1 00:00:01,969 --> 00:00:03,971 < あなたは 想像できるだろうか? 2 00:00:03,971 --> 00:00:05,973 思いを寄せた相手に 指1本➡ 3 00:00:05,973 --> 00:00:09,142 触れることすらできないという 人生を。 4 00:00:09,142 --> 00:00:11,645 触った者の命を奪う。 5 00:00:11,645 --> 00:00:14,982 それが 魔女が 彼にかけた呪いだった。 6 00:00:14,982 --> 00:00:19,319 実の母には距離を置かれ 友人には 化け物と罵られ➡ 7 00:00:19,319 --> 00:00:24,324 見知らぬ人にまで 森に住む死神だと うわさされた。 8 00:00:24,324 --> 00:00:29,329 だが 彼は 決して 孤独ではなかった> 9 00:00:35,002 --> 00:00:37,004 (座長)おはよう アメリア。 10 00:00:37,004 --> 00:00:40,674 (アメリア)んっ…。 朝食は パンでいい? 11 00:00:40,674 --> 00:00:44,678 えっ? ありがとう。 12 00:00:44,678 --> 00:00:49,182 あと たこ焼きもあるけど…。 13 00:00:49,182 --> 00:00:51,685 (アメリア)えっ? たこ焼き? 14 00:00:51,685 --> 00:00:54,354 う~ん… たこ焼きは 嫌。 15 00:00:54,354 --> 00:00:58,058 (ダレス)お刺身のほうが好きだった? ぐへっ! 16 00:02:40,827 --> 00:02:43,330 これによると 人間になるには➡ 17 00:02:43,330 --> 00:02:47,834 人魚のうろこが必要みたいなの。 ダレスが人間にね…。 18 00:02:47,834 --> 00:02:50,504 あなたは どう? 俺は いいよ。 19 00:02:50,504 --> 00:02:53,340 一応 ここいらの海を統治してるし➡ 20 00:02:53,340 --> 00:02:57,844 何より 海にいるのが性に合ってる。 21 00:02:57,844 --> 00:03:01,615 あれが 人魚の住む 海底宮殿だよ。 22 00:03:01,615 --> 00:03:06,286 (ダレス)そもそも 人魚のうろこって もらえる物なのかしら? 23 00:03:06,286 --> 00:03:08,955 (アメリア) 頻繁に生え変わる物らしいよ。 24 00:03:08,955 --> 00:03:11,291 アメリア様と一緒にいるのは? 25 00:03:11,291 --> 00:03:13,293 (人魚たち)シャーデー様!? 26 00:03:13,293 --> 00:03:15,962 それにしても 誰もいないわね。 27 00:03:15,962 --> 00:03:19,466 あんたに おびえて 出てこないだけさ。 えっ? 28 00:03:19,466 --> 00:03:22,969 こいつは ダレス! シャーデーの双子の妹で➡ 29 00:03:22,969 --> 00:03:24,971 陸の魔女のボスをしている。 30 00:03:24,971 --> 00:03:27,474 シャーデーじゃないから安心しろ! 31 00:03:27,474 --> 00:03:29,643 (人魚たち)あっ…。 32 00:03:29,643 --> 00:03:32,979 いいかげん 服 変えようかしら? 33 00:03:32,979 --> 00:03:36,149 父からの 唯一の贈り物なのだけれど。 34 00:03:36,149 --> 00:03:38,151 アメリア様! (ダレス/アメリア)んっ? 35 00:03:38,151 --> 00:03:42,489 腕相撲大会 参加されませんか? 腕相撲? 36 00:03:42,489 --> 00:03:45,992 なんで ここの人たち 肉弾戦が好きなのかしら? 37 00:03:45,992 --> 00:03:48,662 魔界の けだるさとは 大違いだわ。 38 00:03:48,662 --> 00:03:52,165 勝ったら賞品も出ますよ。 賞品…。 39 00:03:52,165 --> 00:03:58,505 は~い! 勝った方には うろこを差し上げま~す! 40 00:03:58,505 --> 00:04:00,440 なんで アメリアとなのよ。 41 00:04:00,440 --> 00:04:03,610 1回 あんたを負かしてみたくてね。 42 00:04:03,610 --> 00:04:07,447 ハッ! こっちは ウォルターが握ってくれた手だから➡ 43 00:04:07,447 --> 00:04:09,950 誰かで 上書きするわけにはいかないわ。 44 00:04:09,950 --> 00:04:12,953 あっ… はぁ…。 (アメリア)そうかよ。 45 00:04:12,953 --> 00:04:16,289 《ダレス:どのみち うろこは もらえるだろうし➡ 46 00:04:16,289 --> 00:04:20,127 ここは 海のおさのアメリアに 花を持たせましょう》 47 00:04:20,127 --> 00:04:24,798 レディー ファイッ! (ダレス)う~ん! んっ! んっ! んっ! んっ! 48 00:04:24,798 --> 00:04:26,967 《自分から負けるのは だめだろう》 49 00:04:26,967 --> 00:04:29,636 《ここは あなたが勝ちなさいよ!》 50 00:04:29,636 --> 00:04:32,973 あ~っと もう1本の手で 押さえてしまったわ。 51 00:04:32,973 --> 00:04:35,976 もう 失格負けよね? 52 00:04:35,976 --> 00:04:39,079 俺のほうが 多く ずるしてるから 負けだよね? 53 00:04:41,815 --> 00:04:44,484 倒したほうが勝ちで お願いします。 54 00:04:44,484 --> 00:04:47,821 あれ? 握った手 上書きしてないか? 55 00:04:47,821 --> 00:04:50,824 あっ…。 56 00:04:50,824 --> 00:04:52,826 勝者 ダレス様! 57 00:04:54,995 --> 00:04:58,331 手は また ウォルターに 握ってもらえばいいじゃないか。 58 00:04:58,331 --> 00:05:00,267 そうね。 フッ…。 59 00:05:00,267 --> 00:05:05,272 あなたのおかげで また一歩 彼に近づけたわ。 ありがとう。 60 00:05:05,272 --> 00:05:08,108 まあ いろいろと頑張りな。 61 00:05:08,108 --> 00:05:12,445 俺は 久々に 友人に会えて うれしかったよ。 62 00:05:12,445 --> 00:05:15,282 ねえ 何か お礼がしたいわ。 63 00:05:15,282 --> 00:05:19,452 魔女のボスの権力を駆使して なんでも かなえてあげる。 64 00:05:19,452 --> 00:05:22,455 悪い言い方するな~。 65 00:05:22,455 --> 00:05:25,792 じゃあ 旦那に 手紙を渡してほしい。 66 00:05:25,792 --> 00:05:28,295 中は…。 67 00:05:28,295 --> 00:05:32,799 ただ 貝殻を削った物が 入ってるだけだけど。 68 00:05:32,799 --> 00:05:39,639 要らなかったら 捨ててくれて かまわないって➡ 69 00:05:39,639 --> 00:05:42,142 そう 伝えてくれ。 70 00:05:42,142 --> 00:05:45,045 どこよ? あなた。 71 00:05:47,647 --> 00:05:49,649 んっ? 72 00:05:56,823 --> 00:06:00,427 フッ… ラブレター もらっちゃった。 73 00:06:00,427 --> 00:06:02,929 (坊ちゃん)ヴィオラ 来てたんだ。 74 00:06:02,929 --> 00:06:08,935 (ヴィオラ)気安く呼ばないで。 今日のヴィオラは デザイナー ヴィオラ! 75 00:06:08,935 --> 00:06:12,105 フッ…。 (坊ちゃん) ただ者じゃなさそうだね。 76 00:06:12,105 --> 00:06:15,108 (アリス)助手の裁縫師 アリスです。 ウフッ。 77 00:06:15,108 --> 00:06:17,110 (坊ちゃん)かっ… かわいい~! 78 00:06:17,110 --> 00:06:20,113 で 何 作ってるの? 79 00:06:20,113 --> 00:06:22,616 ダレスの服! ほお…。 80 00:06:22,616 --> 00:06:26,620 よく 別の人に間違えられるから イメチェンしたいんだって。 81 00:06:26,620 --> 00:06:29,122 シャーデーか。 82 00:06:29,122 --> 00:06:32,125 (ヴィオラ)でも 服は お父様からの贈り物だから➡ 83 00:06:32,125 --> 00:06:34,294 着続けたいって言うし…。 84 00:06:34,294 --> 00:06:37,297 だったら リメークしてあげようと思って。 85 00:06:37,297 --> 00:06:42,135 色を シックな黒に変えて ダレスのよさを大胆に引き出す。 86 00:06:42,135 --> 00:06:44,638 アレンジで! すてきです。 87 00:06:44,638 --> 00:06:47,307 (ヴィオラ)縫うのとかは 1人じゃ 全部 できないから➡ 88 00:06:47,307 --> 00:06:49,476 アリスに手伝ってもらってんの。 89 00:06:49,476 --> 00:06:51,478 すごいね 服 作るなんて。 90 00:06:51,478 --> 00:06:56,082 いいえ。 ありものを切って 縫うだけですから。 91 00:06:58,318 --> 00:07:01,421 《坊ちゃん:アリス こんな表情もするんだな》 92 00:07:01,421 --> 00:07:06,926 あっ すみません 退屈ですよね。 お話ししましょう。 93 00:07:06,926 --> 00:07:09,596 いやいや むしろ ごめん 邪魔しちゃって。 94 00:07:09,596 --> 00:07:11,598 私も縫うの速いよ。 95 00:07:11,598 --> 00:07:14,601 けがしないでね。 大丈夫だって。 96 00:07:14,601 --> 00:07:17,437 将来は 1人で お洋服 作れるようになって➡ 97 00:07:17,437 --> 00:07:19,439 かわいいの いっぱい…。 98 00:07:19,439 --> 00:07:23,109 あ~! デザイナー ヴィオラの手が~! 99 00:07:23,109 --> 00:07:27,113 もう なんも やる気 出ない。 僕が やろうか? 100 00:07:27,113 --> 00:07:29,115 (ヴィオラ)きれいに やってよね! 101 00:07:29,115 --> 00:07:31,618 (坊ちゃん)は~い。 (アリス)ウフフ。 102 00:07:31,618 --> 00:07:34,788 (ヴィオラ)私 たまに 考えることがあるんだ。 103 00:07:34,788 --> 00:07:39,292 私とロブが結婚して アリスを使用人として呼ぶの。 104 00:07:39,292 --> 00:07:43,797 お兄様は ペットとして いさせてあげるね。 ペットか。 105 00:07:53,473 --> 00:07:55,475 ハッ…。 106 00:08:01,081 --> 00:08:03,083 はぁ~! 107 00:08:05,752 --> 00:08:09,923 ウフッ… はさみのほうが早いですね。 108 00:08:09,923 --> 00:08:13,259 《見せつけるようだったな 今の》 109 00:08:13,259 --> 00:08:15,428 出来た! 見て! 110 00:08:15,428 --> 00:08:19,599 ペットの お兄様の絵! いつも 「アリス~」って鳴くの。 111 00:08:19,599 --> 00:08:21,935 デザイナー ヴィオラ 仕事してくれ。 112 00:08:21,935 --> 00:08:25,605 (アリス)フフフ。 (ヴィオラ)私 こういう時間 好き。 113 00:08:25,605 --> 00:08:28,441 (坊ちゃん)僕も。 (アリス)私もです。 114 00:08:28,441 --> 00:08:30,610 (ヴィオラ)いいじゃん! 115 00:08:30,610 --> 00:08:34,447 ダレスは 脚 長くて きれいだから 見せたかったの。 116 00:08:34,447 --> 00:08:37,283 まあ ほぼ アリスの頑張りだけどね。 117 00:08:37,283 --> 00:08:41,788 あのシスター服を こんなふうにしてくれるなんて…。 118 00:08:41,788 --> 00:08:45,125 似合ってるかどうかは わからないけど ありがとう。 119 00:08:45,125 --> 00:08:48,962 エヘヘヘヘヘヘ! フフフフフ… フフッ! これで 父からの贈り物を➡ 120 00:08:48,962 --> 00:08:51,131 新しい物として着られるわ。 フフッ! フフッ… んっ? 121 00:08:51,131 --> 00:08:55,135 シャーデーと間違う人も減るだろうし。 (ヴィオラ)うんうん。 122 00:08:55,135 --> 00:08:59,305 前まで 自分なんて 恥ずべき存在だと思ってたけど➡ 123 00:08:59,305 --> 00:09:04,077 あなたたちと出会って変われた。 少し 自信がついた。 124 00:09:04,077 --> 00:09:06,246 ダレス! (ノック) 125 00:09:06,246 --> 00:09:09,582 (ウォルター)ヴィオラ ちょっといいかな? あっ…。 お兄様? 126 00:09:09,582 --> 00:09:11,584 ちょ… ちょっと 心の準備が…。 127 00:09:13,586 --> 00:09:15,588 ハッ! 128 00:09:15,588 --> 00:09:18,591 1人で メークやら 練習したんだけど…。 129 00:09:18,591 --> 00:09:20,927 どうかな? 130 00:09:20,927 --> 00:09:23,430 ハハッ… あっ… アハアハッ…。 131 00:09:25,432 --> 00:09:28,768 かっ… かわいい! 132 00:09:28,768 --> 00:09:31,271 ダレスも かわいいよ。 えっ? 133 00:09:31,271 --> 00:09:34,607 服 変えたんだね。 うっ… うん。 134 00:09:34,607 --> 00:09:38,812 《手 また 握られた!》 《なんだ? こいつら》 135 00:09:41,781 --> 00:09:46,953 (イヴリン)よう 下級生。 キッ… キャー! 136 00:09:46,953 --> 00:09:51,291 先ほどは 取り乱して すまない。 いいよ~。 137 00:09:51,291 --> 00:09:53,960 (アリス)イヴリンさん 今日は どんな ご用で? 138 00:09:53,960 --> 00:09:58,131 下級生の様子 見て リポート書けって言われてさ。 139 00:09:58,131 --> 00:10:02,135 他のやつらも あちこち 出かけてる。 140 00:10:02,135 --> 00:10:05,305 てか マジに 貴族とメイドだったんだな。 141 00:10:05,305 --> 00:10:08,808 学校じゃ 制服だったからよ。 ハハッ…。 142 00:10:08,808 --> 00:10:12,145 やい 金持ち ジャンプしてみな。 《やから!》 143 00:10:12,145 --> 00:10:14,481 てか アリス 貸してくれや。 144 00:10:14,481 --> 00:10:18,318 絶対に 嫌だ! え~ いいじゃんか! 145 00:10:18,318 --> 00:10:23,823 私は 坊ちゃん以外の方に 仕えることはないと思います。 146 00:10:23,823 --> 00:10:26,826 ですよね? 坊ちゃん。 うっ… うん。 147 00:10:26,826 --> 00:10:30,663 そうだと 僕も うれしいよ。 ああ…。 148 00:10:30,663 --> 00:10:35,001 俺が愛読してる 恋愛小説みたいな絡みだった。 149 00:10:35,001 --> 00:10:37,003 《意外な趣味》 150 00:10:37,003 --> 00:10:40,006 いたいけなメイドは ご主人様の望むままに…。 151 00:10:40,006 --> 00:10:42,008 変なリポート 書くな! 152 00:10:42,008 --> 00:10:44,844 ところで 学校のみんなは 元気? 153 00:10:44,844 --> 00:10:48,014 ニコ先生から ちっとも連絡が来ないんだけど。 154 00:10:48,014 --> 00:10:53,353 (イヴリン)ああ ニコ先生とイチ先生は 実戦に備えて修行してる。 155 00:10:53,353 --> 00:10:57,524 本気 出すと 学校が壊れるから って 森の奥で 毎日。 156 00:10:57,524 --> 00:10:59,526 (坊ちゃん)実戦か…。 157 00:10:59,526 --> 00:11:03,963 (イヴリン)おかげで 俺たち ず~っと フリー先生の授業なんだ! 158 00:11:03,963 --> 00:11:06,966 (坊ちゃん)前から思ってたけど どうして そんなに みんな➡ 159 00:11:06,966 --> 00:11:08,968 フリー先生が好きなの? 160 00:11:08,968 --> 00:11:13,306 知らねえのか? フリー先生って すっげえ強いんだぜ。 161 00:11:13,306 --> 00:11:15,975 えっ? フリー先生は もともと➡ 162 00:11:15,975 --> 00:11:19,145 シャーデーの部下だったんだ。 え~! 163 00:11:19,145 --> 00:11:23,483 でも それなら ダレスだって 気付くはずだと思うけど。 164 00:11:23,483 --> 00:11:29,322 変えたんだよ。 名前も 顔も 声も 魔法も 全部。 165 00:11:29,322 --> 00:11:34,994 シャーデーが倒されたあと フリー先生は ニコ先生に出会った。 166 00:11:34,994 --> 00:11:38,998 ようやく シャーデーから解放されて➡ 167 00:11:38,998 --> 00:11:43,169 フリー先生は 新たに 生き直すことを決めたんだ。 168 00:11:43,169 --> 00:11:45,838 それで 彼は 完璧な別人に…。 169 00:11:45,838 --> 00:11:49,676 つっても 先生 過去を隠してるわけじゃないぞ。 170 00:11:49,676 --> 00:11:52,845 じゃなきゃ お前らにも話さないけどな。 171 00:11:52,845 --> 00:11:56,683 てなわけで 俺らは フリー先生が大好きだ! 172 00:11:56,683 --> 00:12:00,119 本で 恋愛のこと 勉強して 頑張ってんだ! 173 00:12:00,119 --> 00:12:02,789 でも ニコ先生や僕らは➡ 174 00:12:02,789 --> 00:12:05,959 再び シャーデーと 向き合わなくちゃならない。 175 00:12:05,959 --> 00:12:08,461 フリー先生にとっては きっと つらいよね。 176 00:12:08,461 --> 00:12:10,463 (イヴリン)んなことねえよ。 177 00:12:10,463 --> 00:12:13,800 過去を乗り越える いい機会だって 先生 言ってたぞ! 178 00:12:13,800 --> 00:12:17,303 よ~し リポート 終わり! (坊ちゃん)字 でっか! 179 00:12:17,303 --> 00:12:20,306 ねえ イヴリン。 んっ? 180 00:12:20,306 --> 00:12:22,976 君は さっき 壁から出てきたみたいに➡ 181 00:12:22,976 --> 00:12:24,978 どこにでも潜めるんだろ? 182 00:12:24,978 --> 00:12:27,981 例えば シャーデーの中にも入れるの? 183 00:12:27,981 --> 00:12:30,149 ああ 近づけば できるぜ。 184 00:12:30,149 --> 00:12:33,319 人に入れば 操ることもできる。 185 00:12:33,319 --> 00:12:35,321 こんなふうに入る。 186 00:12:43,663 --> 00:12:48,001 ご主人様 大好き! がっ! 187 00:12:48,001 --> 00:12:52,805 (イヴリン)恋人っていいな~! (アリス)イヴリンさん…。 188 00:12:58,344 --> 00:13:01,447 ♬(ギター) 189 00:13:01,447 --> 00:13:06,452 ほら アリス 小鳥が歌ってるよ。 もうすぐ春なんだね。 190 00:13:06,452 --> 00:13:11,290 ♬~ 191 00:13:11,290 --> 00:13:15,294 ハァ… もう 春だよ。 192 00:13:15,294 --> 00:13:18,298 呪いを解く期限が…。 193 00:13:18,298 --> 00:13:24,470 来ちゃうよ! ニコ先生! いつまで勘を~! 194 00:13:24,470 --> 00:13:26,472 そうですね。 やっぱり➡ 195 00:13:26,472 --> 00:13:29,308 来年の夏まで 春と言い張るか。 196 00:13:29,308 --> 00:13:33,313 いずれにしても 一度 お母様と 話しに 本邸に行かなきゃ。 197 00:13:33,313 --> 00:13:35,314 (鳴き声) 198 00:13:35,314 --> 00:13:39,485 (カフ)本邸に行くのか? カフ…。 うん まあね。 199 00:13:39,485 --> 00:13:43,990 なんなら連れてくぞ。 どうやって? 200 00:13:43,990 --> 00:13:48,161 うお~! うぅ…。 201 00:13:48,161 --> 00:13:51,664 おっ… 落ちない? 本当に 大丈夫? 202 00:13:51,664 --> 00:13:53,666 心配するな! 203 00:13:53,666 --> 00:13:57,003 (坊ちゃん)なんで その小さな体で 持ち上げられるんだ? 204 00:13:57,003 --> 00:13:59,939 (カフ)乗り心地は どうだ? (アリス)楽しいです。 205 00:13:59,939 --> 00:14:04,110 ♬(バイオリン) 206 00:14:04,110 --> 00:14:07,113 うぅ~ マジ 緊張する。 207 00:14:07,113 --> 00:14:10,450 もうちょっと練習しとこう。 (カフ)あ~そ~ぼ! んっ? 208 00:14:10,450 --> 00:14:16,456 ヴィオラ あ~そ~ぼ! うっ うっ うっ… うぅ~…。 209 00:14:16,456 --> 00:14:18,458 大丈夫ですか? うん。 210 00:14:18,458 --> 00:14:21,294 なんか いつもと 雰囲気が違う。 211 00:14:21,294 --> 00:14:25,631 ええ。 お客様も多いようですし…。 ヴィ…。 んっ? 212 00:14:25,631 --> 00:14:31,637 うるさ~い! ハァハァ…。 213 00:14:31,637 --> 00:14:34,307 めちゃくちゃ怒ってる。 ヴィオラ! 214 00:14:34,307 --> 00:14:36,642 あっ! あっ… 私が選んだ服。 215 00:14:36,642 --> 00:14:41,147 お出かけ着だ! ウフフ! ウフッ ウフッ…。 まあ 入れば? 216 00:14:41,147 --> 00:14:43,149 ちょっと 機嫌 直った! お~! 217 00:14:43,149 --> 00:14:45,651 舞踏会? そう。 218 00:14:45,651 --> 00:14:49,155 だから 私も バイオリンの練習してたってわけ。 219 00:14:49,155 --> 00:14:51,657 みんな 準備で 朝から バタバタよ。 220 00:14:51,657 --> 00:14:55,161 ハァ… だったら 僕 帰ろうかな。 221 00:14:55,161 --> 00:14:57,997 うわっ! いてよ! くそつまんないイベントなんだから➡ 222 00:14:57,997 --> 00:15:00,099 私 誰と話せばいいわけ? 223 00:15:00,099 --> 00:15:02,602 僕の呪い 忘れてないかい? 224 00:15:02,602 --> 00:15:06,773 (ヴィオラ)お母様は ここだよ。 話 あるんでしょ? 225 00:15:06,773 --> 00:15:08,941 ああ ありがとう。 226 00:15:08,941 --> 00:15:11,110 おっ… お母様 僕です。 227 00:15:11,110 --> 00:15:13,780 手紙もよこさず いきなり来て すみません。 228 00:15:13,780 --> 00:15:15,782 ご相談したいことが…。 229 00:15:18,451 --> 00:15:21,454 ひぃ~! (ガーベラ)お客様が来てるの。 230 00:15:21,454 --> 00:15:24,791 わきまえなさい! 231 00:15:24,791 --> 00:15:28,628 タイミングが悪かったね。 知ってたら 早めに言ってくれ! 232 00:15:28,628 --> 00:15:31,798 (カフ)ヴィオラ! んっ? なんか おもしろいもん ないか? 233 00:15:31,798 --> 00:15:35,468 じゃあ 珍しいものでも。 珍しいもの? 234 00:15:35,468 --> 00:15:37,804 ウフフフフフ。 アハハハハハ。 235 00:15:37,804 --> 00:15:39,806 まあ! ウフフフ…。 アハハハハ…。 236 00:15:39,806 --> 00:15:42,308 (ヴィオラ)お客さんの娘さんを 紹介されて➡ 237 00:15:42,308 --> 00:15:47,146 お話しせざるをえない ウォルターお兄様。 ハハッ。 238 00:15:47,146 --> 00:15:50,149 貴族っぽいね。 貴族だろ? 239 00:15:50,149 --> 00:15:52,151 ところで あのお嬢さんは? 240 00:15:52,151 --> 00:15:55,988 フィリップの妹。 昔 よく遊びに来てたじゃん。 241 00:15:55,988 --> 00:15:58,157 ああ そういえば…。 242 00:15:58,157 --> 00:16:00,927 ウォルター様は しっかりしてらっしゃいますね。 243 00:16:00,927 --> 00:16:03,763 僕も 一応 長男ですから。 244 00:16:03,763 --> 00:16:06,265 まあ! ウフフフフ! 《坊ちゃん:堂々と うそつくな》 245 00:16:06,265 --> 00:16:09,602 でも いいのかな? こんなとこ ダレスに見られたら…。 246 00:16:09,602 --> 00:16:11,604 (ヴィオラ/カフ/坊ちゃん)あっ…。 247 00:16:16,108 --> 00:16:18,110 うっ! えっ…。 あっ…。 248 00:16:18,110 --> 00:16:20,613 ハッ ハッ ハッ…。 (坊ちゃん)ダレス!? 249 00:16:20,613 --> 00:16:24,784 大丈夫 大丈夫! 別に お見合いってわけじゃないから! 250 00:16:24,784 --> 00:16:28,287 あっ そうだ! 思い切って 今から告白しちゃえば? 251 00:16:28,287 --> 00:16:32,458 今から? ダレス 元気 出せ! お前は最強だ! 252 00:16:32,458 --> 00:16:36,295 カフ 声 でかいってば! ちょ… ちょっと 静かに! 253 00:16:36,295 --> 00:16:38,798 じゃあ 稽古の時間だから ジェミニ座に帰る。 254 00:16:38,798 --> 00:16:40,800 (坊ちゃん/ヴィオラ)えっ? (坊ちゃん)いきなり? 255 00:16:40,800 --> 00:16:43,636 (カフ)じゃあ またな! (坊ちゃん)マイペースすぎるでしょ。 256 00:16:43,636 --> 00:16:45,972 なんだか 外が にぎやかですね。 257 00:16:45,972 --> 00:16:49,475 すみません。 あいつは いつか 絶対に殺しますんで。 258 00:16:49,475 --> 00:16:52,478 はっ… はい。 殺…。 殺します。 259 00:16:52,478 --> 00:16:55,314 ひとまず 今日は出直します。 260 00:16:55,314 --> 00:16:58,818 今日は ただの舞踏会だから 何もないにしても➡ 261 00:16:58,818 --> 00:17:00,753 いつまでも 遠くで見てるだけじゃ➡ 262 00:17:00,753 --> 00:17:03,756 取り返しがつかなくなるかもよ。 あっ…。 263 00:17:03,756 --> 00:17:07,760 お母様に 交際相手を 決められる前に 行動しないと。 264 00:17:07,760 --> 00:17:09,929 自分は できてないのに! 265 00:17:09,929 --> 00:17:12,598 他人の恋愛には めっちゃ 口を出せちゃう。 266 00:17:12,598 --> 00:17:14,934 でも どうやって? 物言いが➡ 267 00:17:14,934 --> 00:17:18,437 すんごいストレートな人がいるから 任せて。 268 00:17:18,437 --> 00:17:22,275 (シャロン)アリス! 来てたの? 269 00:17:22,275 --> 00:17:24,610 坊ちゃんも お久しぶりです。 270 00:17:24,610 --> 00:17:26,612 あら ダレス ごきげんよう。 271 00:17:26,612 --> 00:17:30,616 まあ かわいいドレス! 色もいいし 似合ってるじゃない! 272 00:17:30,616 --> 00:17:33,953 いいわよ いいわよ! すてきよ! あっ… ありがとう。 273 00:17:33,953 --> 00:17:37,123 本当に ストレートね うれしいけど。 でしょ? 274 00:17:37,123 --> 00:17:39,625 (アリス)あっ お母さん。 んっ? 275 00:17:39,625 --> 00:17:41,794 (アリス)けがしてる。 あっ これね。 276 00:17:41,794 --> 00:17:44,463 おとといまで行ってた 妹の所で➡ 277 00:17:44,463 --> 00:17:47,967 アリスの嫌み 言われて マジげんかしちゃった。 えっ? 278 00:17:47,967 --> 00:17:51,804 彼女って ほんと 昔から余裕のない子でね。 279 00:17:51,804 --> 00:17:55,641 とにかく けんかは 私が勝って 握手してきたわ。 280 00:17:55,641 --> 00:17:57,977 育ててくれた感謝はしてるけど➡ 281 00:17:57,977 --> 00:18:02,081 今度 直接 あなたに謝らせる! 絶対! 282 00:18:02,081 --> 00:18:04,583 そうそう。 ガーベラが この傷を見て➡ 283 00:18:04,583 --> 00:18:08,754 すっごく怒ってたのが かわいかったわ。 ハァ…。 284 00:18:08,754 --> 00:18:12,591 また ここで 働かせてもらえることになったの。 285 00:18:12,591 --> 00:18:14,760 離れて暮らすことになるけど➡ 286 00:18:14,760 --> 00:18:18,097 もう 私は いなくなったりしないわ。 287 00:18:18,097 --> 00:18:21,100 フッ…。 これからは ずっと一緒よ。 288 00:18:21,100 --> 00:18:24,937 もう アリス 愛してるわ~! 289 00:18:24,937 --> 00:18:27,773 じゃあ お仕事 戻るわねん! 290 00:18:27,773 --> 00:18:31,110 ここまで ストレートじゃなくても…。 291 00:18:31,110 --> 00:18:33,612 でも やっぱり ダレス あんた ウォルターお兄様を➡ 292 00:18:33,612 --> 00:18:36,616 舞踏会のダンスに誘いなよ。 はぁ? 293 00:18:36,616 --> 00:18:39,952 舞踏会というチャンスを 逃す手はない! 294 00:18:39,952 --> 00:18:42,455 かわいいドレス 貸してあげるから! 295 00:18:42,455 --> 00:18:44,957 ちょっと 少し ダレスに聞きたいことが…。 296 00:18:44,957 --> 00:18:47,560 (ヴィオラ) 男子厳禁! 裏口で待ってて! 297 00:18:50,796 --> 00:18:54,300 シャロンさん 元気そうで よかったね。 はい。 298 00:18:57,303 --> 00:19:02,308 羨ましかったな 君に キスできて。 299 00:19:04,744 --> 00:19:09,081 唇は 坊ちゃんのために 取ってあります。 300 00:19:09,081 --> 00:19:11,751 あっ…。 301 00:19:11,751 --> 00:19:14,754 (フィリップ)一服したら戻る。 かしこまりました。 302 00:19:18,257 --> 00:19:22,595 フゥ… まだ 肌寒いな。 あっ…。 303 00:19:22,595 --> 00:19:26,999 えっ? あっ…。 304 00:19:30,102 --> 00:19:32,104 (坊ちゃん)フィリップ…。 305 00:19:32,104 --> 00:19:34,607 ⦅フィリップ:この化け物!⦆ 306 00:19:34,607 --> 00:19:38,611 やっ… やあ 久しぶりだな。 307 00:19:38,611 --> 00:19:40,780 まさか 本邸に来てるとは。 308 00:19:40,780 --> 00:19:43,616 アハハ… ハハハハハ! 熱っ! うっ…。 309 00:19:43,616 --> 00:19:48,954 あっ いや すまない。 君がいるとは思わず…。 310 00:19:48,954 --> 00:19:52,124 失礼するよ。 ごめん。 311 00:19:52,124 --> 00:19:55,294 あのとき 君が せっかく来てくれたのに➡ 312 00:19:55,294 --> 00:19:58,130 不快な気持ちに させてしまったこと➡ 313 00:19:58,130 --> 00:20:00,132 ずっと謝りたかった。 314 00:20:00,132 --> 00:20:02,301 えっ? 怒ってないのか? 315 00:20:02,301 --> 00:20:04,970 えっ? 怒る? 僕のほうが? 316 00:20:04,970 --> 00:20:07,807 んっ… あっ…。 (ドアの開く音) 317 00:20:07,807 --> 00:20:10,476 フィリップ おつ! (坊ちゃん)ヴィオラ…。 318 00:20:10,476 --> 00:20:14,146 な~に 2人して 神妙な顔してんの? 319 00:20:14,146 --> 00:20:17,483 幼なじみなんだから 仲よくしなよ! 320 00:20:17,483 --> 00:20:19,985 ヴィオラパイセン…。 パイセン? 321 00:20:19,985 --> 00:20:23,155 ダレスさんは? そう 聞いてよ! 322 00:20:23,155 --> 00:20:25,658 ようやく ドレスアップが終わったのに➡ 323 00:20:25,658 --> 00:20:30,162 ダレスってば 「やっぱり 無理」 とか言って 消えちゃったの。 324 00:20:30,162 --> 00:20:33,332 どこに隠れてるんだろう? 325 00:20:33,332 --> 00:20:35,835 お兄様たちも一緒に捜してよ。 326 00:20:35,835 --> 00:20:39,672 でっ… でも これから 舞踏会で 人が いっぱい来るんだろ? 327 00:20:39,672 --> 00:20:41,674 何かあるといけないから 僕は…。 328 00:20:41,674 --> 00:20:45,845 早まるな! お兄様の呪い対策は考えた。 329 00:20:45,845 --> 00:20:49,849 あと 私のバイオリンの演奏も見てけば? 330 00:20:49,849 --> 00:20:52,518 (坊ちゃん)それは見たい。 (ヴィオラ)決まりね。 331 00:20:52,518 --> 00:20:55,621 んじゃ こっち来て。 じゃあ フィリップ また。 332 00:21:00,459 --> 00:21:04,964 もう こんな時間か。 もうすぐ 舞踏会が始まりますね。 333 00:21:04,964 --> 00:21:08,634 あの ウォルター様 もし お相手が いらっしゃらなければ➡ 334 00:21:08,634 --> 00:21:11,470 私と踊っていただけませんか? 335 00:21:11,470 --> 00:21:13,472 いえ…。 えっ? えっ? 336 00:21:13,472 --> 00:21:16,642 《いえって なんだ? 女性に恥をかかせるとは➡ 337 00:21:16,642 --> 00:21:18,644 ばかめ! ばか次男め!》 338 00:21:18,644 --> 00:21:22,815 まあ! 好きな人が いらっしゃるんですね! 339 00:21:22,815 --> 00:21:26,652 あう? 好きな人…。 340 00:21:26,652 --> 00:21:28,654 なんで 血が? 341 00:21:28,654 --> 00:21:48,674 ♬~ 342 00:21:48,674 --> 00:22:07,126 ♬~ 343 00:22:07,126 --> 00:22:09,962 ひ~ん! 344 00:22:09,962 --> 00:22:14,767 どうしたらいいのかしら? 私。