1 00:00:01,134 --> 00:00:04,137 (足音) 2 00:00:04,137 --> 00:00:07,140 (扉が開く音) 3 00:00:07,140 --> 00:00:09,643 (足音) (フリーレン) 誰? 4 00:00:09,643 --> 00:00:12,112 面会時間ではないはずだけど。 5 00:00:13,614 --> 00:00:16,149 (ドラート) 断頭台のアウラが配下➡ 6 00:00:16,149 --> 00:00:19,186 首切り役人の1人 ドラートだ。 7 00:00:19,186 --> 00:00:22,155 お前を殺しに来た。 8 00:00:22,155 --> 00:00:26,126 そう 外交ごっこは もう終わり? 9 00:00:26,126 --> 00:00:28,128 これからさ。 10 00:00:28,128 --> 00:00:31,131 ふ~ん。 11 00:00:31,131 --> 00:00:35,135 言っておくけど 私 強いよ。 12 00:00:35,135 --> 00:00:38,171 俺よりもか? 13 00:00:38,171 --> 00:00:41,174 断頭台のアウラよりも。 14 00:00:43,243 --> 00:00:47,214 そうは思えんな。 どうして? 15 00:00:49,116 --> 00:00:51,618 もう決着はついた。 16 00:00:54,621 --> 00:00:59,626 ふ~ん 魔力の糸か 面白い魔法だ。 17 00:00:59,626 --> 00:01:04,131 首に魔力を集中させて 切断を防いだか。 18 00:01:04,131 --> 00:01:06,133 冷静だな。 19 00:01:06,133 --> 00:01:08,702 並な魔法使いなら 訳も分からないまま➡ 20 00:01:08,702 --> 00:01:10,737 首が落ちている。 21 00:01:10,737 --> 00:01:15,142 だが この糸の強度は 魔族の魔法の中でも随一。 22 00:01:15,142 --> 00:01:18,612 人類の魔法では どうにもなるまい。 23 00:01:20,614 --> 00:01:25,118 お前の魔力ごと その首を断ち切ってやろう。 24 00:01:25,118 --> 00:01:29,656 確かに この糸を何とかするのは 無理そうだ。 25 00:01:29,656 --> 00:01:31,158 フッ…。 26 00:01:31,158 --> 00:01:34,227 この程度で勝利を確信か。 27 00:01:34,227 --> 00:01:38,699 今の魔族はダメだね 実戦経験が少な過ぎる。 28 00:01:44,137 --> 00:01:46,173 (ドラート)《こいつ…!》 29 00:01:46,173 --> 00:01:48,675 《俺の腕を…!》 30 00:01:48,675 --> 00:01:51,144 このクソあま…! 31 00:01:55,148 --> 00:01:57,651 待て‼ 話を…! 32 00:02:06,727 --> 00:02:09,229 まずは1匹…。 33 00:02:12,165 --> 00:02:17,137 《この襲撃を伯爵に報告して 残り2匹を始末すれば➡ 34 00:02:17,137 --> 00:02:20,140 恩赦くらいは もらえるでしょ》 35 00:02:25,178 --> 00:02:26,647 ん? 36 00:02:29,683 --> 00:02:32,185 衛兵が死んでる…。 37 00:02:33,220 --> 00:02:53,106 ♬~ 38 00:02:53,106 --> 00:03:11,725 ♬~ 39 00:03:11,725 --> 00:03:16,596 ♬~ 40 00:03:16,596 --> 00:03:36,650 ♬~ 41 00:03:36,650 --> 00:03:56,603 ♬~ 42 00:03:56,603 --> 00:04:02,008 ♬~ 43 00:04:19,593 --> 00:04:22,095 (フェルン) これ おいしいですね。 44 00:04:22,095 --> 00:04:24,598 (シュタルク) ん…。 45 00:04:24,598 --> 00:04:27,100 師匠が言ってたぜ。 46 00:04:27,100 --> 00:04:30,637 飯がうまい街は 平和でいい街なんだとよ。 47 00:04:30,637 --> 00:04:33,140 ここも きっとそうなんだろうさ。 48 00:04:35,175 --> 00:04:38,145 ん… ん…。 ん? 49 00:04:39,579 --> 00:04:43,116 シュタルク様。 あげねえぞ。 50 00:04:43,116 --> 00:04:46,586 グラナト伯爵にフリーレン様を 釈放してもらえるよう➡ 51 00:04:46,586 --> 00:04:48,588 直訴しましょう。 52 00:04:50,090 --> 00:04:54,594 この街に危害が及ぶのは 時間の問題だと思います。 53 00:04:54,594 --> 00:04:59,099 フリーレン様を牢から出して 魔族を倒してもらいましょう。 54 00:05:01,668 --> 00:05:04,070 確かに そうするしかねえか。 55 00:05:04,070 --> 00:05:07,073 俺たちが かなうような 相手じゃねえしな。 56 00:05:07,073 --> 00:05:11,578 特に あのリュグナーってヤツ とんでもなく強いぜ。 57 00:05:11,578 --> 00:05:14,581 (シュタルクの声) フリーレンしか見ていなかった。 58 00:05:14,581 --> 00:05:19,119 周りには 俺らや衛兵隊がいたってのに➡ 59 00:05:19,119 --> 00:05:22,088 フリーレンしか 見ていなかったんだ。 60 00:05:24,157 --> 00:05:28,094 俺らなんか いつでも殺せると 思っているからだ。 61 00:05:28,094 --> 00:05:31,464 まだ手の震えが止まらねえよ。 62 00:05:35,569 --> 00:05:37,070 あっ。 63 00:05:37,070 --> 00:05:40,607 ほら こぼして お漏らしみたいになっちまった。 64 00:05:40,607 --> 00:05:43,610 それほどの相手ってことだ。 65 00:05:43,610 --> 00:05:47,080 早く拭いてください 行きますよ。 66 00:05:48,682 --> 00:05:52,085 伯爵のそばには リュグナーたちがいるんだぜ。 67 00:05:52,085 --> 00:05:54,588 最悪 戦闘になるぞ。 68 00:05:54,588 --> 00:05:57,557 勇者様ご一行なら それでも行きます。 69 00:06:01,595 --> 00:06:03,563 確かに➡ 70 00:06:03,563 --> 00:06:08,602 こんなところでビビってたら 師匠に合わせる顔がねえな。 71 00:06:08,602 --> 00:06:11,171 行くか。 72 00:06:11,171 --> 00:06:14,140 そのハンカチ あげます。 あ…? 73 00:06:19,079 --> 00:06:23,083 どうしたんですか? 腰が抜けちゃったみたい…。 74 00:06:27,621 --> 00:06:30,991 (リーニエ) ドラートの魔力が 探知できない。 75 00:06:33,093 --> 00:06:35,095 (リュグナー) 死んだな。 76 00:06:35,095 --> 00:06:39,165 (リーニエ) バカだね 油断し過ぎだ。 77 00:06:39,165 --> 00:06:42,068 (リュグナー) 油断? 78 00:06:42,068 --> 00:06:47,607 私たちはアウラ様の懐刀 首切り役人だ。 79 00:06:47,607 --> 00:06:50,110 (リュグナー) 油断した程度で死ぬと思うか? 80 00:06:50,110 --> 00:06:52,579 あ…。 81 00:06:52,579 --> 00:06:55,081 あの魔法使いは一体…。 82 00:06:57,083 --> 00:07:00,654 (ドアが開く音) 83 00:07:00,654 --> 00:07:03,156 (グラナト伯爵) 待たせてすまなかったな。 84 00:07:05,091 --> 00:07:08,094 (グラナト伯爵) 捕らえた魔法使いが 脱獄したんだ。 85 00:07:08,094 --> 00:07:11,097 衛兵の首を切ってな。 86 00:07:11,097 --> 00:07:15,101 それはお困りでしょう 捜索を手伝います。 87 00:07:15,101 --> 00:07:17,103 リーニエは魔力探知が得意で…。 88 00:07:17,103 --> 00:07:19,072 いや 結構。 89 00:07:21,641 --> 00:07:26,579 ところで お連れの方が 1人足りないようだが? 90 00:07:26,579 --> 00:07:29,616 手洗いです すぐに戻ります。 91 00:07:29,616 --> 00:07:32,485 使用人に場所も聞かずに? 92 00:07:35,088 --> 00:07:37,590 (グラナト伯爵) あの魔法使いが 手だれであることくらい➡ 93 00:07:37,590 --> 00:07:39,626 儂にも分かる。 94 00:07:39,626 --> 00:07:43,663 それが衛兵に あっさりと捕らわれたんだ。 95 00:07:43,663 --> 00:07:46,199 (グラナト伯爵の声) 彼女は衛兵殺しの罪の重さを➡ 96 00:07:46,199 --> 00:07:48,601 理解している。 97 00:07:48,601 --> 00:07:52,605 リュグナー殿 もう一度だけ聞く。 98 00:07:57,143 --> 00:07:59,612 お連れの方は どこに? 99 00:08:09,222 --> 00:08:11,191 (リュグナー) まったく…。 100 00:08:13,626 --> 00:08:15,128 うっ! 101 00:08:17,630 --> 00:08:20,133 (リュグナー) ドラートの能なしめ。 102 00:08:21,134 --> 00:08:23,103 (衛兵たち) はっ! 103 00:08:26,639 --> 00:08:28,641 (衛兵たちが倒れた音) 104 00:08:28,641 --> 00:08:31,111 全部 台無しだ。 105 00:08:32,178 --> 00:08:33,680 ふん! 106 00:08:33,680 --> 00:08:35,682 ぐっ…! 107 00:08:38,118 --> 00:08:40,086 でやぁ! 108 00:08:42,122 --> 00:08:44,124 (リュグナー) フフ…。 109 00:08:44,124 --> 00:08:46,126 ぐぅ…! 110 00:08:46,126 --> 00:08:49,095 (リュグナー) でも不思議なものだ。 111 00:08:49,095 --> 00:08:54,167 暴力で解決するしかなくなった このクソったれな現状が➡ 112 00:08:54,167 --> 00:08:58,204 私は たまらなく楽しいと思っている。 113 00:08:58,204 --> 00:08:59,606 う…! 114 00:08:59,606 --> 00:09:03,109 グラナト卿 言葉とは何だ? 115 00:09:03,109 --> 00:09:06,112 この剣と一体 何が違う? 116 00:09:06,112 --> 00:09:10,583 何を使おうと 弱いものは 皆 死ぬんだ。 117 00:09:10,583 --> 00:09:12,585 ぐ…! 118 00:09:12,585 --> 00:09:16,656 (リュグナー) この剣の持ち主のようにな。 119 00:09:16,656 --> 00:09:18,625 リュグナー‼ 120 00:09:20,093 --> 00:09:22,095 (グラナト伯爵) ハッ! 121 00:09:22,095 --> 00:09:23,563 ぐわ! 122 00:09:25,098 --> 00:09:28,101 (グラナト伯爵) ぐ… あぁ。 123 00:09:28,101 --> 00:09:32,105 しょせん われらは猛獣だ。 124 00:09:32,105 --> 00:09:35,074 安心しろ 殺しはせん。 125 00:09:37,110 --> 00:09:42,115 (リュグナー) お前には この街の 防護結界の解除を手伝ってもらう。 126 00:09:47,087 --> 00:09:49,088 そろそろ 伯爵の屋敷だな。 127 00:09:51,591 --> 00:09:53,593 ん。 128 00:09:53,593 --> 00:09:55,595 フリーレン様? 129 00:09:58,598 --> 00:10:01,067 フリーレン様ですよね? 130 00:10:04,104 --> 00:10:06,106 ん…。 131 00:10:08,641 --> 00:10:11,177 何で こんな所にいるんだ? 132 00:10:11,177 --> 00:10:14,080 まさか脱獄したんですか? 133 00:10:14,080 --> 00:10:16,583 仕方がなかったんだよ。 134 00:10:16,583 --> 00:10:21,087 牢屋にいたらドラートとかいう 魔族が襲ってきてさ。 135 00:10:21,087 --> 00:10:23,590 一応 倒したんだけど➡ 136 00:10:23,590 --> 00:10:26,092 魔族って死んだら 魔力の粒子になって➡ 137 00:10:26,092 --> 00:10:28,094 消えちゃうじゃん。 138 00:10:28,094 --> 00:10:30,597 それが どうかしたんですか? 139 00:10:30,597 --> 00:10:34,667 そいつ 牢番の衛兵を 殺していたんだよね。 140 00:10:34,667 --> 00:10:37,103 (フリーレンの声) その場に残されたのは➡ 141 00:10:37,103 --> 00:10:42,575 魔法で首を切られた衛兵と 魔法使いの私だけ。 142 00:10:42,575 --> 00:10:46,079 この状況 どう思う? 143 00:10:46,079 --> 00:10:49,082 衛兵殺しで極刑ですね。 144 00:10:49,082 --> 00:10:53,086 でしょ? 面倒臭いから私は街を出るよ。 145 00:10:53,086 --> 00:10:55,121 待ってください。 146 00:10:55,121 --> 00:10:58,191 それだと残りの魔族が野放しに…。 147 00:10:58,191 --> 00:11:00,593 この街を見捨てるつもりですか? 148 00:11:00,593 --> 00:11:02,095 ん? 149 00:11:02,095 --> 00:11:04,564 フェルンたちで倒せばいいじゃん。 150 00:11:04,564 --> 00:11:07,567 そんな簡単なことみたいに…。 151 00:11:07,567 --> 00:11:10,570 俺たちが かなうような 相手じゃねえって。 152 00:11:10,570 --> 00:11:14,073 相手が強かったら戦わないの? 153 00:11:14,073 --> 00:11:16,609 あ…。 154 00:11:16,609 --> 00:11:20,179 それに 私は 2人があいつらより弱いなんて➡ 155 00:11:20,179 --> 00:11:22,649 微塵も思っていないよ。 156 00:11:26,085 --> 00:11:29,088 待ってくれよ! 戦うからさ! 157 00:11:29,088 --> 00:11:32,992 せめて手伝ってくれよ! この通りだ‼ 158 00:11:35,094 --> 00:11:37,096 チラっ。 159 00:11:37,096 --> 00:11:39,098 あ~ 待ってくれって! 160 00:11:39,098 --> 00:11:41,134 頼むよ フリーレン! 161 00:11:41,134 --> 00:11:45,171 往生際が悪いですよ 腹をくくりましょう。 162 00:11:45,171 --> 00:11:48,575 そんなぁ… 無理だって…。 163 00:11:48,575 --> 00:11:50,577 わがまま言わないの。 164 00:11:50,577 --> 00:11:52,579 うう…。 165 00:12:00,086 --> 00:12:03,089 《街から10kmってところか》 166 00:12:03,089 --> 00:12:08,661 《絶大な魔力だ こちらの様子を うかがっているな》 167 00:12:08,661 --> 00:12:23,076 ♬~ 168 00:12:23,076 --> 00:12:25,612 (アウラ) フフ…。 169 00:12:25,612 --> 00:12:30,617 (フリーレンの声) 七崩賢 断頭台のアウラ。 170 00:12:30,617 --> 00:12:35,588 私だって 強い相手との戦いは大嫌いだ。 171 00:12:38,091 --> 00:12:42,061 嫌なことは 早めに終わらせないとね。 172 00:12:44,063 --> 00:12:47,100 (水面を走る音) 173 00:12:47,100 --> 00:12:53,072 (泳ぐ音) 174 00:12:55,074 --> 00:12:58,077 (水から上がる音) 175 00:13:00,079 --> 00:13:02,615 うぅ…。 176 00:13:02,615 --> 00:13:19,599 ♬~ 177 00:13:19,599 --> 00:13:21,567 ♬~う~ん…。 178 00:13:21,567 --> 00:13:23,102 ♬~フンっ。 179 00:13:23,102 --> 00:13:32,578 ♬~ 180 00:13:32,578 --> 00:13:37,116 いいのかよ こんな忍び込むようなまねして。 181 00:13:37,116 --> 00:13:40,186 では門番に 「和睦の使者を殺しに来た」➡ 182 00:13:40,186 --> 00:13:42,689 …とでも言うつもりですか? 183 00:13:48,594 --> 00:13:50,063 (鍵が開く音) 184 00:13:58,604 --> 00:14:00,973 妙に静かだな…。 185 00:14:10,183 --> 00:14:12,685 (リュグナー) 私は魔法が大好きでね。 186 00:14:14,620 --> 00:14:18,091 (リュグナーの声) 彼の腐敗の賢老 クヴァール。 187 00:14:18,091 --> 00:14:24,097 彼が人生の大半をかけて 人を殺す魔法を開発したように…。 188 00:14:27,100 --> 00:14:30,670 われわれ魔族は長い寿命の中で➡ 189 00:14:30,670 --> 00:14:35,108 一つの魔法の研究に 生涯をささげる。 190 00:14:35,108 --> 00:14:39,612 年月をかけて日々探究し 積み重ねていく。 191 00:14:39,612 --> 00:14:44,083 10年後の魔法は 今よりもっと優れたものになり➡ 192 00:14:44,083 --> 00:14:48,087 われわれの力を より強固なものとする。 193 00:14:48,087 --> 00:14:50,623 う…。 194 00:14:50,623 --> 00:14:52,658 (リュグナー) だが➡ 195 00:14:52,658 --> 00:14:56,195 魔法というものは 不思議なものでな。 196 00:14:56,195 --> 00:15:00,099 魔族の侵入を防ぎ この街を守ってきた➡ 197 00:15:00,099 --> 00:15:05,004 大魔法使い フランメの防護結界。 198 00:15:12,211 --> 00:15:15,081 (フランメ)《あ…》 199 00:15:15,081 --> 00:15:28,628 ♬~ 200 00:15:28,628 --> 00:15:32,098 (リュグナーの声) 千年前の天才が 作り上げた魔法が➡ 201 00:15:32,098 --> 00:15:35,668 現在の魔法を凌駕することもある。 202 00:15:35,668 --> 00:15:37,603 《フ…》 203 00:15:37,603 --> 00:15:41,107 (リュグナー) 天才は嫌いだ。 204 00:15:41,107 --> 00:15:44,110 積み重ねたものの美しさがない。 205 00:15:46,212 --> 00:15:48,614 代々 結界の管理を 任されているのは➡ 206 00:15:48,614 --> 00:15:51,584 あなた方 グラナト家だ。 207 00:15:51,584 --> 00:15:55,588 魔族の私たちが この街に入れたということは➡ 208 00:15:55,588 --> 00:16:00,092 結界を操作できる魔法が 存在するはずだ。 209 00:16:00,092 --> 00:16:02,595 それを教えろ。 210 00:16:02,595 --> 00:16:04,597 フフ…。 211 00:16:07,700 --> 00:16:10,169 少し時間を置くか。 212 00:16:12,104 --> 00:16:14,607 (リュグナー) よく考えるといい。 213 00:16:14,607 --> 00:16:20,112 人類にとっては待たせるのも 有効な外交戦術の一つだろう? 214 00:16:20,112 --> 00:16:21,581 (扉が開く音) 215 00:16:21,581 --> 00:16:25,585 吐かなければ待っているのは 拷問の続きだけだ。 216 00:16:35,094 --> 00:16:38,631 どこかに結界関連の 魔導書があるはずだ。 217 00:16:38,631 --> 00:16:42,101 寝室を 私は書斎を探す。 218 00:16:48,608 --> 00:16:51,077 (扉が開く音) 219 00:16:55,681 --> 00:16:59,118 何だ 昼間の冒険者のガキか…。 220 00:16:59,118 --> 00:17:02,121 息子がお迎えに来たのかと 思ったぜ。 221 00:17:02,121 --> 00:17:06,125 ひでぇ ありさまだな ここまですんのかよ。 222 00:17:07,627 --> 00:17:09,595 今 助けてやる。 223 00:17:15,134 --> 00:17:17,670 震えているな。 悪いかよ。 224 00:17:17,670 --> 00:17:21,107 いや 勇敢だ。 225 00:17:21,107 --> 00:17:25,077 死んだ息子も出陣前は震えていた。 226 00:17:28,080 --> 00:17:30,082 ん…。 227 00:17:30,082 --> 00:17:34,120 クソっ 縄が切れねえ 魔法か? 228 00:17:34,120 --> 00:17:36,155 儂のことは いい…。 229 00:17:36,155 --> 00:17:38,691 どうせ もう助からん。 ん~…。 230 00:17:38,691 --> 00:17:43,129 それよりも街の人々の避難だ。 どうせ あんたがいなきゃ➡ 231 00:17:43,129 --> 00:17:46,098 みんな 言うこと聞いちゃくれねえよ。 232 00:17:46,098 --> 00:17:49,602 儂の首にグラナト家の紋章が かかっている。 233 00:17:49,602 --> 00:17:51,604 あ…? 234 00:17:51,604 --> 00:17:56,142 こいつを衛兵に見せれば 何だって聞いてくれるさ。 235 00:17:56,142 --> 00:17:58,644 それとな クソガキ➡ 236 00:17:58,644 --> 00:18:03,049 儂にタメ口たたくのは この街では重罪だ。 237 00:18:08,087 --> 00:18:13,092 フ… そうだ 今なら見逃してやる。 238 00:18:13,092 --> 00:18:15,094 さっさと行け…。 239 00:18:15,094 --> 00:18:17,096 そうかい。 240 00:18:17,096 --> 00:18:19,065 悪いな おっさん。 241 00:18:20,099 --> 00:18:22,568 この高そうな椅子 ぶっ壊すぜ。 242 00:18:24,070 --> 00:18:26,639 弁償はできねえけどな。 243 00:18:26,639 --> 00:18:28,174 (扉が開く音) 244 00:18:28,174 --> 00:18:30,643 リュグナー様 ねずみ。 245 00:18:33,112 --> 00:18:36,115 (リュグナー) グラナト卿 お知り合いで? 246 00:18:36,115 --> 00:18:39,619 いいや 昼間の冒険者の1人だ…。 247 00:18:39,619 --> 00:18:45,091 連れの魔法使いが脱獄したとも 知らずに直談判に来たのだろう。 248 00:18:47,093 --> 00:18:49,128 (グラナト伯爵) バカなガキだ…。 249 00:18:49,128 --> 00:18:51,130 (リュグナー) そうか。 250 00:18:51,130 --> 00:18:53,199 《また…》 251 00:18:53,199 --> 00:18:56,602 帰っていいぞ小僧 見逃してやる。 252 00:18:56,602 --> 00:18:58,571 《まただ》 253 00:19:00,106 --> 00:19:03,576 《こいつ 俺を見もしない》 254 00:19:03,576 --> 00:19:06,612 (リュグナー) どうした? そこをどけ。 255 00:19:06,612 --> 00:19:09,081 邪魔をするなら殺すぞ。 256 00:19:12,585 --> 00:19:14,553 やってみろよ。 257 00:19:18,157 --> 00:19:20,126 (リュグナー)《速い》 258 00:19:21,093 --> 00:19:24,096 だが しょせんは人間か。 259 00:19:24,096 --> 00:19:32,571 ♬~ 260 00:19:32,571 --> 00:19:34,073 ぐっ! 261 00:19:34,073 --> 00:19:39,111 (リュグナー) 急所は避けたか 反応も なかなかだ。 262 00:19:39,111 --> 00:19:43,182 とはいえ 人も魔族も 若いヤツは短慮だな。 263 00:19:43,182 --> 00:19:45,084 無策で無謀だ。 264 00:19:45,084 --> 00:19:47,086 う…。 265 00:19:47,086 --> 00:19:51,590 だが 単身で私に挑んだ その武勇は評価しよう。 266 00:19:51,590 --> 00:19:53,592 単身…? 267 00:19:53,592 --> 00:19:57,563 そうか やっぱりお前たちには 視えていないんだな。 268 00:19:57,563 --> 00:19:59,065 何だと? 269 00:19:59,065 --> 00:20:02,635 フェルン 言われた通り 隙をつくったぜ。 270 00:20:02,635 --> 00:20:06,138 あ! リュグナー様! 魔法使いの反応が…! 271 00:20:09,075 --> 00:20:11,077 (衝撃音) 272 00:20:20,586 --> 00:20:22,588 (リュグナー)《バカな…》 273 00:20:22,588 --> 00:20:25,091 《人間の魔法使いごときが➡ 274 00:20:25,091 --> 00:20:28,094 リーニエの魔力探知を かいくぐっただと?》 275 00:20:29,662 --> 00:20:32,131 (リュグナー)《それに この魔法は…》 276 00:20:34,600 --> 00:20:37,603 リュグナー様 ここは私が。 277 00:20:37,603 --> 00:20:39,572 (リュグナー) やめろ。 278 00:20:39,572 --> 00:20:42,575 小娘 この魔法は何だ? 279 00:20:42,575 --> 00:20:45,111 一般攻撃魔法。 280 00:20:45,111 --> 00:20:47,613 確か あなたたちの魔法体系では➡ 281 00:20:47,613 --> 00:20:50,149 人を殺す魔法と 呼ばれているものです。 282 00:20:50,149 --> 00:20:54,720 これが人を殺す魔法だと? バカなことを言うな。 283 00:20:54,720 --> 00:21:00,593 われら魔族は人を殺す魔法など 半世紀以上前に克服している。 284 00:21:00,593 --> 00:21:04,096 この魔法を誰から習った? 285 00:21:04,096 --> 00:21:09,101 時間稼ぎのつもりですね 早くとどめを…。 286 00:21:09,101 --> 00:21:11,103 させない。 287 00:21:11,103 --> 00:21:14,106 (椅子を壊す音) フェルン! 288 00:21:14,106 --> 00:21:16,142 伯爵のケガがひどい。 289 00:21:16,142 --> 00:21:20,212 やり合う時間はねえぜ ひくぞ! 290 00:21:20,212 --> 00:21:21,680 はい。 291 00:21:31,123 --> 00:21:33,626 止血が終わり次第 追うぞ。 292 00:21:33,626 --> 00:21:36,095 お前は戦士の方を殺れ。 293 00:21:38,597 --> 00:21:42,101 (リュグナーの声) あの2人には 私の血が付着している。 294 00:21:42,101 --> 00:21:44,603 見失うことはない。 295 00:21:44,603 --> 00:21:47,673 (リーニエ) リュグナー様が 手を下すまでもないでしょ。 296 00:21:47,673 --> 00:21:50,176 魔法使いも私が…。 297 00:21:50,176 --> 00:21:53,612 お前が あの魔法を食らっていたら 死んでいた。 298 00:21:53,612 --> 00:21:56,115 ん…。 299 00:21:56,115 --> 00:22:02,621 あの魔法は 魔族を殺すことに 特化した改良が施されていた。 300 00:22:02,621 --> 00:22:07,092 もはや あれは人を殺す魔法と 呼べる代物ではない。 301 00:22:08,627 --> 00:22:11,664 魔族を殺す魔法だ。 302 00:22:11,664 --> 00:22:16,101 (リュグナーの声) あの小娘の所作には面影があった。 303 00:22:16,101 --> 00:22:20,606 私は昔 同じ魔法を受けたことがある。 304 00:22:20,606 --> 00:22:30,115 ♬~ 305 00:22:30,115 --> 00:22:32,084 (リュグナーの声) そうか…。 306 00:22:33,686 --> 00:22:36,622 (リュグナー) 思い出した。 307 00:22:36,622 --> 00:22:38,591 フリーレンだ。 308 00:22:39,625 --> 00:22:44,630 (リュグナーの声)人類の人を殺す魔法の 研究解析に大きく貢献し➡ 309 00:22:44,630 --> 00:22:50,102 歴史上で最も多くの魔族を 葬り去った魔法使い。 310 00:22:52,104 --> 00:22:54,607 (リュグナーの声) 葬送のフリーレン。 311 00:22:56,675 --> 00:23:00,112 (リュグナー) 私の嫌いな天才だ。 312 00:23:00,112 --> 00:23:20,165 ♬~ 313 00:23:20,165 --> 00:23:40,085 ♬~ 314 00:23:40,085 --> 00:24:00,105 ♬~ 315 00:24:00,105 --> 00:24:20,125 ♬~ 316 00:24:20,125 --> 00:24:29,635 ♬~