1 00:00:01,130 --> 00:00:03,130 アイツだよ 2 00:00:16,130 --> 00:00:18,130 うっ… 3 00:00:19,130 --> 00:00:21,120 どうしよう 4 00:00:21,120 --> 00:00:24,120 どうして攻撃してこないの? それに… 5 00:00:24,120 --> 00:00:26,120 声のトーンを変えるな 6 00:00:26,120 --> 00:00:28,140 たぶん 俺たちに みんなのところまで 7 00:00:28,140 --> 00:00:30,110 案内させるつもりなんだ 8 00:00:30,110 --> 00:00:32,130 運河に出れば… 9 00:00:32,130 --> 00:00:34,130 いや 無理だ 10 00:00:34,130 --> 00:00:37,130 こちらが速度を上げた途端 攻撃してくるだろう 11 00:00:37,130 --> 00:00:40,130 まさか もうダメってこと? 12 00:00:41,120 --> 00:00:44,120 ちょっと待って 今 考える 13 00:00:49,140 --> 00:00:53,130 こんなことになるなんて 思ってもみなかった 14 00:00:53,130 --> 00:00:57,120 今だって 今夜 起こったことが 信じられないの 15 00:00:57,120 --> 00:00:59,120 大勢の人が亡くなったわ 16 00:00:59,120 --> 00:01:02,120 誰も助けられなかった 17 00:01:02,120 --> 00:01:04,140 それだけじゃない 18 00:01:04,140 --> 00:01:06,110 私は岡野さんたちを見捨てて… 19 00:01:06,110 --> 00:01:10,130 ううん 見殺しにしたのよ 20 00:01:10,130 --> 00:01:12,150 どうして こんなことになったの? 21 00:01:12,150 --> 00:01:15,150 一体 何が悪かったというの? 22 00:01:15,150 --> 00:01:19,140 こんなところで死にたくない 何も分からないままで 23 00:01:19,140 --> 00:01:22,140 人生が終わりになるなんて 絶対に嫌よ 24 00:01:22,140 --> 00:01:24,150 はっ… 25 00:01:24,150 --> 00:01:27,150 落ち着いて 同じトーンで 26 00:01:29,150 --> 00:01:32,150 教育委員会なんて大嫌いよ 27 00:01:32,150 --> 00:01:35,160 私たちを簡単に殺そうとした 28 00:01:35,160 --> 00:01:37,140 不浄猫を使って 29 00:01:37,140 --> 00:01:40,150 だけど 今なら分かるわ 30 00:01:40,150 --> 00:01:43,150 あの人たちは ただ おびえていたんだって 31 00:01:43,150 --> 00:01:46,140 今晩みたいな恐ろしい出来事が 起こるのを 32 00:01:46,140 --> 00:01:49,140 防がなきゃいけないって ただ そう思ってたんだわ 33 00:01:49,140 --> 00:01:52,140 だからといって 私たちや真理亜にしたことを 34 00:01:52,140 --> 00:01:54,140 許す気には なれないけど… 35 00:01:55,140 --> 00:01:59,130 真理亜が死んだなんて信じない 信じたくない 36 00:01:59,130 --> 00:02:04,130 それに私たちの大切な仲間だった 顔のない少年 37 00:02:05,140 --> 00:02:07,140 私は彼が好きだった 38 00:02:08,140 --> 00:02:11,140 彼の名前も思い出せないまま 死ぬのは嫌なの 39 00:02:13,150 --> 00:02:16,150 俺も同じ気持ちだよ 早季 40 00:02:16,150 --> 00:02:18,150 記憶を奪われたせいで 41 00:02:18,150 --> 00:02:21,120 彼への気持ちに ふんぎりがつかない 42 00:02:21,120 --> 00:02:23,140 覚… 43 00:02:23,140 --> 00:02:25,140 だから ここでは 死ねない 44 00:02:43,170 --> 00:02:47,190 なんとかして 気づかれないように 舟から降りられれば 45 00:02:47,190 --> 00:02:49,160 こんなのは どうかしら? 46 00:02:49,160 --> 00:02:52,160 これが 後ろの舟として 47 00:02:53,180 --> 00:02:57,150 よし 運河に入ったら すぐに仕掛けるよ 48 00:02:57,150 --> 00:02:59,150 うん 49 00:03:07,160 --> 00:03:09,180 そっちが私たちの舟 50 00:03:09,180 --> 00:03:11,150 2そうの間に鏡を作る 51 00:03:11,150 --> 00:03:15,150 舟の形は違うけど 今の距離と暗がりで 52 00:03:15,150 --> 00:03:17,190 見分けは つかないと思う 53 00:03:17,190 --> 00:03:20,190 ダメだ 風景が動く方向が逆になるよ 54 00:03:21,180 --> 00:03:24,180 今ぐらいのスピードなら 気がつかないんじゃない? 55 00:03:24,180 --> 00:03:26,180 なるほど 56 00:03:26,180 --> 00:03:29,150 鏡の陰で お互いを岸に運んだら 鏡を消す 57 00:03:29,150 --> 00:03:31,170 やってみよう 58 00:03:31,170 --> 00:03:35,170 終わったら なるべく遠くへ 舟を突き放した方がいいな 59 00:03:36,140 --> 00:03:38,190 準備は いい? 60 00:03:38,190 --> 00:03:40,190 ええ 61 00:03:57,180 --> 00:03:59,180 うっ… 62 00:04:11,190 --> 00:04:13,190 はあ… 63 00:04:18,180 --> 00:04:20,180 うっ… 64 00:04:23,190 --> 00:04:25,190 あっ… 65 00:04:34,160 --> 00:04:36,160 うっ… 66 00:04:38,190 --> 00:04:42,190 はあ はあ… 67 00:04:53,200 --> 00:04:56,200 ああ… はっ… 68 00:04:58,170 --> 00:05:00,170 あっ… 69 00:05:08,200 --> 00:05:10,170 うっ! 70 00:05:10,170 --> 00:05:12,190 大丈夫? 71 00:05:12,190 --> 00:05:14,190 うん… 72 00:05:15,190 --> 00:05:18,190 やっぱり痛む? 73 00:05:19,180 --> 00:05:23,180 裾が引っかかっただけだから 大丈夫 74 00:05:29,170 --> 00:05:31,170 あっ… 75 00:05:31,170 --> 00:05:35,190 やっぱり水路だけじゃなく 他の交通手段も 76 00:05:35,190 --> 00:05:37,180 確保すべきだと思わない? 早季ちゃん 77 00:05:37,180 --> 00:05:41,160 ああ… はあ… 78 00:05:41,160 --> 00:05:44,170 図書館の方にも この電力を… 79 00:05:44,170 --> 00:05:46,170 なんとかならないかしら 早季 80 00:05:46,170 --> 00:05:49,170 伝声管以外の伝達手段ですか 81 00:05:49,170 --> 00:05:52,180 渡辺早季さん どう思いますか? 82 00:05:52,180 --> 00:05:55,180 ほら 手を洗ってきなさい 早季 83 00:05:55,180 --> 00:05:57,180 渡辺さん 早季? 84 00:05:57,180 --> 00:05:59,200 早季 早季ちゃん? 85 00:05:59,200 --> 00:06:04,200 早季… 86 00:06:07,170 --> 00:06:09,170 あっ… 87 00:06:11,160 --> 00:06:14,160 早季は私が守ってあげるから 88 00:06:36,190 --> 00:06:39,190 少し休んで 動きやすい服を借りていこう 89 00:06:43,180 --> 00:06:46,180 休める所があってよかった 90 00:06:47,160 --> 00:06:50,160 そうだね… 91 00:07:03,200 --> 00:07:05,200 使えそう? 92 00:07:05,200 --> 00:07:07,180 車輪が少し傷んでるけど 93 00:07:07,180 --> 00:07:09,180 あっ… 94 00:07:12,190 --> 00:07:15,190 まだ戦闘が続いているんだ 95 00:07:16,180 --> 00:07:19,180 余計な憶測をしても しかたない 96 00:07:19,180 --> 00:07:21,200 早くみんなと合流しよう 97 00:07:21,200 --> 00:07:23,200 うん 98 00:07:27,190 --> 00:07:31,190 ねえ やっぱり 森を行った方が よかったんじゃない? 99 00:07:31,190 --> 00:07:33,160 これじゃ丸見えよ 100 00:07:33,160 --> 00:07:35,210 ダメだ 手遅れになるかもしれない 101 00:07:35,210 --> 00:07:39,170 とにかく今は アイツにさえ 出くわさなければ なんとかなる 102 00:07:39,170 --> 00:07:41,170 ああっ! 103 00:07:47,170 --> 00:07:49,170 何? 104 00:07:52,180 --> 00:07:54,180 何だ? 105 00:08:01,190 --> 00:08:03,190 あれ… 106 00:08:03,190 --> 00:08:05,190 動いた 107 00:08:16,190 --> 00:08:18,190 動いた! 108 00:08:26,180 --> 00:08:28,180 毒じゃないよね? 109 00:08:28,180 --> 00:08:30,180 違うと思う 110 00:08:32,200 --> 00:08:34,190 これ 黒い粉だわ 111 00:08:34,190 --> 00:08:36,190 うん… 112 00:08:52,190 --> 00:08:55,190 いる あの木の下辺り 113 00:08:56,210 --> 00:08:58,210 うん 114 00:09:14,180 --> 00:09:16,200 あっ… 115 00:09:16,200 --> 00:09:18,200 こいつもミュータントだ 116 00:09:18,200 --> 00:09:21,200 そんな! バケネズミなの? 117 00:09:30,210 --> 00:09:32,210 うっ… 118 00:09:37,200 --> 00:09:41,200 こいつ 水路を黒く染めて どうするつもりだ? 119 00:09:46,190 --> 00:09:48,180 違う… 覚! 120 00:09:48,180 --> 00:09:50,210 こいつの目的は水路じゃない 121 00:09:50,210 --> 00:09:53,180 さっきの爆発 逃げて! 122 00:09:53,180 --> 00:09:55,180 ああっ! 123 00:09:56,220 --> 00:09:58,220 あっ! 124 00:10:09,200 --> 00:10:11,200 覚! 125 00:10:18,200 --> 00:10:20,220 うっ… 126 00:10:20,220 --> 00:10:22,220 う う… 127 00:10:24,240 --> 00:10:26,240 う… 128 00:10:27,210 --> 00:10:29,210 あ… 129 00:11:07,230 --> 00:11:10,230 私は生きなければならない 130 00:11:18,240 --> 00:11:20,240 うっ… 131 00:11:33,200 --> 00:11:37,230 う う… 132 00:11:37,230 --> 00:11:41,230 うっ… う… 133 00:11:42,250 --> 00:11:44,250 う… 134 00:11:48,200 --> 00:11:52,200 う う… 135 00:11:53,220 --> 00:11:56,230 爆発の規模からすれば 136 00:11:56,230 --> 00:11:59,210 あの怪物も死んだのは明白である 137 00:11:59,210 --> 00:12:01,210 ほとんど自爆に等しい 138 00:12:02,220 --> 00:12:05,250 かつて見た 風船犬は 文字通り 139 00:12:05,250 --> 00:12:08,220 命を賭して 土蜘蛛の竜穴を守っていたが 140 00:12:08,220 --> 00:12:11,260 粉じんを吐く怪物は 最初から敵 141 00:12:11,260 --> 00:12:15,210 つまり 人間と刺し違えるために 誕生させられた 142 00:12:15,210 --> 00:12:18,210 攻撃的兵器なのだろう 143 00:12:19,230 --> 00:12:21,220 バケネズミの兵士たちも 全て 144 00:12:21,220 --> 00:12:25,220 生き物というより 将棋の駒と同じだった 145 00:12:26,260 --> 00:12:28,230 犠牲をいとわず というより 146 00:12:28,230 --> 00:12:32,230 はなから捨て駒にするような 攻撃を仕掛けてきている 147 00:12:33,250 --> 00:12:37,240 まさか こんな事態が起こるとは 想像したこともなかった 148 00:12:37,240 --> 00:12:41,220 私たちは呪力という 絶対的な強みを信じるあまり 149 00:12:41,220 --> 00:12:45,210 バケネズミを 甘く見すぎていたのかもしれない 150 00:12:45,210 --> 00:12:47,230 それにしても 一体 何が 151 00:12:47,230 --> 00:12:50,230 バケネズミを そこまでさせるのだろうか? 152 00:12:51,250 --> 00:12:53,220 あ… 153 00:12:53,220 --> 00:12:55,220 ああ… 154 00:12:56,250 --> 00:13:01,250 はあ はあ… 155 00:13:05,260 --> 00:13:07,230 うっ! 156 00:13:07,230 --> 00:13:12,230 はあ はあ… 157 00:13:16,240 --> 00:13:18,240 ううっ! 158 00:13:18,240 --> 00:13:21,240 う う… 159 00:13:25,230 --> 00:13:27,220 ああっ! 160 00:13:27,220 --> 00:13:29,220 う う… 161 00:13:30,260 --> 00:13:32,260 あっ あれ? 162 00:13:33,220 --> 00:13:35,220 やめて! 私 人間よ! 163 00:13:39,210 --> 00:13:42,250 ごめんなさい バケネズミだと… 164 00:13:42,250 --> 00:13:44,250 気をつけなきゃ… 165 00:13:45,250 --> 00:13:48,220 私が死んだら あなたも愧死するのよ 166 00:13:48,220 --> 00:13:50,220 愧死? 167 00:13:51,240 --> 00:13:55,250 鏑木肆星さんが 守ってくれたんです 168 00:13:55,250 --> 00:13:57,220 でも たくさん死にました 169 00:13:57,220 --> 00:14:01,240 お父さんとお母さんも どこにいるのか分からなくて 170 00:14:01,240 --> 00:14:03,240 ずっと探してるんだけど 171 00:14:05,260 --> 00:14:08,230 彼は子供ながら 志願して戦いに参加し 172 00:14:08,230 --> 00:14:11,230 その 一部始終を目撃していた 173 00:14:12,210 --> 00:14:16,230 バケネズミたちが挑んできたのは 徹底したゲリラ戦だった 174 00:14:16,230 --> 00:14:19,240 それが大きな戦果をあげたのは 175 00:14:19,240 --> 00:14:23,220 野狐丸が兵士を ただの消耗品としか考えない 176 00:14:23,220 --> 00:14:26,260 非情な戦術を 組み立てたことに加え 177 00:14:26,260 --> 00:14:29,260 人間側に全く戦う準備が 178 00:14:29,260 --> 00:14:32,270 整っていなかったことが 原因だった 179 00:14:32,270 --> 00:14:36,250 非常時に備え 一応の訓練は受けてきたものの 180 00:14:36,250 --> 00:14:39,260 いきなり 実戦に放り込まれた人間たちは 181 00:14:39,260 --> 00:14:41,260 バケネズミの思うがままに 翻弄され 182 00:14:41,260 --> 00:14:44,260 犠牲となっていった 183 00:14:44,260 --> 00:14:46,250 思わぬ展開に驚いて 184 00:14:46,250 --> 00:14:50,240 急きょ 複数の組が連携するようにした 185 00:14:50,240 --> 00:14:54,240 だが それは ますます野狐丸の 術中に はまる結果となった 186 00:14:55,240 --> 00:14:57,240 うっ… 187 00:15:00,260 --> 00:15:03,250 お うわ~! 188 00:15:03,250 --> 00:15:05,230 ああ! あ… 189 00:15:05,230 --> 00:15:08,240 ヒトモドキと 間違えられた人だけじゃなくて 190 00:15:08,240 --> 00:15:10,240 間違えて攻撃した方の人も… 191 00:15:10,240 --> 00:15:12,240 それが愧死よ 192 00:15:14,240 --> 00:15:16,240 未明ごろになると 193 00:15:16,240 --> 00:15:19,250 バケネズミも ひととおり 一掃されたように見えた 194 00:15:19,250 --> 00:15:22,250 一晩中 続いた 断続的な攻撃も やみ 195 00:15:22,250 --> 00:15:25,250 犠牲者も出なくなった 196 00:15:25,250 --> 00:15:30,260 しかし それは こちらに 一睡も させないためのものだったようだ 197 00:15:30,260 --> 00:15:34,250 多くの人たちが ひと安心して ウトウトし始めたとき 198 00:15:34,250 --> 00:15:38,270 あの怪物が満を持して登場した 199 00:15:38,270 --> 00:15:41,270 深夜のうちに水路を通って 町に侵入し 200 00:15:41,270 --> 00:15:43,270 待機していたらしい 201 00:15:56,270 --> 00:15:59,270 それで水路の水を抜いたの? 202 00:15:59,270 --> 00:16:02,270 偉い人たちが 全部 抜くように指示したんです 203 00:16:02,270 --> 00:16:08,250 運河と水路は神栖66町に 網目のように張り巡らされている 204 00:16:08,250 --> 00:16:12,270 その全てを監視することが 困難であることを思えば 205 00:16:12,270 --> 00:16:15,240 当然の策かもしれない 206 00:16:15,240 --> 00:16:20,280 しかし これさえも 計算の上と疑いたくなる 207 00:16:20,280 --> 00:16:23,240 大勢の人々が 移動手段を失うことを 208 00:16:23,240 --> 00:16:26,250 見越していたのかもしれない 209 00:16:26,250 --> 00:16:30,240 他に何か もっと恐ろしいこと 聞かなかった? 210 00:16:30,240 --> 00:16:32,270 もっと って? 211 00:16:32,270 --> 00:16:35,270 ううん 変なこと聞いてごめんね 212 00:16:35,270 --> 00:16:37,260 人間たちは 終始 213 00:16:37,260 --> 00:16:41,260 野狐丸の手のひらで 踊らされていた 214 00:16:53,270 --> 00:16:55,260 お願い 水を… 215 00:16:55,260 --> 00:16:58,260 水をちょうだい 216 00:16:59,250 --> 00:17:03,270 今 くんできます ちょっと待ってて下さい! 217 00:17:03,270 --> 00:17:06,240 僕がやるから行って うん… 218 00:17:06,240 --> 00:17:09,240 偉い人のところに行かなきゃ ならないって言ってたじゃない 219 00:17:09,240 --> 00:17:11,240 早く行って! 220 00:17:13,260 --> 00:17:15,260 待って 221 00:17:15,260 --> 00:17:19,250 ごめんなさい 私 富子様か肆星さんに 222 00:17:19,250 --> 00:17:21,240 伝えなきゃならないことが あるんです 223 00:17:21,240 --> 00:17:23,240 富子様なら… 224 00:17:27,240 --> 00:17:30,260 富子様なら全人学級よ 225 00:17:30,260 --> 00:17:33,260 あそこは まだ建物が無事だから 226 00:17:34,250 --> 00:17:36,250 あ… ありがとうございます 227 00:17:47,280 --> 00:17:49,280 こちらです 228 00:17:52,250 --> 00:17:55,250 早季ちゃん はい 229 00:17:56,270 --> 00:17:59,270 よかったわ あなたが無事で 230 00:17:59,270 --> 00:18:01,260 おケガをなさったんですね 231 00:18:01,260 --> 00:18:04,260 ううん 大したことはないの 232 00:18:04,260 --> 00:18:08,250 それより 私に伝えたいことって いうのは 何? 233 00:18:08,250 --> 00:18:10,250 はい 234 00:18:13,250 --> 00:18:17,280 ありえないわ いくら早季ちゃんの言葉でも 235 00:18:17,280 --> 00:18:19,260 信じられない 236 00:18:19,260 --> 00:18:21,250 ウソじゃありません! 現に 私の目の前で 237 00:18:21,250 --> 00:18:23,250 2人 殺されたんです 238 00:18:23,250 --> 00:18:28,250 だけど 理屈に合わないわ どうして 今なの? 239 00:18:28,250 --> 00:18:32,270 教育委員会が あれほど厳重に管理していたのに 240 00:18:32,270 --> 00:18:35,280 分かりません でも 一体 誰が 241 00:18:35,280 --> 00:18:38,280 人間を呪力で 殺害できるっていうんですか? 242 00:18:39,260 --> 00:18:41,250 お願いです! このままだと 243 00:18:41,250 --> 00:18:43,270 本当に取り返しのつかないことに なります 244 00:18:43,270 --> 00:18:45,240 今すぐ 何らかの手を打たないと! 245 00:18:45,240 --> 00:18:47,290 打つ手は ないのよ 246 00:18:47,290 --> 00:18:49,290 え… 247 00:18:53,260 --> 00:18:59,280 2世紀以上前 この町は あの惨劇から見事に復活しました 248 00:18:59,280 --> 00:19:02,290 それを目撃されたのは あなたご自身じゃないですか! 249 00:19:02,290 --> 00:19:07,260 あのときは とてつもなく幸運だったのよ 250 00:19:07,260 --> 00:19:09,260 そんな… 251 00:19:11,260 --> 00:19:14,260 新見さん 何の騒ぎなの 252 00:19:19,270 --> 00:19:21,270 悪鬼だそうです 253 00:19:25,260 --> 00:19:27,280 私は ここに とどまるわ 254 00:19:27,280 --> 00:19:30,250 足手まといにしかならないから 255 00:19:30,250 --> 00:19:32,280 でも… 256 00:19:32,280 --> 00:19:34,270 清浄寺へ行きなさい 257 00:19:34,270 --> 00:19:36,270 安全保障委員会では 258 00:19:36,270 --> 00:19:40,270 あそこで態勢を立て直す 手はずになっています 259 00:19:40,270 --> 00:19:45,270 あなたのご両親も 無事なら避難しているはずです 260 00:19:46,260 --> 00:19:50,280 ずっと以前に 私が言ったことを覚えてますか? 261 00:19:50,280 --> 00:19:52,270 えっ? 262 00:19:52,270 --> 00:19:54,260 あれは私の本心でした 263 00:19:54,260 --> 00:19:58,260 こんな形で引き継がなければ ならないのは残念ですが 264 00:19:59,260 --> 00:20:02,280 神栖66町をあなたに託します 265 00:20:02,280 --> 00:20:07,280 待ってください 私 そんな とても… 266 00:20:08,250 --> 00:20:12,260 新見さん あなたも早季ちゃんと 逃げてください 267 00:20:12,260 --> 00:20:16,260 富子様がお逃げにならんのなら 私も ここに おります 268 00:20:16,260 --> 00:20:20,280 いいえ あなたには 別の使命を与えます 269 00:20:20,280 --> 00:20:23,280 私は… 肆星に 今の話を伝えて下さい 270 00:20:23,280 --> 00:20:27,260 そして 公民館に行って 放送をして下さい 271 00:20:27,260 --> 00:20:30,270 できるだけ多くの人たちに なるべく遠くへ逃げるよう 272 00:20:30,270 --> 00:20:32,270 警告を発するのです 273 00:20:33,240 --> 00:20:35,260 分かりました 274 00:20:35,260 --> 00:20:38,280 さあ 何をしているの? 早く行きなさい! 275 00:20:38,280 --> 00:20:40,280 でも… 276 00:20:43,270 --> 00:20:47,260 待って! 富子様が このままじゃ… 277 00:20:47,260 --> 00:20:50,260 これが富子様のご意思なのです 278 00:20:50,260 --> 00:20:52,260 ああ… 279 00:22:36,280 --> 00:22:38,270 バケネズミという種そのものを 280 00:22:38,270 --> 00:22:43,270 神の国 日本列島から根絶やしに することを約束しよう 281 00:22:43,270 --> 00:22:45,290 ヤ ヤメロ… 282 00:22:45,290 --> 00:22:47,280 呪力の漏出… 283 00:22:47,280 --> 00:22:49,280 うわぁ~!