1 00:00:02,002 --> 00:00:06,506 《ペイル:なぜ? なぜなの? この学園に入学する生徒は➡ 2 00:00:06,506 --> 00:00:12,012 ある程度 社交ダンス 踊れるものじゃないの~?》 3 00:00:12,012 --> 00:00:14,348 (モニカ)いやぁ~! 4 00:00:14,348 --> 00:00:17,017 (グレン)ちょっと テンポ遅れてる気がするんで➡ 5 00:00:17,017 --> 00:00:19,853 スピードアップっす! うおぉ~! 6 00:00:19,853 --> 00:00:23,056 (モニカ)止まって~! 7 00:01:55,048 --> 00:01:57,351 (ニール)ストップ! ストーップ!! 8 00:01:59,720 --> 00:02:01,922 へうぅ~。 9 00:02:03,991 --> 00:02:07,494 (ニール)2人とも 再試験までに なんとかしないと。 10 00:02:07,494 --> 00:02:09,830 まさか ステップにつまずくなんて…。 11 00:02:09,830 --> 00:02:12,332 (ケイシー)とりあえず ステップを覚えるまでは➡ 12 00:02:12,332 --> 00:02:14,334 ペアを変えて練習しましょ。 13 00:02:14,334 --> 00:02:17,004 私はグレンを。 ありがとうっす! 14 00:02:17,004 --> 00:02:21,008 ですね。 僕はノートン嬢と組みます。 15 00:02:21,008 --> 00:02:24,011 あ… ありがとう ございます。 16 00:02:24,011 --> 00:02:27,681 (ニール)あ… でも 演奏が…。 17 00:02:27,681 --> 00:02:31,351 (ラナ)私が ピアノ弾いてあげてもいいわよ。 18 00:02:31,351 --> 00:02:34,187 (グレン)モニカの友達っすか? 19 00:02:34,187 --> 00:02:36,690 あ… はい… あっ。 20 00:02:36,690 --> 00:02:39,693 《はいって言っちゃった》 21 00:02:39,693 --> 00:02:43,697 そうよ 友達の私が 協力してあげるんだから➡ 22 00:02:43,697 --> 00:02:45,699 感謝しなさいよね! 23 00:02:45,699 --> 00:02:48,101 ふふっ。 24 00:02:54,708 --> 00:02:58,045 あの子たち ちゃんと練習してるのかしら? 25 00:02:58,045 --> 00:02:59,980 ♬(ピアノ) 26 00:02:59,980 --> 00:03:03,316 (ケイシー)あ~ ちょっと 落ち着いて! 落ち着いて! 27 00:03:03,316 --> 00:03:06,987 ♬~ 28 00:03:06,987 --> 00:03:08,989 ふふっ。 29 00:03:08,989 --> 00:03:13,994 (フェリクス)ダンスの再試験 合格はできそうかい? 30 00:03:13,994 --> 00:03:18,999 こ… これからの頑張り次第 ですかね~。 31 00:03:18,999 --> 00:03:22,335 (シリル)殿下 お人好しのメイウッド庶務に➡ 32 00:03:22,335 --> 00:03:24,671 そこまで言わせるということは➡ 33 00:03:24,671 --> 00:03:27,674 目も当てられない惨状に 違いありません。 34 00:03:29,843 --> 00:03:34,648 何も心配することはないさ。 彼女は きっと合格するよ。 35 00:03:37,684 --> 00:03:42,089 私の期待に 応えてくれるね? 36 00:03:44,024 --> 00:03:47,861 まっ まずは 楽曲のテンポの分析と歩幅の照合。 37 00:03:47,861 --> 00:03:51,031 ダンスの解析から 始めたいと思います。 38 00:03:51,031 --> 00:03:53,533 (シリル)ノートン会計。 39 00:03:53,533 --> 00:03:57,370 貴様は頭を使う前に 体を動かせ。 40 00:03:57,370 --> 00:03:59,372 へうっ。 41 00:04:04,311 --> 00:04:07,814 (ネロ)俺様 窓から こっそり見てたんだけどよぉ➡ 42 00:04:07,814 --> 00:04:10,317 ダンスってのはアレか? 43 00:04:10,317 --> 00:04:13,820 相手の足を たくさん踏んだほうが 勝ちって競技なのか? 44 00:04:13,820 --> 00:04:18,325 違うもん 小説で知ってるでしょ。 45 00:04:18,325 --> 00:04:22,329 「ジュリアは バーソロミューのリードと音楽に身を委ね➡ 46 00:04:22,329 --> 00:04:26,666 2人は手を取り合い 心のままにステップを踏む」。 47 00:04:26,666 --> 00:04:32,005 この登場人物は 心のままに 互いの足を踏み合ったんだな。 48 00:04:32,005 --> 00:04:36,009 やべぇ この場面の解釈が変わるわ。 49 00:04:36,009 --> 00:04:39,846 (モニカ)だから違うってば もう…。 50 00:04:39,846 --> 00:04:43,517 まあでも ダンスをモノにするしかないんだろ。 51 00:04:43,517 --> 00:04:46,353 王子に期待されてるんだから。 52 00:04:46,353 --> 00:04:48,355 うん。 53 00:04:48,355 --> 00:04:51,525 ((レイン:みんなの期待に 応えたいんだ。 54 00:04:51,525 --> 00:04:54,528 きたい? 55 00:04:54,528 --> 00:04:56,863 いいかい モニカ。 56 00:04:56,863 --> 00:05:00,634 人体は 膨大な数字で できているんだよ。 57 00:05:00,634 --> 00:05:05,305 人間を人間たらしめる数式を 解析することができたら➡ 58 00:05:05,305 --> 00:05:08,308 多くの病に苦しむ人を救えるんだ。 59 00:05:08,308 --> 00:05:12,646 そのためにも 頑張らなくてはね)) 60 00:05:12,646 --> 00:05:16,316 《モニカ:お父さんは みんなの期待に応えて➡ 61 00:05:16,316 --> 00:05:20,654 たくさんの病を治してきた。 それなのに…》 62 00:05:20,654 --> 00:05:26,326 (人々の罵倒する声) 63 00:05:26,326 --> 00:05:31,331 《私も 期待に応えたくて 無詠唱魔術を身に付けた。 64 00:05:31,331 --> 00:05:33,500 けど…》 65 00:05:33,500 --> 00:05:36,336 ((バーニー:あなたは僕のことなんて➡ 66 00:05:36,336 --> 00:05:38,638 内心 見下していたんでしょう?)) 67 00:05:40,674 --> 00:05:44,678 《期待なんて されなくていい》 68 00:05:47,013 --> 00:05:53,353 《人のいない山小屋で 数字と向き合ってさえいれば…》 69 00:05:53,353 --> 00:06:00,293 ♬~ 70 00:06:00,293 --> 00:06:04,798 よいしょ。 おわっ… どした? 71 00:06:04,798 --> 00:06:08,969 もうちょっとだけ ダンスの練習する。 72 00:06:08,969 --> 00:06:12,472 手伝ってやろうか? ご主人様。 73 00:06:12,472 --> 00:06:16,476 ネロだって 社交ダンスは初心者でしょ? 74 00:06:16,476 --> 00:06:20,146 あっ…。 俺様の運動能力なめんな。 75 00:06:20,146 --> 00:06:24,150 わわ…。 さあ みっちり鍛えてやるぞ~。 76 00:06:28,989 --> 00:06:31,324 《き… 筋肉痛が…。 77 00:06:31,324 --> 00:06:35,495 ネロ さすがだな。 ステップ上手だった。 78 00:06:35,495 --> 00:06:37,664 でも…》 79 00:06:37,664 --> 00:06:42,002 ((どうやったら 17回も足踏んで 23回も足蹴れるんだよ! 80 00:06:42,002 --> 00:06:44,337 使い魔虐待だ!)) 81 00:06:44,337 --> 00:06:48,508 《もう練習 つきあってくれないよね…》 82 00:06:48,508 --> 00:06:51,344 (ペイル)はい では お茶会のグループ分けは➡ 83 00:06:51,344 --> 00:06:53,346 掲示のとおりです。 84 00:06:53,346 --> 00:06:57,017 こちらも 社交ダンス同様 必修科目ですから➡ 85 00:06:57,017 --> 00:06:59,853 合格目指して頑張ってくださいね。 86 00:06:59,853 --> 00:07:03,056 必修? 合格? 87 00:07:05,292 --> 00:07:07,294 (イザベル)まあ お茶会! 88 00:07:07,294 --> 00:07:09,963 お姉様が 無事に授業を乗り切れるように➡ 89 00:07:09,963 --> 00:07:14,634 尽力させていただきますわ。 あ ありがとうございます。 90 00:07:14,634 --> 00:07:17,637 お茶は個人の好みもありますし➡ 91 00:07:17,637 --> 00:07:20,473 明確な正解というものは ありませんの。 92 00:07:20,473 --> 00:07:24,311 はあ…。 ですが 明確な不正解はあります。 93 00:07:24,311 --> 00:07:26,313 そ それはいったい? 94 00:07:26,313 --> 00:07:31,318 誰かと お茶の種類がかぶること ですわ。 95 00:07:31,318 --> 00:07:35,322 事前に 持ち寄るお茶を確認することは? 96 00:07:35,322 --> 00:07:37,991 お… 同じテーブルには➡ 97 00:07:37,991 --> 00:07:41,328 ラナ・コレット嬢とケイシー・グローヴ嬢➡ 98 00:07:41,328 --> 00:07:44,164 あと1人は 知らない人で…。 99 00:07:44,164 --> 00:07:48,335 そうなると 事前に確認するのは 難しいですわね。 100 00:07:48,335 --> 00:07:52,172 ど… どうしたら…。 安心してください! 101 00:07:52,172 --> 00:07:55,342 たとえ どんな悪役令嬢が現れようと➡ 102 00:07:55,342 --> 00:07:58,011 完璧なお茶を ご用意いたしますわ! 103 00:07:58,011 --> 00:08:00,613 ありがとうございます。 104 00:08:03,950 --> 00:08:05,952 (カップが割れる音) 105 00:08:05,952 --> 00:08:09,956 (イザベル)さあ 準備を始めるわよアガサ。 (アガサ)はい お嬢様! 106 00:08:15,628 --> 00:08:19,966 《イザベル様が 悪役令嬢と対面した時のために➡ 107 00:08:19,966 --> 00:08:23,803 いろんな行動パターンを 披露してくださったけど…》 108 00:08:23,803 --> 00:08:27,474 ((オーッホッホッホッ…)) 109 00:08:27,474 --> 00:08:30,977 《とても 対応できるとは思えない》 110 00:08:32,979 --> 00:08:34,981 茶葉を置きに来たの? 111 00:08:34,981 --> 00:08:37,650 は はい。 私もよ。 112 00:08:37,650 --> 00:08:41,654 やっぱり みんな 使用人にお茶を淹れさせるのね。 113 00:08:41,654 --> 00:08:45,658 私たちは私たちで 一緒に準備しましょ。 114 00:08:49,996 --> 00:08:53,500 使う? あ ありがとうございます。 115 00:08:53,500 --> 00:08:59,005 目印があれば 他の人と間違うことないわよ。 116 00:08:59,005 --> 00:09:01,941 (鐘の音) 117 00:09:01,941 --> 00:09:06,613 いけない 早く行きましょ。 クローディア嬢に嫌味を言われちゃう。 118 00:09:06,613 --> 00:09:09,449 もしかして 今日のお茶会の? 119 00:09:09,449 --> 00:09:11,951 どのような方なのでしょうか? 120 00:09:11,951 --> 00:09:15,455 ものすごく 読書家で博識よ。 121 00:09:15,455 --> 00:09:18,458 歩く図書館なんて 呼ばれてるくらいに。 122 00:09:18,458 --> 00:09:20,560 ただ…。 123 00:09:37,310 --> 00:09:40,814 (クローディア)召 し 上 が れ。 124 00:09:44,651 --> 00:09:50,490 《イザベル様が教えてくれた どの悪役令嬢のタイプとも違う》 125 00:09:50,490 --> 00:09:54,160 おいしい! ねぇ どこの紅茶なの? 126 00:09:54,160 --> 00:09:57,997 この国で いちばん飲まれている紅茶よ。 127 00:09:57,997 --> 00:10:00,667 聞くまでもないわ。 128 00:10:00,667 --> 00:10:05,338 ねぇ 私はミルクティーが好きなの。 ミルクはあるかしら? 129 00:10:05,338 --> 00:10:08,508 ミルクティー向きの葉じゃないわ。 130 00:10:08,508 --> 00:10:11,511 そんなこともわからないほど 舌がバカなの? 131 00:10:16,015 --> 00:10:18,852 どうして あんな さえない娘が➡ 132 00:10:18,852 --> 00:10:21,521 生徒会役員なのかしら。 ホント。 133 00:10:21,521 --> 00:10:25,024 《カロライン:モニカ・ノートン。 134 00:10:25,024 --> 00:10:29,362 あの女のせいで 私はシリル様にお叱りを受け➡ 135 00:10:29,362 --> 00:10:32,365 反省文の提出を…》 136 00:10:34,367 --> 00:10:39,372 (ケイシー)私の田舎の紅茶なの。 渋みが強いから ミルクと合うのよ。 137 00:10:39,372 --> 00:10:42,041 私にも この茶葉を分けてくださる? 138 00:10:42,041 --> 00:10:44,544 (ケイシー)もちろん。 (ラナ/ケイシー)ふふっ。 139 00:10:44,544 --> 00:10:47,647 (ラナ)じゃあ 次は私の番ね。 140 00:10:49,716 --> 00:10:52,118 さあ 召し上がって。 141 00:10:57,056 --> 00:11:02,162 おいしいわね! さっぱりしてて 私 これ好きよ。 142 00:11:02,162 --> 00:11:06,666 この時季いちばん高級なお茶を 取り寄せたの。 143 00:11:06,666 --> 00:11:11,571 味の強いものから口にすると 舌が麻痺する。 144 00:11:13,506 --> 00:11:17,677 《最初の1杯を クセのない紅茶にしたのは➡ 145 00:11:17,677 --> 00:11:20,346 舌を麻痺させないため?》 146 00:11:20,346 --> 00:11:24,017 フロウレンディアのゴールデンチップス。 147 00:11:24,017 --> 00:11:28,188 この季節で最も高価な紅茶ね。 そうよ。 148 00:11:28,188 --> 00:11:31,024 これが 貴婦人をもてなす場だったら➡ 149 00:11:31,024 --> 00:11:33,526 最良の選択だったでしょうね。 150 00:11:33,526 --> 00:11:37,197 持ち寄りの席では 明らかに場違いだけど。 151 00:11:37,197 --> 00:11:41,534 なっ!? 場違いな高級茶葉を持ち込めば➡ 152 00:11:41,534 --> 00:11:45,205 他の者は侮辱されたと 受け取っても おかしくないわね。 153 00:11:45,205 --> 00:11:47,540 そんなこと思ってないから。 154 00:11:47,540 --> 00:11:51,377 ねぇ モニカ? はいっ! 思ってない です! 155 00:11:51,377 --> 00:11:55,715 お友達にそう言われたら うなずくしかないわね。 156 00:11:55,715 --> 00:11:57,717 ち ち ちがっ…。 157 00:11:57,717 --> 00:12:01,654 ちょっと! 口を開いたと思ったら 嫌味ばっかり。 (テーブルを叩く音) 158 00:12:01,654 --> 00:12:05,325 いちばん場違いで感じ悪いのは あなたじゃない! 159 00:12:05,325 --> 00:12:08,995 他人に口をきいてもらえるだけの 価値が➡ 160 00:12:08,995 --> 00:12:11,164 自分にあると思っているのね。 161 00:12:11,164 --> 00:12:13,166 はあ? 162 00:12:13,166 --> 00:12:16,002 (クローディア)沈黙の魔女は ご存じ? 163 00:12:16,002 --> 00:12:20,673 弱冠15歳にして 無詠唱魔術を身に付け➡ 164 00:12:20,673 --> 00:12:26,679 ミネルヴァに在学中 20以上の新しい 魔術式を開発したのだけれど➡ 165 00:12:26,679 --> 00:12:30,683 学会には 一度も 参加しなかったことで有名よ。 166 00:12:30,683 --> 00:12:33,853 《それは人が多かったから…》 167 00:12:33,853 --> 00:12:38,358 更に 七賢人に就任した際の式典でも➡ 168 00:12:38,358 --> 00:12:40,860 一言も声を発しなかった。 169 00:12:40,860 --> 00:12:43,696 《それは 緊張で固まった私の代わりに➡ 170 00:12:43,696 --> 00:12:46,699 同期のルイスさんが 挨拶してくれたから…》 171 00:12:46,699 --> 00:12:49,035 論文を読んだことは? 172 00:12:49,035 --> 00:12:52,538 あれを読めば 彼女の人柄がわかるわ。 173 00:12:52,538 --> 00:12:55,541 とても理知的で聡明な人間よ。 174 00:12:55,541 --> 00:12:59,212 彼女は 沈黙の価値を 知っていたのでしょうね。 175 00:12:59,212 --> 00:13:03,483 《違うんです! 全然 理知的でも 聡明でもないんです。 176 00:13:03,483 --> 00:13:06,319 ただの 人見知りの根暗なんですぅ!》 177 00:13:06,319 --> 00:13:09,656 へぇ~ つまり頭のいい人間は➡ 178 00:13:09,656 --> 00:13:13,059 バカ相手には 口をきかないってこと? 179 00:13:14,994 --> 00:13:16,996 そういえば➡ 180 00:13:16,996 --> 00:13:21,000 沈黙の魔女の名前は モニカ・エヴァレット。 181 00:13:21,000 --> 00:13:23,836 あなたと同じね モニカ・ノートン。 182 00:13:23,836 --> 00:13:27,340 さっきから あなたが黙りこくっているのも➡ 183 00:13:27,340 --> 00:13:29,842 バカと口をききたくないから? 184 00:13:32,512 --> 00:13:36,015 私 お茶を 淹れてきまふっ! 185 00:13:40,853 --> 00:13:43,690 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 186 00:13:43,690 --> 00:13:49,696 《き… 気づかれた? 私が 沈黙の魔女だって。 187 00:13:49,696 --> 00:13:53,533 ぐ… 偶然 話題にしただけだよね》 188 00:13:53,533 --> 00:13:59,038 あれ? ここに置いておいたはず。 189 00:13:59,038 --> 00:14:01,040 あっ…。 190 00:14:05,645 --> 00:14:08,481 (ケイシー)モニカ? 191 00:14:08,481 --> 00:14:12,985 どうして。 慌てていたから心配で。 192 00:14:12,985 --> 00:14:16,823 ひどい… 誰がこんなことを。 193 00:14:16,823 --> 00:14:21,994 予備の紅茶はある? ない です。 194 00:14:21,994 --> 00:14:26,332 私のを使って。 何も出さずに終わるよりマシだわ。 195 00:14:26,332 --> 00:14:30,336 でも かぶったら迷惑に…。 196 00:14:30,336 --> 00:14:32,505 そんなの気にしないで。 197 00:14:32,505 --> 00:14:35,341 お茶会なんて おいしくて楽しければ➡ 198 00:14:35,341 --> 00:14:38,344 それが一番じゃない。 199 00:14:38,344 --> 00:14:43,683 《ありがとうケイシー でも…》 200 00:14:43,683 --> 00:14:48,588 モニカ!? ごめんなさい! ケイシーは先に戻ってて。 201 00:14:53,693 --> 00:14:58,364 《なによ なによ 場違いだなんて。 202 00:14:58,364 --> 00:15:00,800 私は ただ➡ 203 00:15:00,800 --> 00:15:04,470 友達に いちばんおいしいお茶を 飲ませてあげたかった➡ 204 00:15:04,470 --> 00:15:06,639 だけなのに…》 205 00:15:06,639 --> 00:15:08,975 いやぁ ごめんごめん。 206 00:15:08,975 --> 00:15:11,811 モニカの手伝いに 行ったんじゃないの? 207 00:15:11,811 --> 00:15:15,615 それが…。 (モニカ)お… お待たせしました。 208 00:15:22,989 --> 00:15:25,158 (クローディア)コーヒー? 209 00:15:25,158 --> 00:15:27,827 クローディア様は 言ってました。 210 00:15:27,827 --> 00:15:32,999 味の強いものから口にすると 舌が麻痺するって。 211 00:15:32,999 --> 00:15:37,336 私は最後だから 大丈夫です。 212 00:15:37,336 --> 00:15:40,540 絶対 おいしいので…。 213 00:15:49,682 --> 00:15:52,852 雑味も酸っぱさも 全然ない。 214 00:15:52,852 --> 00:15:57,190 コーヒーって こんなに飲みやすかったっけ? 215 00:15:57,190 --> 00:16:01,461 抽出に時間をかけるほど 雑味が出るので➡ 216 00:16:01,461 --> 00:16:04,964 このポットを使って短時間で…。 217 00:16:04,964 --> 00:16:09,802 なるほど。 意表を突くには悪くない。 218 00:16:09,802 --> 00:16:13,306 だけど 今は お茶会の授業よ? 219 00:16:13,306 --> 00:16:16,476 お茶ですらない飲み物なんて 論外だわ。 220 00:16:16,476 --> 00:16:20,146 そ そう ですね…。 221 00:16:20,146 --> 00:16:23,649 私 大好きな友達に➡ 222 00:16:23,649 --> 00:16:27,653 私が いちばん好きなものを 飲んでほしくって。 223 00:16:27,653 --> 00:16:30,356 だから… あの…。 224 00:16:34,994 --> 00:16:38,598 私が いちばん 場違いですね。 225 00:16:41,667 --> 00:16:44,070 ど どうしたの ラナ? 226 00:16:47,506 --> 00:16:50,610 私 これ好きよ。 227 00:16:58,684 --> 00:17:01,787 (ケイシー)お茶会も無事終わったし➡ 228 00:17:01,787 --> 00:17:04,957 あとは社交ダンスの再試験ね。 229 00:17:04,957 --> 00:17:09,462 すっかり忘れて… ど ど ど ど どうしよう。 230 00:17:09,462 --> 00:17:13,966 大丈夫! 今日もケイシー先生が 見てあげるから。 231 00:17:21,474 --> 00:17:23,476 (モニカ) で でででんでんでんでんでっ? 232 00:17:23,476 --> 00:17:27,813 君に期待だけして放り出すほど 私は薄情ではないよ? 233 00:17:27,813 --> 00:17:31,150 殿下の寛大な御心に 感謝するがいい。 234 00:17:31,150 --> 00:17:33,819 シリルを呼んだ覚えはないのだけど? 235 00:17:33,819 --> 00:17:36,322 私は 殿下の側近ですから! 236 00:17:36,322 --> 00:17:40,159 今日は ずいぶん前倒しで 仕事を片づけていたね? 237 00:17:40,159 --> 00:17:44,330 最初から ノートン嬢の練習を見に来る つもりだったんじゃないかい? 238 00:17:44,330 --> 00:17:46,332 ち 違います! 239 00:17:46,332 --> 00:17:50,002 ちょっとちょっと すごいじゃない。 う うん。 240 00:17:50,002 --> 00:17:52,171 オッホン。 241 00:17:52,171 --> 00:17:55,508 グレン・ダドリー! メイウッド庶務から聞いたが➡ 242 00:17:55,508 --> 00:17:58,344 貴様は女性に対するエスコートが なっていない! 243 00:17:58,344 --> 00:18:00,947 ちゃんと丁寧に扱ってるっすよ! 244 00:18:00,947 --> 00:18:03,249 そこで見ていろ! 245 00:18:07,286 --> 00:18:10,289 踊っていただけますか? レディ。 246 00:18:10,289 --> 00:18:12,291 へっ? 247 00:18:12,291 --> 00:18:20,800 ♬~ 248 00:18:20,800 --> 00:18:22,802 (3人)おぉ! 249 00:18:22,802 --> 00:18:29,976 ♬~ 250 00:18:29,976 --> 00:18:34,647 《あれ? 進行方向がわかる》 251 00:18:34,647 --> 00:18:38,651 ♬~ 252 00:18:38,651 --> 00:18:42,321 《いつものアシュリー様じゃない。 253 00:18:42,321 --> 00:18:46,492 でも 体を構成する数字は アシュリー様だし…。 254 00:18:46,492 --> 00:18:48,494 ど どういうこと?》 255 00:18:48,494 --> 00:18:53,833 ♬~ 256 00:18:53,833 --> 00:18:58,004 見たか 小僧! エスコートとは こうするのだ! 257 00:18:58,004 --> 00:19:02,608 アシュリー様が いつものアシュリー様で 安心しました。 258 00:19:02,608 --> 00:19:06,278 どういう意味だ ノートン会計。 259 00:19:06,278 --> 00:19:10,783 社交ダンスは 男性側のリードで決まるのだ。 260 00:19:10,783 --> 00:19:13,452 おぉ なんかすげえっす! 261 00:19:13,452 --> 00:19:17,456 では ダドリーくんは シリルにエスコートのしかたを➡ 262 00:19:17,456 --> 00:19:20,459 ノートン嬢は私が見よう。 へうっ!? 263 00:19:20,459 --> 00:19:22,962 おいで? 264 00:19:26,465 --> 00:19:29,969 驚くほど エスコートされる気を感じないね。 265 00:19:29,969 --> 00:19:32,805 さ されます エスコートされます! 266 00:19:32,805 --> 00:19:39,645 ♬~ 267 00:19:39,645 --> 00:19:41,647 (2人)おぉ! 268 00:19:44,984 --> 00:19:49,321 君 シリルの時は もっと自然に エスコートされていたのに。 269 00:19:49,321 --> 00:19:54,493 ア… アシュリー様の時は いつもと違うから驚いて…。 270 00:19:54,493 --> 00:19:57,663 気づいたら終わってました。 271 00:19:57,663 --> 00:20:00,166 今は ステップは気にしないで。 272 00:20:00,166 --> 00:20:04,003 私と おしゃべりをしながら 適当に歩いているだけでいい。 273 00:20:04,003 --> 00:20:06,005 へっ? えっ? 274 00:20:06,005 --> 00:20:09,675 《おしゃべり? ど ど どうすれば…》 275 00:20:09,675 --> 00:20:14,680 君の瞳 近くで見ると 少しだけ緑がかって見える。 276 00:20:14,680 --> 00:20:17,683 深い森の木漏れ日のようだね。 277 00:20:17,683 --> 00:20:21,020 はあ…。 今日も お友達に髪を? 278 00:20:21,020 --> 00:20:25,524 いえ 自分で… 新しいクシを買ったので。 279 00:20:25,524 --> 00:20:28,027 どんなクシ? 280 00:20:28,027 --> 00:20:31,697 ラナ… コレット嬢が選んでくれて➡ 281 00:20:31,697 --> 00:20:35,201 持ち手のところに お花が彫られてて。 282 00:20:35,201 --> 00:20:38,204 そういう顔もできるんだね。 283 00:20:44,043 --> 00:20:47,546 《近くで見たら すごいカッティング》 284 00:20:49,715 --> 00:20:53,385 《これ 反射結界に応用できそう。 285 00:20:53,385 --> 00:20:58,057 反射結界って強度が低いから この多面体を応用すれば。 286 00:20:58,057 --> 00:21:02,661 まずは屈折率を設定して… あっ その前に…》 287 00:21:02,661 --> 00:21:05,498 ♬~ 288 00:21:05,498 --> 00:21:08,167 (ケイシーたち)わぁ~! 289 00:21:08,167 --> 00:21:10,169 モニカ すごいじゃない! 290 00:21:10,169 --> 00:21:12,505 途中から ちゃんとダンスになってたわよ! 291 00:21:12,505 --> 00:21:15,508 はい 今までで いちばんよかったですよ! 292 00:21:15,508 --> 00:21:18,677 ノートン嬢は 考えすぎてしまうからね。 293 00:21:18,677 --> 00:21:22,348 楽しく おしゃべりをしていれば 余計なことを考えず➡ 294 00:21:22,348 --> 00:21:26,519 相手に身を任せられるだろう? えっ…。 295 00:21:26,519 --> 00:21:30,322 モニカ すっげえ上手に踊れてたっすよ! 296 00:21:32,358 --> 00:21:36,362 私 踊れてました… か? 297 00:21:36,362 --> 00:21:38,864 あぁ とても上手に。 298 00:21:38,864 --> 00:21:41,033 殿下のブローチのカッティングが➡ 299 00:21:41,033 --> 00:21:45,538 とてもきれいに光を反射するので 反射率について考えていたら➡ 300 00:21:45,538 --> 00:21:48,641 余計なことを 考えずに済みました! 301 00:21:55,881 --> 00:21:58,884 あのぉ それは…。 302 00:22:01,654 --> 00:22:03,822 あっ。 303 00:22:03,822 --> 00:22:08,494 私とのおしゃべりは 君にとって 余計なことだったのかな? 304 00:22:08,494 --> 00:22:10,496 ノートン嬢。 305 00:22:10,496 --> 00:22:12,998 いえ つまり そのう…。 306 00:22:12,998 --> 00:22:16,001 上手に踊れたのは…。 307 00:22:16,001 --> 00:22:19,004 殿下のブローチのおかげです! 308 00:22:21,006 --> 00:22:24,510 (シリル)そこは 「殿下のおかげ」と言わんかあっ!