1 00:00:02,060 --> 00:00:05,090 お前を殺す者がいるとすれば 2 00:00:05,090 --> 00:00:07,060 それは魔王か… 3 00:00:09,630 --> 00:00:11,630 人間の魔法使いだ 4 00:02:54,790 --> 00:02:57,260 防がれた。 5 00:03:00,300 --> 00:03:02,770 想定の範囲内だね。 6 00:03:03,770 --> 00:03:08,280 ここから先は消耗戦だ。 7 00:03:14,310 --> 00:03:18,790 本当にいたな メトーデの観測結果の通りだ。 8 00:03:20,290 --> 00:03:22,290 足を引っ張るなよ。 9 00:03:22,290 --> 00:03:24,260 こっちのセリフだ。 10 00:03:27,390 --> 00:03:31,870 メトーデが複製体の 正確な位置を割り出した 11 00:03:31,870 --> 00:03:35,270 混戦になると勝ち目はない 12 00:03:35,270 --> 00:03:38,270 複製体が ここに集結する前に 13 00:03:38,270 --> 00:03:41,370 分散して足止めを図るぞ 14 00:03:41,370 --> 00:03:44,380 苦手な相手を 教え合っただろう 15 00:03:44,380 --> 00:03:50,350 自分にとって苦手な相手は 複製体にとっても苦手な相手だ 16 00:03:50,350 --> 00:03:55,320 話し合い 連携できることが 儂らの利点だ 17 00:03:59,290 --> 00:04:03,330 戦う相手を正しく選択すれば 18 00:04:03,330 --> 00:04:07,330 こちらは幾分か有利に戦える 19 00:04:15,380 --> 00:04:20,280 1人で勝てん相手には 数で対処しろ 20 00:04:37,300 --> 00:04:39,770 面白いほど楽に戦える 21 00:04:47,270 --> 00:04:50,280 これなら 複製体たちを抑えられる 22 00:04:58,450 --> 00:05:00,350 じゃあ 作戦通りに 23 00:05:00,350 --> 00:05:03,860 ああ 健闘を祈る 24 00:05:05,860 --> 00:05:07,790 懸念が1つ 25 00:05:07,790 --> 00:05:10,830 探知できている 複製体の総数が 26 00:05:10,830 --> 00:05:13,870 受験者よりも わずかに少ないです 27 00:05:13,870 --> 00:05:15,770 特に 一番の脅威である 28 00:05:15,770 --> 00:05:20,340 ゼンゼさんの複製体の反応が 見つかりません 29 00:05:20,340 --> 00:05:22,840 確かに感知できないね 30 00:05:22,840 --> 00:05:26,280 ゼンゼの複製体は さすがに看過できない 31 00:05:26,280 --> 00:05:30,350 挟撃される形になったら フェルンを守り切れないし 32 00:05:30,350 --> 00:05:32,890 最悪 2人とも死ぬかも 33 00:05:32,890 --> 00:05:34,790 フェルンさんと デンケンさんの 34 00:05:34,790 --> 00:05:38,290 複製体の位置も 把握できていませんし 35 00:05:38,290 --> 00:05:42,260 精度の高い近距離探知で 探すしかありませんね 36 00:05:43,760 --> 00:05:45,770 お前が この場にいなければ 37 00:05:45,770 --> 00:05:48,800 こんな懸念も いらなかったんだがな 38 00:05:48,800 --> 00:05:52,870 一級魔法使いは 理不尽なほどの逆境でも 39 00:05:52,870 --> 00:05:55,840 覆せるような 存在でなければならない 40 00:05:55,840 --> 00:05:58,850 この程度は逆境ですらない 41 00:06:00,350 --> 00:06:04,850 それに仲間の背中を守るだけで 合格できるんだ 42 00:06:04,850 --> 00:06:08,790 実に優しい 平和な試験だ 43 00:06:17,230 --> 00:06:21,630 倒した… でも いい気分じゃねえな。 44 00:06:25,740 --> 00:06:27,740 奇襲…! 45 00:06:29,740 --> 00:06:31,240 うっ! 46 00:06:34,250 --> 00:06:37,280 化け物が…。 47 00:06:37,280 --> 00:06:40,250 魔力探知を怠った覚えは ないんだがな。 48 00:06:41,860 --> 00:06:44,260 ラヴィーネ お前も瓶を割れ。 49 00:06:44,260 --> 00:06:46,230 くっ…。 50 00:06:46,230 --> 00:06:49,760 引き際が分からないほど ガキじゃないだろう。 51 00:06:49,760 --> 00:06:51,730 試験は3年後もある。 52 00:06:53,270 --> 00:06:55,240 クソ…! 53 00:07:01,270 --> 00:07:03,740 間に合わなかったか… 54 00:07:04,810 --> 00:07:07,250 だが 儂が加勢したところで 55 00:07:07,250 --> 00:07:10,250 結果は同じだっただろう 56 00:07:10,250 --> 00:07:13,250 背中を向けているというのに 57 00:07:13,250 --> 00:07:15,760 まるで隙を感じん 58 00:07:15,760 --> 00:07:19,760 どちらにせよ 時間稼ぎぐらいはせんとな 59 00:07:21,730 --> 00:07:26,300 確か宮廷魔法使いの デンケンだっけ? 60 00:07:26,300 --> 00:07:29,740 今 どういう状況なの? 61 00:07:29,740 --> 00:07:32,240 もしかして あれと戦うつもり? 62 00:07:32,240 --> 00:07:34,740 勝てないと思うよ。 63 00:07:34,740 --> 00:07:36,740 承知の上だ。 64 00:07:36,740 --> 00:07:38,750 ねぇ デンケン。 65 00:07:38,750 --> 00:07:42,250 これって 迷宮攻略に 必要なことなの? 66 00:07:42,250 --> 00:07:44,250 今 フリーレンが…。 67 00:07:44,250 --> 00:07:47,750 説明はいい 必要なことなの? 68 00:07:49,820 --> 00:07:51,790 そうだ。 69 00:07:52,760 --> 00:07:54,730 なら 私が倒すよ。 70 00:07:54,730 --> 00:07:56,760 何を言っているんだ。 71 00:07:56,760 --> 00:07:59,770 この中で一番強いのはデンケンだ。 72 00:07:59,770 --> 00:08:03,270 第一 お前はヴィアベルにも 勝てなかっただろう。 73 00:08:03,270 --> 00:08:07,770 ん~… そういうことじゃないんだよね。 74 00:08:07,770 --> 00:08:11,340 確かに私は未熟な三級魔法使いだ。 75 00:08:11,340 --> 00:08:14,750 デンケンやヴィアベルよりも はるかに弱い。 76 00:08:14,750 --> 00:08:19,250 けれども ゼンゼ相手なら勝てると思うよ。 77 00:08:19,250 --> 00:08:21,750 私の得意魔法は これ。 78 00:08:23,260 --> 00:08:25,260 「大体なんでも切る魔法」 79 00:08:25,260 --> 00:08:26,760 大体なんでも切る魔法。 80 00:08:26,760 --> 00:08:30,260 私が切れると思ったものは 何でも切れるし 81 00:08:30,260 --> 00:08:33,830 切れないと思ったものは 全く切れない。 82 00:08:33,830 --> 00:08:35,770 それが何だっていうんだ。 83 00:08:35,770 --> 00:08:39,270 防御魔法で簡単に防げる魔法だ。 84 00:08:39,270 --> 00:08:41,270 そういえば メガネ君は 85 00:08:41,270 --> 00:08:44,280 ヴィアベルとの戦いを 見ていたんだっけ? 86 00:08:44,280 --> 00:08:49,280 まぁ 防御魔法って 魔法を防ぐためのものだからね。 87 00:08:49,280 --> 00:08:52,290 切れるイメージ あんまりないんだよね。 88 00:08:52,290 --> 00:08:57,390 そうか なら どちらにせよ ゼンゼには通用しない。 89 00:08:57,390 --> 00:09:00,290 あの髪には 観測できるだけでも 90 00:09:00,290 --> 00:09:04,260 防御魔法に匹敵するほどの魔法が 何重にもかけられている。 91 00:09:04,260 --> 00:09:07,800 だから そんな理屈は どうでもいいんだよ。 92 00:09:07,800 --> 00:09:10,770 これはイメージの話なんだから。 93 00:09:10,770 --> 00:09:12,770 おい 待て。 94 00:09:15,270 --> 00:09:17,310 う~ん。 95 00:09:17,310 --> 00:09:20,880 やっぱり 見た者を拘束する魔法は 効かないか。 96 00:09:20,880 --> 00:09:23,780 まぁ 髪ってのは体の一部だからね。 97 00:09:23,780 --> 00:09:27,290 全身を視界に納めるのは無理だ。 98 00:09:29,290 --> 00:09:31,290 大体なんでも切る魔法。 99 00:09:32,760 --> 00:09:36,730 やはり 私の複製体の 相手はユーベルか 100 00:09:36,730 --> 00:09:39,300 勝敗は すでに分かっている 101 00:09:39,300 --> 00:09:42,270 恐らく戦いにすらならない 102 00:09:43,840 --> 00:09:47,740 あれは2年前の 二級魔法使い選抜試験だった。 103 00:09:47,740 --> 00:09:51,240 その第二次試験の 試験官を担当したのは 104 00:09:51,240 --> 00:09:54,250 ブルグ一級魔法使い。 105 00:09:54,250 --> 00:09:57,250 彼は一級魔法使いになってから 106 00:09:57,250 --> 00:10:00,250 一度たりとも 手傷を負ったことがないほどの 107 00:10:00,250 --> 00:10:03,760 守りに特化した魔法使いだった。 108 00:10:03,760 --> 00:10:06,330 「不動の外套」。 109 00:10:06,330 --> 00:10:08,860 彼が魔法で作り出す外套は 110 00:10:08,860 --> 00:10:11,730 あらゆる攻撃魔法も 通さないほどの防御術式が 111 00:10:11,730 --> 00:10:14,730 組み込まれていた。 112 00:10:14,730 --> 00:10:17,270 第二次試験の内容は 113 00:10:17,270 --> 00:10:21,810 外套をまとったブルグに 受験者が攻撃魔法を放ち 114 00:10:21,810 --> 00:10:26,280 1歩でも下がらせたら合格という 極めて単純なものだった。 115 00:10:26,280 --> 00:10:29,320 殺害行為を失格とする ルールも 116 00:10:29,320 --> 00:10:32,890 攻撃魔法の最低限の制御を促し 117 00:10:32,890 --> 00:10:35,890 他の受験者を守るための 措置だった。 118 00:10:35,890 --> 00:10:37,860 次 119 00:10:41,790 --> 00:10:45,300 誰もブルグの心配など していなかった。 120 00:10:54,870 --> 00:10:58,380 あ~… 切り過ぎちゃった 121 00:10:58,380 --> 00:11:01,280 ざわめき 122 00:11:01,280 --> 00:11:04,320 それを 三級魔法使いになったばかりの 123 00:11:04,320 --> 00:11:08,820 無名の少女が あっさりと殺してしまった。 124 00:11:10,860 --> 00:11:13,360 失格処分だって話だよね 125 00:11:13,360 --> 00:11:17,360 分かってるから もう帰っていい? 126 00:11:17,360 --> 00:11:19,900 1つだけ質問がある 127 00:11:19,900 --> 00:11:21,930 ど~ぞ 128 00:11:21,930 --> 00:11:24,900 「不動の外套」を どうやって打ち破った? 129 00:11:26,840 --> 00:11:28,840 え~っと 130 00:11:28,840 --> 00:11:31,840 ゼンゼさんって 裁縫とかしたことある? 131 00:11:31,840 --> 00:11:34,850 いいや それがどうした? 132 00:11:34,850 --> 00:11:37,850 家柄 良さそうだもんね~ 133 00:11:37,850 --> 00:11:42,360 それとも そういうのは 魔法で全部やっちゃうのかな? 134 00:11:42,360 --> 00:11:45,260 いやね 私も不器用だから 135 00:11:45,260 --> 00:11:48,260 そういうことは したことないんだけど 136 00:11:51,830 --> 00:11:55,840 姉貴がよく 裁縫をしているのを見ていた 137 00:11:59,770 --> 00:12:02,880 布を裁断する時ってさ 138 00:12:02,880 --> 00:12:07,850 ハサミをこう入れて シャ~って切るんだよね 139 00:12:07,850 --> 00:12:11,350 とてもいい音がするんだ 140 00:12:14,350 --> 00:12:17,860 私は あの音が好きだった 141 00:12:17,860 --> 00:12:20,390 話が見えない 142 00:12:20,390 --> 00:12:22,430 イメージの話だよ 143 00:12:22,430 --> 00:12:26,370 布っていうのはさ 切れるものなんだよ 144 00:12:26,370 --> 00:12:28,870 切れて当たり前のものだ 145 00:12:30,340 --> 00:12:33,340 こいつはイカれている 146 00:12:33,340 --> 00:12:36,910 確かに布を切るイメージなんて 誰でもできる 147 00:12:36,910 --> 00:12:39,450 バカにだってできる 148 00:12:39,450 --> 00:12:43,850 だが 魔法の世界は そんなに甘いものじゃ ない 149 00:12:43,850 --> 00:12:48,350 完璧にイメージできないものは 魔法では実現できない 150 00:12:50,260 --> 00:12:52,290 小さなアリが巨大な竜を 151 00:12:52,290 --> 00:12:55,330 踏みつぶすイメージが できないように 152 00:12:55,330 --> 00:12:57,900 鉄壁の防御術式で守られた あの外套を 153 00:12:57,900 --> 00:13:03,270 切るイメージができる 魔法使いなど ほぼ存在しない 154 00:13:03,270 --> 00:13:05,270 実際に あの外套が 155 00:13:05,270 --> 00:13:08,270 いかなる攻撃魔法も 通さないことは 156 00:13:08,270 --> 00:13:11,840 魔法使いなら 一目見れば分かるからだ 157 00:13:11,840 --> 00:13:14,780 それこそ バカでも分かる 158 00:13:14,780 --> 00:13:18,350 人が知性を持った 生命体である限り 159 00:13:18,350 --> 00:13:22,320 その柵からは 決して逃れられない 160 00:13:22,320 --> 00:13:27,260 それでも彼女は 自らの感覚に従った 161 00:13:27,260 --> 00:13:31,260 「これは切れないものだ」と 知性では分かっていながら 162 00:13:31,260 --> 00:13:36,400 感覚のままに「不動の外套」を 切り裂くイメージを構築した 163 00:13:36,400 --> 00:13:41,340 もはや 人として成立している 精神状態とは思えない 164 00:13:41,340 --> 00:13:45,410 これは才覚の領域だ 165 00:13:45,410 --> 00:13:48,920 もう行っていいかな? ああ 166 00:13:50,350 --> 00:13:54,390 ところでゼンゼさん キレイな髪の毛だね 167 00:13:54,390 --> 00:13:57,360 手入れとか大変でしょ? 168 00:13:59,760 --> 00:14:02,260 もしかしたら 私は あの時点で 169 00:14:02,260 --> 00:14:04,760 もう負けていたのかもしれない 170 00:14:04,760 --> 00:14:08,300 ユーベルには 勝てるイメージが湧かない 171 00:14:08,300 --> 00:14:10,770 相性が悪過ぎる 172 00:14:17,310 --> 00:14:19,880 みんな 頭を使い過ぎなんだよ。 173 00:14:19,880 --> 00:14:21,750 髪は切るものでしょ? 174 00:14:24,350 --> 00:14:26,350 髪の手入れ? 175 00:14:26,350 --> 00:14:28,350 地獄だよ 176 00:14:28,350 --> 00:14:31,290 考えたくもない 177 00:14:31,290 --> 00:14:33,290 フフっ。 178 00:14:33,290 --> 00:14:35,290 切ったらいいのに。 179 00:14:38,230 --> 00:14:40,730 話は大体分かったぜ。 180 00:14:40,730 --> 00:14:43,740 お前らはフリーレンが 水鏡の悪魔を倒すまでの 181 00:14:43,740 --> 00:14:46,240 時間稼ぎをしているわけだ。 182 00:14:46,240 --> 00:14:48,240 はい そうです。 183 00:14:48,240 --> 00:14:51,740 複製体なら 俺たちも3体 片付けた。 184 00:14:51,740 --> 00:14:53,780 なら 話は早いですね。 185 00:14:53,780 --> 00:14:55,820 それでは…。 186 00:14:55,820 --> 00:14:57,220 あら。 187 00:14:57,220 --> 00:15:01,220 たった今 ゼンゼさんの複製体が 撃破されたようです。 188 00:15:01,220 --> 00:15:03,720 この魔力…。 189 00:15:03,720 --> 00:15:07,730 仕留めたのは ユーベル三級魔法使いですね。 190 00:15:07,730 --> 00:15:09,730 意外な結果だな。 191 00:15:09,730 --> 00:15:13,770 そうか? 結構 相性悪めだろ。 192 00:15:13,770 --> 00:15:15,800 魔法使い同士の戦いは 193 00:15:15,800 --> 00:15:18,200 ジャンケンのようなもの ですからね。 194 00:15:18,200 --> 00:15:20,740 ただし 手数が無数にあり 195 00:15:20,740 --> 00:15:23,310 極めて複雑で難解な ジャンケンです。 196 00:15:23,310 --> 00:15:26,210 それで 少しでも 使える手数を 197 00:15:26,210 --> 00:15:28,710 増やしたいってわけか。 198 00:15:30,220 --> 00:15:35,250 いいぜ 複製体の足止め 手伝ってやるよ。 199 00:15:35,250 --> 00:15:38,290 俺は他人を信じるような タチじゃねえが 200 00:15:38,290 --> 00:15:42,290 ケツを振っている勝ち馬を 逃すほどバカじゃ ない。 201 00:15:43,700 --> 00:15:46,700 現時点で確実に 足止めしなければならない 202 00:15:46,700 --> 00:15:49,240 危険な複製体は2体。 203 00:15:49,240 --> 00:15:51,240 そのうちの1体 204 00:15:51,240 --> 00:15:54,710 デンケンさんの複製体の 場所は特定しました。 205 00:15:54,710 --> 00:15:57,710 あなた方は そちらをお願いします。 206 00:15:59,210 --> 00:16:02,750 もう1体のフェルンさんの 複製体に関しては 207 00:16:02,750 --> 00:16:05,320 私に任せてください。 208 00:16:05,320 --> 00:16:09,220 あの子は特に魔力を消すのが 上手みたいですから 209 00:16:09,220 --> 00:16:14,230 さすがに見つけ出さないと 奇襲で死者が出かねません。 210 00:16:14,230 --> 00:16:16,730 本当に1人で何とかなるの? 211 00:16:16,730 --> 00:16:19,730 1人の方が 魔力探知に集中できます。 212 00:16:19,730 --> 00:16:22,700 あの子 結構強いわよ。 213 00:16:22,700 --> 00:16:27,210 私は多才なので 足止めだけは得意なのです。 214 00:16:28,770 --> 00:16:31,710 それに 拘束魔法が通じることは 215 00:16:31,710 --> 00:16:35,250 本人の体を使って 確かめましたから。 216 00:16:35,250 --> 00:16:37,220 よし。 217 00:16:37,220 --> 00:16:39,720 じゃあ 一暴れするか。 218 00:16:41,720 --> 00:16:44,720 ユーベル これってさ 219 00:16:44,720 --> 00:16:47,230 僕の見間違いじゃないよね。 220 00:16:47,230 --> 00:16:49,260 だろうね。 221 00:16:49,260 --> 00:16:52,770 だって メガネ君 動けないでしょ。 222 00:16:54,730 --> 00:16:58,200 私の複製体が復活している。 223 00:17:03,310 --> 00:17:06,250 これって もしかして 224 00:17:06,250 --> 00:17:10,250 水鏡の悪魔とやらを倒すまで 続くのかな? 225 00:17:10,250 --> 00:17:14,290 消耗戦だ 楽しくなってきたね。 226 00:17:14,290 --> 00:17:16,860 まったくだ。 227 00:17:16,860 --> 00:17:19,330 もう引き際でしょ これ。 228 00:17:57,730 --> 00:18:00,270 この隙もダメだな 229 00:18:00,270 --> 00:18:02,740 今のフェルンじゃ 気が付けない 230 00:18:04,740 --> 00:18:07,210 やっぱり やるしかない 231 00:18:08,240 --> 00:18:10,280 魔力探知の隙だけじゃ 232 00:18:10,280 --> 00:18:13,410 殺し切れるほどのものには ならないね 233 00:18:13,410 --> 00:18:15,410 そうですね… 234 00:18:15,410 --> 00:18:18,320 もっと大きな隙があれば 勝てるのですが… 235 00:18:18,320 --> 00:18:20,290 勝てるんだね 236 00:18:21,820 --> 00:18:23,820 なら 隙をつくろう 237 00:18:23,820 --> 00:18:26,260 そんなことが できるのですか? 238 00:18:26,260 --> 00:18:28,260 私が隙を見せれば 239 00:18:28,260 --> 00:18:30,760 相手は もっと大きな隙を見せる 240 00:18:32,400 --> 00:18:34,330 それでは フリーレン様が… 241 00:18:34,330 --> 00:18:36,240 防御に集中すれば 242 00:18:36,240 --> 00:18:38,800 致命傷にはならない 243 00:18:38,800 --> 00:18:42,310 では その場合の作戦は… 244 00:18:45,810 --> 00:18:47,310 任せるよ 245 00:18:47,310 --> 00:18:50,380 フェルンが勝てると 思っているのなら勝てる 246 00:18:50,380 --> 00:18:53,250 なぜ そう言い切れるのですか? 247 00:18:53,250 --> 00:18:55,250 だって 「私」は 248 00:18:55,250 --> 00:18:57,760 フェルンのことを なめているから 249 00:19:02,330 --> 00:19:04,330 それはよかったです 250 00:19:04,330 --> 00:19:06,800 なら 十分勝機はありますね 251 00:20:01,750 --> 00:20:03,790 まだ立っている 252 00:20:03,790 --> 00:20:05,860 でも 致命傷だ 253 00:20:05,860 --> 00:20:07,830 とどめを… 254 00:20:09,760 --> 00:20:11,230 あ! 255 00:20:15,230 --> 00:20:17,270 何が起こった… 256 00:20:17,270 --> 00:20:19,270 攻撃された? 257 00:20:19,270 --> 00:20:21,770 魔力を全く感じない… 258 00:20:21,770 --> 00:20:26,250 この攻撃を 私は魔法として 認識できていない… 259 00:20:27,850 --> 00:20:30,750 すごいです… フリーレン様…。 260 00:20:30,750 --> 00:20:33,250 これが魔法の高みなんですね…。 261 00:20:34,250 --> 00:20:37,760 でも らしくないです…。 262 00:20:39,220 --> 00:20:41,730 隙だらけです。 263 00:20:51,700 --> 00:20:54,210 よくやった フェルン。 264 00:20:54,210 --> 00:20:56,740 あれを見せるほど 追い詰められたのは 265 00:20:56,740 --> 00:20:59,210 80年ぶりかな。 266 00:21:11,790 --> 00:21:15,760 それじゃあ さっさと終わらせようか。 267 00:21:26,240 --> 00:21:28,240 終わりましたか…。 268 00:21:29,740 --> 00:21:32,240 もう動けない…。 269 00:21:32,240 --> 00:21:35,210 ヴィアベル… おんぶしてくれ…。 270 00:21:35,210 --> 00:21:39,220 お前ら いつも倒れてんな…。 271 00:21:47,230 --> 00:21:52,730 ここが零落の王墓の 最深部か…。 272 00:21:52,730 --> 00:21:56,240 君たちは零落の王墓を攻略した。 273 00:21:56,240 --> 00:21:59,240 一級魔法使いに十分匹敵する 274 00:21:59,240 --> 00:22:03,280 歴史に名を残すほどの偉業だ。 275 00:22:03,280 --> 00:22:06,810 約束通り 最深部にたどり着いた全員を 276 00:22:06,810 --> 00:22:09,310 第二次試験 合格とする。 277 00:22:11,720 --> 00:22:15,720 それで 一番の功労者は どこに行った? 278 00:22:18,220 --> 00:22:20,230 暗いよ~‼ 279 00:22:20,230 --> 00:22:22,230 怖いよ~‼ 280 00:22:22,230 --> 00:22:25,230 あ~ 暗いよ 怖いよ~。 えぇ…。 281 00:22:25,230 --> 00:22:28,270 まぁ 気持ちは分かるかな。 282 00:22:28,270 --> 00:22:30,340 ふぅ…。 283 00:22:30,340 --> 00:22:34,310 それでは 第二次試験を終了とする。 284 00:22:36,210 --> 00:22:39,750 なんと 回復魔法まで使えるのじゃ。 285 00:22:39,750 --> 00:22:42,250 どうじゃ すごいじゃろう。 286 00:22:42,250 --> 00:22:44,220 ああ…。 287 00:22:47,220 --> 00:22:49,220 誰なの? お前。