1 00:00:01,101 --> 00:00:21,121 ♬~ 2 00:00:21,121 --> 00:00:22,656 ♬~ 3 00:00:22,656 --> 00:00:25,092 (フェルン) フリーレン様。 4 00:00:25,092 --> 00:00:27,060 (足音) 5 00:00:27,060 --> 00:00:29,096 (フリーレン) 遅かったね。 6 00:00:29,096 --> 00:00:31,632 アウラを倒したんですね。 7 00:00:31,632 --> 00:00:45,646 ♬~ 8 00:00:47,147 --> 00:01:07,067 ♬~ 9 00:01:07,067 --> 00:01:25,652 ♬~ 10 00:01:25,652 --> 00:01:30,557 ♬~ 11 00:01:30,557 --> 00:01:50,577 ♬~ 12 00:01:50,577 --> 00:02:10,564 ♬~ 13 00:02:10,564 --> 00:02:16,069 ♬~ 14 00:02:22,075 --> 00:02:25,579 (グラナト伯爵) 信じられん まさか こんなことが…。 15 00:02:25,579 --> 00:02:27,581 行くよ。 16 00:02:27,581 --> 00:02:30,584 待て 逃げる必要はない。 17 00:02:30,584 --> 00:02:33,587 (シュタルク) 伯爵は全部 不問にするってよ。 18 00:02:36,189 --> 00:02:39,126 激しい戦いであったろうに➡ 19 00:02:39,126 --> 00:02:42,095 どれも大きな損傷はない。 20 00:02:44,598 --> 00:02:46,600 感謝する。 21 00:02:46,600 --> 00:02:51,104 北側諸国の英傑たちに よく敬意を払ってくれた。 22 00:02:53,607 --> 00:02:57,177 前は もっと派手に やっていたんだけどね。 23 00:02:57,177 --> 00:02:59,079 ヒンメルに怒られたから。 24 00:02:59,079 --> 00:03:01,114 そりゃそうだろうな。 25 00:03:01,114 --> 00:03:04,618 怒られて当然だ 俺だって怒る。 26 00:03:04,618 --> 00:03:08,088 ヒンメル様は フリーレン様の躾が上手ですね。 27 00:03:08,088 --> 00:03:10,123 躾って言うな。 28 00:03:10,123 --> 00:03:13,093 でも まぁ そうだよね。 29 00:03:16,163 --> 00:03:18,698 これが普通のリアクションだ。 30 00:03:18,698 --> 00:03:21,601 どういうことですか? 31 00:03:21,601 --> 00:03:24,104 こっちの話。 32 00:03:24,104 --> 00:03:27,107 フェルン シュタルク。 33 00:03:27,107 --> 00:03:31,611 よくリュグナーたちを倒した 偉いぞ。 34 00:03:33,613 --> 00:03:35,582 ヘヘっ。 35 00:03:35,582 --> 00:03:38,618 ボロボロじゃなければ もっとよかったけど。 36 00:03:38,618 --> 00:03:41,154 このくらい戦士なら普通だぜ。 37 00:03:41,154 --> 00:03:44,591 普通って何だろう…。 満身創痍じゃん。 38 00:03:44,591 --> 00:03:49,096 丁重に弔ってやれ 彼女たちを街まで送る。 39 00:03:49,096 --> 00:03:50,564 (側近) はっ。 40 00:03:50,564 --> 00:03:52,065 ⚟閣下!⚞ 41 00:03:52,065 --> 00:03:54,067 どうした? 42 00:03:54,067 --> 00:04:05,145 ♬~ 43 00:04:05,145 --> 00:04:08,081 (グラナト伯爵) フリーレン。 44 00:04:08,081 --> 00:04:11,585 儂は今日ほど 誰かに感謝したことはない。 45 00:04:11,585 --> 00:04:16,590 ♬~ 46 00:04:25,098 --> 00:04:28,135 (グラナト伯爵) フリーレン 確かに儂は➡ 47 00:04:28,135 --> 00:04:31,605 お前にできうる限りの 褒美を取らすと言った。 48 00:04:33,073 --> 00:04:37,577 お前が望んだのは 防護結界について記された➡ 49 00:04:37,577 --> 00:04:43,083 グラナト家に代々伝わる 大魔法使い フランメの魔導書。 50 00:04:43,083 --> 00:04:47,587 本当に こんな魔導書でいいのか? この魔導書は…。 51 00:04:47,587 --> 00:04:50,590 偽物。 あ…。 52 00:04:50,590 --> 00:04:52,125 そうだ。 53 00:04:52,125 --> 00:04:56,596 口伝により継承された この街の防護結界魔法とは➡ 54 00:04:56,596 --> 00:04:59,065 似ても似つかぬものだ。 55 00:04:59,065 --> 00:05:03,570 百も承知です 閣下 これは趣味ですので。 56 00:05:03,570 --> 00:05:06,072 そうか。 57 00:05:06,072 --> 00:05:09,576 それより堅苦しい言葉遣いは なしにしよう。 58 00:05:09,576 --> 00:05:14,114 お前から見れば 儂など 赤子のようなものだろう。 59 00:05:14,114 --> 00:05:18,051 魔王討伐の旅立ちの時 痛い目に遭ったもので。 60 00:05:18,051 --> 00:05:22,055 そういえば ハイター様が言っていましたね。 61 00:05:22,055 --> 00:05:25,592 王都では貴族に対する非礼は 死罪だとか。 62 00:05:25,592 --> 00:05:28,562 ヒンメルとアイゼンが 王様にタメ口たたいて➡ 63 00:05:28,562 --> 00:05:31,565 処刑されかけたんだよね。 64 00:05:31,565 --> 00:05:35,602 懐かしいな ヒンメルの泣き叫ぶ顔。 65 00:05:35,602 --> 00:05:39,706 ハハハハ 死罪だなんて大げさな…。 66 00:05:39,706 --> 00:05:41,608 ((それとな クソガキ➡ 67 00:05:41,608 --> 00:05:45,145 儂にタメ口たたくのは この街では重罪だ)) 68 00:05:45,145 --> 00:05:47,147 ((悪いな おっさん)) 69 00:05:47,147 --> 00:05:50,083 ((この高そうな椅子 ぶっ壊すぜ)) 70 00:05:50,083 --> 00:05:54,588 ちゅ… 中央諸国は 野蛮ですね 閣下。 71 00:05:58,124 --> 00:06:00,160 マジかよぉ~‼ 72 00:06:00,160 --> 00:06:02,062 (庭師) 裏庭の木 切り終えました。 73 00:06:02,062 --> 00:06:04,598 (グラナト伯爵) ご苦労。 74 00:06:04,598 --> 00:06:10,070 まぁ あれだ あの時 言ったのは 小僧を逃がすための方便だ。 75 00:06:10,070 --> 00:06:12,572 タメ口程度で 牢に放り込むような法は➡ 76 00:06:12,572 --> 00:06:14,574 この街には ない。 77 00:06:14,574 --> 00:06:17,577 気にせず楽にしてくれ。 78 00:06:17,577 --> 00:06:19,613 そういうことなら。 79 00:06:19,613 --> 00:06:22,682 よかったですね シュタルク様。 80 00:06:22,682 --> 00:06:24,150 あ…。 81 00:06:25,085 --> 00:06:27,087 気絶してる…。 82 00:06:29,089 --> 00:06:31,057 (扉が開く音) 83 00:06:32,092 --> 00:06:36,062 (グラナト伯爵) アウラ討伐の報は 街の者たちにも伝えておいた。 84 00:06:36,062 --> 00:06:40,066 皆 英雄たちを ねぎらいたがっている。 85 00:06:40,066 --> 00:06:42,569 どうか ゆっくりしていってくれ。 86 00:06:53,079 --> 00:06:55,081 (男の子) 浮いてる~。 87 00:06:57,584 --> 00:07:00,086 それほどでもないけど~。 88 00:07:00,086 --> 00:07:20,073 ♬~ 89 00:07:20,073 --> 00:07:40,126 ♬~ 90 00:07:40,126 --> 00:08:00,080 ♬~ 91 00:08:00,080 --> 00:08:20,166 ♬~ 92 00:08:20,166 --> 00:08:22,569 ♬~ 93 00:08:22,569 --> 00:08:25,572 買い出し終わったぜ。 94 00:08:25,572 --> 00:08:28,575 では 行きましょうか。 95 00:08:28,575 --> 00:08:31,578 (グラナト伯爵) もう旅立ちか フリーレン。 96 00:08:31,578 --> 00:08:34,080 グラナト卿。 97 00:08:36,082 --> 00:08:38,084 (グラナト伯爵) 門まで送ろう。 98 00:08:40,620 --> 00:08:42,689 (グラナト伯爵) フリーレン。 99 00:08:42,689 --> 00:08:46,059 お前は 魔王城のある 大陸最北端のエンデを➡ 100 00:08:46,059 --> 00:08:48,561 目指しているそうだな。 101 00:08:48,561 --> 00:08:54,100 だが 今は北部高原の情勢が だいぶ悪いようでな。 102 00:08:54,100 --> 00:08:57,103 人の往来が制限されている。 103 00:08:57,103 --> 00:08:59,072 冒険者の場合でも➡ 104 00:08:59,072 --> 00:09:02,609 一級魔法使いの同行が 必要だそうだ。 105 00:09:02,609 --> 00:09:06,679 なら フリーレン様がいるので 問題ありませんね。 106 00:09:06,679 --> 00:09:09,082 何? その一級魔法使いって。 107 00:09:09,082 --> 00:09:12,585 フリーレン様 知らないんですか? 108 00:09:12,585 --> 00:09:16,589 大陸魔法協会が認定する 魔法使いの資格ですよ。 109 00:09:16,589 --> 00:09:18,091 資格? 110 00:09:18,091 --> 00:09:22,095 私も旅立ちの時 聖都で取得しました。 111 00:09:22,095 --> 00:09:26,099 ほら 三級魔法使いの認定証。 112 00:09:26,099 --> 00:09:29,669 そういえば 何かやってたっけ。 113 00:09:29,669 --> 00:09:32,072 今の資格って こんなんなんだ。 114 00:09:32,072 --> 00:09:36,609 フリーレン様 まさか無資格の 闇魔法使いだったんですか? 115 00:09:36,609 --> 00:09:39,612 闇医者みたいに言わないでよ。 116 00:09:39,612 --> 00:09:42,082 だって 魔法使いを管理する 団体って➡ 117 00:09:42,082 --> 00:09:44,117 しょっちゅう変わるんだもん。 118 00:09:44,117 --> 00:09:47,087 いちいち資格なんか 取ってらんないよ。 119 00:09:47,087 --> 00:09:52,158 どうせ この聖杖の証も もう使えないんでしょ。 120 00:09:52,158 --> 00:09:55,095 何ですか? その骨董品は。 121 00:09:55,095 --> 00:09:58,598 さすがの俺でも 大陸魔法協会は知っている。 122 00:09:58,598 --> 00:10:01,601 少なくとも 半世紀以上前からあるぜ。 123 00:10:01,601 --> 00:10:04,070 全然最近じゃん。 124 00:10:04,070 --> 00:10:08,575 困るんだよね 頻繁に 管理の基準を変えられちゃうと。 125 00:10:08,575 --> 00:10:12,078 ともかく このままでは 先に進めません。 126 00:10:13,146 --> 00:10:17,116 あまり詳しくはないのですが 確か北側諸国でも➡ 127 00:10:17,116 --> 00:10:21,087 一級試験が受けられる場所が ありましたよね。 128 00:10:21,087 --> 00:10:27,093 北側諸国最大の魔法都市 オイサーストだな。 129 00:10:27,093 --> 00:10:30,597 シュヴェア山脈を越えた ずっと先だ。 130 00:10:30,597 --> 00:10:35,101 街道沿いに進めばいいが 長い道のりになる。 131 00:10:38,104 --> 00:10:40,106 フリーレン。 132 00:10:40,106 --> 00:10:43,576 グラナト家は この恩を決して忘れん。 133 00:10:45,612 --> 00:10:47,614 良い旅を。 134 00:10:47,614 --> 00:11:00,593 ♬~ 135 00:11:00,593 --> 00:11:02,595 雪だな。 136 00:11:02,595 --> 00:11:05,098 そろそろ冬ですね。 137 00:11:05,098 --> 00:11:09,102 ここら辺の冬は厳しいから 気を付けてね。 138 00:11:09,102 --> 00:11:11,104 ナメていると死ぬよ。 139 00:11:11,104 --> 00:11:13,573 そんなに危ないんですか? 140 00:11:13,573 --> 00:11:15,642 知らないの? 141 00:11:15,642 --> 00:11:20,179 魔王軍との戦いで 最も多くの人を殺したのは➡ 142 00:11:20,179 --> 00:11:23,082 北側諸国の冬だよ。 143 00:11:30,123 --> 00:11:32,592 ほらね 迷った。 144 00:11:34,093 --> 00:11:36,095 (倒れた音) 145 00:11:37,096 --> 00:11:39,065 どうしよう。 146 00:11:45,038 --> 00:11:47,540 迷った。 147 00:11:47,540 --> 00:11:53,546 シュヴェア山脈に入る前に 遭難とかシャレにならないよ。 148 00:11:53,546 --> 00:11:57,584 シュタルク様 起きてください! 寝たら死にますよ! 149 00:11:57,584 --> 00:11:59,619 あぁ…。 150 00:11:59,619 --> 00:12:03,022 ジャンボベリースペシャルって こんなに小さかったっけ…? 151 00:12:03,022 --> 00:12:06,059 知りませんよ そんなこと! 152 00:12:06,059 --> 00:12:08,061 どうしましょう? 153 00:12:08,061 --> 00:12:12,565 この強風だと 魔法で飛ばして 運ぶわけにもいかないね。 154 00:12:12,565 --> 00:12:15,034 多分 どっかに飛んでっちゃう。 155 00:12:16,569 --> 00:12:19,038 担いでいくしかないですね。 156 00:12:25,511 --> 00:12:27,547 重い…。 157 00:12:27,547 --> 00:12:30,550 何で この人 こんなに重いんですか? 158 00:12:30,550 --> 00:12:32,518 いい匂い…。 159 00:12:32,518 --> 00:12:36,022 置いていっていいですか? 我慢して。 160 00:12:36,022 --> 00:12:39,025 麓まで行けば避難小屋があるはず。 161 00:12:39,025 --> 00:12:44,497 それ 80年前の知識ですよね 大丈夫なんですか? 162 00:12:51,537 --> 00:12:53,539 よかった。 163 00:12:53,539 --> 00:12:57,010 まだ定期的に 管理されているみたいだね。 164 00:13:01,047 --> 00:13:04,017 ⚟ふんッ! ふんッ!⚞ 何だか 人の気配がしますね。 165 00:13:04,017 --> 00:13:06,052 ⚟ふんッ! ふんッ!⚞ 先客がいるのでしょうか? 166 00:13:06,052 --> 00:13:08,054 とにかく入るよ。 167 00:13:08,054 --> 00:13:10,623 このままじゃ氷漬けになっちゃう。 168 00:13:10,623 --> 00:13:13,026 ふんッ‼ ふんッ‼ 169 00:13:13,026 --> 00:13:15,028 ふんッ‼ ふんッ‼ 170 00:13:15,028 --> 00:13:19,032 (クラフト) いいッ‼ いいぞぉ‼ 温まってきたぁ‼ 171 00:13:19,032 --> 00:13:22,035 ふんッ‼ ふんッ‼ ふんッ‼ 172 00:13:22,035 --> 00:13:25,538 ふんッ‼ ふんッ‼ ふんッ…‼ 173 00:13:25,538 --> 00:13:28,041 お邪魔します。 174 00:13:28,041 --> 00:13:29,542 うっ。 175 00:13:30,610 --> 00:13:33,012 フリーレン様 ここはダメでございます。 176 00:13:33,012 --> 00:13:36,049 他を探しましょう。 え~ 何で? 177 00:13:36,049 --> 00:13:39,052 中に変態がいるからです。 (ドアが開く音) 178 00:13:39,052 --> 00:13:41,521 (クラフト) 変態とは心外だな。 179 00:13:43,022 --> 00:13:45,525 行きますよ フリーレン様。 180 00:13:45,525 --> 00:13:47,560 ん? 待て。 181 00:13:47,560 --> 00:13:49,529 お前 エルフか? 182 00:13:54,534 --> 00:13:58,538 同族と会うのは 300年ぶりくらいだな。 183 00:13:58,538 --> 00:14:01,541 エルフは もう 絶滅したのかと思っていたぞ。 184 00:14:01,541 --> 00:14:03,509 私もだよ。 185 00:14:03,509 --> 00:14:06,546 嬢ちゃんも 火をありがとうな。 186 00:14:06,546 --> 00:14:08,548 いえ…。 187 00:14:08,548 --> 00:14:11,517 魔法使いと会えたのは幸運だった。 188 00:14:12,618 --> 00:14:15,021 女神様の導きだな。 189 00:14:15,021 --> 00:14:18,024 シュヴェア山脈を 越えてきたんだが➡ 190 00:14:18,024 --> 00:14:20,526 この吹雪で 火種を失ってしまってな。 191 00:14:20,526 --> 00:14:25,031 凍える小屋の中 スクワットで 命をつないでいたんだ。 192 00:14:25,031 --> 00:14:27,033 なるほど。 193 00:14:27,033 --> 00:14:29,569 よく分からないんですけど…。 194 00:14:29,569 --> 00:14:32,105 武道僧のクラフトだ。 195 00:14:32,105 --> 00:14:34,040 魔法使い フリーレン。 196 00:14:34,040 --> 00:14:37,009 同じく魔法使いのフェルンです。 197 00:14:37,009 --> 00:14:39,512 こちらは戦士のシュタルク様。 198 00:14:39,512 --> 00:14:42,014 しかし 魂の眠る地…。 199 00:14:42,014 --> 00:14:45,051 天国を目指す旅か。 200 00:14:45,051 --> 00:14:48,054 信仰心が篤いのは いいことだ。 201 00:14:48,054 --> 00:14:50,590 半信半疑だけどね。 202 00:14:50,590 --> 00:14:52,625 フリーレン様。 203 00:14:52,625 --> 00:14:55,528 シュタルク様の体温が…。 204 00:14:55,528 --> 00:15:01,067 ♬~ 205 00:15:01,067 --> 00:15:04,537 《温かくて心地いい…》 206 00:15:04,537 --> 00:15:09,575 《それに あんなに大きい ジャンボベリースペシャル》 207 00:15:09,575 --> 00:15:14,080 《俺 どうしちまったんだ?》 208 00:15:15,148 --> 00:15:17,650 《確か 猛吹雪で…》 209 00:15:25,558 --> 00:15:27,527 あ…? 210 00:15:33,032 --> 00:15:34,534 あ…。 211 00:15:34,534 --> 00:15:36,569 誰⁉ このおっさん‼ 212 00:15:36,569 --> 00:15:40,573 うぅ…! 騒がしいなぁ。 213 00:15:40,573 --> 00:15:44,610 せっかく 人肌で温めてやったというのに➡ 214 00:15:44,610 --> 00:15:46,546 何たる態度だ。 215 00:15:46,546 --> 00:15:49,549 人肌って…。 216 00:15:49,549 --> 00:15:51,050 お…。 217 00:15:51,050 --> 00:15:53,052 おっさん いい体してんな。 218 00:15:53,052 --> 00:15:54,554 シュタルク様? 219 00:15:54,554 --> 00:15:57,056 いや そういう意味じゃなくて。 220 00:15:57,056 --> 00:16:00,560 よく鍛え上げられた いい体だ。 221 00:16:00,560 --> 00:16:04,096 あんた とんでもなく強いだろう。 222 00:16:04,096 --> 00:16:06,532 おっさん 名前は? 223 00:16:06,532 --> 00:16:09,035 武道僧のクラフト。 224 00:16:09,035 --> 00:16:11,537 聞いたことねえな。 225 00:16:11,537 --> 00:16:14,540 でも 名のある武道僧ってのは 間違いねえだろ? 226 00:16:14,540 --> 00:16:17,043 フッ…。 227 00:16:17,043 --> 00:16:20,046 シュタルク お前は ここで休んでいろ。 228 00:16:20,046 --> 00:16:23,583 2人は食料を運ぶのを 手伝ってくれ。 229 00:16:23,583 --> 00:16:27,086 近くに俺の荷車と積み荷がある。 230 00:16:29,021 --> 00:16:32,024 本当にお前たちに会えてよかった。 231 00:16:32,024 --> 00:16:35,528 この凍った食料も 何とかなるだろう。 232 00:16:35,528 --> 00:16:37,530 遠慮せず使ってくれ。 233 00:16:37,530 --> 00:16:40,032 量は十分にありますね。 234 00:16:40,032 --> 00:16:44,070 このままシュヴェア山脈を 越えるのは自殺行為だし➡ 235 00:16:44,070 --> 00:16:47,039 ここで しばらくは足止めかな。 236 00:16:48,608 --> 00:16:50,543 ところでフリーレン。 237 00:16:50,543 --> 00:16:53,513 お前は俺のことを知っているか? 238 00:16:53,513 --> 00:16:56,048 全然。 だろうな。 239 00:16:56,048 --> 00:16:59,051 俺もお前のことなんて これっぽっちも知らん。 240 00:16:59,051 --> 00:17:02,021 勇者様ご一行の魔法使いですよ。 241 00:17:02,021 --> 00:17:05,024 その前は? 242 00:17:05,024 --> 00:17:07,093 何が言いたいの? 243 00:17:07,093 --> 00:17:10,129 俺たちはエルフってことだ。 244 00:17:10,129 --> 00:17:30,049 ♬~ 245 00:17:30,049 --> 00:17:50,036 ♬~ 246 00:17:50,036 --> 00:17:59,045 ♬~ 247 00:17:59,045 --> 00:18:02,048 もうすぐ半年になるな。 248 00:18:02,048 --> 00:18:07,520 お前たちのおかげで無事 北側諸国の長い冬を越えられた。 249 00:18:08,554 --> 00:18:10,556 こいつを…。 250 00:18:12,625 --> 00:18:15,061 フェルンに渡してやってくれ。 251 00:18:15,061 --> 00:18:18,564 あの子は信仰心の篤い いい子だ。 252 00:18:18,564 --> 00:18:21,534 僧侶に育てられた影響だろうな。 253 00:18:21,534 --> 00:18:25,037 女神様への感謝を忘れていない。 254 00:18:25,037 --> 00:18:29,075 クラフトは どうして 女神様を信じているの? 255 00:18:29,075 --> 00:18:33,079 フリーレンは信じていないんだな。 256 00:18:33,079 --> 00:18:37,149 天地創造の女神様は 神話の時代を除いて➡ 257 00:18:37,149 --> 00:18:39,552 この世界の長い歴史の中で➡ 258 00:18:39,552 --> 00:18:43,556 実際に姿を現したことは 一度もない。 259 00:18:43,556 --> 00:18:48,060 若いな 俺も昔はそうだった。 260 00:18:48,060 --> 00:18:53,065 だが 今は心の底から 女神様を信じている。 261 00:18:53,065 --> 00:18:57,603 いや いてくれなきゃ困るんだよ。 262 00:18:57,603 --> 00:19:00,639 俺の成してきた偉業も正義も➡ 263 00:19:00,639 --> 00:19:05,044 知っているヤツは皆 死に絶えた。 264 00:19:05,044 --> 00:19:10,549 だから俺は 死んだら天国で 女神様に褒めてもらうんだ。 265 00:19:10,549 --> 00:19:14,053 「よく頑張ったクラフト」。 266 00:19:14,053 --> 00:19:19,058 「お前の人生は 素晴らしいものだった」ってな。 267 00:19:21,093 --> 00:19:24,130 分かるだろう フリーレン。 268 00:19:24,130 --> 00:19:26,165 自分の生きてきた軌跡が➡ 269 00:19:26,165 --> 00:19:31,037 誰にも覚えられちゃいない ってのは あまりにも酷だ。 270 00:19:31,037 --> 00:19:36,042 俺たちは長い人生を歩んで ここにいるんだぜ。 271 00:19:37,543 --> 00:19:39,545 クラフト。 272 00:19:39,545 --> 00:19:42,548 それは ただの私たちの願望だ。 273 00:19:43,549 --> 00:19:45,551 そうだな。 274 00:19:47,086 --> 00:19:50,056 天国もか フリーレン。 275 00:19:56,529 --> 00:20:01,534 まぁいい お前の身の上を話せ 俺も話す。 276 00:20:01,534 --> 00:20:04,036 お前が信じないっていうのなら➡ 277 00:20:04,036 --> 00:20:08,541 女神様の代わりに 俺がお前を褒めてやる。 278 00:20:12,211 --> 00:20:15,214 (ハイター)((意外ですか?)) ((うん)) 279 00:20:15,214 --> 00:20:20,152 ((まさかハイターが この村の孤児院の 復興資金を出すなんてね)) 280 00:20:20,152 --> 00:20:24,657 (ハイター) ((ハッハッハッハッ 正直ですね)) 281 00:20:24,657 --> 00:20:27,126 ((私も孤児でしたから)) 282 00:20:30,096 --> 00:20:32,131 (ハイター)((きっと女神様も➡ 283 00:20:32,131 --> 00:20:36,569 清く正しく生きた私を 褒めてくださることでしょう)) 284 00:20:36,569 --> 00:20:39,071 ((酒を飲みながら 何を言ってるんだ➡ 285 00:20:39,071 --> 00:20:41,640 この生臭坊主は)) 286 00:20:41,640 --> 00:20:44,110 (ハイター)((フリーレン)) 287 00:20:44,110 --> 00:20:47,646 ((あなたには 褒めてくれる人はいますか?)) 288 00:20:47,646 --> 00:20:50,216 ((急にどうしたのさ?)) 289 00:20:50,216 --> 00:20:54,620 ((あなたは女神様を 信じていないようなので)) 290 00:20:54,620 --> 00:20:59,625 ((身の上を話していただければ 代わりに私が褒めますよ)) 291 00:20:59,625 --> 00:21:02,628 ((だらだらと 生きてきただけだよ)) 292 00:21:02,628 --> 00:21:05,664 ((褒められるようなことなんて 何もない)) 293 00:21:05,664 --> 00:21:08,734 ((常に魔力を 制限しているのに?)) 294 00:21:08,734 --> 00:21:10,636 ((ん…)) 295 00:21:10,636 --> 00:21:15,641 ((それは血のにじむような 努力の賜物に見えますが)) 296 00:21:15,641 --> 00:21:19,111 ((それこそ人生を懸けたような)) 297 00:21:20,146 --> 00:21:22,081 ((気が付いていたの?)) 298 00:21:22,081 --> 00:21:24,116 (ハイター) ((何年 一緒に旅をしていると➡ 299 00:21:24,116 --> 00:21:26,118 思っているんですか)) 300 00:21:26,118 --> 00:21:28,154 ((面白い話じゃ ないよ)) 301 00:21:28,154 --> 00:21:30,156 ((構いませんよ)) 302 00:21:30,156 --> 00:21:32,625 ((それに 後学のためにもなります)) 303 00:21:32,625 --> 00:21:34,059 ((何で?)) 304 00:21:34,059 --> 00:21:37,096 ((もしかしたら 私の子供は➡ 305 00:21:37,096 --> 00:21:39,598 魔法使いになるかも しれませんよ?)) 306 00:21:41,233 --> 00:21:43,636 ((僧侶は生涯 独身でしょ?)) 307 00:21:43,636 --> 00:21:46,138 (ハイター)((ハッハッハッハッ)) 308 00:21:49,542 --> 00:21:55,114 何で 女神様に仕える連中は 変なヤツが多いんだろうね。 309 00:21:55,114 --> 00:21:57,149 遠慮しておくよ。 310 00:21:57,149 --> 00:22:00,619 もう 別のヤツに 褒めてもらったから。 311 00:22:02,054 --> 00:22:06,559 そうか いい友人を持ったな フリーレン。 312 00:22:06,559 --> 00:22:09,061 大事にしろ。 313 00:22:09,061 --> 00:22:12,031 いや その人は もう…。 314 00:22:17,069 --> 00:22:19,638 今は天国にいるよ。 315 00:22:19,638 --> 00:22:23,042 なら いずれ会えるな。 316 00:22:23,042 --> 00:22:25,044 そうだね。 317 00:22:27,046 --> 00:22:29,048 俺は こっちだ。 318 00:22:29,048 --> 00:22:33,052 フリーレン 今生の別れとは思わん。 319 00:22:33,052 --> 00:22:36,055 何百年後かに またな。 320 00:22:39,091 --> 00:22:43,162 おっさんも元気でな~! 楽しかったぜ~! 321 00:22:43,162 --> 00:22:47,132 ペンダント ありがとうございました! 322 00:22:50,035 --> 00:23:08,087 ♬~ 323 00:23:08,087 --> 00:23:13,025 ♬~ 324 00:23:13,025 --> 00:23:33,078 ♬~ 325 00:23:33,078 --> 00:23:53,032 ♬~ 326 00:23:53,032 --> 00:24:13,018 ♬~ 327 00:24:13,018 --> 00:24:19,491 ♬~