1 00:00:05,338 --> 00:00:08,007 (ミランダ)うっ う…。 (どよめき) 2 00:00:08,007 --> 00:00:10,176 (モニカ)あっ… んっ! 3 00:00:10,176 --> 00:00:12,845 (サラ)あっ。 あっ! 何やってるの!? 4 00:00:12,845 --> 00:00:15,681 死ぬ必要なんて…。 ダメ…。 5 00:00:15,681 --> 00:00:19,352 負けたら死ぬように って あの人が言うの…。 6 00:00:19,352 --> 00:00:22,188 嫌だ… 死んだほうが マシ…。 7 00:00:22,188 --> 00:00:25,524 あ…。 お仕置きだけは ヤダよぉ…。 8 00:00:25,524 --> 00:00:29,195 あぁ… 英雄は 来ないのかなぁ? 9 00:00:29,195 --> 00:00:33,699 はぁ? 誰かに教わったの…。 10 00:00:33,699 --> 00:00:35,701 絶望の底にいるときに➡ 11 00:00:35,701 --> 00:00:39,038 救ってくれる英雄が現れるって。 12 00:00:39,038 --> 00:00:42,341 その言葉が ずっと耳に残ってる。 13 00:00:44,544 --> 00:00:46,545 うっ…。 14 00:00:56,722 --> 00:01:00,059 手当て お願い。 あ… あぁ。 15 00:01:00,059 --> 00:01:02,061 僕の取り分は要らない。 16 00:01:04,163 --> 00:01:06,165 行こう。 17 00:01:14,340 --> 00:01:16,542 あ…。 18 00:01:20,513 --> 00:01:23,015 にしても すごかったっすね! 19 00:01:23,015 --> 00:01:26,185 モニカ先輩 改めて尊敬するっす。 20 00:01:26,185 --> 00:01:28,688 君のサポートも なかなかだったよ。 21 00:01:28,688 --> 00:01:31,023 え… いやいや➡ 22 00:01:31,023 --> 00:01:34,026 自分は正直 ささいなことしか…。 23 00:01:34,026 --> 00:01:38,531 僕は 君にも 天才の自覚を 持ってほしいけどね。 24 00:01:38,531 --> 00:01:40,533 これを機に 始めてみようかな? 25 00:01:40,533 --> 00:01:43,536 え… 始める? そうだよ。 26 00:01:43,536 --> 00:01:45,538 結構 上手だったでしょ? 27 00:01:45,538 --> 00:01:47,707 ダーツ初体験にしては。 28 00:01:47,707 --> 00:01:50,543 あ…。 29 00:01:50,543 --> 00:01:52,878 (バロン)虫けらめが。 (ジビア)エルナ➡ 30 00:01:52,878 --> 00:01:55,047 お前の意見を聞かせてくれ。 31 00:01:55,047 --> 00:01:57,216 今の状況を打開するには? 32 00:01:57,216 --> 00:01:59,885 (エルナ)いったん 引くしかないの。 33 00:01:59,885 --> 00:02:02,154 (エルナ)入ってきた扉は 塞がれたから➡ 34 00:02:02,154 --> 00:02:04,156 別の出口からなの。 35 00:02:04,156 --> 00:02:06,492 ここで戦うのは不利すぎるの。 36 00:02:06,492 --> 00:02:09,829 確かにな。 でも 1個聞きたいんだが…。 37 00:02:09,829 --> 00:02:12,999 の? 出口ってどこだ? 38 00:02:12,999 --> 00:02:15,668 不幸…。 うん…。 39 00:02:15,668 --> 00:02:18,371 まっ 今回ばかりは しかたねえ。 40 00:02:21,851 --> 00:02:24,520 なぁ バロンさん。 うぃ? 41 00:02:24,520 --> 00:02:28,357 どう考えても 現役でもやれるボクサーだろ。 42 00:02:28,357 --> 00:02:31,193 なんで スパイ殺しなんかに 手を染めてるんだ? 43 00:02:31,193 --> 00:02:33,863 うぃ 伝える義理はない。 44 00:02:33,863 --> 00:02:36,065 そうかい。 右なの…。 45 00:02:38,034 --> 00:02:40,036 ざけんなっ! 46 00:02:40,036 --> 00:02:42,538 私の仲間に 手を出してんじゃねえ! 47 00:02:42,538 --> 00:02:46,042 挑発に乗るとは幼いな。 48 00:02:46,042 --> 00:02:49,879 ふぅんっ! うわっ! 49 00:02:49,879 --> 00:02:52,481 ふん! ぐぅっ! 50 00:02:52,481 --> 00:02:55,985 がっ は…。 うぅん! 51 00:02:55,985 --> 00:02:57,987 ぐっ…。 ジビアお姉ちゃん! 52 00:02:57,987 --> 00:02:59,989 終わりだ…。 (ジビア)いや…。 53 00:03:03,993 --> 00:03:07,163 あ…。 54 00:03:07,163 --> 00:03:11,500 もう盗んだ。 あっ うぅ…。 55 00:03:11,500 --> 00:03:13,502 貴様! フッ。 56 00:03:16,172 --> 00:03:18,674 (ジビア)よし このまま脱出すんぞ! 57 00:03:18,674 --> 00:03:21,510 のっ! 58 00:03:21,510 --> 00:03:24,013 《さすがは共和国のスパイ。 59 00:03:24,013 --> 00:03:26,515 だが➡ 60 00:03:26,515 --> 00:03:29,852 お前は目立ちすぎた》 61 00:03:29,852 --> 00:03:32,855 ((貴重品から 目を離したら ダメですよ。 62 00:03:32,855 --> 00:03:36,358 おぉっ 君はたしか…)) 63 00:03:36,358 --> 00:03:39,862 《そのうえ 自らの情報を 明かしすぎている。 64 00:03:39,862 --> 00:03:42,698 お前が スリを得意としていること➡ 65 00:03:42,698 --> 00:03:46,535 ライターを真っ先に 盗もうとすることは予想がつく。 66 00:03:46,535 --> 00:03:50,706 そして 目に飛び込んだ 地図の記述にそのまま従う。 67 00:03:50,706 --> 00:03:53,809 地図には 5階に下りる階段が 記されている。 68 00:03:53,809 --> 00:03:57,146 消火器の角を曲がり 給湯室を通り過ぎれば➡ 69 00:03:57,146 --> 00:04:02,485 非常階段にたどりつけると。 だが その非常階段にこそ➡ 70 00:04:02,485 --> 00:04:05,321 俺は ワナを仕掛けているのだ》 71 00:04:05,321 --> 00:04:07,823 待て! 待つわけねえだろ! 72 00:04:07,823 --> 00:04:10,025 《そう それでいい》 73 00:04:13,162 --> 00:04:17,166 あ… のっ? いや やっぱ違うな。 74 00:04:17,166 --> 00:04:19,168 ん… なんだと? 75 00:04:23,672 --> 00:04:26,675 あ…。 76 00:04:26,675 --> 00:04:28,677 こんだけ炎があれば➡ 77 00:04:28,677 --> 00:04:31,514 3分は戦えるぜ。 なぜだ。 78 00:04:31,514 --> 00:04:34,683 火が尽きれば また闇に包まれるというのに…。 79 00:04:34,683 --> 00:04:37,686 逃げるなんて ひきょうな手は好まねえだけだ。 80 00:04:37,686 --> 00:04:39,688 銃も要らねえな。 81 00:04:42,024 --> 00:04:44,360 殺し合いに ひきょうもあるか。 82 00:04:44,360 --> 00:04:46,862 なぁ 不思議なんだけど➡ 83 00:04:46,862 --> 00:04:49,365 アンタ 妙に 苦しそうな目してるよな? 84 00:04:49,365 --> 00:04:51,467 あっ…。 追い詰められてるのは➡ 85 00:04:51,467 --> 00:04:54,970 私らのほうなのに。 何があった? 86 00:04:54,970 --> 00:04:58,474 アンタは なぜ こんなことをしてる? 黙れ! 87 00:04:58,474 --> 00:05:02,812 ((紫蟻:俺の働き蟻となり スパイを殺し続けてください。 88 00:05:02,812 --> 00:05:06,482 んっ ん~! ん~!)) (悲鳴) 89 00:05:06,482 --> 00:05:09,151 殺す! 俺は お前を殺して➡ 90 00:05:09,151 --> 00:05:12,488 家族を救う! 家族ね…。 91 00:05:12,488 --> 00:05:15,658 わかるよ。 私も 弟や 妹を救いたかった。 92 00:05:15,658 --> 00:05:18,661 なら なぜ笑う! うっ! 後悔だよ。 93 00:05:18,661 --> 00:05:20,663 ぬぅっ! らっ! 94 00:05:20,663 --> 00:05:22,998 (ジビア)絶望に負けそうで 未来なんて➡ 95 00:05:22,998 --> 00:05:26,168 何も信じられなかった。 96 00:05:26,168 --> 00:05:28,504 けどな➡ 97 00:05:28,504 --> 00:05:31,841 極上って 言ってくれるヤツがいたんだ。 98 00:05:31,841 --> 00:05:34,343 うっ! 今の私は➡ 99 00:05:34,343 --> 00:05:37,179 すてきな楽天家だぜ。 あっ…。 100 00:05:37,179 --> 00:05:39,849 ((紫蟻:殺し尽くしなさい。 負ければ➡ 101 00:05:39,849 --> 00:05:43,853 命を絶ちなさい。 家族を助けたければ…)) 102 00:05:43,853 --> 00:05:48,357 なら その 能天気な頭のままで逝けぇ~! 103 00:05:48,357 --> 00:05:51,293 うおぉ~! あっ…。 104 00:05:51,293 --> 00:05:53,796 ふんっ! うぅっ。 105 00:05:53,796 --> 00:05:55,965 うおぉ~! あっ うっ…。 106 00:05:55,965 --> 00:05:57,967 ハッ! 終わりだ~! 107 00:05:57,967 --> 00:05:59,969 くっ! あっ。 108 00:05:59,969 --> 00:06:01,971 わぁ…。 109 00:06:03,973 --> 00:06:05,975 うっ… ぐっ。 110 00:06:05,975 --> 00:06:08,143 不幸…。 あ…。 111 00:06:08,143 --> 00:06:10,813 (銃声) 112 00:06:10,813 --> 00:06:14,149 うっ! あっ…。 113 00:06:14,149 --> 00:06:16,652 俺の 拳銃…。 114 00:06:16,652 --> 00:06:18,654 また盗んだのか? 115 00:06:18,654 --> 00:06:20,823 ひきょうな手は 好まないんじゃ…。 116 00:06:20,823 --> 00:06:24,326 あぁ? スパイの殺し合いに ひきょうもあるかよ。 117 00:06:24,326 --> 00:06:27,830 アンタを油断させるための ウソだよ ウソ。 118 00:06:27,830 --> 00:06:31,500 だったら なぜ 非常階段から逃げなかった? 119 00:06:31,500 --> 00:06:36,005 なるほど あの扉の先は 非常階段だったのか。 120 00:06:36,005 --> 00:06:38,173 ワナでも張ってたか? う…。 121 00:06:38,173 --> 00:06:40,676 やっぱり 余裕が足りてねえんだよ。 122 00:06:40,676 --> 00:06:43,512 こんな シンプルな答えを見落とすなんて。 123 00:06:43,512 --> 00:06:47,016 見落とし? 124 00:06:47,016 --> 00:06:49,518 まさか お前…。 いやぁ➡ 125 00:06:49,518 --> 00:06:52,621 ムザイア合衆国の言葉 難しいわ。 126 00:06:52,621 --> 00:06:54,623 話すのが限界。 127 00:06:54,623 --> 00:06:57,293 私… ムザイア語が読めねえんだよ。 128 00:06:57,293 --> 00:07:00,129 非常階段っつう文字も わかんねえから➡ 129 00:07:00,129 --> 00:07:03,632 やみくもに走ってただけ。 ヘッ。 あ…。 130 00:07:03,632 --> 00:07:05,834 ((紫蟻:負ければ命を絶ちなさい)) 131 00:07:09,138 --> 00:07:11,340 あ…。 132 00:07:14,310 --> 00:07:18,314 すまん… お前たちを助けられなかった。 133 00:07:18,314 --> 00:07:21,483 ((英雄が現れる。 絶望の底で➡ 134 00:07:21,483 --> 00:07:23,485 きっと あなたを救い出す。 135 00:07:23,485 --> 00:07:26,155 それまで あなたは 死んではいけない)) 136 00:07:26,155 --> 00:07:28,657 この世に英雄など➡ 137 00:07:28,657 --> 00:07:32,161 いない。 138 00:07:32,161 --> 00:07:34,830 なんだ コイツ。 自分の傷口を➡ 139 00:07:34,830 --> 00:07:38,667 塞ごうともしないで…。 140 00:07:38,667 --> 00:07:41,370 あぁ~ クッソ! 141 00:07:53,782 --> 00:07:56,285 あ… 朝なの? 142 00:08:05,294 --> 00:08:07,963 いいコンビだったな 私ら。 143 00:08:07,963 --> 00:08:11,133 ジビアお姉ちゃんとなら 無敵なの。 144 00:08:11,133 --> 00:08:14,636 あ… お姉ちゃんね…。 145 00:08:14,636 --> 00:08:17,306 おう! このお姉ちゃんに任せと…。 146 00:08:17,306 --> 00:08:19,641 イッテ…。 ケガしているの。 147 00:08:19,641 --> 00:08:22,978 先生が見つけてくれた 闇医者に診てもらうの。 148 00:08:22,978 --> 00:08:27,316 あぁ まずは治療だな。 149 00:08:27,316 --> 00:08:29,985 (ティア)すごい。 本当に 2組とも➡ 150 00:08:29,985 --> 00:08:34,490 敵を倒しちゃったのね。 (グレーテ)はい 想定どおりです。 151 00:08:34,490 --> 00:08:37,159 見事 期待に応えてくれましたね。 152 00:08:37,159 --> 00:08:39,495 《ティア:いいえ それだけじゃない。 153 00:08:39,495 --> 00:08:44,333 ここまでの展開を読み 的確に特殊班を采配してみせた。 154 00:08:44,333 --> 00:08:48,670 灯では モニカだけが別格の実力だと 思っていたけれど…》 155 00:08:48,670 --> 00:08:51,940 ただ リリィさんが心配ですね。 156 00:08:51,940 --> 00:08:53,942 他のメンバーを向かわせましょう。 157 00:08:53,942 --> 00:08:59,615 そ… そのとおりね。 ☎ 158 00:08:59,615 --> 00:09:02,117 ☎(アネット)俺様です! アネット!? 159 00:09:02,117 --> 00:09:04,286 どうしたの? ☎(アネット)端的に言います! 160 00:09:04,286 --> 00:09:07,623 ☎俺様と 花園の姉貴は 警察に追われるハメになって➡ 161 00:09:07,623 --> 00:09:09,958 逃げ回っていました。 (2人)えっ。 162 00:09:09,958 --> 00:09:12,461 ☎(アネット)でも それは 無事に逃げきりました! 163 00:09:12,461 --> 00:09:15,631 そう。 そっちも危機を乗り越えたのね。 164 00:09:15,631 --> 00:09:18,801 ☎(アネット)そしたら 次は 12人の刺客がやって来ました。 165 00:09:18,801 --> 00:09:21,136 12人!? ちょっと待って➡ 166 00:09:21,136 --> 00:09:24,473 あなたは無事なのよね? リリィは どこなの? 167 00:09:24,473 --> 00:09:27,476 姉貴は俺様を逃がして 時間を稼いでいます。 168 00:09:27,476 --> 00:09:29,478 ☎(ティア)すぐに 仲間を向かわせるわ! 169 00:09:29,478 --> 00:09:32,815 いや 姉貴が伝えたかったのは 他の姉貴の元にも➡ 170 00:09:32,815 --> 00:09:35,484 同じ危機が訪れている 可能性です。 171 00:09:35,484 --> 00:09:37,486 (電子音) 172 00:09:37,486 --> 00:09:40,155 ジビアさんと モニカさんからの SOSです。 173 00:09:40,155 --> 00:09:42,991 え…。 仮に 3か所すべてに➡ 174 00:09:42,991 --> 00:09:46,662 12人の刺客が 訪れているとすれば…。 175 00:09:46,662 --> 00:09:49,331 いったい 敵は どれだけいるの? 176 00:09:49,331 --> 00:09:51,333 (ティア)30人 40人…。 177 00:09:51,333 --> 00:09:55,337 それとも 最悪を見積もって 50人? 178 00:09:55,337 --> 00:09:57,339 ((紫蟻:287人。 179 00:09:57,339 --> 00:10:00,843 それが ミータリオにいる 働き蟻の数です。 180 00:10:00,843 --> 00:10:03,011 スパイを見つけたら殺す。 181 00:10:03,011 --> 00:10:06,849 失敗すれば 次は 12人がかりで殺しに向かう。 182 00:10:06,849 --> 00:10:08,851 そう命令しています。 183 00:10:08,851 --> 00:10:11,687 結論から言えば あなたのお仲間は➡ 184 00:10:11,687 --> 00:10:16,191 働き蟻に じゅうりんされたんですよ。 185 00:10:16,191 --> 00:10:19,194 CIMのレティアスも全滅した。 186 00:10:19,194 --> 00:10:22,865 5人で 働き蟻を 14名ほど殺したようですが➡ 187 00:10:22,865 --> 00:10:26,869 それが限界。 アカザ姉妹は賢い。 188 00:10:26,869 --> 00:10:29,705 7名殺した時点で 逃げ出しました。 189 00:10:29,705 --> 00:10:32,875 まぁ 姉のほうは 息絶えましたがね。 190 00:10:32,875 --> 00:10:36,211 (紫蟻)影種は 9名殺したあとに自殺。 191 00:10:36,211 --> 00:10:38,881 JJJにも 目をつけられはしたが➡ 192 00:10:38,881 --> 00:10:41,550 麒麟と 霊亀の遺体を送りつけたら➡ 193 00:10:41,550 --> 00:10:45,387 おとなしくなりました。 桜華はすごいですよ。 194 00:10:45,387 --> 00:10:47,723 1人で 17名も殺した。 195 00:10:47,723 --> 00:10:50,559 彼の遺体を見て驚きましたよ。 196 00:10:50,559 --> 00:10:53,362 まさか 10代の少年だったなんて。 197 00:10:55,330 --> 00:10:57,332 あぁ 補足しますと➡ 198 00:10:57,332 --> 00:11:00,836 殺された働き蟻は すぐに補充されます。 199 00:11:00,836 --> 00:11:03,839 見込みのありそうな市民を 拘束して➡ 200 00:11:03,839 --> 00:11:06,174 いじめるだけなので。 201 00:11:06,174 --> 00:11:08,177 あなたは…。 ん? 202 00:11:08,177 --> 00:11:11,513 あなたは どれだけの人を不幸にすれば…。 203 00:11:11,513 --> 00:11:13,849 うっ! 204 00:11:13,849 --> 00:11:17,519 王に口答えするな。 205 00:11:17,519 --> 00:11:20,188 くっ…。 おっと。 206 00:11:20,188 --> 00:11:24,359 やれやれ なかなか来ませんね クラウスくんは。 207 00:11:24,359 --> 00:11:27,362 もういいです 人質は殺しましょう。 208 00:11:27,362 --> 00:11:30,866 うっ! うっ く…。 209 00:11:30,866 --> 00:11:34,870 さぁ 大たい動脈を 傷つけてしまいました。 210 00:11:34,870 --> 00:11:36,872 あなたが失血死するまで➡ 211 00:11:36,872 --> 00:11:39,207 残り 5分ってところですか? 212 00:11:39,207 --> 00:11:41,877 そろそろ 明かしてくれませんか➡ 213 00:11:41,877 --> 00:11:44,680 これから死にゆく あなたの名を)) 214 00:11:50,385 --> 00:11:56,158 (銃声) 215 00:11:56,158 --> 00:11:58,360 いきなり 何者だ? 216 00:12:05,334 --> 00:12:08,670 全部で 12人? 217 00:12:08,670 --> 00:12:10,872 開いたっす。 218 00:12:12,841 --> 00:12:16,011 (サラ)あっ あの… モニカ先輩だけなら➡ 219 00:12:16,011 --> 00:12:19,514 逃げられるっすよね? 自分のことは…。 220 00:12:19,514 --> 00:12:21,683 それだと アイツが悲しむから…。 221 00:12:21,683 --> 00:12:23,685 えっ? とにかく➡ 222 00:12:23,685 --> 00:12:25,887 君を見捨てる選択はないな。 223 00:12:34,029 --> 00:12:37,532 あ…。 何か いるの…。 224 00:12:37,532 --> 00:12:39,835 ハッ! (銃声) 225 00:12:42,704 --> 00:12:44,706 (足音) 226 00:12:44,706 --> 00:12:47,709 チッ…。 の…。 227 00:12:47,709 --> 00:12:50,212 安心しろ。 私はな➡ 228 00:12:50,212 --> 00:12:52,314 私を お姉ちゃんって呼ぶヤツは➡ 229 00:12:52,314 --> 00:12:54,516 絶対に死なせないって決めてんだ。 230 00:12:59,488 --> 00:13:01,823 《リリィ:今頃 アネットちゃんが あの情報を➡ 231 00:13:01,823 --> 00:13:04,660 伝えている頃ですかね。 232 00:13:04,660 --> 00:13:08,664 なら もう少し 時間を稼がないと…》 233 00:13:08,664 --> 00:13:12,367 灯のリーダーとして 命を張る時が来ましたね。 234 00:13:15,003 --> 00:13:17,172 時間稼ぎの達人 リリィちゃんを➡ 235 00:13:17,172 --> 00:13:19,174 ナメないでもらいたいです! 236 00:13:19,174 --> 00:13:22,077 何者なのよ 敵は…。 237 00:13:25,514 --> 00:13:27,516 (ドアの開閉音) 238 00:13:30,185 --> 00:13:33,021 私が ボスに変装します。 239 00:13:33,021 --> 00:13:35,524 相手が帝国側の人間ならば➡ 240 00:13:35,524 --> 00:13:38,026 ボスの容姿は把握しているはず。 241 00:13:38,026 --> 00:13:40,529 モニカさんと協力すれば 危機的状況を➡ 242 00:13:40,529 --> 00:13:44,533 破れるかもしれません。 ジビアたちと リリィは どうするの? 243 00:13:44,533 --> 00:13:47,035 ボスがいます。 ま… 待って! 244 00:13:47,035 --> 00:13:50,372 計算が合わないわ。 ピンチは 3か所なのよ! 245 00:13:50,372 --> 00:13:54,142 ティアさん 今できる最善を尽くしましょう。 246 00:13:54,142 --> 00:13:57,312 ハッ… くっ…。 247 00:13:57,312 --> 00:13:59,314 グレーテ! あなたは どうして➡ 248 00:13:59,314 --> 00:14:01,983 そんなに勇敢でいられるの!? 249 00:14:01,983 --> 00:14:04,986 私には あなたみたいな知謀もない。 250 00:14:04,986 --> 00:14:08,490 命の危機に飛び込める 精神力もない。 251 00:14:08,490 --> 00:14:12,828 どうしたら…。 私は強くありません。 252 00:14:12,828 --> 00:14:15,497 あるのは ボスに報いたい心。 253 00:14:15,497 --> 00:14:17,999 執着に近い依存です。 254 00:14:17,999 --> 00:14:21,670 失恋で終わった この恋につきあってくれる➡ 255 00:14:21,670 --> 00:14:23,872 ボスへの恩返しですよ。 256 00:14:32,013 --> 00:14:34,850 報告書を読み返し 自分にできる最善を➡ 257 00:14:34,850 --> 00:14:37,686 考えてください。 258 00:14:37,686 --> 00:14:39,688 信じております。 259 00:14:48,864 --> 00:14:52,968 紅炉さん… 私に何ができるの? 260 00:14:52,968 --> 00:14:56,638 (ティア)どうして こんな私に期待してくれたの? 261 00:14:56,638 --> 00:15:01,143 ((紅炉:あなたは 誰よりも強いスパイになれる。 262 00:15:01,143 --> 00:15:04,312 でも ただのスパイじゃ ダメ。 263 00:15:04,312 --> 00:15:07,482 敵をも救う ヒーローを目指しなさい)) 264 00:15:07,482 --> 00:15:10,652 (ティア)そう言ってくれた。 うれしかった。 265 00:15:10,652 --> 00:15:13,488 華やかな未来に期待した。 266 00:15:13,488 --> 00:15:15,991 いつか 自らも焔に所属し➡ 267 00:15:15,991 --> 00:15:20,495 彼女の下で 活躍するのだと夢想した。 268 00:15:20,495 --> 00:15:23,999 でも 私は何もできない。 269 00:15:23,999 --> 00:15:26,001 指揮官として最低で➡ 270 00:15:26,001 --> 00:15:29,004 スパイとしては最弱よ。 271 00:15:29,004 --> 00:15:31,173 消えてしまえばいい…。 272 00:15:31,173 --> 00:15:34,509 自分なんて 消えて なくなってしまえばいい…。 273 00:15:34,509 --> 00:15:37,179 ☎(アネット)姉貴! 俺様は➡ 274 00:15:37,179 --> 00:15:40,849 姉貴に 消えてほしくなんかないですよ。 275 00:15:40,849 --> 00:15:43,685 あなた…。 うれしかったです。 276 00:15:43,685 --> 00:15:47,355 先月 俺様のことで 奔走してくれたこと。 277 00:15:47,355 --> 00:15:49,691 確かに 俺様は驚きました。 278 00:15:49,691 --> 00:15:52,794 この姉貴 おせっかいで 空回りばかりで➡ 279 00:15:52,794 --> 00:15:56,465 男をたらしこむことくらいしか できないなぁって。 280 00:15:56,465 --> 00:15:59,134 ☎(ティア)あなた 結構 毒舌なのね。 281 00:15:59,134 --> 00:16:01,970 でも 嫌いじゃありませんよ。 282 00:16:01,970 --> 00:16:04,472 花園の姉貴から頼まれています。 283 00:16:04,472 --> 00:16:06,808 ある情報を伝えてください と…。 284 00:16:06,808 --> 00:16:09,644 リリィが…。 ☎(アネット)姉貴が調べたところ➡ 285 00:16:09,644 --> 00:16:12,981 このミータリオの地には あるうわさがあるようです。 286 00:16:12,981 --> 00:16:17,152 絶望の底にいるとき 英雄が駆けつけてくれる。 287 00:16:17,152 --> 00:16:19,821 そんな話です。 英雄…。 288 00:16:19,821 --> 00:16:22,991 そういえば モニカからの報告書にも➡ 289 00:16:22,991 --> 00:16:26,661 紫蟻の手先は 英雄を信じていたって…。 290 00:16:26,661 --> 00:16:28,663 (ティア)ジビアの報告書にも➡ 291 00:16:28,663 --> 00:16:31,500 英雄という うわ言を口にしたと…。 292 00:16:31,500 --> 00:16:34,669 どういうこと? このうわさの発信源は➡ 293 00:16:34,669 --> 00:16:38,006 紫蟻の関係者なの? ☎(アネット)英雄の姿は➡ 294 00:16:38,006 --> 00:16:42,344 黒髪の美しい少女。 そう言われているそうです。 295 00:16:42,344 --> 00:16:45,514 ☎ここからは 花園の姉貴の伝言です。 296 00:16:45,514 --> 00:16:48,016 ((好都合ですよね。 297 00:16:48,016 --> 00:16:52,120 このうわさに便乗して ヒーローになっちゃってください)) 298 00:16:52,120 --> 00:16:54,289 ☎(アネット)以上です。 じゃあ俺様➡ 299 00:16:54,289 --> 00:16:57,459 姉貴の元に戻りますね。 (電話の切れる音) 300 00:16:57,459 --> 00:17:01,129 ヒーロー… 黒髪の? 301 00:17:01,129 --> 00:17:03,331 何… どういうこと? 302 00:17:06,301 --> 00:17:09,304 (深呼吸) 303 00:17:11,306 --> 00:17:13,508 今の私にできること…。 304 00:17:19,814 --> 00:17:22,817 (屍)そろそろだと思ったよ。 305 00:17:22,817 --> 00:17:27,122 どうしたんだい? そう ビビらなくてもいいじゃないか。 306 00:17:30,825 --> 00:17:33,662 俺に助けてほしいんだろ? 307 00:17:33,662 --> 00:17:37,832 いいだろう。 俺も 君たちに情が芽生えてきた。 308 00:17:37,832 --> 00:17:40,335 ん…。 本当さ。 309 00:17:40,335 --> 00:17:43,038 だから早く拘束を解いてくれ。 310 00:17:48,176 --> 00:17:51,780 君の つまらない能力なんて 通じるわけないじゃん。 311 00:17:51,780 --> 00:17:53,782 あっ…。 312 00:17:53,782 --> 00:17:56,785 《ティア:やっぱり 何もできない。 313 00:17:56,785 --> 00:17:59,621 自分には…》 なるほどね。 314 00:17:59,621 --> 00:18:03,458 君は最近 何か 大きな失敗をしたんだね。 315 00:18:03,458 --> 00:18:06,127 あ…。 俺も同じだよ。 316 00:18:06,127 --> 00:18:10,799 無残な失敗をした。 同じ? 317 00:18:10,799 --> 00:18:14,135 当然じゃないか。 俺は燎火に挑んで➡ 318 00:18:14,135 --> 00:18:17,639 アッサリ 返り討ちに遭った男なんだぜ? 319 00:18:17,639 --> 00:18:21,977 ライバルになりえるなどと 恥ずかしいセリフを吐いてね。 320 00:18:21,977 --> 00:18:25,814 あぁ…。 少し 俺の話をしよう。 321 00:18:25,814 --> 00:18:29,150 安心しろ 長くはならない。 322 00:18:29,150 --> 00:18:32,821 (屍)もともとの俺は つまらない青年だった。 323 00:18:32,821 --> 00:18:35,490 親に 家業を継ぐよう命令され➡ 324 00:18:35,490 --> 00:18:38,660 それに従って 日々を送っていた。 325 00:18:38,660 --> 00:18:43,164 紫蟻と呼ばれる 奇妙な男と出会うまではね。 326 00:18:43,164 --> 00:18:48,003 紫蟻…。 彼は 俺を スパイに作り変えた。 327 00:18:48,003 --> 00:18:52,107 俺は 他の働き蟻の実力を 一瞬で超え➡ 328 00:18:52,107 --> 00:18:54,776 特別な待遇を受けた。 329 00:18:54,776 --> 00:19:01,282 世界中を飛び回り 政治家や スパイを殺し続けた。 330 00:19:01,282 --> 00:19:04,786 けど…。 ん…。 待っていたのは➡ 331 00:19:04,786 --> 00:19:07,956 退屈だった。 わかるだろ? 332 00:19:07,956 --> 00:19:10,458 俺の殺しに目的はない。 333 00:19:10,458 --> 00:19:14,963 紫蟻の手足として殺すだけ。 334 00:19:14,963 --> 00:19:18,299 (屍)俺は ベルトコンベアで 運ばれてくる人間に➡ 335 00:19:18,299 --> 00:19:21,970 死亡済のラベルを貼るだけなんだよ。 336 00:19:21,970 --> 00:19:25,473 俺の人生は なんのためにあるのか…。 337 00:19:25,473 --> 00:19:28,476 心の中では むなしかった。 338 00:19:28,476 --> 00:19:30,478 そう。 けどな➡ 339 00:19:30,478 --> 00:19:33,982 ある人が教えてくれたんだ。 ある人? 340 00:19:33,982 --> 00:19:38,319 あぁ あなたの心を 満たせる者がいると…。 341 00:19:38,319 --> 00:19:41,656 (屍)誰よりも強く 誰も殺すことができず➡ 342 00:19:41,656 --> 00:19:44,993 どんな任務でも達成できる化け物。 343 00:19:44,993 --> 00:19:49,164 それが俺の心を満たしてくれる と思えた。 344 00:19:49,164 --> 00:19:52,333 しかし 結果は このザマだ。 345 00:19:52,333 --> 00:19:56,337 さて 君は 大きな失敗で心がくじけて➡ 346 00:19:56,337 --> 00:19:59,174 人生を どう 軌道修正したらいいのか➡ 347 00:19:59,174 --> 00:20:02,677 つかめないでいる。 違うかい? あ…。 348 00:20:02,677 --> 00:20:05,847 俺と組もう。 失敗した者同士➡ 349 00:20:05,847 --> 00:20:08,183 ここから人生を取り返そう。 350 00:20:08,183 --> 00:20:10,685 あなたの提案は おかしいわ。 351 00:20:10,685 --> 00:20:15,023 その話が正しいなら あなたは紫蟻に逆らえないはず。 352 00:20:15,023 --> 00:20:17,358 他の雑魚と一緒にするな。 353 00:20:17,358 --> 00:20:20,528 俺は支配が緩い。 根拠は? 354 00:20:20,528 --> 00:20:22,697 俺は自殺しないだろう? 355 00:20:22,697 --> 00:20:26,701 他の働き蟻は 敗北すると自殺を試みる。 356 00:20:26,701 --> 00:20:28,703 違うか? 357 00:20:28,703 --> 00:20:31,039 さぁ 選択してくれ。 358 00:20:31,039 --> 00:20:35,043 俺を解放するのか しないのか。 359 00:20:45,720 --> 00:20:47,722 ハァ…。 360 00:20:47,722 --> 00:20:50,391 うっ う… うっ。 361 00:20:50,391 --> 00:20:53,495 ハァ~。 362 00:20:53,495 --> 00:20:55,830 1つ補足しておくと➡ 363 00:20:55,830 --> 00:20:59,167 俺が特別なのは 事実だ。 364 00:20:59,167 --> 00:21:02,670 ハッ…。 紫蟻に命令されているのは➡ 365 00:21:02,670 --> 00:21:05,173 敗北したら自殺しろ じゃない。 366 00:21:05,173 --> 00:21:08,176 敗北したら 敵を欺き➡ 367 00:21:08,176 --> 00:21:11,179 必ず帰ってくることだ! 368 00:21:11,179 --> 00:21:13,848 ハッ! 369 00:21:13,848 --> 00:21:17,018 君… 本当に バカだよね? 370 00:21:17,018 --> 00:21:19,687 こんな簡単に だまされるなんて。 371 00:21:19,687 --> 00:21:22,023 うぐっ…。 372 00:21:22,023 --> 00:21:25,627 ハァ… ヘヘヘヘ…。 373 00:21:29,697 --> 00:21:32,600 う… うぅ…。 374 00:21:37,705 --> 00:21:41,042 (紫蟻)さすが 彼ですね。 自力で抜け出し➡ 375 00:21:41,042 --> 00:21:43,211 敵も捕まえてくれるなんて➡ 376 00:21:43,211 --> 00:21:45,914 恐ろしい才能だ。 ハッ! あっ…。 377 00:21:49,717 --> 00:21:51,653 あなたが紫蟻? 378 00:21:51,653 --> 00:21:54,856 自己紹介の必要は なさそうですね。 379 00:22:03,665 --> 00:22:06,568 さぁ 語り合おうじゃありませんか。