1 00:00:30,724 --> 00:00:33,093 西暦 189 年 2 00:00:33,093 --> 00:00:37,932 漢王朝   第 12 代皇帝劉邦   崩御 3 00:00:37,932 --> 00:00:42,236 何進大将軍は 実の妹   何太后と劉邦の子 4 00:00:42,236 --> 00:00:44,939 劉弁を皇帝の座につかせた 5 00:00:44,939 --> 00:00:47,139 へへへへ 6 00:00:51,612 --> 00:00:54,114 しかし劉邦のもう1人の息子 7 00:00:54,114 --> 00:00:56,750 劉協を支持する勢力との間で 8 00:00:56,750 --> 00:01:00,454 朝廷は2つに割れた 9 00:01:00,454 --> 00:01:04,291 更に宦官集団   十常侍筆頭帳譲は 10 00:01:04,291 --> 00:01:08,863 劉協の祖母   永楽太皇太后に 取り入った 11 00:01:08,863 --> 00:01:13,033 しきりに宦官誅滅を訴える 何進大将軍と袁紹から 12 00:01:13,033 --> 00:01:16,904 自らの地位を守るためである 13 00:01:16,904 --> 00:01:19,373 漢王朝は混乱し 14 00:01:19,373 --> 00:01:22,773 その命脈は 尽き果てようとしていた 15 00:01:32,086 --> 00:01:35,556 曹操   曹操はおるか 16 00:01:35,556 --> 00:01:39,856 この天下の一大事に きさまは一体何をしておるのだ 17 00:01:44,298 --> 00:01:48,135 これほどの人間が なぜ曹操の下に集まる 18 00:01:48,135 --> 00:01:51,235 何の用だ? 19 00:01:53,474 --> 00:01:56,744 何進殿は今朝 天下に檄を飛ばしたぞ 20 00:01:56,744 --> 00:01:59,647 檄? 漢王朝を正すため 21 00:01:59,647 --> 00:02:02,549 宦官誅滅を 天下の公論とするように 22 00:02:02,549 --> 00:02:04,485 俺が何進殿に進言し 23 00:02:04,485 --> 00:02:07,388 全土に号令となって 発せられたのだ 24 00:02:07,388 --> 00:02:09,823 ついに… 袁紹殿は 25 00:02:09,823 --> 00:02:14,528 王朝の腐敗を招いた宦官たちを 目の敵にしていたからな 26 00:02:14,528 --> 00:02:18,065 間もなく各地の群雄が この洛陽に集結し 27 00:02:18,065 --> 00:02:20,968 天下の災いを取り払うのだ 28 00:02:20,968 --> 00:02:23,737 その天下の公論は 29 00:02:23,737 --> 00:02:26,240 北の董卓にも届けたのか? 30 00:02:26,240 --> 00:02:31,412 当然であろう 并州の長   州牧なのだからな 31 00:02:31,412 --> 00:02:33,847 ふっ袁紹 32 00:02:33,847 --> 00:02:36,750 董卓が何者であるか 分かっているのか? 33 00:02:36,750 --> 00:02:39,954 ふん   何を恐れることがある 34 00:02:39,954 --> 00:02:43,824 天地人だ 袁紹 35 00:02:43,824 --> 00:02:47,394 今この腐敗の中心から 離れていることが 36 00:02:47,394 --> 00:02:51,966 董卓にとってどれほどの地の利か 37 00:02:51,966 --> 00:02:55,903 更に勇猛でなる北方の騎馬民族を 38 00:02:55,903 --> 00:02:59,707 兵力に従えておることで 人の利が備わっていること 39 00:02:59,707 --> 00:03:02,609 疑いようがない 40 00:03:02,609 --> 00:03:04,645 その上 41 00:03:04,645 --> 00:03:08,782 あろうことか天の利まで 与えた者がいる 42 00:03:08,782 --> 00:03:10,718 天下の公論 43 00:03:10,718 --> 00:03:14,688 天下の大儀と称される者に わざわざ召し抱えられる 44 00:03:14,688 --> 00:03:16,957 董卓にとって 45 00:03:16,957 --> 00:03:19,157 これほどの天の利は ないであろうな 46 00:03:21,595 --> 00:03:24,498 袁紹   2歩下がれば名が泣くぞ 47 00:03:24,498 --> 00:03:26,998 うっ 48 00:03:32,840 --> 00:03:36,443 他人の軍と兵で 己の意向を示そうとは 49 00:03:36,443 --> 00:03:40,714 何進という 想像以上に卑しいやつですな 50 00:03:40,714 --> 00:03:44,485 しかも   わざわざ 我らを呼び寄せるとは 51 00:03:44,485 --> 00:03:46,420 董卓殿 52 00:03:46,420 --> 00:03:50,420 この知恵の浅い招きに 乗らぬ手はありますまい 53 00:03:56,530 --> 00:04:00,030 李儒   全軍に女を絶てと命令だ 54 00:04:04,905 --> 00:04:08,275 西暦 189 年夏 55 00:04:08,275 --> 00:04:10,644 并州州牧董卓 56 00:04:10,644 --> 00:04:14,344 精鋭 3000 を率い洛陽へ出陣 57 00:04:21,121 --> 00:04:25,359 劉協様を担ぎ出そうとしていた 永楽太皇太后様が 58 00:04:25,359 --> 00:04:27,661 毒殺されました 59 00:04:27,661 --> 00:04:29,897 恐ろしや   何太后 60 00:04:29,897 --> 00:04:32,800 しかも袁紹が呼んだ   各地の群雄が 61 00:04:32,800 --> 00:04:36,570 この洛陽に続々と参集 62 00:04:36,570 --> 00:04:38,872 董卓までもが こちらに向かっております 63 00:04:38,872 --> 00:04:43,377 我らにとり   これはまさに まさに窮地にございます 64 00:04:43,377 --> 00:04:46,380 董卓は無法の者と聞く 65 00:04:46,380 --> 00:04:49,680 無法の札は使いようがある 66 00:04:51,852 --> 00:04:54,888 朝廷をこの手に治めるために 67 00:04:54,888 --> 00:04:59,588 董卓を取り込み 宦官誅滅を訴える何進 68 00:05:01,962 --> 00:05:06,366 明晩   何太后の名で勅令を発し 69 00:05:06,366 --> 00:05:08,766 何進を参内させよ 70 00:05:14,808 --> 00:05:18,412 天下の大権を握るというのも 大変じゃ 71 00:05:18,412 --> 00:05:21,415 実の妹ながら 太后のお召しとあらば 72 00:05:21,415 --> 00:05:24,651 昼夜問わず参内せねばならぬ 73 00:05:24,651 --> 00:05:28,489 これではこの栄華を 楽しんでおる間も無いわ 74 00:05:28,489 --> 00:05:30,789 ふふふ うう 75 00:05:34,962 --> 00:05:38,462 きさまら ん? 76 00:05:40,534 --> 00:05:43,437 ううっ 77 00:05:43,437 --> 00:05:46,039 うわああ 78 00:05:46,039 --> 00:05:49,977 うわあああ! 79 00:05:49,977 --> 00:05:52,477 ほほほほほほほほ 80 00:05:54,781 --> 00:05:59,281 袁紹様   これは紛れもなく 張譲の企みにございます 81 00:06:02,055 --> 00:06:04,725 張譲が墓穴を掘ったか 82 00:06:04,725 --> 00:06:08,629 この袁紹に宦官誅滅の 大義名分を与えよった 83 00:06:08,629 --> 00:06:12,232 これで董卓を宮中に 入れることなく片が付く 84 00:06:12,232 --> 00:06:15,836 静かに   しかし一気に兵を進めよ 85 00:06:15,836 --> 00:06:19,439 董卓らには伝令を出し 宮廷外に留め置くのだ 86 00:06:19,439 --> 00:06:22,676 はっ 87 00:06:22,676 --> 00:06:25,676 やつが動かねばよいが 88 00:06:27,614 --> 00:06:32,219 よし   分かった この先は袁紹の動きを追え 89 00:06:32,219 --> 00:06:34,688 兵の挙動を取る   伝令の行く先だ 90 00:06:34,688 --> 00:06:36,723 はっ 91 00:06:36,723 --> 00:06:39,359 何進を討ったか 92 00:06:39,359 --> 00:06:43,063 張譲は最後まで張譲だな 93 00:06:43,063 --> 00:06:45,799 突撃! 94 00:06:45,799 --> 00:06:49,436 宦官という宦官は 一人残らずたたき切れ 95 00:06:49,436 --> 00:06:51,836 張譲は絶対に逃がすでない 96 00:06:56,210 --> 00:06:59,112 そうか   袁紹が 97 00:06:59,112 --> 00:07:02,616 しかし玉を握る限り 98 00:07:02,616 --> 00:07:05,216 張譲は誰にも討てぬであろう 99 00:07:07,921 --> 00:07:09,921 張譲! 100 00:07:11,858 --> 00:07:14,461 うわあ! 101 00:07:14,461 --> 00:07:18,232 張譲 宦官が宮廷を捨てるか 102 00:07:18,232 --> 00:07:21,132 まさか天子も 103 00:07:23,670 --> 00:07:26,073 張譲を討てる者がいるとすれば 104 00:07:26,073 --> 00:07:29,273 天子を玉とみなさぬ者だけだ 105 00:07:31,478 --> 00:07:33,880 天子と共にある限り 106 00:07:33,880 --> 00:07:38,819 天下はこの張譲の手の内にある 107 00:07:38,819 --> 00:07:42,222 張譲様   前方に軍の影が 108 00:07:42,222 --> 00:07:44,992 止めい 109 00:07:44,992 --> 00:07:47,828 張譲   なぜ逃げぬのじゃ 110 00:07:47,828 --> 00:07:51,828 これより天子様の お味方を手に入れまする 111 00:07:59,439 --> 00:08:02,139 十常侍張譲なるぞ 112 00:08:12,019 --> 00:08:16,256 董卓殿   よくぞ来てくださった 113 00:08:16,256 --> 00:08:18,992 うわさに違わぬ丈夫ぶり 114 00:08:18,992 --> 00:08:21,192 心強い限り 115 00:08:23,830 --> 00:08:26,833 あちらに天子様がおわせられる 116 00:08:26,833 --> 00:08:30,133 馬を降り   拝謁なさるがよい 117 00:08:32,539 --> 00:08:34,574 董卓殿 118 00:08:34,574 --> 00:08:37,674 悪党には悪党の報いがある 119 00:08:41,615 --> 00:08:44,518 きさまたちの本性は自虐にある 120 00:08:44,518 --> 00:08:48,388 きさまたちが望むように 長い時間をかけて 121 00:08:48,388 --> 00:08:50,388 死に至らせてやる 122 00:08:59,366 --> 00:09:02,269 そして男の痕跡を人目にさらし 123 00:09:02,269 --> 00:09:07,974 苦と惨と悲と喜をからめて 地獄に落とす 124 00:09:07,974 --> 00:09:12,179 己の死に様を 最後の楽しみにするがよい 125 00:09:12,179 --> 00:09:15,015 張譲様 張譲様 126 00:09:15,015 --> 00:09:18,985 ううううう この張譲も老いていたか 127 00:09:18,985 --> 00:09:22,889 董卓の無法の量を見誤るとは 128 00:09:22,889 --> 00:09:26,593 ぎゃああああ! 129 00:09:26,593 --> 00:09:28,993 うわあああ! 130 00:09:41,641 --> 00:09:44,441 ぎゃああああああ! 131 00:10:08,101 --> 00:10:11,101 陛下がお帰りになられました 132 00:10:19,279 --> 00:10:21,715 よくご無事で 何太后様   昨夜の騒乱が 133 00:10:21,715 --> 00:10:26,019 いかなることであったのか 私には分かりません 134 00:10:26,019 --> 00:10:28,922 しかし陛下をお守りし ここにお連れしたのは 135 00:10:28,922 --> 00:10:30,957 この董卓にございます 136 00:10:30,957 --> 00:10:34,361 董卓   礼を言うぞ 礼など要らぬ 137 00:10:34,361 --> 00:10:36,430 うえええん 怖い 138 00:10:36,430 --> 00:10:42,469 望みは何じゃ   金珠か宝物か あっ 139 00:10:42,469 --> 00:10:45,372 この目で選ぶ 140 00:10:45,372 --> 00:10:47,672 ついてまいれ 141 00:10:49,910 --> 00:10:52,813 西暦 189 年9月 142 00:10:52,813 --> 00:10:57,013 宮廷に入った董卓は 何太后を殺害し 143 00:10:59,152 --> 00:11:02,552 劉弁から皇帝の位を剥奪 144 00:11:04,658 --> 00:11:10,058 劉弁の腹違いの弟 劉協を新しい皇帝に擁立した 145 00:11:14,334 --> 00:11:19,934 洛陽とは   何と   か細く ひ弱な都であることか 146 00:11:22,075 --> 00:11:25,078 これは董卓による天下の略奪ぞ 147 00:11:25,078 --> 00:11:28,381 しかし日増しに膨れ上がる 董卓の軍勢が相手では 148 00:11:28,381 --> 00:11:31,117 どうにもならぬ 149 00:11:31,117 --> 00:11:35,655 やつに天の利を与えたのは この袁紹 150 00:11:35,655 --> 00:11:40,227 命に変えても その暴虐を止めねばならぬ 151 00:11:40,227 --> 00:11:44,164 皇帝陛下   ご登殿 152 00:11:44,164 --> 00:11:47,664 皇帝陛下   ご登殿 153 00:11:51,204 --> 00:11:55,609 責任を感じた袁紹は 董卓を暗殺すべく 154 00:11:55,609 --> 00:11:57,944 皇帝劉協謁見の日 155 00:11:57,944 --> 00:12:02,844 武器を隠し持った配下を 官吏たちの中へ紛れ込ませた 156 00:12:07,621 --> 00:12:10,121 おおおお 157 00:12:13,727 --> 00:12:16,427 おおっ! 158 00:12:18,565 --> 00:12:20,834 なんとっ 159 00:12:20,834 --> 00:12:24,604 皇帝を抱き   玉座に上った 160 00:12:24,604 --> 00:12:28,241 皇帝を盾にしたのか 161 00:12:28,241 --> 00:12:31,041 これでは斬れぬ! 162 00:12:33,146 --> 00:12:38,485 今より   先の政変に 加わりたる者   並びに 163 00:12:38,485 --> 00:12:46,126 才覚なく官職にある者の 官位を剥奪し   その処罰を行う 164 00:12:46,126 --> 00:12:50,126 では処罰する者の名を申し伝える 165 00:12:53,867 --> 00:12:59,306 丁原   伍孚 その方ら2名 166 00:12:59,306 --> 00:13:03,577 何進による愚帝擁立に 加担したる罪は重い 167 00:13:03,577 --> 00:13:06,379 よって梟首の刑に処す 168 00:13:06,379 --> 00:13:09,416 ああ 169 00:13:09,416 --> 00:13:12,652 ほざくなっ! 170 00:13:12,652 --> 00:13:15,021 天を欺く逆賊   董卓! 171 00:13:15,021 --> 00:13:18,391 例え百官の全てが 恐れおののこうとも 172 00:13:18,391 --> 00:13:22,291 この丁原 きさまの暴虐を許しはせんぞ! 173 00:13:30,303 --> 00:13:33,673 呂布よ おおっ? 174 00:13:33,673 --> 00:13:36,209 おお? 175 00:13:36,209 --> 00:13:38,309 だわああ 176 00:13:41,948 --> 00:13:45,151 んははっ 皇帝陛下の御前であろうと 177 00:13:45,151 --> 00:13:49,022 我がしもべは天に代わり きさまを処罰してくれるわ 178 00:13:49,022 --> 00:13:51,925 行け   呂布! 179 00:13:51,925 --> 00:13:54,961 うわああああ 180 00:13:54,961 --> 00:13:57,261 おおお 181 00:13:59,766 --> 00:14:01,866 おおっ? 182 00:14:26,192 --> 00:14:28,261 呂布だと? 183 00:14:28,261 --> 00:14:30,597 うおおおおお 184 00:14:30,597 --> 00:14:33,500 きさまが呂布か 185 00:14:33,500 --> 00:14:36,302 きさまほどの勇者が なぜ丁原のような者に 186 00:14:36,302 --> 00:14:40,102 仕えておる こんな馬鹿なことはあるまい 187 00:14:46,279 --> 00:14:48,915 勇者   呂布よ この董卓と 188 00:14:48,915 --> 00:14:52,786 親子の契りを結ぶべし そして天下を 189 00:14:52,786 --> 00:14:55,086 我らが手中に収めようぞ 190 00:14:58,124 --> 00:15:00,860 何たること 191 00:15:00,860 --> 00:15:03,730 天下 192 00:15:03,730 --> 00:15:06,230 そうだ   天下だ! 193 00:15:12,439 --> 00:15:15,742 野放しにされた 董卓の兵たちにより 194 00:15:15,742 --> 00:15:19,079 ありとあらゆる略奪 陵辱が重ねられ 195 00:15:19,079 --> 00:15:21,679 洛陽は無法の都と化した 196 00:15:26,720 --> 00:15:30,490 皇帝   皇族   貴族どもの 墓を掘り起こし 197 00:15:30,490 --> 00:15:33,526 副葬品のことごとくを暴けい! 198 00:15:33,526 --> 00:15:38,231 金銀財宝は溶かした後 董の刻印を押して固めよ 199 00:15:38,231 --> 00:15:42,231 この洛陽の全てを 我が色に染め替えるのだ! 200 00:15:45,472 --> 00:15:50,172 人々は次々に無法の都 洛陽を脱していった 201 00:15:52,278 --> 00:15:56,716 話とは何だ? 袁紹   なぜ動かない 202 00:15:56,716 --> 00:16:01,254 今   董卓を殺せば 天下はおまえのものではないか 203 00:16:01,254 --> 00:16:03,556 おまえが天下に号令を発せば 204 00:16:03,556 --> 00:16:06,159 100 万は集まる 205 00:16:06,159 --> 00:16:08,928 おまえが天下を伺うに 206 00:16:08,928 --> 00:16:11,228 これほどの機会は 二度と巡ってこんぞ 207 00:16:13,333 --> 00:16:17,203 おまえは   おまえが天下を狙うに 208 00:16:17,203 --> 00:16:22,041 董卓よりも俺からの方が 楽だと思っておるのだろう! 209 00:16:22,041 --> 00:16:25,812 そう考えてほしいのか? 210 00:16:25,812 --> 00:16:28,214 だが   俺とておまえを知るほどに 211 00:16:28,214 --> 00:16:31,117 董卓を知っているわけではない 212 00:16:31,117 --> 00:16:33,586 董卓をいかに引きずりおろすか 213 00:16:33,586 --> 00:16:36,289 あるいはやつの右腕になるか 214 00:16:36,289 --> 00:16:38,591 今から会って決める 215 00:16:38,591 --> 00:16:42,791 あっ   会うのか? 参内せよと   董卓殿の仰せだ 216 00:16:56,009 --> 00:16:58,109 曹操でござる 217 00:17:00,413 --> 00:17:05,251 黄巾の砦で官軍を焼いたのは きさまか 218 00:17:05,251 --> 00:17:07,987 しかり 219 00:17:07,987 --> 00:17:11,687 曹操   この董卓の右腕となれい! 220 00:17:13,893 --> 00:17:16,029 あるいは我が眼となり 221 00:17:16,029 --> 00:17:18,029 天下を見るがよかろう 222 00:17:20,466 --> 00:17:22,769 今我が眼に見えるものは 223 00:17:22,769 --> 00:17:25,038 傍若無人の破壊ぶりに 224 00:17:25,038 --> 00:17:27,006 息が詰まるほど恐れおののく 225 00:17:27,006 --> 00:17:29,106 洛陽の民なり 226 00:17:31,277 --> 00:17:33,246 恐怖に怯える者は皆 227 00:17:33,246 --> 00:17:37,183 董卓という人物の実像を 見落としている 228 00:17:37,183 --> 00:17:39,786 しかし見える者には見える 229 00:17:39,786 --> 00:17:44,023 悪徳宦官の一掃 能力のある人間の登用 230 00:17:44,023 --> 00:17:47,060 しかも自分の子飼いの部下を 要職に就けず 231 00:17:47,060 --> 00:17:50,496 将校に留めている公正なる処置 232 00:17:50,496 --> 00:17:53,366 誰が俺を評価しろと言った 233 00:17:53,366 --> 00:17:57,303 玉座にあるものを 下座から何故評価できるのか 234 00:17:57,303 --> 00:17:59,973 それは1つの問いに発している 235 00:17:59,973 --> 00:18:03,073 なぜ玉座にあって 自ら皇帝を称されぬのか 236 00:18:05,311 --> 00:18:09,082 この曹操には 玉座に対する礼はなく 237 00:18:09,082 --> 00:18:12,719 皇帝を称する人間にのみ ひれ伏す用意がある 238 00:18:12,719 --> 00:18:16,589 なるほど きさまの望みも天下の主か! 239 00:18:16,589 --> 00:18:20,426 望みではない 天意だ! 240 00:18:20,426 --> 00:18:24,864 しかるに董卓軍の 過剰な殺戮   破壊   暴虐は 241 00:18:24,864 --> 00:18:29,035 漢王朝 400 年の汚濁を 拭い去る政を覆い隠し 242 00:18:29,035 --> 00:18:31,070 人心に恐怖のみを与え 243 00:18:31,070 --> 00:18:35,541 反董卓の勢力に 新たなる天を与えようとしている 244 00:18:35,541 --> 00:18:38,444 ふんっ   1万 6000 の兵を 245 00:18:38,444 --> 00:18:42,044 平然と焼き殺したきさまが それを言うか 246 00:18:43,983 --> 00:18:48,183 曹操   きさまは俺に よく似ているようだ 247 00:18:50,523 --> 00:18:52,623 女の趣味までも 248 00:18:55,328 --> 00:19:00,233 董卓殿   この大乱の世 いつまで続くと思われる 249 00:19:00,233 --> 00:19:03,733 大乱?既に終わっておろうが 250 00:19:06,005 --> 00:19:08,875 洛陽のみが天下にあらず 251 00:19:08,875 --> 00:19:11,778 1つの勢力が天下を制さぬ限り 252 00:19:11,778 --> 00:19:13,978 この戦乱は長く燃え続く 253 00:19:16,749 --> 00:19:21,955 それが卞玲瓏が あなたの元を去った理由であり 254 00:19:21,955 --> 00:19:25,758 私を選んだ理由でもある 255 00:19:25,758 --> 00:19:29,395 曹操   きさまは実に面白い 256 00:19:29,395 --> 00:19:32,665 きさまが天下を制するのが先か 257 00:19:32,665 --> 00:19:36,135 この董卓が 天下を焼き尽くすのが先か 258 00:19:36,135 --> 00:19:38,371 それを見届けたくなった 259 00:19:38,371 --> 00:19:41,307 しかし   きさまは 俺のように生きるだろう 260 00:19:41,307 --> 00:19:44,177 しばらくの間 きさまを殺さない 261 00:19:44,177 --> 00:19:46,577 行けい   曹操! 262 00:19:52,218 --> 00:19:55,221 曹操は殺されたのではないか? 263 00:19:55,221 --> 00:19:59,525 いや   董卓と 結託したのかもしれん 264 00:19:59,525 --> 00:20:03,963 やつの動いた結果は 想像のつかぬ場合がある 265 00:20:03,963 --> 00:20:07,467 袁紹を捕らえ 八つ裂きにせよと仰せつかった! 266 00:20:07,467 --> 00:20:09,567 そっ曹操 267 00:20:13,139 --> 00:20:15,339 安心しろ   袁紹 268 00:20:18,945 --> 00:20:23,316 天下に檄を飛ばし 反董卓連合を結ぶのだ 269 00:20:23,316 --> 00:20:27,620 おまえが董卓に与えた天の利を 取り戻すことができる 270 00:20:27,620 --> 00:20:31,224 盟主はおまえだ   袁紹 271 00:20:31,224 --> 00:20:33,659 うむ 272 00:20:33,659 --> 00:20:38,898 董卓は   今まで 見たことがないくらい強いぞ 273 00:20:38,898 --> 00:20:42,835 洛陽を脱し 故郷へ戻った   曹操の檄文は 274 00:20:42,835 --> 00:20:44,835 天下を駆け巡った 275 00:26:22,074 --> 00:26:24,510 董卓討つべし 276 00:26:24,510 --> 00:26:27,346 西暦 190 年正月 277 00:26:27,346 --> 00:26:30,846 曹操の発した檄文は 天下を駆け巡った 278 00:26:34,253 --> 00:26:38,290 檄文を受け   朋友は一斉に挙兵 279 00:26:38,290 --> 00:26:41,193 それぞれが数万の大群を率い 280 00:26:41,193 --> 00:26:43,496 洛陽から天然の要害 281 00:26:43,496 --> 00:26:47,496 し水関を挟んだ東の地に結集した 282 00:26:52,738 --> 00:26:56,175 曹操はどうした はっ   私財を投じて 283 00:26:56,175 --> 00:26:59,412 5000 の兵を集め 挙兵したと報告が入っております 284 00:26:59,412 --> 00:27:04,250 ふっ  5000 だと 話にならん 285 00:27:04,250 --> 00:27:08,120 仕方あるまい やつは官吏でも太守でもなく 286 00:27:08,120 --> 00:27:10,456 正規の軍を使えんのだからな 287 00:27:10,456 --> 00:27:12,758 私財を投じてわずかな間に 288 00:27:12,758 --> 00:27:16,195 5000 も集めたことを 評価してやるべし 289 00:27:16,195 --> 00:27:19,231 かき集めた兵力など 使い物になるまい 290 00:27:19,231 --> 00:27:21,467 いやいや   やつのことだ 291 00:27:21,467 --> 00:27:24,370 奇策に奇策を重ねて 立ち回るだろうよ 292 00:27:24,370 --> 00:27:26,939 まあ   お互いに焼かれぬよう 293 00:27:26,939 --> 00:27:29,439 気をつけることですな 294 00:27:32,745 --> 00:27:35,945 こいつら   弛緩している 295 00:27:49,195 --> 00:27:52,795 危険だ 引き締めねばならぬ 296 00:27:56,936 --> 00:28:01,336 董卓をいまだ見ておらぬ 地方の諸侯の弛緩ぶりは危険だ 297 00:28:12,485 --> 00:28:14,585 諸侯 298 00:28:41,514 --> 00:28:43,814 曹操 299 00:28:58,197 --> 00:29:04,003 洛陽か細くひ弱な都よ 300 00:29:04,003 --> 00:29:07,439 洛陽は都としてふさわしくない 301 00:29:07,439 --> 00:29:10,309 都とは力強く猛々しく 302 00:29:10,309 --> 00:29:13,679 雄渾なる地であるべし 303 00:29:13,679 --> 00:29:16,582 董卓は都を洛陽から 304 00:29:16,582 --> 00:29:20,085 長安へ移すと宣言した 305 00:29:20,085 --> 00:29:22,454 長安へ都を移すことに関しての 306 00:29:22,454 --> 00:29:24,754 所見を申せ 307 00:29:30,563 --> 00:29:33,265 黙して語らずば死罪 308 00:29:33,265 --> 00:29:35,534 しかし正論であっても 309 00:29:35,534 --> 00:29:37,570 その論に躓きがあれば 310 00:29:37,570 --> 00:29:40,005 また死罪 311 00:29:40,005 --> 00:29:41,941 重臣の皆様が 312 00:29:41,941 --> 00:29:46,278 これほど恐れられていては 協議になりませぬゆえ 313 00:29:46,278 --> 00:29:48,581 下座より申し上げまする 314 00:29:48,581 --> 00:29:53,052 都を動かすのは 東に起こった謀反を鎮めてからで 315 00:29:53,052 --> 00:29:55,120 よろしゅうございましょう 316 00:29:55,120 --> 00:29:58,791 今長安に移るのは 賊軍どもに背を向けて 317 00:29:58,791 --> 00:30:01,594 引くような心地で ございますからな 318 00:30:01,594 --> 00:30:05,431 ふっ 徐栄 お前はあの烏合の衆のさえずりを 319 00:30:05,431 --> 00:30:07,366 気にしておるのか 320 00:30:07,366 --> 00:30:10,002 われら董卓軍の真の怖さを 321 00:30:10,002 --> 00:30:12,304 いまだに知らぬ不届き者 322 00:30:12,304 --> 00:30:16,675 さえずる鳥は   叩いて焼いて 食べるのが常道かと 323 00:30:16,675 --> 00:30:19,578 急報でございます 反乱軍 10 万が 324 00:30:19,578 --> 00:30:22,414 けい陽に攻め入りました 325 00:30:22,414 --> 00:30:26,114 徐栄   欲しい兵の数を言え 326 00:30:28,287 --> 00:30:31,423 精鋭3万にて 327 00:30:31,423 --> 00:30:34,393 各地で董卓軍と反董卓連合軍の 328 00:30:34,393 --> 00:30:37,229 戦闘が始まっていた 329 00:30:37,229 --> 00:30:39,598 董卓の命を受けた徐栄は 330 00:30:39,598 --> 00:30:41,900 曹操軍と袁紹軍が陣を張る 331 00:30:41,900 --> 00:30:44,700 司州けい陽へと出陣 332 00:30:51,977 --> 00:30:55,014 曹操   本隊を動かすことなく 333 00:30:55,014 --> 00:30:57,583 ここの董卓軍は堕ちるぞ 334 00:30:57,583 --> 00:31:00,319 退路に配備された我々の援軍との 335 00:31:00,319 --> 00:31:02,388 交信が途絶えている 336 00:31:02,388 --> 00:31:05,124 気にかからぬのか   袁紹 337 00:31:05,124 --> 00:31:08,427 どこに退路のことなど 気遣う必要がある 338 00:31:08,427 --> 00:31:12,631 戦況をよく見ろ 見渡す限り押しまくっている 339 00:31:12,631 --> 00:31:15,167 俺が董卓であれば 340 00:31:15,167 --> 00:31:17,469 最強の騎馬軍を投入し 341 00:31:17,469 --> 00:31:20,139 我々を反董卓連合全体への 342 00:31:20,139 --> 00:31:22,074 凄絶な見せしめとする 343 00:31:22,074 --> 00:31:24,074 なんだと 344 00:31:27,346 --> 00:31:29,348 何だ   あれは 345 00:31:29,348 --> 00:31:32,248 きた 董卓の精鋭軍だ 346 00:31:38,957 --> 00:31:42,361 反乱軍本隊の旗印が見えてきたぞ 347 00:31:42,361 --> 00:31:45,597 腰抜けの袁紹と青瓢箪の曹操だ 348 00:31:45,597 --> 00:31:49,897 東に控え居る脆弱な賊軍 全てに見せしめよ 349 00:32:02,081 --> 00:32:04,950 これぞ我が董卓軍の真の武 350 00:32:04,950 --> 00:32:07,219 真の力なり 351 00:32:07,219 --> 00:32:10,756 謀反の血を大地にさらすがよい 352 00:32:10,756 --> 00:32:14,856 よし   一気に袁紹の首を刈り取るぞ 353 00:32:16,895 --> 00:32:19,231 なんという中央突破力 354 00:32:19,231 --> 00:32:21,166 戦局が一変した 355 00:32:21,166 --> 00:32:25,037 ここは腹を据えて一旦退き 立て直すべき 356 00:32:25,037 --> 00:32:27,873 今退却の鐘を鳴らせば   大義は 357 00:32:27,873 --> 00:32:30,709 屈辱的敗北と共に粉砕する 358 00:32:30,709 --> 00:32:32,644 曹操   貴様 359 00:32:32,644 --> 00:32:34,744 盟主袁紹の名が泣くぞ 360 00:32:37,483 --> 00:32:40,052 突撃の鼓を打ち鳴らせ 361 00:32:40,052 --> 00:32:44,556 待て   曹操 あの勇猛さは尋常ではない 362 00:32:44,556 --> 00:32:46,492 あれは徐栄だ 363 00:32:46,492 --> 00:32:50,062 あれが董卓であれば もっと凄まじかろう 364 00:32:50,062 --> 00:32:53,398 袁紹   自らの名を 旗に掲げた将において 365 00:32:53,398 --> 00:32:57,098 勝機活路の九分九厘までは 己の前方にあるのだ 366 00:33:02,107 --> 00:33:05,310 ほほう   青瓢箪が動きおったぞ 367 00:33:05,310 --> 00:33:08,710 しかも真正面から 立ち向かって来よる 368 00:33:13,418 --> 00:33:17,389 曹操   単騎で切り込むつもりか 無謀だぞ 369 00:33:17,389 --> 00:33:21,226 戦局   弓をとれ 狙いを敵の大将1人にしぼり 370 00:33:21,226 --> 00:33:23,826 渾身の1矢を一斉に放つ 371 00:33:26,098 --> 00:33:29,401 笑止千万 非力な矢でこの徐栄を 372 00:33:29,401 --> 00:33:31,703 射抜けるとでも思うておるのか 373 00:33:31,703 --> 00:33:33,703 一斉射撃 374 00:33:48,153 --> 00:33:50,656 あやつ   先頭をきりながら 375 00:33:50,656 --> 00:33:54,293 矢を放つのは一番後だ 376 00:33:54,293 --> 00:33:57,193 各々   一騎を切り抜け 377 00:34:06,905 --> 00:34:09,107 ろくな策もなく 378 00:34:09,107 --> 00:34:12,077 自軍の兵を 煽り立てるだけの行為など 379 00:34:12,077 --> 00:34:14,646 一軍の将の者であろうはずがない 380 00:34:14,646 --> 00:34:17,249 断じてないのだ 381 00:34:17,249 --> 00:34:19,349 盟主袁紹の名が泣くぞ 382 00:34:22,087 --> 00:34:24,990 攻めまいれ 383 00:34:24,990 --> 00:34:27,226 夏侯惇   大丈夫か 384 00:34:27,226 --> 00:34:30,128 ああ   かすり傷よ それより 385 00:34:30,128 --> 00:34:32,097 曹操が単騎で敵陣内にいる 386 00:34:32,097 --> 00:34:34,097 援護に行け   曹洪 387 00:34:40,405 --> 00:34:42,705 夏侯惇 388 00:34:51,817 --> 00:34:54,720 これしき この夏侯惇の心胆を 389 00:34:54,720 --> 00:34:58,257 寒からしめるものではない 390 00:34:58,257 --> 00:35:00,557 夏侯惇 391 00:35:07,399 --> 00:35:11,370 行け   曹洪 曹操を殺してはならん 392 00:35:11,370 --> 00:35:13,572 青瓢箪どもの息の根は 393 00:35:13,572 --> 00:35:15,507 好局で止めておけ 394 00:35:15,507 --> 00:35:19,207 わしは前方 へっぴり腰の袁紹を打つ 395 00:35:21,747 --> 00:35:25,550 袁紹め 遠目に見ても その規模の小ささぶりが 396 00:35:25,550 --> 00:35:27,953 一目瞭然よの 397 00:35:27,953 --> 00:35:30,255 袁紹は必ず策を弄する 398 00:35:30,255 --> 00:35:34,626 その策が通じずども 徐栄に隙ができるのは必至 399 00:35:34,626 --> 00:35:37,095 この戦況において取るべき選択は 400 00:35:37,095 --> 00:35:39,431 絶対的敗北の回避 401 00:35:39,431 --> 00:35:42,367 この徐栄とは 五分に分けておけばよいのだ 402 00:35:42,367 --> 00:35:46,338 それで大義も 袁紹の名にも傷はつかん 403 00:35:46,338 --> 00:35:49,875 行け 404 00:35:49,875 --> 00:35:53,078 二手に分かれた 腰抜け袁紹め 405 00:35:53,078 --> 00:35:55,681 逃げおるか 我が軍も 406 00:35:55,681 --> 00:35:57,781 二手に分けてやろうではないか 407 00:36:11,163 --> 00:36:14,466 曹操 408 00:36:14,466 --> 00:36:17,669 この徐栄にいかなる蛮勇か 409 00:36:17,669 --> 00:36:19,869 徐栄 410 00:36:37,489 --> 00:36:40,058 我が矢を一寸で交わしたるは 411 00:36:40,058 --> 00:36:43,929 乱世の吉兆だな   徐栄よ 412 00:36:43,929 --> 00:36:46,229 ほざけ 413 00:36:53,038 --> 00:36:55,238 曹操 曹操 414 00:37:14,659 --> 00:37:17,259 あれは曹操か 415 00:37:24,269 --> 00:37:27,172 その日曹操はわずかの兵と共に 416 00:37:27,172 --> 00:37:29,272 戦場を駆け巡った 417 00:37:33,545 --> 00:37:36,181 曹操   なぜ攻めぬ 418 00:37:36,181 --> 00:37:39,117 一万の敵が我々を恐れ   一歩も 419 00:37:39,117 --> 00:37:41,820 進んで来られぬ状態ではないか 420 00:37:41,820 --> 00:37:44,356 夏侯惇 この状況こそが 421 00:37:44,356 --> 00:37:47,025 我々の望みうる最上の戦果だ 422 00:37:47,025 --> 00:37:51,229 あるがままの姿を 世のいたるところに広めよ 423 00:37:51,229 --> 00:37:53,298 あえて徐栄を殺さず 424 00:37:53,298 --> 00:37:55,801 激しい戦いぶりを示したのは 425 00:37:55,801 --> 00:37:58,670 こういう成果を 得んが為であったか 426 00:37:58,670 --> 00:38:01,106 なるほど この風評は 427 00:38:01,106 --> 00:38:04,009 きっと強力な軍団を生むに至る 428 00:38:04,009 --> 00:38:06,209 しかし 429 00:38:08,246 --> 00:38:12,517 曹操 この兵力ではあまりにも心細いぞ 430 00:38:12,517 --> 00:38:16,121 ああ だが反董卓連合の中で 431 00:38:16,121 --> 00:38:18,657 兵を増強することは期待できない 432 00:38:18,657 --> 00:38:21,560 檄文を発し 連合を呼びかけた本人が 433 00:38:21,560 --> 00:38:23,795 援護を見限るのか 434 00:38:23,795 --> 00:38:28,400 こちらから見限れば 反旗を翻したことになろう 435 00:38:28,400 --> 00:38:30,500 その血はぬぐわずについてこい 436 00:38:44,983 --> 00:38:47,252 うまいわ さすがに我々が 437 00:38:47,252 --> 00:38:49,721 馳せ参じたからには   もう磐石よ 438 00:38:49,721 --> 00:38:53,521 そんなもんよ おい   酒が切れたぞ 439 00:38:59,397 --> 00:39:01,433 董卓誅滅の大義 440 00:39:01,433 --> 00:39:05,770 その気概を天下に示すつもりが いまだ諸将におありなら 441 00:39:05,770 --> 00:39:08,173 まず董卓包囲網を狭め 442 00:39:08,173 --> 00:39:10,642 洛陽に通ずる全ての道をふさぎ 443 00:39:10,642 --> 00:39:12,577 要害の地を制圧し 444 00:39:12,577 --> 00:39:16,348 洛陽の董卓を引きずり出すべし 445 00:39:16,348 --> 00:39:19,351 さすればこの曹操   易々と 446 00:39:19,351 --> 00:39:21,553 董卓の首をとってみせよう 447 00:39:21,553 --> 00:39:24,356 この男   こういう大言壮語の 448 00:39:24,356 --> 00:39:28,026 吐き方をしたか 449 00:39:28,026 --> 00:39:30,026 あれだけの軍勢でか 450 00:39:33,765 --> 00:39:37,435 諸将にはそれぞれ 1000 の兵を出していただく 451 00:39:37,435 --> 00:39:41,673 人の兵をあてにして 己の功績を求めておるとは 452 00:39:41,673 --> 00:39:44,009 諸将が董卓を恐れるあまり 453 00:39:44,009 --> 00:39:46,678 進軍しようとせぬからだ 454 00:39:46,678 --> 00:39:50,081 それを我が私欲による策と 疑われるならば 455 00:39:50,081 --> 00:39:52,681 どなたがその任務に 当たられてもよい 456 00:40:07,499 --> 00:40:09,834 これほど挑発されては 457 00:40:09,834 --> 00:40:13,034 盟主として 曹操を退けねばなるまい 458 00:40:15,440 --> 00:40:17,676 連合軍の盟主として 459 00:40:17,676 --> 00:40:20,378 軍の結束を乱す曹操に命ず 460 00:40:20,378 --> 00:40:25,317 まずここから退出し 戻らぬ兵を集めることに専念せい 461 00:40:25,317 --> 00:40:28,887 一軍の将として 然るべき兵を率いぬ限り 462 00:40:28,887 --> 00:40:32,624 この反董卓連合の陣に 足を踏み入れること 463 00:40:32,624 --> 00:40:34,724 まかりならん 464 00:40:38,163 --> 00:40:40,232 夏侯惇 465 00:40:40,232 --> 00:40:43,802 この陣営の武将で 気になるのは誰だ 466 00:40:43,802 --> 00:40:46,171 表情を変えずにいたのは 467 00:40:46,171 --> 00:40:49,007 強いて言えば   張ばくしかおらん 468 00:40:49,007 --> 00:40:51,910 では   外にいる武将では誰だ 469 00:40:51,910 --> 00:40:53,945 間違いなく孫堅だ 470 00:40:53,945 --> 00:40:56,548 何といっても攻め上がりがすごい 471 00:40:56,548 --> 00:40:58,917 協力を惜しんだ近隣の武将を殺し 472 00:40:58,917 --> 00:41:01,386 その兵と兵糧を吸収しつつ 473 00:41:01,386 --> 00:41:03,786 北上しているそうだ 474 00:41:08,126 --> 00:41:10,562 さすがは盟主   袁紹殿 475 00:41:10,562 --> 00:41:14,199 痛快でしたぞ 476 00:41:14,199 --> 00:41:16,501 袁紹殿 477 00:41:16,501 --> 00:41:20,138 曹操めは意図的に あなたの言を引き出し 478 00:41:20,138 --> 00:41:23,808 反旗を翻すことなく 自由を手に入れたように 479 00:41:23,808 --> 00:41:26,308 この張ばくには見えましたぞ 480 00:41:35,387 --> 00:41:37,322 これが遠い親族から 481 00:41:37,322 --> 00:41:40,659 出入りの商人に至るまで いまだ洛陽に残る 482 00:41:40,659 --> 00:41:44,396 袁紹の縁の者全てでございます 483 00:41:44,396 --> 00:41:48,166 それらの首 袁紹の陣に連ねてかざしてこい 484 00:41:48,166 --> 00:41:51,636 董卓殿 485 00:41:51,636 --> 00:41:55,373 盧郷の駐屯軍が撃破されました 486 00:41:55,373 --> 00:41:59,244 孫堅か 487 00:41:59,244 --> 00:42:01,179 今袁紹の軍から離れて 488 00:42:01,179 --> 00:42:04,449 戦っている者こそが重大な敵だ 489 00:42:04,449 --> 00:42:08,853 殿にとって重き敵は ぜひともこの華雄めに 490 00:42:08,853 --> 00:42:12,724 南の猛勇孫堅とは かつて共に辺境の賊を討伐した 491 00:42:12,724 --> 00:42:15,260 旧縁がございます 492 00:42:15,260 --> 00:42:20,398 その武人としての生涯を 閉じさせる役は   この華雄のもの 493 00:42:20,398 --> 00:42:23,601 孫堅の亡骸は持ち帰れい 494 00:42:23,601 --> 00:42:26,901 反乱軍への見せしめにする 495 00:42:45,824 --> 00:42:48,693 華雄め   功名を立てるのに 496 00:42:48,693 --> 00:42:51,229 相当勇みだっておるようですな 497 00:42:51,229 --> 00:42:54,833 いや 華雄とはもう少し上の武人だ 498 00:42:54,833 --> 00:42:57,802 ひたすら切り裂き 敵の奮迅をあばけ 499 00:42:57,802 --> 00:43:00,972 敵将孫堅の目印は赤い頭巾じゃ 500 00:43:00,972 --> 00:43:03,274 殿 敵の勢いに対し 501 00:43:03,274 --> 00:43:05,910 我が軍には遠征の疲れが見え 502 00:43:05,910 --> 00:43:09,280 反撃に転ずるのはかなり困難かと 503 00:43:09,280 --> 00:43:12,550 韓当 華雄はその外見に似合わず 504 00:43:12,550 --> 00:43:15,120 周到な戦いをする武将だ 505 00:43:15,120 --> 00:43:17,622 しかしあまりに強気がゆえ 506 00:43:17,622 --> 00:43:21,126 1人で戦うことを 好むところがある 507 00:43:21,126 --> 00:43:23,626 祖茂   兵を率いてこい 508 00:43:27,298 --> 00:43:30,001 孫堅軍の若き軍師周瑜は 509 00:43:30,001 --> 00:43:32,937 孫堅の替え玉を立てる作戦に出た 510 00:43:32,937 --> 00:43:34,939 頼んだぞ   祖茂 511 00:43:34,939 --> 00:43:37,939 心得ました ついてこい 512 00:43:42,213 --> 00:43:46,618 華雄将軍 あの赤い頭巾を 513 00:43:46,618 --> 00:43:49,287 孫堅 馬でこの華雄から 514 00:43:49,287 --> 00:43:51,990 逃げられると思うておるのか 515 00:43:51,990 --> 00:43:54,490 追え 516 00:44:01,666 --> 00:44:05,503 さすがは孫堅 たいした馬の捌きを 517 00:44:05,503 --> 00:44:07,505 曹操の者ではないか 518 00:44:07,505 --> 00:44:10,875 この華雄を相手に 一騎で挑むということか 519 00:44:10,875 --> 00:44:13,511 ちょうどよいわ 孫堅の首と対にして 520 00:44:13,511 --> 00:44:15,711 持ち帰ってやろうぞ 521 00:44:18,983 --> 00:44:20,919 こやつ   只者じゃない 522 00:44:20,919 --> 00:44:24,622 俺とは互角と見た 523 00:44:24,622 --> 00:44:29,422 こやつの弱点は右脇に隙あり 524 00:44:33,331 --> 00:44:35,667 こやつの左目は 525 00:44:35,667 --> 00:44:38,336 馬を敵の左側に進めた時 526 00:44:38,336 --> 00:44:41,636 我が武運は 尽きておったということか 527 00:44:51,483 --> 00:44:55,183 本物の孫堅殿に ご案内いただきたい 528 00:44:57,288 --> 00:45:02,427 して   夏侯惇殿 何ゆえ   我が孫堅軍に参った 529 00:45:02,427 --> 00:45:05,997 まさか 30 騎たらずで 援軍ではあるまい 530 00:45:05,997 --> 00:45:09,033 孫堅殿 531 00:45:09,033 --> 00:45:11,336 このわずか 30 の騎兵と 532 00:45:11,336 --> 00:45:14,272 我が曹の旗を 貴軍にお加えいただければ 533 00:45:14,272 --> 00:45:17,242 董卓本人を   早々に洛陽より 534 00:45:17,242 --> 00:45:19,777 引きずり出すことができましょう 535 00:45:19,777 --> 00:45:22,013 なるほど 536 00:45:22,013 --> 00:45:25,016 敵を呼ぶのに 自分の風評を最大限に生かし 537 00:45:25,016 --> 00:45:29,116 同時に我が軍の動きも つぶさに知ろうということか 538 00:45:35,226 --> 00:45:37,495 よかろう その代わり 539 00:45:37,495 --> 00:45:41,395 豪勇夏侯惇は 我が軍に留まるのだな 540 00:45:48,072 --> 00:45:51,876 我が縁者を ことごとく討ち取るとは 541 00:45:51,876 --> 00:45:55,446 董卓征伐の大義に なんら誤りはない 542 00:45:55,446 --> 00:46:00,285 なのにこれほどの 悪逆無道の仕打ちを受けるとは 543 00:46:00,285 --> 00:46:02,554 逆臣董卓 544 00:46:02,554 --> 00:46:05,857 生きてこの戦いを 終わることはないぞ 545 00:46:05,857 --> 00:46:07,792 全軍に号令 546 00:46:07,792 --> 00:46:10,992 戦いは四周し水関にあり 547 00:46:15,667 --> 00:46:21,205 反董卓連合軍は し水関に進軍を開始した 548 00:46:21,205 --> 00:46:25,510 待ち受けるは 最強の精鋭を揃えた董卓軍 549 00:46:25,510 --> 00:46:28,110 今迫る決戦の時