1 00:00:04,954 --> 00:00:24,991 ・~ 2 00:00:24,991 --> 00:00:44,961 ・~ 3 00:00:44,961 --> 00:00:58,625 ・~ 4 00:00:58,625 --> 00:01:03,112 ・~ 5 00:01:03,112 --> 00:01:11,212 ・~ 6 00:01:15,124 --> 00:01:33,224 ・~ 7 00:01:35,962 --> 00:01:38,898 (与太郎)起きた! (小夏)うるさいってんだろ! 8 00:01:38,898 --> 00:01:40,898 (萬月)動かしたらあかん。 9 00:01:42,852 --> 00:01:45,355 (萬月)あかんな 朦朧としてはる。・ 10 00:01:45,355 --> 00:01:48,191 けど 意識が戻らはったら ひとまず安心や。 11 00:01:48,191 --> 00:01:51,995 (小夏)今 救急車来るからね。 もう少し辛抱して。 12 00:01:51,995 --> 00:01:55,215 (萬月)お客さんは まだ気ぃ付いてへんみたいやな。 13 00:01:55,215 --> 00:01:57,717 ありがとう アニさん。 テキパキやってくれて・ 14 00:01:57,717 --> 00:01:59,769 みんな 助かった。 15 00:01:59,769 --> 00:02:02,155 こう見えて 元医学部や。 16 00:02:02,155 --> 00:02:05,558 まだ仲入りやのに 緞帳 下ろせいう合図してはったから・ 17 00:02:05,558 --> 00:02:07,658 おかしい思て 来てみてよかったわ。 18 00:02:09,062 --> 00:02:11,097 師匠は 大丈夫なんだよな? 19 00:02:11,097 --> 00:02:13,416 まだ分からへん。 油断はできひん。 ・タッ タッ タッ…(足音) 20 00:02:13,416 --> 00:02:15,451 あっ 担架 来たよ。 21 00:02:15,451 --> 00:02:17,470 (救急隊員) 近親者は どちらですか?・ 22 00:02:17,470 --> 00:02:20,890 お2人まで ご同乗できます。 与太 行くんだろ? 23 00:02:20,890 --> 00:02:23,359 えっ? あっ…。 24 00:02:23,359 --> 00:02:26,429 (小夏) 松田さん 子供を お願いします。 25 00:02:26,429 --> 00:02:28,429 (松田)ええ…。 26 00:02:30,266 --> 00:02:33,069 (有楽亭八雲)うぅ… ああっ…。 27 00:02:33,069 --> 00:02:35,088 ・(観客たち)ははははっ。 28 00:02:35,088 --> 00:02:37,890 (ざわめき) 29 00:02:37,890 --> 00:02:40,126 アネさん オイラ 残るよ。 30 00:02:40,126 --> 00:02:43,529 ・~ 31 00:02:43,529 --> 00:02:46,566 落語 やんなきゃ…。 32 00:02:46,566 --> 00:02:48,735 待ってるから。 33 00:02:48,735 --> 00:02:50,753 あっ…。 34 00:02:50,753 --> 00:02:54,924 終わったら すぐ行く…。 師匠のこと守って。 35 00:02:54,924 --> 00:02:57,977 こんなこと頼めんの アネさんしかいねぇ。 36 00:02:57,977 --> 00:03:01,848 (小夏)そこで落語ができるのも あんたしかいないよ。 37 00:03:01,848 --> 00:03:04,100 (2人)頼んだよ! 38 00:03:04,100 --> 00:03:19,849 ・~(出囃子) 39 00:03:19,849 --> 00:03:22,952 (観客)助六! (観客)与太ちゃん! 40 00:03:22,952 --> 00:03:24,988 待ってました! 41 00:03:24,988 --> 00:03:27,957 ・~(出囃子) 42 00:03:27,957 --> 00:03:30,159 へへへっ… へへっ。 43 00:03:30,159 --> 00:03:36,499 (拍手) 44 00:03:36,499 --> 00:03:39,035 どうも 「居残り」でございます。 45 00:03:39,035 --> 00:03:41,220 (観客)待ってました! (観客)たっぷり! 46 00:03:41,220 --> 00:03:43,256 すぅ~…。 47 00:03:43,256 --> 00:03:46,192 吉原の遊びにも 上・中・下とございまして・ 48 00:03:46,192 --> 00:03:49,178 上は来ず 中は昼来て昼帰り・ 49 00:03:49,178 --> 00:03:51,314 下は夜来て朝帰り…。 50 00:03:51,314 --> 00:03:53,383 (樋口)マクラなし? そのまた下下が居続けて・ 51 00:03:53,383 --> 00:03:55,818 下下の下の下が居残りをする。 52 00:03:55,818 --> 00:03:59,856 居残りって人は あんまり 好かれなかったんだそうで…。 53 00:03:59,856 --> 00:04:02,125 ・「佐平次兄ィ 話ってのは なんです?」。 54 00:04:02,125 --> 00:04:05,078 「おうおう 世直しに 景気よく行こうじゃねぇか。・ 55 00:04:05,078 --> 00:04:07,714 お前ら 久々に 南に押し出そう」。 56 00:04:07,714 --> 00:04:10,767 「南って 品川ですかい?」。 「おうよ。・ 57 00:04:10,767 --> 00:04:13,219 女郎買いは 吉原ばかりと決まっちゃいねぇ。・ 58 00:04:13,219 --> 00:04:17,473 お前ら 1両ずつ出せ。 あとは 俺が出しといてやるよ」。 59 00:04:17,473 --> 00:04:20,059 「行く 行く! 行く 行く 行く 行く 行く!」。 60 00:04:20,059 --> 00:04:24,197 ・ え~ええ~ ふ~ふふん ふ~ん 61 00:04:24,197 --> 00:04:26,282 ってなことを言いながら 歩いてたら ほら・ 62 00:04:26,282 --> 00:04:28,317 品川へ着いちゃった。 63 00:04:28,317 --> 00:04:31,137 「おう 店の若ぇ衆」。 「なんです?」。 64 00:04:31,137 --> 00:04:33,489 「なんですじゃねぇよ。 日の暮れによ・ 65 00:04:33,489 --> 00:04:36,292 若ぇ者が四人 ご厄介になろうってんだよ」。 66 00:04:36,292 --> 00:04:38,828 「あっ こりゃ どうも。 お見それいたしやした。・ 67 00:04:38,828 --> 00:04:43,166 へへ~い! お上がりんなるよ~!」。 68 00:04:43,166 --> 00:04:46,619 「見たか あの野郎。 俺たちのこと なめてやがんだよ。・ 69 00:04:46,619 --> 00:04:50,022 ちっ! ざまぁねぇな。 いひひひっ。・ 70 00:04:50,022 --> 00:04:53,159 この遊びはね ここが 俺ぁ好きなんだよ。・ 71 00:04:53,159 --> 00:04:55,712 まだ 銭をもらわねぇのに ありがとうございます・ 72 00:04:55,712 --> 00:04:57,980 ってんだから。 おい お前・ 73 00:04:57,980 --> 00:05:01,451 いくらぶっても かわまわねぇな?」。 「へえ ありがとう存じます」。 74 00:05:01,451 --> 00:05:03,536 「はぁ~っと。 飲まなきゃしゃあねぇ。・ 75 00:05:03,536 --> 00:05:05,655 いい酒を きゅ~っと やりてぇな。・ 76 00:05:05,655 --> 00:05:07,924 ここは 魚が絶品だってな。・ 77 00:05:07,924 --> 00:05:10,026 そいつが 何よりも楽しみなんだから・ 78 00:05:10,026 --> 00:05:12,061 じゃんじゃん 持ってきておくれよ。・ 79 00:05:12,061 --> 00:05:14,097 俺たちゃ 根がガサツだからよ・ 80 00:05:14,097 --> 00:05:17,166 品よく ちょこちょこなんざ 性に合わねぇんだからさ」。 81 00:05:17,166 --> 00:05:20,186 それから 酒 肴が バカバカ運ばれてくる。 82 00:05:20,186 --> 00:05:22,288 生きのいい芸者衆も それに釣られて・ 83 00:05:22,288 --> 00:05:25,274 「こんばんは!」なんてんで ドコドコ ドコドコ入ってくる。 84 00:05:25,274 --> 00:05:27,326 飲めや唄えの どんちゃん騒ぎ。 85 00:05:27,326 --> 00:05:30,279 「あはははっ!」。 (観客たち)ははははっ! 86 00:05:30,279 --> 00:05:33,950 「兄ィ! 佐平次兄ィ!」。 「ん? なんでぇ?」。 87 00:05:33,950 --> 00:05:38,888 「この大尽遊び 大変な費用だぜ。 支払いは どうすんの?」。 88 00:05:38,888 --> 00:05:40,957 「別に どうってことはねぇやなぁ。・ 89 00:05:40,957 --> 00:05:43,976 お前たちは 夜が明けたら すぐに 顔を洗って引き揚げろ。・ 90 00:05:43,976 --> 00:05:47,296 俺ぁ あとへ残って この始末をつけなきゃならねぇ。・ 91 00:05:47,296 --> 00:05:49,565 事によっちゃ 当分 帰れねぇだろう。・ 92 00:05:49,565 --> 00:05:52,335 心配して 迎えになんか来るんじゃねぇよ。・ 93 00:05:52,335 --> 00:05:55,188 ごほっごほっ… ごほっ! 俺ぁ ここんとこ・ 94 00:05:55,188 --> 00:05:57,290 胸具合が悪くて しょうがねぇんだ。・ 95 00:05:57,290 --> 00:06:00,359 医者に聞いたら 海辺か何かの 空気のいい所で・ 96 00:06:00,359 --> 00:06:05,064 養生すりゃ治るってぇから 品川なんぞ ぴったしじゃねぇか」。 97 00:06:05,064 --> 00:06:09,385 「そいで 居残りかい? なんて あきれた野郎だぃ」。 98 00:06:09,385 --> 00:06:12,755 「それっ 足音だ! 部屋に戻んな」。 99 00:06:12,755 --> 00:06:16,425 「ありがとう存じます。 宵勘定に参りやした」。 100 00:06:16,425 --> 00:06:19,228 「おう 若ぇ衆さん いいとこへ来なすった。・ 101 00:06:19,228 --> 00:06:23,316 どうも 頭が ぼやっとして お迎酒ってのをいきてぇんだ」。 102 00:06:23,316 --> 00:06:26,202 「するってぇと お直しになりますんで?」。 103 00:06:26,202 --> 00:06:28,788 「そいから 湯は沸いてるかい? ひとっ風呂 浴びてね・ 104 00:06:28,788 --> 00:06:30,923 仕切り直しだ。 早場に頼むよ」。 105 00:06:30,923 --> 00:06:34,393 (観客たち)ははははっ。 トン トン トン 106 00:06:34,393 --> 00:06:38,047 「おはよう存じます。 さっ 今朝こそ お支払いを」。 107 00:06:38,047 --> 00:06:41,117 「ああ~! あっ あっ… お支払いね。・ 108 00:06:41,117 --> 00:06:43,736 ああ~ そう うん… どうしても勘定?・ 109 00:06:43,736 --> 00:06:47,390 う~ん ここで あたしに 金出せって そう言うのかい?・ 110 00:06:47,390 --> 00:06:50,026 そうね。 ええ~ ここでもって お勘定を・ 111 00:06:50,026 --> 00:06:54,163 ぱ~っと ぱ~っと ぱ~っと払いてぇなぁ…・ 112 00:06:54,163 --> 00:06:56,983 だけどねぇ… ふふふっ ねぇんだ」。 113 00:06:56,983 --> 00:06:59,669 (観客たち)ははははっ。 114 00:06:59,669 --> 00:07:03,055 「ねぇ・ バカ野郎 このやろう!・ 115 00:07:03,055 --> 00:07:06,075 行灯部屋へ ぶち込んどけ!」。 (樋口)ひぃ~! 116 00:07:06,075 --> 00:07:09,111 灯火が入るってぇと がらりと変わる別世界。 117 00:07:09,111 --> 00:07:11,647 何しろ 機転が利いて 酒の相手もできて・ 118 00:07:11,647 --> 00:07:14,717 人間まめで 調子がいい。 まるで幇間。 119 00:07:14,717 --> 00:07:18,321 そのうち あちこちから お呼びが掛かる。 なじみもできる。 120 00:07:18,321 --> 00:07:20,790 「ちょいと 伊之どん」。 「へ~い!・ 121 00:07:20,790 --> 00:07:23,843 こら どうも 花魁。 ご祝儀 ありがとう存じます。・ 122 00:07:23,843 --> 00:07:26,379 さあさあ ご返杯を。 雑巾がけ?・ 123 00:07:26,379 --> 00:07:28,631 そんなの あたしがやっときますよ。・ 124 00:07:28,631 --> 00:07:30,650 湯殿の焚きつけも やっときやした。・ 125 00:07:30,650 --> 00:07:34,020 このあと お台所で 水も くんどきますからね!・ 126 00:07:34,020 --> 00:07:36,539 ごめん ちょいと お三味を拝借。・ 127 00:07:36,539 --> 00:07:39,392 こんな唄がありますよ。・ 128 00:07:39,392 --> 00:07:41,644 刺身の下地 置いときやすよ。・ 129 00:07:41,644 --> 00:07:45,031 おう 呼んだ? 悪ぃね 今 急ぎで。・ 130 00:07:45,031 --> 00:07:47,300 5つ数えて 待っててくんねぇ」。 131 00:07:47,300 --> 00:07:50,553 「ちょいと 伊之さん。 こっちも頼むわ」。 132 00:07:50,553 --> 00:07:53,890 「へ~い ただいま!」。 (一同)ははははっ! 133 00:07:53,890 --> 00:07:56,943 昼間は 花魁たちの用を 気持ちよく引き受ける。 134 00:07:56,943 --> 00:07:59,612 暇なお客を見つけると す~っと入ってって・ 135 00:07:59,612 --> 00:08:02,064 よっ よっ! よよっ! なんて…・ 136 00:08:02,064 --> 00:08:04,550 んなこと言われるんで お客が ぼんやりとしちゃう。 137 00:08:04,550 --> 00:08:07,186 なんだか分からないうちに いくらか取られてる。 138 00:08:07,186 --> 00:08:09,989 花魁からは お駄賃をもらうから 懐も よくなってくる。 139 00:08:09,989 --> 00:08:12,024 (観客たち)ははははっ。 140 00:08:12,024 --> 00:08:16,095 となると いけ好かねぇのは店の若ぇ衆で…。 141 00:08:16,095 --> 00:08:19,081 「あたくしが 当家の主人でございます。・ 142 00:08:19,081 --> 00:08:21,150 若い衆から聞きましたよ。・ 143 00:08:21,150 --> 00:08:23,786 大変に よく働いてくだすってねぇ。・ 144 00:08:23,786 --> 00:08:27,657 お前さんも 妙なことから 長いこと おいでになるけれども・ 145 00:08:27,657 --> 00:08:31,661 あたくしも 話聞いてて あんまり 野暮なことはしたくないから・ 146 00:08:31,661 --> 00:08:34,530 放っておいたら こういうことになった。・ 147 00:08:34,530 --> 00:08:37,383 まあ とにかく 帳面には 棒を引くから・ 148 00:08:37,383 --> 00:08:39,418 おうちへ帰りなさい。・ 149 00:08:39,418 --> 00:08:42,888 勘定はね 何年かかっても かまわないから・ 150 00:08:42,888 --> 00:08:45,558 少しずつ あたしんところへ 持ってきてくれれば・ 151 00:08:45,558 --> 00:08:47,576 それでいいんだから」。 152 00:08:47,576 --> 00:08:52,598 「うぅ ううっ… ありがとう存じます。・ 153 00:08:52,598 --> 00:08:56,598 しかし あっしは ここを 出られねぇ訳があるんです」。 154 00:08:59,205 --> 00:09:02,525 「店にいるうちは こうして無事にいられますが・ 155 00:09:02,525 --> 00:09:05,661 うっかり外へ出りゃ 御用をとった十手風・ 156 00:09:05,661 --> 00:09:08,547 縄目に掛かっちまう体でさぁ。・ 157 00:09:08,547 --> 00:09:12,501 人殺しこそいたしませんが 夜盗 掻浚 家尻切・ 158 00:09:12,501 --> 00:09:14,537 おやじは 神田の白壁町で・ 159 00:09:14,537 --> 00:09:16,789 それなりの暮らしも してめぇりやしたが・ 160 00:09:16,789 --> 00:09:20,760 生まれついての悪性で ガキの頃から手癖が悪く・ 161 00:09:20,760 --> 00:09:24,530 抜け参りから ぐれだして 旅を稼ぎに西国を・ 162 00:09:24,530 --> 00:09:28,584 回って首尾も吉野山 碁打ちといやぁ寺方や・ 163 00:09:28,584 --> 00:09:33,055 豪家に入り込み 盗んだる金が御獄の罪科は・ 164 00:09:33,055 --> 00:09:37,727 蹴抜けの塔の 二重 三重~!」。 165 00:09:37,727 --> 00:09:41,180 「どこかで 聞いたことあるような話だな」。 166 00:09:41,180 --> 00:09:43,632 「ですから ほとぼりが冷めるまで・ 167 00:09:43,632 --> 00:09:45,951 どうか ひとつ ここでかくまって…」。 168 00:09:45,951 --> 00:09:49,922 「ちょいと待っとくれよ。 とんでもない話だよ。・ 169 00:09:49,922 --> 00:09:54,560 とにかく 早く どっか行っとくれ。 高飛びでもしとくれよ」。 170 00:09:54,560 --> 00:09:57,163 「高飛びしてぇも やまやまですが・ 171 00:09:57,163 --> 00:10:01,784 先立つ路銀がぁ…」。 「分かった 分かった。・ 172 00:10:01,784 --> 00:10:05,171 ここに 十両あるから これ持って どっか行きな」。 173 00:10:05,171 --> 00:10:07,857 「へい。 どうも ありがとう存じます」。 174 00:10:07,857 --> 00:10:10,426 「早く行っとくれ 早く!・ 175 00:10:10,426 --> 00:10:14,213 はぁ… 疲れた。 大変だよ」。 176 00:10:14,213 --> 00:10:16,232 パン パン 「おい おい!・ 177 00:10:16,232 --> 00:10:21,053 誰かいねぇか? おう あのな 今 居残りが出ていったんだがな・ 178 00:10:21,053 --> 00:10:24,990 悪いヤツなんだ。 表で捕まってねぇか・ 179 00:10:24,990 --> 00:10:28,060 ちょいと 様子見てきておくれよ」。 「へい」。 180 00:10:28,060 --> 00:10:32,481 「・ ええ~ 八つ山下の~~・ 181 00:10:32,481 --> 00:10:35,401 ・ 茶屋女」。 182 00:10:35,401 --> 00:10:37,401 「唄 唄ってやがら。・ 183 00:10:39,255 --> 00:10:42,525 おい 伊之どん。 あんた こんな所で唄なんか…。・ 184 00:10:42,525 --> 00:10:45,294 ちっ 捕まったらどうすんだい!」。 185 00:10:45,294 --> 00:10:48,848 「へへへっ お前の旦那はいい人だね。・ 186 00:10:48,848 --> 00:10:52,918 まっ 早く言やぁ バカだ」。 (観客たち)ははははっ。 187 00:10:52,918 --> 00:10:55,337 「お前も 女郎屋で 飯 食おうってんなら・ 188 00:10:55,337 --> 00:10:57,423 俺の面ぁ覚えとけ。・ 189 00:10:57,423 --> 00:11:01,243 吉原でも千住でも どこでも 相手に仕手のねぇ・ 190 00:11:01,243 --> 00:11:04,396 居残り佐平次たぁ 俺のことよ。・ 191 00:11:04,396 --> 00:11:08,217 楼へ帰って 旦那によろしく言っとくれ。・ 192 00:11:08,217 --> 00:11:10,252 あばよ!」。 193 00:11:10,252 --> 00:11:13,022 「旦那 大変でございます!」。 194 00:11:13,022 --> 00:11:15,858 「何・ 居残り商売だと?・ 195 00:11:15,858 --> 00:11:18,928 じゃあ 俺は 詐欺にかかったのか?」。 196 00:11:18,928 --> 00:11:22,982 「へえ。 旦那の頭が 胡麻塩ですから」。 197 00:11:22,982 --> 00:11:25,785 (観客)いよっ! (観客)三代目! 198 00:11:25,785 --> 00:11:36,885 (拍手と歓声) 199 00:11:40,232 --> 00:11:42,232 (松田)早く 早く! 200 00:11:46,222 --> 00:11:50,476 お客さんに 何も言わねぇで出てきちまった。 201 00:11:50,476 --> 00:11:52,761 (松田) 大丈夫ですよ。 そういうのは・ 202 00:11:52,761 --> 00:11:56,182 協会の方にお任せした方が。・ 203 00:11:56,182 --> 00:11:58,317 そんなお顔で 何言っても・ 204 00:11:58,317 --> 00:12:00,936 大ごとになっちまう。 うっ…。 205 00:12:00,936 --> 00:12:04,223 (信之助) 父ちゃん どうして泣いてるの? 206 00:12:04,223 --> 00:12:07,359 今日の「居残り」 よくできたのに・ 207 00:12:07,359 --> 00:12:09,428 聴いてもらえなかったから…。 208 00:12:09,428 --> 00:12:14,183 (松田) 与太さん 十分にご立派でしたよ。 209 00:12:14,183 --> 00:12:18,103 (信之助) 二人とも 泣いちゃダメ~! 210 00:12:18,103 --> 00:12:20,122 (松田)うう…。 うっ…。 211 00:12:20,122 --> 00:12:23,922 うう~! うぅ…。 212 00:14:28,701 --> 00:14:31,301 ・はぁ はぁ はぁ…。 与太郎はん。・ 213 00:14:32,721 --> 00:14:35,257 やっぱり 心筋梗塞やった。 えっ…。 214 00:14:35,257 --> 00:14:37,493 (萬月) 今は もう処置に入ってるよ。・ 215 00:14:37,493 --> 00:14:40,496 顔を見れんのは 明日の明け方になりそうやて。・ 216 00:14:40,496 --> 00:14:44,133 当分は 家族以外 面会謝絶になると思うで。 217 00:14:44,133 --> 00:14:47,436 うっ…。 1週間以内やな。・ 218 00:14:47,436 --> 00:14:49,955 意識が戻るよう祈っとくわ。・ 219 00:14:49,955 --> 00:14:52,624 八雲師匠は僕らの宝や。・ 220 00:14:52,624 --> 00:14:55,361 あんたらに懸かってる。・ 221 00:14:55,361 --> 00:14:57,629 絶対に引き戻してな。 222 00:14:57,629 --> 00:15:00,516 アニさ~ん! (萬月)やめぇ!・ 223 00:15:00,516 --> 00:15:05,337 ほな 僕は これ以上 なんもでけんし ホテル戻るわ。 224 00:15:05,337 --> 00:15:07,473 (松田) そんなら お送りいたしましょう。 225 00:15:07,473 --> 00:15:10,292 (萬月)あっ ほんま? 助かるわ。 226 00:15:10,292 --> 00:15:12,661 (小夏)お世話になりました。 227 00:15:12,661 --> 00:15:16,261 やっと こっち見てくれはった。 あっ。 228 00:15:23,222 --> 00:15:25,524 与太。 へい。 229 00:15:25,524 --> 00:15:28,310 正念場だよ。 へい! 230 00:15:28,310 --> 00:15:33,210 ・~ 231 00:15:35,784 --> 00:15:40,289 はぁ… 気ぃ張ったわ。 タバコ吸うてええかな? 232 00:15:40,289 --> 00:15:42,289 どうぞ ご遠慮なく。 233 00:15:44,660 --> 00:15:48,213 (松田)ほんとに 何から何まで ありがとうございます。 234 00:15:48,213 --> 00:15:52,851 かまへん かまへん。 モテよう思て 医学部行って・ 235 00:15:52,851 --> 00:15:55,521 応急処置しか覚えてへんのやけど。 236 00:15:55,521 --> 00:15:58,891 今日のためだけに 行っといてよかったわ。 237 00:15:58,891 --> 00:16:01,660 人生なんでもやっておくもんやな。 238 00:16:01,660 --> 00:16:04,980 しょうもない 元落語家いう経歴も・ 239 00:16:04,980 --> 00:16:07,015 いつか役立つかもしれへん。 240 00:16:07,015 --> 00:16:09,918 (松田)師匠。 こんなときに なんですけど・ 241 00:16:09,918 --> 00:16:14,056 あたしゃ 萬月師匠の落語が大好きでねぇ。 242 00:16:14,056 --> 00:16:17,126 あんたはん おべんちゃら言わんときやす。 243 00:16:17,126 --> 00:16:20,045 (松田)ピリッと辛口で渋好みでね。 244 00:16:20,045 --> 00:16:23,098 昔は そういう方も ちょくちょくいらしたんですが・ 245 00:16:23,098 --> 00:16:26,518 最近じゃ とんと出会えなくなったから・ 246 00:16:26,518 --> 00:16:31,418 うれしくてねぇ。 早速 役立ったわ。 おおきに。 247 00:16:32,724 --> 00:16:34,760 「おい こら! たたかれたぐれぇで・ 248 00:16:34,760 --> 00:16:37,312 泣くんじゃねぇ」。 「いきなりたたくから・ 249 00:16:37,312 --> 00:16:41,450 飴玉 落っこちたよ」。 「何・ どこに落とした?」。 250 00:16:41,450 --> 00:16:43,952 「おなかん中へ 落っこったぃ」。 251 00:16:43,952 --> 00:16:46,321 (一同)ははははっ。 パチパチパチ… 252 00:16:46,321 --> 00:16:50,375 ・~(受け囃子) 253 00:16:50,375 --> 00:16:52,961 (前座)お疲れさまです。 (前座)お疲れさまです。 254 00:16:52,961 --> 00:16:56,298 (席亭)与太ちゃん よかったよ。 トリ お疲れさん。 255 00:16:56,298 --> 00:16:59,098 席亭さん お疲れさまです。 256 00:17:07,910 --> 00:17:10,746 いい「初天神」になってきたね。 257 00:17:10,746 --> 00:17:13,646 前座の頃とは比べ物にならねぇな。 258 00:17:14,967 --> 00:17:17,569 父親になって 実感がこもったね。 259 00:17:17,569 --> 00:17:19,888 へへへっ 恐れ入りやす。 260 00:17:19,888 --> 00:17:23,225 今月は2回も トリを頼んじまってなぁ。 261 00:17:23,225 --> 00:17:26,528 八雲師の代演とはいえ 助かったよ。 262 00:17:26,528 --> 00:17:28,831 あの人は大丈夫かい? 263 00:17:28,831 --> 00:17:33,218 絶対 大丈夫です。 じきに目ぇ覚ましやすから。 264 00:17:33,218 --> 00:17:37,756 そうか…。 早めに 話しときてぇことがあるんだ。 265 00:17:37,756 --> 00:17:43,028 実はね この寄席 建て替えろって話が出てるんだよ。 266 00:17:43,028 --> 00:17:45,631 えっ・ ここ 壊しちまうんで? 267 00:17:45,631 --> 00:17:48,231 バカ そうは言ってねぇよ。 268 00:17:50,953 --> 00:17:53,789 関西で大地震があったろ。 269 00:17:53,789 --> 00:17:56,725 あれで 建物の耐震基準とかいうやつが・ 270 00:17:56,725 --> 00:18:00,162 べらぼうに 厳しくなるんだってよ。・ 271 00:18:00,162 --> 00:18:02,848 大正の終わりに この造りになって・ 272 00:18:02,848 --> 00:18:06,101 名前は 江戸から続いている小屋だ。・ 273 00:18:06,101 --> 00:18:09,438 あちこち直しながら だましだましやってきたが・ 274 00:18:09,438 --> 00:18:13,625 ガタがきてるってぇのは 本当なんだよな。 275 00:18:13,625 --> 00:18:18,764 夏は 地獄の釜みてぇに暑いし 冬は シベリアみてぇに寒い。 276 00:18:18,764 --> 00:18:21,333 快適になりゃあ お客さんも芸人も・ 277 00:18:21,333 --> 00:18:25,153 もっと集まるかもしれねぇな。 へい。 278 00:18:25,153 --> 00:18:28,357 (席亭)見てみろ。 この高座の上がりなんざ・ 279 00:18:28,357 --> 00:18:33,629 俺が会ったこともねぇ大名人が 何人も ここを踏んでるんだ。・ 280 00:18:33,629 --> 00:18:37,266 その 使い勝手だけがいい 割れている火鉢も・ 281 00:18:37,266 --> 00:18:42,354 べっこべこの畳も 焦げた薄っぺらの座布団も…・ 282 00:18:42,354 --> 00:18:45,324 薄暗い客席も 曲がった時計も・ 283 00:18:45,324 --> 00:18:47,926 ヤニ臭ぇロビーも・ 284 00:18:47,926 --> 00:18:52,030 それに合わせて 人が一緒に成長してきたんだ。・ 285 00:18:52,030 --> 00:18:57,085 何よりよ 与太公 このハコは面構えが天下一品だよ。 286 00:18:57,085 --> 00:19:02,524 俺ぁ こんな立派な面構えの建物は 見たことがねぇんだ。・ 287 00:19:02,524 --> 00:19:05,611 俺の生まれる前から 芸人さんの悲喜こもごも・ 288 00:19:05,611 --> 00:19:09,031 全部 見てきたんだよ こいつぁ。・ 289 00:19:09,031 --> 00:19:13,151 たった一軒 残るだけのことはあるだろう。・ 290 00:19:13,151 --> 00:19:17,389 全く同じもん建て替えたって こいつとは別のもんになる。・ 291 00:19:17,389 --> 00:19:20,289 所詮まねっこ 二番煎じよ。・ 292 00:19:21,727 --> 00:19:24,830 ここの空気を 丸ごと移すなんてことは・ 293 00:19:24,830 --> 00:19:26,830 きっと できねぇんだ。 294 00:19:28,700 --> 00:19:32,754 大旦那 建て替えたくねぇって 顔に書いてあります。 295 00:19:32,754 --> 00:19:35,624 わはははっ! おお~ おっかねぇ。 296 00:19:35,624 --> 00:19:38,193 役人に聞かれたらドヤされちまう。 297 00:19:38,193 --> 00:19:42,147 「倒壊して死人が出てからじゃ 遅いんですよ~!」・ 298 00:19:42,147 --> 00:19:45,534 なんて もっともなことばっかり ぬかしゃあがる。 299 00:19:45,534 --> 00:19:48,954 お客様の安全が大事なんて 当ったり前だ。 300 00:19:48,954 --> 00:19:51,657 それと同じぐらい ここを好きな人の情だって・ 301 00:19:51,657 --> 00:19:53,692 大事なんだ。 302 00:19:53,692 --> 00:19:56,678 そもそも 建て替えする金なんざ…。 303 00:19:56,678 --> 00:19:59,748 (席亭)ねぇな。 ふふふっ。 304 00:19:59,748 --> 00:20:04,419 (席亭)なぁに あたしの代で 潰すようなこたぁしねぇさ。 305 00:20:04,419 --> 00:20:07,689 八雲師には あたしから言わせとくれ。 306 00:20:07,689 --> 00:20:09,725 退院したら伺うよ。 307 00:20:09,725 --> 00:20:14,162 そのためには まず あの人が目を覚まさなきゃな。 308 00:20:14,162 --> 00:20:17,432 はぁ…。 っといけねぇ! 309 00:20:17,432 --> 00:20:19,768 次の仕事があったんだ! 310 00:20:19,768 --> 00:20:22,554 師匠のことなら 心配しねぇでください。 311 00:20:22,554 --> 00:20:24,589 絶対 目ぇ覚ましやす。 312 00:20:24,589 --> 00:20:28,889 ・~ 313 00:20:32,230 --> 00:20:36,430 ああっ。 はぁ はぁ…。 (樋口)あっ 待て 与太公! 314 00:20:40,389 --> 00:20:42,991 (樋口)ますます忙しいね どうも。 315 00:20:42,991 --> 00:20:46,945 君 お師匠の分まで 仕事こなしてんだろ? 316 00:20:46,945 --> 00:20:49,247 着替えてる暇も惜しいや。 317 00:20:49,247 --> 00:20:51,283 穴 空けらんねぇからな。 318 00:20:51,283 --> 00:20:53,785 今んとこ 一個も外してねぇぞ。 319 00:20:53,785 --> 00:20:56,221 (樋口)八雲師の容体は どうなってるの?・ 320 00:20:56,221 --> 00:20:58,423 日本中が 戦々恐々だよ。・ 321 00:20:58,423 --> 00:21:00,892 もう 1週間になるだろ? 322 00:21:00,892 --> 00:21:05,664 そろそろ 何か教えてくれ。 師匠は よくなるよ。 323 00:21:05,664 --> 00:21:10,469 またそれか…。 心配で 何も手につかないよ。 324 00:21:10,469 --> 00:21:13,855 あんなに すばらしい会だったのに。・ 325 00:21:13,855 --> 00:21:16,625 ずっと たたえたくて ムラムラしてたんだ。・ 326 00:21:16,625 --> 00:21:20,328 なんたって あの「居残り」だよ。 なんだい ありゃあ!・ 327 00:21:20,328 --> 00:21:23,765 化け物が 降りてきたのかと思ったよ。 328 00:21:23,765 --> 00:21:26,351 僕は あれを見て確信したよ。 329 00:21:26,351 --> 00:21:29,838 表現には3つの型がある。・ 330 00:21:29,838 --> 00:21:31,857 まずは八雲師匠。・ 331 00:21:31,857 --> 00:21:35,127 彼の落語は 経験と鍛錬に裏打ちされた・ 332 00:21:35,127 --> 00:21:38,997 確たる技だ。 しかし 落語はあくまで道具。・ 333 00:21:38,997 --> 00:21:42,017 その技で ご自分を表現している。・ 334 00:21:42,017 --> 00:21:44,686 次に先代の助六師匠。・ 335 00:21:44,686 --> 00:21:47,155 彼の落語は すべてが「助六」。・ 336 00:21:47,155 --> 00:21:50,642 女 子供 ご隠居 犬でも たぬきでも・ 337 00:21:50,642 --> 00:21:55,547 何をやっても助六になる。 しかも そこには実感がこもる。・ 338 00:21:55,547 --> 00:21:57,582 噺は限られるが・ 339 00:21:57,582 --> 00:22:01,436 はまれば こんなに 説得力ある落語はないだろうね。・ 340 00:22:01,436 --> 00:22:06,108 みんな 助六を求めて 落語を見に行ったことだろう。 341 00:22:06,108 --> 00:22:08,908 君の「居残り」はどちらとも違った。 342 00:22:11,396 --> 00:22:13,515 (樋口) 聴いている間に 君の存在を・ 343 00:22:13,515 --> 00:22:15,951 一切 思い出すことがなかった。・ 344 00:22:15,951 --> 00:22:19,538 「居残り」の世界そのまんま。 無我 無欲・ 345 00:22:19,538 --> 00:22:23,391 純然たる落語のための 容れ物だった。・ 346 00:22:23,391 --> 00:22:27,045 君は自分の思いを 落語に託さないんだ。・ 347 00:22:27,045 --> 00:22:31,800 実は これ すごい強みだよ。 へえ~。 348 00:22:31,800 --> 00:22:36,154 「へえ~」じゃないよ! 僕のすごい発見なんだよ。・ 349 00:22:36,154 --> 00:22:40,459 だからこそ あんな状況でも 落語ができたんじゃないかね? 350 00:22:40,459 --> 00:22:44,062 不安だったろうに よくやり抜いたね。 351 00:22:44,062 --> 00:22:48,262 ちっともよかねぇや。 親子会は結局 中断だしよ。 352 00:22:49,901 --> 00:22:53,601 (車内アナウンス) 次は上野。 お出口は左側です。 353 00:22:54,973 --> 00:22:59,427 (樋口) 八雲師匠 心配だよ。 容体もだが・ 354 00:22:59,427 --> 00:23:03,965 今後 彼の落語は 一体どうなってしまうんだろう? 355 00:23:03,965 --> 00:23:06,852 ご自分を重ねるタイプの 芸人さんは・ 356 00:23:06,852 --> 00:23:09,955 私生活が 芸にも直結してるんだろうし…。 357 00:23:09,955 --> 00:23:13,091 ううっ うぅ…。 358 00:23:13,091 --> 00:23:15,944 ああ~ ごめん 変なこと言って。 359 00:23:15,944 --> 00:23:19,481 それより 吉報だよ。 まだ未確定なんだけど・ 360 00:23:19,481 --> 00:23:23,568 助六さんの落語の撮影フィルムが 見つかるかもしれないんだ。・ 361 00:23:23,568 --> 00:23:26,068 演目は おそらく「芝浜」。 362 00:23:30,492 --> 00:23:32,527 そんな大事なことは・ 363 00:23:32,527 --> 00:23:36,198 もっと早く… 言ってよ! バカ! 364 00:23:36,198 --> 00:23:38,198 (樋口)あっ ごめ~ん! 365 00:23:50,228 --> 00:23:52,228 あっ…。 366 00:23:53,915 --> 00:23:56,451 お母さん じいじ泣いてる。 367 00:23:56,451 --> 00:23:58,486 えっ? 368 00:23:58,486 --> 00:24:02,524 ・~ 369 00:24:02,524 --> 00:24:05,694 (松田) あたし 看護婦さん呼んできます! 370 00:24:05,694 --> 00:24:09,130 おい 起きゃあがれ! 寝てる場合かい! 371 00:24:09,130 --> 00:24:13,552 ・~ 372 00:24:13,552 --> 00:24:17,322 じいじ おいで! (松田)師匠! 373 00:24:17,322 --> 00:24:19,322 八雲さん! 374 00:24:22,477 --> 00:24:25,864 未練だね…・ 375 00:24:25,864 --> 00:24:27,949 まだ生きてらぁ…。 376 00:24:27,949 --> 00:24:30,352 やった~! 377 00:24:30,352 --> 00:24:49,955 ・~ 378 00:24:49,955 --> 00:25:09,991 ・~ 379 00:25:09,991 --> 00:25:29,945 ・~ 380 00:25:29,945 --> 00:25:49,948 ・~ 381 00:25:49,948 --> 00:25:58,948 ・~ 382 00:27:32,667 --> 00:27:41,059 ・~ 383 00:27:41,059 --> 00:27:47,148 ・~ 384 00:27:47,148 --> 00:27:52,954 (小夏)次回 「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」・ 385 00:27:52,954 --> 00:27:54,989 第7話。・ 386 00:27:54,989 --> 00:27:57,989 どうぞ ご贔屓 ご鞭撻のほどを。