1 00:00:01,101 --> 00:00:03,570 (水が滴る音) 2 00:00:03,570 --> 00:00:05,572 (ヴィアベル) 零落の王墓が➡ 3 00:00:05,572 --> 00:00:08,075 難攻不落だったわけだぜ。 4 00:00:10,110 --> 00:00:14,581 (ヴィアベル) まさか こんなものが いるだなんてね。 5 00:00:23,190 --> 00:00:27,160 (リヒター) デンケン あれも対処できるのか? 6 00:00:32,132 --> 00:00:35,068 (デンケン) 一つだけ言えるのは➡ 7 00:00:35,068 --> 00:00:37,070 これが試験でなかったら➡ 8 00:00:37,070 --> 00:00:40,574 儂は とうに瓶を割っておる。 9 00:00:40,574 --> 00:00:52,553 ♬~ 10 00:00:54,054 --> 00:01:14,107 ♬~ 11 00:01:14,107 --> 00:01:34,061 ♬~ 12 00:01:34,061 --> 00:01:49,076 ♬~ 13 00:01:49,076 --> 00:01:53,146 ♬~ 14 00:01:53,146 --> 00:02:13,100 ♬~ 15 00:02:13,100 --> 00:02:23,076 ♬~ 16 00:02:37,557 --> 00:02:42,562 (ゲナウ) 私たちは あの迷宮の主を 水鏡の悪魔➡ 17 00:02:42,562 --> 00:02:46,033 水鏡の悪魔と呼んでいる。 18 00:02:46,033 --> 00:02:48,535 (ゲナウ) 賢者エーヴィヒの 英雄譚に出てくる➡ 19 00:02:48,535 --> 00:02:51,038 神話の時代の魔物だ。 20 00:02:52,572 --> 00:02:54,608 (ゲナウの声) 水鏡の悪魔は➡ 21 00:02:54,608 --> 00:02:58,045 迷宮に入り込んだ 人物の記憶を読み取り➡ 22 00:02:58,045 --> 00:03:04,051 対象者の複製体を作り出している と考えられている。 23 00:03:04,051 --> 00:03:07,087 現代でも幻影鬼のような➡ 24 00:03:07,087 --> 00:03:10,057 類似性を持つ魔物はいるが➡ 25 00:03:10,057 --> 00:03:13,560 水鏡の悪魔が作り出すのは 実体を持った➡ 26 00:03:13,560 --> 00:03:19,066 実力も魔力も技術さえも模倣した 完壁な複製体だ。 27 00:03:21,034 --> 00:03:25,038 (ゲナウ) 零落の王墓が 未踏破であるゆえんだ。 28 00:03:25,038 --> 00:03:29,042 (ファルシュ) なぜ ゼンゼさんは この迷宮を試験会場に? 29 00:03:29,042 --> 00:03:32,546 複製体は自分と互角の相手だ。 30 00:03:32,546 --> 00:03:35,048 犠牲を出さずに倒すには➡ 31 00:03:35,048 --> 00:03:39,019 冷静な自己分析と チームワークが必要になる。 32 00:03:43,123 --> 00:03:47,627 実に平和主義者の彼女らしい 試験内容だ。 33 00:03:55,068 --> 00:03:57,070 (デンケン) マズいな。 34 00:03:57,070 --> 00:03:59,072 いったん引くぞ! 35 00:03:59,072 --> 00:04:01,041 (衝撃音) 36 00:04:07,547 --> 00:04:09,549 (リヒター) デンケン。 37 00:04:09,549 --> 00:04:12,619 (デンケン) さぁて。 38 00:04:12,619 --> 00:04:15,088 どうしたものかの。 39 00:04:22,529 --> 00:04:25,031 (ユーベル) 行き止まりか。 40 00:04:25,031 --> 00:04:27,534 (ユーベル) 追い詰められちゃったね。 41 00:04:37,544 --> 00:04:39,546 メガネ君。 42 00:04:39,546 --> 00:04:45,118 分身魔法の専門家としての意見が 聞きたいんだけど いいかな? 43 00:04:45,118 --> 00:04:49,556 (ラント) 僕の名前はラントだって 言っているだろ。 44 00:04:49,556 --> 00:04:52,025 まぁ 別にいいけどさ。 45 00:04:56,062 --> 00:05:02,035 あの複製体は どの程度まで 完壁な私のコピーだと思う? 46 00:05:02,035 --> 00:05:05,038 ユーベル 君ってさ➡ 47 00:05:05,038 --> 00:05:09,075 戦いの最中でも 饒舌なタイプでしょ。 48 00:05:09,075 --> 00:05:12,679 黙ったら死んじゃうような。 49 00:05:12,679 --> 00:05:16,082 よく観察してるね~。 50 00:05:16,082 --> 00:05:19,052 そうだね 死んじゃうかも。 51 00:05:22,055 --> 00:05:24,558 物静かだ。 52 00:05:26,059 --> 00:05:31,097 記憶や人格までは コピーしていないってことかな。 53 00:05:31,097 --> 00:05:34,634 いや 多分 喋れないだけだ。 54 00:05:34,634 --> 00:05:37,571 (ラントの声) 最初の襲撃の時➡ 55 00:05:37,571 --> 00:05:40,073 あれは僕の懐から➡ 56 00:05:40,073 --> 00:05:43,543 脱出用ゴーレムの瓶を抜き取った。 57 00:05:48,048 --> 00:05:52,552 なるほどね 確かに私なら そうする。 58 00:05:52,552 --> 00:05:56,122 こちらに対する知識もある。 59 00:05:56,122 --> 00:06:00,060 僕たちを追い詰めたのに 追撃してこないのは➡ 60 00:06:00,060 --> 00:06:03,530 君の 見た者を拘束する魔法を 警戒しているからだ。 61 00:06:05,065 --> 00:06:09,035 それか いたぶるのを 楽しんでいるかだね。 62 00:06:11,037 --> 00:06:13,039 笑えないね。 63 00:06:15,542 --> 00:06:17,544 ひどい出血だ。 64 00:06:19,112 --> 00:06:23,550 メガネ君さ このままじゃ長くないよ。 65 00:06:23,550 --> 00:06:26,052 そうだね。 66 00:06:26,052 --> 00:06:28,521 最後に1つ いいかな? 67 00:06:30,090 --> 00:06:32,959 今のメガネ君って本物? 68 00:06:34,527 --> 00:06:38,531 (ラント) さぁね どうだろう…。 69 00:06:38,531 --> 00:06:40,533 ふ~ん。 70 00:06:45,105 --> 00:06:48,074 私の瓶 使いなよ。 71 00:06:49,542 --> 00:06:53,013 それは 君が生き残るためのものだ。 72 00:06:53,013 --> 00:06:57,050 (ユーベル) へぇ… そう。 73 00:06:57,050 --> 00:07:00,520 じゃあ メガネ君 ちょっと待っていてね。 74 00:07:02,555 --> 00:07:05,058 瓶を取り返してくる。 75 00:07:05,058 --> 00:07:07,060 (ラント) おい 待…。 76 00:07:12,565 --> 00:07:16,069 (ユーベル) 《まぁ 距離を詰めてくるよね》 77 00:07:16,069 --> 00:07:18,571 《見た者を拘束する魔法の 発動条件は➡ 78 00:07:18,571 --> 00:07:21,574 視界に全身を収めること》 79 00:07:24,544 --> 00:07:28,048 《この勝負は 先に距離を 見誤った方が負ける》 80 00:07:33,153 --> 00:07:37,557 《実力が互角なら 勝ち負けは ほぼ運だね》 81 00:07:37,557 --> 00:07:41,094 《私は昔から運が悪いから➡ 82 00:07:41,094 --> 00:07:44,064 運で決まる勝負は嫌いだ》 83 00:07:47,067 --> 00:07:51,071 《だから 私は 私と戦いたいとは思わない》 84 00:07:51,071 --> 00:07:53,106 まったく。 85 00:07:53,106 --> 00:07:55,608 この死にたがりはしょうがないね。 86 00:08:04,584 --> 00:08:07,153 《やっぱり 運が悪い…》 87 00:08:07,153 --> 00:08:09,122 《だから 嫌なんだ》 88 00:08:11,057 --> 00:08:13,560 (ユーベル) でも➡ 89 00:08:13,560 --> 00:08:17,597 そっちの方が もっと運が悪かったみたいだ。 90 00:08:17,597 --> 00:08:21,067 メガネ君 意外と早かったね。 91 00:08:31,111 --> 00:08:33,079 ふ~ん。 92 00:08:33,079 --> 00:08:36,049 やっぱり 瓶も偽物だったんだ。 93 00:08:44,591 --> 00:08:46,626 (ラント) ユーベル。 94 00:08:46,626 --> 00:08:50,063 瀕死の僕が分身だと 分かっていたんだな。 95 00:08:50,063 --> 00:08:52,565 なぜ 死に急ぐようなまねをした? 96 00:08:52,565 --> 00:08:57,070 メガネ君が来てくれると 確信したからかな。 97 00:08:57,070 --> 00:09:00,573 僕が そんなお人よしに 見えたのか? 98 00:09:00,573 --> 00:09:02,575 いいや 全然。 99 00:09:02,575 --> 00:09:07,147 というか そんなこと どうでもいい。 100 00:09:07,147 --> 00:09:12,118 メガネ君はさ 私の瓶を 受け取ろうとしなかった。 101 00:09:15,555 --> 00:09:19,559 自分のせいで誰かが死ぬのが 嫌なんでしょ。 102 00:09:19,559 --> 00:09:25,064 だから私は メガネ君のせいで 私が死んでしまう状況をつくった。 103 00:09:27,567 --> 00:09:29,536 ありがとうね メガネ君。 104 00:09:29,536 --> 00:09:33,606 また1つ 君のことが分かった気がするよ。 105 00:09:33,606 --> 00:09:36,643 そうか それはよかったな。 106 00:09:36,643 --> 00:09:39,045 そろそろ共感できそうか? 107 00:09:39,045 --> 00:09:42,549 う~ん まだ時間はかかるかな。 108 00:09:47,554 --> 00:09:52,025 (フリーレン) だいぶ最深部に 近づいてると思うんだけどね。 109 00:09:53,526 --> 00:09:57,030 (フェルン) フリーレン様 あそこに階段があります。 110 00:09:59,599 --> 00:10:03,069 フェルン ちょっとマップ見せて。 111 00:10:05,038 --> 00:10:08,508 このフロアは 探索し尽くしたと思いますが。 112 00:10:20,053 --> 00:10:24,057 この壁の奥に隠し部屋がある。 113 00:10:24,057 --> 00:10:26,059 きっと お宝だよ。 114 00:10:27,627 --> 00:10:30,029 この雰囲気 ひょっとすると➡ 115 00:10:30,029 --> 00:10:33,566 珍しい魔導書が 眠っている可能性も。 116 00:10:33,566 --> 00:10:39,038 でも 入り口らしきものは どこにもありませんでしたし…。 117 00:10:39,038 --> 00:10:41,541 確かにね。 118 00:10:44,043 --> 00:10:49,048 でも 構造的に部屋は 間違いなくあるはずだから。 119 00:10:55,088 --> 00:10:57,056 (壁が動く音) あ…。 120 00:10:57,056 --> 00:11:11,070 (壁が動く音) 121 00:11:17,143 --> 00:11:19,112 わぁ…。 122 00:11:22,549 --> 00:11:24,551 むふー。 123 00:11:26,519 --> 00:11:29,022 むっふふふ…。 124 00:11:41,568 --> 00:11:44,571 フリーレン様 すごいですね。 125 00:11:52,045 --> 00:11:56,015 (ゼンゼ) 埋葬された王の功績が 描かれているな。 126 00:11:57,550 --> 00:12:03,556 (ゼンゼ) これほど保存状態のいい 統一王朝期の壁画は初めて見た。 127 00:12:03,556 --> 00:12:06,025 わぁ…。 価値ある発見だ。 128 00:12:09,062 --> 00:12:11,531 壮観ですね…。 129 00:12:25,545 --> 00:12:29,048 本当に順調過ぎるぐらい 順調ですね。 130 00:12:29,048 --> 00:12:33,086 もしかして このまま 合格してしまうのでは…。 131 00:12:33,086 --> 00:12:35,555 かもしれないね。 132 00:12:40,026 --> 00:12:44,597 どうしたの? こんな所に集まって。 133 00:12:44,597 --> 00:12:47,634 (デンケン) 構造的に この先の広間を越えれば➡ 134 00:12:47,634 --> 00:12:50,069 迷宮の最深部だ。 135 00:12:50,069 --> 00:12:52,038 それで? 136 00:12:52,038 --> 00:12:56,042 あれが陣取って もう半日になる。 137 00:13:03,049 --> 00:13:06,586 ふ~ん 面白くなってきた。 138 00:13:06,586 --> 00:13:10,056 迷宮攻略はこうでなくちゃ。 139 00:13:14,027 --> 00:13:17,530 完壁な複製体か。 140 00:13:17,530 --> 00:13:22,535 確かに あれは私と同等の力を 持っているみたいだね。 141 00:13:22,535 --> 00:13:25,538 あの複製体を何とかしない限り➡ 142 00:13:25,538 --> 00:13:28,074 最深部へたどり着けん。 143 00:13:28,074 --> 00:13:30,643 何か手だてはあるか? 144 00:13:30,643 --> 00:13:32,545 そうだね…。 145 00:13:32,545 --> 00:13:37,550 あれが もしも私を 完全に再現したものだとしたら➡ 146 00:13:37,550 --> 00:13:41,054 弱点は生身の魔法使いと同じかな。 147 00:13:41,054 --> 00:13:44,057 格上の魔法使いを倒すとしたら➡ 148 00:13:44,057 --> 00:13:48,061 拘束魔法か 精神操作魔法だ。 149 00:13:48,061 --> 00:13:51,130 どちらにも耐性があるけれどもね。 150 00:13:51,130 --> 00:13:54,567 だが わずかな隙は 生まれるかもしれん。 151 00:13:54,567 --> 00:13:59,572 お前なら それさえあれば あれを倒せるはずだ。 152 00:13:59,572 --> 00:14:01,574 メトーデ。 153 00:14:01,574 --> 00:14:04,577 そういう小細工は得意だろう。 154 00:14:04,577 --> 00:14:07,547 (メトーデ) 得意というほどでは ありませんが…。 155 00:14:10,049 --> 00:14:12,051 では 失礼して。 156 00:14:18,558 --> 00:14:21,561 これは興味深い。 157 00:14:21,561 --> 00:14:23,563 拘束魔法が通用しませんね。 158 00:14:23,563 --> 00:14:25,565 いい匂い…。 159 00:14:25,565 --> 00:14:30,069 (メトーデ) 普通は大きな魔力差がなければ 通用するはずなのですが…。 160 00:14:30,069 --> 00:14:35,074 フリーレンさん 次は 私の目を見てください。 161 00:14:38,678 --> 00:14:41,647 精神操作魔法も無理ですね。 162 00:14:43,082 --> 00:14:47,053 私ではフリーレンさんの 精神防御が破れません。 163 00:14:47,053 --> 00:14:49,055 あらあら。 164 00:14:49,055 --> 00:14:52,592 (デンケン) 本当に両方とも 耐性があるようだな。 165 00:14:52,592 --> 00:14:57,063 (メトーデ) でも 精神防御の構築は 複雑で強固ですが➡ 166 00:14:57,063 --> 00:15:00,633 だいぶ古い術式のようです。 167 00:15:00,633 --> 00:15:03,069 精神魔法の専門家なら➡ 168 00:15:03,069 --> 00:15:05,571 脆弱性を突けるかもしれません。 169 00:15:05,571 --> 00:15:08,574 (デンケン) 受験者の中で心当たりは? 170 00:15:08,574 --> 00:15:10,543 ん…。 171 00:15:12,545 --> 00:15:16,082 エーデル二級魔法使いなら 可能かと。 172 00:15:16,082 --> 00:15:20,086 ですが 私と違って 戦闘能力は皆無な人なので➡ 173 00:15:20,086 --> 00:15:24,090 正直 ここまで来られるかどうか…。 174 00:15:25,558 --> 00:15:29,061 (メトーデ) それに大前提として 精神操作魔法は➡ 175 00:15:29,061 --> 00:15:32,064 相手に心がないと通用しません。 176 00:15:32,064 --> 00:15:34,100 果たして 複製体が➡ 177 00:15:34,100 --> 00:15:37,069 そこまで再現できて いるかどうか…。 178 00:15:37,069 --> 00:15:42,074 ふむ… まだまだ情報が足りんな。 179 00:15:44,610 --> 00:15:48,114 (ブライ) エーデル あれは何だと思う? 180 00:15:53,052 --> 00:15:55,087 (エーデル) さぁのう。 181 00:15:55,087 --> 00:16:00,059 じゃが 一級魔法使い ゼンゼと 同等の力を持っていると考えて➡ 182 00:16:00,059 --> 00:16:02,562 間違いあるまい。 183 00:16:02,562 --> 00:16:06,065 魔力を消して潜伏するにも 限界がある。 184 00:16:06,065 --> 00:16:08,067 もう倒すしかない。 185 00:16:08,067 --> 00:16:10,603 倒せると思うのか ブライ。 186 00:16:10,603 --> 00:16:13,172 儂は ともかく ブライとドゥンストは➡ 187 00:16:13,172 --> 00:16:17,076 この迷宮の中ではまともに戦えん。 188 00:16:17,076 --> 00:16:22,081 (ドゥンスト) そもそも現代魔法が 迷宮戦闘に適していません。 189 00:16:22,081 --> 00:16:24,083 魔王討伐時代に➡ 190 00:16:24,083 --> 00:16:28,054 ほとんどの迷宮が 攻略された弊害じゃな。 191 00:16:30,056 --> 00:16:34,126 それに 強力な防御魔法に リソースを取られ過ぎ➡ 192 00:16:34,126 --> 00:16:39,532 攻撃魔法は自然物を 利用したものが多くなった。 193 00:16:39,532 --> 00:16:43,035 無から物質を作り出すよりも➡ 194 00:16:43,035 --> 00:16:46,072 その場にある物質を操ったり➡ 195 00:16:46,072 --> 00:16:51,043 変化させたりする方が 魔力の消費が少ないからのう。 196 00:16:51,043 --> 00:16:55,581 だが その点 あれは相当うまくやっている。 197 00:16:55,581 --> 00:17:00,152 あの髪には幾重もの魔法が かけられておる。 198 00:17:00,152 --> 00:17:02,188 この迷宮内でも➡ 199 00:17:02,188 --> 00:17:06,158 無数の手段で戦えると 考えていいじゃろう。 200 00:17:09,562 --> 00:17:13,032 儂の見立てでは あれには勝てん。 201 00:17:13,032 --> 00:17:15,534 魔法はイメージの世界。 202 00:17:15,534 --> 00:17:19,038 髪の毛という 数えるのも不可能なほどの➡ 203 00:17:19,038 --> 00:17:23,042 膨大な数の糸を 自在に変質させて操るという➡ 204 00:17:23,042 --> 00:17:28,114 普通の人間とは かけ離れた イメージを持つ時点で➡ 205 00:17:28,114 --> 00:17:32,552 儂らよりも はるかに格上の魔法使いじゃ。 206 00:17:32,552 --> 00:17:36,555 正直 ここまで逃げおおせたのは 奇跡だと思うぞ。 207 00:17:36,555 --> 00:17:38,524 (ブライ:ドゥンスト) う…。 208 00:17:38,524 --> 00:17:41,594 (エーデル) 儂らは頑張った。 209 00:17:41,594 --> 00:17:44,530 そもそも 儂らは武闘派ではない。 210 00:17:44,530 --> 00:17:46,532 ここいらが潮時じゃろう。 211 00:17:48,034 --> 00:17:52,104 正直 怖いから もう帰りたい。 212 00:17:52,104 --> 00:17:56,542 エーデル お前の「声」は通らないのか? 213 00:17:56,542 --> 00:18:01,047 確かに精神操作魔法は 儂の一族のなりわいじゃが➡ 214 00:18:01,047 --> 00:18:06,552 あれ相手に高度な命令の条件を 満たすのは無理じゃな。 215 00:18:06,552 --> 00:18:08,554 できるとすれば せいぜい➡ 216 00:18:08,554 --> 00:18:12,058 ひざまずかせて 隙をつくる程度じゃ。 217 00:18:12,058 --> 00:18:16,629 それでも 目を合わせて 声を掛けねばならん。 218 00:18:16,629 --> 00:18:19,031 不可能ではないんだな。 219 00:18:19,031 --> 00:18:22,034 相手に心があればの話じゃが。 220 00:18:22,034 --> 00:18:24,537 どのくらい時間を稼げば? 221 00:18:24,537 --> 00:18:30,042 15秒じゃ というか それが限界であろう。 222 00:18:30,042 --> 00:18:32,011 (ブライ) どういうことだ? 223 00:18:36,582 --> 00:18:39,118 (エーデル) 今に分かる。 224 00:18:39,118 --> 00:18:40,620 (ブライ:ドゥンスト) あっ! 225 00:18:49,061 --> 00:18:50,529 (ブライ) うっ! 226 00:18:52,031 --> 00:18:54,533 防御魔法を全面展開しろ。 227 00:18:54,533 --> 00:18:56,035 (ブライ) え? 228 00:18:56,035 --> 00:18:58,037 (エーデル) 現代魔法戦において➡ 229 00:18:58,037 --> 00:19:01,574 防御魔法を破る方法は 2種類じゃ。 230 00:19:01,574 --> 00:19:04,110 質量で たたき壊すか➡ 231 00:19:04,110 --> 00:19:07,647 技術で かいくぐるか…。 232 00:19:07,647 --> 00:19:11,150 手数で攻める輩は大抵 後者じゃ。 233 00:19:13,052 --> 00:19:15,054 (エーデル) 驚いた。 234 00:19:15,054 --> 00:19:17,056 まさか その両方があるとは。 235 00:19:17,056 --> 00:19:19,525 巨岩のような重さじゃ…。 236 00:19:21,560 --> 00:19:26,532 防御魔法の全面展開は 15秒が限界だと考えていたが➡ 237 00:19:26,532 --> 00:19:30,536 まさか それよりも早く 破られるとはな。 238 00:19:32,104 --> 00:19:34,540 だが 目は合ったのう。 239 00:19:34,540 --> 00:19:39,045 優秀な魔法使いほど 敵をよく見る。 240 00:19:39,045 --> 00:19:41,047 ひざまずけ! 241 00:19:41,047 --> 00:19:43,049 (刺す音) 242 00:19:48,020 --> 00:19:52,058 (エーデル) なるほど… よく分かった。 243 00:19:52,058 --> 00:19:54,627 心がない。 244 00:19:54,627 --> 00:19:59,065 心の働きを精密に 模倣しているだけじゃ。 245 00:19:59,065 --> 00:20:03,536 儂らでは絶対に勝てぬな。 246 00:20:03,536 --> 00:20:05,037 ふん! 247 00:20:05,037 --> 00:20:08,040 (エーデル) 虎の威を借りるしかないのう。 248 00:20:08,040 --> 00:20:11,544 武闘派連中の所まで全力で逃げろ。 249 00:20:11,544 --> 00:20:15,081 儂は潮時と言った通り もう帰る。 250 00:20:15,081 --> 00:20:17,550 痛いのは もう嫌じゃ。 251 00:20:22,555 --> 00:20:26,525 便利じゃのう 安全確保までしてくれるのか。 252 00:20:29,061 --> 00:20:30,529 うわ! 253 00:20:30,529 --> 00:20:32,531 俺たちも逃げるぞ。 254 00:20:34,066 --> 00:20:36,035 こんなの 最深部まで➡ 255 00:20:36,035 --> 00:20:39,105 無事にたどり着ける人なんて いるんでしょうか…。 256 00:20:39,105 --> 00:20:41,107 言ったろ。 257 00:20:41,107 --> 00:20:45,544 合格者を出すつもりなんて 初めからないんだよ。 258 00:20:45,544 --> 00:21:02,027 ♬~ 259 00:21:02,027 --> 00:21:05,097 現状 情報が少ないからね。 260 00:21:05,097 --> 00:21:08,667 心がないパターンも 考えた方がいい。 261 00:21:08,667 --> 00:21:12,538 その場合は 力業になるだろうけどね。 262 00:21:12,538 --> 00:21:14,540 できるのか? 263 00:21:14,540 --> 00:21:17,042 さぁ 分かんない。 264 00:21:19,044 --> 00:21:33,659 ♬~ 265 00:21:33,659 --> 00:21:38,030 まったく 何を考えてんだか よく分からねえ連中だ。 266 00:21:38,030 --> 00:21:47,540 ♬~ 267 00:21:47,540 --> 00:21:51,544 (ヴィアベル)《ただ 思った通り 相性は悪くなさそうだ》 268 00:21:51,544 --> 00:21:58,117 ♬~ 269 00:21:58,117 --> 00:22:01,520 (ヴィアベル)《エーレは 単純な魔力勝負の殴り合いなら➡ 270 00:22:01,520 --> 00:22:04,023 俺やシャルフを圧倒できる》 271 00:22:04,023 --> 00:22:08,060 ♬~ 272 00:22:08,060 --> 00:22:09,528 フッ。 273 00:22:09,528 --> 00:22:14,533 ♬~ 274 00:22:14,533 --> 00:22:17,069 (ヴィアベル)《だが…》 275 00:22:17,069 --> 00:22:19,605 《俺は勝ち方を知っている》 276 00:22:19,605 --> 00:22:28,047 ♬~ 277 00:22:28,047 --> 00:22:31,550 (ヴィアベル) どんな相手…➡ 278 00:22:31,550 --> 00:22:34,053 どんな状況だろうとな。 279 00:22:36,555 --> 00:22:39,558 力業か…。 280 00:22:41,060 --> 00:22:44,597 あの それでしたら➡ 281 00:22:44,597 --> 00:22:49,535 もしかしたら私 フリーレン様を 殺せるかもしれません。 282 00:22:49,535 --> 00:22:51,537 (デンケン:ラオフェン) ん…⁉ 283 00:22:51,537 --> 00:22:54,540 そう。 はい…。 284 00:22:54,540 --> 00:22:58,544 じゃあ 作戦を立てようか。 285 00:23:00,045 --> 00:23:20,032 ♬~ 286 00:23:20,032 --> 00:23:40,085 ♬~ 287 00:23:40,085 --> 00:23:52,564 ♬~ 288 00:23:52,564 --> 00:24:10,549 ♬~ 289 00:24:10,549 --> 00:24:29,034 ♬~