1 00:00:33,967 --> 00:00:38,472 《ペイル:なぜ? なぜなの? この学園に入学する生徒は➡ 2 00:00:38,472 --> 00:00:43,977 ある程度 社交ダンス 踊れるものじゃないの~?》 3 00:00:43,977 --> 00:00:46,313 (モニカ)いやぁ~! 4 00:00:46,313 --> 00:00:48,982 (グレン)ちょっと テンポ遅れてる気がするんで➡ 5 00:00:48,982 --> 00:00:51,818 スピードアップっす! うおぉ~! 6 00:00:51,818 --> 00:00:55,022 (モニカ)止まって~! 7 00:02:27,014 --> 00:02:29,316 (ニール)ストップ! ストーップ!! 8 00:02:31,685 --> 00:02:33,887 へうぅ~。 9 00:02:35,956 --> 00:02:39,459 (ニール)2人とも 再試験までに なんとかしないと。 10 00:02:39,459 --> 00:02:41,795 まさか ステップにつまずくなんて…。 11 00:02:41,795 --> 00:02:44,297 (ケイシー)とりあえず ステップを覚えるまでは➡ 12 00:02:44,297 --> 00:02:46,299 ペアを変えて練習しましょ。 13 00:02:46,299 --> 00:02:48,969 私はグレンを。 ありがとうっす! 14 00:02:48,969 --> 00:02:52,973 ですね。 僕はノートン嬢と組みます。 15 00:02:52,973 --> 00:02:55,976 あ… ありがとう ございます。 16 00:02:55,976 --> 00:02:59,646 (ニール)あ… でも 演奏が…。 17 00:02:59,646 --> 00:03:03,316 (ラナ)私が ピアノ弾いてあげてもいいわよ。 18 00:03:03,316 --> 00:03:06,153 (グレン)モニカの友達っすか? 19 00:03:06,153 --> 00:03:08,655 あ… はい… あっ。 20 00:03:08,655 --> 00:03:11,658 《はいって言っちゃった》 21 00:03:11,658 --> 00:03:15,662 そうよ 友達の私が 協力してあげるんだから➡ 22 00:03:15,662 --> 00:03:17,664 感謝しなさいよね! 23 00:03:17,664 --> 00:03:20,067 ふふっ。 24 00:03:26,673 --> 00:03:30,010 あの子たち ちゃんと練習してるのかしら? 25 00:03:30,010 --> 00:03:31,945 ♬(ピアノ) 26 00:03:31,945 --> 00:03:35,282 (ケイシー)あ~ ちょっと 落ち着いて! 落ち着いて! 27 00:03:35,282 --> 00:03:38,952 ♬~ 28 00:03:38,952 --> 00:03:40,954 ふふっ。 29 00:03:40,954 --> 00:03:45,959 (フェリクス)ダンスの再試験 合格はできそうかい? 30 00:03:45,959 --> 00:03:50,964 こ… これからの頑張り次第 ですかね~。 31 00:03:50,964 --> 00:03:54,301 (シリル)殿下 お人好しのメイウッド庶務に➡ 32 00:03:54,301 --> 00:03:56,636 そこまで言わせるということは➡ 33 00:03:56,636 --> 00:03:59,639 目も当てられない惨状に 違いありません。 34 00:04:01,808 --> 00:04:06,613 何も心配することはないさ。 彼女は きっと合格するよ。 35 00:04:09,649 --> 00:04:14,054 私の期待に 応えてくれるね? 36 00:04:15,989 --> 00:04:19,826 まっ まずは 楽曲のテンポの分析と歩幅の照合。 37 00:04:19,826 --> 00:04:22,996 ダンスの解析から 始めたいと思います。 38 00:04:22,996 --> 00:04:25,499 (シリル)ノートン会計。 39 00:04:25,499 --> 00:04:29,336 貴様は頭を使う前に 体を動かせ。 40 00:04:29,336 --> 00:04:31,338 へうっ。 41 00:04:36,276 --> 00:04:39,779 (ネロ)俺様 窓から こっそり見てたんだけどよぉ➡ 42 00:04:39,779 --> 00:04:42,282 ダンスってのはアレか? 43 00:04:42,282 --> 00:04:45,786 相手の足を たくさん踏んだほうが 勝ちって競技なのか? 44 00:04:45,786 --> 00:04:50,290 違うもん 小説で知ってるでしょ。 45 00:04:50,290 --> 00:04:54,294 「ジュリアは バーソロミューのリードと音楽に身を委ね➡ 46 00:04:54,294 --> 00:04:58,632 2人は手を取り合い 心のままにステップを踏む」。 47 00:04:58,632 --> 00:05:03,970 この登場人物は 心のままに 互いの足を踏み合ったんだな。 48 00:05:03,970 --> 00:05:07,974 やべぇ この場面の解釈が変わるわ。 49 00:05:07,974 --> 00:05:11,812 (モニカ)だから違うってば もう…。 50 00:05:11,812 --> 00:05:15,482 まあでも ダンスをモノにするしかないんだろ。 51 00:05:15,482 --> 00:05:18,318 王子に期待されてるんだから。 52 00:05:18,318 --> 00:05:20,320 うん。 53 00:05:20,320 --> 00:05:23,490 ((レイン:みんなの期待に 応えたいんだ。 54 00:05:23,490 --> 00:05:26,493 きたい? 55 00:05:26,493 --> 00:05:28,829 いいかい モニカ。 56 00:05:28,829 --> 00:05:32,599 人体は 膨大な数字で できているんだよ。 57 00:05:32,599 --> 00:05:37,270 人間を人間たらしめる数式を 解析することができたら➡ 58 00:05:37,270 --> 00:05:40,273 多くの病に苦しむ人を救えるんだ。 59 00:05:40,273 --> 00:05:44,611 そのためにも 頑張らなくてはね)) 60 00:05:44,611 --> 00:05:48,281 《モニカ:お父さんは みんなの期待に応えて➡ 61 00:05:48,281 --> 00:05:52,619 たくさんの病を治してきた。 それなのに…》 62 00:05:52,619 --> 00:05:58,291 (人々の罵倒する声) 63 00:05:58,291 --> 00:06:03,296 《私も 期待に応えたくて 無詠唱魔術を身に付けた。 64 00:06:03,296 --> 00:06:05,465 けど…》 65 00:06:05,465 --> 00:06:08,301 ((バーニー:あなたは僕のことなんて➡ 66 00:06:08,301 --> 00:06:10,604 内心 見下していたんでしょう?)) 67 00:06:12,639 --> 00:06:16,643 《期待なんて されなくていい》 68 00:06:18,979 --> 00:06:25,318 《人のいない山小屋で 数字と向き合ってさえいれば…》 69 00:06:25,318 --> 00:06:32,259 ♬~ 70 00:06:32,259 --> 00:06:36,763 よいしょ。 おわっ… どした? 71 00:06:36,763 --> 00:06:40,934 もうちょっとだけ ダンスの練習する。 72 00:06:40,934 --> 00:06:44,437 手伝ってやろうか? ご主人様。 73 00:06:44,437 --> 00:06:48,441 ネロだって 社交ダンスは初心者でしょ? 74 00:06:48,441 --> 00:06:52,112 あっ…。 俺様の運動能力なめんな。 75 00:06:52,112 --> 00:06:56,116 わわ…。 さあ みっちり鍛えてやるぞ~。 76 00:07:00,954 --> 00:07:03,290 《き… 筋肉痛が…。 77 00:07:03,290 --> 00:07:07,460 ネロ さすがだな。 ステップ上手だった。 78 00:07:07,460 --> 00:07:09,629 でも…》 79 00:07:09,629 --> 00:07:13,967 ((どうやったら 17回も足踏んで 23回も足蹴れるんだよ! 80 00:07:13,967 --> 00:07:16,303 使い魔虐待だ!)) 81 00:07:16,303 --> 00:07:20,473 《もう練習 つきあってくれないよね…》 82 00:07:20,473 --> 00:07:23,310 (ペイル)はい では お茶会のグループ分けは➡ 83 00:07:23,310 --> 00:07:25,312 掲示のとおりです。 84 00:07:25,312 --> 00:07:28,982 こちらも 社交ダンス同様 必修科目ですから➡ 85 00:07:28,982 --> 00:07:31,818 合格目指して頑張ってくださいね。 86 00:07:31,818 --> 00:07:35,021 必修? 合格? 87 00:07:37,257 --> 00:07:39,259 (イザベル)まあ お茶会! 88 00:07:39,259 --> 00:07:41,928 お姉様が 無事に授業を乗り切れるように➡ 89 00:07:41,928 --> 00:07:46,599 尽力させていただきますわ。 あ ありがとうございます。 90 00:07:46,599 --> 00:07:49,602 お茶は個人の好みもありますし➡ 91 00:07:49,602 --> 00:07:52,439 明確な正解というものは ありませんの。 92 00:07:52,439 --> 00:07:56,276 はあ…。 ですが 明確な不正解はあります。 93 00:07:56,276 --> 00:07:58,278 そ それはいったい? 94 00:07:58,278 --> 00:08:03,283 誰かと お茶の種類がかぶること ですわ。 95 00:08:03,283 --> 00:08:07,287 事前に 持ち寄るお茶を確認することは? 96 00:08:07,287 --> 00:08:09,956 お… 同じテーブルには➡ 97 00:08:09,956 --> 00:08:13,293 ラナ・コレット嬢とケイシー・グローヴ嬢➡ 98 00:08:13,293 --> 00:08:16,129 あと1人は 知らない人で…。 99 00:08:16,129 --> 00:08:20,300 そうなると 事前に確認するのは 難しいですわね。 100 00:08:20,300 --> 00:08:24,137 ど… どうしたら…。 安心してください! 101 00:08:24,137 --> 00:08:27,307 たとえ どんな悪役令嬢が現れようと➡ 102 00:08:27,307 --> 00:08:29,976 完璧なお茶を ご用意いたしますわ! 103 00:08:29,976 --> 00:08:32,579 ありがとうございます。 104 00:08:35,915 --> 00:08:37,917 (カップが割れる音) 105 00:08:37,917 --> 00:08:41,921 (イザベル)さあ 準備を始めるわよアガサ。 (アガサ)はい お嬢様! 106 00:08:47,594 --> 00:08:51,931 《イザベル様が 悪役令嬢と対面した時のために➡ 107 00:08:51,931 --> 00:08:55,769 いろんな行動パターンを 披露してくださったけど…》 108 00:08:55,769 --> 00:08:59,439 ((オーッホッホッホッ…)) 109 00:08:59,439 --> 00:09:02,942 《とても 対応できるとは思えない》 110 00:09:04,944 --> 00:09:06,946 茶葉を置きに来たの? 111 00:09:06,946 --> 00:09:09,616 は はい。 私もよ。 112 00:09:09,616 --> 00:09:13,620 やっぱり みんな 使用人にお茶を淹れさせるのね。 113 00:09:13,620 --> 00:09:17,624 私たちは私たちで 一緒に準備しましょ。 114 00:09:21,961 --> 00:09:25,465 使う? あ ありがとうございます。 115 00:09:25,465 --> 00:09:30,970 目印があれば 他の人と間違うことないわよ。 116 00:09:30,970 --> 00:09:33,907 (鐘の音) 117 00:09:33,907 --> 00:09:38,578 いけない 早く行きましょ。 クローディア嬢に嫌味を言われちゃう。 118 00:09:38,578 --> 00:09:41,414 もしかして 今日のお茶会の? 119 00:09:41,414 --> 00:09:43,917 どのような方なのでしょうか? 120 00:09:43,917 --> 00:09:47,420 ものすごく 読書家で博識よ。 121 00:09:47,420 --> 00:09:50,423 歩く図書館なんて 呼ばれてるくらいに。 122 00:09:50,423 --> 00:09:52,525 ただ…。 123 00:10:09,275 --> 00:10:12,779 (クローディア)召 し 上 が れ。 124 00:10:16,616 --> 00:10:22,455 《イザベル様が教えてくれた どの悪役令嬢のタイプとも違う》 125 00:10:22,455 --> 00:10:26,125 おいしい! ねぇ どこの紅茶なの? 126 00:10:26,125 --> 00:10:29,963 この国で いちばん飲まれている紅茶よ。 127 00:10:29,963 --> 00:10:32,632 聞くまでもないわ。 128 00:10:32,632 --> 00:10:37,303 ねぇ 私はミルクティーが好きなの。 ミルクはあるかしら? 129 00:10:37,303 --> 00:10:40,473 ミルクティー向きの葉じゃないわ。 130 00:10:40,473 --> 00:10:43,476 そんなこともわからないほど 舌がバカなの? 131 00:10:47,981 --> 00:10:50,817 どうして あんな さえない娘が➡ 132 00:10:50,817 --> 00:10:53,486 生徒会役員なのかしら。 ホント。 133 00:10:53,486 --> 00:10:56,990 《カロライン:モニカ・ノートン。 134 00:10:56,990 --> 00:11:01,327 あの女のせいで 私はシリル様にお叱りを受け➡ 135 00:11:01,327 --> 00:11:04,330 反省文の提出を…》 136 00:11:06,332 --> 00:11:11,337 (ケイシー)私の田舎の紅茶なの。 渋みが強いから ミルクと合うのよ。 137 00:11:11,337 --> 00:11:14,007 私にも この茶葉を分けてくださる? 138 00:11:14,007 --> 00:11:16,509 (ケイシー)もちろん。 (ラナ/ケイシー)ふふっ。 139 00:11:16,509 --> 00:11:19,612 (ラナ)じゃあ 次は私の番ね。 140 00:11:21,681 --> 00:11:24,083 さあ 召し上がって。 141 00:11:29,022 --> 00:11:34,127 おいしいわね! さっぱりしてて 私 これ好きよ。 142 00:11:34,127 --> 00:11:38,631 この時季いちばん高級なお茶を 取り寄せたの。 143 00:11:38,631 --> 00:11:43,536 味の強いものから口にすると 舌が麻痺する。 144 00:11:45,471 --> 00:11:49,642 《最初の1杯を クセのない紅茶にしたのは➡ 145 00:11:49,642 --> 00:11:52,312 舌を麻痺させないため?》 146 00:11:52,312 --> 00:11:55,982 フロウレンディアのゴールデンチップス。 147 00:11:55,982 --> 00:12:00,153 この季節で最も高価な紅茶ね。 そうよ。 148 00:12:00,153 --> 00:12:02,989 これが 貴婦人をもてなす場だったら➡ 149 00:12:02,989 --> 00:12:05,491 最良の選択だったでしょうね。 150 00:12:05,491 --> 00:12:09,162 持ち寄りの席では 明らかに場違いだけど。 151 00:12:09,162 --> 00:12:13,499 なっ!? 場違いな高級茶葉を持ち込めば➡ 152 00:12:13,499 --> 00:12:17,170 他の者は侮辱されたと 受け取っても おかしくないわね。 153 00:12:17,170 --> 00:12:19,505 そんなこと思ってないから。 154 00:12:19,505 --> 00:12:23,343 ねぇ モニカ? はいっ! 思ってない です! 155 00:12:23,343 --> 00:12:27,680 お友達にそう言われたら うなずくしかないわね。 156 00:12:27,680 --> 00:12:29,682 ち ち ちがっ…。 157 00:12:29,682 --> 00:12:33,620 ちょっと! 口を開いたと思ったら 嫌味ばっかり。 (テーブルを叩く音) 158 00:12:33,620 --> 00:12:37,290 いちばん場違いで感じ悪いのは あなたじゃない! 159 00:12:37,290 --> 00:12:40,960 他人に口をきいてもらえるだけの 価値が➡ 160 00:12:40,960 --> 00:12:43,129 自分にあると思っているのね。 161 00:12:43,129 --> 00:12:45,131 はあ? 162 00:12:45,131 --> 00:12:47,967 (クローディア)沈黙の魔女は ご存じ? 163 00:12:47,967 --> 00:12:52,639 弱冠15歳にして 無詠唱魔術を身に付け➡ 164 00:12:52,639 --> 00:12:58,645 ミネルヴァに在学中 20以上の新しい 魔術式を開発したのだけれど➡ 165 00:12:58,645 --> 00:13:02,649 学会には 一度も 参加しなかったことで有名よ。 166 00:13:02,649 --> 00:13:05,818 《それは人が多かったから…》 167 00:13:05,818 --> 00:13:10,323 更に 七賢人に就任した際の式典でも➡ 168 00:13:10,323 --> 00:13:12,825 一言も声を発しなかった。 169 00:13:12,825 --> 00:13:15,662 《それは 緊張で固まった私の代わりに➡ 170 00:13:15,662 --> 00:13:18,665 同期のルイスさんが 挨拶してくれたから…》 171 00:13:18,665 --> 00:13:21,000 論文を読んだことは? 172 00:13:21,000 --> 00:13:24,504 あれを読めば 彼女の人柄がわかるわ。 173 00:13:24,504 --> 00:13:27,507 とても理知的で聡明な人間よ。 174 00:13:27,507 --> 00:13:31,177 彼女は 沈黙の価値を 知っていたのでしょうね。 175 00:13:31,177 --> 00:13:35,448 《違うんです! 全然 理知的でも 聡明でもないんです。 176 00:13:35,448 --> 00:13:38,284 ただの 人見知りの根暗なんですぅ!》 177 00:13:38,284 --> 00:13:41,621 へぇ~ つまり頭のいい人間は➡ 178 00:13:41,621 --> 00:13:45,024 バカ相手には 口をきかないってこと? 179 00:13:46,959 --> 00:13:48,961 そういえば➡ 180 00:13:48,961 --> 00:13:52,965 沈黙の魔女の名前は モニカ・エヴァレット。 181 00:13:52,965 --> 00:13:55,802 あなたと同じね モニカ・ノートン。 182 00:13:55,802 --> 00:13:59,305 さっきから あなたが黙りこくっているのも➡ 183 00:13:59,305 --> 00:14:01,808 バカと口をききたくないから? 184 00:14:04,477 --> 00:14:07,980 私 お茶を 淹れてきまふっ! 185 00:14:12,819 --> 00:14:15,655 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 186 00:14:15,655 --> 00:14:21,661 《き… 気づかれた? 私が 沈黙の魔女だって。 187 00:14:21,661 --> 00:14:25,498 ぐ… 偶然 話題にしただけだよね》 188 00:14:25,498 --> 00:14:31,003 あれ? ここに置いておいたはず。 189 00:14:31,003 --> 00:14:33,005 あっ…。 190 00:14:37,610 --> 00:14:40,446 (ケイシー)モニカ? 191 00:14:40,446 --> 00:14:44,951 どうして。 慌てていたから心配で。 192 00:14:44,951 --> 00:14:48,788 ひどい… 誰がこんなことを。 193 00:14:48,788 --> 00:14:53,960 予備の紅茶はある? ない です。 194 00:14:53,960 --> 00:14:58,297 私のを使って。 何も出さずに終わるよりマシだわ。 195 00:14:58,297 --> 00:15:02,301 でも かぶったら迷惑に…。 196 00:15:02,301 --> 00:15:04,470 そんなの気にしないで。 197 00:15:04,470 --> 00:15:07,306 お茶会なんて おいしくて楽しければ➡ 198 00:15:07,306 --> 00:15:10,309 それが一番じゃない。 199 00:15:10,309 --> 00:15:15,648 《ありがとうケイシー でも…》 200 00:15:15,648 --> 00:15:20,553 モニカ!? ごめんなさい! ケイシーは先に戻ってて。 201 00:15:25,658 --> 00:15:30,329 《なによ なによ 場違いだなんて。 202 00:15:30,329 --> 00:15:32,765 私は ただ➡ 203 00:15:32,765 --> 00:15:36,436 友達に いちばんおいしいお茶を 飲ませてあげたかった➡ 204 00:15:36,436 --> 00:15:38,604 だけなのに…》 205 00:15:38,604 --> 00:15:40,940 いやぁ ごめんごめん。 206 00:15:40,940 --> 00:15:43,776 モニカの手伝いに 行ったんじゃないの? 207 00:15:43,776 --> 00:15:47,580 それが…。 (モニカ)お… お待たせしました。 208 00:15:54,954 --> 00:15:57,123 (クローディア)コーヒー? 209 00:15:57,123 --> 00:15:59,792 クローディア様は 言ってました。 210 00:15:59,792 --> 00:16:04,964 味の強いものから口にすると 舌が麻痺するって。 211 00:16:04,964 --> 00:16:09,302 私は最後だから 大丈夫です。 212 00:16:09,302 --> 00:16:12,505 絶対 おいしいので…。 213 00:16:21,647 --> 00:16:24,817 雑味も酸っぱさも 全然ない。 214 00:16:24,817 --> 00:16:29,155 コーヒーって こんなに飲みやすかったっけ? 215 00:16:29,155 --> 00:16:33,426 抽出に時間をかけるほど 雑味が出るので➡ 216 00:16:33,426 --> 00:16:36,929 このポットを使って短時間で…。 217 00:16:36,929 --> 00:16:41,767 なるほど。 意表を突くには悪くない。 218 00:16:41,767 --> 00:16:45,271 だけど 今は お茶会の授業よ? 219 00:16:45,271 --> 00:16:48,441 お茶ですらない飲み物なんて 論外だわ。 220 00:16:48,441 --> 00:16:52,111 そ そう ですね…。 221 00:16:52,111 --> 00:16:55,615 私 大好きな友達に➡ 222 00:16:55,615 --> 00:16:59,619 私が いちばん好きなものを 飲んでほしくって。 223 00:16:59,619 --> 00:17:02,321 だから… あの…。 224 00:17:06,959 --> 00:17:10,563 私が いちばん 場違いですね。 225 00:17:13,633 --> 00:17:16,035 ど どうしたの ラナ? 226 00:17:19,472 --> 00:17:22,575 私 これ好きよ。 227 00:17:30,650 --> 00:17:33,753 (ケイシー)お茶会も無事終わったし➡ 228 00:17:33,753 --> 00:17:36,923 あとは社交ダンスの再試験ね。 229 00:17:36,923 --> 00:17:41,427 すっかり忘れて… ど ど ど ど どうしよう。 230 00:17:41,427 --> 00:17:45,932 大丈夫! 今日もケイシー先生が 見てあげるから。 231 00:17:53,439 --> 00:17:55,441 (モニカ) で でででんでんでんでんでっ? 232 00:17:55,441 --> 00:17:59,779 君に期待だけして放り出すほど 私は薄情ではないよ? 233 00:17:59,779 --> 00:18:03,115 殿下の寛大な御心に 感謝するがいい。 234 00:18:03,115 --> 00:18:05,785 シリルを呼んだ覚えはないのだけど? 235 00:18:05,785 --> 00:18:08,287 私は 殿下の側近ですから! 236 00:18:08,287 --> 00:18:12,124 今日は ずいぶん前倒しで 仕事を片づけていたね? 237 00:18:12,124 --> 00:18:16,295 最初から ノートン嬢の練習を見に来る つもりだったんじゃないかい? 238 00:18:16,295 --> 00:18:18,297 ち 違います! 239 00:18:18,297 --> 00:18:21,968 ちょっとちょっと すごいじゃない。 う うん。 240 00:18:21,968 --> 00:18:24,136 オッホン。 241 00:18:24,136 --> 00:18:27,473 グレン・ダドリー! メイウッド庶務から聞いたが➡ 242 00:18:27,473 --> 00:18:30,309 貴様は女性に対するエスコートが なっていない! 243 00:18:30,309 --> 00:18:32,912 ちゃんと丁寧に扱ってるっすよ! 244 00:18:32,912 --> 00:18:35,214 そこで見ていろ! 245 00:18:39,251 --> 00:18:42,254 踊っていただけますか? レディ。 246 00:18:42,254 --> 00:18:44,256 へっ? 247 00:18:44,256 --> 00:18:52,765 ♬~ 248 00:18:52,765 --> 00:18:54,767 (3人)おぉ! 249 00:18:54,767 --> 00:19:01,941 ♬~ 250 00:19:01,941 --> 00:19:06,612 《あれ? 進行方向がわかる》 251 00:19:06,612 --> 00:19:10,616 ♬~ 252 00:19:10,616 --> 00:19:14,286 《いつものアシュリー様じゃない。 253 00:19:14,286 --> 00:19:18,457 でも 体を構成する数字は アシュリー様だし…。 254 00:19:18,457 --> 00:19:20,459 ど どういうこと?》 255 00:19:20,459 --> 00:19:25,798 ♬~ 256 00:19:25,798 --> 00:19:29,969 見たか 小僧! エスコートとは こうするのだ! 257 00:19:29,969 --> 00:19:34,573 アシュリー様が いつものアシュリー様で 安心しました。 258 00:19:34,573 --> 00:19:38,244 どういう意味だ ノートン会計。 259 00:19:38,244 --> 00:19:42,748 社交ダンスは 男性側のリードで決まるのだ。 260 00:19:42,748 --> 00:19:45,418 おぉ なんかすげえっす! 261 00:19:45,418 --> 00:19:49,422 では ダドリーくんは シリルにエスコートのしかたを➡ 262 00:19:49,422 --> 00:19:52,425 ノートン嬢は私が見よう。 へうっ!? 263 00:19:52,425 --> 00:19:54,927 おいで? 264 00:19:58,431 --> 00:20:01,934 驚くほど エスコートされる気を感じないね。 265 00:20:01,934 --> 00:20:04,770 さ されます エスコートされます! 266 00:20:04,770 --> 00:20:11,610 ♬~ 267 00:20:11,610 --> 00:20:13,612 (2人)おぉ! 268 00:20:16,949 --> 00:20:21,287 君 シリルの時は もっと自然に エスコートされていたのに。 269 00:20:21,287 --> 00:20:26,459 ア… アシュリー様の時は いつもと違うから驚いて…。 270 00:20:26,459 --> 00:20:29,628 気づいたら終わってました。 271 00:20:29,628 --> 00:20:32,131 今は ステップは気にしないで。 272 00:20:32,131 --> 00:20:35,968 私と おしゃべりをしながら 適当に歩いているだけでいい。 273 00:20:35,968 --> 00:20:37,970 へっ? えっ? 274 00:20:37,970 --> 00:20:41,640 《おしゃべり? ど ど どうすれば…》 275 00:20:41,640 --> 00:20:46,645 君の瞳 近くで見ると 少しだけ緑がかって見える。 276 00:20:46,645 --> 00:20:49,648 深い森の木漏れ日のようだね。 277 00:20:49,648 --> 00:20:52,985 はあ…。 今日も お友達に髪を? 278 00:20:52,985 --> 00:20:57,490 いえ 自分で… 新しいクシを買ったので。 279 00:20:57,490 --> 00:20:59,992 どんなクシ? 280 00:20:59,992 --> 00:21:03,662 ラナ… コレット嬢が選んでくれて➡ 281 00:21:03,662 --> 00:21:07,166 持ち手のところに お花が彫られてて。 282 00:21:07,166 --> 00:21:10,169 そういう顔もできるんだね。 283 00:21:16,008 --> 00:21:19,512 《近くで見たら すごいカッティング》 284 00:21:21,680 --> 00:21:25,351 《これ 反射結界に応用できそう。 285 00:21:25,351 --> 00:21:30,022 反射結界って強度が低いから この多面体を応用すれば。 286 00:21:30,022 --> 00:21:34,627 まずは屈折率を設定して… あっ その前に…》 287 00:21:34,627 --> 00:21:37,463 ♬~ 288 00:21:37,463 --> 00:21:40,132 (ケイシーたち)わぁ~! 289 00:21:40,132 --> 00:21:42,134 モニカ すごいじゃない! 290 00:21:42,134 --> 00:21:44,470 途中から ちゃんとダンスになってたわよ! 291 00:21:44,470 --> 00:21:47,473 はい 今までで いちばんよかったですよ! 292 00:21:47,473 --> 00:21:50,643 ノートン嬢は 考えすぎてしまうからね。 293 00:21:50,643 --> 00:21:54,313 楽しく おしゃべりをしていれば 余計なことを考えず➡ 294 00:21:54,313 --> 00:21:58,484 相手に身を任せられるだろう? えっ…。 295 00:21:58,484 --> 00:22:02,288 モニカ すっげえ上手に踊れてたっすよ! 296 00:22:04,323 --> 00:22:08,327 私 踊れてました… か? 297 00:22:08,327 --> 00:22:10,830 あぁ とても上手に。 298 00:22:10,830 --> 00:22:12,998 殿下のブローチのカッティングが➡ 299 00:22:12,998 --> 00:22:17,503 とてもきれいに光を反射するので 反射率について考えていたら➡ 300 00:22:17,503 --> 00:22:20,606 余計なことを 考えずに済みました! 301 00:22:27,847 --> 00:22:30,850 あのぉ それは…。 302 00:22:33,619 --> 00:22:35,788 あっ。 303 00:22:35,788 --> 00:22:40,459 私とのおしゃべりは 君にとって 余計なことだったのかな? 304 00:22:40,459 --> 00:22:42,461 ノートン嬢。 305 00:22:42,461 --> 00:22:44,964 いえ つまり そのう…。 306 00:22:44,964 --> 00:22:47,967 上手に踊れたのは…。 307 00:22:47,967 --> 00:22:50,970 殿下のブローチのおかげです! 308 00:22:52,972 --> 00:22:56,475 (シリル)そこは 「殿下のおかげ」と言わんかあっ!