・ 214 00:14:34,700 --> 00:14:39,530 ようやくグライス家は安泰となった。 215 00:14:39,530 --> 00:14:43,400 なぜ… オレにその話を? 216 00:14:43,400 --> 00:14:47,340 あの子に おつかいを頼むのは おやめなさい。 217 00:14:47,340 --> 00:14:49,840 おかしな疑いをかけられては・ 218 00:14:49,840 --> 00:14:53,310 グライス家の努力が無駄になってしまう。 219 00:14:53,310 --> 00:14:58,820 そして 心が健康なら 家族の元にお帰りなさい。 220 00:14:58,820 --> 00:15:01,720 もう会えなくなってからでは…・ 221 00:15:01,720 --> 00:15:06,030 後悔を残してからでは遅いのだ。 222 00:15:06,030 --> 00:15:08,730 (クルーガー)後悔…ですか。 223 00:15:12,330 --> 00:15:15,330 家族に… 悔いがあるようですね。 224 00:15:18,140 --> 00:15:21,040 後悔しない日などないよ…。 225 00:15:21,040 --> 00:15:25,580 あの日 息子は妹を連れて壁を出た…。 226 00:15:25,580 --> 00:15:29,180 私が ふだんから厳しくしすぎたんだ…。 227 00:15:29,180 --> 00:15:32,150 医者を継げと…。 228 00:15:32,150 --> 00:15:35,360 はぁああぁ…! 私だ…。 229 00:15:35,360 --> 00:15:38,690 すべては私がぁああ…。 230 00:15:38,690 --> 00:15:41,260 うわあああぁぁああ…! 231 00:15:41,260 --> 00:15:43,700 あぁ! ああぁぁああ! (医師)イェーガーさん! 232 00:15:43,700 --> 00:15:46,300 勝手に出歩かないで下さい! あぁ あぁ! ああああ…! 233 00:15:46,300 --> 00:15:49,700 すみません 少し目を離した間に…。 234 00:15:49,700 --> 00:15:52,470 (イェーガー)あ ああぁ! あああぁぁ! (看護師)ほら イェーガーさん。 235 00:15:52,470 --> 00:15:55,570 (医師)きっと良くなりますよ。 あ あぁ! ああぁあ…! 236 00:16:06,990 --> 00:16:13,530 ・~ (にぎわう声) 237 00:16:13,530 --> 00:16:16,970 すごいな…。 新聞で見た人だ…。 238 00:16:16,970 --> 00:16:21,570 余計な話しない。 私たちは訓練どおり給仕をこなす! 239 00:16:21,570 --> 00:16:24,470 ほら 空いたグラスが出てきた。 かかれ! 240 00:16:24,470 --> 00:16:33,680 ・~ 241 00:16:33,680 --> 00:16:35,680 ファルコ次! ほら! 242 00:16:37,550 --> 00:16:42,160 ん? 何だ? けが 穢れた血が皿を運んでいるぞ。 243 00:16:42,160 --> 00:16:44,960 あ~ どうりで飯が臭うわけだ…。 244 00:16:47,800 --> 00:16:50,270 あっ…! 245 00:16:50,270 --> 00:16:52,500 も… 申し訳ございません。 246 00:16:52,500 --> 00:16:54,540 しっ 騒がないで。 247 00:16:54,540 --> 00:16:57,370 し… しかし 立派なお召し物が…。 248 00:16:57,370 --> 00:17:00,780 ご夫人 いかがなされました? 249 00:17:00,780 --> 00:17:04,780 お恥ずかしい。 ワインを着物にこぼしてしまいまして・ 250 00:17:04,780 --> 00:17:08,450 手を借りていましたの。 ありがとう。 251 00:17:08,450 --> 00:17:11,650 それは大変です。 どうぞ こちらへ。 252 00:17:11,650 --> 00:17:14,220 ど どうして…。 253 00:17:14,220 --> 00:17:17,320 あなたが どんな目に遭うか わからないでしょ。 254 00:17:18,990 --> 00:17:23,460 大丈夫か? あぁ… 助けてもらった。 255 00:17:23,460 --> 00:17:26,170 俺をエルディア人だと知ってて…。 256 00:17:26,170 --> 00:17:28,970 あ… あの人は…・ 257 00:17:28,970 --> 00:17:32,010 こく 東洋から来た ヒィズル国の人だ。 258 00:17:32,010 --> 00:17:35,240 ・~ 259 00:17:35,240 --> 00:17:37,440 (客)おお…! (客)ヴィリーだ! 260 00:17:39,110 --> 00:17:42,980 ヴィリー!! あ…! 救世の末裔よ!! 261 00:17:42,980 --> 00:17:45,890 オグウェノ大使! お久しぶりです!・ 262 00:17:45,890 --> 00:17:49,460 ナンビア! 子供の時以来だな! 263 00:17:49,460 --> 00:17:52,890 あの頃はよく あなたを泣かしていましたね。 264 00:17:52,890 --> 00:17:54,930 覚えてるか? ヴィリー。 265 00:17:54,930 --> 00:17:57,830 ワォ! あの時 木から落ちた傷だな! 266 00:17:59,730 --> 00:18:01,730 (グラスを鳴らす音) 267 00:18:03,600 --> 00:18:09,480 こよい 紳士淑女の皆様 今宵は 誠にありがとうございます。 268 00:18:09,480 --> 00:18:16,020 我々は つい先日まで資源を求め 醜い争いを演じてまいりました。 269 00:18:16,020 --> 00:18:20,560 しかし! 昨日の敵は今日も敵!! 270 00:18:20,560 --> 00:18:24,730 いや失礼! 昨日の敵は今日の友!! 271 00:18:24,730 --> 00:18:28,930 過去にあったことは 酒とともにトイレへ流し・ 272 00:18:28,930 --> 00:18:32,670 新たな祝杯を挙げようではありませんか! 273 00:18:32,670 --> 00:18:36,670 それでは! 末永き平和に!! 274 00:18:36,670 --> 00:18:39,840 (ヴィリーの拍手) ありがとうございます! 275 00:18:39,840 --> 00:18:43,710 大使殿のジョークは 大変高度な代物でした。 ん? 276 00:18:43,710 --> 00:18:47,580 しかし お客様は 共通語が聞き取れなかったようなので・ 277 00:18:47,580 --> 00:18:49,880 あとは私にお任せを。 278 00:18:49,880 --> 00:18:52,790 いいぞヴィリー!! 救世主の末裔!! 279 00:18:52,790 --> 00:18:57,090 (拍手) 280 00:18:57,090 --> 00:19:02,900 明日は 皆様を レベリオ収容区に 招待させていただきます。 281 00:19:02,900 --> 00:19:07,400 そこは かつて 多くの国の民を虐殺した…・ 282 00:19:07,400 --> 00:19:14,110 私と同じ血が流れる民族 エルディア人という悪魔が住む家です。 283 00:19:14,110 --> 00:19:20,420 中でも 最も虐げられたマーレは その悪魔を使って他国を虐げ・ 284 00:19:20,420 --> 00:19:23,120 悲劇は繰り返された…。・ 285 00:19:23,120 --> 00:19:27,520 エルディア人の根絶を願う気持ちは よくわかります…。 286 00:19:27,520 --> 00:19:34,100 私は この終わりのない問題に対して 一つの解答を導き出しました。 287 00:19:34,100 --> 00:19:41,440 その解答を明日 私が初演出を務める 舞台で 披露させていただきます! 288 00:19:41,440 --> 00:19:45,170 偉大なる劇作家と 歴史の目撃者に!! 289 00:19:45,170 --> 00:19:48,110 (一同)劇作家と目撃者に!! 290 00:19:48,110 --> 00:19:54,510 ・~ 291 00:19:57,820 --> 00:20:01,260 (寝息) 292 00:20:01,260 --> 00:20:04,490 ・~(音楽) あっ! うっ 何ッ・ 293 00:20:04,490 --> 00:20:14,490 ・~ 294 00:20:16,240 --> 00:20:18,370 何だ・ これは…・ 295 00:20:18,370 --> 00:20:20,710 (ファルコ)ガビ! やっと起きたか! 296 00:20:20,710 --> 00:20:23,510 この状況は何・ 祭りだよ! 297 00:20:23,510 --> 00:20:26,210 外の人たちが 収容区に いっぱい入ってきて・ 298 00:20:26,210 --> 00:20:28,520 いろんな出店を 開いてんだよ! 299 00:20:28,520 --> 00:20:30,890 食え!! ンゴ!! …・ 300 00:20:30,890 --> 00:20:33,890 これが祭りかぁあああ!! 行くぞ!! 301 00:20:33,890 --> 00:20:43,890 ・~ 302 00:20:54,110 --> 00:20:56,110 (ガビの笑い声) 303 00:21:01,780 --> 00:21:04,250 (ガビ)苦しいよ~…。 304 00:21:04,250 --> 00:21:07,590 (ライナー)お前が欲張るからだろうが。 305 00:21:07,590 --> 00:21:10,390 (ガビ)毎日お祭りすればいいのにね。 306 00:21:10,390 --> 00:21:13,290 (ガビ)ゲーップ…。 (ライナー)そうだな…。 307 00:21:13,290 --> 00:21:18,230 何だかね 最近 初めてのことばっかり起きるの。 308 00:21:18,230 --> 00:21:20,400 そうだな。 309 00:21:20,400 --> 00:21:25,710 何だか… 何かが変わりそうな気がするの。 310 00:21:25,710 --> 00:21:28,510 あぁ… そうだな。 311 00:21:28,510 --> 00:21:35,280 ・「羽根を焦がす無数の鳥が」 312 00:21:35,280 --> 00:21:41,990 ・「灰を散らし安らぎ笑う」 313 00:21:41,990 --> 00:21:48,630 ・「誰か散らせ」 314 00:21:48,630 --> 00:21:55,140 ・「僕がここに居たという証も」 315 00:21:55,140 --> 00:22:05,140 ・「骨はどうせ砂と化して消えるのに」 316 00:22:09,150 --> 00:22:18,790 ・「骨はどうせ砂と化して消えるのに」 317 00:22:18,790 --> 00:22:24,290 ・「生きてる」 318 00:22:30,200 --> 00:22:33,870 (人々の声) 319 00:22:33,870 --> 00:22:36,480 お 楽しんできたか? 320 00:22:36,480 --> 00:22:38,480 あれ? ファルコは? 321 00:22:38,480 --> 00:22:42,620 あ… さっき知り合いを見つけたとかで どっか行きました。 322 00:22:42,620 --> 00:22:45,290 ええ? 大丈夫かアイツ…。 323 00:22:45,290 --> 00:22:48,690 まぁ こんな日にカタイこと言うなって。 324 00:22:48,690 --> 00:22:50,630 すごい人…。 325 00:22:50,630 --> 00:22:53,430 あれ? 戻ってきたよ。 326 00:22:53,430 --> 00:22:57,830 ブラウン副長! ハッ ハッ…。 あんた どこ行ってたの? 327 00:22:57,830 --> 00:23:00,840 ちょっと いいですか? 今からか? 328 00:23:00,840 --> 00:23:04,710 いいんじゃない? まだ開幕まで時間あるよ? 329 00:23:04,710 --> 00:23:07,040 こっちです! 330 00:23:07,040 --> 00:23:09,110 いったい どうしたんだ。 331 00:23:09,110 --> 00:23:11,110 行けばわかりますよ! 332 00:23:15,650 --> 00:23:19,390 こちらです。 ああ…。 333 00:23:19,390 --> 00:23:22,290 (ドアが開く音) 334 00:23:22,290 --> 00:23:25,860 来ましたよ! 335 00:23:25,860 --> 00:23:29,660 よう… 4年ぶりだな ライナー。 336 00:23:35,200 --> 00:23:37,200 エレン…。 337 00:23:40,370 --> 00:23:44,210 <暗い地下室で たいじ エレンと対峙するライナー。・ 338 00:23:44,210 --> 00:23:49,420 ヴィリーの演説に人々が困惑する中 エレンは告げる。・ 339 00:23:49,420 --> 00:23:52,520 オレはお前と同じだよと>