1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (モニカ)山小屋 帰りたいよぉ~。 2 00:00:04,004 --> 00:00:07,341 どうせ わたし 無能な引きこもりだもん。 3 00:00:07,341 --> 00:00:10,677 (ネロ)しかたない ご主人様だなぁ。 4 00:00:10,677 --> 00:00:14,348 肉球するか? するぅ~。 5 00:00:14,348 --> 00:00:16,350 よいしょ。 6 00:00:16,350 --> 00:00:21,355 ほ~ら 王子狙ったやつ 探さなきゃいけないんだろ? 7 00:00:21,355 --> 00:00:23,357 うん…。 8 00:00:23,357 --> 00:00:25,359 (ネロ)空の植木鉢? 9 00:00:25,359 --> 00:00:28,862 風の魔術で軌道は変えたけど➨ 10 00:00:28,862 --> 00:00:32,065 落とされたのは おそらく…。 11 00:02:05,325 --> 00:02:09,997 (カロライン)ねぇ アーロンが急病で 退学になるらしいじゃない? 12 00:02:09,997 --> 00:02:15,669 かわいそうなセルマ。 あんなにアーロンに尽くしてたのに。 13 00:02:15,669 --> 00:02:20,340 そうだ 今度わたくしの家の 舞踏会に呼んであげる。 14 00:02:20,340 --> 00:02:22,342 まあ 名案ですわ。 15 00:02:22,342 --> 00:02:25,679 どうせ アーロンとの婚約も 御破談でしょう? 16 00:02:25,679 --> 00:02:30,350 新しく いい人を探したほうがいいわよ! 17 00:02:30,350 --> 00:02:33,687 (モニカ)あっ…。 18 00:02:33,687 --> 00:02:36,356 (ラナ)上に行きたいんでしょ? 19 00:02:36,356 --> 00:02:40,360 さっさと通り過ぎるのが一番よ。 あっ あの…。 20 00:02:40,360 --> 00:02:44,364 よかったじゃない セルマ。 (カロラインたち)ウフフフフフ…。 21 00:02:44,364 --> 00:02:47,200 (ラナ)ねぇ 通してくださらない? 22 00:02:47,200 --> 00:02:52,205 (カロライン)あら 成金男爵家のラナ・コレットじゃない。 23 00:02:52,205 --> 00:02:54,708 作法がなってないわね。 24 00:02:54,708 --> 00:02:58,211 わたくしの家のほうが格上なのよ。 25 00:02:58,211 --> 00:03:01,314 まずは 挨拶くらい述べたらいかが? 26 00:03:01,314 --> 00:03:03,984 道を塞いで立ち話するのが➨ 27 00:03:03,984 --> 00:03:07,487 格式ある家の作法なんて 知らなかったわ。 28 00:03:07,487 --> 00:03:10,824 ねぇ さっさと どいてくださる? 29 00:03:10,824 --> 00:03:13,660 脱走した牛だって 手綱を引かれれば➨ 30 00:03:13,660 --> 00:03:16,663 すぐに動くのに… あぁ ごめんなさい。 31 00:03:16,663 --> 00:03:19,666 お尻が重いから動きたくないのね。 32 00:03:21,835 --> 00:03:23,870 誰が牛ですって!? 33 00:03:23,870 --> 00:03:26,540 あっ…。 モニカ! 34 00:03:26,540 --> 00:03:30,043 《風の魔術で… ダメッ ここじゃ不自然! 35 00:03:30,043 --> 00:03:33,380 体に防御結界… は 跳ね方が不自然! 36 00:03:33,380 --> 00:03:36,383 どうしよう! どうしよう! 37 00:03:36,383 --> 00:03:39,052 階段の段差 痛そう。 38 00:03:39,052 --> 00:03:41,054 段差! そ そうだ! 39 00:03:41,054 --> 00:03:44,024 防御結界で 段差を埋めてしまえば!》 40 00:03:46,059 --> 00:03:50,564 《さあ あとは自然に 転がり落ちるだけ…》 41 00:03:50,564 --> 00:03:53,066 ひゃあ~! モニカ!? 42 00:03:53,066 --> 00:03:56,570 あぁ~っ! 43 00:03:56,570 --> 00:03:59,372 (シリル)うっ! 44 00:03:59,372 --> 00:04:01,975 ご ごめんなさい。 45 00:04:01,975 --> 00:04:05,645 怪我は? 迷惑かけて ごめんなさい! 46 00:04:05,645 --> 00:04:10,484 ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい…。 47 00:04:10,484 --> 00:04:13,987 少し赤くなっているな。 48 00:04:13,987 --> 00:04:16,323 えっ あ…。 49 00:04:16,323 --> 00:04:18,992 《怒って… ない? 50 00:04:18,992 --> 00:04:22,496 それに 冷たい指先。 51 00:04:22,496 --> 00:04:27,000 もしかして 無意識に魔力が漏れてる?》 52 00:04:27,000 --> 00:04:29,503 ちょっと 大丈夫!? 53 00:04:29,503 --> 00:04:33,006 副会長。 何の騒ぎなのだ? 54 00:04:33,006 --> 00:04:36,009 (カロライン) そこのラナ・コレット嬢が ふざけて➨ 55 00:04:36,009 --> 00:04:38,845 学友を 階段から突き飛ばしたのですわ。 56 00:04:38,845 --> 00:04:41,515 シリル・アシュリー様。 57 00:04:41,515 --> 00:04:45,018 はぁっ!? あなたが私を 突き飛ばしたんでしょ! 58 00:04:45,018 --> 00:04:47,521 モニカは とばっちりよ! 59 00:04:47,521 --> 00:04:50,023 まぁ 責任転嫁? 60 00:04:50,023 --> 00:04:53,527 成金の子は 神経が図太くて嫌ね。 61 00:04:53,527 --> 00:04:58,365 アシュリー様は 由緒正しい ノルン伯爵家のわたくしを➨ 62 00:04:58,365 --> 00:05:01,067 信じてくださいますわよね。 63 00:05:03,303 --> 00:05:05,639 《モニカ:ここは貴族社会。 64 00:05:05,639 --> 00:05:09,309 身分の高い者が 「お前は悪だ」と言えば➨ 65 00:05:09,309 --> 00:05:11,611 それが真実になる》 66 00:05:14,347 --> 00:05:17,617 《たとえ こちらに非がなくとも…》 67 00:05:21,021 --> 00:05:22,989 あの…。 68 00:05:26,493 --> 00:05:30,664 《お願い動いて わたしの喉。 69 00:05:30,664 --> 00:05:34,668 このままだと ラナが悪人にされちゃう。 70 00:05:34,668 --> 00:05:38,004 それだけは…!》 71 00:05:38,004 --> 00:05:40,340 わっ わたしが➨ 72 00:05:40,340 --> 00:05:43,844 足を 滑らせただけ… です。 73 00:05:43,844 --> 00:05:47,013 ちょっと! 誰も悪くなくて。 74 00:05:47,013 --> 00:05:50,016 わたしの 不注意なんです! 75 00:05:50,016 --> 00:05:53,553 おっ お騒がせしました。 76 00:05:53,553 --> 00:05:55,522 モニカ! 77 00:05:58,024 --> 00:06:02,662 ハァ… ハァ… ハァ… ハァ…。 78 00:06:02,662 --> 00:06:12,639 ♬(ピアノ) 79 00:06:12,639 --> 00:06:15,809 (ブリジット)用があるなら後になさい。 あっ。 80 00:06:15,809 --> 00:06:21,014 ご ごめんなさい。 バルコニーに 忘れ物が…。 81 00:06:21,014 --> 00:06:23,316 手短に済ませなさい。 82 00:06:23,316 --> 00:06:26,319 あ ありがとうございます。 83 00:06:28,655 --> 00:06:34,060 寄せ植え3つに 使ってない植木鉢が1つ。 84 00:06:35,996 --> 00:06:37,998 ん… しょ…。 85 00:06:37,998 --> 00:06:40,667 み… 見えない。 86 00:06:40,667 --> 00:06:43,370 そうだ。 87 00:06:52,512 --> 00:06:55,348 うん ここだ。 88 00:06:55,348 --> 00:06:58,518 重そうな植木鉢。 89 00:06:58,518 --> 00:07:01,321 あっ ああっ! 90 00:07:03,290 --> 00:07:07,594 汚しちゃった。 手袋 これ1つなのに。 91 00:07:10,297 --> 00:07:12,299 もしかして…。 92 00:07:14,467 --> 00:07:16,636 鍵をかけたいのだけど。 93 00:07:16,636 --> 00:07:19,039 あっ ご ごめんなさい。 94 00:07:21,975 --> 00:07:26,146 あの この教室の鍵って…。 95 00:07:26,146 --> 00:07:31,051 借りたければ 職員室で 使用申請書を提出することね。 96 00:07:32,986 --> 00:07:35,989 あ… ありがとうございまひゅっ! 97 00:07:37,991 --> 00:07:40,660 (フェリクス)君は彼女が気に入らない? 98 00:07:40,660 --> 00:07:45,332 (エリオット)あぁ 彼女 どう見ても貴族じゃないだろう? 99 00:07:45,332 --> 00:07:49,669 とはいえ 俺たちが動いて 目立つよりはいい。 100 00:07:49,669 --> 00:07:54,507 まして 1人で夜中 抜け出すよりかはな。 101 00:07:54,507 --> 00:07:59,012 (フェリクス)クロックフォード公爵に 介入されたくないからね。 102 00:07:59,012 --> 00:08:03,616 たとえ 公爵の犬と言われようと。 103 00:08:03,616 --> 00:08:06,286 なにより…。 104 00:08:06,286 --> 00:08:08,988 フェリクス・アーク・リディルは➨ 105 00:08:08,988 --> 00:08:14,661 この程度の事件も処理できない 無能だと思われたら困るんだ。 106 00:08:14,661 --> 00:08:16,663 (ノック) 107 00:08:16,663 --> 00:08:18,631 どうぞ。 108 00:08:22,302 --> 00:08:26,306 やぁ ノートン嬢。 何か進展はあったかい? 109 00:08:26,306 --> 00:08:28,608 (モニカ)あ… あの…。 110 00:08:32,345 --> 00:08:36,983 犯人 わかり… ました。 111 00:08:36,983 --> 00:08:40,487 婚約者のアーロンが退学だなんて。 112 00:08:40,487 --> 00:08:43,656 学園に残されるセルマが かわいそう。 113 00:08:43,656 --> 00:08:48,495 なんでも相談してね。 だって 友人ですもの。 114 00:08:48,495 --> 00:08:52,999 《セルマ:友人… そう 友人だ。 115 00:08:52,999 --> 00:08:56,669 たとえ私が 彼女たちの 引き立て役であっても➨ 116 00:08:56,669 --> 00:09:00,106 友人という肩書きは 何にも代えがたい。 117 00:09:00,106 --> 00:09:03,610 だって… 友人がいるなら➨ 118 00:09:03,610 --> 00:09:06,279 何もないセルマにならずに済む》 119 00:09:06,279 --> 00:09:08,782 (ざわめき) 120 00:09:08,782 --> 00:09:11,785 やあ セルマ・カーシュ嬢。 121 00:09:11,785 --> 00:09:14,954 ちょっといいかな。 122 00:09:14,954 --> 00:09:18,458 (フェリクス)呼び出して すまないね。 123 00:09:18,458 --> 00:09:21,961 さて 入学式前の看板落下事件と➨ 124 00:09:21,961 --> 00:09:26,132 先日の植木鉢が落下してきた件。 125 00:09:26,132 --> 00:09:29,636 この2つの事件の犯人が君だと➨ 126 00:09:29,636 --> 00:09:33,306 ここにいるノートン嬢が 主張しているんだ。 127 00:09:33,306 --> 00:09:35,608 説明してくれるかな? 128 00:09:37,644 --> 00:09:40,980 えっと 看板事件は➨ 129 00:09:40,980 --> 00:09:43,983 現場が 片づけられてしまったので…。 130 00:09:43,983 --> 00:09:47,320 あ… けど 植木鉢が落とされた件は➨ 131 00:09:47,320 --> 00:09:49,322 わかりました。 132 00:09:49,322 --> 00:09:51,991 植木鉢が落とされたのは➨ 133 00:09:51,991 --> 00:09:56,663 落下地点から東棟の 2番目の列の どこかの階です。 134 00:09:56,663 --> 00:09:59,666 すべてのバルコニーに 花が飾ってありますが➨ 135 00:09:59,666 --> 00:10:03,503 落下速度と植木鉢の砕け方から どの階から落とされたか…。 136 00:10:03,503 --> 00:10:06,005 そこは省略していいよ。 へぅっ!? 137 00:10:08,675 --> 00:10:11,678 け… 計算で出した結果➨ 138 00:10:11,678 --> 00:10:16,850 落とされたのは 4階のバルコニーでした。 139 00:10:16,850 --> 00:10:22,021 事件があった時の第二音楽室の 利用申請書を確認したら…。 140 00:10:22,021 --> 00:10:25,024 私は お花の水をやりに。 141 00:10:25,024 --> 00:10:30,530 わ わたしとセルマさんは だいたい身長が同じです。 142 00:10:30,530 --> 00:10:35,368 バルコニーの手すりは 危険がないよう 高く設けられていました。 143 00:10:35,368 --> 00:10:39,706 そして 逆さまに置いてあった 植木鉢が1つ。 144 00:10:39,706 --> 00:10:43,042 おそらくは…。 踏み台にしたって? 145 00:10:43,042 --> 00:10:46,045 たまたま そこにあっただけでしょ? 146 00:10:46,045 --> 00:10:49,048 (モニカ) 今日は 手袋されてるんですね。 147 00:10:49,048 --> 00:10:54,220 保健室で見た セルマさんの白く繊細な指。 148 00:10:54,220 --> 00:10:57,724 あの時 手袋をしていなかったのは➨ 149 00:10:57,724 --> 00:11:02,195 植木鉢を動かした時に 汚れてしまったからですよね。 150 00:11:02,195 --> 00:11:04,364 ち… ちが…。 151 00:11:04,364 --> 00:11:07,700 (モニカ)音楽室のそばのゴミ箱に➨ 152 00:11:07,700 --> 00:11:11,070 土で汚れた手袋が 捨ててありました。 153 00:11:13,039 --> 00:11:16,709 セルマさんのイニシャルが刺繍された…。 154 00:11:16,709 --> 00:11:20,547 あ… あ… あ… あ…。 155 00:11:20,547 --> 00:11:23,716 あぁ~!! 156 00:11:23,716 --> 00:11:27,387 そうです 私が 私がやりました! 157 00:11:27,387 --> 00:11:31,057 植木鉢も 看板を落としたのも。 158 00:11:31,057 --> 00:11:35,562 生徒会の予算を着服させたのも 私です! 159 00:11:35,562 --> 00:11:40,400 そう アーロンは私に騙されていただけ! 160 00:11:40,400 --> 00:11:42,669 ですから…。 161 00:11:48,374 --> 00:11:52,045 どうか彼に ご慈悲を。 162 00:11:52,045 --> 00:11:56,549 何もない私から 婚約者を奪わないで。 163 00:12:04,657 --> 00:12:06,659 セルマさんは…。 164 00:12:06,659 --> 00:12:09,329 王族の暗殺未遂だからね。 165 00:12:09,329 --> 00:12:12,031 一族ごと極刑は当然だろう。 166 00:12:16,502 --> 00:12:19,005 と 言いたいところだけど➨ 167 00:12:19,005 --> 00:12:21,841 今回も体調不良ということで➨ 168 00:12:21,841 --> 00:12:25,011 自主退学してもらうのが 妥当だろう。 169 00:12:25,011 --> 00:12:27,513 それに➨ 170 00:12:27,513 --> 00:12:32,352 大事な人のために すべてを 投げ出そうとした彼女の姿には➨ 171 00:12:32,352 --> 00:12:35,355 思うところがあるからね。 172 00:12:35,355 --> 00:12:39,659 そういう… ものですか? 173 00:12:47,367 --> 00:12:49,569 《わぁ~!》 174 00:12:53,039 --> 00:12:55,375 3か所…。 175 00:12:55,375 --> 00:12:59,712 ここと ここと ここの数字が合ってない… です。 176 00:12:59,712 --> 00:13:01,981 会計記録の見方が? 177 00:13:01,981 --> 00:13:05,151 はい。 あっ ここも➨ 178 00:13:05,151 --> 00:13:08,321 無理やり つじつま合わせたようですけど。 179 00:13:08,321 --> 00:13:12,492 美しくないです。 ねぇ ノートン嬢。 180 00:13:12,492 --> 00:13:14,494 はい。 181 00:13:14,494 --> 00:13:18,665 もしよければ 会計記録の見直しを 手伝ってくれないかい? 182 00:13:18,665 --> 00:13:20,667 いいんですかっ! 183 00:13:20,667 --> 00:13:24,837 《数字不足だったから うれしい~》 184 00:13:24,837 --> 00:13:29,008 えへ えへへへへ…。 では 改めて。 185 00:13:29,008 --> 00:13:32,345 高等科2年 モニカ・ノートン嬢。 186 00:13:32,345 --> 00:13:35,548 君を生徒会会計に任命する。 187 00:13:40,687 --> 00:13:44,357 (ネロ) おい お~いモニカ しっかりしろ。 188 00:13:44,357 --> 00:13:48,695 ほら 肉球。 お前が好きな肉球だぞ。 189 00:13:48,695 --> 00:13:54,200 うぅ… わたし 生徒会の会計になっちゃったぁ。 190 00:13:54,200 --> 00:13:58,037 よかったじゃん。 王子の護衛も やりやすくなるし。 191 00:13:58,037 --> 00:14:00,473 無理なの…。 192 00:14:00,473 --> 00:14:03,476 子リスが生徒会会計!? 193 00:14:03,476 --> 00:14:07,313 過去5年分の 見直しを頼んだのだけど➨ 194 00:14:07,313 --> 00:14:11,317 席を外した数時間で 終わらせるとはね。 195 00:14:11,317 --> 00:14:13,319 (ニール)5年分を!? 196 00:14:13,319 --> 00:14:15,988 この会計を見て どう思った? 197 00:14:15,988 --> 00:14:20,493 えと…。 怒らないから正直に言ってごらん。 198 00:14:20,493 --> 00:14:24,997 動くお金が ビックリするほど大きいのに➨ 199 00:14:24,997 --> 00:14:28,334 ビックリするほど管理がずさんで ビックリしました。 200 00:14:28,334 --> 00:14:31,671 貴様! 殿下に なんという口の利き方だ! 201 00:14:31,671 --> 00:14:33,873 はわぁ~。 202 00:14:33,873 --> 00:14:37,643 山小屋に帰りたいよぉ~。 203 00:14:40,380 --> 00:14:42,348 まったく。 204 00:14:42,348 --> 00:14:46,052 編入してきたばかりの生徒を 会計になど…。 205 00:14:48,688 --> 00:14:51,357 完璧… か。 206 00:14:51,357 --> 00:14:53,359 気に入らん。 207 00:14:53,359 --> 00:14:56,362 そもそも殿下に対して あの口の利きよう。 208 00:14:56,362 --> 00:14:58,364 なんたる不敬だ。 209 00:15:02,635 --> 00:15:05,037 この字の癖は…。 210 00:15:07,974 --> 00:15:10,309 もしや…。 211 00:15:10,309 --> 00:15:12,512 いや まさか…。 212 00:15:17,984 --> 00:15:19,986 (ドアの閉まる音) 213 00:15:24,323 --> 00:15:26,659 私は何を…。 214 00:15:26,659 --> 00:15:30,363 クッ! 215 00:15:32,498 --> 00:15:35,301 早めに休むか。 216 00:15:40,339 --> 00:15:43,643 《事件は解決したけど…》 217 00:15:46,345 --> 00:15:49,515 (イザベル)あなたみたいな 我が家の恥さらしが➨ 218 00:15:49,515 --> 00:15:52,685 生徒会役員だなんて どういうことですの!? 219 00:15:52,685 --> 00:15:54,687 (食器が割れる音) 220 00:15:54,687 --> 00:15:56,689 (イザベル)さあ 白状なさい。 221 00:15:56,689 --> 00:15:59,358 いったいどうやって 殿下に取り入ったのかを! 222 00:15:59,358 --> 00:16:01,994 まぁ なんなの!? その反抗的な目は! 223 00:16:01,994 --> 00:16:04,964 自分の立場が わかっていないようね! 224 00:16:07,333 --> 00:16:11,838 フゥ 悪役令嬢的には こんなところかしら。 225 00:16:11,838 --> 00:16:16,509 (アガサ)さすが イザベルお嬢様! 見事な悪役令嬢っぷりです。 226 00:16:16,509 --> 00:16:18,511 (イザベル)でしょ? でしょう? 227 00:16:18,511 --> 00:16:21,681 ティ ティーカップを割るのは…。 228 00:16:21,681 --> 00:16:23,683 ご安心ください。 229 00:16:23,683 --> 00:16:27,353 もともと ヒビが入っていた食器を ストックしていますの。 230 00:16:29,355 --> 00:16:34,660 改めて 生徒会会計就任 おめでとうございます。 231 00:16:34,660 --> 00:16:38,998 はぁ…。 そういえば 髪形を変えられたのですか? 232 00:16:38,998 --> 00:16:42,335 同じクラスの子が やってくれて。 233 00:16:42,335 --> 00:16:44,337 とても お似合いです! 234 00:16:44,337 --> 00:16:48,007 アガサ わたくしも おそろいの髪形にしてちょうだい。 235 00:16:48,007 --> 00:16:50,510 お嬢様 悪役令嬢は➨ 236 00:16:50,510 --> 00:16:54,847 いじめている娘と おそろいの 髪形にしたりはしませんよ。 237 00:16:54,847 --> 00:16:56,849 大丈夫です。 238 00:16:56,849 --> 00:16:59,952 休日に このアガサが腕によりをかけて➨ 239 00:16:59,952 --> 00:17:03,623 お二人の髪形を かわいく おそろいにして差し上げますよ。 240 00:17:03,623 --> 00:17:05,791 約束よ! 241 00:17:05,791 --> 00:17:07,793 ホントに? 242 00:17:07,793 --> 00:17:11,964 ウソでしょ? あんな田舎者が。 ありえない。 243 00:17:11,964 --> 00:17:14,800 うぅ…。 (ラナ)ねぇ。 244 00:17:14,800 --> 00:17:19,605 あなたが生徒会役員になったって 噂を耳にしたんだけど。 245 00:17:35,321 --> 00:17:38,658 き… 昨日は…。 246 00:17:38,658 --> 00:17:41,994 私が 突き飛ばしたわけじゃないけど➨ 247 00:17:41,994 --> 00:17:44,997 カロラインを挑発したのは私だし➨ 248 00:17:44,997 --> 00:17:46,999 だから その…。 249 00:17:49,001 --> 00:17:51,604 怪我は してないの? 250 00:17:56,342 --> 00:18:01,347 えっと… 怪我 してないです。 251 00:18:03,282 --> 00:18:06,452 えへ。 252 00:18:06,452 --> 00:18:09,288 そ そう! 253 00:18:09,288 --> 00:18:12,458 ほら 髪ほどけてきてる。 254 00:18:12,458 --> 00:18:16,462 しかたないから 今日も私が 髪を編んであげるわよ。 255 00:18:16,462 --> 00:18:18,764 は… はい。 256 00:18:26,305 --> 00:18:29,141 (フェリクス)シリル。 257 00:18:29,141 --> 00:18:33,546 今日からノートン嬢に 会計の仕事を教えてあげておくれ。 258 00:18:35,982 --> 00:18:39,819 仰せのままに。 なぜ副会長に? 259 00:18:39,819 --> 00:18:43,990 シリルは 副会長になる前は 会計だったからね。 260 00:18:43,990 --> 00:18:46,659 もしかして 私に教わりたかった? 261 00:18:46,659 --> 00:18:50,062 で できれば 年の近い方が…。 262 00:18:54,667 --> 00:18:56,669 そう。 263 00:18:58,671 --> 00:19:02,174 シリルに しごかれておいで。 ひぃん。 264 00:19:04,110 --> 00:19:07,780 会計は 月末 月初めが 一番忙しい。 265 00:19:07,780 --> 00:19:11,283 ここにリストアップしたものを 漏れのないようにしろ。 266 00:19:11,283 --> 00:19:14,620 は… はい。 クチュン! 267 00:19:14,620 --> 00:19:17,623 少々 部屋が冷えすぎたか。 268 00:19:25,631 --> 00:19:28,534 これを使え。 は… はい。 269 00:19:34,306 --> 00:19:36,642 《すごい冷気。 270 00:19:36,642 --> 00:19:41,047 やっぱり 体から魔力が漏れてる》 271 00:19:43,315 --> 00:19:46,318 なんだ? あ… そ それ➨ 272 00:19:46,318 --> 00:19:50,322 わたしが見直した会計資料 ですよね? 273 00:19:50,322 --> 00:19:53,492 顧問のソーンリー教諭が 確認してくださるので➨ 274 00:19:53,492 --> 00:19:55,494 まとめているんだ。 275 00:19:55,494 --> 00:19:58,998 ごっ ごめんなさい。 何を謝る。 276 00:19:58,998 --> 00:20:02,001 過去の分まで見直したせいで➨ 277 00:20:02,001 --> 00:20:05,004 余計なお仕事 増やして…。 278 00:20:05,004 --> 00:20:08,007 これは余計な仕事じゃない。 279 00:20:08,007 --> 00:20:10,376 必要な仕事だ。 280 00:20:10,376 --> 00:20:13,045 なぜ貴様は そんなにビクビクしている。 281 00:20:13,045 --> 00:20:15,047 うぇっ えと…。 282 00:20:15,047 --> 00:20:19,685 殿下に才能を認められ 信頼を勝ち取ったのだぞ? 283 00:20:19,685 --> 00:20:22,354 貴様の仕事は完璧だった。 284 00:20:22,354 --> 00:20:25,658 ならば胸を張り それを誇るがいい。 285 00:20:27,693 --> 00:20:30,029 ごめんなさい。 286 00:20:30,029 --> 00:20:33,866 どうしても 自分を誇りに思うこと➨ 287 00:20:33,866 --> 00:20:36,869 できません。 288 00:20:36,869 --> 00:20:40,706 できないんです…。 289 00:20:40,706 --> 00:20:44,043 《バーニー:あなたは僕のことなんて➨ 290 00:20:44,043 --> 00:20:47,046 内心 見下していたんでしょう?》 291 00:20:58,057 --> 00:21:01,660 (シリル)私は 「できない」という言葉が嫌いだ。 292 00:21:01,660 --> 00:21:03,662 ごめんなさい。 293 00:21:03,662 --> 00:21:06,999 (シリル)それと これは別件だが…。 294 00:21:06,999 --> 00:21:09,335 先日の階段の件。 295 00:21:09,335 --> 00:21:14,673 あの時 付近にいた生徒たちに 聞き込みをし 状況は把握した。 296 00:21:14,673 --> 00:21:17,343 加害者のカロライン・シモンズには➨ 297 00:21:17,343 --> 00:21:21,180 厳重注意のうえ 反省文の提出を命じてある。 298 00:21:21,180 --> 00:21:25,351 聞き込み… したん ですか? 299 00:21:25,351 --> 00:21:30,689 状況を客観的に把握するのは 当然のことだろう。 300 00:21:30,689 --> 00:21:35,694 貴様が変にごまかすから 確認に時間がかかったではないか。 301 00:21:35,694 --> 00:21:40,533 《モニカ:貴族の中にも こういう人がいるんだ》 302 00:21:40,533 --> 00:21:43,369 聞いているのか モニカ・ノートン! 303 00:21:43,369 --> 00:21:46,705 あ はい えと… す す す すみません…。 304 00:21:46,705 --> 00:21:49,708 声が小さい! ごっ ごめ…。 305 00:21:49,708 --> 00:21:53,879 ハキハキしゃべらんか! ゴッ ゴッ ゴッ ゴメッ ナサッ…。 306 00:21:53,879 --> 00:21:57,383 (シリル)誰が スタッカートを効かせろと言ったぁ! 307 00:22:02,488 --> 00:22:05,691 まったく… ノートン会計につきあっていたら➨ 308 00:22:05,691 --> 00:22:07,860 こんな時間になってしまった。 309 00:22:07,860 --> 00:22:13,032 早く この会計資料を ソーンリー教諭へ持っていかねば…。 310 00:22:13,032 --> 00:22:16,502 ソーンリー教諭に?