1 00:00:38,471 --> 00:00:40,657 (ろくろ)紅緒! 2 00:00:40,657 --> 00:00:42,857 ぐぅっ…。 3 00:00:46,513 --> 00:00:50,166 クッ。 4 00:00:50,166 --> 00:00:53,153 ((有馬:これを試してみたまえ。 5 00:00:53,153 --> 00:00:56,053 僕の知るかぎり 唯一の解除符だ)) 6 00:01:04,147 --> 00:01:07,150 掛巻も畏き みむすびの→ 7 00:01:07,150 --> 00:01:09,536 大神たちの奇しき 神霊によりて。 8 00:01:09,536 --> 00:01:12,136 (晴明)破星王の悪あがきですか。 9 00:01:16,159 --> 00:01:19,462 行かせませんよ。 若い2人の邪魔をするなんて→ 10 00:01:19,462 --> 00:01:22,982 無粋です。 行きませんよ。 11 00:01:22,982 --> 00:01:28,138 彼が あの繭を破れるとは キミも思っていないでしょう? 12 00:01:28,138 --> 00:01:31,191 確かに難しいかもしれません。 13 00:01:31,191 --> 00:01:33,891 破ることはね。 14 00:04:21,494 --> 00:04:24,794 ハァ ハァ…。 15 00:04:27,000 --> 00:04:29,500 クッ! 16 00:04:33,523 --> 00:04:36,523 紅緒 お前に賭けるぜ。 17 00:04:38,828 --> 00:04:41,814 この五種の元津気をもって→ 18 00:04:41,814 --> 00:04:44,000 世にあらゆるものをなし…。 19 00:04:44,000 --> 00:04:47,654 これは… なかなかの呪力の波ですね。 20 00:04:47,654 --> 00:04:52,175 紅緒君は髪飾りの片方を ろくろ君に託しました。 21 00:04:52,175 --> 00:04:56,329 普通に考えれば 愛した人への形見です。 22 00:04:56,329 --> 00:04:59,332 しかし ろくろ君は直感した。 23 00:04:59,332 --> 00:05:01,517 きっと何かある。 24 00:05:01,517 --> 00:05:04,817 そして ひとつの可能性に 思い至ったんです。 25 00:05:07,490 --> 00:05:09,659 なるほど。 26 00:05:09,659 --> 00:05:12,645 結界に小さな綻びを生むために→ 27 00:05:12,645 --> 00:05:16,666 2つの髪飾りを 呪力の赤い糸でつなげておいたと。 28 00:05:16,666 --> 00:05:20,486 そうです。 破ることはできなくても→ 29 00:05:20,486 --> 00:05:22,989 最初から小さな穴があれば→ 30 00:05:22,989 --> 00:05:26,476 それを押し広げることは できるかもしれない。 31 00:05:26,476 --> 00:05:29,979 紅緒君は 繭の中で眠るあなたを見て→ 32 00:05:29,979 --> 00:05:36,653 自分も同じようにされると予測し 髪飾りに呪を込めた。 33 00:05:36,653 --> 00:05:41,157 (きなこ)有馬様は賭けたんや。 あの2人の絆に。 34 00:05:41,157 --> 00:05:44,160 ご自分で なんとかしはるつもりで→ 35 00:05:44,160 --> 00:05:47,180 命を削る儀式してはったそうや。 36 00:05:47,180 --> 00:05:51,968 それで高めた呪力を 全部ジャリガキに託したんや。 37 00:05:51,968 --> 00:05:55,154 (清弦)有馬… クッ。 38 00:05:55,154 --> 00:05:59,354 はぁ~! 39 00:06:03,546 --> 00:06:08,501 つながった! 紅緒! 40 00:06:08,501 --> 00:06:11,504 破星王。 41 00:06:11,504 --> 00:06:14,390 行かせないと言ったはずですよ。 42 00:06:14,390 --> 00:06:16,509 やめておきなさい。 43 00:06:16,509 --> 00:06:19,495 あなたには もはや呪力を感じない。 44 00:06:19,495 --> 00:06:22,348 お気遣い痛み入ります。 45 00:06:22,348 --> 00:06:24,648 メイギャシャ ニエイソワカ! 46 00:06:31,657 --> 00:06:34,857 愚かな…。 メイギャシャ ニエイソワカ。 47 00:06:42,585 --> 00:06:45,805 (2人)オン! 48 00:06:45,805 --> 00:06:50,605 ぐぅ~っ。 おおっ…。 49 00:06:53,479 --> 00:06:56,983 ぐっ! あぁっ! 50 00:06:56,983 --> 00:06:59,483 くっ…。 51 00:07:11,314 --> 00:07:13,614 うっ! ぐはっ! 52 00:07:19,322 --> 00:07:22,022 終わりです。 53 00:07:41,494 --> 00:07:45,131 婆娑羅の神威。 54 00:07:45,131 --> 00:07:48,301 なぜ陰陽頭を助けたのです? 55 00:07:48,301 --> 00:07:51,154 (神威)助けた? ふざけるなし。 56 00:07:51,154 --> 00:07:53,322 あなたと戦いに来たんですよ。 57 00:07:53,322 --> 00:07:56,492 ひたすら強い相手と 戦いたいやつです。 58 00:07:56,492 --> 00:08:02,148 私と戦いたい? それもあるが それだけじゃない。 59 00:08:02,148 --> 00:08:05,418 なに? 俺にもよくわからん。 60 00:08:05,418 --> 00:08:07,770 ((紅緒:ありがとう)) 61 00:08:07,770 --> 00:08:11,841 とりあえず 勝手に お前のもんにするなし。 62 00:08:11,841 --> 00:08:14,341 何を意味不明な。 63 00:08:18,881 --> 00:08:21,681 おい 楽しすぎるだろ。 64 00:08:30,676 --> 00:08:34,076 終わらせない! クッ! 65 00:08:38,518 --> 00:08:41,618 うぉ~! 66 00:08:49,178 --> 00:08:51,578 クッ! 67 00:08:55,168 --> 00:08:57,603 うぉ~! 68 00:08:57,603 --> 00:09:00,903 紅緒! 69 00:09:16,322 --> 00:09:19,022 紅緒 目を覚ませ! 紅緒! 70 00:09:23,479 --> 00:09:26,482 ろくろ…。 71 00:09:26,482 --> 00:09:29,282 ふぅ~。 72 00:09:31,537 --> 00:09:33,589 バカ野郎! 73 00:09:33,589 --> 00:09:36,475 何やってんだよ!? お前! なんで こんなムチャしたんだ!? 74 00:09:36,475 --> 00:09:40,146 俺が助けに来なかったら お前は…。 75 00:09:40,146 --> 00:09:43,816 お前は…。 バカは そっち! ムチャも そっち! 76 00:09:43,816 --> 00:09:47,486 そっくり そのまま返す! バカ バカ バーカ!! 77 00:09:47,486 --> 00:09:49,486 なんだと!? 何!? 78 00:09:52,141 --> 00:09:54,644 だいたい これを きなこに託しただけで→ 79 00:09:54,644 --> 00:09:58,164 何も説明なしって なんなんだよ!? ちゃんと伝えとけよ! 80 00:09:58,164 --> 00:10:01,317 そんなの 言われなくても わかるのが 双星の片割れ! 81 00:10:01,317 --> 00:10:04,820 だからってな…。 結局 わかったんだから いいでしょ! 82 00:10:04,820 --> 00:10:07,807 ビビるだろうが! もし 違ったら どうしようって思うだろ!! 83 00:10:07,807 --> 00:10:09,809 わからなかったら その程度のやつ! 84 00:10:09,809 --> 00:10:11,811 バカかよ お前! 85 00:10:11,811 --> 00:10:14,480 こんな大事なときに なんで 人を試すみたいなこと するんだ!? 86 00:10:14,480 --> 00:10:16,649 試してなんか いない! じゃあ なんだよ!? 87 00:10:16,649 --> 00:10:19,335 言うか バカ! なんだと!? 88 00:10:19,335 --> 00:10:23,806 キミは 全然 わかってない。 私が どんな思いで いたか…。 89 00:10:23,806 --> 00:10:28,306 目覚めたときに キミがいなくて どんなに せつなかったか…。 90 00:10:30,329 --> 00:10:34,317 自分が ケガレだってことを 1人で抱え込んで→ 91 00:10:34,317 --> 00:10:37,386 いなくなっちゃうなんて ひどいよ…。 92 00:10:37,386 --> 00:10:39,989 私も 一緒に悩んであげたかった! 93 00:10:39,989 --> 00:10:42,489 キミが破星王になってしまって どれだけ…。 94 00:10:58,507 --> 00:11:00,493 な… なんだよ? 95 00:11:00,493 --> 00:11:02,493 お前が…。 96 00:11:14,807 --> 00:11:17,493 初めてだったのに! はぁ!? 97 00:11:17,493 --> 00:11:20,479 もっと ロマンチックにしたかった! 98 00:11:20,479 --> 00:11:22,779 ごめん…。 99 00:11:26,369 --> 00:11:28,804 でも… 信じてた。 100 00:11:28,804 --> 00:11:32,808 全部 わかって 来てくれるって信じてた。 101 00:11:32,808 --> 00:11:35,211 ありがとうな。 102 00:11:35,211 --> 00:11:40,132 ろくろは 何がどうだろうと 私にとって…。 103 00:11:40,132 --> 00:11:42,635 ろくろは ろくろ。 104 00:11:42,635 --> 00:11:46,138 それ以外の何者でもない。 105 00:11:46,138 --> 00:11:50,609 ごめんな いろいろ心配かけて…。 106 00:11:50,609 --> 00:11:54,830 もう一度 一緒に力を合わせてくれるか? 107 00:11:54,830 --> 00:11:57,830 もちろん! 108 00:12:16,469 --> 00:12:18,804 う… うぅ…。 109 00:12:18,804 --> 00:12:20,804 陰陽頭!? 110 00:13:38,150 --> 00:13:40,202 神威!? フッ…。 111 00:13:40,202 --> 00:13:44,202 楽しすぎて 10数えるのも 忘れちまったぜ。 112 00:13:46,158 --> 00:13:48,558 これなら どうだ? 113 00:13:53,315 --> 00:13:55,815 少し 黙っていてください。 114 00:14:01,807 --> 00:14:03,976 神威! 115 00:14:03,976 --> 00:14:06,962 フフッ…。 116 00:14:06,962 --> 00:14:09,632 あとは お前らで楽しめ。 117 00:14:09,632 --> 00:14:11,984 わくわくが増えちまった。 118 00:14:11,984 --> 00:14:14,984 勘弁しろし。 119 00:14:17,022 --> 00:14:19,074 よく逃げませんでしたね。 120 00:14:19,074 --> 00:14:21,994 褒めてあげましょう。 当然だろ! 121 00:14:21,994 --> 00:14:24,146 あんたを止めることしか 考えてねえよ! 122 00:14:24,146 --> 00:14:27,816 私を止める? いったい どんな力で? 123 00:14:27,816 --> 00:14:29,835 ありえません。 124 00:14:29,835 --> 00:14:32,471 そんなの やってみなければ わからない! 125 00:14:32,471 --> 00:14:34,471 (2人)共振! 126 00:14:36,825 --> 00:14:39,495 うぅ…。 127 00:14:39,495 --> 00:14:42,648 ろくろ!? あぁっ! 128 00:14:42,648 --> 00:14:46,318 キャーッ! 129 00:14:46,318 --> 00:14:49,822 少し おとなしくしていてください。 130 00:14:49,822 --> 00:14:52,992 あぁ~っ! 131 00:14:52,992 --> 00:14:57,992 やめろ~!! 132 00:15:00,466 --> 00:15:02,501 紅緒! 133 00:15:02,501 --> 00:15:04,987 まだ そこまでの力が 出せるとは…。 134 00:15:04,987 --> 00:15:08,324 残念ですが 今から この世は→ 135 00:15:08,324 --> 00:15:11,694 清らかなものだけの世界に なります。 136 00:15:11,694 --> 00:15:15,981 あなた方の小さな思い出も 消えてゆく運命です。 137 00:15:15,981 --> 00:15:18,000 なんだよ!? それ…。 138 00:15:18,000 --> 00:15:20,853 もはや どう あがこうとも ムダです。 139 00:15:20,853 --> 00:15:22,853 そこで見ていなさい。 140 00:15:46,996 --> 00:15:50,983 何が起きようと しているのですか? 141 00:15:50,983 --> 00:15:55,988 慈愛の蜜が 世界を優しく 包み込もうとしているのです。 142 00:15:55,988 --> 00:15:58,324 慈愛の蜜? 143 00:15:58,324 --> 00:16:01,977 人々から 陰の気は吸い取られました。 144 00:16:01,977 --> 00:16:05,497 これから 慈愛の蜜によって 包み込まれ→ 145 00:16:05,497 --> 00:16:07,499 陽の気だけが閉じ込められて→ 146 00:16:07,499 --> 00:16:12,099 人間は すべて 陽だけの存在になるのです。 147 00:16:16,008 --> 00:16:18,008 花びらが…。 148 00:16:25,484 --> 00:16:28,504 あの花びらがすべて 落ちたとき→ 149 00:16:28,504 --> 00:16:32,157 慈愛の蜜は弾け 全世界に広がります。 150 00:16:32,157 --> 00:16:36,161 ここまで来たら もう 誰にも止めることはできません。 151 00:16:36,161 --> 00:16:40,149 でも 私と結ばれるまでは 何も起きないはずでは…。 152 00:16:40,149 --> 00:16:45,304 いいえ もう キミの役目は果たされました。 153 00:16:45,304 --> 00:16:48,324 私と天の御柱は一体のもの。 154 00:16:48,324 --> 00:16:50,993 邪魔を察知した段階で→ 155 00:16:50,993 --> 00:16:55,497 あの繭に入っている間に キミの陽の気はいただきましたよ。 156 00:16:55,497 --> 00:16:58,484 待てよ! じゃあ このままだと 本当に…。 157 00:16:58,484 --> 00:17:02,805 このように なってしまったことは 私としても残念です。 158 00:17:02,805 --> 00:17:07,309 私が 1,000年前に見た光景と 同じ道を→ 159 00:17:07,309 --> 00:17:10,979 人々は ひたすらに繰り返してしまった。 160 00:17:10,979 --> 00:17:14,983 1,000年かけても 人々は 戦いをやめられず→ 161 00:17:14,983 --> 00:17:20,472 憎しみや悲しみの心は生まれ続け 陰の気を放ち続けました。 162 00:17:20,472 --> 00:17:24,526 やはり 人間の心は醜かったのです。 163 00:17:24,526 --> 00:17:30,065 陰の気が破壊衝動を生み 人々は それに任せて 憎しみ合い→ 164 00:17:30,065 --> 00:17:32,968 また 新たな陰の気を生む…。 165 00:17:32,968 --> 00:17:37,473 そんな負の連鎖は 断ち切るより ありません。 166 00:17:37,473 --> 00:17:40,993 そして 私が この手で→ 167 00:17:40,993 --> 00:17:44,480 真の愛に満ちた世界へと 変えていきます。 168 00:17:44,480 --> 00:17:47,499 やめろ! こんな とんでもないことしといて→ 169 00:17:47,499 --> 00:17:49,568 なにが愛だよ! 170 00:17:49,568 --> 00:17:52,654 そんなの あんたの 一方的な理屈でしかねえだろうが。 171 00:17:52,654 --> 00:17:55,824 だからこそ 私は 1,000年待ちました。 172 00:17:55,824 --> 00:17:58,811 陰の気が よほど蓄積しないかぎり→ 173 00:17:58,811 --> 00:18:00,996 破星王… つまり→ 174 00:18:00,996 --> 00:18:04,483 キミが目覚めないようにしてね。 175 00:18:04,483 --> 00:18:07,486 私は人々を信じたのです。 176 00:18:07,486 --> 00:18:10,189 しかし 見事に裏切られました。 177 00:18:10,189 --> 00:18:13,158 キミが そこに存在するということが→ 178 00:18:13,158 --> 00:18:16,478 すなわち 人間の醜さの証明です。 179 00:18:16,478 --> 00:18:19,314 勝手なこと言わないで! 紅緒!? 180 00:18:19,314 --> 00:18:22,151 私は こんなの絶対にイヤ! 181 00:18:22,151 --> 00:18:24,151 ろくろ! 182 00:18:29,158 --> 00:18:31,158 あぁ! 183 00:18:39,485 --> 00:18:43,155 キミたちの呪力は底をついています。 184 00:18:43,155 --> 00:18:47,855 できることなど何もない。 わかっているはずでしょう。 185 00:18:50,813 --> 00:18:52,815 ろくろ! 186 00:18:52,815 --> 00:18:54,815 おう! 187 00:18:56,819 --> 00:18:58,819 (2人)共振! 188 00:19:07,830 --> 00:19:12,530 (2人)は~っ! 189 00:19:14,486 --> 00:19:18,986 ムダです その程度の呪力では。 190 00:19:24,563 --> 00:19:28,300 大丈夫だ! 俺たちなら 絶対できる。 191 00:19:28,300 --> 00:19:31,487 そう 2人 一緒なんだから。 192 00:19:31,487 --> 00:19:35,491 そうだ 俺たちはきっと このために高め合ってきたんだ。 193 00:19:35,491 --> 00:19:39,978 あのときから ずっと… ずっと! 194 00:19:39,978 --> 00:19:42,648 はじめは本気でムッとした。 195 00:19:42,648 --> 00:19:45,150 頼りないし 方向音痴だし→ 196 00:19:45,150 --> 00:19:48,136 陰陽師のくせに 戦う気もなかったし。 197 00:19:48,136 --> 00:19:50,823 俺も マジでムカついた。 198 00:19:50,823 --> 00:19:53,492 二度と会いたくねえと思った。 199 00:19:53,492 --> 00:19:56,478 でも キミは戦ったら すごかった。 200 00:19:56,478 --> 00:19:59,498 そして いろんなことに気づかされた。 201 00:19:59,498 --> 00:20:02,150 お前は ずっと引っ張ってくれた。 202 00:20:02,150 --> 00:20:05,187 いつか超えたいって 思わせてくれた。 203 00:20:05,187 --> 00:20:08,557 一緒に住んで ケンカばかりだったけど→ 204 00:20:08,557 --> 00:20:10,843 キミは いつも まっすぐだった。 205 00:20:10,843 --> 00:20:13,178 そこに本当に憧れた。 206 00:20:13,178 --> 00:20:17,232 何度も一緒に負けて 何度も一緒に泣いて→ 207 00:20:17,232 --> 00:20:20,853 でも お前は絶対に諦めなかった。 208 00:20:20,853 --> 00:20:23,856 前に進んでいく強さがあった。 209 00:20:23,856 --> 00:20:26,174 あっという間に2年が過ぎて→ 210 00:20:26,174 --> 00:20:29,044 2人でいるのが当たり前になって。 211 00:20:29,044 --> 00:20:34,149 そんなとき さえと出会って ますます楽しくなって。 212 00:20:34,149 --> 00:20:37,169 でも 突然の別れがあって。 213 00:20:37,169 --> 00:20:40,839 あのときの涙は 一生 忘れない。 214 00:20:40,839 --> 00:20:43,508 さえが命をかけてくれたものを→ 215 00:20:43,508 --> 00:20:47,896 俺たちも守るんだって 心に誓った。 216 00:20:47,896 --> 00:20:50,832 でも その かけがえのないものを→ 217 00:20:50,832 --> 00:20:53,819 奪っていこうとする者たちもいた。 218 00:20:53,819 --> 00:20:56,521 街の人たちを傷つけられて→ 219 00:20:56,521 --> 00:20:59,491 そして 紅緒まで傷つけられて→ 220 00:20:59,491 --> 00:21:03,161 俺は出しちゃいけない力を出した。 221 00:21:03,161 --> 00:21:06,848 それで なりたくなかった姿になって…。 222 00:21:06,848 --> 00:21:09,501 私は それを元に戻したかった。 223 00:21:09,501 --> 00:21:13,155 諦めたくなかった。 だから ここまで来られた。 224 00:21:13,155 --> 00:21:16,825 俺は そのとき いちばん後ろを向いていた。 225 00:21:16,825 --> 00:21:20,345 でも いちばん大事なものを 失いかけて→ 226 00:21:20,345 --> 00:21:23,498 今は いちばん強い気持で ここにいる! 227 00:21:23,498 --> 00:21:26,184 私も同じ! だから…。 228 00:21:26,184 --> 00:21:30,088 (2人) 命が尽きても この世界を守る! 229 00:21:30,088 --> 00:21:32,888 共振!! 230 00:21:39,164 --> 00:21:43,218 この呪力は いったいどこから…。 231 00:21:43,218 --> 00:21:46,972 命を呪力に変えて放っている? 232 00:21:46,972 --> 00:21:49,841 ムダなことは おやめなさい。 233 00:21:49,841 --> 00:21:52,861 どれだけ呪力を高めたところで→ 234 00:21:52,861 --> 00:21:55,561 かなうはずがないのですから。 235 00:21:59,484 --> 00:22:02,821 キミたちは選ばれし側の者。 236 00:22:02,821 --> 00:22:05,974 何もしなくても 生き残れるのですよ。 237 00:22:05,974 --> 00:22:09,494 俺たちは 与えられた世界で 生き残りたいんじゃねえ! 238 00:22:09,494 --> 00:22:12,898 自分たちが作り上げる世界で 生きたいんです! 239 00:22:12,898 --> 00:22:14,983 あんたの理屈じゃ 俺たちが→ 240 00:22:14,983 --> 00:22:18,153 今まで体験してきたことや 感じてきたことが→ 241 00:22:18,153 --> 00:22:20,155 全部 悪いもんだったってことに なっちまう! 242 00:22:20,155 --> 00:22:22,140 でも そうじゃない。 243 00:22:22,140 --> 00:22:24,993 誰かを憎んだり 傷つけたりもしたけど→ 244 00:22:24,993 --> 00:22:29,147 苦しくて傷つくこともあったけど それがなければ→ 245 00:22:29,147 --> 00:22:32,334 ろくろを こんなに いとおしいとは思わなかった! 246 00:22:32,334 --> 00:22:36,688 俺も紅緒を こんなに大切だとは 思わなかった。 だから…。 247 00:22:36,688 --> 00:22:39,588 (2人)命をかけたっていいんだ! 248 00:22:44,146 --> 00:22:47,165 焔魔堂ろくろ 化野紅緒。 249 00:22:47,165 --> 00:22:49,801 今 キミたちが話したことは→ 250 00:22:49,801 --> 00:22:52,988 人間の都合だけでできた考えです。 251 00:22:52,988 --> 00:22:55,340 さまざまな陰を乗り越えて→ 252 00:22:55,340 --> 00:22:58,493 人間に愛が生まれることは 認めましょう。 253 00:22:58,493 --> 00:23:02,147 しかしそれは 決して無償ではありません。 254 00:23:02,147 --> 00:23:05,500 自分が愛されたいから 愛するという→ 255 00:23:05,500 --> 00:23:07,569 自己中心的な愛です。 256 00:23:07,569 --> 00:23:10,589 だから 愛されなくなったと感じれば→ 257 00:23:10,589 --> 00:23:15,477 負の念が生まれ 傷つき また傷つけもする。 258 00:23:15,477 --> 00:23:19,077 だから ケガレはなくならないのです。 259 00:23:24,152 --> 00:23:29,024 私が生み出そうとしている世界に ケガレは存在しません。 260 00:23:29,024 --> 00:23:31,576 無償の愛に満ち満ちて→ 261 00:23:31,576 --> 00:23:36,131 清らかな人間だけが生きる 誰も傷つかない世界。 262 00:23:36,131 --> 00:23:38,800 それ以上の世界はありません。 263 00:23:38,800 --> 00:23:41,720 ケガレが…。 264 00:23:41,720 --> 00:23:45,123 ケガレが そんなに悪いのかよ! 265 00:23:45,123 --> 00:23:47,142 キミは何を? 266 00:23:47,142 --> 00:23:49,161 俺だってケガレなんだ。 267 00:23:49,161 --> 00:23:52,631 でも あんたは 俺も選ばれし側の者だと言った。 268 00:23:52,631 --> 00:23:55,484 なら ケガレだっていいじゃねえか。 269 00:23:55,484 --> 00:23:58,153 そう! 今まで出会ったケガレにも→ 270 00:23:58,153 --> 00:24:00,853 優しい心を持った者がいた。 271 00:24:03,542 --> 00:24:06,378 婆娑羅たちにも 何かに感動したり→ 272 00:24:06,378 --> 00:24:09,578 誰かを思う心が少なからずあった。 273 00:24:13,502 --> 00:24:16,602 自分の生きる意味を 考えてるやつもいた。 274 00:24:18,990 --> 00:24:23,478 陰とか陽とか 人間とかケガレとか そういうことじゃない。 275 00:24:23,478 --> 00:24:25,480 みんな悩んでんだ。 276 00:24:25,480 --> 00:24:29,534 悩んで それでもなんとか 前に進もうとしてるんだよ! 277 00:24:29,534 --> 00:24:31,837 それで? 278 00:24:31,837 --> 00:24:35,707 問題は 1,000年かかって 何も変わらなかったという→ 279 00:24:35,707 --> 00:24:37,826 厳然たる事実です。 280 00:24:37,826 --> 00:24:41,830 このままでは必ず 現に陰の気が溢れ→ 281 00:24:41,830 --> 00:24:46,468 禍野も現も ケガレの跋扈する世界になる。 282 00:24:46,468 --> 00:24:51,468 もう… 終わらせるしかないのです。