1 00:01:14,296 --> 00:01:16,966 (幸平創真・心の声) ≪美味すぎる!≫ 2 00:01:16,966 --> 00:01:20,102 ≪春の食材を生かしきった料理≫ 3 00:01:20,102 --> 00:01:23,802 ≪こんな繊細な皿を あの一瞬で まとめ上げたってのか!?≫ 4 00:01:25,241 --> 00:01:28,861 ≪他の寮生とは レベルが段違いだ≫ 5 00:01:28,861 --> 00:01:31,661 (一色) 改めて自己紹介させてもらおう。 6 00:01:34,283 --> 00:01:36,283 (一色)遠月十傑…。 7 00:01:37,920 --> 00:01:40,272 (一色)第七席➡ 8 00:01:40,272 --> 00:01:42,308 一色慧だ。 9 00:01:42,308 --> 00:01:46,895 ♬~ 10 00:01:46,895 --> 00:01:50,983 あんたが 十傑… だと? 11 00:01:50,983 --> 00:01:55,483 (一色)さあ お次は 創真君の料理を食べてみたいな。 12 00:01:58,407 --> 00:02:02,007 (一色)君は一体 どんな品を作ってくれるんだろう。 13 00:02:03,429 --> 00:02:05,464 見せてごらん。➡ 14 00:02:05,464 --> 00:02:08,200 君が 皿の上に語る➡ 15 00:02:08,200 --> 00:02:10,235 物語を。 16 00:02:10,235 --> 00:02:13,405 ♬~ 17 00:02:13,405 --> 00:02:16,241 ≪親父が 俺を ここへ よこした意味が➡ 18 00:02:16,241 --> 00:02:18,310 少しは分かった気がするぜ≫ 19 00:02:18,310 --> 00:02:20,379 ふっ。 20 00:02:20,379 --> 00:02:23,465 ♬~ 21 00:02:23,465 --> 00:02:25,465 お待ちを! 22 00:02:27,903 --> 00:02:47,906 ♬~ 23 00:02:47,906 --> 00:02:54,663 ♬~ 24 00:02:54,663 --> 00:03:10,162 ♬~ 25 00:03:10,162 --> 00:03:15,701 ♬~ 26 00:03:15,701 --> 00:03:22,458 ♬~ 27 00:03:22,458 --> 00:03:42,010 ♬~ 28 00:03:42,010 --> 00:03:52,071 ♬~ 29 00:03:52,071 --> 00:03:56,471 ♬~ 30 00:03:57,876 --> 00:04:01,176 ホォー ホォー(フクロウの鳴き声) 31 00:04:05,868 --> 00:04:08,303 (ふみ緒)がぁ~ ぐぐっ…。 32 00:04:08,303 --> 00:04:10,406 ≪一色先輩の料理➡ 33 00:04:10,406 --> 00:04:13,459 「鰆の山椒焼き ピューレ添え」≫ 34 00:04:13,459 --> 00:04:17,463 ひょっとして 先輩の実家は 割烹料理のお店か何か? 35 00:04:17,463 --> 00:04:19,531 なぜ そう思うんだい? 36 00:04:19,531 --> 00:04:23,168 鰆の山椒焼きは 和食では定番メニューだし➡ 37 00:04:23,168 --> 00:04:26,288 こんな仕事 そこいらの店じゃ できないですしね。 38 00:04:26,288 --> 00:04:28,288 (一色)ふふっ。 39 00:04:29,758 --> 00:04:33,045 ≪ほくほくと 繊細に焼き上げられた鰆の身≫ 40 00:04:33,045 --> 00:04:35,945 ≪春キャベツをベースにした ピューレの意外性≫ 41 00:04:37,349 --> 00:04:40,836 ≪しかし このとろりとした 柔らかい甘みが➡ 42 00:04:40,836 --> 00:04:43,272 鰆に ぴしゃりと合っている≫ 43 00:04:43,272 --> 00:04:46,458 ≪春が旬の鰆と 春キャベツ≫ 44 00:04:46,458 --> 00:04:49,158 ≪互いが 美味さを高め合う組み合わせ≫ 45 00:04:51,380 --> 00:04:54,880 ≪まるで 春の陽気みたいな華やかさだ!≫ 46 00:04:57,035 --> 00:04:59,071 鰆…。 47 00:04:59,071 --> 00:05:03,492 よし! 「ゆきひら」裏メニュー その20が使える。 48 00:05:03,492 --> 00:05:07,095 「ゆきひら」? うちの実家の定食屋っすよ。 49 00:05:07,095 --> 00:05:09,932 俺も 食材は鰆でいきます。 50 00:05:09,932 --> 00:05:11,967 「ゆきひら」の人気メニューを➡ 51 00:05:11,967 --> 00:05:15,067 先輩と同じく 「春」をテーマに お届けしますよ。 52 00:05:16,738 --> 00:05:18,757 ボオッ! 53 00:05:18,757 --> 00:05:22,744 ♬~ 54 00:05:22,744 --> 00:05:27,232 (悠姫) んっ…。 うう~ 寝ちゃったかぁ。 55 00:05:27,232 --> 00:05:30,235 (涼子)やだ! 飲み過ぎちゃった お米のジュース。 56 00:05:30,235 --> 00:05:32,235 ≪ジュー(焼く音) (2人)ん? 57 00:05:34,456 --> 00:05:36,875 (悠姫)あれ? 幸平 料理してる? 58 00:05:36,875 --> 00:05:38,911 (涼子) まだ おなか すいてるのかしら。 59 00:05:38,911 --> 00:05:40,963 (伊武崎)料理対決だってよ。 60 00:05:40,963 --> 00:05:42,998 (悠姫) おお~! 伊武崎 起きてたの?➡ 61 00:05:42,998 --> 00:05:46,151 って! 二人が対決!? なんで!? なんで!? 62 00:05:46,151 --> 00:05:49,338 (伊武崎)さあな。 でも この勝負➡ 63 00:05:49,338 --> 00:05:52,224 一色先輩から 吹っかけてたぜ。 (2人)あっ…。 64 00:05:52,224 --> 00:05:56,979 ♬~ 65 00:05:56,979 --> 00:06:00,349 (悠姫)この場合 先輩の服装には コメントいらないの? 66 00:06:00,349 --> 00:06:03,151 (涼子)せっかくの対決に 水をさすのは 悪いわよ。 67 00:06:03,151 --> 00:06:05,204 (悠姫)だね。 68 00:06:05,204 --> 00:06:09,541 ♬~ 69 00:06:09,541 --> 00:06:11,577 完成だ! 70 00:06:11,577 --> 00:06:14,663 「ゆきひら」裏メニュー その20改! 71 00:06:14,663 --> 00:06:17,332 「鰆おにぎり茶漬け」だ! 72 00:06:17,332 --> 00:06:19,918 本当は 鮭で作る品なんだけど➡ 73 00:06:19,918 --> 00:06:22,888 本日は 鰆バージョンに アレンジしてみたんだ。 74 00:06:22,888 --> 00:06:25,707 みんなの分も作ったから 一緒に おあがりよ。 75 00:06:25,707 --> 00:06:28,260 (涼子)わあ~ ありがとう。 76 00:06:28,260 --> 00:06:30,295 注いであるのは なぁに? 77 00:06:30,295 --> 00:06:33,398 塩昆布茶だよ。 優しい塩気とコクが➡ 78 00:06:33,398 --> 00:06:35,467 食事の締めに ぴったりだからね。 79 00:06:35,467 --> 00:06:37,803 もう~! こんなの出されたら➡ 80 00:06:37,803 --> 00:06:41,003 おなか減るに決まってんじゃん! (伊武崎)そうだな。 81 00:06:42,424 --> 00:06:46,128 (一色)≪しかし これでは あまりに普通のお茶漬け≫ 82 00:06:46,128 --> 00:06:51,617 ≪いかにも大衆食堂で出される品 といったところだが さて…≫ 83 00:06:51,617 --> 00:06:54,803 じゃあ 早速! いっただっきま~す! 84 00:06:54,803 --> 00:06:56,803 (2人)いただきます。 85 00:06:58,290 --> 00:07:00,590 (一色)あっ! あぁ…。 86 00:07:02,010 --> 00:07:04,830 んん~ 美味い! 87 00:07:04,830 --> 00:07:07,199 鰆の身が すごくジューシーで➡ 88 00:07:07,199 --> 00:07:09,718 何より 皮の このザクザク感!➡ 89 00:07:09,718 --> 00:07:12,287 かむ度に 旨味が湧き出てくる! 90 00:07:12,287 --> 00:07:15,223 ただ炙っただけじゃ この歯応えは出ないわ。➡ 91 00:07:15,223 --> 00:07:17,643 一体どうやって…。 (一色)ポワレだ。 92 00:07:17,643 --> 00:07:20,362 (2人)ん? (一色)この鰆➡ 93 00:07:20,362 --> 00:07:22,497 ポワレで焼き上げられている。 (悠姫)ポ…。 94 00:07:22,497 --> 00:07:24,533 (2人)ワ…。 (3人)レ!? 95 00:07:24,533 --> 00:07:26,568 って なんで あんたも驚いてるのよ! 96 00:07:26,568 --> 00:07:29,304 いや ポワレって なんだろう? と思って…。 97 00:07:29,304 --> 00:07:31,974 はあ!? ポワレっていうのは➡ 98 00:07:31,974 --> 00:07:36,862 フランス料理における 素材の焼き方 ソテの一種だよ。➡ 99 00:07:36,862 --> 00:07:39,881 素材の上から オリーブオイルなどを掛けて➡ 100 00:07:39,881 --> 00:07:42,668 均一に焼き色を付ける技法だね。 101 00:07:42,668 --> 00:07:45,487 教えてもらえるかな 創真君。 102 00:07:45,487 --> 00:07:48,557 なぜ 君が フランス料理の技法を 知っているんだい? 103 00:07:48,557 --> 00:07:52,644 いや~ この焼き方は うちの親父に習ったんですよ。 104 00:07:52,644 --> 00:07:55,998 魚を バリッと仕上げるには 持って来いだってね。 105 00:07:55,998 --> 00:07:58,834 ご飯と一緒に ザクザク食うのもいいし➡ 106 00:07:58,834 --> 00:08:01,620 昆布茶に浸して 少し しんなりさせると➡ 107 00:08:01,620 --> 00:08:03,820 また違う食感が楽しめるんだ。 108 00:08:05,891 --> 00:08:08,744 (一色)君のお父さんは フランス料理の修業を? 109 00:08:08,744 --> 00:08:11,963 いや~ それが 俺にも よく分かんなくて。 110 00:08:11,963 --> 00:08:14,933 どうも いろいろな国で 料理してたみたいだけど。 111 00:08:14,933 --> 00:08:16,968 なるほど。 112 00:08:16,968 --> 00:08:20,572 (一色)≪まさか おにぎりの具を フレンチの技で作るなんて…≫ 113 00:08:20,572 --> 00:08:24,710 ≪国境やジャンルにとらわれない なんて自由な料理だろう。➡ 114 00:08:24,710 --> 00:08:26,762 そして ポワレは➡ 115 00:08:26,762 --> 00:08:29,314 皮に厚みのある素材に 向いている。➡ 116 00:08:29,314 --> 00:08:33,435 鮭 そして鰆は まさに ぴったりの魚。➡ 117 00:08:33,435 --> 00:08:35,821 創真君は それを瞬時に見極め➡ 118 00:08:35,821 --> 00:08:38,657 メニューのアレンジを 組み立てた。➡ 119 00:08:38,657 --> 00:08:42,057 純白に輝くお米は さながら雪のよう≫ 120 00:08:43,829 --> 00:08:47,466 ♬~ 121 00:08:47,466 --> 00:08:50,702 (一色) ≪その中から 力強く現れる鰆は➡ 122 00:08:50,702 --> 00:08:54,106 まさに 春の生命力そのもの!➡ 123 00:08:54,106 --> 00:08:57,159 彼は 春の始まるその一瞬を➡ 124 00:08:57,159 --> 00:08:59,227 この品で表現したんだ!≫ 125 00:08:59,227 --> 00:09:01,227 ふぅ ふぅ。 126 00:09:03,331 --> 00:09:05,384 んん~! 127 00:09:05,384 --> 00:09:09,020 ♬~ 128 00:09:09,020 --> 00:09:11,073 んん~! 129 00:09:11,073 --> 00:09:21,666 ♬~ 130 00:09:21,666 --> 00:09:23,969 (一色)んっ んん~ んん~! 131 00:09:23,969 --> 00:09:26,888 んっ… あぁ…。 132 00:09:26,888 --> 00:09:43,288 ♬~ 133 00:09:43,288 --> 00:09:45,640 め…。 134 00:09:45,640 --> 00:09:47,640 め…。 135 00:09:48,927 --> 00:09:50,927 ≪めばえ!≫ 136 00:09:52,330 --> 00:09:54,330 御粗末! 137 00:09:55,734 --> 00:10:00,605 美しい…。 美しい雪解けだったよ 創真君。 138 00:10:00,605 --> 00:10:04,192 先輩こそな。 すがすがしい春風➡ 139 00:10:04,192 --> 00:10:06,228 確かに感じたぜ。 140 00:10:06,228 --> 00:10:09,481 (一色)いい勝負をありがとう。 141 00:10:09,481 --> 00:10:12,181 (田所恵)んっ…。 あっ んん? 142 00:10:13,935 --> 00:10:15,935 えっ? 143 00:10:17,322 --> 00:10:19,622 ≪なんだべ? この状況≫ 144 00:10:22,727 --> 00:10:24,927 あっ あっ… あぁ…。 145 00:10:26,348 --> 00:10:28,366 (伊武崎)ふぅ~。 146 00:10:28,366 --> 00:10:32,721 (悠姫)丸井? 丸井! 丸井~! (丸井)うう~ ううぅ…。 147 00:10:32,721 --> 00:10:35,590 これは起きないわね。 うん。 148 00:10:35,590 --> 00:10:39,694 (青木・佐藤)あぁ…。 (青木)うぅ…。 149 00:10:39,694 --> 00:10:41,746 (悠姫)よし 解散! 150 00:10:41,746 --> 00:10:44,633 (佐藤)次は 絶対 片づけて帰るからな 丸井。 151 00:10:44,633 --> 00:10:47,102 (青木)ほんと 次こそはな マジで。 152 00:10:47,102 --> 00:10:50,021 (悠姫・鼻歌)♬ ふっふ~ ふっふ~ ん? ん? ん? 153 00:10:50,021 --> 00:10:53,175 あぁ~あ…。 それにしても 一色先輩➡ 154 00:10:53,175 --> 00:10:55,694 どうして 料理対決なんて 仕掛けたんだろう? 155 00:10:55,694 --> 00:10:58,263 さあ? 気まぐれな人だから。 156 00:10:58,263 --> 00:11:02,067 あんな変人の考えること 気にしてても しょうがないって。 157 00:11:02,067 --> 00:11:06,021 ≪(青木)眠ぃ~。 ≪(佐藤)ふあぁ~…。 158 00:11:06,021 --> 00:11:10,292 (悠姫)じゃあ おやすみ 恵。 うん おやすみなさい。 159 00:11:10,292 --> 00:11:13,628 (一色)創真君 この歓迎会で 晴れて君も➡ 160 00:11:13,628 --> 00:11:15,664 極星の一員だ。 161 00:11:15,664 --> 00:11:18,900 ふあぁ~…。 分からないことがあれば➡ 162 00:11:18,900 --> 00:11:22,537 遠慮せずに聞いてくれ。 じゃあ…➡ 163 00:11:22,537 --> 00:11:25,440 十傑って どうやったら入れるんすか? 164 00:11:25,440 --> 00:11:31,162 ♬~ 165 00:11:31,162 --> 00:11:34,583 (一色)ふふっ そうだった。 166 00:11:34,583 --> 00:11:38,003 君は この学園の てっぺんを取るんだったね。 167 00:11:38,003 --> 00:11:41,857 それほどの執念 何か理由でもあるのかな? 168 00:11:41,857 --> 00:11:45,961 実は 俺 ちょっとした親子ゲンカの最中で…。 169 00:11:45,961 --> 00:11:50,699 うちの親父に認められるには そんくらいやんないとダメなんで。 170 00:11:50,699 --> 00:11:53,499 さっきの対決は 引き分けでしたけど➡ 171 00:11:54,903 --> 00:11:57,022 今 先輩に勝ったら➡ 172 00:11:57,022 --> 00:11:59,722 俺が 遠月で七番目になるの? 173 00:12:01,126 --> 00:12:03,228 ふふっ…。 ん? 174 00:12:03,228 --> 00:12:05,263 すばらしい~‼ うわっ! 175 00:12:05,263 --> 00:12:08,366 すばらしい向上心だ 創真君! はあ…。 176 00:12:08,366 --> 00:12:10,835 (一色) 僕は今 猛烈に感動している!➡ 177 00:12:10,835 --> 00:12:12,854 極星に住まう学生は➡ 178 00:12:12,854 --> 00:12:15,991 そうでなくてはいけないよ~! お… おう…。 179 00:12:15,991 --> 00:12:19,244 (一色)でも! 今日のところは おあずけだね。 180 00:12:19,244 --> 00:12:23,682 夜も更けた。 我々も休もう 創真君。 181 00:12:23,682 --> 00:12:26,718 まっ… そっ そうっすね。 182 00:12:26,718 --> 00:12:29,104 ≪遠月のてっぺんを取る≫ 183 00:12:29,104 --> 00:12:31,139 ≪君が言い放った言葉が➡ 184 00:12:31,139 --> 00:12:34,492 本当の重みを持つのは これからだよ≫ 185 00:12:34,492 --> 00:12:37,929 (回想)(([スピーカ] えっと 幸平創真っていいます)) 186 00:12:37,929 --> 00:12:40,282 ((この学園のことは正直➡ 187 00:12:40,282 --> 00:12:42,367 踏み台としか思ってないです)) 188 00:12:42,367 --> 00:12:44,402 ((てっぺん取るんで)) 189 00:12:44,402 --> 00:12:47,155 ≪君は 追々知るだろう。➡ 190 00:12:47,155 --> 00:12:50,642 この学園では 文字どおりの意味で➡ 191 00:12:50,642 --> 00:12:52,677 料理が全てなのだと≫ 192 00:12:52,677 --> 00:13:11,096 ♬~ 193 00:13:11,096 --> 00:13:13,531 (薙切えりな) ((メインの食材は 卵)) 194 00:13:13,531 --> 00:13:18,436 ((ひと品 作りなさい。 私の舌をうならせた者にだけ➡ 195 00:13:18,436 --> 00:13:21,806 遠月学園への編入を許可します)) 196 00:13:21,806 --> 00:13:23,742 ((さっさと器をよこしなさい!)) 197 00:13:23,742 --> 00:13:25,777 ((不味いわよ~!)) 198 00:13:25,777 --> 00:13:29,531 ((言っておきます! 私は認めてはいないわ 君も➡ 199 00:13:29,531 --> 00:13:31,566 君の料理もね!)) 200 00:13:31,566 --> 00:13:34,953 ((てっぺんを取るですって!? 笑わせないで)) 201 00:13:34,953 --> 00:13:37,689 ((中等部からの 内部進学者たちは みんな➡ 202 00:13:37,689 --> 00:13:40,859 最先端のガストロノミーを 学んできたの)) 203 00:13:40,859 --> 00:13:44,963 ((上を見上げるまでもない。 外様の編入生なんて➡ 204 00:13:44,963 --> 00:13:46,963 彼らにも勝てやしないわ)) 205 00:13:51,136 --> 00:13:53,836 (一色)ふふっ… ふふふっ ふふふふっ。 206 00:15:55,860 --> 00:15:58,563 チュンチュン…(鳥の鳴き声) 207 00:15:58,563 --> 00:16:00,965 (涼子)んんっ…。 208 00:16:00,965 --> 00:16:03,865 発酵しちゃう~。 209 00:16:06,020 --> 00:16:08,990 ふあぁ~。 うさ子…。 210 00:16:08,990 --> 00:16:11,042 ブヒッ ブヒッ ブヒッ… 211 00:16:11,042 --> 00:16:13,842 ガァ ガァ ガァ… (悠姫)重っ。 212 00:16:15,797 --> 00:16:18,233 ふあぁ~。 213 00:16:18,233 --> 00:16:20,933 おはよう みんな。 214 00:16:22,303 --> 00:16:26,524 (丸井)ああ~! いつもいつも 散らかしやがって!➡ 215 00:16:26,524 --> 00:16:28,576 今日は いつも以上に ガツンと…➡ 216 00:16:28,576 --> 00:16:31,396 ガツンと ガツンと言ってやる!➡ 217 00:16:31,396 --> 00:16:34,132 えっ? うぎゃ! 218 00:16:34,132 --> 00:16:37,135 (青木)うぃ~っす。 (佐藤)ちぃ~っす。 219 00:16:37,135 --> 00:16:39,254 (佐藤・青木)ああ? (悠姫)ふあぁ~。➡ 220 00:16:39,254 --> 00:16:41,454 何? どうしたの~? 221 00:16:44,626 --> 00:16:47,195 昨日は おあずけ くらったからね。 222 00:16:47,195 --> 00:16:51,065 さあ 十傑の第七席をかけて➡ 223 00:16:51,065 --> 00:16:53,065 勝負だ 一色先輩! 224 00:16:57,472 --> 00:16:59,591 (悠姫・佐藤)ふあぁ~。 (青木)ふあぁ~あ…。 225 00:16:59,591 --> 00:17:01,643 ふっ! 226 00:17:01,643 --> 00:17:04,043 ん? ん? 227 00:17:06,664 --> 00:17:08,700 あれ? 228 00:17:08,700 --> 00:17:11,186 (佐藤)飯 飯~。 (悠姫)おなか すいた~。 229 00:17:11,186 --> 00:17:14,272 (青木)ふみ緒さん まだ~? グダグダうるさいよ! 230 00:17:14,272 --> 00:17:16,541 おとなしく座ってな! 231 00:17:16,541 --> 00:17:18,576 (一色)ごめんよ 創真君。 232 00:17:18,576 --> 00:17:21,262 説明が足りなかった。 ん? 233 00:17:21,262 --> 00:17:24,249 (一色)この遠月学園における 勝負について。 234 00:17:24,249 --> 00:17:28,703 (歓声) 235 00:17:28,703 --> 00:17:31,606 (学生)えりな~! (学生)えりな様~! 236 00:17:31,606 --> 00:17:35,406 (学生)頑張ってくださ~い! (学生)頑張って~! 237 00:17:36,794 --> 00:17:39,864 (豪田林)どすこ~い! んん…。 238 00:17:39,864 --> 00:17:47,055 ♬~ 239 00:17:47,055 --> 00:17:49,490 (豪田林) 我らが ちゃんこ鍋研究会は➡ 240 00:17:49,490 --> 00:17:54,913 学園創立期から続く 由緒正しき研究会でごわす。➡ 241 00:17:54,913 --> 00:17:59,867 その部屋を潰して 何を建てると申される? 薙切君。 242 00:17:59,867 --> 00:18:04,038 私専用の調理棟ですわ。 5棟目が手狭になってきたので➡ 243 00:18:04,038 --> 00:18:06,074 6棟目を。 ふざけるな! 244 00:18:06,074 --> 00:18:09,277 あの建物には 先輩方が育んできた➡ 245 00:18:09,277 --> 00:18:11,930 食への情熱と歴史が詰まっている。 246 00:18:11,930 --> 00:18:15,466 それを踏みにじろうとは 貴様 それでも料理人か! 247 00:18:15,466 --> 00:18:18,036 そうだ そうだ! 暴挙を許すな! 248 00:18:18,036 --> 00:18:20,071 えりな様…。 249 00:18:20,071 --> 00:18:22,106 ふぅ…。 250 00:18:22,106 --> 00:18:24,876 その先輩方のレシピを ただ模倣して➡ 251 00:18:24,876 --> 00:18:27,395 いたずらに 予算を浪費することが➡ 252 00:18:27,395 --> 00:18:30,765 あなた方の言う情熱なのですか? なっ! 253 00:18:30,765 --> 00:18:33,968 ここ数年 めぼしい実績は特になし。 254 00:18:33,968 --> 00:18:37,272 過去の栄光をうたうばかりの 研究会など➡ 255 00:18:37,272 --> 00:18:39,590 遠月には不要かと思います。 256 00:18:39,590 --> 00:18:42,293 権力をかさに やりたい放題。 257 00:18:42,293 --> 00:18:44,562 もう お前をのさばらせておけん! 258 00:18:44,562 --> 00:18:47,498 俺が勝ったら 第十席から降りろ! 259 00:18:47,498 --> 00:18:50,201 勝負でごわす 薙切えりな! 260 00:18:50,201 --> 00:18:54,472 では 私が勝てば 予定どおり 建設を進めます。 261 00:18:54,472 --> 00:18:58,472 手合わせいたしますわ 豪田林先輩。 262 00:19:00,928 --> 00:19:03,031 (一色)もともと この学園では➡ 263 00:19:03,031 --> 00:19:07,085 学生のもめ事 解決のために 制定された制度がある。 264 00:19:07,085 --> 00:19:10,521 そこには いくつかの決め事があるんだ。➡ 265 00:19:10,521 --> 00:19:14,959 創真君が 僕の第七席を欲して 勝負を挑むなら➡ 266 00:19:14,959 --> 00:19:18,629 それに見合う対価を 君も 差し出さなければいけない。 267 00:19:18,629 --> 00:19:21,449 第七席に見合う対価? 268 00:19:21,449 --> 00:19:24,535 七席に釣り合う条件となると…➡ 269 00:19:24,535 --> 00:19:26,721 君の退学をかけても足りないな。 270 00:19:26,721 --> 00:19:29,157 えっ! マジ!? (ふみ緒)そう。 271 00:19:29,157 --> 00:19:31,826 十傑には それほどの価値がある。➡ 272 00:19:31,826 --> 00:19:36,064 なんたって 学園の 最高意思決定機関だからねぇ。➡ 273 00:19:36,064 --> 00:19:41,519 十傑評議会が決定したことには 講師陣だって逆らえない。 274 00:19:41,519 --> 00:19:46,808 かつては この寮から毎年のように 何人もの十傑を 輩出したもんさ。 275 00:19:46,808 --> 00:19:50,128 まさしく 極星の黄金時代。 276 00:19:50,128 --> 00:19:52,630 それに比べて あんたたちの情けないこと! 277 00:19:52,630 --> 00:19:55,183 (悠姫)もう~ ふみ緒さん また その話? 278 00:19:55,183 --> 00:19:57,585 ふふふっ。 まあ そんなわけで➡ 279 00:19:57,585 --> 00:20:00,822 もし 僕が 了承すれば 対戦は可能だが➡ 280 00:20:00,822 --> 00:20:04,325 もちろん僕は 君が 学園を去ることなんて望まない。 281 00:20:04,325 --> 00:20:07,929 結論 勝負は成り立たないというわけさ。 282 00:20:07,929 --> 00:20:12,033 マジか~。 今朝5時起きして 気合い入れたのに。 283 00:20:12,033 --> 00:20:14,819 っていうか 第七席に挑むなんてね。 284 00:20:14,819 --> 00:20:18,272 むちゃだよ~。 たぶん 彼 バカなんだと思う。 285 00:20:18,272 --> 00:20:22,093 (一色)それにね 好き勝手に やれるわけでもないんだ。 286 00:20:22,093 --> 00:20:24,662 勝負に必要なものは 三つある。 287 00:20:24,662 --> 00:20:29,050 一つ 正式な勝負であることを 証明する認定員。 288 00:20:29,050 --> 00:20:31,652 一つ 奇数名の判定員。 289 00:20:31,652 --> 00:20:36,808 一つ 対戦者両名の 勝負条件に関する合意。 290 00:20:36,808 --> 00:20:39,343 以上により 初めて成立するんだ。 291 00:20:39,343 --> 00:20:43,197 ふ~ん。 めんどくせぇんだな。 (一色)しかし 逆に言えば➡ 292 00:20:43,197 --> 00:20:45,233 その三つさえ そろえば➡ 293 00:20:45,233 --> 00:20:48,333 この学園の全てが 勝負の対象になりうる。 294 00:20:54,675 --> 00:20:57,361 (一色)遠月伝統 料理勝負一騎打ち➡ 295 00:20:57,361 --> 00:20:59,361 その名も…。 296 00:21:03,401 --> 00:21:07,004 [スピーカ](判定員) 審査は決した! この食戟➡ 297 00:21:07,004 --> 00:21:09,157 薙切えりなの勝利とする! 298 00:21:09,157 --> 00:21:11,626 (歓声) 299 00:21:11,626 --> 00:21:15,963 そっ そんな… 完敗だと!?➡ 300 00:21:15,963 --> 00:21:18,633 俺たちの ちゃん研が…。➡ 301 00:21:18,633 --> 00:21:23,833 俺の「伊勢エビちゃんこ」の どこが 劣っているというんだ~! あっ? 302 00:21:28,709 --> 00:21:30,709 んっ…。 303 00:21:33,197 --> 00:21:52,133 ♬~ 304 00:21:52,133 --> 00:21:54,168 あぁ~。 305 00:21:54,168 --> 00:21:58,756 ♬~ 306 00:21:58,756 --> 00:22:04,629 カンカンカンカン…(踏切の音) 307 00:22:04,629 --> 00:22:07,398 ≪ドドドドッ…(足音) 308 00:22:07,398 --> 00:22:11,869 ドドドドドッ! 309 00:22:11,869 --> 00:22:15,869 カンカンカンカン… 310 00:22:19,710 --> 00:22:22,663 ぬぬぬぬ…。 先輩の品には➡ 311 00:22:22,663 --> 00:22:24,999 至らぬ箇所が 27点あります。 312 00:22:24,999 --> 00:22:27,034 まず 伊勢エビ。 313 00:22:27,034 --> 00:22:30,087 霜降りの時間が 2秒余計です。 うっ…。 314 00:22:30,087 --> 00:22:35,426 次に 牡蠣から僅かに出た雑味が 鍋全体の風味を損ねています。 315 00:22:35,426 --> 00:22:38,095 黙れ! そして 野菜のあしらいですが…。 316 00:22:38,095 --> 00:22:42,266 (豪田林)黙れ~! だったら お前の料理は どうだというんだ! 317 00:22:42,266 --> 00:22:45,866 今日のために練りに練った 俺の品より美味いわけが…。 318 00:22:47,722 --> 00:22:49,757 (行司)はっけよい! バシン! 319 00:22:49,757 --> 00:22:51,809 (豪田林)うわぁ~! 320 00:22:51,809 --> 00:22:54,979 いかがですか? 先輩。 321 00:22:54,979 --> 00:22:58,766 私の「ラビオリ・ド・ラングスティーヌ」は。 322 00:22:58,766 --> 00:23:01,636 (豪田林)≪ふわふわっと 蒸し上がった ラビオリの中から➡ 323 00:23:01,636 --> 00:23:05,189 ぷりっとした手長エビの旨味が あふれてる≫ 324 00:23:05,189 --> 00:23:07,241 バシン! 325 00:23:07,241 --> 00:23:10,344 ♬~ 326 00:23:10,344 --> 00:23:12,396 (豪田林) ≪弾むような しなやかさは➡ 327 00:23:12,396 --> 00:23:17,018 まるで 横綱のすごみに 圧倒されているかのような…≫ 328 00:23:17,018 --> 00:23:19,770 ≪味の次元が違う!≫ 329 00:23:19,770 --> 00:23:22,170 ≪極上~!≫ 330 00:23:25,276 --> 00:23:27,862 あっふぅ~ん…。 331 00:23:27,862 --> 00:23:31,499 ♬~ 332 00:23:31,499 --> 00:23:34,085 私です。 ええ。 333 00:23:34,085 --> 00:23:36,671 始めてください。 ん?➡ 334 00:23:36,671 --> 00:23:40,942 何を…。 やっ やめ… やめるでごわす~‼ 335 00:23:40,942 --> 00:23:43,494 ドゴーン! バキバキバキッ! 336 00:23:43,494 --> 00:23:45,529 ドォーン‼ 337 00:23:45,529 --> 00:23:48,232 ≪冷酷 非道…。➡ 338 00:23:48,232 --> 00:23:52,136 これが… これが➡ 339 00:23:52,136 --> 00:23:54,836 食の魔王の血族か!≫ 340 00:23:56,490 --> 00:23:58,542 ごきげんよう。 341 00:23:58,542 --> 00:24:06,550 (歓声) 342 00:24:06,550 --> 00:24:09,320 食戟かぁ。 343 00:24:09,320 --> 00:24:13,274 あぁ~あ 薙切にも 勝負 吹っかけたかったのに。 344 00:24:13,274 --> 00:24:16,911 か… 勝てっこないよ そんなの。 345 00:24:16,911 --> 00:24:19,981 (一色)ふふふっ。 今後が楽しみだ。 346 00:24:19,981 --> 00:24:24,118 彼は きっと よい戦績を 収めるだろうね。➡ 347 00:24:24,118 --> 00:24:26,771 なんせ 僕と引き分けたんだから。➡ 348 00:24:26,771 --> 00:24:29,190 第七席の この僕と。 349 00:24:29,190 --> 00:24:31,225 君も そう思うだろう? 350 00:24:31,225 --> 00:24:34,128 伊武崎君。 ちっ。 よく言うぜ。 351 00:24:34,128 --> 00:24:36,614 ちっとも 本気出してなかったくせに。➡ 352 00:24:36,614 --> 00:24:40,084 スペシャリテも出さねぇで。 あんときの品➡ 353 00:24:40,084 --> 00:24:43,384 あんたにとっては 無難にも程がある料理じゃねぇか。 354 00:24:44,755 --> 00:24:49,977 なんのことかな? 僕は 全力で調理に取り組んだだけだが。 355 00:24:49,977 --> 00:24:52,477 (伊武崎)ふん… 食えねぇ先輩。 356 00:24:53,931 --> 00:24:57,518 (一色)≪創真君 君の料理を食べたとき➡ 357 00:24:57,518 --> 00:24:59,937 予感がしたんだ。➡ 358 00:24:59,937 --> 00:25:03,037 君というルーキーを 引き金にして➡ 359 00:25:04,475 --> 00:25:08,312 この学園に 食戟の華➡ 360 00:25:08,312 --> 00:25:10,312 咲き乱れる予感が≫ 361 00:25:11,866 --> 00:25:31,869 ♬~ 362 00:25:31,869 --> 00:25:51,956 ♬~ 363 00:25:51,956 --> 00:26:09,874 ♬~ 364 00:26:09,874 --> 00:26:12,674 ♬~ 365 00:26:16,964 --> 00:26:36,667 ♬~ 366 00:26:36,667 --> 00:26:40,167 ♬~ 367 00:26:41,839 --> 00:26:45,342 ≫(学生たち)わあ~! (緋沙子)見事なお手並みでした➡ 368 00:26:45,342 --> 00:26:47,342 えりな様。 ふっ…。 369 00:26:49,396 --> 00:26:52,233 あれが相手では 自慢にもならないわ。 370 00:26:52,233 --> 00:26:54,233 期待外れもいいところよ。 371 00:26:56,170 --> 00:27:00,374 完璧でないものなど この遠月には必要ない。 372 00:27:00,374 --> 00:27:04,128 次のターゲットのリストを。 (緋沙子)えっ? あっ はい!➡ 373 00:27:04,128 --> 00:27:06,163 こちらです。 374 00:27:06,163 --> 00:27:09,016 ≪(郁魅)えりな様。 ん? 375 00:27:09,016 --> 00:27:12,903 (郁魅)次は 私に やらせていただけませんか?➡ 376 00:27:12,903 --> 00:27:17,942 雑魚相手に えりな様が自ら 手を下す必要はありません。➡ 377 00:27:17,942 --> 00:27:20,528 ぜひ その役目を私に。 378 00:27:20,528 --> 00:27:23,664 そうね それも面白そうだわ。 379 00:27:23,664 --> 00:27:26,864 ですが やるからには分かっていますね? 380 00:27:28,486 --> 00:27:31,605 (郁魅)ミートマスターと呼ばれる この私が➡ 381 00:27:31,605 --> 00:27:35,159 その名に恥じぬ 完璧な勝利を➡ 382 00:27:35,159 --> 00:27:37,459 必ずや 収めてみせます。 383 00:29:15,192 --> 00:29:17,878 (一色)次回 「食戟のソーマ」➡ 384 00:29:17,878 --> 00:29:19,878 もう 六品目なんだね。 385 00:29:24,134 --> 00:29:26,186 (一色)すばらしい~‼ 386 00:29:26,186 --> 00:29:29,886 欲しいの? (緋沙子)欲ひいれす。