1 00:00:33,438 --> 00:00:36,441 (繭良)どうして そこまでするの? 2 00:00:36,441 --> 00:00:39,427 (紅緒)だって 私は…。 3 00:00:39,427 --> 00:00:47,252 焔魔堂ろくろが…。 4 00:00:47,252 --> 00:00:50,438 好きだから。 5 00:00:50,438 --> 00:00:54,292 (ろくろ) 悪いけど 俺ら コンビ解消だ。 6 00:00:54,292 --> 00:00:57,328 え? じゃあな。 7 00:00:57,328 --> 00:01:00,431 待って! ついてくんな! 8 00:01:00,431 --> 00:01:03,931 足手まといなんだよ お前。 9 00:01:07,989 --> 00:01:10,289 ろくろ…。 10 00:01:16,264 --> 00:01:21,464 (悠斗)フフッ 待ってたよ ろく。 11 00:04:07,752 --> 00:04:10,605 常闇の間へようこそ。 12 00:04:10,605 --> 00:04:14,625 絶対に来てくれると信じていたよ ろく。 13 00:04:14,625 --> 00:04:16,928 ああ 待たせたな。 14 00:04:16,928 --> 00:04:22,817 ふ~ん いい目だね。 戦う気満々って感じだ。 15 00:04:22,817 --> 00:04:24,936 それが お前の望みなんだろ? 16 00:04:24,936 --> 00:04:30,608 へぇ? もしかして 僕の望みを 叶えるために来てくれたわけ? 17 00:04:30,608 --> 00:04:34,095 俺が来なきゃ お前は 現へ来ちまうだろうが。 18 00:04:34,095 --> 00:04:38,232 そして遊び半分に 現を滅ぼそうとする。 19 00:04:38,232 --> 00:04:41,586 へぇ キミすごいね。 20 00:04:41,586 --> 00:04:44,605 僕のこと すごくよくわかってるじゃない。 21 00:04:44,605 --> 00:04:47,642 強~い愛を感じるよ。 22 00:04:47,642 --> 00:04:50,695 ふざけんじゃねえよ! ふざけてなんかいないよ。 23 00:04:50,695 --> 00:04:54,265 僕は心の底から感動しているんだ。 24 00:04:54,265 --> 00:04:58,603 なによりも嬉しいのは キミが 紅緒を連れてこなかったことだよ。 25 00:04:58,603 --> 00:05:01,772 僕に会いに一人で来た。 26 00:05:01,772 --> 00:05:07,144 それって紅緒を捨てて 僕を選んでくれたってことだよね。 27 00:05:07,144 --> 00:05:10,144 そんなんじゃねえ。 ただ…。 28 00:05:16,587 --> 00:05:18,756 ただ… なんだい? 29 00:05:18,756 --> 00:05:22,927 お前の相手は 俺一人で十分だ。 30 00:05:22,927 --> 00:05:25,527 星装顕符 焔! 31 00:05:28,933 --> 00:05:33,871 重奏陰陽術式 星方舞装! 32 00:05:33,871 --> 00:05:39,093 ああ わかるよ。 キミが覚悟をもって僕に会いに来た。 33 00:05:39,093 --> 00:05:42,597 本気で僕と 戦うつもりだってことが。 34 00:05:42,597 --> 00:05:47,418 悠斗 今日ここで お前との決着をつける! 35 00:05:47,418 --> 00:05:50,821 いいよ ここには誰も入ってこられない。 36 00:05:50,821 --> 00:05:54,458 僕らの楽しみを 邪魔する者はいない。 37 00:05:54,458 --> 00:05:59,958 ろく 思う存分に語り合おう 二人きりで。 38 00:06:02,450 --> 00:06:05,253 はっ! 39 00:06:05,253 --> 00:06:09,423 ((悠斗:ろく。 40 00:06:09,423 --> 00:06:11,592 ふっ…。 41 00:06:11,592 --> 00:06:16,631 いくぞ 紅緒! ええ 共振! 42 00:06:16,631 --> 00:06:19,517 ろくろ? 43 00:06:19,517 --> 00:06:22,770 紅緒。 44 00:06:22,770 --> 00:06:25,970 足手まといなんだよ お前!)) 45 00:06:28,926 --> 00:06:30,945 うっ…。 (きなこ)紅緒様! 46 00:06:30,945 --> 00:06:34,615 化野さん 無理しちゃダメだよ。 すごい熱なんだから。 47 00:06:34,615 --> 00:06:37,768 ここは? 化野さんの部屋だよ。 48 00:06:37,768 --> 00:06:41,922 ろくろは? それが どこにもおりませんのや。 49 00:06:41,922 --> 00:06:47,295 ここにも 星火寮にも帰ってなくて 連絡もないの。 50 00:06:47,295 --> 00:06:49,580 まさか 一人で! 51 00:06:49,580 --> 00:06:52,600 えっ ちょっと 化野さん どこ行くの? 52 00:06:52,600 --> 00:06:56,253 ろくろのところへ。 (有馬)行ってどうするんだい? 53 00:06:56,253 --> 00:06:58,255 (繭良)陰陽頭様。 54 00:06:58,255 --> 00:07:01,242 (有馬)そんな状態で 何をするつもりだい? 55 00:07:01,242 --> 00:07:04,245 私と ろくろは双星の陰陽師! 56 00:07:04,245 --> 00:07:07,248 共に戦うために 行きます! 57 00:07:07,248 --> 00:07:12,753 (絹)紅緒様 あやつのことは もうお忘れなされ。 58 00:07:12,753 --> 00:07:15,806 何があったのか 私は知りません。 59 00:07:15,806 --> 00:07:19,410 しかし 紅緒様を置いて いなくなった。 60 00:07:19,410 --> 00:07:22,010 それが あやつの答えです。 61 00:07:24,098 --> 00:07:27,585 でも… 行かないと。 62 00:07:27,585 --> 00:07:32,406 約束した。 2人で強くなろうって。 63 00:07:32,406 --> 00:07:35,443 だから… 行かないと。 64 00:07:35,443 --> 00:07:39,580 嫌われても 行かないと。 紅緒様。 65 00:07:39,580 --> 00:07:42,099 嫌われてるなんて そんなことあるわけないよ! 66 00:07:42,099 --> 00:07:44,452 ろくろだって化野さんのこと…。 67 00:07:44,452 --> 00:07:47,588 好きか嫌いか そんなことは重要じゃない。 68 00:07:47,588 --> 00:07:50,608 何の戦力にもならない キミが行っても→ 69 00:07:50,608 --> 00:07:53,611 ろくろ君の迷惑になるだけだよ。 70 00:07:53,611 --> 00:07:56,630 はっきりいって足手まといだ。 71 00:07:56,630 --> 00:07:59,934 彼にも言われたんでしょ? 来るなって。 72 00:07:59,934 --> 00:08:03,587 そんな ひどい言い方 せんでも! 73 00:08:03,587 --> 00:08:06,757 ハニャーン…。 ろくろ…。 74 00:08:06,757 --> 00:08:08,759 化野さん! 75 00:08:08,759 --> 00:08:11,429 (絹)有馬様! 紅緒様に何を…。 76 00:08:11,429 --> 00:08:13,914 眠くなるお香だよ。 77 00:08:13,914 --> 00:08:18,419 こうでもしないと おとなしく休まないだろうから。 78 00:08:18,419 --> 00:08:23,574 今 大事なのは しっかり眠って 傷を癒やすことでしょ? 79 00:08:23,574 --> 00:08:26,077 ごめんね。 80 00:08:26,077 --> 00:08:29,580 うぉ~っ! 81 00:08:29,580 --> 00:08:31,599 こっち こっち。 82 00:08:31,599 --> 00:08:33,599 ほら よく狙って。 83 00:08:35,603 --> 00:08:38,103 そろそろ 反撃いくよ。 84 00:08:42,760 --> 00:08:45,060 流星拳! 85 00:08:47,198 --> 00:08:49,198 うぉ~っ! 86 00:08:51,085 --> 00:08:53,437 アハッ! 強烈~。 87 00:08:53,437 --> 00:08:56,737 裂空魔弾! 裂光覇弾。 88 00:09:02,246 --> 00:09:04,432 すごい すご~い! 89 00:09:04,432 --> 00:09:07,935 じゃあ こんな攻撃は どうかな? (指を鳴らす音) 90 00:09:07,935 --> 00:09:11,035 なっ! なんのつもりだ!? 91 00:09:16,927 --> 00:09:19,263 (テツジ)ろく…。 92 00:09:19,263 --> 00:09:22,266 (ヒカリ)死にたくないよ…。 助けて ろく! 93 00:09:22,266 --> 00:09:25,269 (優奈)私 ケガレになんか なりたくない! 94 00:09:25,269 --> 00:09:27,254 懐かしいだろ? 95 00:09:27,254 --> 00:09:30,758 キミに力があれば みんな 救えたものを…。 96 00:09:30,758 --> 00:09:32,777 キミのせいだよ。 97 00:09:32,777 --> 00:09:35,830 言いたいことは それだけか? 98 00:09:35,830 --> 00:09:39,099 そんなことは お前に言われるまでもねえ。 99 00:09:39,099 --> 00:09:42,770 さんざん考えて とことん苦しみ抜いてきた。 100 00:09:42,770 --> 00:09:47,424 雛月の悲劇の 怒りや痛みや苦しみは→ 101 00:09:47,424 --> 00:09:50,427 今も 胸の奥底にある。 102 00:09:50,427 --> 00:09:55,927 ずっと消えない。 一生… 生きてるかぎり! 103 00:09:58,752 --> 00:10:01,772 だからこそ 強くなるために…。 104 00:10:01,772 --> 00:10:06,472 もう二度と 同じ悲劇を繰り返さないために! 105 00:10:08,762 --> 00:10:12,082 そのために 俺は ここへ来た。 106 00:10:12,082 --> 00:10:15,419 へぇ… キミ 成長したね。 107 00:10:15,419 --> 00:10:17,755 すごく大人になった。 108 00:10:17,755 --> 00:10:21,942 お前は変わらねえな 悠斗。 109 00:10:21,942 --> 00:10:26,931 雛月のことを見せて 俺を 動揺させようとしたんだろうが→ 110 00:10:26,931 --> 00:10:29,350 そんなんじゃ 俺は倒せねえ。 111 00:10:29,350 --> 00:10:31,252 かっこいい…。 112 00:10:31,252 --> 00:10:33,270 ほんと 惚れ直しちゃうよ。 113 00:10:33,270 --> 00:10:39,260 僕さ 昔から 人間にまったく 興味が持てなかったんだよね。 114 00:10:39,260 --> 00:10:44,265 理想を語るばかりで 何も成し得なかった両親。 115 00:10:44,265 --> 00:10:46,584 無能でうざったい妹。 116 00:10:46,584 --> 00:10:49,103 口うるさい師匠。 117 00:10:49,103 --> 00:10:53,090 ほんと うっとうしいやつらばかりでさ。 118 00:10:53,090 --> 00:10:57,094 でも キミだけは違った。 119 00:10:57,094 --> 00:10:59,430 最初はね キミのこと→ 120 00:10:59,430 --> 00:11:02,433 ただのバカだとしか 思ってなかったんだ。 121 00:11:02,433 --> 00:11:08,105 でも なぜか 気がつけば いつも キミを目で追っていた。 122 00:11:08,105 --> 00:11:11,759 どうして こんなにも キミに惹かれるのか→ 123 00:11:11,759 --> 00:11:16,764 よく わからなかったけど やっと 理由がわかったよ。 124 00:11:16,764 --> 00:11:19,917 安倍晴明が教えてくれた。 125 00:11:19,917 --> 00:11:24,605 キミは僕にとって 唯一無二の同志だったんだ。 126 00:11:24,605 --> 00:11:30,261 僕たちが出会ったのは 偶然じゃない。 運命だったんだ。 127 00:11:30,261 --> 00:11:32,263 どういうことだ? 128 00:11:32,263 --> 00:11:36,750 僕たちは 運命の赤い糸で 結ばれているってことさ。 129 00:11:36,750 --> 00:11:41,755 もう二度と離ればなれに ならないように 一緒になろうよ。 130 00:11:41,755 --> 00:11:43,755 ろく!! 131 00:11:50,314 --> 00:11:52,883 金烏光臨符。 132 00:11:52,883 --> 00:11:55,883 うぉ~っ! 金烏天衝弾!! 133 00:11:57,771 --> 00:11:59,771 はぁ~っ! 134 00:12:02,276 --> 00:12:04,244 焔抵! 135 00:12:04,244 --> 00:12:06,263 あ…。 136 00:12:06,263 --> 00:12:11,769 あれ? ねぇ… 今 共振しようとした? 137 00:12:11,769 --> 00:12:13,804 紅緒は いないんだよ。 138 00:12:13,804 --> 00:12:16,924 うるせぇ! くっ…。 139 00:12:16,924 --> 00:12:19,927 《いつも あいつがいたから…。 140 00:12:19,927 --> 00:12:22,427 紅緒がいたから…》 141 00:12:24,465 --> 00:12:26,500 ぐっ! 142 00:12:26,500 --> 00:12:31,422 僕の前で あんな女のこと 考えるなんて ひどいな。 143 00:12:31,422 --> 00:12:35,092 キミには 僕がいるのに。 144 00:12:35,092 --> 00:12:37,795 まぁ しかたないか。 145 00:12:37,795 --> 00:12:41,281 キミは 昔から 情に流されやすいからね。 146 00:12:41,281 --> 00:12:46,481 いいよ。 あの女のことなんか 僕が忘れさせてあげるよ。 147 00:12:48,589 --> 00:12:50,774 どうしたの? ねぇ! 148 00:12:50,774 --> 00:12:54,628 そんなんじゃ 僕は倒せないよ。 くっ…。 149 00:12:54,628 --> 00:12:57,431 反撃してきなよ。 150 00:12:57,431 --> 00:12:59,431 ほら! 151 00:13:03,404 --> 00:13:06,090 ハハハッ! 楽しいな。 152 00:13:06,090 --> 00:13:09,760 いつまでも この時間が続くといいのに。 153 00:13:09,760 --> 00:13:11,762 何… 笑ってんだ? 154 00:13:11,762 --> 00:13:14,431 何が そんなに おかしいんだ? 155 00:13:14,431 --> 00:13:16,934 そりゃ 楽しいからだよ。 156 00:13:16,934 --> 00:13:23,734 悠斗… お前は なんのために戦ってるんだ? 157 00:14:30,424 --> 00:14:32,443 それじゃ。 158 00:14:32,443 --> 00:14:37,931 有馬様… なぜ 紅緒様が これほど 苦しまねばならぬのです? 159 00:14:37,931 --> 00:14:42,436 ご両親を ケガレに殺され 兄に裏切られ→ 160 00:14:42,436 --> 00:14:46,256 ご自身の足を失って ケガレのものに…。 161 00:14:46,256 --> 00:14:50,778 極め付きは 双星の陰陽師という運命です。 162 00:14:50,778 --> 00:14:56,416 焔魔堂ろくろと出会い ようやく 幸福を手に入れたと思ったのに→ 163 00:14:56,416 --> 00:14:59,436 その相手が破星王とは…。 164 00:14:59,436 --> 00:15:03,907 なぜ 紅緒様ばかりが このような目に…。 165 00:15:03,907 --> 00:15:06,944 紅緒君だからだよ。 166 00:15:06,944 --> 00:15:10,614 彼女は 陽の呪力が とっても強いからね。 167 00:15:10,614 --> 00:15:14,585 力を持つ者には 大きな役目が課せられる。 168 00:15:14,585 --> 00:15:18,088 そして 試練は 乗り越えられる者にのみ→ 169 00:15:18,088 --> 00:15:21,108 与えられるものだ。 有馬様…。 170 00:15:21,108 --> 00:15:25,112 いずれ また 彼女の力が 必要になるときが来る。 171 00:15:25,112 --> 00:15:28,612 紅緒君のこと よろしく頼むよ。 172 00:15:33,420 --> 00:15:38,809 清弦! キミから 会いにきてくれるなんて嬉しいな。 173 00:15:38,809 --> 00:15:43,413 (清弦)有馬… お前がご先祖様を 尊敬しているのを承知で→ 174 00:15:43,413 --> 00:15:45,432 言わせてもらうぜ。 175 00:15:45,432 --> 00:15:49,603 安倍晴明 胸くそ悪いぜ。 なぜだい? 176 00:15:49,603 --> 00:15:53,490 破星王として ろくろを生み出しただ? 177 00:15:53,490 --> 00:15:57,094 ろくろを手駒のようにしか 考えてねえ。 178 00:15:57,094 --> 00:15:59,096 そんなの俺は認めねえ。 179 00:15:59,096 --> 00:16:01,265 キミは優しいね。 180 00:16:01,265 --> 00:16:03,917 さすが十二天将 白虎だ。 181 00:16:03,917 --> 00:16:06,603 俺はもう 十二天将じゃねえ。 182 00:16:06,603 --> 00:16:08,772 安倍晴明には 従わねえぞ。 183 00:16:08,772 --> 00:16:12,125 どこへ行くんだい? 決まってんだろ。 184 00:16:12,125 --> 00:16:14,428 ろくろを取り戻しにだ。 185 00:16:14,428 --> 00:16:18,282 ろくろ君の気持を 無にするのかい? 186 00:16:18,282 --> 00:16:21,818 彼は 誰かに言われたからじゃない。 187 00:16:21,818 --> 00:16:23,921 自分の意思で行ったんだ。 188 00:16:23,921 --> 00:16:28,091 その決意を尊重するのも 師の務めじゃないかな? 189 00:16:28,091 --> 00:16:31,245 あいつが ボロボロになるのが わかってるのに→ 190 00:16:31,245 --> 00:16:33,597 指をくわえて 見てろってのか? 191 00:16:33,597 --> 00:16:35,599 助けたくても→ 192 00:16:35,599 --> 00:16:37,935 今のキミにも 僕にも→ 193 00:16:37,935 --> 00:16:41,805 まともに戦える力はない。 そうだろう? 194 00:16:41,805 --> 00:16:46,093 できれば あの2人には ラブラブになって→ 195 00:16:46,093 --> 00:16:48,929 平和に神子を 生んでもらいたかったけど。 196 00:16:48,929 --> 00:16:53,083 残念ながら それを待つ猶予は なくなってしまった。 197 00:16:53,083 --> 00:16:57,754 クソ。 なんで子供を最前線に 送らなきゃならねえんだ! 198 00:16:57,754 --> 00:17:01,258 まったく情けない大人だよね。 199 00:17:01,258 --> 00:17:04,244 でも彼はもう子供じゃない。 200 00:17:04,244 --> 00:17:09,700 己の運命から逃げ 目を背けていた昔とは違う。 201 00:17:09,700 --> 00:17:13,754 戦う力も そして心もね。 202 00:17:13,754 --> 00:17:18,325 数多くの陰陽師が消え失せ 十二天将も動けない今→ 203 00:17:18,325 --> 00:17:22,613 石鏡悠斗と戦えるのは ろくろ君だけだ。 204 00:17:22,613 --> 00:17:25,313 本当は キミもわかってるんだろう? 205 00:17:27,985 --> 00:17:30,537 《ろくろ…》 206 00:17:30,537 --> 00:17:35,609 悠斗 お前は何のために 戦ってるんだ? 207 00:17:35,609 --> 00:17:37,928 どうしたんだい? 突然。 208 00:17:37,928 --> 00:17:41,281 あれ? もしかして 僕に興味が出てきた? 209 00:17:41,281 --> 00:17:44,301 ああ 俺はお前とは違う。 210 00:17:44,301 --> 00:17:47,087 ずっと そう思ってきた。 211 00:17:47,087 --> 00:17:51,591 けど 俺はケガレで お前と似たようなもんだった。 212 00:17:51,591 --> 00:17:56,763 だからかな なんかちょっと 聞いてみたくなった。 213 00:17:56,763 --> 00:17:58,782 何を聞きたいんだい? 214 00:17:58,782 --> 00:18:02,636 この戦いに勝ったとして その先に何があるんだ? 215 00:18:02,636 --> 00:18:05,656 お前は どんな未来を 望んでるんだ? 216 00:18:05,656 --> 00:18:07,691 未来…。 217 00:18:07,691 --> 00:18:09,576 そんなもの どうでもいいよ。 218 00:18:09,576 --> 00:18:11,945 どうでもいい? うん。 219 00:18:11,945 --> 00:18:15,098 僕は キミと戦いたいだけだよ。 220 00:18:15,098 --> 00:18:19,002 他のことは どうでもいいんだ。 なんでだ? 221 00:18:19,002 --> 00:18:23,590 古より 多くの陰陽師たちが ケガレと戦ってきた。 222 00:18:23,590 --> 00:18:25,759 人々を守るために。 223 00:18:25,759 --> 00:18:29,129 あるいは 村や町を守るために。 224 00:18:29,129 --> 00:18:31,932 ときに己の命をかけて。 225 00:18:31,932 --> 00:18:34,418 でも 全部ムダだった。 226 00:18:34,418 --> 00:18:37,804 だって もうすぐ世界は滅びる。 227 00:18:37,804 --> 00:18:41,408 現も 禍野も 人間も ケガレも→ 228 00:18:41,408 --> 00:18:44,778 み~んな消えちゃうんだ。 229 00:18:44,778 --> 00:18:49,433 必死になって守ってきたのに ほんと笑っちゃうよね。 230 00:18:49,433 --> 00:18:53,804 安倍晴明とつながって それが わかったっていうのか? 231 00:18:53,804 --> 00:18:57,858 そうだよ 人間がいるからケガレが生まれる。 232 00:18:57,858 --> 00:19:01,595 だから人間を みんな消し去ろうってね。 233 00:19:01,595 --> 00:19:04,464 クククッ… 誰もがみんな→ 234 00:19:04,464 --> 00:19:08,518 安倍晴明の手のひらの上で 踊ってただけなのさ。 235 00:19:08,518 --> 00:19:10,420 それでいいのかよ? 236 00:19:10,420 --> 00:19:14,424 晴明の思いどおりになって お前 悔しくないのかよ? 237 00:19:14,424 --> 00:19:18,078 ん~ まあ しようがないって感じ? 238 00:19:18,078 --> 00:19:20,097 俺は ごめんだ。 239 00:19:20,097 --> 00:19:24,968 安倍晴明だろうが何だろうが 俺は誰の指図も受けねえ。 240 00:19:24,968 --> 00:19:29,272 ハハハハ! 指図を受けない ねぇ。 241 00:19:29,272 --> 00:19:32,426 でも キミは破星王なんだよ? 242 00:19:32,426 --> 00:19:36,446 その事実からは逃げられない。 逃げねえよ。 243 00:19:36,446 --> 00:19:39,416 破星王になることが 運命だとしても→ 244 00:19:39,416 --> 00:19:41,768 俺は それに立ち向かう。 245 00:19:41,768 --> 00:19:44,738 最後の最後まで 運命と戦いぬく! 246 00:19:44,738 --> 00:19:47,941 あぁ すごくキミらしいね。 247 00:19:47,941 --> 00:19:50,927 どんな窮地に陥っても諦めない。 248 00:19:50,927 --> 00:19:53,430 キミの いいところだよね。 249 00:19:53,430 --> 00:19:56,933 悠斗… なんか お前らしくねえな。 250 00:19:56,933 --> 00:19:58,935 そう? 251 00:19:58,935 --> 00:20:03,090 ((僕が目指しているのは 究極の呪力を宿す者。 252 00:20:03,090 --> 00:20:08,011 そう まさに 最強の陰陽師さ!)) 253 00:20:08,011 --> 00:20:12,432 最強の陰陽師になる… あの目的は どうなったんだよ? 254 00:20:12,432 --> 00:20:14,601 べつに変わってないよ。 255 00:20:14,601 --> 00:20:17,471 キミを倒して呪力を食らえば→ 256 00:20:17,471 --> 00:20:20,006 僕は もっともっと強くなって→ 257 00:20:20,006 --> 00:20:22,426 最強の陰陽師に近づくだろ? 258 00:20:22,426 --> 00:20:25,579 違う。 違うって 何が? 259 00:20:25,579 --> 00:20:27,964 最強の陰陽師になるために→ 260 00:20:27,964 --> 00:20:31,001 この国すべての人間の 呪力を食らう。 261 00:20:31,001 --> 00:20:35,255 自分勝手なお前の望みには 心底 腹が立った。 262 00:20:35,255 --> 00:20:39,926 けど 少なくとも あの言葉には お前の意志があった。 263 00:20:39,926 --> 00:20:43,113 お前なりの 未来があった。 264 00:20:43,113 --> 00:20:45,582 なのに 未来がどうでもいい? 265 00:20:45,582 --> 00:20:47,951 なに自暴自棄になってんだ? 266 00:20:47,951 --> 00:20:51,505 アハハ! 何を言い出すかと思えば→ 267 00:20:51,505 --> 00:20:55,091 自暴自棄だって? この僕が? 268 00:20:55,091 --> 00:20:57,077 バカバカしすぎて わらっ…。 269 00:20:57,077 --> 00:20:59,930 笑って ごまかしてんじゃねえよ! 270 00:20:59,930 --> 00:21:03,800 お前 ほんとは何がしたいんだ? いったい何が望みなんだ? 271 00:21:03,800 --> 00:21:07,854 安倍晴明とつながって 何がわかったか知らねえが→ 272 00:21:07,854 --> 00:21:11,591 屈してんじゃねえよ! 偉そうに…。 273 00:21:11,591 --> 00:21:14,961 人のこと勝手に決めつけて 非難してるけど→ 274 00:21:14,961 --> 00:21:17,013 キミは どうなのさ? 275 00:21:17,013 --> 00:21:20,750 キミと紅緒が双星の陰陽師だ って言われたとき→ 276 00:21:20,750 --> 00:21:23,453 キミのことだから 反発しただろ? 277 00:21:23,453 --> 00:21:27,324 それが すっかり仲よし夫婦 みたいになっちゃって→ 278 00:21:27,324 --> 00:21:30,093 それって 陰陽師の神託に→ 279 00:21:30,093 --> 00:21:33,096 屈したことにならない? それは…。 280 00:21:33,096 --> 00:21:37,100 紅緒と2人で僕を倒すって 大見得きったくせに→ 281 00:21:37,100 --> 00:21:39,753 結局 1人でここに来てる。 282 00:21:39,753 --> 00:21:43,139 自分の正体が 破星王だってわかったから→ 283 00:21:43,139 --> 00:21:47,761 泣く泣く紅緒を捨てて 双星の陰陽師をやめた。 284 00:21:47,761 --> 00:21:51,431 運命に屈してるのは そっちだろ。 285 00:21:51,431 --> 00:21:55,835 自暴自棄じゃないよ 全然違う。 286 00:21:55,835 --> 00:21:59,105 ろく… キミ やっぱり→ 287 00:21:59,105 --> 00:22:02,505 僕のこと わかってないね。 288 00:22:07,764 --> 00:22:12,135 僕はね 今を楽しみたいんだよ。 289 00:22:12,135 --> 00:22:17,190 どっちが勝つとか負けるとか 結果なんか どうでもいい。 290 00:22:17,190 --> 00:22:19,776 ただ全力で キミと戦いたい。 291 00:22:19,776 --> 00:22:23,914 たとえ未来が消え失せようと それが僕の望みさ。 292 00:22:23,914 --> 00:22:26,616 本当に それでいいのかよ? 293 00:22:26,616 --> 00:22:31,004 あぁ 僕はキミのこと もっともっと知りたいし→ 294 00:22:31,004 --> 00:22:34,107 キミにも僕のこと ちゃんと知ってほしい。 295 00:22:34,107 --> 00:22:38,762 話すだけじゃ なかなか 理解は深まらないと思うんだ。 296 00:22:38,762 --> 00:22:43,266 だから… 殺し合おうよ。 297 00:22:43,266 --> 00:22:45,602 少年漫画で よくあるだろ? 298 00:22:45,602 --> 00:22:48,104 拳と拳で語り合うってやつ。 299 00:22:48,104 --> 00:22:51,775 とことん戦って 全力で殺し合えば→ 300 00:22:51,775 --> 00:22:54,945 僕たちは わかり合えると思うんだ。 301 00:22:54,945 --> 00:22:58,815 くっ…。 全力で来なよ ろく。 302 00:22:58,815 --> 00:23:03,253 キミが頑張って戦わなきゃ 現が滅んじゃうよ? 303 00:23:03,253 --> 00:23:05,755 《紅緒…。 304 00:23:05,755 --> 00:23:09,426 紅緒… 紅緒…。 305 00:23:09,426 --> 00:23:12,762 紅緒 ごめんな。 306 00:23:12,762 --> 00:23:18,585 一緒に強くなろうって言ったのに 約束 守れなくて。 307 00:23:18,585 --> 00:23:23,106 お前が心から笑った顔が 見たかったけど→ 308 00:23:23,106 --> 00:23:28,094 俺じゃ お前を幸せにはできないから。 309 00:23:28,094 --> 00:23:33,450 だから せめて… お前が生きる世界を守るために→ 310 00:23:33,450 --> 00:23:38,088 そのために 俺は戦う!》 311 00:23:38,088 --> 00:23:43,443 うおぉ~! 312 00:23:43,443 --> 00:23:45,762 クククッ…。 313 00:23:45,762 --> 00:23:48,248 うおぉ~! 314 00:23:48,248 --> 00:23:50,433 ハハハハハハハ! 315 00:23:50,433 --> 00:23:53,770 いいよ ろく… そうこなくっちゃ! 316 00:23:53,770 --> 00:23:57,090 《なあ 陰陽頭さんよ。 317 00:23:57,090 --> 00:24:00,790 あんたのこと 信じていいんだよな?》 318 00:24:07,033 --> 00:24:11,755 ((これは土御門家に伝わる 葬の儀と呼ばれる術だよ。 319 00:24:11,755 --> 00:24:15,141 これで 大丈夫なのか? 320 00:24:15,141 --> 00:24:18,778 あぁ。 キミが陰の気を開放し→ 321 00:24:18,778 --> 00:24:22,766 もし自我を失って 暴走するようなことがあれば→ 322 00:24:22,766 --> 00:24:25,935 この呪が キミの心臓を止める。 323 00:24:25,935 --> 00:24:29,372 つまり 破星王になったら→ 324 00:24:29,372 --> 00:24:32,609 キミは死ぬ)) 325 00:24:32,609 --> 00:24:35,478 《人間を祓いつくす破星王。 326 00:24:35,478 --> 00:24:39,766 そんなものになっちまったら たぶん俺は俺でなくなる。 327 00:24:39,766 --> 00:24:42,419 そんときは 頼むぜ。 328 00:24:42,419 --> 00:24:46,606 葬の儀よ 俺を殺してくれ》 329 00:24:46,606 --> 00:24:49,926 さあ ろく… 始めよう。 330 00:24:49,926 --> 00:24:54,426 思いっきり殺し合おう 2人で!