1 00:00:05,690 --> 00:00:08,690 瞬! どうして…? 2 00:00:10,700 --> 00:00:12,700 瞬… 3 00:00:15,700 --> 00:00:17,700 大丈夫ですか? あ… 4 00:00:21,680 --> 00:00:24,710 合流できて よかったです 5 00:00:24,710 --> 00:00:27,680 乾さんはどうされました? 6 00:00:27,680 --> 00:00:31,700 私… 瞬に… 覚はどうしたの? 7 00:00:31,700 --> 00:00:33,710 近くの洞窟におられます 8 00:00:33,710 --> 00:00:35,690 ケガをされているので 9 00:00:35,690 --> 00:00:38,690 私が お二人を 捜しに行くところだったのですが 10 00:00:38,690 --> 00:00:40,680 ケガ? 大したことはありません 11 00:00:40,680 --> 00:00:42,710 どうして ケガをしたの? 12 00:00:42,710 --> 00:00:44,700 悪鬼に追われた時に 13 00:00:44,700 --> 00:00:48,700 砕け散った岩の破片が 当たったのです 14 00:00:49,670 --> 00:00:53,670 だいぶ まばらになってきました 急ぎましょう 15 00:01:17,770 --> 00:01:20,660 早季! 無事で良かった! 心配してたんだ! 16 00:01:20,660 --> 00:01:22,660 乾さんは? 17 00:01:24,680 --> 00:01:26,650 亡くなったわ あ… 18 00:01:26,650 --> 00:01:29,650 ゴカイの化け物に襲われたの 19 00:01:29,650 --> 00:01:32,690 乾さん 一人だったら 身を守ることはできた 20 00:01:32,690 --> 00:01:36,640 でも 私を守ろうとして… 21 00:01:36,640 --> 00:01:41,660 早季 乾さんの犠牲は 無駄にはしないよ 22 00:01:41,660 --> 00:01:46,670 うん… 見つけたの これも 乾さんのおかげだわ 23 00:01:46,670 --> 00:01:48,670 見つけたって まさか… 24 00:01:49,670 --> 00:01:51,670 これよ 25 00:01:51,670 --> 00:01:55,660 気をつけてね うっかり割ったら 一巻の終わりだから 26 00:01:55,660 --> 00:01:58,660 使うときは相手の足元に たたきつければいいみたい 27 00:01:58,660 --> 00:02:00,660 分かった 28 00:02:01,670 --> 00:02:04,670 だめよ ケガしているのに… 私が持ってるわ 29 00:02:04,670 --> 00:02:08,690 俺だって こいつをたたきつける くらいのことならできるよ 30 00:02:08,690 --> 00:02:10,670 それなら私だって 31 00:02:10,670 --> 00:02:12,640 じゃあ 交替で持つことにしよう 32 00:02:12,640 --> 00:02:14,690 まず 最初は俺だ 33 00:02:14,690 --> 00:02:17,660 同じ場所へ とどまっているのは危険です 34 00:02:17,660 --> 00:02:19,670 そろそろ移動しましょう 35 00:02:19,670 --> 00:02:22,670 これからどうするの? 当初の目的である 36 00:02:22,670 --> 00:02:24,650 サイコバスターの入手は 果たせました 37 00:02:24,650 --> 00:02:28,680 いったん 引き揚げるのも 一案だとは思います 38 00:02:28,680 --> 00:02:33,650 しかし 逆に 今は 千載一遇の好機かもしれません 39 00:02:33,650 --> 00:02:36,680 我々の戦略目標である悪鬼が 40 00:02:36,680 --> 00:02:40,680 少々の護衛しかつけずに すぐ そばにいるのです 41 00:02:43,670 --> 00:02:45,640 有利な点は まだあります 42 00:02:45,640 --> 00:02:49,660 敵は あくまで 我々を狩るつもりでしょうが 43 00:02:49,660 --> 00:02:51,680 狩りに夢中になっている者ほど 44 00:02:51,680 --> 00:02:56,650 自分が獲物になることに 寸前まで気付かないものです 45 00:02:56,650 --> 00:02:58,670 しかも やつらは 46 00:02:58,670 --> 00:03:01,680 我々がサイコバスターを 入手したことを知りません 47 00:03:01,680 --> 00:03:04,680 この機を逃す手は ないでしょう 48 00:03:09,680 --> 00:03:11,670 すごく嫌な臭い 49 00:03:11,670 --> 00:03:14,670 コウモリのふんです 50 00:03:15,660 --> 00:03:17,690 やつらは お二方の臭跡には 51 00:03:17,690 --> 00:03:19,680 目の色を変えて 追って来るんですが 52 00:03:19,680 --> 00:03:24,650 私の方は なぜか全く 食指が動かないようなのです 53 00:03:24,650 --> 00:03:26,700 どうして? 54 00:03:26,700 --> 00:03:29,670 ま もともと あまり興味がないんでしょうな 55 00:03:29,670 --> 00:03:34,670 私など放っておいても 大した脅威にならないと 56 00:03:34,670 --> 00:03:37,680 高をくくっているのかも しれませんね 57 00:03:37,680 --> 00:03:40,680 奇狼丸は 敵に大打撃を与えたからね 58 00:03:40,680 --> 00:03:42,680 むしろ 敬遠したいかも 59 00:03:42,680 --> 00:03:44,670 敵を7匹は倒したしね 60 00:03:44,670 --> 00:03:46,670 そんなに? 61 00:03:49,670 --> 00:03:52,680 これは まずい 雨が降り始めたようです 62 00:03:52,680 --> 00:03:57,680 急ぎましょう 短期決戦にするしかなさそうです 63 00:04:10,680 --> 00:04:14,660 この先 1kmほど続いて 地上に出ますが 64 00:04:14,660 --> 00:04:19,670 都合のいいことに途中 ほとんど 分岐点のない 一本道なんです 65 00:04:19,670 --> 00:04:21,690 どうして都合がいいんだ? 66 00:04:21,690 --> 00:04:24,660 逃げ道が 一方向しかないってことだろう? 67 00:04:24,660 --> 00:04:27,660 追手は背後の 一方向から来るだけですから 68 00:04:27,660 --> 00:04:30,660 距離をとりやすいでしょう 69 00:04:30,660 --> 00:04:33,650 穴は途中で複雑に 左右に曲がっていますから 70 00:04:33,650 --> 00:04:36,650 完全に追いつかれない限り 71 00:04:36,650 --> 00:04:38,670 悪鬼の視界に入ることも ありません 72 00:04:38,670 --> 00:04:41,680 途中 数本の脇道がありますが 73 00:04:41,680 --> 00:04:44,690 道なりに進めば 迷うことはありません 74 00:04:44,690 --> 00:04:48,670 本当に ここが最適なのかな? 75 00:04:48,670 --> 00:04:53,700 我々の目的において これ以上の場所はありません 76 00:04:53,700 --> 00:04:56,670 最大の利点は この風です 77 00:04:56,670 --> 00:05:00,660 背後の悪鬼は風下ってわけか… そうだな 78 00:05:00,660 --> 00:05:05,670 悪い兆候ですな 予想以上の豪雨になりそうです 79 00:05:05,670 --> 00:05:11,670 当初の計画では 十分に機能するか 心もとなくなってきました 80 00:05:12,690 --> 00:05:15,690 では 誘導に行ってまいります 81 00:05:15,690 --> 00:05:17,690 どうぞ ご無事で 82 00:05:21,660 --> 00:05:25,690 足元は思ったより良かったな 大丈夫? 覚えた? 83 00:05:25,690 --> 00:05:28,690 私が迷うのは 分かれ道があるときだけ 84 00:05:28,690 --> 00:05:31,670 ここは 一本道だもん 85 00:05:31,670 --> 00:05:34,680 それ… 私が持ってた方が いいんじゃない? 86 00:05:34,680 --> 00:05:36,660 覚は両手をケガしてるし… 87 00:05:36,660 --> 00:05:39,670 このくらい どうってことないよ 88 00:05:39,670 --> 00:05:42,670 それに投てきは 俺の方が得意だったじゃないか 89 00:05:42,670 --> 00:05:44,670 でも… 早季が転んで 90 00:05:44,670 --> 00:05:47,670 これを割っちゃったら 最悪だからな 91 00:05:48,690 --> 00:05:51,660 本当に できるのかしら? 92 00:05:51,660 --> 00:05:55,680 私たち 1人の人間を 殺そうとしてるのよ 93 00:05:55,680 --> 00:05:58,690 よせって… そんなこと考えるな 94 00:05:58,690 --> 00:06:02,710 俺らはただ 悪鬼の前に これをたたきつけるだけなんだ 95 00:06:02,710 --> 00:06:05,710 それで悪鬼が すぐに死ぬわけじゃないし 96 00:06:05,710 --> 00:06:09,660 ごめん 変なこと言って… 97 00:06:09,660 --> 00:06:12,700 いいよ ただ使命を果たすだけなんだ 98 00:06:12,700 --> 00:06:15,700 今は それ以外のことは 頭から締め出そう 99 00:06:15,700 --> 00:06:19,690 うん でもね 真理亜と守の子どもは 100 00:06:19,690 --> 00:06:21,670 本当に悪鬼なのかな? 101 00:06:21,670 --> 00:06:23,680 また その話か? 102 00:06:23,680 --> 00:06:25,680 町の人たちを虐殺したんだぞ 103 00:06:25,680 --> 00:06:27,660 悪鬼以外になんだっていうんだよ 104 00:06:27,660 --> 00:06:30,670 分かってる 私も見たよ 105 00:06:30,670 --> 00:06:33,670 悪鬼を止めてから ゆっくり考えればいいよ 106 00:06:35,670 --> 00:06:38,710 私は どうしても… 107 00:06:38,710 --> 00:06:40,690 いいかげんにしてくれ! 108 00:06:40,690 --> 00:06:42,700 今さら どうして俺を 惑わせるようなことを言うんだ 109 00:06:42,700 --> 00:06:44,680 ごめん! でも聞いて! 110 00:06:44,680 --> 00:06:47,680 もしかしたら あのコは 自分が何者だか 111 00:06:47,680 --> 00:06:50,690 分かってないだけじゃないかって 気がしてしょうがないのよ 112 00:06:50,690 --> 00:06:53,670 だから? どっちにしても 止めるしかないだろ? 113 00:06:53,670 --> 00:06:55,690 そうしなきゃ 町は全滅だ 114 00:06:55,690 --> 00:06:59,710 分かってるわよ! 分かってる でも 真理亜の子どもなのよ 115 00:06:59,710 --> 00:07:01,680 一度でいいからチャンスを… 116 00:07:01,680 --> 00:07:04,680 チャンス? 何を言ってるのか 分かってんのか? 117 00:07:04,680 --> 00:07:08,680 もし あのコに 気付かせることさえできたら! 118 00:07:16,700 --> 00:07:18,700 あ これ… しっ! 119 00:07:24,670 --> 00:07:27,670 狩りが 始まった 120 00:07:29,710 --> 00:07:31,710 奇狼丸だ! 121 00:07:33,670 --> 00:07:35,670 どういうことなの? 122 00:07:35,670 --> 00:07:37,660 臭跡は水に流れてしまいます 123 00:07:37,660 --> 00:07:39,640 敵には今がチャンスと思わせ 124 00:07:39,640 --> 00:07:43,650 考える間もなく 跡を追わせなくてはいけません 125 00:07:43,650 --> 00:07:46,650 そのためには もっと強力な まき餌… 126 00:07:46,650 --> 00:07:49,650 いや はっきりとした おとりが 必要になります 127 00:07:49,650 --> 00:07:52,650 ちょっと待って おとりっていうのは… 128 00:07:52,650 --> 00:07:54,660 お二人には少なくとも 一瞬は 129 00:07:54,660 --> 00:07:58,660 敵に姿を見せていただかなくては いけません 130 00:07:58,660 --> 00:08:00,630 すぐさま 穴の中に逃げ込めば 131 00:08:00,630 --> 00:08:03,630 悪鬼は 我を忘れて追ってくるでしょう 132 00:08:03,630 --> 00:08:05,670 何 言ってるんだよ 133 00:08:05,670 --> 00:08:07,650 悪鬼と 鬼ごっこしろっていうのか? 134 00:08:07,650 --> 00:08:10,660 向こうの視界に捉えられたら それで終わりなんだぞ 135 00:08:10,660 --> 00:08:12,660 無理よ とてもできない 136 00:08:12,660 --> 00:08:14,680 できない? どういうことですか? 137 00:08:14,680 --> 00:08:17,680 だって そんな… 138 00:08:18,660 --> 00:08:21,630 ここに来るまでに いったい どれほどの犠牲が 139 00:08:21,630 --> 00:08:24,640 積み重ねられたと 思っているんですか? 140 00:08:26,650 --> 00:08:30,640 全ては悪鬼を倒すことができる ただ 一瞬のためです 141 00:08:30,640 --> 00:08:34,660 全員 それを信じて 自らの命をなげうってまで 142 00:08:34,660 --> 00:08:38,650 お二人に希望を 託したのではないですか? 143 00:08:38,650 --> 00:08:40,650 分かってる 君の言うとおりだ 144 00:08:40,650 --> 00:08:43,660 たった 一つの目的のために 145 00:08:43,660 --> 00:08:46,660 命を捨てるつもりで ここへ来たのに… 146 00:08:46,660 --> 00:08:50,650 私には お二人に 強制することはできません 147 00:08:50,650 --> 00:08:54,630 それどころか あなた方の げきりんに触れた瞬間 148 00:08:54,630 --> 00:08:56,650 虫けらのように ひねり潰されてしまう 149 00:08:56,650 --> 00:08:58,650 存在でしかない 150 00:08:58,650 --> 00:09:03,650 お決めになるのは あくまでも あなた方ご自身です 151 00:09:10,670 --> 00:09:12,670 来るぞ! 152 00:09:56,660 --> 00:09:59,650 早季 早季! 大丈夫だ! 153 00:09:59,650 --> 00:10:01,650 ゆっくり来ているみたいだ 154 00:10:12,640 --> 00:10:15,650 おかしいぞ 瞬なの? 155 00:10:15,650 --> 00:10:17,650 おかしい 変だと思わないか? 156 00:10:17,650 --> 00:10:19,670 変? 変って何が? 157 00:10:19,670 --> 00:10:21,670 聞こえるだろう 158 00:10:24,640 --> 00:10:26,660 危ない これは わなだ 159 00:10:26,660 --> 00:10:28,660 どうして? 160 00:10:28,660 --> 00:10:31,660 気付かないのか? さっきから 悪鬼は追ってきていない 161 00:10:33,650 --> 00:10:35,680 早季? 162 00:10:35,680 --> 00:10:38,690 覚 これは わなよ 何 言ってるんだ 163 00:10:38,690 --> 00:10:41,660 悪鬼は追いかけて来ないわ どうしてだと思う? 164 00:10:41,660 --> 00:10:45,680 知るか! こんなことしてたら すぐに追いつかれるぞ! 165 00:10:56,650 --> 00:10:59,660 このまま戻ろう 戻るって どっちに? 166 00:10:59,660 --> 00:11:01,680 最初に走ってきた方 167 00:11:01,680 --> 00:11:03,640 悪鬼がいるんだぞ? 168 00:11:03,640 --> 00:11:05,660 いないじゃない えっ… 169 00:11:05,660 --> 00:11:08,670 分からない? 今のは わなだったのよ 170 00:11:08,670 --> 00:11:11,650 野狐丸は 私たちが逃げる方向を読んで 171 00:11:11,650 --> 00:11:13,670 崩落をしかけたんだわ 172 00:11:13,670 --> 00:11:16,670 奇狼丸もグルだったのかな? 173 00:11:16,670 --> 00:11:18,640 それは分からないけど… 174 00:11:18,640 --> 00:11:20,660 とにかく あっちに行くのは自殺行為よ 175 00:11:20,660 --> 00:11:23,660 敵は私たちを 待ち伏せしてるんだから 176 00:11:28,670 --> 00:11:30,660 最初から だまされていたんだ! 177 00:11:30,660 --> 00:11:32,690 逃げよう 178 00:11:52,680 --> 00:11:54,650 どうしたの? 179 00:11:54,650 --> 00:11:57,650 早季の提案 やってみる うん… 180 00:12:10,680 --> 00:12:14,700 もし あのコに 気付かせることさえできたら… 181 00:12:14,700 --> 00:12:17,690 あのコは バケネズミに育てられたから 182 00:12:17,690 --> 00:12:20,670 自分をバケネズミだと思ってる 183 00:12:20,670 --> 00:12:23,660 鏡を見たら どうなると思う? 鏡? 184 00:12:23,660 --> 00:12:28,680 私 バケネズミのコロニーで 鏡を見たことないの 185 00:12:28,680 --> 00:12:30,650 自分がバケネズミだと 思っていたコが 186 00:12:30,650 --> 00:12:34,670 自らの姿が 敵である 人間そのものだと知ったら… 187 00:12:40,680 --> 00:12:43,680 よく見て あなたは人間なの 188 00:12:43,680 --> 00:12:46,680 真理亜と守の かけがえのない 189 00:12:54,660 --> 00:12:58,660 ギャ~! 190 00:12:59,690 --> 00:13:01,680 危ない! 逃げろ! 191 00:13:09,650 --> 00:13:11,650 覚! 192 00:13:19,680 --> 00:13:22,680 早季 逃げろ えっ? 193 00:13:22,680 --> 00:13:24,690 これで終わりにする 194 00:13:24,690 --> 00:13:26,670 だめ… やめて! 195 00:13:26,670 --> 00:13:28,670 受け取れ! 196 00:13:30,660 --> 00:13:33,660 これで全てが終わる 197 00:13:33,660 --> 00:13:36,700 私たちの使命は ようやく完了した 198 00:13:36,700 --> 00:13:39,670 私たちが どうなるにせよ 199 00:13:39,670 --> 00:13:42,670 悪鬼は滅びるだろう 200 00:13:44,670 --> 00:13:48,660 そして 神栖66町は救われ 201 00:13:48,660 --> 00:13:51,660 再び 平和と秩序が訪れる 202 00:13:57,690 --> 00:14:00,690 違う この距離では悪鬼だけでなく 203 00:14:00,690 --> 00:14:04,680 覚まで サイコバスターに感染してしまう 204 00:14:04,680 --> 00:14:08,680 私は これまで 愛する人を次々と失ってきた 205 00:14:08,680 --> 00:14:13,680 姉 瞬 そして 真理亜と守まで… 206 00:14:13,680 --> 00:14:17,670 この上 覚まで失ったら 私は 独りぼっちになってしまう 207 00:14:17,670 --> 00:14:22,680 私たちの 一班は 私 一人しか残らないではないか 208 00:14:22,680 --> 00:14:27,680 そんなことが 本当に 神の望んだ結末だというのか? 209 00:14:29,700 --> 00:14:31,700 嫌だ! 210 00:14:33,670 --> 00:14:35,710 ウ ギャ~… 211 00:14:35,710 --> 00:14:37,690 逃げよう! 早季 212 00:14:37,690 --> 00:14:39,690 いいから早く! 213 00:14:48,700 --> 00:14:50,710 奇狼丸! 214 00:14:50,710 --> 00:14:52,710 あちらへ 215 00:14:53,670 --> 00:14:56,680 まだ追ってこないようですな 216 00:14:56,680 --> 00:14:58,680 先に手当てを するのかもしれません 217 00:14:58,680 --> 00:15:00,670 これから どこへ行くの? 218 00:15:00,670 --> 00:15:04,690 分かりません とりあえず 悪鬼から隔たることが先決です 219 00:15:04,690 --> 00:15:07,690 ごめんなさい 私のせいでサイコバスターは… 220 00:15:07,690 --> 00:15:10,690 悠長に後悔している暇は ありません 221 00:15:10,690 --> 00:15:12,660 前方にも注意してください 222 00:15:12,660 --> 00:15:14,710 野狐丸が 伏兵を置いているかもしれません 223 00:15:31,700 --> 00:15:33,660 悪鬼の臭いです 224 00:15:33,660 --> 00:15:36,660 ようやく 追いついてきたようですな 225 00:15:37,690 --> 00:15:40,690 どうやら 我々がここにいることは 分かっているようです 226 00:15:40,690 --> 00:15:42,670 もう だめだ 227 00:15:42,670 --> 00:15:46,690 身動きもとれず 切り札だった サイコバスターも失った 228 00:15:46,690 --> 00:15:48,690 これまでだ… 229 00:15:49,700 --> 00:15:52,680 そうと決めつけるのは 早いかもしれません 230 00:15:52,680 --> 00:15:54,700 何か いい考えでもあるの? 231 00:15:54,700 --> 00:15:56,690 いや ここに至っては 232 00:15:56,690 --> 00:15:59,710 確かに手の打ちようがないように 見えます 233 00:15:59,710 --> 00:16:03,690 しかし 野狐丸の方も 一気に決着をつけることは 234 00:16:03,690 --> 00:16:05,680 できずにいるようです 235 00:16:05,680 --> 00:16:09,700 こちらには まだ最後の手段があります 236 00:16:09,700 --> 00:16:12,670 敵と 一緒に 生き埋めになるのを覚悟して 237 00:16:12,670 --> 00:16:16,690 呪力で洞窟を 破壊してしまうことです 238 00:16:16,690 --> 00:16:18,680 野狐丸は それが怖くて 239 00:16:18,680 --> 00:16:20,680 私たちを 追いつめられないでいるの? 240 00:16:20,680 --> 00:16:24,680 決め手が見つからないという 状況かもしれません 241 00:16:25,700 --> 00:16:27,700 話し合いをしましょう 242 00:16:27,700 --> 00:16:33,710 私は 塩屋虻コロニーの総司令官 野狐丸です 243 00:16:33,710 --> 00:16:37,700 これ以上 無益な殺し合いは やめにしませんか? 244 00:16:37,700 --> 00:16:41,680 何をほざいてるんだ アイツは… どうか私の声に答えてください 245 00:16:41,680 --> 00:16:43,700 人間とバケネズミは 246 00:16:43,700 --> 00:16:47,720 種こそ違えど 知性を持った存在です 247 00:16:47,720 --> 00:16:50,710 いかなる利害の相違が あったとしても 248 00:16:50,710 --> 00:16:54,680 全て話し合いによって 解決できるはずです 249 00:16:54,680 --> 00:16:57,680 そのための第一歩としては まず お互いに会話を… 250 00:16:57,680 --> 00:16:59,720 答えてはいけません 251 00:16:59,720 --> 00:17:02,720 こちらの返事で 位置を確認するつもりです 252 00:17:11,680 --> 00:17:14,720 覚 ごめんなさい 253 00:17:14,720 --> 00:17:16,700 私 バカだった 254 00:17:16,700 --> 00:17:19,700 覚も感染してしまうと 思ったから… 255 00:17:19,700 --> 00:17:21,710 いいって 分かってる 256 00:17:21,710 --> 00:17:26,710 私 悪鬼と刺し違えるチャンスを ドブに捨ててしまった 257 00:17:26,710 --> 00:17:29,680 そのことを後悔しながら 死んでいくのね 258 00:17:29,680 --> 00:17:32,720 我々の社会には 259 00:17:32,720 --> 00:17:35,720 「繰り言は 墓穴に入ってから ウジに聞かせろ」という 260 00:17:35,720 --> 00:17:37,710 ことわざがあります 261 00:17:37,710 --> 00:17:40,690 皆さんは諦めが早すぎる 262 00:17:40,690 --> 00:17:45,680 我々の種族は 心臓が鼓動を止める まさに その瞬間まで 263 00:17:45,680 --> 00:17:48,680 逆転する方策を探し求めます 264 00:17:48,680 --> 00:17:52,700 それが無駄な努力に 終わったところで 265 00:17:52,700 --> 00:17:54,700 失うものはありません 266 00:17:56,720 --> 00:17:58,690 1つ聞いておきたいことがあるの 267 00:17:58,690 --> 00:18:00,680 何なりと 268 00:18:00,680 --> 00:18:03,710 昔 東京に来たのは何のためなの? 269 00:18:03,710 --> 00:18:06,680 今さら ごまかす必要もないでしょう 270 00:18:06,680 --> 00:18:11,720 古代文明の遺物である 大量破壊兵器を入手するためです 271 00:18:11,720 --> 00:18:16,690 人類にとって代わり 我々の覇権を打ち立てることも 272 00:18:16,690 --> 00:18:18,680 不可能ではなくなります 273 00:18:18,680 --> 00:18:21,680 君たちとは良好な関係を 築いていたじゃないか 274 00:18:21,680 --> 00:18:24,690 良好な関係とは何でしょう? 275 00:18:24,690 --> 00:18:29,720 我々は人類に対し 忠誠を誓い 役務を提供することで 276 00:18:29,720 --> 00:18:32,690 ようやく生存を許される立場です 277 00:18:32,690 --> 00:18:36,680 しかし それも いつ風向きが 変わるか分かりません 278 00:18:36,680 --> 00:18:39,680 不可解な理由で コロニーが抹殺されるのも 279 00:18:39,680 --> 00:18:42,720 珍しくはありません 280 00:18:42,720 --> 00:18:46,710 人類を滅ぼす気だったの? 281 00:18:46,710 --> 00:18:49,710 勝つ見込みがあれば そうしたかもしれません 282 00:18:49,710 --> 00:18:54,680 しかし ここでは 何も発見できませんでした 283 00:18:54,680 --> 00:18:58,700 我々は いたずらに 人類を敵視しているわけでも 284 00:18:58,700 --> 00:19:01,710 征服欲に とりつかれている わけでもないのです 285 00:19:01,710 --> 00:19:06,680 願いは コロニーの存続と繁栄なのです 286 00:19:06,680 --> 00:19:08,700 面白い 287 00:19:08,700 --> 00:19:11,700 奇狼丸だよ 切り札になるかもしれない 288 00:19:12,680 --> 00:19:16,680 あれは悪鬼じゃない そのことを考えれば… 289 00:19:17,720 --> 00:19:21,710 分かってるだろう 君に見せたはず 290 00:19:21,710 --> 00:19:26,730 地上で 僕の姿… どうなったか 291 00:19:26,730 --> 00:19:28,700 早季 どうしたんだ? あのね… 292 00:19:28,700 --> 00:19:30,680 来ます 293 00:19:30,680 --> 00:19:32,680 悪鬼が 294 00:19:37,710 --> 00:19:40,710 あと もう2m~3m… 295 00:19:49,700 --> 00:19:51,700 通り過ぎました 296 00:19:53,720 --> 00:19:55,710 野狐丸たちと合流するんでしょう 297 00:19:55,710 --> 00:19:59,730 どうなってるんだ なんで見逃したんだろ? 298 00:19:59,730 --> 00:20:01,720 我々が野狐丸側に向かって 299 00:20:01,720 --> 00:20:04,700 特攻をかけるのを 恐れたのかもしれません 300 00:20:04,700 --> 00:20:07,710 お二人のうち 1人が生き残れば 301 00:20:07,710 --> 00:20:10,710 やつらを皆殺しにできますから 302 00:20:10,710 --> 00:20:12,730 しかし 合流によって 303 00:20:12,730 --> 00:20:15,710 我々には 退路ができたことになります 304 00:20:15,710 --> 00:20:18,680 逃げろという誘いなのか それとも… 305 00:20:18,680 --> 00:20:22,700 わなでも逃げるべきだ 今を逃したらチャンスはない 306 00:20:22,700 --> 00:20:24,690 待って! あれは悪鬼じゃない 307 00:20:24,690 --> 00:20:26,720 早季 308 00:20:26,720 --> 00:20:28,710 私たちの目は節穴だった 309 00:20:28,710 --> 00:20:31,710 今まで絶好の機会は 何度も訪れていたのに 310 00:20:31,710 --> 00:20:35,700 ただ 手をこまねいて 見送ってきたんだわ 311 00:20:35,700 --> 00:20:37,720 どういうことですか? 312 00:20:37,720 --> 00:20:40,700 だけど まだチャンスは あるかもしれない 313 00:20:40,700 --> 00:20:45,690 さっきより難しくなったけど… いや でも うまく逆手にとって… 314 00:20:45,690 --> 00:20:49,710 早季 頼むから 分かるように言ってくれ 315 00:20:49,710 --> 00:20:51,700 あったの 316 00:20:51,700 --> 00:20:54,700 倒せる方法が