1 00:00:02,002 --> 00:00:06,674 ((狼星:助けにきたぞ。 もう大丈夫だ)) 2 00:00:06,674 --> 00:00:13,013 《狼星:それは 言いたかった言葉。 言えないままの言葉。 3 00:00:13,013 --> 00:00:18,519 あの時… 俺が死ねばよかったのに》 4 00:00:25,025 --> 00:00:28,028 (雛菊)よかった ね。 5 00:00:28,028 --> 00:00:31,323 (さくら)元気に 育ってほしいものです。 6 00:00:31,323 --> 00:00:33,325 雛菊様! 7 00:00:33,325 --> 00:00:35,327 (雛菊)ふへへ。 8 00:00:35,327 --> 00:00:37,329 あっ。 (ヘリコプターの音) 9 00:00:39,331 --> 00:00:41,333 (さくら)四季庁の…。 10 00:00:41,333 --> 00:00:44,044 捕捉されていますね。 逃げますか? 11 00:00:44,044 --> 00:00:47,047 春にしちゃったし。 12 00:00:47,047 --> 00:00:52,052 かわいそうだから つかまって あげようか? 13 00:00:52,052 --> 00:00:56,557 後悔 されていませんか? 14 00:00:56,557 --> 00:00:59,727 10年前 あなたは誘拐されて 15 00:00:59,727 --> 00:01:04,064 この国から春が消えていた。 そして 今になっての帰還です。 16 00:01:04,064 --> 00:01:07,902 否が応でも注目を浴び 事情を知りもしない者たちが 17 00:01:07,902 --> 00:01:13,741 酷い言葉を振りかざす。 きっと 私たちは 今より傷つくでしょう。 18 00:01:13,741 --> 00:01:16,368 それでも 耐えられますか? 19 00:01:16,368 --> 00:01:18,579 《耐えてくれますか?》 20 00:01:18,579 --> 00:01:25,085 うん。 出来る よ。 誰が 何を 言おうと。 21 00:01:25,085 --> 00:01:29,924 そんな すぐ はっきり答えていいんですか? 22 00:01:29,924 --> 00:01:37,097 いいん だよ。 だって さくら 守ってくれる。 23 00:01:37,097 --> 00:01:40,601 もう 離れ ない。 24 00:01:40,601 --> 00:01:43,103 はい 雛菊様。 25 00:01:45,397 --> 00:01:49,235 (凍蝶)狼星。 四季庁に確認した。 26 00:01:49,235 --> 00:01:52,947 今回の… 竜宮の春帰還は 27 00:01:52,947 --> 00:01:55,783 新たな代行者が 誕生したわけではないと。 28 00:01:55,783 --> 00:01:58,619 従者は さくら。 29 00:01:58,619 --> 00:02:02,122 顕現を行ったのは 行方不明だった花葉雛菊様に 30 00:02:02,122 --> 00:02:04,124 間違いないそうだ。 31 00:03:40,220 --> 00:03:45,059 本日付けで 四季庁保全部警備課 冬部門より配属されました。 32 00:03:45,059 --> 00:03:48,729 石原です。 冬の代行者 寒椿狼星様 33 00:03:48,729 --> 00:03:55,069 並びに 代行者護衛官 寒月凍蝶様 誠心誠意努めますので 34 00:03:55,069 --> 00:03:57,529 ご指導 ご鞭撻のほど 宜しくお願い致し…。 35 00:03:57,529 --> 00:03:59,740 挨拶はいい。 行くぞ。 え? 36 00:03:59,740 --> 00:04:01,742 すまない 君も来てくれ。 37 00:04:01,742 --> 00:04:04,536 えっ あの どちらに…。 38 00:04:04,536 --> 00:04:06,538 花見だ。 39 00:04:06,538 --> 00:04:08,540 視察だ! 痛っ。 わっ。 40 00:04:08,540 --> 00:04:12,252 10年ぶりの春の顕現が無事 為されていることを見届ける。 41 00:04:12,252 --> 00:04:14,755 着任早々申し訳ないが 42 00:04:14,755 --> 00:04:18,092 代行者付き冬職員の君にも 随行してもらう。 43 00:04:18,092 --> 00:04:20,094 はぁ…。 44 00:04:20,094 --> 00:04:24,264 (電話)何を言う!? 冬離宮でおとなしく していろと あれほど…。 45 00:04:24,264 --> 00:04:29,395 クソッ! 春も冬も 代行者風情がいちいち勝手を! 46 00:04:29,395 --> 00:04:32,398 貴様らの管理に いくらかかると思ってる!? 47 00:04:32,398 --> 00:04:36,568 ということで 大和の国にようやく訪れた 48 00:04:36,568 --> 00:04:40,406 10年ぶりの春に対する 各国からの祝いの言葉でした。 49 00:04:40,406 --> 00:04:43,575 それにしても 我が国の春の代行者は 50 00:04:43,575 --> 00:04:46,578 いったい今まで どこにいたのでしょう。 51 00:04:46,578 --> 00:04:49,415 四季庁からか。 いつものだ。 52 00:04:49,415 --> 00:04:53,585 勝手に動き回るなと。 せっかく10年ぶりの春だ。 53 00:04:53,585 --> 00:04:56,588 エニシの地で ただ待つこともなかろう。 54 00:04:56,588 --> 00:05:00,426 雛菊様にお会いすることは 難しいが。 55 00:05:00,426 --> 00:05:02,803 文の返事がないってことは 56 00:05:02,803 --> 00:05:05,139 あっちは 会いたくなどないんだろう。 57 00:05:05,139 --> 00:05:10,310 いいんだ。 雛菊のくれる 春が見られれば それで。 58 00:05:10,310 --> 00:05:13,439 それに誘拐のショックで あいつは…。 59 00:05:13,439 --> 00:05:18,444 (凍蝶)派遣した護衛の報告から 出された推測だ 断定はできない。 60 00:05:18,444 --> 00:05:21,989 全部 俺のせいだ。 61 00:05:21,989 --> 00:05:26,326 雛菊もさくらも 俺を恨んでいるはずだ。 62 00:05:26,326 --> 00:05:28,996 いっそこの世に俺がいなければ。 63 00:05:28,996 --> 00:05:31,457 狼星。 64 00:05:31,457 --> 00:05:34,835 ぐあっ!? そんなことを言ってはダメだ! 65 00:05:34,835 --> 00:05:38,172 口で言えよ! お前は口で言ってもわからない。 66 00:05:38,172 --> 00:05:41,467 頭で語るしかない。 頭の意味ちがうだろ! 67 00:05:41,467 --> 00:05:43,469 ったく…。 68 00:05:43,469 --> 00:05:47,014 当機は 間もなく着陸態勢に入ります。 69 00:05:47,014 --> 00:05:49,016 あっ。 70 00:05:51,351 --> 00:05:53,353 春だ…。 71 00:05:59,359 --> 00:06:04,031 暖かい。 本当に春だ。 72 00:06:06,492 --> 00:06:08,869 あいつが…。 73 00:06:08,869 --> 00:06:10,871 (凍蝶)狼星! 74 00:06:12,873 --> 00:06:15,042 あっ… ヒィ。 75 00:06:19,213 --> 00:06:22,674 こら 周囲を警戒しなさい。 76 00:06:22,674 --> 00:06:24,676 わかっている。 77 00:06:24,676 --> 00:06:29,056 いつものことだろう。 78 00:06:29,056 --> 00:06:31,058 撃て! 79 00:06:35,896 --> 00:06:38,398 改革派… ではないな。 80 00:06:38,398 --> 00:06:41,068 根絶派か? 賊? 81 00:06:41,068 --> 00:06:45,906 そうだ。 冬の陣営は 四季の中でも特に襲撃が多い。 82 00:06:45,906 --> 00:06:47,908 覚悟してくれ。 83 00:06:47,908 --> 00:06:52,246 特定の季節に恨みを抱いて 代行者の持つ力を狙って。 84 00:06:52,246 --> 00:06:54,248 理由は様々だが。 85 00:06:54,248 --> 00:06:58,710 やめろ。 俺たちを殺すか 利用するかしか頭にない連中の 86 00:06:58,710 --> 00:07:02,422 主義主張なんぞ まともに 理解しようとするだけ無駄だ。 87 00:07:02,422 --> 00:07:04,424 いくぞ。 ああ。 88 00:07:07,427 --> 00:07:09,429 わっ! 89 00:07:09,429 --> 00:07:11,431 ぐあっ! 90 00:07:11,431 --> 00:07:14,434 援護入ります! (狼星)いい。 俺たちで事足りる。 91 00:07:17,437 --> 00:07:19,940 ぐわっ! 92 00:07:19,940 --> 00:07:24,945 あぁっ! うわっ! 93 00:07:24,945 --> 00:07:26,947 あっ! 94 00:07:28,782 --> 00:07:30,784 うわ~っ! 95 00:07:30,784 --> 00:07:34,955 (狼星)代行者専門のテロリスト集団 それが賊だ。 96 00:07:34,955 --> 00:07:37,624 それ以上でも それ以下でもない。 97 00:07:37,624 --> 00:07:40,961 そんなやつらが この世界には ごまんといて 98 00:07:40,961 --> 00:07:43,964 代行者は絶えず襲われる。 99 00:07:43,964 --> 00:07:49,094 理不尽極まりないが それが俺たちにとっての現実だ。 100 00:07:49,094 --> 00:07:53,974 石原 お前も 危険な目に遭わせることになる。 101 00:07:53,974 --> 00:07:55,976 すまない。 102 00:07:55,976 --> 00:07:57,978 ぐぅ! 103 00:07:57,978 --> 00:08:00,480 我々が来ることを どこから聞いた? 104 00:08:00,480 --> 00:08:03,483 滅びよ。 ハァー。 105 00:08:03,483 --> 00:08:06,486 ぐあっ! (関節が鳴る音) 106 00:08:06,486 --> 00:08:09,990 (サイレン) 107 00:08:09,990 --> 00:08:12,492 無事連行された。 108 00:08:12,492 --> 00:08:15,996 国家治安機構による 取り調べを行うそうだ。 109 00:08:15,996 --> 00:08:19,124 創紫に着いた途端 足止めか。 110 00:08:19,124 --> 00:08:23,503 冬の里長と 四季庁も 今度こそお怒りだ。 111 00:08:23,503 --> 00:08:25,672 すまないが 少し待て。 112 00:08:25,672 --> 00:08:29,301 この程度の襲撃 日常茶飯事だろう。 113 00:08:29,301 --> 00:08:32,679 ならば俺一人で行く。 お前らは ここに残れ。 114 00:08:32,679 --> 00:08:35,849 狼星。 そうすれば誰も巻き込まずに済む。 115 00:08:35,849 --> 00:08:38,852 被害は最小限だ。 違うか。 116 00:08:38,852 --> 00:08:42,147 バカを言うな! 無視して強行すれば 117 00:08:42,147 --> 00:08:44,149 お前の立場を悪くする。 118 00:08:44,149 --> 00:08:48,695 焦るな 狼星。 何度言えばわかる? 119 00:08:48,695 --> 00:08:51,698 私は お前が大事なんだ。 120 00:08:55,327 --> 00:09:00,540 (狼星)笑えるよ。 現人神だ なんだと持ち上げられても 121 00:09:00,540 --> 00:09:04,336 賊からは狙われ 国には縛り付けられる。 122 00:09:04,336 --> 00:09:07,714 花見一つ自由にならない。 123 00:09:07,714 --> 00:09:12,552 あいつが戻ってきたのを… あいつの春を感じたい。 124 00:09:12,552 --> 00:09:17,182 ただ それだけなのに。 125 00:09:17,182 --> 00:09:21,561 《あの時 俺のせいで雛菊は失われた》 126 00:09:21,561 --> 00:09:25,565 ((行け! 回り込め! 冬の代行者を殺せ! 127 00:09:25,565 --> 00:09:30,362 ハァ ハァ ハァ…。 128 00:09:30,362 --> 00:09:32,364 さくら! 129 00:09:36,368 --> 00:09:40,080 凍蝶 君命を下す。 130 00:09:40,080 --> 00:09:44,084 雛菊とさくらを連れて逃げろ。 131 00:09:44,084 --> 00:09:47,087 俺は ここで死ぬ。 132 00:09:47,087 --> 00:09:50,215 そうすれば あいつらは満足するんだ! 133 00:09:50,215 --> 00:09:52,592 (雛菊)ダメ! 134 00:09:57,097 --> 00:09:59,599 雛菊! 雛菊様! 135 00:10:11,945 --> 00:10:15,782 (雛菊)もう誰も傷つけないで。 136 00:10:15,782 --> 00:10:20,620 代わりに私が… お願い! 137 00:10:24,124 --> 00:10:28,962 狼星さま ありがとう。 138 00:10:28,962 --> 00:10:33,633 氷の花をくれて ありがとう。 139 00:10:33,633 --> 00:10:40,140 死なないで 生きてくれますか)) 140 00:10:40,140 --> 00:10:45,145 《狼星:10年前のあの時 俺が死ねばよかったのに》 141 00:10:49,149 --> 00:10:55,655 凍蝶様。 狼星様は 春の代行者様と 親しかったのですか? 142 00:10:55,655 --> 00:10:57,657 そういうことでしたら 143 00:10:57,657 --> 00:11:00,285 春が顕現された土地の 視察などと言わず 144 00:11:00,285 --> 00:11:03,830 直接お会いになられても。 145 00:11:03,830 --> 00:11:08,460 (凍蝶)石原女史。 そう簡単な話ではないんだ。 146 00:11:08,460 --> 00:11:11,838 雛菊様のお気持ちはわからない。 147 00:11:11,838 --> 00:11:17,010 だが少なくとも従者は… 姫鷹さくらは 148 00:11:17,010 --> 00:11:20,180 我々を許しはしないだろう。 149 00:11:20,180 --> 00:11:23,183 (石原)それは どういう…。 150 00:11:27,687 --> 00:11:30,315 すべて 私のせいだ。 151 00:11:30,315 --> 00:11:32,317 あっ。 152 00:11:32,317 --> 00:11:34,319 あぁ。 153 00:11:34,319 --> 00:11:39,866 10年前に起きた 春の代行者 花葉雛菊誘拐事件。 154 00:11:39,866 --> 00:11:44,329 当時 冬の里に滞在していた 春の代行者が 155 00:11:44,329 --> 00:11:48,208 賊の襲撃により拉致され 以降 行方不明となる。 156 00:11:48,208 --> 00:11:51,336 捜索は 国家治安機構 四季庁 157 00:11:51,336 --> 00:11:54,881 春の里 冬の里の 四陣営合同で行われるも 158 00:11:54,881 --> 00:11:56,883 しかし…。 (マウスをクリックする音) 159 00:11:56,883 --> 00:12:02,055 ハッ!? 春の里は たったの3ヶ月で 捜査から手を引いてる。 160 00:12:02,055 --> 00:12:04,224 どうして? 161 00:12:04,224 --> 00:12:11,064 ((お願いします! 見捨てないで 開けてください! お願いします! 162 00:12:11,064 --> 00:12:13,066 さくら! 163 00:12:15,068 --> 00:12:17,070 凍蝶様。 164 00:12:17,070 --> 00:12:21,741 春の里は 捜査を打ち切ると。 はっ? 165 00:12:21,741 --> 00:12:27,080 私… お役目を降ろされました。 166 00:12:27,080 --> 00:12:29,082 何!? 167 00:12:29,082 --> 00:12:31,084 私は従者です。 168 00:12:31,084 --> 00:12:34,921 命に代えても 雛菊様をお守りするべきでした。 169 00:12:34,921 --> 00:12:40,093 なのに… 生き残ってしまった。 170 00:12:40,093 --> 00:12:43,763 待て 違う 君のせいじゃない! 171 00:12:43,763 --> 00:12:45,765 さくら 聞け! 172 00:12:45,765 --> 00:12:50,937 責められるべきは 賊の侵入を許した冬だ! 私だ! 173 00:12:50,937 --> 00:12:53,940 罰は受けます。 174 00:12:53,940 --> 00:12:59,279 でも今は 雛菊様を 捜さないといけないのに。 175 00:13:02,282 --> 00:13:05,410 さくら 冬の里に来なさい。 176 00:13:07,579 --> 00:13:11,291 私たちと雛菊様を捜そう!)) 177 00:13:15,587 --> 00:13:17,589 (泣き声) 178 00:13:17,589 --> 00:13:21,301 しかし 冬の里も 179 00:13:21,301 --> 00:13:24,804 5年後には 大規模捜査が打ち切りに。 180 00:13:24,804 --> 00:13:31,603 つまり 春の代行者は見捨てられた。 181 00:13:31,603 --> 00:13:38,443 ((見捨てませんよね。 嘘ですよね 凍蝶様。 182 00:13:38,443 --> 00:13:41,821 雛菊様も 私を…。 183 00:13:41,821 --> 00:13:43,823 さくら。 くっ! 184 00:13:45,825 --> 00:13:51,998 助けるって 言ってくれたじゃないですか! 185 00:13:54,000 --> 00:13:56,836 ハァ ハァ ハァ…。 186 00:14:01,841 --> 00:14:06,680 捜すぞ 凍蝶。 187 00:14:06,680 --> 00:14:12,978 里の助けがなくとも 俺たちだけでも!)) 188 00:14:12,978 --> 00:14:18,858 以後 春の護衛官 姫鷹さくらは消息を絶ち 189 00:14:18,858 --> 00:14:22,862 冬陣営との交流は途絶えた。 190 00:14:22,862 --> 00:14:29,369 (凍蝶)あの時 命に代えても 雛菊様をお守りするべきだった。 191 00:14:29,369 --> 00:14:34,374 そうすれば 狼星も さくらも…。 192 00:14:34,374 --> 00:14:41,381 なのに 守れなかったんだ。 193 00:14:41,381 --> 00:14:44,884 《さくら…。 194 00:14:44,884 --> 00:14:47,887 まだ私が憎いか》 195 00:14:47,887 --> 00:14:58,398 ♪~ 196 00:14:58,398 --> 00:15:01,401 狼星様! 197 00:15:01,401 --> 00:15:03,903 ん? 198 00:15:03,903 --> 00:15:07,407 四季庁と里を説き伏せた。 199 00:15:07,407 --> 00:15:11,411 時間はかかったが あいつらの力添えのおかげだ。 200 00:15:11,411 --> 00:15:16,041 彼らは皆 10年前の襲撃を 生き残った者たちだ。 201 00:15:16,041 --> 00:15:20,920 あの時 俺たちと同じく 雛菊様に救われた。 202 00:15:20,920 --> 00:15:24,049 春の帰りを喜んでいるのは お前だけじゃない。 203 00:15:24,049 --> 00:15:28,595 お前と一緒に春が見たいんだよ。 あぁ…。 204 00:15:28,595 --> 00:15:31,056 行くぞ 狼星! 205 00:15:31,056 --> 00:15:34,934 お前が望むなら どこへだって連れていってやる。 206 00:15:44,235 --> 00:15:48,948 (石原)こんな風景忘れていました。 207 00:15:48,948 --> 00:15:53,453 前に春が来たのは まだ10代のころでしたから。 208 00:15:53,453 --> 00:15:56,081 見事だな。 209 00:15:59,459 --> 00:16:01,461 あ…。 210 00:16:01,461 --> 00:16:10,261 ♪~ 211 00:16:10,261 --> 00:16:14,474 ((助けに来たぞ。 もう大丈夫だ)) 212 00:16:19,979 --> 00:16:23,650 帰って来たんだ あいつは。 213 00:16:23,650 --> 00:16:25,652 (石原)あぁっ!? 214 00:16:25,652 --> 00:16:27,654 (衝撃音) 215 00:16:27,654 --> 00:16:30,824 (凍蝶)止まれ! 216 00:16:30,824 --> 00:16:36,287 襲撃の可能性がある。 確認が取れるまで全員待機だ。 217 00:16:36,287 --> 00:16:38,289 (石原)りょ… 了解。 218 00:16:38,289 --> 00:16:41,000 酷いな あれは。 219 00:16:41,000 --> 00:16:46,005 (クラクション) 220 00:16:46,005 --> 00:16:49,676 (泣き声) 221 00:16:49,676 --> 00:16:52,011 中に 子どもが…。 222 00:16:52,011 --> 00:16:54,013 あっ! 223 00:16:54,013 --> 00:16:56,307 (2人)わぁ~! 224 00:16:56,307 --> 00:16:59,310 (石原)あれじゃ いつまでもつか。 225 00:16:59,310 --> 00:17:03,690 (2人)わぁ~! 226 00:17:03,690 --> 00:17:05,859 確認取れました。 (ノイズ) 227 00:17:05,859 --> 00:17:09,154 襲撃の危険はありません。 無関係の事故です。 228 00:17:09,154 --> 00:17:13,700 既に複数通報もあり 国家治安機構と救急が対応中。 229 00:17:13,700 --> 00:17:17,036 了解した。 (石原)狼星様! 230 00:17:17,036 --> 00:17:20,331 お待ちください! 231 00:17:20,331 --> 00:17:23,168 狼星! 放せ。 232 00:17:23,168 --> 00:17:26,713 代行者の神通力は 季節をもたらすためのもの。 233 00:17:26,713 --> 00:17:30,884 四季条例によって 護身以外での 個人的な使用は認められていない。 234 00:17:30,884 --> 00:17:33,553 わかっているだろう! 俺なら救える。 235 00:17:33,553 --> 00:17:36,556 お前は ヒーローじゃない。 四季の代行者だ。 236 00:17:36,556 --> 00:17:40,894 この人だかりで能力を使用し 身分が明らかになればどうなる? 237 00:17:40,894 --> 00:17:43,563 どこへ行くにも 危険がはね上がるぞ。 238 00:17:43,563 --> 00:17:46,733 今以上にお前の行動も制限される。 239 00:17:46,733 --> 00:17:48,735 それでもだ。 狼星! 240 00:17:48,735 --> 00:17:50,737 凍蝶! 241 00:17:52,739 --> 00:17:57,076 目の前に 助けられる命がある。 242 00:17:57,076 --> 00:17:59,746 今なら救える。 243 00:17:59,746 --> 00:18:04,375 お前なら その意味がわかるだろう。 244 00:18:04,375 --> 00:18:06,377 ハッ! 245 00:18:14,385 --> 00:18:19,390 舞っている暇はないだろう。 歌だけだ。 やれるな? 246 00:18:19,390 --> 00:18:22,101 当たり前だ。 247 00:18:22,101 --> 00:18:24,103 (衝撃音) 248 00:18:24,103 --> 00:18:26,105 (2人)わぁ~! 249 00:18:26,105 --> 00:18:30,235 《狼星:本当は あいつに言いたかった》 250 00:18:30,235 --> 00:18:38,117 ♪(狼星)「六花の剣を突き立てて」 251 00:18:38,117 --> 00:18:43,122 《狼星:「助けに来たぞ もう大丈夫だ」と。 252 00:18:43,122 --> 00:18:49,128 俺の手で助け出したかった。 けれど…》 253 00:18:49,128 --> 00:18:55,969 冬の代行者の能力 生命凍結。 あんなこともできるなんて。 254 00:18:55,969 --> 00:19:00,139 まったく 粋なことを。 255 00:19:02,642 --> 00:19:08,648 《そうだ あいつは戻って来たんだ。 256 00:19:08,648 --> 00:19:15,154 春にふさわしい 振る舞いをしなければ。 257 00:19:15,154 --> 00:19:21,995 本当は あいつに 言いたかったけれど 258 00:19:21,995 --> 00:19:27,166 いつか言えたらと 願っていたけれど》 259 00:19:27,166 --> 00:19:35,174 ♪(狼星)「すべては白に」 260 00:19:35,174 --> 00:19:43,308 ♪「六花の色に解けてゆけ」 261 00:19:43,308 --> 00:19:47,854 ♪~ 262 00:19:47,854 --> 00:19:54,193 助けに来たぞ もう大丈夫だ。 263 00:19:59,490 --> 00:20:01,868 よくやった 狼星。 264 00:20:01,868 --> 00:20:06,039 面倒事は任せろ。 私がなんとかしておく。 265 00:20:06,039 --> 00:20:08,041 すまないな。 266 00:20:08,041 --> 00:20:11,210 謝るな。 言っただろう。 267 00:20:11,210 --> 00:20:14,339 お前が望むなら どこへだって連れていってやる。 268 00:20:14,339 --> 00:20:17,050 私は お前のために生きてるんだ。 269 00:20:17,050 --> 00:20:23,890 何度でも言う。 狼星 私は お前が一番大事なんだ。 270 00:20:23,890 --> 00:20:28,895 そういうのは さくらに言え。 271 00:20:28,895 --> 00:20:32,231 言えたら苦労はしないな。 272 00:20:32,231 --> 00:20:46,746 ♪~ 273 00:20:46,746 --> 00:20:49,749 大丈夫だ 狼星。 274 00:20:49,749 --> 00:20:54,921 いつかきっと 雛菊様のこともなんとかなる。 275 00:20:54,921 --> 00:20:58,383 責任も取れないのにそんなこと。 276 00:20:58,383 --> 00:21:02,762 責任は取るさ。 生涯かけて お前を守る。 277 00:21:02,762 --> 00:21:05,390 だから そういうのは さくらに言え。 278 00:21:05,390 --> 00:21:07,934 フッ フフフ…。 279 00:21:07,934 --> 00:21:10,770 フフフ…。 280 00:21:10,770 --> 00:21:15,566 そうだ あれは見事だったぞ。 281 00:21:15,566 --> 00:21:18,277 雛菊様のもたらした春を 汚さないように 282 00:21:18,277 --> 00:21:20,780 ああしたのだろう? 283 00:21:27,787 --> 00:21:31,124 いい春景色だった。 284 00:21:40,133 --> 00:21:42,301 ((フフフ…)) 285 00:21:46,305 --> 00:21:52,145 《雛菊 お前は どこにでもいるな。 286 00:21:52,145 --> 00:21:57,316 俺が恋焦がれるから どこにでも現れる》