1 00:00:01,790 --> 00:00:22,810 ♬〜 2 00:00:22,810 --> 00:00:38,830 ♬〜 3 00:00:38,830 --> 00:00:44,840 ♬〜 4 00:00:44,840 --> 00:01:04,270 ♬〜 5 00:01:04,270 --> 00:01:25,290 ♬〜 6 00:01:25,290 --> 00:01:29,710 ♬〜 7 00:01:44,290 --> 00:01:46,290 (フリーレン) うおっ! 8 00:01:48,290 --> 00:01:52,840 (ザイン) フリーレンたちは 旅をして どのくらいになるんだ? 9 00:01:52,840 --> 00:01:54,800 ん〜と…。 10 00:01:54,800 --> 00:01:57,760 (フェルン) 私がフリーレン様と 旅に出 てからですと➡ 11 00:01:57,760 --> 00:01:59,760 4年ほどになります。 12 00:01:59,760 --> 00:02:02,810 (シュタルク) 俺は1年くらいだな。 13 00:02:02,810 --> 00:02:04,810 フッ。 14 00:02:04,810 --> 00:02:06,810 そうか。 15 00:02:10,810 --> 00:02:14,860 なぁ このパーティーには 足りない ものがある。 16 00:02:14,860 --> 00:02:16,900 何だと思う? 17 00:02:16,900 --> 00:02:19,280 う〜ん 前衛は いるし➡ 18 00:02:19,280 --> 00:02:22,280 魔法使いも僧侶も揃っているし…。 19 00:02:22,280 --> 00:02:24,240 盗賊でしょうか。 20 00:02:24,240 --> 00:02:26,410 フリーレン様が ミミックに引っか かるので。 21 00:02:26,410 --> 00:02:28,580 ⦅うひょ〜!⦆ 22 00:02:28,580 --> 00:02:30,750 ⦅うっ…⦆ ⦅も〜…⦆ 23 00:02:30,750 --> 00:02:34,840 宝箱には 無限の可能性があるんだ よ…。 24 00:02:34,840 --> 00:02:36,840 違う。 25 00:02:36,840 --> 00:02:39,800 足りないのは もっと重要なものだ 。 26 00:02:39,800 --> 00:02:42,300 年上のお姉さんだよ‼ 27 00:02:42,300 --> 00:02:44,810 普通はパーティーに 1人くらいは いるだろう‼ 28 00:02:44,810 --> 00:02:47,770 色っぽい大人のお姉さんがさぁ‼ 29 00:02:47,770 --> 00:02:49,770 そうかなぁ…。 30 00:02:49,770 --> 00:02:52,310 フリーレンがいるでしょうが。 31 00:02:52,310 --> 00:02:55,320 嫌だ… お姉さんじゃないもん…。 32 00:02:55,320 --> 00:02:57,360 《すごく辛そう…》 33 00:02:57,360 --> 00:02:59,400 悪かったね。 34 00:02:59,400 --> 00:03:02,410 つ… 次の村が見えてきたぜ。 35 00:03:10,790 --> 00:03:12,290 あっ。 36 00:03:19,760 --> 00:03:21,800 息は ありますね。 37 00:03:21,800 --> 00:03:24,260 ああ こっちもだ。 38 00:03:24,260 --> 00:03:28,270 どういうことだ? みんな 眠ってる …。 39 00:03:30,310 --> 00:03:34,270 厄介事の匂いがするし 次の村に行 こうか。 40 00:03:34,270 --> 00:03:36,770 フリーレン様 怒りますよ。 41 00:03:36,770 --> 00:03:39,240 冗談だよ…。 42 00:03:39,240 --> 00:03:45,240 呪いだな。 やっぱりか 面倒だね。 43 00:03:45,240 --> 00:03:48,240 なぁ フリーレン 呪いって 何なん だ? 44 00:03:48,240 --> 00:03:51,830 魔物や魔族が使う魔法の中には➡ 45 00:03:51,830 --> 00:03:55,790 人を眠らせたり 石にしたりするも のがあってね。 46 00:03:55,790 --> 00:03:59,760 その中でも人類が いまだに 解明で きていない魔法を➡ 47 00:03:59,760 --> 00:04:01,760 「呪い」と呼んでいるんだ。 48 00:04:03,260 --> 00:04:07,760 人類の魔法技術じゃ 原理も解除方 法も分からない。 49 00:04:07,760 --> 00:04:10,770 じゃあ この村は もう手遅れなのか ? 50 00:04:10,770 --> 00:04:14,350 あくまで 「人類の魔法では」の話だ よ。 51 00:04:14,350 --> 00:04:18,730 僧侶が使う 女神様の魔法なら話は 別だ。 52 00:04:18,730 --> 00:04:23,280 呪いへの対処は 昔から僧侶の生業 だからね。 53 00:04:23,280 --> 00:04:26,740 どう? ザイン 何とかなりそう? 54 00:04:26,740 --> 00:04:28,740 急かすな。 55 00:04:28,740 --> 00:04:31,750 今は呪いの種類と 発信源を調べて いる。 56 00:04:35,290 --> 00:04:39,300 女神様の魔法って 他の魔法と どう 違うんだ? 57 00:04:39,300 --> 00:04:42,880 女神様の魔法は 聖典に記されてい て➡ 58 00:04:42,880 --> 00:04:45,760 聖典の所持者しか使えない。 59 00:04:45,760 --> 00:04:48,760 そのほとんどは 魔族の魔法と同じ で➡ 60 00:04:48,760 --> 00:04:51,270 原理が分かっていないんだ。 61 00:04:51,270 --> 00:04:54,770 だから あまり面白みがないんだよ ね。 62 00:04:54,770 --> 00:05:00,780 それに 生まれながらの 資質がない と扱うのは難しい。 63 00:05:00,780 --> 00:05:02,820 さらに この資質は➡ 64 00:05:02,820 --> 00:05:05,360 呪いを効きにくくする 効果もあっ てね。 65 00:05:05,360 --> 00:05:08,740 確か 「女神の加護」って 呼ばれてる んだっけ。 66 00:05:08,740 --> 00:05:12,750 だから基本的に 僧侶は呪いにも強 いんだ。 67 00:05:12,750 --> 00:05:16,750 じゃあ 呪いはフリーレンでも うま く防げないのか。 68 00:05:16,750 --> 00:05:20,250 魔法使いでは 呪いは感知できない からね。 69 00:05:20,250 --> 00:05:23,260 何となく 攻撃されている感じがす るから➡ 70 00:05:23,260 --> 00:05:27,340 この村が まだ呪いの範囲内 ってこ とだけは分かるかな。 71 00:05:27,340 --> 00:05:29,430 むずむずします。 72 00:05:29,430 --> 00:05:33,930 俺ら 現在進行形で 呪われてるって こと⁉ 怖い‼ 73 00:05:35,390 --> 00:05:38,270 かなり特殊な呪いだということが  分かった。 74 00:05:38,270 --> 00:05:40,270 解除できないの? 75 00:05:40,270 --> 00:05:43,230 儀式が必要だ 道具もいる。 76 00:05:43,230 --> 00:05:47,780 これなら呪いをかけた 発信源を叩 いた方が早い。 77 00:05:47,780 --> 00:05:51,280 発信源は魔物だ 位置も割り出した 。 78 00:05:51,280 --> 00:05:55,330 行くぞ。 話が早くていいね。 79 00:05:55,330 --> 00:05:57,750 (倒れた音) あっ。 80 00:05:57,750 --> 00:05:59,750 フリーレン様。 81 00:05:59,750 --> 00:06:01,750 シュタルク様が…。 82 00:06:05,760 --> 00:06:06,800 寝ているね。 83 00:06:06,800 --> 00:06:09,800 一時的にでも 目覚めさせられない ? 84 00:06:09,800 --> 00:06:14,770 今 使える魔法だけじゃ 5秒間 目 覚めさせるのが限界だ。 85 00:06:14,770 --> 00:06:17,310 ないのと同じですね。 86 00:06:17,310 --> 00:06:20,270 とにかく 急いだ方がよさそうだな 。 87 00:06:20,270 --> 00:06:39,290 ♬〜 88 00:06:39,290 --> 00:06:40,790 ん…。 89 00:06:42,340 --> 00:06:46,260 フェルンが起きない 小休止だって 言ったのに…。 90 00:06:46,260 --> 00:06:49,260 フェルンも眠っちまったか。 91 00:06:49,260 --> 00:06:51,760 これは いよいよマズいね。 92 00:06:54,260 --> 00:06:56,270 結界を張った。 93 00:06:56,270 --> 00:06:58,270 2人は ここに隠しておこう。 94 00:07:02,270 --> 00:07:05,860 もう少しだ 反応が近い。 95 00:07:05,860 --> 00:07:07,320 そう…。 96 00:07:07,320 --> 00:07:10,780 じゃあ ザイン 魔物が出たら起こし てね。 97 00:07:10,780 --> 00:07:14,280 ん。 1人で戦っちゃダメだよ…。 98 00:07:14,280 --> 00:07:16,790 私が必ず倒すから…。 99 00:07:16,790 --> 00:07:19,790 あのなぁ 俺の魔法じゃ 5秒しか …。 100 00:07:19,790 --> 00:07:21,830 (倒れた音) 101 00:07:21,830 --> 00:07:24,380 フリーレン…。 102 00:07:24,380 --> 00:07:27,380 5秒じゃ どうしようもねえだろ。 103 00:07:35,390 --> 00:07:36,760 まぁ いい。 104 00:07:36,760 --> 00:07:39,770 僧侶にも戦闘用の魔法はある。 105 00:07:51,280 --> 00:07:57,740 ♬〜 106 00:07:57,740 --> 00:07:59,790 (ザイン)《混沌花の亜種》 107 00:07:59,790 --> 00:08:04,250 《眠った村人は こいつの肥料って わけか》 108 00:08:04,250 --> 00:08:09,260 《じわじわと魔力を吸い取られ 殺 される》 109 00:08:09,260 --> 00:08:10,760 うっ! 110 00:08:12,760 --> 00:08:18,760 《混沌花は その土地の原生植物と  交わることで亜種を生み出す》 111 00:08:18,760 --> 00:08:20,270 ぐっ! 112 00:08:20,270 --> 00:08:22,270 《まるで鏡面みたいだ》 113 00:08:22,270 --> 00:08:25,270 《だが どんなに造形が変わろうと ➡ 114 00:08:25,270 --> 00:08:28,770 弱点が核であることは 共通してい る》 115 00:08:31,280 --> 00:08:33,280 女神の三槍! 116 00:08:34,780 --> 00:08:37,280 (衝撃音) 117 00:08:40,790 --> 00:08:42,830 《何が起こった…》 118 00:08:42,830 --> 00:08:47,290 《こいつ 俺の魔法を反射させたの か…》 119 00:08:47,290 --> 00:08:49,300 《正確に核を撃ち抜かねえと➡ 120 00:08:49,300 --> 00:08:54,260 葉同士の乱反射で どこに魔法が跳 ぶか分からねえ》 121 00:08:54,260 --> 00:08:56,800 《下手すればフリーレンに…》 122 00:08:56,800 --> 00:08:58,800 あっ。 123 00:08:58,800 --> 00:09:01,310 《クソ… このままじゃジリ貧だ》 124 00:09:01,310 --> 00:09:03,850 《いっそのこと フリーレンを起こ すか?》 125 00:09:03,850 --> 00:09:06,400 《でも あいつは 勇者一行の魔法 使いだ》 126 00:09:06,400 --> 00:09:08,270 《強力な魔法が反射したら➡ 127 00:09:08,270 --> 00:09:12,280 この森どころか 村が消し飛ぶかも しれねえ》 128 00:09:14,320 --> 00:09:15,780 《たった5秒だ》 129 00:09:15,780 --> 00:09:17,780 《説明の時間なんてねえぞ》 130 00:09:17,780 --> 00:09:21,290 《それに俺は まだフリーレンと 意 思疎通できるほどの時間も➡ 131 00:09:21,290 --> 00:09:23,330 信頼関係も築けていない》 132 00:09:23,330 --> 00:09:27,750 《そもそもフリーレンが 何を考え ているかも分からねえ》 133 00:09:27,750 --> 00:09:29,340 あっ。 134 00:09:29,340 --> 00:09:32,840 (ハイター) ⦅そう 何を考えているのか ➡ 135 00:09:32,840 --> 00:09:34,840 分からないんですよ⦆ 136 00:09:34,840 --> 00:09:37,340 (ハイター)⦅私は冒険者には➡ 137 00:09:37,340 --> 00:09:43,350 意思疎通も信頼関係も 必要ないと 思っています⦆ 138 00:09:43,350 --> 00:09:45,940 ⦅特に 私の仲間であった フリーレ ンは➡ 139 00:09:45,940 --> 00:09:48,440 その点が拙かった⦆ 140 00:09:48,440 --> 00:09:54,440 ⦅だから私は 彼女の言葉を 信じる ことにしました⦆ 141 00:09:54,440 --> 00:09:59,450 ⦅彼女は「魔王を必ず倒す」と 言い ました⦆ 142 00:09:59,450 --> 00:10:02,870 ⦅私は その言葉を信じたんですよ ⦆ 143 00:10:02,870 --> 00:10:05,370 (ザイン)《「言葉を信じる」か…》 144 00:10:06,410 --> 00:10:07,790 あっ! 145 00:10:07,790 --> 00:10:09,790 ぐっ…! 146 00:10:11,420 --> 00:10:13,920 ⦅1人で戦っちゃダメだよ…⦆ 147 00:10:13,920 --> 00:10:16,800 ⦅私が必ず倒すから…⦆ 148 00:10:16,800 --> 00:10:20,300 だらしない顔だったな…。 149 00:10:21,800 --> 00:10:23,850 どうなっても知らねえぞ。 150 00:10:23,850 --> 00:10:26,390 目覚めの解呪。 151 00:10:26,390 --> 00:10:28,770 んっ! 152 00:10:28,770 --> 00:10:31,770 フリーレン‼ 核だけを…! 153 00:10:33,270 --> 00:10:37,780 (衝撃音) 154 00:10:37,780 --> 00:10:50,330 ♬〜 155 00:10:50,330 --> 00:10:52,290 あ…。 156 00:10:52,290 --> 00:10:55,300 うん 分かった。 157 00:10:59,260 --> 00:11:01,760 ん…? 158 00:11:01,760 --> 00:11:05,770 (寝息) 159 00:11:05,770 --> 00:11:08,270 何? この状況…。 160 00:11:11,770 --> 00:11:13,270 (領主) ありがとうございました。 161 00:11:13,270 --> 00:11:15,270 この御恩は忘れません。 162 00:11:15,270 --> 00:11:18,780 いや そこまでのことを したわけじ ゃ…。 163 00:11:18,780 --> 00:11:23,160 (領主) いいえ おかげで最高の目覚 めでした。 164 00:11:26,790 --> 00:11:28,790 んふふ。 165 00:11:28,790 --> 00:11:31,830 起きた瞬間にピンときたんだよね。 166 00:11:31,830 --> 00:11:34,840 これ 魔法 反射するやつだって。 167 00:11:34,840 --> 00:11:38,260 お前って 本当に すごい魔法使い だったんだな。 168 00:11:38,260 --> 00:11:42,260 でも 今回 生きて帰れたのは ザイ ンのおかげだよ。 169 00:11:42,260 --> 00:11:44,260 ありがとうね。 170 00:11:46,760 --> 00:11:49,270 んっ。 うぅ…。 171 00:11:49,270 --> 00:11:51,770 偉いぞ。 172 00:11:51,770 --> 00:11:53,770 あ…。 173 00:11:57,860 --> 00:12:00,780 (ザイン) あの村のお姉さん キレイだ ったな…。 174 00:12:00,780 --> 00:12:02,740 まだ言ってる…。 175 00:12:05,000 --> 00:12:07,250 あれがフォーリヒか。 176 00:12:07,250 --> 00:12:11,300 魔法都市 オイサーストまでの 中継 地点だね。 177 00:12:11,300 --> 00:12:15,760 やっと半分ですか 本当に長い道の りですね。 178 00:12:15,760 --> 00:12:19,300 とにかく フォーリヒで物資を補充 して…。 179 00:12:19,300 --> 00:12:21,850 あの フリーレン様。 180 00:12:21,850 --> 00:12:24,390 言いにくいのですが もう路銀が… 。 181 00:12:24,390 --> 00:12:26,270 (オルデン卿) おい そこのお前。 182 00:12:26,270 --> 00:12:27,770 何だ? 183 00:12:30,270 --> 00:12:32,780 貴族の馬車だな。 184 00:12:32,780 --> 00:12:34,780 え? 185 00:12:34,780 --> 00:12:37,280 何? 何なの? 186 00:12:37,280 --> 00:12:40,780 (オルデン卿) いい体だ 容姿も悪くない 。 187 00:12:40,780 --> 00:12:44,370 お前 私の屋敷に来い。 188 00:12:44,370 --> 00:12:47,870 何なの〜⁉ 189 00:12:53,250 --> 00:12:55,260 (オルデン卿) 名は何という? 190 00:12:55,260 --> 00:12:56,760 シュタルク…。 191 00:12:56,760 --> 00:13:00,300 オルデン卿 こういうのは困ります 。 192 00:13:00,300 --> 00:13:02,260 私を知っているのか? 193 00:13:02,260 --> 00:13:06,770 ここは北側諸国の三大騎士 オルデ ン家の屋敷でしょ。 194 00:13:06,770 --> 00:13:09,810 あなたの祖父も強引な人だった。 195 00:13:09,810 --> 00:13:13,360 何を訳の分からないことを 言って いる。 196 00:13:13,360 --> 00:13:16,780 どちらにせよ 私は今 シュタルク と話している。 197 00:13:16,780 --> 00:13:19,780 私のパーティーの前衛です。 198 00:13:21,240 --> 00:13:23,740 (オルデン卿) シュタルク お前と話すに は➡ 199 00:13:23,740 --> 00:13:26,250 ママの許可が必要なのか? 200 00:13:26,250 --> 00:13:28,250 ケンカしないで…。 201 00:13:28,250 --> 00:13:31,290 依頼がある 金なら出す。 202 00:13:31,290 --> 00:13:34,340 ばかばかしい 行くよ シュタルク。 203 00:13:34,340 --> 00:13:36,340 フリーレン様。 204 00:13:40,340 --> 00:13:41,760 何? その銅貨。 205 00:13:41,760 --> 00:13:44,760 手持ちの路銀だってさ。 206 00:13:46,270 --> 00:13:49,270 話くらいなら 聞いてあげてもいい かな。 207 00:13:49,270 --> 00:13:51,150 フリーレン…。 208 00:13:54,230 --> 00:13:57,780 シュタルク 出身は どこだ? 209 00:13:57,780 --> 00:14:00,860 中央諸国クレ地方の戦士の村だ。 210 00:14:00,860 --> 00:14:05,870 (オルデン卿) そうか 私の家系も 元は その村の一族だ。 211 00:14:10,750 --> 00:14:13,250 (オルデン卿) 長男のヴィルト。 212 00:14:13,250 --> 00:14:17,250 私の跡継ぎにして この街の英雄だ 。 213 00:14:17,250 --> 00:14:19,760 シュタルク様に似ていますね。 214 00:14:19,760 --> 00:14:21,760 (オルデン卿) うり二つだ。 215 00:14:21,760 --> 00:14:23,760 身なりを整えれば➡ 216 00:14:23,760 --> 00:14:26,810 家の者でもない限り 見分けはつか ん。 217 00:14:26,810 --> 00:14:30,850 それが依頼と 何か関係があるんで すか? 218 00:14:30,850 --> 00:14:35,270 ひと月前に 魔族との大きな戦いが あってな。 219 00:14:35,270 --> 00:14:38,280 その時にヴィルトが戦死した。 220 00:14:38,280 --> 00:14:41,280 敵の将軍と相打ちだったよ。 221 00:14:41,280 --> 00:14:44,280 (オルデン卿の声) 不幸中の幸いだった のは➡ 222 00:14:44,280 --> 00:14:47,280 大規模な乱戦だったことだ。 223 00:14:47,280 --> 00:14:49,790 ヴィルトの死を知っているのは➡ 224 00:14:49,790 --> 00:14:53,710 そこにいるガーベルと 一部の腹心 だけだ。 225 00:14:57,380 --> 00:15:00,380 シュタルクに 何をさせるつもりで すか? 226 00:15:03,380 --> 00:15:07,260 ここ 要塞都市フォーリヒは この地 方の守りの要だ。 227 00:15:07,260 --> 00:15:13,270 消耗した兵力を立て直すまで 士気 を下げるわけにはいかん。 228 00:15:13,270 --> 00:15:16,310 それまで息子の死を 隠すってこと か…。 229 00:15:16,310 --> 00:15:18,320 (オルデン卿) 3か月後に➡ 230 00:15:18,320 --> 00:15:22,280 この地方の有力者が集まる 社交会 が開かれる。 231 00:15:22,280 --> 00:15:25,280 そこでヴィルトの健在を示す。 232 00:15:25,280 --> 00:15:26,780 報酬は? 233 00:15:26,780 --> 00:15:29,280 シュトラール金貨10枚。 234 00:15:29,280 --> 00:15:32,750 1年は三食おやつ付きで 生活でき ますよ。 235 00:15:32,750 --> 00:15:34,750 魔導書も付けて。 236 00:15:34,750 --> 00:15:37,290 書庫から1冊 好きなものを持って いけ。 237 00:15:37,290 --> 00:15:39,840 待ってくれよ 無理だって。 238 00:15:39,840 --> 00:15:42,380 第一 額の傷は どうするんだよ。 239 00:15:42,380 --> 00:15:46,760 元々 民衆には ヴィルトは療養中だ と伝えてある。 240 00:15:46,760 --> 00:15:49,260 そいつは名誉の負傷だ。 241 00:15:49,260 --> 00:15:51,770 あ…。 242 00:15:51,770 --> 00:15:54,230 シュタルク様 路銀のためです。 243 00:15:54,230 --> 00:15:56,230 悲しい…。 244 00:15:56,230 --> 00:16:00,730 ガーベル シュタルクに作法を叩き 込め。 245 00:16:00,730 --> 00:16:20,750 ♬〜 246 00:16:20,750 --> 00:16:26,760 ♬〜 247 00:16:26,760 --> 00:16:29,760 シュタルク様 作法の練習は どうで すか? 248 00:16:29,760 --> 00:16:32,260 地獄だぜ。 249 00:16:40,770 --> 00:16:42,860 どうかな? 250 00:16:42,860 --> 00:16:45,780 似合ってない。 ひどい…。 251 00:16:45,780 --> 00:16:48,780 ちょっと外の空気吸ってくる。 252 00:16:56,790 --> 00:16:58,790 オルデン卿。 253 00:17:00,290 --> 00:17:02,790 「父上」と呼べと いつも言っている だろう。 254 00:17:02,790 --> 00:17:05,840 どこに人の目があるか分からん。 255 00:17:05,840 --> 00:17:08,260 冷た過ぎるんじゃないか。 256 00:17:08,260 --> 00:17:12,260 息子が死んでから まだ 2か月も経 っていないんだろう。 257 00:17:12,260 --> 00:17:16,310 私は息子の遺言に 従っているだけ だ。 258 00:17:16,310 --> 00:17:18,770 そのための影武者もいた。 259 00:17:18,770 --> 00:17:22,810 お前ほど似てはいなかったがな。 260 00:17:22,810 --> 00:17:27,320 確かに あまり 気分のいいもので はないな。 261 00:17:29,280 --> 00:17:32,280 だが これも息子の遺志だ。 262 00:17:32,280 --> 00:17:34,280 付き合ってもらうぞ。 263 00:17:37,250 --> 00:17:40,250 不器用過ぎるぜ あんた…。 264 00:17:40,250 --> 00:17:42,250 (ムート) フッ! 265 00:17:42,250 --> 00:17:44,340 んっ! 266 00:17:44,340 --> 00:17:47,340 ムート もっと背筋を伸ばせ。 267 00:17:47,340 --> 00:17:49,260 (ムート) はい 父上。 268 00:17:49,260 --> 00:17:51,760 次男のムートだ。 269 00:17:51,760 --> 00:17:55,810 跡継ぎになるというのに なかなか 上達せん。 270 00:17:55,810 --> 00:17:58,350 (シュタルクの父) ⦅それに比べてシュタ ルク➡ 271 00:17:58,350 --> 00:18:00,350 あいつは失敗作だ⦆ 272 00:18:04,360 --> 00:18:07,360 剣技の腕は姿勢に出るからな。 273 00:18:07,360 --> 00:18:10,360 お前にオルデン家の剣技を 教えて やる。 274 00:18:14,740 --> 00:18:16,740 どうした? 275 00:18:21,750 --> 00:18:24,750 大丈夫だ 深呼吸しろ。 276 00:18:24,750 --> 00:18:26,250 あ…。 277 00:18:26,250 --> 00:18:29,260 ここは お前の故郷の村じゃ ない。 278 00:18:32,260 --> 00:18:34,800 オルデン卿はムートのこと どう思 っているんだ? 279 00:18:34,800 --> 00:18:38,220 兄ほどの才は ないな。 280 00:18:38,220 --> 00:18:41,230 だが 努力家だ。 281 00:18:41,230 --> 00:18:44,230 積み上げてきたものは 決して裏切 らん。 282 00:18:44,230 --> 00:18:48,230 あいつは いつか 私よりも強い騎 士になる。 283 00:18:48,230 --> 00:18:50,240 そうか…。 284 00:18:50,240 --> 00:18:53,240 それ ムートに 言ってやった方がい いぜ。 285 00:18:53,240 --> 00:18:55,280 いつも言っている。 286 00:18:55,280 --> 00:19:00,250 だから調子に乗って なかなか上達 せん。 287 00:19:00,250 --> 00:19:02,790 それは大問題だ。 288 00:19:02,790 --> 00:19:04,750 え? 289 00:19:04,750 --> 00:19:07,290 私も作法の練習をするんですか? 290 00:19:07,290 --> 00:19:09,300 社交会だぞ。 291 00:19:09,300 --> 00:19:13,300 年頃の男子が1人で行くことなど  あり得ると思うのか? 292 00:19:15,300 --> 00:19:18,310 それとも ママが連れていってくれ るのか? 293 00:19:19,350 --> 00:19:21,850 頑張ってね。 294 00:19:21,850 --> 00:19:23,770 あ…。 295 00:19:23,770 --> 00:19:44,790 ♬〜 296 00:19:44,790 --> 00:19:47,790 ♬〜 297 00:19:54,300 --> 00:19:57,760 ここ1か月 地獄でした…。 298 00:19:57,760 --> 00:20:00,760 路銀のためだろ。 299 00:20:00,760 --> 00:20:02,770 すみませんでした…。 300 00:20:11,820 --> 00:20:16,280 せっかく練習したんだしさ 踊ろう ぜ。 301 00:20:16,280 --> 00:20:19,280 本当に似合っていませんね。 302 00:20:19,280 --> 00:20:39,300 ♪〜 303 00:20:39,300 --> 00:21:00,320 ♪〜 304 00:21:00,320 --> 00:21:19,260 ♪〜 305 00:21:19,260 --> 00:21:28,730 ♪〜 306 00:21:28,730 --> 00:21:31,810 俺たちも踊るか? 307 00:21:31,810 --> 00:21:35,360 ケーキ食べる。 308 00:21:35,360 --> 00:21:37,360 そう…。 309 00:21:41,360 --> 00:21:43,240 このケガさえなければ➡ 310 00:21:43,240 --> 00:21:46,750 前線に立っていたのは私だった。 311 00:21:46,750 --> 00:21:49,750 ヴィルトも 死なずに済んだのかも な。 312 00:21:49,750 --> 00:21:51,750 (ガーベル) 旦那様…。 313 00:21:51,750 --> 00:21:53,250 (扉が開く音) 314 00:21:55,300 --> 00:21:58,300 社交会が終わったようだな。 315 00:21:59,800 --> 00:22:02,340 依頼は終了だ。 316 00:22:02,340 --> 00:22:06,350 ガーベル フリーレンに 報酬を渡し てきてくれ。 317 00:22:10,270 --> 00:22:12,270 (扉が閉まる音) 318 00:22:13,770 --> 00:22:19,780 シュタルク お前の戦士としての 力 量は素晴らしいものだ。 319 00:22:19,780 --> 00:22:21,240 お前さえよければ…。 320 00:22:21,240 --> 00:22:24,240 俺は あんたの息子の 代わりじゃな いぜ。 321 00:22:24,240 --> 00:22:26,790 そうだな。 322 00:22:26,790 --> 00:22:30,370 私もお前の父親の代わりではない。 323 00:22:30,370 --> 00:22:33,250 だが 帰る場所なんて ないのだろう 。 324 00:22:33,250 --> 00:22:37,250 クレ地方の戦士の村は 魔族に滅ぼ された。 325 00:22:37,250 --> 00:22:39,760 それくらいは知っている。 326 00:22:41,260 --> 00:22:44,260 息子とはケンカ別れだった。 327 00:22:44,260 --> 00:22:46,810 ささいなことでの言い争いだ。 328 00:22:46,810 --> 00:22:50,270 (オルデン卿の声) 「お前の顔なんて 二 度と見たくない」と➡ 329 00:22:50,270 --> 00:22:53,850 そう言ってしまった。 330 00:22:53,850 --> 00:22:56,360 心にもない言葉だった。 331 00:22:59,860 --> 00:23:03,860 お前を見つけた時は 奇跡だと思っ たんだ。 332 00:23:06,240 --> 00:23:10,250 なら なおさら ここには残れねえな 。 333 00:23:10,250 --> 00:23:14,250 俺も 心にもない言葉を 言っちま ったんだ。 334 00:23:14,250 --> 00:23:16,790 育ての親にさ。 335 00:23:16,790 --> 00:23:19,340 だから 旅の土産話を➡ 336 00:23:19,340 --> 00:23:22,340 たっぷりと持って帰らねえと ダメ なんだ。 337 00:23:23,760 --> 00:23:25,760 そうか。 338 00:23:28,260 --> 00:23:30,770 う〜ん。 339 00:23:30,770 --> 00:23:34,270 報酬の魔導書 どれにしよう…。 340 00:23:34,270 --> 00:23:38,270 フリーレン様 もう半日になります よ。 341 00:23:38,270 --> 00:23:40,820 ガーベル様も困ってます。 342 00:23:40,820 --> 00:23:43,360 ハヤクシテ…。 343 00:23:43,360 --> 00:23:46,780 ほら 生気が全くありませんよ。 344 00:23:46,780 --> 00:23:50,790 兵力の立て直しには まだまだ かか りそうだってよ。 345 00:23:50,790 --> 00:23:54,290 (剣技の音) 346 00:23:54,290 --> 00:23:56,290 どうした? 347 00:23:57,790 --> 00:23:59,790 いいや。 348 00:24:02,760 --> 00:24:06,760 少なくとも 跡継ぎには困らなそう だ。