1 00:00:33,569 --> 00:00:37,740 < あなたは想像できるだろうか。 想いを寄せた相手に 2 00:00:37,740 --> 00:00:41,577 指一本 触れることすらできない という人生を…。 3 00:00:41,577 --> 00:00:44,414 触ったものの命を奪ってしまう。 4 00:00:44,414 --> 00:00:47,750 それが 魔女が彼にかけた呪いだった。 5 00:00:47,750 --> 00:00:51,921 植物 動物 無論 人間も例外ではない。 6 00:00:51,921 --> 00:00:55,591 生きながらにして 人の温もりとは 無縁になった彼に 7 00:00:55,591 --> 00:00:58,094 彼の母は こうもらした> 8 00:00:58,094 --> 00:01:00,430 (母)まるで死神みたいな子ね。 9 00:01:00,430 --> 00:01:02,430 < と…> 10 00:01:05,435 --> 00:01:09,939 (アリス)坊ちゃん 今日のお召し物も 大変お似合いですね。 11 00:01:09,939 --> 00:01:13,609 (坊ちゃん)はぁ~ 毎日褒めてくれる君が大好き。 12 00:01:13,609 --> 00:01:17,447 アリスは毎日 そのメイド服で 飽きないのかい? 13 00:01:17,447 --> 00:01:19,449 新しいのを支給しようか? 14 00:01:19,449 --> 00:01:22,785 (アリス)いえ 毎日変えていますよ。 えっ? 15 00:01:22,785 --> 00:01:25,788 紐だったり レースだったり フリルだったり。 16 00:01:25,788 --> 00:01:29,459 ご覧になります? 下着の話じゃなくて…。 17 00:01:29,459 --> 00:01:31,559 って もう見せてるよ! 18 00:03:01,720 --> 00:03:05,724 (ヴィオラ)やっほ~! お兄様~。 19 00:03:05,724 --> 00:03:11,229 超絶かわいいヴィオラちゃんが 遊びに来てあげたぞっ! 20 00:03:11,229 --> 00:03:14,733 (ヴィオラ)…ロロロロブ なん あのっ ここ こんちゃ~! 21 00:03:14,733 --> 00:03:17,569 (ロブ)お久しぶりです ヴィオラお嬢様。 22 00:03:17,569 --> 00:03:21,072 あの えっと…。 相変わらず すごい緊張だ。 23 00:03:21,072 --> 00:03:24,342 ただいま 紅茶をお持ちいたしますので。 24 00:03:24,342 --> 00:03:29,014 あああ… ありがとう 何なら 雨水とかでいいからお構いなく! 25 00:03:29,014 --> 00:03:33,185 ああ 今日も超かっこいい… 大好きロブ。 26 00:03:33,185 --> 00:03:36,354 枯れ専。 黙って。 27 00:03:36,354 --> 00:03:41,026 別に枯れ専じゃないし 好きに なった人が ご高齢なだけだし。 28 00:03:41,026 --> 00:03:44,362 それを世の人は 枯れ専と言うんじゃないか? 29 00:03:44,362 --> 00:03:49,034 いいの 同年代の男の子なんて 子どもすぎて相手になんないもん。 30 00:03:49,034 --> 00:03:52,370 でも ロブは使用人だし… うわぁ~!? 31 00:03:52,370 --> 00:03:56,208 アンタが言うなっ! (アリス)どうかされましたか? 32 00:03:56,208 --> 00:03:58,376 あぁ スイーツ~! 33 00:03:58,376 --> 00:04:01,876 ロブさんから 紅茶も預かってまいりましたよ。 34 00:04:04,382 --> 00:04:06,551 はむ んん…。 35 00:04:06,551 --> 00:04:09,554 ん~ おいし~! 36 00:04:09,554 --> 00:04:13,391 《ヴィオラ:そういえば アリスって どういう子なんだろ。 37 00:04:13,391 --> 00:04:17,229 ちょっと確かめてみようかな》 38 00:04:17,229 --> 00:04:20,232 (ヴィオラ)アリスの作るお菓子は 好きだけどさ 39 00:04:20,232 --> 00:04:23,501 メイドとして な~んか惜しいんだよね。 40 00:04:23,501 --> 00:04:25,503 ん~ ん~。 41 00:04:25,503 --> 00:04:27,672 ほう~ ほう~。 42 00:04:27,672 --> 00:04:30,175 ん~。 43 00:04:30,175 --> 00:04:33,345 ズバリ 圧倒的に愛嬌が足りない! 44 00:04:33,345 --> 00:04:37,682 まぁまぁ美人で おっぱいも 大きいかもしんないけど…。 45 00:04:37,682 --> 00:04:40,018 ちょっと触ってみていい? 46 00:04:40,018 --> 00:04:42,020 どうぞ。 47 00:04:42,020 --> 00:04:44,022 ブフッ。 (ヴィオラ)おぉ~! 48 00:04:44,022 --> 00:04:48,193 《メッチャやわっこかった… って そうじゃなくて!》 49 00:04:48,193 --> 00:04:51,196 人としての魅力が 1つ欠けてんの。 50 00:04:51,196 --> 00:04:55,867 いい? あたしが愛嬌とは何たるか 教えてあげる ヴィオラ式でね。 51 00:04:55,867 --> 00:04:58,167 《坊ちゃん:何やってるんだ… 羨ましい》 52 00:05:01,373 --> 00:05:03,541 ヴィオラ式 愛嬌講座! 53 00:05:03,541 --> 00:05:06,711 かわいい笑顔のつくり方 その1~。 54 00:05:06,711 --> 00:05:09,881 お兄様は壁と同化したまま 動かないで。 55 00:05:09,881 --> 00:05:13,718 はいはい…。 愛嬌と言えば笑顔。 56 00:05:13,718 --> 00:05:17,889 早い話 ぶりっこになればいいんだよ。 57 00:05:17,889 --> 00:05:21,826 女受けは最悪だけど 愛嬌の塊だよ。 58 00:05:21,826 --> 00:05:24,162 どう? アリスにできる? 59 00:05:24,162 --> 00:05:26,331 《どういう反応するんだろ? 60 00:05:26,331 --> 00:05:29,501 クールな子って こういうの嫌がりそうだけど》 61 00:05:29,501 --> 00:05:33,171 大変かわいらしいです ヴィオラお嬢様。 62 00:05:33,171 --> 00:05:35,674 ぜひ 私にもご教示ください。 63 00:05:35,674 --> 00:05:40,345 すっごく素直~ しかたないなぁ。 《我が妹ながらチョロすぎる》 64 00:05:40,345 --> 00:05:43,515 (ヴィオラ)アヒル口! 小首をかしげる! 65 00:05:43,515 --> 00:05:46,518 手で輪郭を隠す 上目遣いに見る! 66 00:05:46,518 --> 00:05:48,853 あっ アヒル口 忘れてる! 67 00:05:48,853 --> 00:05:51,022 (坊ちゃん)いったい いつまで続くんだ…。 68 00:05:51,022 --> 00:05:54,025 (ヴィオラ)お兄様 もうこっち向いてもいいよ~。 69 00:05:54,025 --> 00:05:56,027 んっ。 どうでしょう? 70 00:05:56,027 --> 00:06:00,031 キュンときた! 何もかも 貢ぎたくなる かわいさだ! 71 00:06:00,031 --> 00:06:03,368 ヴィオラお嬢様の指導のおかげです。 72 00:06:03,368 --> 00:06:06,371 まっ 私のレベルには程遠いけどね。 73 00:06:06,371 --> 00:06:09,874 ちゃんと愛嬌出てますか? 坊ちゃん。 74 00:06:09,874 --> 00:06:14,045 なんで僕の前だけ エロアレンジを入れてくるんだ…。 75 00:06:14,045 --> 00:06:17,048 失礼します ヴィオラお嬢様。 うっ!? 76 00:06:17,048 --> 00:06:19,884 執事たちが そろそろ帰る時間だと。 77 00:06:19,884 --> 00:06:24,489 え~。 《今回もロブと話せてない…》 78 00:06:24,489 --> 00:06:28,660 ほら ヴィオラ ちゃんとロブに 挨拶したら? ヴィオラ式でさ。 79 00:06:28,660 --> 00:06:30,995 う うん それもそうだね。 80 00:06:30,995 --> 00:06:33,832 本場の愛嬌ってやつを見せたげる。 81 00:06:33,832 --> 00:06:37,669 《ヴィオラ:好きな人の前では 100パーセントの笑顔で》 82 00:06:37,669 --> 00:06:40,672 ((ロブ また会いに来るね)) 83 00:06:40,672 --> 00:06:45,343 ロブ また会いに… くりゅう~。 84 00:06:45,343 --> 00:06:48,943 んっ? 《理想と現実は違うようだ…》 85 00:06:53,184 --> 00:06:57,355 ヴィオラお嬢様 次は いつ いらっしゃいますかね。 86 00:06:57,355 --> 00:07:00,024 さあ? 87 00:07:00,024 --> 00:07:03,361 《ヴィオラのこと 気に入ったのかな?》 88 00:07:03,361 --> 00:07:05,361 (鼻歌) 89 00:07:08,867 --> 00:07:11,536 (鼻歌) 90 00:07:11,536 --> 00:07:13,538 やっほ~ お兄様!? 91 00:07:13,538 --> 00:07:16,541 おや ヴィオラお嬢様ではありませんか。 92 00:07:16,541 --> 00:07:20,545 ろっ ロロロロブ…。 ようこそ いらっしゃいました。 93 00:07:20,545 --> 00:07:24,149 (ロブ)坊ちゃんでしたら 調理室にいらっしゃいます。 94 00:07:24,149 --> 00:07:26,818 (ヴィオラ)う うん。 《別にお兄様に 95 00:07:26,818 --> 00:07:28,820 会いに来たわけじゃないんだけど。 96 00:07:28,820 --> 00:07:31,489 はぁ ロブ 今日も超いけてる》 97 00:07:31,489 --> 00:07:34,659 (アリス)ブイヨンの味見を していただくだけです。 98 00:07:34,659 --> 00:07:37,495 (坊ちゃん)そう言って のぞくつもりでしょ。 99 00:07:37,495 --> 00:07:40,498 じゃあ 口の中 のぞかないって約束して。 100 00:07:40,498 --> 00:07:43,168 ガン見されるの 結構 恥ずかしいから。 101 00:07:43,168 --> 00:07:45,168 はい では…。 102 00:07:47,505 --> 00:07:49,841 何してんの? ヴィ ヴィオラ! 103 00:07:49,841 --> 00:07:51,843 こ これにはワケがあってね 104 00:07:51,843 --> 00:07:55,513 匂いにつられて魔女が また来るかと思って… ねぇ アリス? 105 00:07:55,513 --> 00:07:59,184 はい シチューとパンを用意しようかと いま準備を。 106 00:07:59,184 --> 00:08:01,186 ふ~ん 魔女ね~。 107 00:08:01,186 --> 00:08:03,354 《まぁそんなの どうでもいいけど。 108 00:08:03,354 --> 00:08:08,526 これって ロブに 女の子らしさをアピるチャンスかも!》 109 00:08:08,526 --> 00:08:11,029 料理 あたしにも手伝わせて! 110 00:08:11,029 --> 00:08:13,198 もちろんです お嬢様。 111 00:08:13,198 --> 00:08:15,198 ずいぶん仲よくなったな。 112 00:08:17,202 --> 00:08:20,371 きつくはないですか? うん 大丈夫。 113 00:08:20,371 --> 00:08:23,475 エヘヘ こんなの着けたの初めて。 114 00:08:23,475 --> 00:08:26,478 かわいらしいですよ。 ヘヘヘ~。 115 00:08:26,478 --> 00:08:30,648 じゃあ パン生地を形にして もらおうかな ロブと2人で。 116 00:08:30,648 --> 00:08:34,152 んっ? 《ヴィオラ がんばりな》 117 00:08:34,152 --> 00:08:36,152 きもっ。 うっ! 118 00:08:39,157 --> 00:08:41,659 さて。 119 00:08:41,659 --> 00:08:45,663 《やっと ロブとゆっくり お話できる機会ができた。 120 00:08:45,663 --> 00:08:47,963 メッチャ緊張する~!》 121 00:08:54,339 --> 00:08:58,176 《あ~ん あんな楽しそうに パン丸めて かわいい。 122 00:08:58,176 --> 00:09:03,348 来世は パンになろう》 さて どんな形にしましょうかね? 123 00:09:03,348 --> 00:09:07,519 えっとぉ パンなんて作ったこと ないから わかんないや。 124 00:09:07,519 --> 00:09:10,021 ロブが決めて。 125 00:09:10,021 --> 00:09:15,026 《女の子に頼られて嫌な男は いないはず! これがヴィオラ式》 126 00:09:15,026 --> 00:09:17,529 ふん…。 127 00:09:17,529 --> 00:09:20,729 では こういうのは いかがでしょう? 128 00:09:22,800 --> 00:09:26,137 《ファンシ~!》 かわいらしいでしょう。 129 00:09:26,137 --> 00:09:29,307 《かわいい… あなたが》 130 00:09:29,307 --> 00:09:33,978 (ロブ)お嬢様も お好きな形で 作ってみてください。 131 00:09:33,978 --> 00:09:38,316 何だか 2人で料理を作ってると 132 00:09:38,316 --> 00:09:40,818 新婚さんっぽいね。 はっ! 133 00:09:40,818 --> 00:09:43,988 坊ちゃん? あ いや 何でもない! 134 00:09:43,988 --> 00:09:48,993 (ロブ)いえいえ ヴィオラお嬢様は 私の妻にしては若すぎます。 135 00:09:48,993 --> 00:09:51,329 《妻ぁ~っ!》 136 00:09:51,329 --> 00:09:56,167 執事でなかったら お嬢様くらいの 孫は いたかもしれませんね。 137 00:09:56,167 --> 00:09:59,671 《孫っ!》 パン もう作らないんですか? 138 00:09:59,671 --> 00:10:03,371 《パンっ!》 あ ああ… パンか。 139 00:10:05,843 --> 00:10:07,843 ひっ!? 140 00:10:13,184 --> 00:10:15,853 お兄様が羨ましい。 141 00:10:15,853 --> 00:10:21,025 ロブとアリスが そばにいて 楽しくやってるみたいで。 142 00:10:21,025 --> 00:10:23,361 呪いのことはあったけど 143 00:10:23,361 --> 00:10:27,699 お兄様の心の支えになってくれる 人たちがいてよかった。 144 00:10:27,699 --> 00:10:33,538 でも… ウカウカしてたら弟に 家長の座を取られちゃうよって 145 00:10:33,538 --> 00:10:35,707 あのバカに伝えといて。 146 00:10:35,707 --> 00:10:39,043 ありがとうござます お嬢様。 んっ? 147 00:10:39,043 --> 00:10:41,879 お嬢様は何だかんだ言いながら 148 00:10:41,879 --> 00:10:45,883 坊ちゃんのことを気にかけて くださっているのですね。 149 00:10:45,883 --> 00:10:50,722 えっ…。 あっ パン かわいくできてるね~。 150 00:10:50,722 --> 00:10:53,224 きっも 話しかけないで マジで! 151 00:10:53,224 --> 00:10:55,226 えっ ご ごめん…。 152 00:10:55,226 --> 00:10:57,226 うぅ…。 153 00:11:03,067 --> 00:11:06,738 《ロブと もっと一緒にいたかった…》 154 00:11:06,738 --> 00:11:08,906 (ロブ)ヴィオラお嬢様。 155 00:11:08,906 --> 00:11:10,908 ロブ!? 156 00:11:10,908 --> 00:11:12,910 えええ えと…。 157 00:11:12,910 --> 00:11:16,414 これをお持ちください 今 焼けたばかりです。 158 00:11:16,414 --> 00:11:21,519 あっ…。 またいつでもいらしてくださいね。 159 00:11:21,519 --> 00:11:23,919 う うん ありがとう。 160 00:11:35,033 --> 00:11:37,933 あ~ん ん~。 161 00:11:53,384 --> 00:11:56,888 坊ちゃん 見てますか~? 162 00:11:56,888 --> 00:12:00,558 (坊ちゃん)うん 見てるよ~。 もっとご覧になります? 163 00:12:00,558 --> 00:12:02,558 いや どこを!? 164 00:12:09,067 --> 00:12:11,903 かわいい…。 ≪マジかわいいな。 165 00:12:11,903 --> 00:12:16,407 えっ…。 166 00:12:16,407 --> 00:12:19,410 (ザイン)なぁ ここらへんで 迷子見なかった? 167 00:12:19,410 --> 00:12:21,679 えっ? 168 00:12:21,679 --> 00:12:24,348 さっき転んで頭を打ったせいかな。 169 00:12:24,348 --> 00:12:26,684 カラスの声が聞こえるなんて…。 170 00:12:26,684 --> 00:12:30,188 なぁ お前から 魔法の力を感じたんだけど 171 00:12:30,188 --> 00:12:32,857 同族じゃないのかよ。 えっ!? 172 00:12:32,857 --> 00:12:36,027 あ いや 僕 呪われてるから そのせいかも…。 173 00:12:36,027 --> 00:12:38,362 (ザイン)なんだ ただの人間か。 174 00:12:38,362 --> 00:12:40,865 じゃあ 君は… 魔法使い? 175 00:12:40,865 --> 00:12:42,867 (ザイン)そうだ。 176 00:12:42,867 --> 00:12:47,872 もしかして 君が探してる迷子って 赤い髪の女の子だったり? 177 00:12:47,872 --> 00:12:51,542 ああ 真面目な顔して 何も考えてない女。 178 00:12:51,542 --> 00:12:55,046 あ~ カフの幼なじみは君か…。 179 00:12:55,046 --> 00:12:58,049 えっ アイツ 俺のことまで話したの? 180 00:12:58,049 --> 00:13:02,386 珍しいな アイツは俺以外 全然信用しないタチなんだけど。 181 00:13:02,386 --> 00:13:04,722 で どこ行ったか知んない? 182 00:13:04,722 --> 00:13:07,725 (坊ちゃん)さぁ… いきなり出てったっきり 183 00:13:07,725 --> 00:13:10,925 僕も会ってないから。 (ザイン)そうか。 184 00:13:13,231 --> 00:13:16,567 あの… さっきから アリスのこと見すぎじゃない? 185 00:13:16,567 --> 00:13:18,569 ヘヘッ バレたか。 186 00:13:18,569 --> 00:13:22,173 (アリス)坊ちゃん 湖で驚くものを拾いましたよ。 187 00:13:22,173 --> 00:13:25,843 僕も驚く人に会ったよ カフの幼なじみで…。 188 00:13:25,843 --> 00:13:29,847 うわっ! 俺 魔法使いのザインって言います。 189 00:13:29,847 --> 00:13:32,850 よろしく アリスちゃん。 初めまして。 190 00:13:32,850 --> 00:13:35,186 《あからさまに態度が違う》 191 00:13:35,186 --> 00:13:37,688 アリスちゃんさぁ メッチャかわいいねぇ。 192 00:13:37,688 --> 00:13:41,359 なっ! 顔も声も すげぇいいわ おっ!? 193 00:13:41,359 --> 00:13:44,195 (坊ちゃん)近い近い! さっきから何なんだ。 194 00:13:44,195 --> 00:13:46,531 うちのアリスに 色目を使わないでくれ! 195 00:13:46,531 --> 00:13:50,868 俺 女の子大好きだし 色目使うなと言うほうが無理だ。 196 00:13:50,868 --> 00:13:55,039 女の子 大好きだから。 (坊ちゃん)2回も言わんでいい! 197 00:13:55,039 --> 00:13:58,042 女の子って 好きな人のために 198 00:13:58,042 --> 00:14:00,378 化粧したり おしゃれしたりするじゃん? 199 00:14:00,378 --> 00:14:03,714 はっ? 俺は その姿勢が愛らしくて 200 00:14:03,714 --> 00:14:07,051 好きなんだ。 でも その話 カフにするとな。 201 00:14:07,051 --> 00:14:09,720 ((カフ:男にこびて何になるんだ?)) 202 00:14:09,720 --> 00:14:11,722 アイツには ガッカリだよ! 203 00:14:11,722 --> 00:14:14,392 《何か強いこだわりが あるみたいだ…》 204 00:14:14,392 --> 00:14:17,895 あとは…。 205 00:14:17,895 --> 00:14:20,231 女の子のおっぱいが好きだな。 206 00:14:20,231 --> 00:14:24,001 そっちが本性でしょ! はっ? おっぱい最高だろ? 207 00:14:24,001 --> 00:14:26,003 なんでお前は硬派 気取ってんの? 208 00:14:26,003 --> 00:14:29,340 気取ってない! それに僕は どちらかというと 209 00:14:29,340 --> 00:14:31,342 太もものほうが好きだし。 210 00:14:31,342 --> 00:14:36,180 メモらない! しっかし どこ行ったんだ カフのヤツ。 211 00:14:36,180 --> 00:14:39,183 そういうの 魔法で見つけたりできないの? 212 00:14:39,183 --> 00:14:42,019 無理無理 そんな万能じゃないし。 213 00:14:42,019 --> 00:14:44,689 でも早いとこ合流しないと まずいなぁ。 214 00:14:44,689 --> 00:14:49,861 アイツは一人じゃ何もできないから 俺が守ってやらないと…。 215 00:14:49,861 --> 00:14:53,865 んっ あっ ダメです そんなに動いたら…。 216 00:14:53,865 --> 00:14:55,867 あっ! 217 00:14:55,867 --> 00:14:57,869 (ザイン)カフ!? カフ? 218 00:14:57,869 --> 00:15:00,538 湖に落ちていらっしゃいました。 219 00:15:00,538 --> 00:15:04,208 体が冷えていたので 人肌で温めようと。 220 00:15:04,208 --> 00:15:07,708 入れる場所考えて!? そして君は あまり見ないで。 221 00:15:12,717 --> 00:15:16,053 初めて人の胸で挟まれた…。 222 00:15:16,053 --> 00:15:19,223 ザインじゃないか ずいぶん探したぞ。 223 00:15:19,223 --> 00:15:21,993 こっちのセリフだよ! 死んだかと思ってたわ。 224 00:15:21,993 --> 00:15:24,328 だいたい はぐれたら そこにいろって あれほど! 225 00:15:24,328 --> 00:15:27,331 そんなん忘れた。 別にいいだろ 生きてたんだし。 226 00:15:27,331 --> 00:15:30,835 お前さぁ…。 無事に会えて よかったですね。 227 00:15:30,835 --> 00:15:34,839 うん。 で アンタら ここで何してんだ? 228 00:15:34,839 --> 00:15:37,842 (坊ちゃん)ああ スケートだよ。 スケート? 229 00:15:37,842 --> 00:15:40,442 へぇ~ ぎゃっ! (殴る音) 230 00:15:48,019 --> 00:15:50,688 (カフ)だから 動くな ザイン。 231 00:15:50,688 --> 00:15:53,357 人間は こんなものの 何が楽しいんだ…。 232 00:15:53,357 --> 00:15:56,360 じゃ やめればいいんじゃね? やめてたまるか! 233 00:15:56,360 --> 00:15:58,362 もう意地になってんじゃん。 234 00:15:58,362 --> 00:16:01,198 カフもさ アリスちゃんを見習ったら? 235 00:16:01,198 --> 00:16:04,201 見ろ あの おしとやかな たたずまい。 236 00:16:04,201 --> 00:16:08,039 あのよさが お前にわかるか? わからんだろうなぁ。 237 00:16:08,039 --> 00:16:10,875 真反対の生き物だもん。 238 00:16:10,875 --> 00:16:12,877 ぎゃっ! 熱っ! 239 00:16:12,877 --> 00:16:15,880 がっ。 240 00:16:15,880 --> 00:16:18,382 (カフ)天然の氷で 冷やせてよかったな。 241 00:16:18,382 --> 00:16:22,320 (ザイン)テメェしばくぞ! 《スキンシップできるっていいなぁ。 242 00:16:22,320 --> 00:16:25,990 あの人たちは行き過ぎてるけど》 (アリス)坊ちゃん。 243 00:16:25,990 --> 00:16:29,493 そろそろ 支えなしで滑れそうですか? 244 00:16:29,493 --> 00:16:33,998 私の胸に ドーンと飛び込むイメージで。 できるかっ! 245 00:16:33,998 --> 00:16:37,501 でも 岸から ここまで 来れたじゃないですか。 246 00:16:37,501 --> 00:16:41,005 スケートは勢いですよ。 247 00:16:41,005 --> 00:16:43,674 何だか行ける気がしてきたぞ。 248 00:16:43,674 --> 00:16:47,178 岸まで滑ってみようかな? まぁ ステキです。 249 00:16:47,178 --> 00:16:50,014 よ~し… 行くよ! 250 00:16:50,014 --> 00:16:52,683 あっ! あっ 坊ちゃん? 251 00:16:52,683 --> 00:16:55,019 アハハ やっぱり転んだ。 252 00:16:55,019 --> 00:16:59,023 でも ちょっと滑れるように なってた これは楽しいな。 253 00:16:59,023 --> 00:17:01,692 そう言っていただけて うれしいです。 254 00:17:01,692 --> 00:17:05,863 うん ありがとう 君のおかげだよ 近いけど。 255 00:17:05,863 --> 00:17:08,699 《素直になれるっていいなぁ。 256 00:17:08,699 --> 00:17:11,535 アイツらは行き過ぎてるけど…》 257 00:17:11,535 --> 00:17:14,872 (背後からの音) 258 00:17:14,872 --> 00:17:17,208 (ザイン)な… 何だよ? 259 00:17:17,208 --> 00:17:19,508 そのまま歩け。 はっ? 260 00:17:24,648 --> 00:17:28,486 (カフ)おお~ これなら楽チンだ~ スケート楽しい! 261 00:17:28,486 --> 00:17:31,155 (ザイン)これもう スケートじゃなくね? 262 00:17:31,155 --> 00:17:35,826 アリスも来い。 はい さあ 坊ちゃんも。 263 00:17:35,826 --> 00:17:48,672 ♪~ 264 00:17:48,672 --> 00:17:51,472 あっ… 雪。 265 00:17:59,183 --> 00:18:02,353 (坊ちゃん)今日は ありがとう 会えてよかったよ。 266 00:18:02,353 --> 00:18:04,855 (ザイン)ああ こっちこそ世話になった。 267 00:18:04,855 --> 00:18:08,526 それで ザインと話し合ったんだが。 268 00:18:08,526 --> 00:18:12,029 次の赤い月の夜 アンタをサバト 269 00:18:12,029 --> 00:18:16,200 魔女の集会へ連れて行こうと思う。 えっ…。 270 00:18:16,200 --> 00:18:18,869 (ザイン)俺たちは 魔女について話せないから 271 00:18:18,869 --> 00:18:21,305 サバトに出て 自分で探ればいい。 272 00:18:21,305 --> 00:18:23,405 何かあったら助けてやるよ。 273 00:18:25,643 --> 00:18:29,146 まっ… それって 魔女の中に飛び込んで 274 00:18:29,146 --> 00:18:33,651 呪いをかけた魔女を 見つけ出せってこと? 275 00:18:33,651 --> 00:18:37,488 そういうことだ 月が赤くなったら迎えにくる。 276 00:18:37,488 --> 00:18:39,688 心の準備をしておけ。 277 00:18:44,995 --> 00:18:47,498 本気なのか…。 278 00:18:47,498 --> 00:18:49,834 私も ご一緒していいですか? 279 00:18:49,834 --> 00:18:52,002 えっ? いや でも…。 280 00:18:52,002 --> 00:18:56,006 確認したいことがあるので お願いします。 281 00:18:56,006 --> 00:19:00,010 君 かわいく言えば 僕が ほだされると思ってるでしょ。 282 00:19:00,010 --> 00:19:03,210 坊ちゃん。 ここで ヴィオラ式 使う? 283 00:19:09,019 --> 00:19:12,690 (アリス)はい ただいま。 284 00:19:12,690 --> 00:19:16,861 ごきげんよう アリス… って なんで裸なの!? 285 00:19:16,861 --> 00:19:19,029 ヴィオラお嬢様? 286 00:19:19,029 --> 00:19:22,800 (ヴィオラ)ホントは ロブの部屋に泊めて もらおうと思ったんだけど 287 00:19:22,800 --> 00:19:25,136 お兄様がダメだって…。 288 00:19:25,136 --> 00:19:28,305 というわけで ここに泊めてもらうことにしたの。 289 00:19:28,305 --> 00:19:32,309 そうでしたか。 それにしても 狭い部屋だねぇ。 290 00:19:32,309 --> 00:19:34,478 あれ? 291 00:19:34,478 --> 00:19:37,148 何で枯れた花なんて飾ってるの? 292 00:19:37,148 --> 00:19:40,317 私の宝物なんです。 293 00:19:40,317 --> 00:19:43,654 ふ~ん アリスって変わってんね。 294 00:19:43,654 --> 00:19:45,823 でも そういうところが 結構好きだよ。 295 00:19:45,823 --> 00:19:48,923 ありがとうございます。 ふっ ふっ。 296 00:19:50,995 --> 00:19:54,832 エヘヘ ぬく~い なんか女子会って感じだね。 297 00:19:54,832 --> 00:19:56,834 女子会? そうだよ。 298 00:19:56,834 --> 00:19:59,670 女の子同士でしか 話せないことを話すの。 299 00:19:59,670 --> 00:20:04,508 例えば アリスは気づいてないと 思うんだけどさ。 300 00:20:04,508 --> 00:20:08,512 実は あたし ロブのことが好きなんだよね…。 301 00:20:08,512 --> 00:20:13,017 あ あ~ 知らなかったです…。 302 00:20:13,017 --> 00:20:16,520 しぃ~! 内緒ね 絶対内緒~。 303 00:20:16,520 --> 00:20:19,190 ロブさんは紳士的ですものね。 304 00:20:19,190 --> 00:20:22,359 ヴィオラお嬢様に お似合いの方だと思います。 305 00:20:22,359 --> 00:20:26,197 わかる~? さっすがアリス~ はい これが女子会。 306 00:20:26,197 --> 00:20:30,868 これが女子会…。 307 00:20:30,868 --> 00:20:33,704 アリスは 好きな人いるの? 308 00:20:33,704 --> 00:20:35,706 いますよ。 えっ! 309 00:20:35,706 --> 00:20:38,375 王子様みたいな人です。 310 00:20:38,375 --> 00:20:40,878 王子様? 《あ~ やっぱり 311 00:20:40,878 --> 00:20:43,881 お兄様 片思いなんだ かわいそ~》 312 00:20:43,881 --> 00:20:48,719 私を救い出してくれた 私の生きがいです。 313 00:20:48,719 --> 00:20:52,890 ねぇアリス その人にモテたかったら いつでも相談して。 314 00:20:52,890 --> 00:20:54,892 ヴィオラ式でコーチしてあげるから。 315 00:20:54,892 --> 00:20:57,492 (アリス)心強いです ヴィオラ様。 316 00:21:01,398 --> 00:21:04,902 あたし ずっとお姉様が欲しかったの。 317 00:21:04,902 --> 00:21:08,739 小さいころからお母様は 兄たちにばかり つきっきりで 318 00:21:08,739 --> 00:21:13,410 今も習い事 頑張ってるけど 見向きも されないまま…。 319 00:21:13,410 --> 00:21:17,510 こうして ずっと誰かに甘えたかった…。 320 00:21:21,518 --> 00:21:25,022 フフ 寝顔が坊ちゃんに ソックリ。 321 00:21:25,022 --> 00:21:28,525 (坊ちゃん)アリス~! ここに ヴィオラを…。 322 00:21:28,525 --> 00:21:31,862 今 お眠りになったところなので。 323 00:21:31,862 --> 00:21:34,531 くぅ また羨ましいことを…。 324 00:21:34,531 --> 00:21:36,700 坊ちゃん 朝起きたら 325 00:21:36,700 --> 00:21:39,536 ヴィオラ様を めいっぱい 褒めてあげてくださいね。 326 00:21:39,536 --> 00:21:41,538 えっ なんで? 327 00:21:41,538 --> 00:21:43,874 甘やかしてあげたいんです。 328 00:21:43,874 --> 00:21:45,874 あ うん…。 329 00:23:19,737 --> 00:23:23,674 (ヴィオラ)アリス 昨日は 泊めてくれてありがとう~。 330 00:23:23,674 --> 00:23:27,010 んで なんで お兄様が ここにいるの? 331 00:23:27,010 --> 00:23:31,014 いや その… ヴィ ヴィオラは 髪がきれいで いいね。 332 00:23:31,014 --> 00:23:33,016 僕は天パだから… ハハ。 333 00:23:33,016 --> 00:23:35,519 はぁ? なに急に褒めてんの? 334 00:23:35,519 --> 00:23:38,689 まぁ たとえ お兄様の髪がサラツヤでも 335 00:23:38,689 --> 00:23:42,693 モテないことに変わりはないけどね。 せっかく褒めたのに…。 336 00:23:42,693 --> 00:23:46,530 お兄様 来世では 王子様っぽくなれるといいね。 337 00:23:46,530 --> 00:23:49,199 その話は いけません ヴィオラ様。 338 00:23:49,199 --> 00:23:52,202 (ヴィオラ)え~ いいじゃん どうせ わかんないよ。 339 00:23:52,202 --> 00:23:55,539 えっ 何の話? (ヴィオラ)女子会の話。 340 00:23:55,539 --> 00:23:57,541 お兄様には関係ないよ。 341 00:23:57,541 --> 00:24:00,043 (坊ちゃん)じゃあ 次は 僕も参加させてよ。 342 00:24:00,043 --> 00:24:03,380 (ヴィオラ)だ~め! えぇ 別にいいでしょ? 343 00:24:03,380 --> 00:24:05,680 ねっ アリス? (アリス)ダメです。