1 00:00:03,540 --> 00:00:07,240 ヒュー…(風の音) 2 00:00:10,430 --> 00:00:14,750 (幸平創真・心の声) ≪くっそ。 何なんだよ この学校≫ 3 00:00:14,750 --> 00:00:18,910 ≪アホほど広いじゃねぇか!≫ 4 00:00:18,910 --> 00:00:22,580 ≪極星寮… まだ着かねぇのか?≫ 5 00:00:22,580 --> 00:00:24,650 ≪もう 日が暮れちまうぞ≫ 6 00:00:24,650 --> 00:00:26,700 カァー カァー(カラスの鳴き声) 7 00:00:26,700 --> 00:00:30,200 ≪疲れた…。 何より寒い!≫ 8 00:00:30,200 --> 00:00:33,590 ≪腹が減り過ぎて もう スルメだけじゃ もたねぇ≫ 9 00:00:33,590 --> 00:00:36,490 ヒュー… 10 00:00:37,830 --> 00:00:40,830 ≪にしても…➡ 11 00:00:40,830 --> 00:00:42,860 そこかしこに➡ 12 00:00:42,860 --> 00:00:46,570 仰々しい建物が めっちゃあるな~≫ 13 00:00:46,570 --> 00:00:50,340 ≪なんの建物か さっぱり分からねぇのもあるけど➡ 14 00:00:50,340 --> 00:00:52,640 金持ち学校らしいし➡ 15 00:00:52,640 --> 00:00:55,810 どの施設も すげぇんだろうな≫ 16 00:00:55,810 --> 00:00:57,850 ≪おっ… ということは➡ 17 00:00:57,850 --> 00:01:00,530 寮も 結構 豪華な感じなんじゃね?≫ 18 00:01:00,530 --> 00:01:02,530 ≪こりゃ 期待して…≫ 19 00:01:04,070 --> 00:01:06,100 カァー! カァー! 20 00:01:06,100 --> 00:01:19,270 ♬~ 21 00:01:19,270 --> 00:01:21,570 マジか。 22 00:01:21,570 --> 00:02:50,320 ♬~ 23 00:03:02,220 --> 00:03:04,220 あの~。 24 00:03:09,560 --> 00:03:11,580 煙!? 火事か!? 25 00:03:11,580 --> 00:03:13,610 ドン! バサバサッ!(本が落ちる音) 26 00:03:13,610 --> 00:03:16,020 ドスン!(本棚が倒れる音) 27 00:03:16,020 --> 00:03:18,220 じっ 地震!? 28 00:03:20,660 --> 00:03:22,690 ≫ドドドッ…(足音) ん? 29 00:03:22,690 --> 00:03:25,130 ガァガァ!(アヒルの鳴き声) ブヒッ!(豚の鳴き声) 30 00:03:25,130 --> 00:03:28,010 (悠姫)うさ子 鴨助 鹿乃進!➡ 31 00:03:28,010 --> 00:03:30,480 みんな 逃げちゃダメ~! 32 00:03:30,480 --> 00:03:33,500 [スピーカ](ふみ緒) こらぁ~! 116号室!➡ 33 00:03:33,500 --> 00:03:36,420 ジビエを 部屋に入れるんじゃないよ!➡ 34 00:03:36,420 --> 00:03:40,380 次 やったら あんたの全身の皮を 剥いでやるからね! 35 00:03:40,380 --> 00:03:43,880 (悠姫)すみませぇ~ん! あぁ…。 36 00:03:43,880 --> 00:03:46,650 [スピーカ](ふみ緒)そして 208号室!➡ 37 00:03:46,650 --> 00:03:49,950 また勝手に 空き部屋を燻製室にしたね!?➡ 38 00:03:49,950 --> 00:03:53,040 あんたを スモークチップで いぶしてやろうか! 39 00:03:53,040 --> 00:03:55,370 (伊武崎) はいはい 反省してま~す。 40 00:03:55,370 --> 00:03:58,160 (ふみ緒)それから 205号室!➡ 41 00:03:58,160 --> 00:04:02,030 [スピーカ] もし 床が抜けたら あんたの土手っ腹にも穴開けるよ! 42 00:04:02,030 --> 00:04:04,370 (丸井)以後 気をつけます!➡ 43 00:04:04,370 --> 00:04:07,170 僕の部屋でケンカしてる こいつらが! 44 00:04:08,770 --> 00:04:13,470 (ふみ緒)入寮希望の編入生 幸平創真だね?➡ 45 00:04:13,470 --> 00:04:17,770 私が ここの寮母 大御堂ふみ緒だ。 46 00:04:19,160 --> 00:04:22,770 極星のマリア ふみ緒さん➡ 47 00:04:22,770 --> 00:04:25,040 と そう呼びな。 48 00:04:25,040 --> 00:04:28,670 ≪また おかしなとこに来ちまった!≫ 49 00:04:28,670 --> 00:04:33,310 (ふみ緒)それで あんた 食材は 何を用意したんだい? 50 00:04:33,310 --> 00:04:35,830 はあ? 食材って なんの? 51 00:04:35,830 --> 00:04:37,880 (ふみ緒)決まってるだろう!?➡ 52 00:04:37,880 --> 00:04:40,640 極星名物 入寮腕試しだよ! 53 00:04:40,640 --> 00:04:42,670 カァー カァー! 54 00:04:42,670 --> 00:04:46,870 (ふみ緒)一つ! 入寮希望者は 一食分の料理を作り➡ 55 00:04:46,870 --> 00:04:50,770 その味を認められた者のみ 入寮が許される。➡ 56 00:04:52,280 --> 00:04:55,380 一つ! 審査は寮長による。➡ 57 00:04:55,380 --> 00:04:59,650 一つ! 食材の持ち込みは自由とする。 58 00:04:59,650 --> 00:05:03,090 聞いてねぇよ! 食材なんて 用意してねぇし! 59 00:05:03,090 --> 00:05:05,240 (ふみ緒)じゃあ 不戦敗だね。 60 00:05:05,240 --> 00:05:08,330 腕を見ずには 極星の敷居は またがせない。 61 00:05:08,330 --> 00:05:10,820 えっ! ってことは 今夜 俺は…。 62 00:05:10,820 --> 00:05:13,620 そりゃ 野宿だろ。 ざけんな! 63 00:05:13,620 --> 00:05:16,200 4月の夜の冷え込み なめんなよ! 64 00:05:16,200 --> 00:05:19,520 そうでなくても 疲労と空腹で くたばりそうなんだぞ!? 65 00:05:19,520 --> 00:05:23,900 ふん! 腕試しは絶対だ。 諦めな。➡ 66 00:05:23,900 --> 00:05:29,070 厨房には 余り物の半端な食材しか 残ってないしね。 67 00:05:29,070 --> 00:05:32,070 今日は 日が悪かったと…。 その余り物は➡ 68 00:05:32,070 --> 00:05:35,260 使ってもいいってこと? 何? 69 00:05:35,260 --> 00:05:38,840 やるよ 腕試し。 厨房は どこだ? 70 00:05:38,840 --> 00:05:40,840 (ふみ緒)んんっ? 71 00:05:42,900 --> 00:05:45,430 おお~! なんだよ➡ 72 00:05:45,430 --> 00:05:48,290 外観とは大違いの いい厨房じゃん! 73 00:05:48,290 --> 00:05:51,220 (ふみ緒)いいかい? 私は 虚勢を張るガキが➡ 74 00:05:51,220 --> 00:05:54,560 いちばん嫌いなんだ! 私が どれだけの数➡ 75 00:05:54,560 --> 00:05:57,860 学生たちの料理を 味見してきたと思ってる。 76 00:05:57,860 --> 00:06:02,060 急ごしらえの料理なんかに 及第点を出すと思うのかい? 77 00:06:03,580 --> 00:06:06,180 ≪たまねぎやらの野菜が 少しと…≫ 78 00:06:07,790 --> 00:06:09,990 ≪たまご パン粉≫ 79 00:06:11,430 --> 00:06:15,160 ≪調味料は そろってる。 それから…≫ 80 00:06:15,160 --> 00:06:17,970 うん。 これだけあれば十分。 81 00:06:17,970 --> 00:06:20,120 ≪んんっ!? なんだって!?≫ 82 00:06:20,120 --> 00:06:23,520 極星寮寮母 大御堂ふみ緒殿! 83 00:06:25,610 --> 00:06:27,640 少々お待ちを! 84 00:06:27,640 --> 00:06:45,340 ♬~ 85 00:06:45,340 --> 00:06:50,510 ひき肉は 牛も豚も 1グラムすら なかったはずだ。➡ 86 00:06:50,510 --> 00:06:54,420 どんな手品だい? この肉厚ハンバーグは! 87 00:06:54,420 --> 00:06:58,120 へへっ。 これは 鯖の缶詰を使った➡ 88 00:06:58,120 --> 00:07:00,860 「鯖バーグ」だ! (ふみ緒)鯖缶だって!? 89 00:07:00,860 --> 00:07:03,810 たまごに たまねぎに パン粉➡ 90 00:07:03,810 --> 00:07:07,230 そして 汁を軽く切った鯖を ほぐし 混ぜて➡ 91 00:07:07,230 --> 00:07:09,430 塩 コショウを加える。 92 00:07:09,430 --> 00:07:14,340 それを焼き上げれば ふわふわの鯖バーグが出来るんだ。 93 00:07:14,340 --> 00:07:17,560 更に 鯖缶の汁に ポン酢を合わせ➡ 94 00:07:17,560 --> 00:07:20,280 水溶き片栗粉で とろみをつけると➡ 95 00:07:20,280 --> 00:07:23,130 さっぱり風味の お手軽ソースに。 96 00:07:23,130 --> 00:07:27,270 名付けて 「ゆきひら印の あり合わせ鯖バーグ定食」! 97 00:07:27,270 --> 00:07:29,270 おあがりよ! 98 00:07:30,740 --> 00:07:33,870 何を… バカな。➡ 99 00:07:33,870 --> 00:07:36,660 鯖缶のハンバーグなんか➡ 100 00:07:36,660 --> 00:07:39,180 生臭くて食えたものじゃあ…。 101 00:07:39,180 --> 00:07:44,480 ♬~ 102 00:07:45,940 --> 00:07:51,040 (ふみ緒)うっ! まっ! いぃ~! 103 00:07:51,040 --> 00:07:53,490 (ふみ緒) ≪肉を使ってると言われたら➡ 104 00:07:53,490 --> 00:07:56,330 信じてしまいそうな肉厚感。➡ 105 00:07:56,330 --> 00:08:00,200 かつ ふわりとした見事な焼き上がり。➡ 106 00:08:00,200 --> 00:08:03,500 じゃあ こっちの 卵スープは!?≫ 107 00:08:05,760 --> 00:08:07,990 なんだい!? これは。 108 00:08:07,990 --> 00:08:11,100 (ふみ緒)≪スープの味は だしの質によって決まると➡ 109 00:08:11,100 --> 00:08:14,030 言っていい。 この かぐわしい風味➡ 110 00:08:14,030 --> 00:08:17,970 上質なだしが ひかれている証拠だ≫ 111 00:08:17,970 --> 00:08:21,170 あんた! 一体どうやって これを!? 112 00:08:21,170 --> 00:08:23,270 昆布も かつお節も➡ 113 00:08:23,270 --> 00:08:26,190 だしをとれるものなんて なかったはずだ! 114 00:08:26,190 --> 00:08:30,090 それについては ちょうど 手持ちがあったんでね。 115 00:08:31,700 --> 00:08:33,720 (ふみ緒)スルメ!? 116 00:08:33,720 --> 00:08:36,250 それで だしをとったっていうのかい!? 117 00:08:36,250 --> 00:08:40,090 乾物であるスルメは 旨味成分の塊。 118 00:08:40,090 --> 00:08:44,030 熱湯に しばらく浸して 塩で 味を調えれば➡ 119 00:08:44,030 --> 00:08:49,380 しっかりとした だしが利いた 味わい深いスープが完成する。 120 00:08:49,380 --> 00:08:51,600 ≪はぁ~≫ 121 00:08:51,600 --> 00:08:55,660 ≪なんてガキだい。 たったあれだけの食材で➡ 122 00:08:55,660 --> 00:08:58,260 ここまでの品々を作るとは≫ 123 00:09:01,010 --> 00:09:03,650 ≪なんという安らぐ味なんだ≫ 124 00:09:03,650 --> 00:09:07,400 ≪まるで 心も体も温められているよう≫ 125 00:09:07,400 --> 00:09:09,420 ≪鯖とイカ➡ 126 00:09:09,420 --> 00:09:13,560 海の幸同士が織り成す この美しい潮の風味が➡ 127 00:09:13,560 --> 00:09:16,440 若き日を思い出させる≫ 128 00:09:16,440 --> 00:09:20,400 (回想)((ザザァー(波の音))) 129 00:09:20,400 --> 00:09:25,090 ♬~ 130 00:09:25,090 --> 00:09:28,590 (高)((さ… 寒くないか?➡ 131 00:09:29,990 --> 00:09:32,080 ふみ緒)) 132 00:09:32,080 --> 00:09:34,410 (ふみ緒)((ねえ 高ちゃん➡ 133 00:09:34,410 --> 00:09:38,600 私が今してほしいこと 分かる?)) 134 00:09:38,600 --> 00:09:41,500 (高)((ええっ! あっ いや あの… その…)) 135 00:09:44,810 --> 00:09:46,840 (ふみ緒)((もう~。➡ 136 00:09:46,840 --> 00:09:49,810 女の口から言わせるなんて➡ 137 00:09:49,810 --> 00:09:52,210 ひどいよ。➡ 138 00:09:52,210 --> 00:09:56,770 もっと… 近くに来て。➡ 139 00:09:56,770 --> 00:10:01,270 私のこと あっためてほしい)) 140 00:10:01,270 --> 00:10:07,470 (高)((はぁ… はぁ… はぁ…)) 141 00:10:09,480 --> 00:10:11,520 ((お願い)) 142 00:10:11,520 --> 00:10:18,070 ♬~ 143 00:10:18,070 --> 00:10:21,140 ≪抱いてぇ~!≫ 放せ ばばあ~‼ 144 00:10:21,140 --> 00:10:23,190 シャー… 145 00:10:23,190 --> 00:10:25,250 (田所恵)はぁ~。 146 00:10:25,250 --> 00:10:28,550 ≪何回も 新作料理の味見をさせられて➡ 147 00:10:28,550 --> 00:10:31,750 もう リアクションで ヘトヘトだよ≫ 148 00:10:31,750 --> 00:10:34,140 ≪創真君のバカ!≫ 149 00:10:34,140 --> 00:10:37,640 ≪私のこと おもちゃみたいに扱って…≫ 150 00:10:40,880 --> 00:10:44,680 あぁ~。 ふぅ~。 151 00:10:46,150 --> 00:10:48,140 ねえ? アヒルさん。 152 00:10:48,140 --> 00:10:50,140 困っちゃうよねぇ? 153 00:10:51,840 --> 00:10:54,890 (ふみ緒)ごほん! よろしい。 154 00:10:54,890 --> 00:10:56,890 入寮を認める! あっ! 155 00:10:59,300 --> 00:11:01,780 御粗末! (ふみ緒)あんたの部屋は➡ 156 00:11:01,780 --> 00:11:04,980 303号室だ。 ほれ。 よっしゃ! 157 00:11:06,600 --> 00:11:09,720 ≪限られた食材で あの対応力≫ 158 00:11:09,720 --> 00:11:15,160 ≪面白い男が入ってきたねぇ。 幸平創真か≫ 159 00:11:15,160 --> 00:11:17,900 はぁ~。 中等部の頃から➡ 160 00:11:17,900 --> 00:11:21,400 心休まる場所は ここだけだよ。 161 00:11:21,400 --> 00:11:23,850 ふみ緒さんは ちょっと怖いけど➡ 162 00:11:23,850 --> 00:11:26,510 厳しい先生も創真君もいないし。 163 00:11:26,510 --> 00:11:29,860 ≪風呂だ。 とりあえず 風呂! ん? 164 00:11:29,860 --> 00:11:32,360 あっ。 えっ? 165 00:11:32,360 --> 00:11:34,470 あっ。 166 00:11:34,470 --> 00:11:37,320 あっ あっ… あぁ…。 167 00:11:37,320 --> 00:11:40,600 うわぁ~~ん‼ 168 00:11:40,600 --> 00:11:44,440 あっ そういや 注意しそびれたね➡ 169 00:11:44,440 --> 00:11:47,040 今は 女子の入浴時間だって。 170 00:11:52,440 --> 00:11:56,440 ホォー ホォー(フクロウの鳴き声) 171 00:11:58,210 --> 00:12:01,110 いや~ いいお湯でした。 172 00:12:01,110 --> 00:12:03,110 ふぅ~。 173 00:12:05,500 --> 00:12:10,370 ≪そっか… 俺 15年住んだ あの家を➡ 174 00:12:10,370 --> 00:12:12,510 初めて離れたんだ≫ 175 00:12:12,510 --> 00:12:14,740 ((レバニラ定食 お待ち!)) 176 00:12:14,740 --> 00:12:18,660 ((肉豆腐定食 もらおうかな)) ((俺は 日替わり定食で)) 177 00:12:18,660 --> 00:12:22,760 ((はいよ! 肉豆腐定1丁! 日替わり1丁!)) 178 00:12:26,290 --> 00:12:28,290 静かだ。 179 00:12:29,610 --> 00:12:32,340 (一色)やあ 編入生君。 180 00:12:32,340 --> 00:12:34,910 おごっ… ごっ ごっ ごっ…。 181 00:12:34,910 --> 00:12:38,100 おいで 歓迎会だよ。 182 00:12:38,100 --> 00:12:40,200 (丸井)だから~!➡ 183 00:12:40,200 --> 00:12:43,400 僕は 筆記試験の勉強で忙しいんだ!➡ 184 00:12:43,400 --> 00:12:46,190 宴会なら どこぞの部屋で 好きにやればいい!➡ 185 00:12:46,190 --> 00:12:49,430 なぜ いつも 僕の部屋でやるんだ 君たちは! 186 00:12:49,430 --> 00:12:51,930 (悠姫)しかたないじゃ~ん。 丸井の部屋が➡ 187 00:12:51,930 --> 00:12:55,600 いちばん広いんだも~ん。 勝手に ベッドに座るな! 188 00:12:55,600 --> 00:12:57,700 (涼子)いつ来ても きれいにしてるしね。 189 00:12:57,700 --> 00:13:00,020 今 やっと片づけたんだよ! 190 00:13:00,020 --> 00:13:02,360 (佐藤) さっきまで本が散らばってたしな。 191 00:13:02,360 --> 00:13:05,130 (丸井)お前らが暴れたからだろ! (青木)つぅか➡ 192 00:13:05,130 --> 00:13:07,930 もっと椅子 用意しとけや。 (丸井)するかぁ! 193 00:13:07,930 --> 00:13:11,000 (伊武崎)はぁ…。 (佐藤・青木)よっと。 194 00:13:11,000 --> 00:13:13,150 バサバサッ! (丸井)ああ~ また 本が! 195 00:13:13,150 --> 00:13:15,190 うぅ…。 196 00:13:15,190 --> 00:13:17,490 (恵の母) ((いいかい? 恵。 女の肌は➡ 197 00:13:17,490 --> 00:13:19,990 軽々しく 人に見せちゃあいけないよ)) 198 00:13:21,390 --> 00:13:26,050 ≪ごめんね お母さん。 私もう お嫁に行けねぇだ≫ 199 00:13:26,050 --> 00:13:29,820 いや~ しかし 寮でも 田所と一緒とはなぁ。 200 00:13:29,820 --> 00:13:33,450 そだね…。 あっ ってことは 創真君➡ 201 00:13:33,450 --> 00:13:36,460 入寮腕試しを 1回で合格したの? 202 00:13:36,460 --> 00:13:39,580 まあな。 なんとかなって よかったわ。 203 00:13:39,580 --> 00:13:44,010 すごいよ。 一発クリアした人 ほとんどいないはずなのに。 204 00:13:44,010 --> 00:13:46,450 へえ~。 お前は どうだったんだ? 205 00:13:46,450 --> 00:13:50,920 あっ え~っと… まあまあかな。 206 00:13:50,920 --> 00:13:56,210 ≪言えない… 入寮まで 3か月かかったなんて言えない≫ 207 00:13:56,210 --> 00:13:59,810 はい 幸平君。 あっ どうも。 208 00:14:02,680 --> 00:14:05,400 スゥー(嗅ぐ音) ん? 209 00:14:05,400 --> 00:14:07,910 ≪この濁り…≫ 210 00:14:07,910 --> 00:14:11,360 ≪手書きのラベルが貼られた 一升瓶…≫ 211 00:14:11,360 --> 00:14:13,930 お米から作った ただのジュースよ。 212 00:14:13,930 --> 00:14:15,960 うふふっ。 へえ~。 213 00:14:15,960 --> 00:14:18,620 (一同)あははっ! つぅか こんな夜中に➡ 214 00:14:18,620 --> 00:14:21,540 こんな騒いで大丈夫なの? (涼子)大丈夫よ。➡ 215 00:14:21,540 --> 00:14:25,390 寮の周りは 森だもの。 で… でもよぉ➡ 216 00:14:25,390 --> 00:14:27,720 ほら 寮母の ばあさんが…。 217 00:14:27,720 --> 00:14:30,560 [スピーカ](ふみ緒)こら! あんたたち!➡ 218 00:14:30,560 --> 00:14:33,360 ブリ大根があるから 誰か 取りにおいで! 219 00:14:33,360 --> 00:14:36,080 (佐藤)やった~! (青木)ばばあ 愛してる! 220 00:14:36,080 --> 00:14:38,050 いいのかよ! 221 00:14:38,050 --> 00:14:42,720 ふみ緒さんの十傑自慢が 始まる前に 帰って来んのよ~。 222 00:14:42,720 --> 00:14:44,740 十傑…。 223 00:14:44,740 --> 00:14:47,310 (緋沙子)((離れろ! この方を どなたと心得る!)) 224 00:14:47,310 --> 00:14:49,350 ((誰なの?)) 225 00:14:49,350 --> 00:14:53,620 (緋沙子)((中等部首席生徒にして 学園の最高意思決定機関➡ 226 00:14:53,620 --> 00:14:58,920 遠月十傑評議会の史上最年少メンバー 薙切えりな様だ!)) 227 00:15:00,270 --> 00:15:02,270 十傑…。 228 00:15:05,080 --> 00:15:07,400 なあ 十傑って 何なんだ? 229 00:15:07,400 --> 00:15:09,870 えっ… 本気で聞いてる? 230 00:15:09,870 --> 00:15:14,050 君 本当に何も知らずに 遠月に入ったんだねぇ。 231 00:15:14,050 --> 00:15:18,040 丸井 説明してあげて。 なんで 僕なんだよ! 232 00:15:18,040 --> 00:15:21,780 文句言わないで。 新入り君のためよ。 233 00:15:21,780 --> 00:15:24,830 しょうがないなぁ…。➡ 234 00:15:24,830 --> 00:15:27,100 遠月十傑評議会➡ 235 00:15:27,100 --> 00:15:30,790 それは 学内評価 上位10名の 生徒たちによって構成される➡ 236 00:15:30,790 --> 00:15:33,860 委員会だ。 遠月では 多くの事柄が➡ 237 00:15:33,860 --> 00:15:37,260 生徒の自治に委ねられており あらゆる議題が➡ 238 00:15:37,260 --> 00:15:40,810 十傑メンバーの合議によって 決定される。➡ 239 00:15:40,810 --> 00:15:44,500 まさに学園の最高意思決定機関。➡ 240 00:15:44,500 --> 00:15:49,440 学園の組織図的には 総帥の直下にあり 講師陣ですら➡ 241 00:15:49,440 --> 00:15:53,060 十傑の総意には従わざるをえない。 242 00:15:53,060 --> 00:15:57,730 (悠姫)何十年も昔 寮の部屋が 常に満室だった頃➡ 243 00:15:57,730 --> 00:16:00,930 極星から 十傑が出まくってたんだってさ。 244 00:16:00,930 --> 00:16:05,970 (涼子)十傑の席全部 極星勢が占めた年もあったようね。 245 00:16:05,970 --> 00:16:08,040 ふみ緒さんが その話 始めると➡ 246 00:16:08,040 --> 00:16:10,630 長いのよね。 ほう~。 247 00:16:10,630 --> 00:16:14,130 ≪薙切えりなは 今の十傑の一人ってことか≫ 248 00:16:14,130 --> 00:16:18,040 ≫ガチャ(ドアの開閉音) (2人)到着~! 249 00:16:18,040 --> 00:16:20,820 (一色)やあ 幸平創真君。➡ 250 00:16:20,820 --> 00:16:24,120 ようこそ 極星寮へ。 歓迎するよ。 251 00:16:24,120 --> 00:16:26,290 僕は 2年の一色だ。➡ 252 00:16:26,290 --> 00:16:29,700 一色先輩と そう呼んでくれ。 253 00:16:29,700 --> 00:16:31,720 うっす。 254 00:16:31,720 --> 00:16:33,930 いや~ 僕は うれしいよ。 255 00:16:33,930 --> 00:16:36,620 青春のひとときを 分かち合う仲間が➡ 256 00:16:36,620 --> 00:16:38,890 また1人 増えたんだからね。 257 00:16:38,890 --> 00:16:40,920 こんなに うれしいことはない! 258 00:16:40,920 --> 00:16:42,960 いいかい みんな! 259 00:16:42,960 --> 00:16:47,050 一つ屋根の下で暮らす若者たちが 同じ釜の飯を食う。➡ 260 00:16:47,050 --> 00:16:49,550 これぞ青春! これぞ学生! 261 00:16:49,550 --> 00:16:52,420 僕は それに憧れて 寮に入ったんだ。 262 00:16:52,420 --> 00:16:55,710 さあ! これからも 輝ける寮生活を➡ 263 00:16:55,710 --> 00:16:57,990 一緒に謳歌しよう! 264 00:16:57,990 --> 00:17:00,540 (佐藤)それは いいっすけど 屋根裏 伝って➡ 265 00:17:00,540 --> 00:17:02,950 呼びに来るのだけは やめてもらえますか? 266 00:17:02,950 --> 00:17:05,380 (一色)えっ ダメかい?➡ 267 00:17:05,380 --> 00:17:08,050 じゃあ 男子にも これを使おうか。➡ 268 00:17:08,050 --> 00:17:11,820 これで誘うと 田所ちゃんなんて 毎回 来てくれるしね。 269 00:17:11,820 --> 00:17:14,170 だっ だって…。 270 00:17:14,170 --> 00:17:18,700 (([スピーカ](一色)田所ちゃ~ん もう寝たのかい?➡ 271 00:17:18,700 --> 00:17:21,280 こっちは楽しんでるよ。➡ 272 00:17:21,280 --> 00:17:24,030 まあ 僕一人なんだけど。➡ 273 00:17:24,030 --> 00:17:26,990 すてきな料理が いっぱいだよ。➡ 274 00:17:26,990 --> 00:17:29,690 まだ起きてたら おいで。 ねっ?)) 275 00:17:29,690 --> 00:17:31,710 行くって言わないと➡ 276 00:17:31,710 --> 00:17:34,310 数分おきに 話しかけてくるんだもん。 277 00:17:34,310 --> 00:17:38,880 無視すれば そのうち諦めるのに。 律儀だよね~。 278 00:17:38,880 --> 00:17:41,420 (青木)ずっと話しかけられるのは うぜぇな。 279 00:17:41,420 --> 00:17:43,700 (佐藤)屋根裏の方が ましか。 280 00:17:43,700 --> 00:17:47,790 なんつぅか… 変人ばっかりか? この寮は。 281 00:17:47,790 --> 00:17:50,580 すぐ なじめるよ 創真君なら。 282 00:17:50,580 --> 00:17:53,350 みんな 飲み物は持ったね?➡ 283 00:17:53,350 --> 00:17:56,150 では 幸平創真君の前途に➡ 284 00:17:56,150 --> 00:17:59,170 そして 極星寮の栄光に➡ 285 00:17:59,170 --> 00:18:02,140 乾杯! (一同)かんぱ~い! 286 00:18:02,140 --> 00:18:04,740 (悠姫)ああ~ おいしい~! (一色)ようこそ。➡ 287 00:18:04,740 --> 00:18:07,880 ああ~ うれしいな~。 お願いしま~す。 288 00:18:07,880 --> 00:18:10,530 あははははっ! 289 00:18:10,530 --> 00:18:14,020 なんだよ このお米のジュース! うめぇ~~! 290 00:18:14,020 --> 00:18:16,040 ほら もう なじんでる。 291 00:18:16,040 --> 00:18:18,690 ♬ 生まれかわる (一同)フゥ~! 292 00:18:18,690 --> 00:18:21,240 ♬ 今ここで (一同)フゥ~! 293 00:18:21,240 --> 00:18:24,010 ♬ あおいでいた (一同)フゥ~! 294 00:18:24,010 --> 00:18:27,050 ♬ 空越えていく (一同)フゥ~! 295 00:18:27,050 --> 00:18:29,150 飯だ! 飯が足りねぇぞ! 296 00:18:29,150 --> 00:18:31,850 (伊武崎) じゃあ 今日いぶした分 出すか。 297 00:18:33,690 --> 00:18:36,520 (伊武崎)スモークチーズと 3種のジャーキー。 298 00:18:36,520 --> 00:18:39,630 ああ~! スモーキーな塩味が たまんねぇ! 299 00:18:39,630 --> 00:18:41,900 (丸井) 伊武崎の仕事に ハズレな~し! 300 00:18:41,900 --> 00:18:43,930 (伊武崎)当然だろ。 301 00:18:43,930 --> 00:18:47,200 (青木)おらぁ 食え! 裏の畑でとれたばかりの➡ 302 00:18:47,200 --> 00:18:49,670 野菜詰め合わせかき揚げ! 303 00:18:49,670 --> 00:18:53,070 不味いわけがない! (青木)はははは~!➡ 304 00:18:53,070 --> 00:18:56,510 美味いだろう そうだろう! (佐藤)まあ 俺が 先週出した➡ 305 00:18:56,510 --> 00:18:58,930 エビフライの方が 美味かったけどな。 306 00:18:58,930 --> 00:19:02,530 おうおう 極星一の味音痴か てめぇ こらぁ! 307 00:19:02,530 --> 00:19:04,570 んだとぉ こらぁ! 308 00:19:04,570 --> 00:19:07,550 バサバサッ! (丸井)ああ~ また! 309 00:19:07,550 --> 00:19:10,060 (青木) 料理人なら 皿で語ってみろや! 310 00:19:10,060 --> 00:19:12,480 (佐藤) 上等だ! 8分ほど待ってろ。 311 00:19:12,480 --> 00:19:16,230 (悠姫)ちょっと~! そうやって 毎回 作り過ぎるんだから➡ 312 00:19:16,230 --> 00:19:20,430 ほどほどにしなさいよね! (2人)うるっせぇ ジビエ女! 313 00:19:20,430 --> 00:19:23,220 (青木)獣臭ぇんだよ! (佐藤)お前の部屋周辺! 314 00:19:23,220 --> 00:19:26,120 ふふっ…。 そんなこと言うヤツには➡ 315 00:19:26,120 --> 00:19:28,430 私のジビエちゃんたちの 魅力を➡ 316 00:19:28,430 --> 00:19:30,460 教育し直しちゃうぞ。➡ 317 00:19:30,460 --> 00:19:32,960 小1時間ほど待ってて。 ゴキッ… 318 00:19:32,960 --> 00:19:35,620 (涼子) この時間から 鴨か何か絞める気!? 319 00:19:35,620 --> 00:19:38,820 悠姫ちゃん 落ち着いて~! 320 00:19:38,820 --> 00:19:42,790 待て待て。 ここはひとつ 俺が 今日作った新作料理を。 321 00:19:42,790 --> 00:19:45,790 (佐藤)おお~ 幸平! よっしゃ 来いや~! 322 00:19:47,290 --> 00:19:49,810 あっ ごめん それ 失敗作だったわ。 323 00:19:49,810 --> 00:19:52,250 不味ぅ~~‼ (悠姫)あはははっ!➡ 324 00:19:52,250 --> 00:19:55,950 あはははっ! ははっ 悪ぃ悪ぃ。 325 00:19:55,950 --> 00:19:59,660 (佐藤)あっ… あぁ…。 このままじゃ 召されちゃうよ。 326 00:19:59,660 --> 00:20:03,060 (一色)はっ! はっ! はっ! 327 00:20:03,060 --> 00:20:05,980 おわっ でた! 一色先輩の➡ 328 00:20:05,980 --> 00:20:08,220 「気付いたときには裸エプロン イリュージョン」! 329 00:20:08,220 --> 00:20:10,680 ははははっ! いいぞ 先輩! 330 00:20:10,680 --> 00:20:13,690 [スピーカ](一色)はっ! [スピーカ](一同)ははははっ! 331 00:20:13,690 --> 00:20:16,870 [スピーカ](一色)はっ! 時代が変わっても➡ 332 00:20:16,870 --> 00:20:20,080 いつも同じものが 2つある。➡ 333 00:20:20,080 --> 00:20:22,980 1つは 学生たちの笑い声。 334 00:20:24,410 --> 00:20:26,450 もう1つは➡ 335 00:20:26,450 --> 00:20:31,350 月の下には 必ず 星が集うということ。 336 00:20:31,350 --> 00:21:34,150 ♬~ 337 00:21:38,440 --> 00:22:01,840 ♬~ 338 00:22:03,300 --> 00:22:07,330 ホォー ホォー 339 00:22:07,330 --> 00:22:11,490 (涼子)んっ… んんっ…。 340 00:22:11,490 --> 00:22:13,760 ふあぁ~ ふぅ…。 341 00:22:13,760 --> 00:22:16,810 ああぁ…。 342 00:22:16,810 --> 00:22:21,400 (一色)ああ~ 今夜は 本当に楽しい夜だね。 343 00:22:21,400 --> 00:22:24,450 改めて歓迎するよ 創真君。 344 00:22:24,450 --> 00:22:28,040 いや こちらこそっすわ。 345 00:22:28,040 --> 00:22:32,430 (一色)もう 料理が尽きたね。 鰆の切り身があるんだ。➡ 346 00:22:32,430 --> 00:22:35,200 僕が 何か作ろう。 347 00:22:35,200 --> 00:22:37,850 その格好で調理するんすね…。 348 00:22:37,850 --> 00:22:42,750 ホォー ホォー 349 00:22:44,340 --> 00:23:04,340 ♬~ 350 00:23:07,190 --> 00:23:09,830 (一色) さあ 出来たよ。 召し上がれ。➡ 351 00:23:09,830 --> 00:23:13,600 「鰆の山椒焼き ピューレ添え」だ。 へへっ。 352 00:23:13,600 --> 00:23:15,600 いただきま~す! 353 00:23:22,960 --> 00:23:25,680 ≪美味すぎる!≫ 354 00:23:25,680 --> 00:23:28,650 ≪春の食材を生かしきった料理≫ 355 00:23:28,650 --> 00:23:30,680 ≪こんな繊細な皿を➡ 356 00:23:30,680 --> 00:23:33,720 あんな短時間で まとめ上げたってのか!?≫ 357 00:23:33,720 --> 00:23:36,710 ≪他の寮生とは レベルが段違いだ≫ 358 00:23:36,710 --> 00:23:38,790 ≪いくら2年生っていったって➡ 359 00:23:38,790 --> 00:23:41,750 それだけで ここまでの品が 作れるってのか?≫ 360 00:23:41,750 --> 00:23:44,250 (一色)ところで 創真君さ…。 361 00:23:45,580 --> 00:23:49,980 始業式で なかなか面白いこと 言ったらしいじゃないか。➡ 362 00:23:51,420 --> 00:23:54,310 遠月の頂点 目指すってことは➡ 363 00:23:54,310 --> 00:23:58,380 君が思ってるほど 甘くないかもしれないよ。 364 00:23:58,380 --> 00:24:01,080 改めて自己紹介させてもらおう。 365 00:24:03,450 --> 00:24:05,450 (一色)遠月十傑…。 366 00:24:07,240 --> 00:24:09,770 (一色)第七席➡ 367 00:24:09,770 --> 00:24:11,810 一色慧だ。 368 00:24:11,810 --> 00:24:16,410 ♬~ 369 00:24:16,410 --> 00:24:20,800 (一色)さあ お次は 創真君の料理を食べてみたいな。 370 00:24:20,800 --> 00:24:24,970 ♬~ 371 00:24:24,970 --> 00:24:27,040 見せてごらん。➡ 372 00:24:27,040 --> 00:24:29,960 君が 皿の上に語る➡ 373 00:24:29,960 --> 00:24:32,010 物語を。 374 00:24:32,010 --> 00:24:35,610 ♬~ 375 00:26:11,240 --> 00:26:14,210 (ふみ緒)次回 「食戟のソーマ」➡ 376 00:26:14,210 --> 00:26:16,210 五品目だよ。 377 00:26:21,000 --> 00:26:23,920 (ふみ緒)いただきます。➡ 378 00:26:23,920 --> 00:26:26,820 抱いてぇ~!