1 00:00:13,013 --> 00:00:15,015 (さくら)うん? 2 00:00:19,520 --> 00:00:27,153 (雛菊)さくら… ここ 春の里から近い? 3 00:00:29,155 --> 00:00:32,158 ええ もっとずっと山奥ですが。 4 00:00:32,158 --> 00:00:35,035 木々や山々の様子から 感じますか? 5 00:00:35,035 --> 00:00:39,165 (雛菊)霊脈 感じる から。 6 00:00:39,165 --> 00:00:42,334 浮かんで くる。 7 00:00:42,334 --> 00:00:47,047 あの子が 覚えてる。 8 00:02:19,640 --> 00:02:23,435 (狼星)春に 護衛の増員を拒否された? 9 00:02:23,435 --> 00:02:25,437 (狼星)さくらが嫌がったのか? 10 00:02:25,437 --> 00:02:27,439 (凍蝶)違う そうじゃない。 11 00:02:27,439 --> 00:02:30,150 (凍蝶)四季庁春部門の 反発にあった。 12 00:02:30,150 --> 00:02:32,444 (凍蝶)そもそも春に話を通さず 13 00:02:32,444 --> 00:02:35,990 冬が勝手に護衛を 派遣していた点を非難されてな。 14 00:02:35,990 --> 00:02:40,452 (狼星)賊の襲撃にあったんだぞ。 悠長なことを言っている場合か。 15 00:02:40,452 --> 00:02:43,664 それも 夏離宮の襲撃に 巻き込まれただけで 16 00:02:43,664 --> 00:02:47,293 春主従を狙ったものではない と。 17 00:02:47,293 --> 00:02:50,004 派遣済みの2人も外されたのか? 18 00:02:50,004 --> 00:02:52,464 (凍蝶)なんとか それだけは認めさせた。 19 00:02:52,464 --> 00:02:56,010 渋々という感じだったが。 20 00:02:56,010 --> 00:03:02,474 凍蝶 10年前の春の里といい 今回の四季庁といい 21 00:03:02,474 --> 00:03:05,686 雛菊たちに対する扱いは あまりにも 22 00:03:05,686 --> 00:03:08,188 おかしいと思わないか? 23 00:03:08,188 --> 00:03:12,318 特に春の里だ。 仮にも春の代行者。 24 00:03:12,318 --> 00:03:16,196 たとえ死ねば 代わりが生まれると言ってもだ。 25 00:03:18,324 --> 00:03:23,037 もしかして 雛菊の出生が 何か関係してるんじゃないか? 26 00:03:23,037 --> 00:03:25,873 知って いたのか? 27 00:03:25,873 --> 00:03:31,045 (狼星)昔 お前とさくらが 話していたのを偶然な。 28 00:03:31,045 --> 00:03:33,339 だが 深くは。 29 00:03:33,339 --> 00:03:37,509 守るために必要なら 改めて知る必要がある。 30 00:03:37,509 --> 00:03:40,512 頼む 教えてくれ。 31 00:03:40,512 --> 00:03:42,514 (さくら)あ~っ!? 32 00:03:44,516 --> 00:03:49,229 申し訳ありません 雛菊様。 さくら 一生の不覚。 33 00:03:49,229 --> 00:03:52,358 ど… どうしたの さくら? 34 00:03:52,358 --> 00:03:54,360 ここで食べようと用意した おやつを 35 00:03:54,360 --> 00:03:57,237 忘れてきてしまいました! えっ? 36 00:03:57,237 --> 00:04:00,240 とんだ失態。 さくらは従者失格です。 37 00:04:00,240 --> 00:04:02,743 そんなこと ないよ。 38 00:04:02,743 --> 00:04:06,246 いいえ! 儀式の前に あるじの小腹を満たし 39 00:04:06,246 --> 00:04:09,083 英気を養うものをと 厳選に厳選を重ねた 40 00:04:09,083 --> 00:04:12,920 本日の一品 いちご大福! 41 00:04:12,920 --> 00:04:17,549 それを それをなぜ忘れた。 バカバカ さくらのバカ! 42 00:04:17,549 --> 00:04:20,094 さくらは大和一の大バカ者です! 43 00:04:20,094 --> 00:04:22,554 大丈夫だよ さくら。 44 00:04:22,554 --> 00:04:26,266 雛菊 おなか すいてないし。 45 00:04:26,266 --> 00:04:28,268 (おなかが鳴る音) 46 00:04:32,272 --> 00:04:36,276 (さくら)申し訳ありませ~ん! 47 00:04:42,783 --> 00:04:45,786 (雛菊)ねっ さくら。 48 00:04:45,786 --> 00:04:48,956 忘れたおやつの代わりに 49 00:04:48,956 --> 00:04:51,792 一緒に これ 食べよう。 50 00:04:55,796 --> 00:04:58,799 本当にすみません 雛菊様。 51 00:04:58,799 --> 00:05:04,430 もう さくら 今日は すみません 禁止! 52 00:05:09,977 --> 00:05:11,979 おい しい? 53 00:05:14,314 --> 00:05:16,984 (さくら)おいしいです 雛菊様。 54 00:05:16,984 --> 00:05:19,319 ウフフ…。 55 00:05:21,321 --> 00:05:23,323 (凍蝶)どこまで知っている? 56 00:05:23,323 --> 00:05:26,618 雛菊が 不義の子だと。 57 00:05:26,618 --> 00:05:30,622 雛菊様のお父上は 58 00:05:30,622 --> 00:05:35,335 春の里の名家 花葉家の当主 花葉春月。 59 00:05:35,335 --> 00:05:38,839 いずれ里長を継ぐだろうとも 言われている。 60 00:05:38,839 --> 00:05:42,468 そして お母上は お前もお会いしたことがある 61 00:05:42,468 --> 00:05:47,347 先代の春の代行者 雪柳紅梅様。 62 00:05:47,347 --> 00:05:50,642 もともとは春月様と 婚約されていた。 63 00:05:50,642 --> 00:05:54,646 (狼星)婚約者だったのか? なら なぜ そんなことに。 64 00:05:54,646 --> 00:05:57,191 (凍蝶)白藤家はわかるか? 65 00:05:57,191 --> 00:06:00,027 里の内外に渡って 力を持っている 66 00:06:00,027 --> 00:06:02,029 古くからの名門だろう。 67 00:06:02,029 --> 00:06:05,866 その白藤の娘が 春月様を見初めてな。 68 00:06:05,866 --> 00:06:09,036 一代限りの代行者より 69 00:06:09,036 --> 00:06:13,665 そちらと婚姻を結んだほうが 得だと破談にしたわけか。 70 00:06:13,665 --> 00:06:17,211 (凍蝶)ああ。 そして 白藤の正妻との間に 71 00:06:17,211 --> 00:06:19,213 男児を1人 授かった。 72 00:06:19,213 --> 00:06:23,675 しかし そんな夫婦の仲が うまくいくはずもなく。 73 00:06:23,675 --> 00:06:27,513 雛菊が この世に生を受けた。 74 00:06:27,513 --> 00:06:30,682 (凍蝶)道ならぬ恋は 里中の知るところとなり 75 00:06:30,682 --> 00:06:34,228 正妻が 紅梅様と 産まれたばかりの雛菊様に 76 00:06:34,228 --> 00:06:37,689 切りかかる事件が起きた。 77 00:06:37,689 --> 00:06:43,403 事件のあと 紅梅様と雛菊様は 里の外で暮らしていたらしい。 78 00:06:43,403 --> 00:06:45,697 留守がちな紅梅様に代わり 79 00:06:45,697 --> 00:06:48,909 おばあさまが雛菊様の 面倒をみていた。 80 00:06:48,909 --> 00:06:52,079 しかし おばあさまも亡くなり 81 00:06:52,079 --> 00:06:55,249 ほどなくして 紅梅様も患われてしまった。 82 00:06:58,544 --> 00:07:02,923 なんかね 浮かんでくるの。 83 00:07:02,923 --> 00:07:08,095 春の里 近いからかな。 それとも…。 84 00:07:08,095 --> 00:07:10,931 もしや 昔のことですか? 85 00:07:10,931 --> 00:07:14,101 うん でも 86 00:07:14,101 --> 00:07:18,730 雛菊じゃなくて ね 87 00:07:18,730 --> 00:07:22,442 あの子の思い出…。 88 00:07:26,446 --> 00:07:28,740 ((雛菊:母さまの春です。 89 00:07:28,740 --> 00:07:32,452 私の母さま 春の代行者様なの。 90 00:07:32,452 --> 00:07:34,454 すごい? 91 00:07:34,454 --> 00:07:37,124 これ 記念にとっておくの。 92 00:07:37,124 --> 00:07:40,460 母さまと一緒の春 初めてだから。 93 00:07:40,460 --> 00:07:43,463 (紅梅)雛菊 元に戻して。 94 00:07:43,463 --> 00:07:45,966 (紅梅)これから お会いする方は 95 00:07:45,966 --> 00:07:50,304 そういうことをする 子どもが嫌いなの。 96 00:07:50,304 --> 00:07:52,306 でも…。 97 00:07:52,306 --> 00:07:54,975 (紅梅)お願いよ 雛菊。 98 00:07:54,975 --> 00:08:00,314 あの方に 雛菊を好いてもらいたいの。 99 00:08:00,314 --> 00:08:02,316 (雛菊)はい…。 100 00:08:06,486 --> 00:08:08,488 ごめんね。 101 00:08:27,174 --> 00:08:29,176 あっ…。 102 00:08:32,012 --> 00:08:34,139 (春月)紅梅 よく来た。 103 00:08:34,139 --> 00:08:37,017 (紅梅)言ってみて 練習したこと。 104 00:08:37,017 --> 00:08:42,147 (雛菊)私は雪柳雛菊。 曙から来ました。 105 00:08:42,147 --> 00:08:48,320 雪柳紅梅の娘。 今年で5歳になります。 106 00:08:48,320 --> 00:08:50,322 花葉春月だ。 107 00:08:50,322 --> 00:08:52,324 体の具合は? 108 00:08:52,324 --> 00:08:55,535 今日はいいです。 (春月)今日だけでは困る。 109 00:08:55,535 --> 00:08:59,539 静かに休めるところを 用意してある。 養生しろ。 110 00:08:59,539 --> 00:09:02,334 雛菊をよろしく お願いいたします。 111 00:09:02,334 --> 00:09:04,336 やめろ! だいたい 112 00:09:04,336 --> 00:09:06,338 お前が私の言うことを聞いて 113 00:09:06,338 --> 00:09:09,174 1人で もっと早くに来ていれば こんなことには…。 114 00:09:09,174 --> 00:09:11,176 母さまをいじめないで! 115 00:09:14,346 --> 00:09:20,894 雛菊 大丈夫。 この方は お父さまなのよ。 116 00:09:20,894 --> 00:09:25,190 あっ… 私の? お父さま? 117 00:09:25,190 --> 00:09:27,192 ええ そうよ。 118 00:09:27,192 --> 00:09:33,365 でも… いえ なんでもない。 119 00:09:33,365 --> 00:09:36,201 (紅梅)私が いなくなったあとの世界で 120 00:09:36,201 --> 00:09:38,745 あなたを守ってくれるからね。 121 00:09:38,745 --> 00:09:45,085 母さま また春の顕現を しにいくの? もう春なのに? 122 00:09:45,085 --> 00:09:48,088 実は母さま あまり体がよくないの。 123 00:09:48,088 --> 00:09:50,590 だから 治療をしにいかなきゃ。 124 00:09:50,590 --> 00:09:54,094 雛菊は母さまがいなくても大丈夫。 125 00:09:54,094 --> 00:09:56,596 今までと あまり変わりないでしょう。 126 00:09:56,596 --> 00:09:59,599 せっかく 今は一緒にいるのに。 127 00:09:59,599 --> 00:10:02,102 母さまは悪い女だから 128 00:10:02,102 --> 00:10:05,397 一緒にいると 雛菊まで悪く言われるの。 129 00:10:05,397 --> 00:10:08,608 一緒にいないほうが 幸せな人生を送れるわ。 130 00:10:08,608 --> 00:10:12,779 悪口 言われても 幸せじゃなくてもいい。 131 00:10:12,779 --> 00:10:14,781 母さまと一緒がいい! 132 00:10:17,242 --> 00:10:19,619 ごめんね 雛菊。 133 00:10:19,619 --> 00:10:23,415 きっと これから 悲しいことがたくさん起きるわ。 134 00:10:23,415 --> 00:10:30,964 でも どうか耐え忍んで 耐え忍び 戦機を待つの。 135 00:10:30,964 --> 00:10:34,426 耐え忍び 戦機を待つ? 136 00:10:34,426 --> 00:10:38,972 (紅梅)ええ 苦しいときがあっても 生き抜いて 137 00:10:38,972 --> 00:10:43,810 生きるために逃げてもいい。 逃げることは負けじゃないの。 138 00:10:43,810 --> 00:10:49,149 とにかく生きて そしてまた戦える日を待つの。 139 00:10:49,149 --> 00:10:52,277 心に刀を抱いてね。 140 00:10:52,277 --> 00:10:56,156 いつか必ず 返り咲くときがくるから。 141 00:10:56,156 --> 00:10:58,158 戦いたくない。 142 00:10:58,158 --> 00:11:02,829 そうね でも戦わなくては ならないときもあるの。 143 00:11:02,829 --> 00:11:06,166 母さまが すべてから 守ってあげたい。 144 00:11:06,166 --> 00:11:09,169 でも あなたの人生だから 145 00:11:09,169 --> 00:11:13,173 生きるのは あなたに しかできないのよ 雛菊。 146 00:11:15,300 --> 00:11:17,677 (春月)そろそろだ。 (雛菊)やだ! 147 00:11:17,677 --> 00:11:20,472 や… やだ! 母さま! 148 00:11:20,472 --> 00:11:22,849 雛菊 いい子にするのよ。 149 00:11:22,849 --> 00:11:26,311 (雛菊)母さま 私はまたお留守番? 150 00:11:26,311 --> 00:11:29,189 いつまで いい子でいればいいの? 151 00:11:29,189 --> 00:11:31,483 (紅梅)いつまでもいい子でいて。 152 00:11:31,483 --> 00:11:34,486 (雛菊)いい子にする。 いい子にします。 153 00:11:34,486 --> 00:11:37,697 だから 夏までに会える? 154 00:11:39,699 --> 00:11:43,495 じゃあ 秋? 155 00:11:43,495 --> 00:11:49,042 冬に… 冬になったら 会えますか? 母さま。 156 00:11:49,042 --> 00:11:51,336 母さま…。 ずっと先よ! 157 00:11:57,217 --> 00:12:01,513 かくれんぼをしましょう 雛菊。 158 00:12:01,513 --> 00:12:06,351 母さまが声をかけるまで あなたは捜しちゃだめ。 159 00:12:06,351 --> 00:12:10,230 あなたがいつか 眠くてしかたなくなって 160 00:12:10,230 --> 00:12:12,357 目を開けていられなくなったら 161 00:12:12,357 --> 00:12:14,901 「もういいよ」と 声をかけにいくわ。 162 00:12:14,901 --> 00:12:21,908 い… いや! 母さま お願い 1人にしないで! 163 00:12:21,908 --> 00:12:27,372 (雛菊)いい子でいるから 1人にしないで…。 164 00:12:32,544 --> 00:12:34,921 1人にしないで。 165 00:12:43,263 --> 00:12:45,390 母さま…。 166 00:12:48,268 --> 00:12:50,270 母さま…。 167 00:12:52,272 --> 00:12:54,274 痛い! 痛い! 168 00:12:54,274 --> 00:13:00,780 痛い! 痛い 痛い…。 169 00:13:05,952 --> 00:13:12,584 やめて 名前 呼ばないで。 170 00:13:12,584 --> 00:13:14,586 怖い…。 171 00:13:17,297 --> 00:13:19,966 娘が次の代行者になるなんて。 172 00:13:19,966 --> 00:13:21,968 前代未聞だ。 不吉な…。 173 00:13:21,968 --> 00:13:25,597 何かよからぬ前兆でないといいが。 よもや こんなことに。 174 00:13:25,597 --> 00:13:27,599 呪われている。 175 00:13:35,148 --> 00:13:37,817 お前が お前が 176 00:13:37,817 --> 00:13:40,320 殺したようなものだ)) 177 00:13:42,322 --> 00:13:44,616 (狼星)親子2代での 代行者の引き継ぎ。 178 00:13:44,616 --> 00:13:47,160 前例のないことは不吉。 179 00:13:47,160 --> 00:13:50,163 里の老人どもが言いそうなことだ。 180 00:13:50,163 --> 00:13:53,458 春の里で純粋に 雛菊様の味方と言えるのは 181 00:13:53,458 --> 00:13:56,461 唯一 さくらだけだ。 182 00:13:56,461 --> 00:14:03,009 彼女だけは 雛菊様を支え続けてきた。 183 00:14:03,009 --> 00:14:06,471 (さくら)ずっと一緒に。 1日中おそばに。 184 00:14:06,471 --> 00:14:10,183 《片時も離れまいと思った》 185 00:14:10,183 --> 00:14:12,185 ((ねぇ ねぇねぇねぇ 186 00:14:12,185 --> 00:14:14,354 里の外れにある お屋敷の秘密 知ってる? 187 00:14:14,354 --> 00:14:17,649 新しい春の代行者様が 修業してるんじゃないの? 188 00:14:17,649 --> 00:14:19,651 時進めの鏡があるんでしょ! 189 00:14:19,651 --> 00:14:22,195 見たら 年とって死ぬってやつ? 190 00:14:22,195 --> 00:14:25,031 でっかい蛇がいて 入ったら食われるんだって! 191 00:14:25,031 --> 00:14:29,369 全部ウソ。 泥棒が近づかないように うわさ流してるんだよ。 192 00:14:29,369 --> 00:14:31,371 え~っ なんで? 193 00:14:31,371 --> 00:14:33,373 庭に黄金の桃があるんだって。 194 00:14:33,373 --> 00:14:36,501 黄金? 195 00:14:36,501 --> 00:14:39,379 え~っ 本当? ほんとだって! 196 00:14:39,379 --> 00:14:42,882 怪しいけどな。 だって兄ちゃんが言ってたもん。 197 00:15:00,692 --> 00:15:02,902 黄金…。 198 00:15:07,532 --> 00:15:11,703 黄金の桃 売ったらお金になるのかな? 199 00:15:11,703 --> 00:15:13,705 あっ…。 200 00:15:22,714 --> 00:15:24,716 あっ! 201 00:15:38,438 --> 00:15:41,441 ただの桃じゃないか。 202 00:15:41,441 --> 00:15:43,443 その桃は まだかたいの。 203 00:15:43,443 --> 00:15:46,571 はっ… あっ。 204 00:15:49,574 --> 00:15:52,744 ねぇ あなたは誰? 205 00:15:52,744 --> 00:15:57,749 わ… 私は さくら。 206 00:15:57,749 --> 00:16:00,293 さくら。 207 00:16:00,293 --> 00:16:02,587 さくら。 208 00:16:06,299 --> 00:16:10,470 それで お父さんと お母さんに置いてかれて 209 00:16:10,470 --> 00:16:13,306 今は慈院に。 慈院? 210 00:16:13,306 --> 00:16:16,768 里の 親がいない子が 暮らすところ。 211 00:16:16,768 --> 00:16:19,479 捨てられたんです 私。 212 00:16:19,479 --> 00:16:24,317 姫鷹一門の面汚しとか 里の恥とか言われて。 213 00:16:24,317 --> 00:16:28,988 だから仲よくしちゃいけないって みんな 親に言われたって。 214 00:16:28,988 --> 00:16:33,159 だから いつも1人。 215 00:16:33,159 --> 00:16:37,330 まともな おうちに生まれたかった。 216 00:16:37,330 --> 00:16:41,167 この先 どうなるのか わかんなくて 217 00:16:41,167 --> 00:16:43,169 怖い…。 218 00:16:47,006 --> 00:16:51,344 (雛菊)私も いつも1人。 219 00:16:51,344 --> 00:16:54,514 母さま 死んじゃったの。 220 00:16:54,514 --> 00:16:57,642 父さまは 私のせいだって。 221 00:16:57,642 --> 00:17:02,522 私が代行者になったから 呪われてるって。 222 00:17:02,522 --> 00:17:07,819 春の代行者なんてしたくない。 修業も。 223 00:17:07,819 --> 00:17:14,367 (雛菊)おうちに帰りたい。 でも帰れない。 224 00:17:14,367 --> 00:17:16,369 寂しい。 225 00:17:22,542 --> 00:17:24,544 (2人)あっ! (足音) 226 00:17:37,557 --> 00:17:39,559 うん。 227 00:17:42,395 --> 00:17:46,232 また来ます。 本当? また来る? 228 00:17:46,232 --> 00:17:48,234 うん。 229 00:18:14,427 --> 00:18:18,264 よかった! もう来てくれないかと思った! 230 00:18:18,264 --> 00:18:21,267 フフ…。 231 00:18:26,397 --> 00:18:29,234 フフフ! 232 00:18:29,234 --> 00:18:32,111 ヘヘ…。 233 00:18:32,111 --> 00:19:03,142 ♪~ 234 00:19:03,142 --> 00:19:05,979 おい! こいつ! 235 00:19:05,979 --> 00:19:08,648 里の恥さらしの子が どこから入り込んだ!? 236 00:19:08,648 --> 00:19:10,650 さくら! 237 00:19:10,650 --> 00:19:15,822 離せ 離せ! さくら~! 238 00:19:15,822 --> 00:19:17,824 (地面に転ぶ音) 239 00:19:17,824 --> 00:19:20,994 お前が いていい場所ではない! 二度と来るな! 240 00:19:20,994 --> 00:19:23,162 くっ…。 (扉が閉まる音) 241 00:19:37,176 --> 00:19:41,848 姫鷹さくらを私から遠ざけるなら つとめは行いません。 242 00:19:41,848 --> 00:19:44,684 修業をしないなら お食事はあげませんよ! 243 00:19:44,684 --> 00:19:46,686 いりません。 244 00:19:59,032 --> 00:20:01,034 ぐわっ! 245 00:20:07,040 --> 00:20:09,334 お願いですから お食べください。 246 00:20:09,334 --> 00:20:12,045 このままでは 餓死してしまいます! 247 00:20:12,045 --> 00:20:15,715 (雛菊)さくらを私の目の前に 連れてくるまで食べません。 248 00:20:28,353 --> 00:20:33,066 雛菊様 姫鷹さくらを 連れてまいりました。 249 00:20:33,066 --> 00:20:35,360 (雛菊)さくらをこちらに。 250 00:20:40,365 --> 00:20:42,367 雛菊様。 251 00:20:42,367 --> 00:20:44,369 さくら! 252 00:20:49,749 --> 00:20:53,086 大丈夫ですか? おなかがすいたでしょう? 253 00:20:53,086 --> 00:20:55,088 フフ! うん? 254 00:20:57,924 --> 00:21:01,552 こうしてね こっそり食べてたの。 255 00:21:01,552 --> 00:21:03,763 (笑い声) 256 00:21:07,392 --> 00:21:12,271 姫鷹さくらを戻してから 神通力が飛躍的に伸びました。 257 00:21:12,271 --> 00:21:15,566 また引き離されてはたまらないと 思っているようです。 258 00:21:15,566 --> 00:21:22,573 代行者は心で顕現する。 259 00:21:22,573 --> 00:21:25,410 両親は ろくでなしですが 260 00:21:25,410 --> 00:21:28,287 姫鷹一門は もともと数々の護衛官を 261 00:21:28,287 --> 00:21:31,124 輩出してきた名門ではあります。 262 00:21:31,124 --> 00:21:36,587 特例ですが 姫鷹さくらを 263 00:21:36,587 --> 00:21:40,133 春の代行者護衛官に 任ずることとします。 264 00:21:40,133 --> 00:21:42,135 (さくら)雛菊様! 265 00:21:42,135 --> 00:21:44,137 さくら! 266 00:21:44,137 --> 00:21:48,141 ハァハァ…。 267 00:21:48,141 --> 00:21:52,145 これからは 1日中おそばにいられます。 268 00:21:52,145 --> 00:21:54,147 本当? はい! 269 00:21:54,147 --> 00:21:56,816 学校も辞めて ここに住んで 270 00:21:56,816 --> 00:21:58,818 雛菊様のことを お守りします。 271 00:21:58,818 --> 00:22:00,820 だから…。 272 00:22:00,820 --> 00:22:07,160 (さくら)これからは ずっと ずっと一緒です!)) 273 00:22:07,160 --> 00:22:10,830 (さくら)ずっと一緒に。 1日中おそばに。 274 00:22:10,830 --> 00:22:14,333 片時も離れまいと思った。 275 00:22:14,333 --> 00:22:17,336 そう 思っていた。