1 00:00:01,253 --> 00:00:06,175 (マーレ兵の悲鳴) 2 00:00:09,220 --> 00:00:13,474 (グリシャ) 当局の兵士は 皆 果実の搾りかすのようになり 3 00:00:14,308 --> 00:00:15,976 海に投げ入れられた 4 00:00:25,111 --> 00:00:28,322 “海”とは何かを 説明しなければならない 5 00:00:30,074 --> 00:00:35,162 海とは地表の7割を占める 広大な塩水である 6 00:00:36,539 --> 00:00:42,545 ♪〜 7 00:01:58,704 --> 00:02:04,710 〜♪ 8 00:02:19,099 --> 00:02:20,226 (ナイフを折りたたむ音) 9 00:02:25,272 --> 00:02:27,316 (グリシャ) フクロウ あんたは何者だ? 10 00:02:30,527 --> 00:02:32,446 (クルーガー) 俺はエレン・クルーガー 11 00:02:32,529 --> 00:02:34,031 今 見せたとおり 12 00:02:34,114 --> 00:02:36,408 九つの巨人のひとつを宿している 13 00:02:37,243 --> 00:02:40,412 つまりは お前と同じユミルの民だ 14 00:02:41,747 --> 00:02:45,542 マーレ人に成り済まし 当局に潜入したのか? 15 00:02:45,960 --> 00:02:47,419 血液検査は どうした? 16 00:02:47,753 --> 00:02:50,673 医者に協力者が 一人いれば済む話だ 17 00:02:51,465 --> 00:02:53,592 医者は諜報員に向いている 18 00:02:53,968 --> 00:02:56,178 実際 お前は よくやってくれた 19 00:02:57,179 --> 00:03:01,225 結果こそは グライスが嘆いたとおりだったがな 20 00:03:03,185 --> 00:03:04,603 (グリシャ)そのとおりだ 21 00:03:05,562 --> 00:03:10,609 俺はダメな父親で ダメな夫で ダメな男だった 22 00:03:11,735 --> 00:03:15,948 なのに なぜ 俺だけが人の姿のまま ここに… 23 00:03:19,743 --> 00:03:24,164 ダイナは… 王家の血を引くユミルの民は特別だ 24 00:03:24,999 --> 00:03:26,709 巨人の真価を引き出す 25 00:03:27,418 --> 00:03:29,086 お前が揉(も)み消したりしなければ 26 00:03:29,753 --> 00:03:30,838 ダイナは… 27 00:03:33,507 --> 00:03:35,926 答えろ! なぜ俺だけ生かした? 28 00:03:38,012 --> 00:03:40,347 よせ 指が痛むだろ 29 00:03:40,931 --> 00:03:43,225 お気遣いに感謝するよ 30 00:03:43,350 --> 00:03:46,770 人の指をちょん切るのは 気にならないらしいがな 31 00:03:48,188 --> 00:03:51,275 なあ あの巨人で もっと早く暴れていれば 32 00:03:51,525 --> 00:03:53,777 みんなも巨人にされずに 済んだんじゃないのか? 33 00:03:54,153 --> 00:03:56,655 俺たちは何のために ここで巨人にされたんだ? 34 00:03:57,948 --> 00:04:00,326 (クルーガー)ハア ハア 35 00:04:00,784 --> 00:04:02,661 (グリシャ) どうした? 急に顔色が… 36 00:04:03,912 --> 00:04:07,666 ハア… 同胞だけじゃない 37 00:04:08,208 --> 00:04:12,129 何千人ものユミルの民の指を 切り落とし 38 00:04:12,254 --> 00:04:14,340 ここで巨人にしてきた 39 00:04:15,507 --> 00:04:17,176 女も子供もだ 40 00:04:19,261 --> 00:04:22,181 全てはエルディアのためだったと 信じてる 41 00:04:25,351 --> 00:04:27,561 時間がない グリシャ 42 00:04:27,895 --> 00:04:30,314 お前に最後の任務を託す 43 00:04:30,564 --> 00:04:33,317 ほかの誰かではなく お前にだ 44 00:04:41,700 --> 00:04:44,995 (クルーガー) あの日… 初めてお前と会った日 45 00:04:45,746 --> 00:04:47,289 あんな事が起きなければ 46 00:04:48,040 --> 00:04:48,957 お前は ここまで 47 00:04:49,083 --> 00:04:52,378 マーレに強い憎しみを 抱くことはなかっただろう 48 00:04:53,379 --> 00:04:56,548 それが俺を選んだ理由か? 49 00:04:58,092 --> 00:04:59,051 それもある 50 00:05:00,719 --> 00:05:03,931 敵国 父親 自分 51 00:05:04,431 --> 00:05:06,433 お前の目に映る憎悪は 52 00:05:06,600 --> 00:05:09,311 この世を 焼き尽くさんとするばかりだった 53 00:05:10,729 --> 00:05:12,731 かつては俺もそうだった 54 00:05:13,899 --> 00:05:17,694 大陸に留(とど)まった王家の残党は 革命軍となり 55 00:05:17,778 --> 00:05:19,863 父は その 一員だった 56 00:05:20,739 --> 00:05:21,573 しかし… 57 00:05:22,366 --> 00:05:26,578 何も成し遂げることなく 生きたまま焼かれた 58 00:05:27,329 --> 00:05:28,539 幼かった俺は 59 00:05:28,956 --> 00:05:32,626 その様子を戸棚の隙間から 見ていることしかできなかった 60 00:05:33,460 --> 00:05:38,632 それ以来 マーレへの復讐(ふくしゅう)と エルディアの復権を誓った 61 00:05:40,134 --> 00:05:42,719 だが 俺が実際にやったことは 62 00:05:42,886 --> 00:05:48,142 同胞の指を詰め ここから蹴落とし 巨人に変えることだ 63 00:05:48,684 --> 00:05:50,644 それに徹した結果 64 00:05:50,811 --> 00:05:53,814 今日まで 正体を暴かれることはなかった 65 00:05:55,274 --> 00:05:57,693 俺は いまだ あのときのまま 66 00:05:57,985 --> 00:05:58,986 戸棚の隙間から 67 00:05:59,069 --> 00:06:01,989 世界を見ているだけなの かもしれない 68 00:06:06,034 --> 00:06:08,162 (グリシャ)教えてくれ フクロウ 69 00:06:09,246 --> 00:06:11,457 俺に残された任務とは何だ? 70 00:06:14,501 --> 00:06:16,503 (クルーガー) これから壁内(へきない)に潜入し 71 00:06:16,628 --> 00:06:18,464 始祖の巨人を奪還しろ 72 00:06:19,423 --> 00:06:21,467 俺から巨人を継承してな 73 00:06:23,844 --> 00:06:27,181 何だって? じゃあ あんたは… 74 00:06:27,306 --> 00:06:29,516 (クルーガー) 巨人化したお前に食われる 75 00:06:30,225 --> 00:06:33,520 同じようにして 始祖の巨人を持ち主から奪え 76 00:06:34,229 --> 00:06:35,439 (グリシャ) なぜ あんたがやらない? 77 00:06:38,317 --> 00:06:42,571 (クルーガー) 九つの巨人の力を継承した者は 13年で死ぬ 78 00:06:43,530 --> 00:06:46,700 俺が継承したのも13年前になる 79 00:06:47,284 --> 00:06:50,245 (エレン) フクロウはそれを ユミルの呪いと言っていた 80 00:06:51,246 --> 00:06:55,042 13年は 始祖ユミルが力に目覚めてから 81 00:06:55,209 --> 00:06:58,128 死ぬまでの年月に相当する時間だと 82 00:06:59,213 --> 00:07:01,215 (アルミン)僕は あと13年 83 00:07:01,882 --> 00:07:02,758 エレンは… 84 00:07:03,050 --> 00:07:05,802 残り8年もないな 85 00:07:05,886 --> 00:07:06,720 (ミカサ)違う 86 00:07:08,305 --> 00:07:10,933 これは何かの間違い 87 00:07:14,186 --> 00:07:15,729 間違ってる 88 00:07:20,567 --> 00:07:25,614 九つの巨人を宿す者が 力を継承させることなく死んだ場合 89 00:07:26,406 --> 00:07:30,410 巨人の力は それ以降に誕生する ユミルの民の赤子に 90 00:07:30,494 --> 00:07:32,371 突如として継承される 91 00:07:33,080 --> 00:07:35,082 あたかもユミルの民とは 92 00:07:35,332 --> 00:07:39,127 皆 一様に見えない何かで 繋(つな)がっていると考えざるをえない 93 00:07:39,962 --> 00:07:42,839 ある継承者は道を見たと言った 94 00:07:43,590 --> 00:07:46,093 巨人を形成する血や骨 95 00:07:46,510 --> 00:07:50,264 時には記憶や意思も その道を通り 送られてくる 96 00:07:51,473 --> 00:07:55,435 そして その道は 全て 一つの座標で交わる 97 00:07:56,228 --> 00:07:58,230 つまり それが… 98 00:07:58,814 --> 00:08:00,607 (エレンとクルーガー) 始祖の巨人だ 99 00:08:03,735 --> 00:08:08,156 全てのユミルの民は その座標へと繋がっている 100 00:08:08,991 --> 00:08:11,660 始祖ユミルの正体は 一体 何なんだ? 101 00:08:13,120 --> 00:08:15,455 (クルーガー) マーレ政権下では“悪魔の使い” 102 00:08:16,331 --> 00:08:19,835 エルディア帝国の時代では “神がもたらした奇跡” 103 00:08:21,211 --> 00:08:25,882 “有機生物の起源と接触した少女” そう唱える者もいる 104 00:08:26,008 --> 00:08:26,842 (グリシャ)は? 105 00:08:27,175 --> 00:08:30,846 この世に真実などない それが現実だ 106 00:08:31,430 --> 00:08:34,349 誰だって神でも悪魔にでもなれる 107 00:08:35,183 --> 00:08:38,103 誰かが それを真実だと言えばな 108 00:08:39,146 --> 00:08:42,608 (グリシャ) ダイナは王家の血を引く者だ と言ったのも あんただ 109 00:08:42,816 --> 00:08:44,443 それも あんたの真実か? 110 00:08:45,611 --> 00:08:49,906 残念なことに ダイナが王家の血を引くのは事実だ 111 00:08:49,990 --> 00:08:51,283 では なぜ見捨てた? 112 00:08:51,825 --> 00:08:56,788 王家の血を引く者だからだ 敵の手に渡すべきではなかった 113 00:08:57,331 --> 00:09:00,208 ジークがマーレに全てを話す前に 114 00:09:01,168 --> 00:09:02,044 それでも… 115 00:09:02,336 --> 00:09:03,503 それでも? 116 00:09:04,129 --> 00:09:05,839 死ぬまで敵国のための子を 117 00:09:05,964 --> 00:09:09,509 産まされ続ける生涯のほうが よかっただろうか? 118 00:09:11,136 --> 00:09:14,431 俺は務めを果たした お前もそうしろ 119 00:09:15,515 --> 00:09:18,101 ここから生きて 壁までたどりつけるのは 120 00:09:18,226 --> 00:09:21,188 巨人の力を宿した者 ただ一人だけ 121 00:09:22,022 --> 00:09:25,942 正直に言って 俺に務まるとは思えない 122 00:09:26,109 --> 00:09:27,694 お前がやるんだ 123 00:09:29,237 --> 00:09:30,447 (グリシャ)あれを見ろよ 124 00:09:31,698 --> 00:09:33,950 生きたまま巨人に食われて死んだ 125 00:09:35,118 --> 00:09:38,538 あんたは俺に聞いた “これが面白いか?”って 126 00:09:39,498 --> 00:09:41,375 面白くなかったよ 127 00:09:41,500 --> 00:09:44,878 ヤツの断末魔は聞くに堪えない おぞましさだった 128 00:09:46,380 --> 00:09:49,424 俺は何も分かっていなかった 129 00:09:50,509 --> 00:09:53,261 これが自由の代償だと 分かっていたなら 130 00:09:53,720 --> 00:09:54,930 払わなかった 131 00:10:00,394 --> 00:10:02,896 (クルーガー)立て 戦え 132 00:10:04,981 --> 00:10:08,235 エルディアに自由と尊厳を 取り戻すために 133 00:10:08,610 --> 00:10:09,444 立て! 134 00:10:10,404 --> 00:10:13,198 俺は もう… 135 00:10:16,493 --> 00:10:17,327 (クルーガー)見ろ 136 00:10:17,536 --> 00:10:19,329 お前の家から持ってきた 137 00:10:20,872 --> 00:10:21,707 見られない 138 00:10:23,291 --> 00:10:27,713 (クルーガー) 見られない 立てない 戦えない タマもないか? 139 00:10:28,338 --> 00:10:30,340 マーレに去勢されたか? 140 00:10:30,757 --> 00:10:33,135 俺に憎しみを 思い出させようとしても 141 00:10:33,218 --> 00:10:34,010 ムダだ 142 00:10:35,137 --> 00:10:36,763 俺に残されたのは… 143 00:10:38,557 --> 00:10:39,808 罪だけだ 144 00:10:40,642 --> 00:10:42,519 (クルーガー) それで十分だ 145 00:10:43,979 --> 00:10:49,276 お前を選んだ 一番の理由は お前が あの日 壁の外に出たからだ 146 00:10:50,527 --> 00:10:54,573 あの日 お前が妹を連れて 壁の外に出ていなければ 147 00:10:54,990 --> 00:10:57,492 いずれ父親の診療所を継ぎ 148 00:10:57,743 --> 00:11:02,456 大人になった妹は結婚し 子供を産んでいたかもしれない 149 00:11:02,831 --> 00:11:05,459 だが お前は壁の外に出た 150 00:11:06,626 --> 00:11:10,005 俺は ここで 初めて同胞を蹴落とした日から 151 00:11:10,464 --> 00:11:13,800 お前は妹を連れて 壁の外に出た日から 152 00:11:14,217 --> 00:11:18,138 その行いが報われる日まで 進み続けるんだ 153 00:11:18,638 --> 00:11:21,057 死んでも 死んだあとも 154 00:11:26,396 --> 00:11:27,230 これは… 155 00:11:29,399 --> 00:11:31,985 お前が始めた物語だろ 156 00:11:44,206 --> 00:11:47,834 (クルーガー) 九つの巨人には それぞれ名前がある 157 00:11:48,460 --> 00:11:51,296 これから お前へ継承される巨人にもだ 158 00:11:52,672 --> 00:11:56,259 その巨人は いつ いかなる時代においても 159 00:11:57,010 --> 00:12:00,055 自由を求めて進み続けた 160 00:12:01,056 --> 00:12:03,683 自由のために戦った 161 00:12:05,852 --> 00:12:06,686 名は… 162 00:12:08,021 --> 00:12:09,815 進撃の巨人 163 00:12:18,698 --> 00:12:19,991 (ハンジ)何してるの? 164 00:12:23,870 --> 00:12:25,288 進撃の巨人… 165 00:12:26,206 --> 00:12:27,499 って やってたよね 今 166 00:12:27,791 --> 00:12:28,625 (エレン)いえ 167 00:12:29,042 --> 00:12:33,463 (ハンジ) え〜? やってたよね? 2人とも今の見たでしょ? 168 00:12:33,588 --> 00:12:35,507 ええ でも まあ それは… 169 00:12:35,715 --> 00:12:36,883 (ハンジ)ほら! 170 00:12:37,008 --> 00:12:38,718 今のは何だったの? エレン 171 00:12:38,844 --> 00:12:39,970 いえ 別に 172 00:12:40,387 --> 00:12:42,264 君の巨人の名前でしょ? 173 00:12:42,389 --> 00:12:44,599 なんで 誰もいないのに 一人で しゃべっていたの? 174 00:12:44,724 --> 00:12:47,769 (リヴァイ) もう いいだろ ハンジ こいつは15だぞ 175 00:12:47,978 --> 00:12:49,646 そういう時期は誰にでもある (牢(ろう)のカギを開ける音) 176 00:12:49,813 --> 00:12:50,564 (ハンジ)はあ? 177 00:12:50,689 --> 00:12:52,023 なんだよ そういう時期って? 178 00:12:52,107 --> 00:12:54,609 (アルミン) ハンジさん あとで僕が説明しますから 179 00:12:54,734 --> 00:12:55,986 本人の前では もう… 180 00:12:56,069 --> 00:12:58,280 (ハンジ) はあ? 何それ どういうこと? 181 00:12:58,405 --> 00:13:00,198 何しに来たんですか? 182 00:13:00,699 --> 00:13:01,533 出ろ 183 00:13:02,909 --> 00:13:05,745 (エレン) 懲罰なら まだ10日ほど残っていますが 184 00:13:05,871 --> 00:13:06,788 終わりだ 185 00:13:07,622 --> 00:13:10,041 10日分の罰なら 今 ハンジが与えた 186 00:13:10,584 --> 00:13:13,837 (ハンジ) ザックレー総統には 掛け合ってるから安心してよ 187 00:13:13,920 --> 00:13:17,257 鎧(よろい)と超大型を地に伏せた英雄を 牢に入れていては 188 00:13:17,382 --> 00:13:19,801 それこそ 示しがつきませんってね 189 00:13:20,218 --> 00:13:22,387 加えて 君たちが逆らった上官は 190 00:13:22,470 --> 00:13:25,265 鎧と獣を取り逃がした ノロマときている 191 00:13:25,390 --> 00:13:26,433 そんなことは… 192 00:13:30,729 --> 00:13:32,397 少し痩せたか? 193 00:13:33,023 --> 00:13:34,941 メシは十分食えたのに 194 00:13:39,613 --> 00:13:41,531 エレンは元気そう 195 00:13:41,615 --> 00:13:42,991 まあな 196 00:13:43,116 --> 00:13:45,118 (リヴァイ)行くぞ 身支度を急げ 197 00:13:46,036 --> 00:13:47,162 何をするんです? 198 00:13:48,079 --> 00:13:48,914 謁見だ 199 00:13:49,789 --> 00:13:52,000 女王陛下がトロスト区にお越しだ 200 00:13:59,257 --> 00:14:01,259 (ユミル) “親愛なるヒストリアへ” 201 00:14:01,635 --> 00:14:04,429 “今 私の隣にはライナーがいる” 202 00:14:05,305 --> 00:14:08,892 “私が恋文をしたためる様子を のぞき見している” 203 00:14:09,142 --> 00:14:11,853 “悪趣味な野郎だ 絶対にモテない” 204 00:14:13,104 --> 00:14:17,192 “だが お前に この手紙を届けると 約束してくれた” 205 00:14:18,652 --> 00:14:19,611 “あのとき” 206 00:14:19,694 --> 00:14:22,364 “こいつらを救った借りを 返したいのだと” 207 00:14:23,782 --> 00:14:25,200 “あのときは すまない” 208 00:14:25,825 --> 00:14:27,327 “まさか 私が” 209 00:14:27,494 --> 00:14:30,330 “お前より こいつらを 選んでしまうなんて” 210 00:14:31,665 --> 00:14:36,127 “私は これから死ぬ でも 後悔はしてない” 211 00:14:36,962 --> 00:14:40,674 “そう言いたいところだが 正直 心残りがある” 212 00:14:41,466 --> 00:14:43,843 “まだ お前と 結婚できてないことだ” 213 00:14:44,886 --> 00:14:45,929 “ユミルより” 214 00:14:47,180 --> 00:14:48,014 (クリスタ)ハア 215 00:14:53,561 --> 00:14:54,396 はっ! 216 00:15:01,277 --> 00:15:05,407 (エレン) その道は 全て 一つの座標で交わる 217 00:15:06,449 --> 00:15:10,787 つまり それが始祖の巨人だ 218 00:15:13,707 --> 00:15:15,500 何 今のは? 219 00:15:19,379 --> 00:15:20,255 (ハンジ)どうかした? 220 00:15:20,380 --> 00:15:21,715 あっ いえ… 221 00:15:23,883 --> 00:15:25,135 これで全部ですか? 222 00:15:25,468 --> 00:15:26,386 (ハンジ)うん 223 00:15:26,886 --> 00:15:31,349 もちろん 私たちの有益な情報を 書いたりはできなかっただろうけど 224 00:15:31,725 --> 00:15:34,853 (ジャン) 何か お前だけに分かる メッセージはなかったか? 225 00:15:35,061 --> 00:15:35,895 暗号とか 226 00:15:37,397 --> 00:15:38,398 (クリスタ)分からない 227 00:15:39,107 --> 00:15:41,484 でも 多分 そんなことはしてないと思う 228 00:15:42,819 --> 00:15:43,737 ハア… 229 00:15:45,030 --> 00:15:47,032 バカだな ユミルって 230 00:15:47,866 --> 00:15:49,242 バカだったんだ 231 00:15:50,827 --> 00:15:53,163 てれくさくなると すぐごまかす 232 00:15:54,414 --> 00:15:55,915 これじゃ 分かんないよ 233 00:15:57,125 --> 00:15:58,043 (ノック) 234 00:15:58,710 --> 00:16:00,378 (リヴァイ)連れてきた (兵士)入れ 235 00:16:00,545 --> 00:16:01,588 (ドアが開く音) 236 00:16:01,671 --> 00:16:04,591 (近づく足音) (ドアが閉まる音) 237 00:16:08,803 --> 00:16:11,014 (アルミン)陛下 (ミカサ・エレン)陛下 238 00:16:11,097 --> 00:16:14,517 (クリスタ) や… やめてよ まだ公の席じゃないんだから 239 00:16:17,228 --> 00:16:19,647 本当に いろいろあったね 240 00:16:20,482 --> 00:16:24,152 私は壁の真ん中で 南の空を見てただけ 241 00:16:24,694 --> 00:16:27,781 (アルミン) 君が生きてることは 大事な務めだよ 242 00:16:27,864 --> 00:16:29,824 (エレン)ああ そうだ (ミカサ)うん 243 00:16:30,241 --> 00:16:33,036 (クリスタ) みんなが思ったより いつもどおりで よかった 244 00:16:34,871 --> 00:16:38,792 それは まだ誰も 実感できてないだけだな 245 00:16:39,834 --> 00:16:41,044 (ハンジ)そろそろ行こうか 246 00:16:45,757 --> 00:16:48,009 (ザックレー) 「グリシャ・イェーガー氏の半生」 247 00:16:48,301 --> 00:16:50,553 「巨人と知りうる歴史の全て」 248 00:16:51,262 --> 00:16:53,264 「壁外(へきがい)世界の情報」 249 00:16:53,431 --> 00:16:58,978 この3冊の本の存在を知る者は この部屋にいる者のみである 250 00:16:59,896 --> 00:17:06,319 これは彼ら調査兵団9名と ここにはいない199名の戦果だ 251 00:17:07,112 --> 00:17:11,574 本日は女王の御前で いま一度 我々の状況を整理し 252 00:17:12,033 --> 00:17:15,578 この会議の場で 意思の共有を図りたい 253 00:17:17,497 --> 00:17:20,083 調査兵団団長 ハンジ・ゾエ 254 00:17:20,250 --> 00:17:21,084 (ハンジ)はっ 255 00:17:22,544 --> 00:17:24,379 我々 調査兵団は 256 00:17:24,504 --> 00:17:29,092 エルヴィン・スミスを含め 多数の英雄を失うことと引き換えに 257 00:17:29,425 --> 00:17:31,177 ウォール・マリアを奪還し 258 00:17:31,302 --> 00:17:34,848 超大型巨人の力を奪うことに 成功しました 259 00:17:35,223 --> 00:17:40,770 ですが 我々 壁内人類は いまだ極めて危険な状態にあります 260 00:17:41,646 --> 00:17:46,025 敵が巨人という化け物だけであれば どんなに よかったことでしょうか 261 00:17:46,401 --> 00:17:49,195 しかし 我々が相手にしていた 敵の正体は 262 00:17:49,195 --> 00:17:50,029 しかし 我々が相手にしていた 敵の正体は 263 00:17:49,195 --> 00:17:50,029 (エレン)敵は何だ? 264 00:17:50,029 --> 00:17:50,155 (エレン)敵は何だ? 265 00:17:50,155 --> 00:17:50,738 (エレン)敵は何だ? 266 00:17:50,155 --> 00:17:50,738 人であり 文明であり 267 00:17:50,738 --> 00:17:50,864 人であり 文明であり 268 00:17:50,864 --> 00:17:51,698 人であり 文明であり 269 00:17:50,864 --> 00:17:51,698 (ユミル)敵? 270 00:17:51,698 --> 00:17:51,906 人であり 文明であり 271 00:17:52,532 --> 00:17:52,907 言うなれば… 272 00:17:52,907 --> 00:17:53,533 言うなれば… 273 00:17:52,907 --> 00:17:53,533 (ユミル) それは言っちまえば 274 00:17:53,533 --> 00:17:54,242 (ユミル) それは言っちまえば 275 00:17:54,409 --> 00:17:55,451 世界です 276 00:17:57,787 --> 00:17:58,913 手記によれば 277 00:17:59,038 --> 00:18:03,001 我々は巨人になれる特殊な人種 ユミルの民であり 278 00:18:03,668 --> 00:18:06,671 再び世界を支配する可能性がある 279 00:18:07,213 --> 00:18:12,427 だから 世界は我々ユミルの民を この世から根絶するのだと 280 00:18:16,055 --> 00:18:20,894 (クルーガー) 始祖の巨人がマーレの手に落ちれば エルディア人は終わりだ 281 00:18:22,395 --> 00:18:25,398 そんなこと 壁の王が許すわけない 282 00:18:25,857 --> 00:18:27,984 (クルーガー)壁の王は戦わない (グリシャ)え? 283 00:18:29,944 --> 00:18:33,156 (クルーガー) “エルディアが 再び罪を犯すというのなら” 284 00:18:33,239 --> 00:18:35,783 “我々は滅ぶべくして滅ぶ” 285 00:18:36,075 --> 00:18:39,829 “我は始祖の巨人と 不戦の契りを交わした” 286 00:18:40,121 --> 00:18:43,458 壁の王は大陸の王家に そう言い残し 287 00:18:43,583 --> 00:18:45,084 壁の門を閉ざした 288 00:18:47,003 --> 00:18:50,006 “壁の巨人が 世界を平らにならす”とも 289 00:18:50,089 --> 00:18:51,925 言い残したのではないのか? 290 00:18:52,425 --> 00:18:58,181 (クルーガー) その言葉が抑止力になる間に 束(つか)の間の平和を享受するらしい 291 00:18:59,974 --> 00:19:05,521 壁の王は民から記憶を奪い 壁外の人類は滅んだと思い込ませた 292 00:19:06,439 --> 00:19:10,610 無垢(むく)の民に囲まれ そこを楽園だとほざいている 293 00:19:11,861 --> 00:19:14,864 もはや民を守らぬ王は王ではない 294 00:19:15,114 --> 00:19:16,783 必ず見つけ出して 295 00:19:16,866 --> 00:19:19,786 臆した王から 始祖の巨人を取り上げろ 296 00:19:20,203 --> 00:19:22,413 それが俺たちの使命だ 297 00:19:24,249 --> 00:19:27,043 (ハンジ) イェーガー氏は その後 使命を果たし 298 00:19:27,126 --> 00:19:29,921 始祖の巨人は 息子エレンに託されました 299 00:19:31,130 --> 00:19:34,217 始祖の巨人が その真価を発揮する条件は 300 00:19:34,300 --> 00:19:37,929 王家の血を引く者が その力を宿すこと 301 00:19:38,680 --> 00:19:42,225 だが その者が 始祖の巨人を宿しても 302 00:19:42,392 --> 00:19:44,602 壁の王の思想に捕らわれ 303 00:19:44,686 --> 00:19:48,273 残される選択肢は 自死の道のみとなる 304 00:19:48,982 --> 00:19:51,734 恐らく それが不戦の契り 305 00:19:53,444 --> 00:19:57,490 しかしながら 過去にエレンは無垢の巨人を操り 306 00:19:57,573 --> 00:19:59,367 窮地を逃れたことがあります 307 00:20:00,660 --> 00:20:03,329 王家の血を引く者ではない エレンにも 308 00:20:03,413 --> 00:20:07,083 その力を使える可能性が あるのかもしれません 309 00:20:07,834 --> 00:20:08,876 (エレン) そうだ 310 00:20:10,336 --> 00:20:14,173 あのときは 一瞬だけ 全てが繋がった気がした 311 00:20:15,550 --> 00:20:16,384 どうして… 312 00:20:18,011 --> 00:20:19,429 あの一瞬だけ? 313 00:20:22,974 --> 00:20:25,435 (ダイナ) 私はダイナ・フリッツと申します 314 00:20:25,727 --> 00:20:27,937 王家の血を引く者です 315 00:20:28,396 --> 00:20:29,230 (エレン)まさか! 316 00:20:32,608 --> 00:20:35,445 (ハンジ) びっくりした どうしたの? 突然 317 00:20:35,528 --> 00:20:36,696 (エレン)あ… あの… 318 00:20:37,488 --> 00:20:38,823 今… 319 00:20:41,868 --> 00:20:44,203 (ザックレー) 続けたまえ 我らの巨人よ 320 00:20:46,414 --> 00:20:47,248 (ミカサ)ん? 321 00:20:49,292 --> 00:20:50,752 (エレン)何でもありません 322 00:20:50,877 --> 00:20:51,711 (リヴァイ)あ? 323 00:20:53,087 --> 00:20:54,714 (エレン) 会議を妨げて すいません 324 00:21:00,261 --> 00:21:03,598 あ〜 なるほど そっか 325 00:21:05,850 --> 00:21:09,187 なんでも 彼は 今 そういう時期にあるようでして 326 00:21:09,270 --> 00:21:12,732 突然 格好つけたり 叫んだりしてしまうようです 327 00:21:12,857 --> 00:21:14,317 (ザックレー)ああ そうか 328 00:21:14,400 --> 00:21:17,653 それは気の毒に 年頃だしな 329 00:21:18,404 --> 00:21:19,322 (アルミン)エレン 330 00:21:20,031 --> 00:21:22,658 (エレン) あのことは2人にも話していない 331 00:21:23,576 --> 00:21:26,412 母さんとハンネスさんを殺した あの巨人が 332 00:21:26,537 --> 00:21:29,582 父親が前に結婚してた 相手だったなんて 333 00:21:31,250 --> 00:21:34,587 何より こんなことを話したら… 334 00:21:36,214 --> 00:21:39,801 王家の血を引く者を巨人にして 俺が接触すれば 335 00:21:39,926 --> 00:21:43,763 始祖の巨人の力を扱える かもしれない 336 00:21:44,555 --> 00:21:46,891 そうだ “かもしれない”だ 337 00:21:47,892 --> 00:21:52,897 だが その可能性があると言えば 兵団はヒストリアをどうする? 338 00:22:00,196 --> 00:22:01,447 (クルーガー)家庭を持て 339 00:22:02,198 --> 00:22:03,032 (グリシャ)は? 340 00:22:03,116 --> 00:22:05,868 (クルーガー) 壁の中に入ったら 所帯を持つんだ 341 00:22:05,952 --> 00:22:08,996 (グリシャ) 何を言ってる? 俺にはダイナがいる 342 00:22:09,622 --> 00:22:11,541 それに そんなことを言われても 343 00:22:11,624 --> 00:22:14,544 巨人になる直前の記憶は なくなるんだろ? 344 00:22:14,627 --> 00:22:18,256 (クルーガー) そうとも限らん あとで誰かが見てるかもしれん 345 00:22:18,381 --> 00:22:19,215 (グリシャ)え? 346 00:22:19,757 --> 00:22:22,927 (クルーガー) 妻でも子供でも 街の人でもいい 347 00:22:23,177 --> 00:22:25,221 壁の中で人を愛せ 348 00:22:27,515 --> 00:22:30,476 それができなければ 繰り返すだけだ 349 00:22:30,560 --> 00:22:34,730 同じ歴史を 同じ過ちを 何度も 350 00:22:35,481 --> 00:22:36,941 ミカサやアルミン 351 00:22:37,316 --> 00:22:40,236 みんなを救いたいなら 使命を全うしろ 352 00:22:41,154 --> 00:22:43,990 ミカサ? アルミン? 誰のことだ? 353 00:22:48,035 --> 00:22:50,705 さあ 分からない 354 00:22:51,497 --> 00:22:53,291 誰の記憶だろう 355 00:22:54,167 --> 00:23:00,173 ♪〜 356 00:23:33,289 --> 00:23:39,295 〜♪ 357 00:23:41,005 --> 00:23:43,257 (アルミン) 戦えば自由があると信じていた 358 00:23:44,467 --> 00:23:46,511 外の世界に夢を見ていた彼らは 359 00:23:47,386 --> 00:23:51,057 人類の真実を知り 一体 何を思うのか? 360 00:23:52,058 --> 00:23:54,977 次回「壁の向こう側」