1 00:01:43,620 --> 00:01:45,700 リオ先輩 2 00:01:46,570 --> 00:01:47,820 ご苦労 3 00:01:48,210 --> 00:01:49,210 首尾は 4 00:01:50,130 --> 00:01:52,260 無事にゲットできました 5 00:01:52,760 --> 00:01:54,880 探せばあるもんですね 6 00:01:55,710 --> 00:01:59,260 あぁ あたっかい 7 00:01:59,960 --> 00:02:01,710 生き返る 8 00:02:02,800 --> 00:02:07,170 あれ でもリオ先輩 庭当番でしたっけ 9 00:02:08,760 --> 00:02:10,550 燃やしたい物があってな 10 00:02:15,460 --> 00:02:16,670 わぁ 11 00:02:24,840 --> 00:02:26,840 彼方も砦に来て半年か 12 00:02:27,880 --> 00:02:30,090 ずいぶん聞けるようになったな 13 00:02:30,210 --> 00:02:31,880 先生がいいですもん 14 00:02:32,170 --> 00:02:33,210 あっ あちぃ 15 00:02:37,340 --> 00:02:41,300 ようやく 耳栓がいらないくらいにはなったかね 16 00:02:45,050 --> 00:02:49,710 ねぇ マダム やっぱり今年の冬は町に行ったほうがいいんじゃない 17 00:02:51,510 --> 00:02:57,170 大丈夫さ 私はそう簡単にくたばったりしないよ 18 00:02:58,920 --> 00:03:04,880 もう一人で50年この山に住んでいるんだからね 19 00:03:10,760 --> 00:03:15,880 往来 往来 往来 ストップ 20 00:03:16,510 --> 00:03:19,130 ようやくらしくなってきたわね 21 00:03:19,420 --> 00:03:21,460 ノエル 後は一人で大丈夫 22 00:03:22,010 --> 00:03:23,710 うん 幸せ 23 00:03:24,510 --> 00:03:27,010 じゃ あたし達はお茶にしようか 24 00:03:27,340 --> 00:03:28,340 うん 25 00:03:35,150 --> 00:03:36,520 ね クレハちゃん 26 00:03:38,920 --> 00:03:42,130 あれ どこ行ったんだろ 27 00:03:42,420 --> 00:03:44,340 ここにあるはずなのに 28 00:03:46,170 --> 00:03:48,090 あら どうしたの 29 00:03:48,510 --> 00:03:50,800 軍事年鑑ってここでしたよね 30 00:03:51,420 --> 00:03:55,260 彼方がイリア皇女殿下のことを知りたいって言うんで 31 00:03:57,710 --> 00:04:01,380 ごめんなさい そこにないなら分からないわ 32 00:04:01,630 --> 00:04:05,880 チェー あっ ナオミさんの所ならあるかも 33 00:04:06,710 --> 00:04:08,420 今度聞いといてあげるわ 34 00:04:08,710 --> 00:04:09,710 うん 35 00:04:20,050 --> 00:04:24,840 イリア皇女殿下は今のアルカリヤ大公殿下の長女でさ 36 00:04:25,920 --> 00:04:27,920 前も言ったような気がするけど 37 00:04:28,300 --> 00:04:31,710 とにかく すっごい有名な戦車乗りだったわけよ 38 00:04:32,090 --> 00:04:35,800 前 クラウスさんもご存命だったらって言ってたけど 39 00:04:37,590 --> 00:04:41,800 うん 亡くなってるんだ 2年くらい前かな 40 00:04:42,340 --> 00:04:43,380 戦争で 41 00:04:44,050 --> 00:04:50,010 ううん 殿下はさ 近衛師団に配属されてたんだけど 42 00:04:50,300 --> 00:04:54,920 国威発揚とかも請け負ってて 国中あちこち回ってたの 43 00:04:55,510 --> 00:04:58,130 それで ある町に向かう途中 44 00:04:58,420 --> 00:05:01,710 川で溺れそうになってる子供を助けようとして 45 00:05:05,300 --> 00:05:07,840 でも 私は少しほっとしたの 46 00:05:08,130 --> 00:05:09,130 え 47 00:05:09,340 --> 00:05:11,920 これは あくまで噂なんだけどね 48 00:05:16,590 --> 00:05:17,590 イリア 49 00:05:18,590 --> 00:05:19,630 彼方さん 50 00:05:19,960 --> 00:05:20,960 あっ 51 00:05:21,380 --> 00:05:24,260 ユミナさんと それに 52 00:05:36,130 --> 00:05:37,800 あのう 彼方です 53 00:05:39,550 --> 00:05:45,380 ええと ユミナさんが あの ユウコちゃんを連れて来て 54 00:05:45,670 --> 00:05:50,630 あっ ユウコちゃんはマルティンさんのところの娘さんなんですけど 55 00:05:51,010 --> 00:05:53,880 実は ジャコットさんっていうお婆さんが 56 00:05:54,510 --> 00:05:57,840 ジャコットさんは今に一人で住んでるお婆さんで 57 00:05:58,380 --> 00:06:00,880 私も朝市でお野菜とか 58 00:06:01,300 --> 00:06:05,800 あっ この前 お漬物美味しいって言ってくれたじゃないてすか 59 00:06:06,340 --> 00:06:09,210 あのお野菜を作ってるのがジャコットさんです 60 00:06:09,800 --> 00:06:15,960 それで そのジャコットさんが 最近 姿を見せないらしくて 61 00:06:16,460 --> 00:06:20,130 ずいぶん体も弱ってるみたいで 心配なんだけど 62 00:06:20,510 --> 00:06:24,300 住んでるのが山のかなり奥の方らしくて 63 00:06:24,840 --> 00:06:25,840 それで 64 00:06:26,090 --> 00:06:27,800 もう 分かった 分かった 65 00:06:29,170 --> 00:06:31,590 話は聞くから ちょっと待ってろ 66 00:06:32,090 --> 00:06:33,670 あ はい 67 00:06:35,840 --> 00:06:37,590 イリア皇女殿下はね 68 00:06:38,170 --> 00:06:41,380 正統ローマとの関係を改善するために 69 00:06:41,710 --> 00:06:45,260 皇帝に輿入れするんじゃないかって言われてて 70 00:06:45,550 --> 00:06:48,130 でも そしたら第三皇妃よ 71 00:06:48,420 --> 00:06:50,550 三人目よ 三人目 72 00:06:51,380 --> 00:06:52,460 あり得ないでしょう 73 00:06:53,460 --> 00:06:55,800 つまりは人質ってことじゃん 74 00:06:56,710 --> 00:06:59,300 まあ それも 殿下が亡くなって 75 00:06:59,630 --> 00:07:01,420 立ち消えになって結局 76 00:07:01,670 --> 00:07:03,670 今年の頭に休戦になるまで 77 00:07:03,960 --> 00:07:06,130 うちとやりあってたってわけだけど 78 00:07:09,340 --> 00:07:12,340 やれやれ ようやく到着か 79 00:07:14,300 --> 00:07:16,260 造りかけのお家 80 00:07:16,760 --> 00:07:19,960 一人で住んでるって話じゃなかったんか 81 00:07:20,300 --> 00:07:21,510 のはずですけど 82 00:07:31,920 --> 00:07:32,920 マダム 83 00:07:34,800 --> 00:07:37,630 そうかい ユウコがね 84 00:07:38,010 --> 00:07:39,010 はい 85 00:07:39,800 --> 00:07:41,670 優しい子だよ 86 00:07:42,760 --> 00:07:46,710 鼻垂れマルティンの娘にしっちゃ出来過ぎった 87 00:07:47,130 --> 00:07:49,010 素敵なお家ですよね 88 00:07:49,760 --> 00:07:50,880 ありがとうよ 89 00:07:51,710 --> 00:07:54,960 この家はね あたしが作ったんだ 90 00:07:55,340 --> 00:07:56,460 えっ すごいです 91 00:07:56,840 --> 00:08:00,260 あれ じゃ 向こうのお家は 92 00:08:00,880 --> 00:08:03,710 あれは 息子のための家さね 93 00:08:04,130 --> 00:08:06,050 息子さんいらっしゃるんですか 94 00:08:06,340 --> 00:08:10,130 あ 今は遠い町にいるがね 95 00:08:10,880 --> 00:08:13,510 いつ帰って来てもいいように 96 00:08:15,380 --> 00:08:19,960 息子やあの人がいつでも寛げるようにね 97 00:08:20,300 --> 00:08:23,050 家はきちんとしておかなくちゃ 98 00:08:34,840 --> 00:08:39,050 その息子とやらはいつ帰ってくるんです マダム 99 00:08:39,710 --> 00:08:41,090 もうすぐさ 100 00:08:41,460 --> 00:08:43,510 もうすぐ来るのは冬だ 101 00:08:44,010 --> 00:08:47,380 雪が降る前に 山を下りたほうがいいてしょう 102 00:08:47,590 --> 00:08:49,260 それはできないね 103 00:08:51,510 --> 00:08:56,590 あたしはね あの家を完成させなきゃならないんだ 104 00:08:56,960 --> 00:09:01,090 それまでは死んでもここも動くつもりはないよ 105 00:09:01,630 --> 00:09:02,090 でも 106 00:09:02,380 --> 00:09:03,380 冗談も大概にしろ 107 00:09:04,090 --> 00:09:05,920 冬の備えはどうする 108 00:09:06,130 --> 00:09:08,010 薪は 食糧は 109 00:09:08,340 --> 00:09:10,510 何の準備もできてないんだろ 110 00:09:11,710 --> 00:09:13,670 どうとでもなるさね 111 00:09:14,050 --> 00:09:18,340 心配してくれてありがとうよ お嬢さんたち 112 00:09:20,130 --> 00:09:21,130 マダム 113 00:09:28,840 --> 00:09:30,960 まったく頑固な婆さんだ 114 00:09:32,260 --> 00:09:35,260 似たもの同士なのねー きっと 115 00:09:35,510 --> 00:09:38,170 勘弁してくれ 私がどうして 116 00:09:38,550 --> 00:09:43,210 だって リオってば言葉も耳も時々素直じゃなくなるじゃない 117 00:09:43,550 --> 00:09:44,550 うるさい 118 00:09:46,590 --> 00:09:51,960 ね あの手紙 私に見せてくれたのはなぜ 119 00:09:54,510 --> 00:09:58,130 先週の定期連絡で伝えられたんだけど 120 00:09:58,420 --> 00:10:03,760 実はね 東部国境のローマ軍が移動を開始したらしいの 121 00:10:27,840 --> 00:10:30,300 そうかい ジャコット婆さんの 122 00:10:30,710 --> 00:10:33,670 よしこいつも持っててくんない 123 00:10:34,050 --> 00:10:35,210 ありがとうございます 124 00:10:35,550 --> 00:10:40,630 ところでさ 平和会談の方どうなってるか知らねぇかい 125 00:10:40,960 --> 00:10:43,550 私は すみません 126 00:10:43,880 --> 00:10:46,210 イリア皇女様が生きてりゃあなー 127 00:10:46,460 --> 00:10:48,510 そういや マルティンよぉ 128 00:10:49,340 --> 00:10:52,510 確かイリア様には妹がいなかったっけか 129 00:10:53,130 --> 00:10:54,130 はい400万円 130 00:10:54,550 --> 00:10:55,630 初耳だな 131 00:10:56,050 --> 00:11:01,510 いや 大公様が余所で作ったらしいんで 大っびらにはされてないんだが 132 00:11:02,010 --> 00:11:05,210 継承権が三位とか そんな感じのが 133 00:11:05,630 --> 00:11:07,960 あの その妹の人って 134 00:11:08,300 --> 00:11:09,300 あっ 135 00:11:16,130 --> 00:11:17,130 じゃあ 136 00:11:17,170 --> 00:11:18,170 まいど 137 00:11:19,550 --> 00:11:20,550 すみません 138 00:11:24,300 --> 00:11:26,380 少し 散歩しないか 139 00:11:27,760 --> 00:11:33,510 な 彼方 お前の生まれた村はどんなところだった 140 00:11:34,090 --> 00:11:35,090 え 141 00:11:36,010 --> 00:11:37,420 普通の田舎です 142 00:11:38,090 --> 00:11:41,340 畑があって 牛とか山羊がたくさんいて 143 00:11:42,050 --> 00:11:44,090 でも 人はあんまり多くなくて 144 00:11:45,340 --> 00:11:47,590 それは こことは違うかな 145 00:11:48,550 --> 00:11:49,800 でも いいとこるなんだろう 146 00:11:49,840 --> 00:11:50,130 でも いいところなんだろう 147 00:11:50,840 --> 00:11:53,170 ご両親もちゃんとしてるんだろうな 148 00:11:53,630 --> 00:11:55,300 お前を見てると分かる 149 00:11:55,840 --> 00:11:59,510 先輩はどんな所で育ったんですか 150 00:12:01,590 --> 00:12:05,800 私が育ったのは首都から少し離れた 151 00:12:06,550 --> 00:12:10,800 綺麗な森と湖がある小さな村さ 152 00:12:12,340 --> 00:12:16,010 そこで私は母様と二人で暮らしてた 153 00:12:16,840 --> 00:12:21,460 退屈な何も起こらない穏やか過ぎる日々 154 00:12:24,800 --> 00:12:28,800 唯一の慰めは私を気にかけて姉さまだ 155 00:12:29,960 --> 00:12:34,380 腹違いの姉が時々遊びに来てくれることだけだった 156 00:12:35,090 --> 00:12:37,130 彼女は私の憧れだった 157 00:12:37,960 --> 00:12:40,050 凛々しくて 優しくて 158 00:12:40,760 --> 00:12:43,590 自分の運命を粛々と受け入れて 159 00:12:44,380 --> 00:12:47,420 私がトランペットを習ったのは彼女からだ 160 00:12:48,050 --> 00:12:51,170 でも あの人は 優しすぎだ 161 00:12:52,340 --> 00:12:55,510 優しすぎて そのせいで命を落とした 162 00:12:57,550 --> 00:13:01,420 最初に来た時 この町は迷路だと思ったよ 163 00:13:07,130 --> 00:13:09,170 迷ったあげくにここに出て 164 00:13:09,590 --> 00:13:12,760 ようやくゴールに辿り着いたんだと思った 165 00:13:15,090 --> 00:13:17,840 ても 後て気がついたんだ 166 00:13:18,710 --> 00:13:21,670 ここは 単なる行き止まりだって・・・な 167 00:13:24,510 --> 00:13:25,710 そんなことありません 168 00:13:27,590 --> 00:13:30,460 私 よく道に迷います 169 00:13:30,920 --> 00:13:33,840 でも 迷うのは好きです 170 00:13:36,170 --> 00:13:38,210 いいじゃないですか 迷っても 171 00:13:38,920 --> 00:13:40,090 行き止まりでも 172 00:13:43,130 --> 00:13:47,380 だから 私は先輩と出会えたんです 173 00:13:53,590 --> 00:13:57,420 時々 お前が羨ましくなるよ カナタ 174 00:14:03,460 --> 00:14:06,590 私もお前ぐらい素直になれたら 175 00:14:25,090 --> 00:14:26,710 これでよしっと 176 00:14:27,260 --> 00:14:30,420 なんであたしなんぞを気にかけなさるね 177 00:14:32,050 --> 00:14:33,130 似てるんだ 178 00:14:33,880 --> 00:14:35,960 あなた 私の母様に 179 00:14:36,960 --> 00:14:41,170 あんた見たいな綺麗な娘を産んだ覚えはないがね 180 00:14:42,050 --> 00:14:45,170 許されない恋をして 私を生まれて 181 00:14:45,760 --> 00:14:47,510 あの人はずっと待っていた 182 00:14:47,800 --> 00:14:51,090 年に一度 来るか来ないかの男を待って 183 00:14:51,880 --> 00:14:57,130 そして そんな不幸な暮らしの中で 母様がいってしまった 184 00:14:58,960 --> 00:15:02,670 それがどうして不幸だと快めなさるかね 185 00:15:02,960 --> 00:15:03,960 だって 186 00:15:04,010 --> 00:15:05,590 あたしは幸せだよ 187 00:15:07,050 --> 00:15:12,170 あの人はね いつか帰ってくると約束してくれた 188 00:15:12,710 --> 00:15:15,210 いつかあたしを迎えに来ると 189 00:15:15,550 --> 00:15:17,880 その約束だけで十分さ 190 00:15:18,170 --> 00:15:19,170 そんなこと 191 00:15:21,130 --> 00:15:23,920 他に何ができたって言うんだい 192 00:15:24,210 --> 00:15:29,300 そうさね できることがあったら 何かしてたかもしれない 193 00:15:29,880 --> 00:15:30,960 でもね 194 00:15:31,960 --> 00:15:33,710 あなた それでいいのか 195 00:15:34,170 --> 00:15:36,090 本当に それで幸せなのか 196 00:15:36,920 --> 00:15:40,300 あの人を愛した記憶があるから 197 00:15:40,760 --> 00:15:46,210 あの人との思い出があって いつかまた会える希望があるから 198 00:15:47,130 --> 00:15:51,090 それで 十分 十分なんだよ 199 00:16:03,710 --> 00:16:05,460 冷えると思ったら 200 00:16:24,380 --> 00:16:28,960 あなたと初めて出会ったのもこんな雪の日だったね 201 00:16:38,460 --> 00:16:43,380 マダムが若った頃 このセーズは保養地として栄えていてね 202 00:17:00,840 --> 00:17:05,260 彼女はある商人の若様と恋に落ちた 203 00:17:10,840 --> 00:17:15,130 そしてついには その若様の子供を身ごもったけれど 204 00:17:16,300 --> 00:17:19,460 その若様には既に家庭があってね 205 00:17:19,960 --> 00:17:24,920 幸いなのか 本妻のほうには子供が出来なかったらしくてね 206 00:17:25,210 --> 00:17:27,880 その若様は彼女の子供を引き取ると 207 00:17:28,210 --> 00:17:30,050 故郷へと帰っていた 208 00:17:33,420 --> 00:17:38,170 いつか 必ず迎えに来るとそう約束してね 209 00:18:05,710 --> 00:18:08,420 私はこの年になると時々思うよ 210 00:18:09,630 --> 00:18:11,630 もしあの時ってね 211 00:18:14,550 --> 00:18:19,420 人生ってのはね 失うことの繰り返しさ 212 00:18:20,340 --> 00:18:22,800 でも 失うにはまず得なきゃならない 213 00:18:23,300 --> 00:18:30,880 その時 得た幸せが大きいほど失った後の悲しみは大きくなるけれど 214 00:18:36,010 --> 00:18:39,590 でも その幸せだった時の思い出があれば 215 00:18:40,920 --> 00:18:44,630 思い出があるから 人は生きていけるんですね 216 00:18:51,050 --> 00:18:53,880 そうだ こんな時に何だけどね 217 00:18:54,260 --> 00:18:57,210 見つかったよ イリア皇女の写真 218 00:18:57,510 --> 00:18:58,510 ナオミさん 219 00:18:58,880 --> 00:19:00,670 フィリシア いいんだ 220 00:19:01,710 --> 00:19:03,420 五年前になるのかね 221 00:19:03,800 --> 00:19:06,510 皇女がこのセーズを訪れた時のもんさ 222 00:19:07,300 --> 00:19:12,010 えっ これ シュコ 223 00:19:24,090 --> 00:19:25,130 リオ先輩 224 00:20:18,590 --> 00:20:23,510 本当は 両親は私がお婿さんをもらって 225 00:20:24,510 --> 00:20:28,260 家を継いでくれることを望んでたんだと思います 226 00:20:29,960 --> 00:20:34,300 でも 私はあのトランべットの音にみせられて 227 00:20:35,840 --> 00:20:37,840 どうしても忘れられなくて 228 00:20:39,210 --> 00:20:43,170 あの人がイリアさんだったんですね 229 00:20:43,960 --> 00:20:48,420 やっぱり お前も出会っていたんだな あの人に 230 00:20:49,420 --> 00:20:51,010 何て素敵なんでしょう 231 00:20:51,710 --> 00:20:54,760 イリアさんの音が私に響いて 232 00:20:55,090 --> 00:20:58,380 そして お前と私が出会った 233 00:21:01,960 --> 00:21:05,760 たぶん 私は逃げてきてたんだ この町に 234 00:21:06,300 --> 00:21:08,880 だから 最初はどうでもよかった 235 00:21:10,590 --> 00:21:13,760 いつか去る場所だと そう思ってた 236 00:21:15,710 --> 00:21:19,960 でも今は真剣にここを離れたくないと 237 00:21:20,800 --> 00:21:24,630 だからこそ 私は行かなきゃならないんだろう 238 00:21:26,090 --> 00:21:27,380 私ならできる 239 00:21:28,800 --> 00:21:31,340 私にしかできないことがあるから 240 00:21:37,260 --> 00:21:39,510 さよならを 言うつもりはない 241 00:21:42,670 --> 00:21:45,920 例えどんなに遠く離れていても 242 00:21:48,090 --> 00:21:49,960 音は響く 243 00:21:50,510 --> 00:21:52,170 音は響いて 244 00:21:52,840 --> 00:21:56,550 そして 伝わる から 245 00:21:58,510 --> 00:22:03,550 カナタ 私はお前のいい先輩でいられただろうか 246 00:22:22,550 --> 00:22:27,380 こうして リオ先輩は私たちの元を去っていきました 247 00:22:28,960 --> 00:22:33,170 いつまでも 私の胸の中で響き続ける 248 00:22:33,760 --> 00:22:38,050 とっても とっても素敵な空の音を残して