1 00:00:04,911 --> 00:00:24,948 ・~ 2 00:00:24,948 --> 00:00:44,918 ・~ 3 00:00:44,918 --> 00:00:58,715 ・~ 4 00:00:58,715 --> 00:01:03,036 ・~ 5 00:01:03,036 --> 00:01:11,236 ・~ 6 00:01:15,081 --> 00:01:33,181 ・~ 7 00:01:36,520 --> 00:01:39,990 (与太郎)師匠は どうだい? まだ しゃべらねぇかい? 8 00:01:39,990 --> 00:01:42,909 (松田)今日は 萬月師匠が お見舞いに見えて・ 9 00:01:42,909 --> 00:01:46,429 お仕事の帰りに わざわざ 寄ってくだすったんです。・ 10 00:01:46,429 --> 00:01:49,649 師匠も珍しく たくさん おしゃべりでしたよ。 11 00:01:49,649 --> 00:01:51,685 ふっ。 (松田)そうだ。・ 12 00:01:51,685 --> 00:01:54,938 萬月師匠が また 落語を始めるんだそうです。 13 00:01:54,938 --> 00:01:57,807 そうかい! こら めでてぇな。 14 00:01:57,807 --> 00:02:01,845 まっ オイラにゃ分かってたけどね。 (信之助)ふふふっ。 15 00:02:01,845 --> 00:02:05,882 けど そんな話をしていたら 八雲師匠が・ 16 00:02:05,882 --> 00:02:09,282 落語は引退するなんて 言いはじめて…。・ 17 00:02:10,921 --> 00:02:14,641 あたしゃ そんなの悲しくて やりきれませんよ。 18 00:02:14,641 --> 00:02:17,694 はぁ… 考えたくもねぇな。 19 00:02:17,694 --> 00:02:20,213 けど いつかは 絶対 その日は来る。 20 00:02:20,213 --> 00:02:22,249 目は そむけらんねぇこった。 21 00:02:22,249 --> 00:02:24,484 (松田)あたしも 年が年ですから・ 22 00:02:24,484 --> 00:02:26,853 いつまでできるか 分かりませんが・ 23 00:02:26,853 --> 00:02:28,972 師匠のおそばで 生涯・ 24 00:02:28,972 --> 00:02:31,708 働かせていただきたいんです。・ 25 00:02:31,708 --> 00:02:35,195 有楽亭八雲に 代々お仕えできる。 26 00:02:35,195 --> 00:02:37,530 こんな誉れは ございません。・ 27 00:02:37,530 --> 00:02:41,618 師匠には 落語を やり続けていただかないと。 28 00:02:41,618 --> 00:02:44,254 その意気だぜ 松田さん。 29 00:02:44,254 --> 00:02:47,807 病院にいるから弱気になってるだけ かもしんねぇしな。 30 00:02:47,807 --> 00:02:50,110 そら 師匠にしか分かんねぇこった。 31 00:02:50,110 --> 00:02:52,145 (信之助)父ちゃん。 32 00:02:52,145 --> 00:02:54,714 じいじは 落語やめちゃうの? 33 00:02:54,714 --> 00:02:58,535 坊は 師匠の落語 聴けなくなんのは嫌かい? 34 00:02:58,535 --> 00:03:01,071 僕 絶対にやだよ。 35 00:03:01,071 --> 00:03:05,191 そんなら 今度 会ったときに そのこと よ~くお願いしてみな。 36 00:03:05,191 --> 00:03:08,878 師匠には 坊の言うことが 何よりの薬になるからな。 37 00:03:08,878 --> 00:03:14,084 うん。 絶対にお願いする。 坊は ほんとにいい子だな! 38 00:03:14,084 --> 00:03:16,353 はははっ。 このやろう! 39 00:03:16,353 --> 00:03:18,553 ・ザッ ザッ ザッ…(足音) 40 00:03:25,145 --> 00:03:28,548 (小夏)ちょいと 一人で歩いてきたのかい?・ 41 00:03:28,548 --> 00:03:30,850 敷地内でも許可がいるんだよ。・ 42 00:03:30,850 --> 00:03:33,119 看護婦さんには 言ってきたんだろうね?・ 43 00:03:33,119 --> 00:03:35,789 冷えちまうだろ。・ 44 00:03:35,789 --> 00:03:39,489 はぁ…。 ちったぁ なんかしゃべりなよ。 45 00:03:42,412 --> 00:03:45,312 (小夏) ちっ。 15分たったら連れてくよ。 46 00:03:51,121 --> 00:03:53,523 (有楽亭八雲) やめたんじゃなかったのかぇ。 47 00:03:53,523 --> 00:03:58,144 (小夏)気がめいることが多くてね。 んっ。 48 00:03:58,144 --> 00:04:00,613 (小夏) 怒られんのは あたしなんだよ。 49 00:04:00,613 --> 00:04:04,313 一服でいいんだよ。 ほれ よこしな。 50 00:04:05,785 --> 00:04:09,885 (小夏)んっ。 ご相伴 どうも。 51 00:04:11,908 --> 00:04:16,780 ふぅ~。 もう 先のねぇ命さ。 52 00:04:16,780 --> 00:04:20,884 今更 気ぃ遣ったって どうなるてぇんだい。 53 00:04:20,884 --> 00:04:24,721 (小夏)もうろくも大概にしなよ。 そんなにボロボロ 弱音吐いたら・ 54 00:04:24,721 --> 00:04:28,141 みんな心配するだろ。 あんなに派手に倒れて…。・ 55 00:04:28,141 --> 00:04:31,244 日本中 ハラハラしてるよ。 ふぅ~。 56 00:04:31,244 --> 00:04:34,681 (小夏)ご自分の影響力ってもんを よく考えなよ。・ 57 00:04:34,681 --> 00:04:36,816 一人の体じゃねぇんだ。・ 58 00:04:36,816 --> 00:04:40,420 引退するなんて 冗談でも口にしないで。 59 00:04:40,420 --> 00:04:43,273 冗談に聞こえたかぇ。 60 00:04:43,273 --> 00:04:46,473 噺家冥利に尽きらぁな。 61 00:04:48,178 --> 00:04:52,615 声が… うまく出ねぇんだ。 62 00:04:52,615 --> 00:04:56,286 また あんな醜態 さらしちまうかと思うと・ 63 00:04:56,286 --> 00:04:59,906 怖くて高座に上がれやしない。 64 00:04:59,906 --> 00:05:03,543 そんなものぁ きっと うまくありませんよ。 65 00:05:03,543 --> 00:05:06,146 (小夏)見え透いた建て前は どうだっていいんだよ。・ 66 00:05:06,146 --> 00:05:08,181 本音を言いな。・ 67 00:05:08,181 --> 00:05:11,481 そんなことで あんたが 落語を やめられるわけねぇだろ。 68 00:05:12,969 --> 00:05:15,622 倒れたときにね・ 69 00:05:15,622 --> 00:05:20,477 これで もう 落語をしなくて済む って思っちまったんだ。 70 00:05:20,477 --> 00:05:23,046 目覚めてからも 落語をしてぇなんざ・ 71 00:05:23,046 --> 00:05:25,982 ちいとも思わねぇ。 72 00:05:25,982 --> 00:05:30,882 思いどおりしゃべれねぇなんざ 地獄の釜ん中さね。 73 00:05:32,939 --> 00:05:36,509 もしかしたら あたしゃ・ 74 00:05:36,509 --> 00:05:41,748 ずっと恐れていた日が ついに 来ちまったんじゃないかって…・ 75 00:05:41,748 --> 00:05:45,985 てめぇの落語に 満足しちまう日がさ。 76 00:05:45,985 --> 00:05:49,272 お前のお父つぁんみたいに…。 77 00:05:49,272 --> 00:05:51,941 あたしの生涯で そんなこたぁ・ 78 00:05:51,941 --> 00:05:55,862 一時でも考えたことはなかった。 79 00:05:55,862 --> 00:06:00,450 あたしの中から落語がなくなる。 80 00:06:00,450 --> 00:06:04,650 そうなったら あたしなんざ もぬけの殻だ。 81 00:06:06,055 --> 00:06:09,609 (小夏)そういうのを 因果応報ってんだろ。・ 82 00:06:09,609 --> 00:06:11,609 ざまぁねぇな。 83 00:06:14,931 --> 00:06:18,785 ・先生! (樋口)おっ。 やあ 寒いね。・ 84 00:06:18,785 --> 00:06:21,154 早くからお疲れさま。 85 00:06:21,154 --> 00:06:24,941 今日は もう一人 ご一緒させてもらうよ。 86 00:06:24,941 --> 00:06:28,011 おはようございます。 (樋口)こりゃ どうも。 87 00:06:28,011 --> 00:06:30,747 (松田)へえ すみません。・ 88 00:06:30,747 --> 00:06:33,283 与太さんに話を聞きましてね。・ 89 00:06:33,283 --> 00:06:37,904 どうしても あたしも見たくてね 助六師匠の「芝浜」のフィルム。 90 00:06:37,904 --> 00:06:40,056 聞いて驚くなよ 先生。 91 00:06:40,056 --> 00:06:44,644 松田さんは その「芝浜」を 見たってんだよ。 なあ? 92 00:06:44,644 --> 00:06:49,115 ええ さいです。 四国の温泉旅館で。 93 00:06:49,115 --> 00:06:53,369 助六師匠とみよ吉さんが 亡くなられた あの旅館ですよ。 94 00:06:53,369 --> 00:06:57,190 (樋口)なんと! こりゃ ますます楽しみですな。 95 00:06:57,190 --> 00:06:59,859 (松田)お役に立てることも あるやもしれません。・ 96 00:06:59,859 --> 00:07:02,011 どうぞ ご一緒させてください。 97 00:07:02,011 --> 00:07:04,864 (樋口)もちろんですよ。 こんなに頼もしい助っ人は・ 98 00:07:04,864 --> 00:07:07,851 ありません。 だいぶ古いもので・ 99 00:07:07,851 --> 00:07:10,954 見られるかどうかも 分からないそうですが…。 100 00:07:10,954 --> 00:07:13,022 うまく見れるといいなぁ。 101 00:07:13,022 --> 00:07:16,022 ゴォーー(飛行機のエンジン音) 102 00:07:19,529 --> 00:07:21,714 (松田)ああ~ お懐かしい。 103 00:07:21,714 --> 00:07:23,733 おお~ いいとこじゃねぇか。 104 00:07:23,733 --> 00:07:26,886 (松田)ここへ来たのは 30年ぶりになりますが・ 105 00:07:26,886 --> 00:07:30,523 いや~ 道の感じなんか ほとんど一緒だ。 106 00:07:30,523 --> 00:07:34,093 旅館の名前は確か 「亀屋」ってぇたかな。 107 00:07:34,093 --> 00:07:37,080 大丈夫 お迎えを頼んでおきました。 108 00:07:37,080 --> 00:07:40,433 (番頭)やあ 樋口の坊ちゃん ご無沙汰してます。 109 00:07:40,433 --> 00:07:44,204 (樋口)どうも どうも すみません。 急にお世話になります。 110 00:07:44,204 --> 00:07:46,204 (2人)坊ちゃん? 111 00:07:47,624 --> 00:07:50,143 先生 知り合いなのかい? 112 00:07:50,143 --> 00:07:52,962 (樋口) この辺の温泉はね 父が大好きで・ 113 00:07:52,962 --> 00:07:55,048 小さい頃 よく来てたんですよ。 114 00:07:55,048 --> 00:07:59,569 へえ~。 大旦那も楽しみにしておりますよ。 115 00:07:59,569 --> 00:08:03,439 あたしは いりましたか? そのうち役立つさ。 116 00:08:03,439 --> 00:08:07,110 (樋口)後ほど 百合絵さんの お墓参りもいたしましょう。 117 00:08:07,110 --> 00:08:11,310 いろいろ お礼を言わないと。 ユリエ? 118 00:08:14,083 --> 00:08:16,619 スーッ スーッ(障子の音) 119 00:08:16,619 --> 00:08:18,619 ガラガラガラ… バタン(戸の音) 120 00:08:20,390 --> 00:08:22,942 (樋口) 生活と情緒が共存している・ 121 00:08:22,942 --> 00:08:26,779 いい舞台ですね。 (大旦那)年代物ですが・ 122 00:08:26,779 --> 00:08:30,383 今も 宴会や催しに よく使うとります。 123 00:08:30,383 --> 00:08:35,121 先代ご自慢の 「亀屋」の大広間ですからね。 124 00:08:35,121 --> 00:08:38,758 昨年 97歳で大往生しましたが・ 125 00:08:38,758 --> 00:08:42,378 樋口様のお父様にも 会いたがっておりましたよ。 126 00:08:42,378 --> 00:08:45,782 (樋口)父とは よく趣味の話で 気が合ってましたものね。 127 00:08:45,782 --> 00:08:49,419 (大旦那)ええ ええ ほんとに。 趣味が高じて・ 128 00:08:49,419 --> 00:08:52,555 こんなことをやってたんでしょう。 (樋口)ほう~。 129 00:08:52,555 --> 00:08:55,325 (大旦那)父のフィルム道楽は 知っていましたが・ 130 00:08:55,325 --> 00:08:57,910 こんなものまで撮ってたなんて・ 131 00:08:57,910 --> 00:09:01,431 八雲師匠にも ないしょだったんじゃ ないでしょうか。 132 00:09:01,431 --> 00:09:03,716 それで 演芸の研究をしている僕に・ 133 00:09:03,716 --> 00:09:07,086 いの一番に 連絡を下さったってぇ寸法です。・ 134 00:09:07,086 --> 00:09:10,056 いや~ たぎりますなぁ。 135 00:09:10,056 --> 00:09:12,956 先生 さっきのユリエさんって? 136 00:09:14,777 --> 00:09:17,747 みよ吉さんのことですよ。 えっ。 137 00:09:17,747 --> 00:09:22,285 僕は以前 この街で彼女に会ってるんです。・ 138 00:09:22,285 --> 00:09:24,304 彼女は この街で生まれて・ 139 00:09:24,304 --> 00:09:27,824 二十歳前後まで ここで暮らしていました。・ 140 00:09:27,824 --> 00:09:30,376 「亀屋旅館」で女中をされてて・ 141 00:09:30,376 --> 00:09:34,580 満州に渡られたのは そのあとなのかな。 142 00:09:34,580 --> 00:09:36,816 (みよ吉・回想) 坊ちゃん いらっしゃい 143 00:09:36,816 --> 00:09:41,120 (樋口)父の療養に付き添って 僕もよく ここへ遊びに来ていて・ 144 00:09:41,120 --> 00:09:43,823 かわいがってもらったんで よく覚えてます。・ 145 00:09:43,823 --> 00:09:46,275 なんせ 美人でしたしね。・ 146 00:09:46,275 --> 00:09:48,311 彼女が街を出てからは・ 147 00:09:48,311 --> 00:09:50,646 もう会うことは ありませんでした。・ 148 00:09:50,646 --> 00:09:53,433 けれど 僕が中学生のとき・ 149 00:09:53,433 --> 00:09:56,035 この温泉街の なじみのそば屋に入ったら…。 150 00:09:56,035 --> 00:09:58,071 (樋口)あっ 151 00:09:58,071 --> 00:10:02,175 あら 坊ちゃんね ごきげんよう。・ 152 00:10:02,175 --> 00:10:05,311 こっち いらっしゃいな 153 00:10:05,311 --> 00:10:09,749 (樋口)昔から おきれいでしたけど ますます美しくなられて・ 154 00:10:09,749 --> 00:10:12,218 僕は有頂天で いろんな話を聞き出しました。 155 00:10:12,218 --> 00:10:14,887 東京では 何を されてらっしゃるんですか? 156 00:10:14,887 --> 00:10:17,790 ん? あたしね・ 157 00:10:17,790 --> 00:10:21,344 今 落語家さんとつきあってんだ 158 00:10:21,344 --> 00:10:25,048 菊比古さんっていうのよ はあ 159 00:10:25,048 --> 00:10:27,633 (樋口) その言い方が とってもきれいで・ 160 00:10:27,633 --> 00:10:31,537 菊比古さんが どんな人なのか 見たくなりました。・ 161 00:10:31,537 --> 00:10:34,190 そば屋の落語好きの おじさん おばさんに頼み込んで・ 162 00:10:34,190 --> 00:10:36,209 なんとか 東京へ。 163 00:10:36,209 --> 00:10:38,611 (観客)菊さ~ん! (観客)有楽亭! 164 00:10:38,611 --> 00:10:40,980 (観客)有楽亭! 165 00:10:40,980 --> 00:10:43,416 (樋口) それで感銘を受けてしまって…。 166 00:10:43,416 --> 00:10:49,856 ・~ 167 00:10:49,856 --> 00:10:51,891 (樋口)そして 数年後・ 168 00:10:51,891 --> 00:10:55,511 弟子入りまで思い詰めるに いたったしだいですよ。・ 169 00:10:55,511 --> 00:10:59,615 弟子入りは断られましたが 今 ここにいるのも すべては・ 170 00:10:59,615 --> 00:11:02,668 落語と みよ吉さんの結んでくれた ご縁です。 171 00:11:02,668 --> 00:11:05,405 ふ~ん。 だから もしかして・ 172 00:11:05,405 --> 00:11:07,940 八雲師匠のことを 知りたくなるのも・ 173 00:11:07,940 --> 00:11:11,110 みよ吉さんのことを 知りたいからかもしれません。 174 00:11:11,110 --> 00:11:14,013 そいで 師匠のこと かぎ回ってたのかい。 175 00:11:14,013 --> 00:11:18,084 (樋口)やだなぁ 人聞きの悪い。 ただの性分ですよ。 176 00:11:18,084 --> 00:11:20,987 やあ すみません お待たせしました。 177 00:11:20,987 --> 00:11:22,987 準備が出来ましたよ。 178 00:11:26,576 --> 00:11:30,196 よっ 待ってました! (樋口)特等席ですね。 179 00:11:30,196 --> 00:11:32,281 (松田)いや~ ドキドキしますね。 180 00:11:32,281 --> 00:11:34,700 ・~(出囃子) おっ 「潮来」! 181 00:11:34,700 --> 00:11:37,753 師匠かな? 師匠なのかな? (樋口)黙って。 182 00:11:37,753 --> 00:11:40,072 うほっ 若ぇ師匠だ。 183 00:11:40,072 --> 00:11:44,577 ええ どうも。 大変いいご陽気でございますな。・ 184 00:11:44,577 --> 00:11:47,597 こんな陽気に 温泉宿で落語なんざ…。 185 00:11:47,597 --> 00:11:51,184 (樋口)かっこいいなぁ。 (松田)はあ お懐かしい。・ 186 00:11:51,184 --> 00:11:54,053 まだ 菊比古さんだった頃ですよ。 「弁慶と小町は・ 187 00:11:54,053 --> 00:11:57,256 馬鹿だなあかかあ」なんて 川柳がございますが・ 188 00:11:57,256 --> 00:11:59,642 この世に男子と生まれて・ 189 00:11:59,642 --> 00:12:02,545 ご婦人が嫌いな方は…。 「明烏」か。 190 00:12:02,545 --> 00:12:05,081 声も まだ若ぇなぁ。 191 00:12:05,081 --> 00:12:08,251 温泉街の こんな旅館で聴いたら いいだろうねぇ。 192 00:12:08,251 --> 00:12:10,720 オイラにゃ 逆立ちしたって できねぇんだ・ 193 00:12:10,720 --> 00:12:13,172 こういうネタは。 はぁ…。 194 00:12:13,172 --> 00:12:15,341 「お父つぁん さっき表で・ 195 00:12:15,341 --> 00:12:18,528 源兵衛さんと多助さんに お目に掛かりました。・ 196 00:12:18,528 --> 00:12:22,348 大層はやりのお稲荷様が あるそうで。 あの…・ 197 00:12:22,348 --> 00:12:25,885 ぜひ お参りに行かないかと 誘われておりまして・ 198 00:12:25,885 --> 00:12:28,421 参っても よろしいでございましょうか?」。・ 199 00:12:28,421 --> 00:12:31,357 「源兵衛と多助? あのゴロツキが…。・ 200 00:12:31,357 --> 00:12:35,711 ああ~ いやいや そのお稲荷様は どっちの方角だって?」。・ 201 00:12:35,711 --> 00:12:39,015 「なんでも 観音様の 後ろの方角だそうで」。・ 202 00:12:39,015 --> 00:12:41,951 「ははははっ! そうか こりゃいいや。・ 203 00:12:41,951 --> 00:12:45,888 あのお稲荷様は バカに繁盛する所でね。・ 204 00:12:45,888 --> 00:12:48,007 なんなら お籠もりもしておいで。・ 205 00:12:48,007 --> 00:12:52,612 あの二人は よ~くご存じだから ゆっくり遊んでおいで」。・ 206 00:12:52,612 --> 00:12:57,016 「では お父つぁん おっ母さん 行ってまいります」。 207 00:12:57,016 --> 00:13:01,254 ・~ 208 00:13:01,254 --> 00:13:04,657 「ここは お女郎屋…。 ひぃ~!」。 209 00:13:04,657 --> 00:13:08,561 「坊ちゃん へへへっ。 ダメだよ 逃げちゃあ」。 210 00:13:08,561 --> 00:13:12,114 「おい 坊ちゃん いかにも ここは お女郎屋です」。 211 00:13:12,114 --> 00:13:15,401 「とんでもないこと…。 お稲荷様の お籠もりだってぇから・ 212 00:13:15,401 --> 00:13:19,472 来たんじゃありませんか。 人をだまして こんな処へ…。・ 213 00:13:19,472 --> 00:13:21,757 あたしゃ おいとまいたします」。 214 00:13:21,757 --> 00:13:26,078 「坊ちゃん 吉原にはね ここだけの規則があるんだ。・ 215 00:13:26,078 --> 00:13:29,378 大門 入ってきたら あそこは 一本道だよ。・ 216 00:13:30,883 --> 00:13:34,554 三人で入ったのに 一人で ひょこひょこ出てごらんなさい…」。 217 00:13:34,554 --> 00:13:36,806 カン! 「うさんくせぇヤツだって・ 218 00:13:36,806 --> 00:13:40,359 大門で止められちまわぁ。 なあ?」。 219 00:13:40,359 --> 00:13:42,795 なんだい これ! オイラより若ぇのに・ 220 00:13:42,795 --> 00:13:45,565 べらぼうに うめぇな。 なっ! 221 00:13:45,565 --> 00:13:47,583 (樋口)うるさい! 聞こえないよ。 222 00:13:47,583 --> 00:13:50,853 「女郎買い 振られた奴が起こし番」・ 223 00:13:50,853 --> 00:13:53,839 と申しますが 全くだそうで。・ 224 00:13:53,839 --> 00:13:57,076 人の部屋を ガラガラっと開けて はあ どうも…。・ 225 00:13:57,076 --> 00:14:00,479 「おい おはよう。 どうだったぃ ゆんべの出来は?」。・ 226 00:14:00,479 --> 00:14:04,417 「どうだったって… 布団の中の花魁が放さねぇんで・ 227 00:14:04,417 --> 00:14:08,487 外へ出られません」。 「おい 聞いたかよ。・ 228 00:14:08,487 --> 00:14:11,040 甘納豆 食ってる場合じゃねぇよ お前」。・ 229 00:14:11,040 --> 00:14:15,711 「俺たちは振られたてぇのに 冗談じゃねぇや もう。・ 230 00:14:15,711 --> 00:14:19,515 おい 若旦那 俺たち 先帰るよ」。・ 231 00:14:19,515 --> 00:14:22,818 「あなた方 先帰ってごらんなさい・ 232 00:14:22,818 --> 00:14:25,187 大門で止められますから」。 233 00:14:25,187 --> 00:14:28,491 パチパチパチ…(拍手) (樋口)わあ~! 234 00:14:28,491 --> 00:14:31,027 ありがとうございます。 ありがとうございます。 235 00:14:31,027 --> 00:14:34,413 パチパチパチ… 236 00:14:34,413 --> 00:14:37,583 こんなに楽しそうに 落語やってる師匠・ 237 00:14:37,583 --> 00:14:39,583 初めて見た。 238 00:14:41,687 --> 00:14:43,823 (大旦那) じゃあ フィルム替えますね。・ 239 00:14:43,823 --> 00:14:45,823 次は 助六さんです。 240 00:16:48,581 --> 00:16:50,616 (観客)よっ 助六師匠! 241 00:16:50,616 --> 00:16:54,236 ・~(出囃子) 242 00:16:54,236 --> 00:16:56,272 うわぁ~! 243 00:16:56,272 --> 00:16:59,172 (拍手) 244 00:17:00,693 --> 00:17:03,229 (助六) ええ~ たくさんのお運びで。・ 245 00:17:03,229 --> 00:17:06,649 こんな しゃんとした格好 久しぶりで。・ 246 00:17:06,649 --> 00:17:09,785 ええ~ 中には こちらを ニヤニヤ眺めてんのも・ 247 00:17:09,785 --> 00:17:11,821 1人 2人。 (観客)はははっ。 248 00:17:11,821 --> 00:17:15,357 あたし こう見えて 東京では 噺家をやってたんです。・ 249 00:17:15,357 --> 00:17:17,760 どう? 見える? 見えない?・ 250 00:17:17,760 --> 00:17:20,729 まっ どっちにしろ 気分は悪ぃもんで。 251 00:17:20,729 --> 00:17:23,048 (一同)ははははっ。 252 00:17:23,048 --> 00:17:25,885 (助六)芝の浜に 魚河岸がありました時分に・ 253 00:17:25,885 --> 00:17:28,220 棒手売のクマってぇ男がいた。 254 00:17:28,220 --> 00:17:30,856 このクマ 腕はいいが 大の酒好き。 255 00:17:30,856 --> 00:17:34,176 20日も仕事を休んで 朝から 酒ばかり飲んでいたが・ 256 00:17:34,176 --> 00:17:37,813 女房にせかされ 久しぶりに 河岸へ向かった。 257 00:17:37,813 --> 00:17:39,849 「うう~ 寒い! 寒いねぇ。・ 258 00:17:39,849 --> 00:17:42,768 やだなぁ こんなに早くに商売だなんてよ。・ 259 00:17:42,768 --> 00:17:45,354 起きてんなぁ 俺と むく犬くれぇなもんだぜ。・ 260 00:17:45,354 --> 00:17:47,523 しっ しっ! こんにゃろう 吠えるなって!・ 261 00:17:47,523 --> 00:17:49,875 こっち来るなってんだよ ああっ!」。 262 00:17:49,875 --> 00:17:52,928 「お前さん 起きとくれよ。 お前さん。・ 263 00:17:52,928 --> 00:17:55,080 商売に行っておくれよ お前さん」。 264 00:17:55,080 --> 00:17:58,284 「んっ んっ… ああ~ ははっ。・ 265 00:17:58,284 --> 00:18:01,353 なんで 商売なんぞに 行かなきゃならねぇんだよ。・ 266 00:18:01,353 --> 00:18:04,356 拾ってきた 四十八両があるってのによ」。 267 00:18:04,356 --> 00:18:06,425 「ん? なんだよ 四十八両って?・ 268 00:18:06,425 --> 00:18:09,728 情けないねぇ。 いくら貧乏してるからって・ 269 00:18:09,728 --> 00:18:13,115 お前さん 夢でも見たんじゃないのかい?」。 270 00:18:13,115 --> 00:18:16,585 「はあ? 夢だ~・」。 (観客たち)ははっ。 271 00:18:16,585 --> 00:18:19,455 「何言ってやがんだ! 芝の浜で拾ってきたろう?・ 272 00:18:19,455 --> 00:18:23,826 ほら 小汚ぇ財布だよ。 中に入ってる銭 四十八両・ 273 00:18:23,826 --> 00:18:27,129 お前に見したじゃねぇか」。 「見てないよ あたしゃ。・ 274 00:18:27,129 --> 00:18:29,715 第一 あんた 芝の浜なんか 行っちゃいないだろ。・ 275 00:18:29,715 --> 00:18:33,552 そんな夢 見るなんて 情けないったらありゃしない!」。 276 00:18:33,552 --> 00:18:36,322 「ちょっと待て。 ってことは何か?・ 277 00:18:36,322 --> 00:18:38,974 財布を拾ったのが夢で ドンチャンやったのが・ 278 00:18:38,974 --> 00:18:43,746 本当だってのか? こいつぁ 割が合わねぇや…」。 279 00:18:43,746 --> 00:18:49,046 (一同)ははははっ! 280 00:18:53,405 --> 00:18:55,457 (助六)「こんなふうに 思えるようになったのは・ 281 00:18:55,457 --> 00:18:58,244 お前のうそのおかげだ。・ 282 00:18:58,244 --> 00:19:01,680 お前がいなけりゃ 俺ぁ こんなふうには なれなかった。・ 283 00:19:01,680 --> 00:19:06,480 へっ… 感謝してるよ。 ありがとう」。・ 284 00:19:07,920 --> 00:19:11,724 「お前さん…」。 「バカ野郎 泣くんじゃねぇよ。・ 285 00:19:11,724 --> 00:19:14,910 ほら なっ? 飯 さっさと食っちまいな。・ 286 00:19:14,910 --> 00:19:18,213 冷めねぇうちによ」。 「そうだね うん。・ 287 00:19:18,213 --> 00:19:21,500 あっ お前さん お酒飲むかい?」。・ 288 00:19:21,500 --> 00:19:24,019 「えっ 酒?」。・ 289 00:19:24,019 --> 00:19:26,155 「今日のために 用意しといたんだよ。・ 290 00:19:26,155 --> 00:19:28,757 借金も 全部返したんだ。 ねっ?・ 291 00:19:28,757 --> 00:19:31,010 今日くらいはさ ほら」。・ 292 00:19:31,010 --> 00:19:34,546 「えっ いいのかい? ありがてぇな。・ 293 00:19:34,546 --> 00:19:37,349 あ~っとっとっと…。 はははっ。・ 294 00:19:37,349 --> 00:19:41,120 どうでぇ いい色だ。・ 295 00:19:41,120 --> 00:19:44,223 お久しぶり へへへっ。・ 296 00:19:44,223 --> 00:19:47,523 ありがてぇ。 んんっ…」。 297 00:19:50,179 --> 00:19:53,949 「いや… やっぱりよそう。・ 298 00:19:53,949 --> 00:19:56,849 また 夢になるといけねぇ」。 299 00:19:58,754 --> 00:20:01,573 (2人)はははっ。 うん! 300 00:20:01,573 --> 00:20:05,411 パチパチパチ… 301 00:20:05,411 --> 00:20:08,711 助六さんは ほんとに幸せだったんだな。 302 00:20:09,982 --> 00:20:13,585 みよ吉さんとアネさんと過ごした 数年間がさ。 303 00:20:13,585 --> 00:20:16,288 じゃねぇと こんな落語はできねぇ。 304 00:20:16,288 --> 00:20:19,688 (樋口)けど 八雲師匠が 全てを壊してしまった。 305 00:20:22,811 --> 00:20:24,811 僕の仮説です。 306 00:20:30,319 --> 00:20:34,206 (大旦那)助六さんと みよ吉さんの お墓は こちらです。・ 307 00:20:34,206 --> 00:20:37,376 命日になると 八雲師匠が お一人で・ 308 00:20:37,376 --> 00:20:39,862 墓参りにいらしてたようです。 309 00:20:39,862 --> 00:20:43,262 そんなこと ちいとも存じ上げませんでした。 310 00:20:49,805 --> 00:20:52,591 (松田) 与太さん 八雲師匠から何か・ 311 00:20:52,591 --> 00:20:55,577 ここで起こったことを 聞いてるんですかい? 312 00:20:55,577 --> 00:20:58,514 おう 1回だけな。 313 00:20:58,514 --> 00:21:01,467 全部 自分のせいだって かたくなに言ってたよ。 314 00:21:01,467 --> 00:21:04,019 (松田)やっぱりだ。 あの人は・ 315 00:21:04,019 --> 00:21:07,172 全部 お一人で 墓場まで持っていく気です。 316 00:21:07,172 --> 00:21:09,241 うぅ ううっ…。 317 00:21:09,241 --> 00:21:12,341 全て お嬢さんのために されてるんですよ。 318 00:21:14,680 --> 00:21:17,216 (松田)えっ?・ 319 00:21:17,216 --> 00:21:19,216 ひぃ~… 320 00:21:24,656 --> 00:21:27,526 松田さん その子を どっかへやっとくれ! 321 00:21:27,526 --> 00:21:30,129 大した傷じゃねぇはずだよ。 なんでもない 322 00:21:30,129 --> 00:21:33,599 ただの事故なんだよ! お医者を… 早く! 323 00:21:33,599 --> 00:21:35,984 (みよ吉)ごめんなさい… ごめんなさい ごめんなさい…・ 324 00:21:35,984 --> 00:21:39,004 ごめんなさい… ごめんなさい… 325 00:21:39,004 --> 00:21:42,007 (小夏) 父ちゃん 死んじゃったの? 326 00:21:42,007 --> 00:21:44,043 あんたが殺したの? 327 00:21:44,043 --> 00:21:47,496 ・~ 328 00:21:47,496 --> 00:21:51,784 (みよ吉)小夏… そんな言葉 使っちゃダメ! 329 00:21:51,784 --> 00:21:56,205 ごめんね 許して。 ううっ… 330 00:21:56,205 --> 00:21:59,505 お父ちゃんのこと 刺しちゃったの 331 00:22:01,910 --> 00:22:05,314 (小夏) 嫌だ~・ 父ちゃんを返せ!・ 332 00:22:05,314 --> 00:22:08,684 バカ! バカ バカ! 死んじゃえ!・ 333 00:22:08,684 --> 00:22:12,054 死んじゃえ~~・ (みよ吉)あっ… ああっ! 334 00:22:12,054 --> 00:22:14,940 (助六)ユリエ! ふっ くっ…。・ 335 00:22:14,940 --> 00:22:16,940 ああっ! (小夏)うわっ! 336 00:22:19,044 --> 00:22:21,044 (小夏)うわぁ~! 337 00:22:22,464 --> 00:22:24,483 ・バシャーン!(水に落ちる音) あっ! 338 00:22:24,483 --> 00:22:30,873 ・~ 339 00:22:30,873 --> 00:22:35,878 (松田)あまりのことで お嬢さんは 気を失われちまいました。・ 340 00:22:35,878 --> 00:22:41,283 こんなこと 子供が 一人で抱えられるわけがねぇ。・ 341 00:22:41,283 --> 00:22:44,686 ショックのせいか そのときの お嬢さんの記憶も・ 342 00:22:44,686 --> 00:22:48,157 曖昧なようでしたから 八雲師匠は・ 343 00:22:48,157 --> 00:22:52,077 ご自分のせいだと 言い聞かせて育てられたんです。 344 00:22:52,077 --> 00:22:54,863 じゃあ オイラが聞いた あの話は・ 345 00:22:54,863 --> 00:22:57,749 師匠の作り話だったってわけかい。 346 00:22:57,749 --> 00:23:00,519 (松田) 誰も悪くなんかないんです。・ 347 00:23:00,519 --> 00:23:03,856 皆さん おかわいそうで…。 348 00:23:03,856 --> 00:23:08,360 (樋口)八雲師匠の あの 果てない闇のような落語には・ 349 00:23:08,360 --> 00:23:10,760 そんなゆえんがあったのですね。 350 00:23:13,215 --> 00:23:16,118 (松田)お二人に お願いです。・ 351 00:23:16,118 --> 00:23:20,689 どうか 何もかも お一人で しょい込んでしまった師匠を・ 352 00:23:20,689 --> 00:23:23,292 助けてさしあげてください。 353 00:23:23,292 --> 00:23:28,480 落語と心中するなんて 二度と言わせないでください。・ 354 00:23:28,480 --> 00:23:31,767 ううっ… うぅ…。 355 00:23:31,767 --> 00:23:38,867 ・~ 356 00:23:42,778 --> 00:23:44,813 ・スーッ バン!(ふすまの音) 357 00:23:44,813 --> 00:23:47,449 遅かったね。 どこ行ってたの? 358 00:23:47,449 --> 00:23:50,219 しんちゃんと ご飯 済ませちゃったよ。・ 359 00:23:50,219 --> 00:23:52,819 松田さんも どこか出かけてたみたいね。 360 00:23:54,790 --> 00:23:57,576 ううっ…。 あっ。 361 00:23:57,576 --> 00:23:59,776 なんかあったね。 うわぁ~! 362 00:24:01,213 --> 00:24:05,000 いきなり なんだい? タバコ 危ねぇだろ。 363 00:24:05,000 --> 00:24:08,337 何があったのか言ってみな。 なんでもねぇ! 364 00:24:08,337 --> 00:24:10,372 (小夏) じじいに なんかされたかい? 365 00:24:10,372 --> 00:24:12,424 違う! (小夏)あんたが そんなに・ 366 00:24:12,424 --> 00:24:16,011 ぺしゃんこになるの それくらいしかねぇだろ。 367 00:24:16,011 --> 00:24:20,182 言ってみな。 なんでもねぇよ! 368 00:24:20,182 --> 00:24:24,253 でっけぇのに すぐ泣いて… しょうがない与太郎だね。 369 00:24:24,253 --> 00:24:29,553 ・~ 370 00:24:30,909 --> 00:24:50,946 ・~ 371 00:24:50,946 --> 00:25:10,916 ・~ 372 00:25:10,916 --> 00:25:30,902 ・~ 373 00:25:30,902 --> 00:25:50,939 ・~ 374 00:25:50,939 --> 00:25:58,939 ・~ 375 00:27:35,060 --> 00:27:39,114 (助六)次回 「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」・ 376 00:27:39,114 --> 00:27:41,149 第8話。・ 377 00:27:41,149 --> 00:27:44,149 どうぞ ご贔屓 ご鞭撻のほどを。