1 00:00:04,004 --> 00:00:06,006 (サラ)バーナード氏! 2 00:00:08,008 --> 00:00:10,010 (サラ)バーナード氏! 3 00:00:10,010 --> 00:00:12,679 (リリィ)先生はどこですか? 今すぐ呼ばないと! 4 00:00:12,679 --> 00:00:16,016 (グレーテ) 今ここに ボスは来てくれません。 5 00:00:16,016 --> 00:00:21,021 この戦いは 私たちだけで 勝つしかないのです。 6 00:00:24,524 --> 00:00:27,027 (サラ)いた! 7 00:00:27,027 --> 00:00:29,029 大丈夫なんですか? 8 00:00:29,029 --> 00:00:31,698 息はあるっす。 必ず助けます。 9 00:00:31,698 --> 00:00:34,368 (ジビア)さっき クラウスはいないって言ったよな。 10 00:00:34,368 --> 00:00:37,538 あれって…。 言葉どおりです。 11 00:00:37,538 --> 00:00:39,539 そういうことか。 12 00:00:39,539 --> 00:00:41,708 え? どういうことです? 13 00:00:41,708 --> 00:00:44,211 私たち 屋敷で何度も先生と…。 14 00:00:44,211 --> 00:00:47,047 全部 グレーテの変装だ。 あっ。 15 00:00:47,047 --> 00:00:51,551 (ジビア)私らが見てきた先生は 全部 グレーテだったんだよ。 16 00:00:51,551 --> 00:00:55,389 (リリィ)そういえば あの時も…。 17 00:00:55,389 --> 00:00:57,891 (サラ)じゃあ 自分が会ってたのも…。 18 00:00:57,891 --> 00:01:01,562 (グレーテ)はい。 アザ男の暗殺者だけでなく→ 19 00:01:01,562 --> 00:01:04,331 先生にまで変装していたんですか。 20 00:01:04,331 --> 00:01:09,002 私は ボスの呼吸 瞬き 髪の毛一本→ 21 00:01:09,002 --> 00:01:11,338 余さず記憶していますから。 22 00:01:11,338 --> 00:01:13,840 お前 本当にすげぇな。 23 00:01:13,840 --> 00:01:15,842 男装は得意ですので。 24 00:01:15,842 --> 00:01:18,178 私 根に持たれてます? 25 00:01:18,178 --> 00:01:23,350 とにかく ボスは今 別の任務地にいるはずです。 26 00:01:23,350 --> 00:01:26,520 別の任務? 暗殺者殺しだろ? 27 00:01:26,520 --> 00:01:29,356 屋敷に潜んでいたのは屍じゃない。 28 00:01:29,356 --> 00:01:32,526 屍の協力者… オリヴィアだ。 29 00:01:32,526 --> 00:01:38,031 オリヴィアの捕縛を私らに任せて 先生は屍と戦っている。 30 00:01:38,031 --> 00:01:40,701 そういうことだな? はい。 31 00:01:40,701 --> 00:01:44,037 じゃあ 先生は 結局また1人なんですか? 32 00:01:44,037 --> 00:01:46,540 4人を選抜するっていうのは ウソで…。 33 00:01:46,540 --> 00:01:50,877 ウソじゃねえよ。 ちゃんと 4人選抜したじゃねえか。 34 00:01:50,877 --> 00:01:53,714 ティア モニカ アネット エルナ。 35 00:01:53,714 --> 00:01:57,718 アイツは4人を引き連れ 屍殺しに向かった。 36 00:01:57,718 --> 00:02:04,324 フフッ。 私らは外されたんだよ。 メンバーから。 37 00:02:04,324 --> 00:02:07,661 (クラウス)極上だ。 38 00:02:07,661 --> 00:02:12,100 (クラウス)僕だ。 事前にグレーテに 伝言を頼んでおいた。 39 00:02:12,100 --> 00:02:15,669 だます形になってすまなかった。 40 00:02:15,669 --> 00:02:18,171 屋敷に潜む敵スパイに→ 41 00:02:18,171 --> 00:02:20,841 僕が すぐ近くにいると 誤認させることが→ 42 00:02:20,841 --> 00:02:23,844 お前たちを守るために最善だった。 43 00:02:23,844 --> 00:02:26,179 敵へのけん制と なったはずだ。 44 00:02:26,179 --> 00:02:28,682 (オリヴィア)ハァ ハァ…。 45 00:02:28,682 --> 00:02:31,852 そして お前たちを 連れて行かなかったことにも→ 46 00:02:31,852 --> 00:02:34,521 ちゃんと理由がある。 47 00:02:34,521 --> 00:02:36,857 お前たち4人は→ 48 00:02:36,857 --> 00:02:40,027 仲間と協力する能力が非常に高い。 49 00:02:40,027 --> 00:02:43,196 僕が不在の状況で 立ち向かえるのは→ 50 00:02:43,196 --> 00:02:45,699 お前たちしかいないと判断した。 51 00:02:45,699 --> 00:02:48,869 僕の力を頼らず 敵を倒せ。 52 00:02:48,869 --> 00:02:52,039 お前たちならできる。 53 00:02:52,039 --> 00:02:54,041 (グレーテ)伝言は以上です。 54 00:02:54,041 --> 00:02:58,712 アイツ 珍しく なんとなくとか言わなかったな。 55 00:02:58,712 --> 00:03:01,381 フォローの必死さが 伝わってきますね。 56 00:03:01,381 --> 00:03:03,650 段取りは任せてください。 57 00:03:03,650 --> 00:03:07,154 あの方を 逃がすわけにはいきません。 58 00:03:07,154 --> 00:03:10,657 わかった。 オリヴィアは 私とリリィで追う。 59 00:03:10,657 --> 00:03:15,495 あの ジョニー氏なら においをたどれます。 60 00:03:15,495 --> 00:03:19,166 今は これくらいしか できないっすけど…。 61 00:03:19,166 --> 00:03:21,168 十分すぎるよ。 62 00:03:21,168 --> 00:03:26,673 その子たちがいなかったら 私ら全員 死んでたんだぜ。 63 00:03:26,673 --> 00:03:29,176 では 証明してやりますか。 64 00:03:29,176 --> 00:03:33,080 先生なんかいなくても 私たちは最強ってことを! 65 00:03:48,028 --> 00:03:55,368 《ローランド…。 あの日も こんな月の夜だった。 66 00:03:55,368 --> 00:03:59,573 私が生まれたのは 東方の小国。 67 00:04:01,541 --> 00:04:04,311 娼婦として片田舎で生き→ 68 00:04:04,311 --> 00:04:07,614 一生を そこで終えるつもりでいた》 69 00:04:17,491 --> 00:04:19,493 ((屍:起きたんだ。 70 00:04:19,493 --> 00:04:25,332 サイレンサー付きの銃を用いたとはいえ ずいぶんと豪気な性格だね。 71 00:04:25,332 --> 00:04:28,668 さ あとは君が 窓から飛び降りなさい。 72 00:04:28,668 --> 00:04:32,172 え? 君は突然 精神に異常をきたし→ 73 00:04:32,172 --> 00:04:35,675 たまたま客が持ち込んだ銃で 殺し回った。 74 00:04:35,675 --> 00:04:39,513 その果てに飛び降り自殺。 そんな筋書きだ。 75 00:04:39,513 --> 00:04:42,516 政治家のくせに 女遊びが派手だから→ 76 00:04:42,516 --> 00:04:44,518 こういう目に遭う。 77 00:04:44,518 --> 00:04:48,188 どうして 他の人まで…。 78 00:04:48,188 --> 00:04:52,692 政治家が1人で死んでたら スパイの暗殺が疑われる。 79 00:04:52,692 --> 00:04:55,195 でも 無関係なヤツも たくさん死んでたら→ 80 00:04:55,195 --> 00:04:58,031 ただの事件で終わるだろう? 81 00:04:58,031 --> 00:05:00,534 早く飛び降りなさい。 82 00:05:00,534 --> 00:05:04,471 運がよければ 助かるかもね)) 83 00:05:04,471 --> 00:05:08,308 《オリヴィア:それは 今まで見てきた つまらない視線とは→ 84 00:05:08,308 --> 00:05:13,480 何もかもが異なる瞳。 異次元の王子様だ。 85 00:05:13,480 --> 00:05:17,484 冷え切っていた私の体に 熱が生まれた》 86 00:05:19,986 --> 00:05:22,822 ((私を ここから連れ出して! 87 00:05:22,822 --> 00:05:26,026 あ? ハッ。 88 00:05:33,333 --> 00:05:37,504 フン。 筋がいいな)) 89 00:05:37,504 --> 00:05:40,173 《オリヴィア:ローランドは 世界中で恐れられる→ 90 00:05:40,173 --> 00:05:42,509 すご腕の暗殺者だった。 91 00:05:42,509 --> 00:05:47,848 私は 彼の弟子になった。 92 00:05:47,848 --> 00:05:52,185 殺戮の日々 莫大な報酬→ 93 00:05:52,185 --> 00:05:56,856 そして 最高の暗殺者から受ける 至高の寵愛。 94 00:05:56,856 --> 00:06:02,162 それらはすべて 片田舎では 決して手に入らないものだった》 95 00:06:04,297 --> 00:06:07,467 ((屍:ある男には 気をつけたほうがいい。 96 00:06:07,467 --> 00:06:12,138 うちのスパイが 焔を壊滅させたのは教えたね? 97 00:06:12,138 --> 00:06:14,975 けどね 1人だけ取り逃したらしい。 98 00:06:14,975 --> 00:06:16,977 現時点では その男が→ 99 00:06:16,977 --> 00:06:20,780 ディン共和国で 最も警戒すべき男になる。 100 00:06:22,816 --> 00:06:28,154 燎火 塵の王 アックス ロン 冷徹 金梃…。 101 00:06:28,154 --> 00:06:30,323 名前は複数あるが→ 102 00:06:30,323 --> 00:06:34,160 基本は クラウスという呼称を 用いているらしい。 103 00:06:34,160 --> 00:06:38,665 もし この男と出会ったら すぐ俺に連絡しなさい。 104 00:06:38,665 --> 00:06:42,002 そうね あなたなら こんな小国のスパイくらい…。 105 00:06:42,002 --> 00:06:47,507 いいや この男は俺と互角… 俺のライバルになりうる。 106 00:06:47,507 --> 00:06:51,511 ライバル? あなたほどの実力者に? 107 00:07:04,958 --> 00:07:09,462 この男には警戒してくれ。 愛しい君よ)) 108 00:07:12,465 --> 00:07:14,968 (銃声) 109 00:07:14,968 --> 00:07:17,637 (オリヴィア)へ~ 生きてたんだ。 110 00:07:17,637 --> 00:07:21,141 死亡確認もしないのは うかつだったな。 111 00:07:21,141 --> 00:07:24,144 それとも 誰かにおびえて→ 112 00:07:24,144 --> 00:07:26,813 一秒でも早く 逃げ出したかったのか? 113 00:07:26,813 --> 00:07:29,482 (ジョニー)グルルルル…。 114 00:07:29,482 --> 00:07:31,818 (ジビア) うちのボスが出るまでもねえよ。 115 00:07:31,818 --> 00:07:34,521 アンタは 私が相手だ。 116 00:07:36,489 --> 00:07:40,994 さっきの爆発で 右腕を負傷したようね! 117 00:07:40,994 --> 00:07:42,996 くっ…。 118 00:07:46,499 --> 00:07:50,003 ボスにビビッて逃げたくせに 途端に強気だな! 119 00:07:50,003 --> 00:07:52,839 (オリヴィア)燎火は ローランドが認めた男だからね。 120 00:07:52,839 --> 00:07:57,344 ローランド? アンタたちが屍って呼んだ男の名前。 121 00:07:57,344 --> 00:08:00,847 二度とその名前を口にしないで! 122 00:08:00,847 --> 00:08:03,283 えっ!? 悪い。 123 00:08:03,283 --> 00:08:07,087 アンタの太ももにあった銃なら もう盗んだ。 124 00:08:09,956 --> 00:08:12,459 チッ。 125 00:08:12,459 --> 00:08:14,794 はぁ! 126 00:08:14,794 --> 00:08:16,796 あっ! くぅ…。 127 00:08:16,796 --> 00:08:19,299 完璧な不意打ちだったはずなのに。 128 00:08:19,299 --> 00:08:22,469 (オリヴィア)いかなるときも 殺気を読むのは当然。 129 00:08:22,469 --> 00:08:24,971 燎火は教えてくれなかったの? 130 00:08:24,971 --> 00:08:27,807 すごい毒ね これ。 131 00:08:27,807 --> 00:08:31,311 これだから 天才って 嫌になっちゃいますよ。 132 00:08:31,311 --> 00:08:33,313 ねぇ 先生? 133 00:08:33,313 --> 00:08:35,315 隙ありです! 134 00:08:37,317 --> 00:08:41,321 バッカ野郎…。 135 00:08:41,321 --> 00:08:43,623 これ お返しするわ! 136 00:08:45,825 --> 00:08:47,827 (2人)わぁっ! 137 00:08:50,830 --> 00:08:54,167 《どうして燎火ではなく アイツらが? 138 00:08:54,167 --> 00:08:56,836 燎火は 最初からここにはいない? 139 00:08:56,836 --> 00:08:59,839 だとすれば 私が見たあの男は…。 140 00:08:59,839 --> 00:09:04,444 あの時 あの場にいなかった人物…》 141 00:09:04,444 --> 00:09:07,547 殺してあげるわ メンヘラ女。 142 00:09:11,451 --> 00:09:15,288 そろそろ起きてください ジビアちゃん。 143 00:09:15,288 --> 00:09:18,291 マジで死ぬかと。 無理しないでください。 144 00:09:18,291 --> 00:09:20,794 ほぼ仮死状態になる毒ですよ。 145 00:09:20,794 --> 00:09:23,463 私は耐性があるから平気ですけど。 146 00:09:23,463 --> 00:09:27,634 うまくだまし通せたか? はい 計画どおりです。 147 00:09:27,634 --> 00:09:30,303 オリヴィアさんは屋敷に戻りました。 148 00:09:30,303 --> 00:09:33,640 なぁ グレーテは本当に大丈夫なのか? 149 00:09:33,640 --> 00:09:36,142 アイツ 格闘は得意じゃねえだろ。 150 00:09:36,142 --> 00:09:39,312 う~ん。 きっと 心配いらないと思いますよ。 151 00:09:39,312 --> 00:09:42,482 お前な~ また能天気に。 152 00:09:42,482 --> 00:09:45,819 だって 覚悟が違いますもん。 153 00:09:45,819 --> 00:09:50,824 立案も 指揮も 指導も 心のよりどころも。 154 00:09:50,824 --> 00:09:53,827 ((グレーテ:オリヴィアさんが 屋敷まで戻ってくれば→ 155 00:09:53,827 --> 00:09:56,830 私が直接 決着をつけます)) 156 00:09:56,830 --> 00:10:00,166 そして 任務の仕上げも。 157 00:10:00,166 --> 00:10:03,503 先生そのものを演じて すべて引き受ける。 158 00:10:03,503 --> 00:10:07,173 そんな強い心の人が 負けるなんて思えません。 159 00:10:07,173 --> 00:10:12,011 今は ただ信じましょうよ。 私たちの参謀を。 160 00:10:12,011 --> 00:10:17,016 大活躍して 先生に褒められて 愛されちゃってくださいよ。 161 00:10:34,033 --> 00:10:38,204 《大丈夫。 リリィさんとジビアさんは無事なはず。 162 00:10:38,204 --> 00:10:40,707 ここまでは想定どおり。 163 00:10:40,707 --> 00:10:45,378 ですが 不安で 押し潰されてしまいそうです。 164 00:10:45,378 --> 00:10:49,082 これが ボスが背負っている責任》 165 00:10:52,719 --> 00:10:57,056 ((1つ お願いを聞いてくれませんか? 166 00:10:57,056 --> 00:11:03,062 もし 任務を達成した暁には 私を抱きしめてくれますか? 167 00:11:04,998 --> 00:11:07,333 重く受け止めないでください。 168 00:11:07,333 --> 00:11:11,538 ただ 支えとなる言葉が 欲しいのです。 169 00:11:13,506 --> 00:11:15,508 わかった。 170 00:11:17,510 --> 00:11:22,015 約束する。 僕は生きて戻ってきたお前を→ 171 00:11:22,015 --> 00:11:24,517 強く抱きしめよう)) 172 00:11:32,525 --> 00:11:35,028 私は 逃げません。 173 00:11:35,028 --> 00:11:37,864 (足音) 174 00:11:37,864 --> 00:11:40,700 ジビアとリリィは殺してきたわ。 175 00:11:40,700 --> 00:11:43,036 これで アンタさえ殺せば→ 176 00:11:43,036 --> 00:11:46,873 また私は屋敷に戻ることができる。 戻る? 177 00:11:46,873 --> 00:11:51,211 ウーヴェが持つ情報を ローランドに流すのが私の役目。 178 00:11:51,211 --> 00:11:54,380 私は あの人の役に立ちたいの。 179 00:11:54,380 --> 00:11:57,183 さあ 殺し合いましょう! 180 00:11:59,218 --> 00:12:01,221 フッ。 181 00:12:03,323 --> 00:12:05,325 ふっ! 182 00:12:07,994 --> 00:12:12,332 全然ダメ。 燎火は何を教えてくれたの? 183 00:12:12,332 --> 00:12:14,500 答える必要などありません。 184 00:12:14,500 --> 00:12:18,338 じゃあ 抱いてくれた? 185 00:12:18,338 --> 00:12:21,174 ローランドは何度も抱いてくれたわ。 186 00:12:21,174 --> 00:12:24,010 愛情をそそぎ 技術をそそぎ→ 187 00:12:24,010 --> 00:12:27,347 私が願うものを すべて与えてくれた。 188 00:12:27,347 --> 00:12:31,150 愛されてないのね。 かわいそうに。 189 00:12:36,522 --> 00:12:40,026 (オリヴィア)あれって アンタの変装だったんでしょ? 190 00:12:40,026 --> 00:12:42,862 私の前に現れた燎火。 191 00:12:42,862 --> 00:12:46,666 で? そんな特技で どう勝つつもり? 192 00:12:49,702 --> 00:12:53,706 飛び降りなさい。 飛び 降りる? 193 00:12:53,706 --> 00:12:56,709 自殺に見せかける ということですか? 194 00:12:56,709 --> 00:13:00,713 アンタに リリィとジビアを殺した罪を 押しつける。 195 00:13:00,713 --> 00:13:03,216 従わなかったら撃つ。 196 00:13:06,152 --> 00:13:08,154 よかったわね。 197 00:13:08,154 --> 00:13:11,324 死んだら きっと先生に 愛してもらえるわよ。 198 00:13:11,324 --> 00:13:14,661 死んでも 私は愛されませんよ。 ん? 199 00:13:14,661 --> 00:13:18,331 ボスは自分に 特別な感情を持っていない。 200 00:13:18,331 --> 00:13:22,669 とっくに知ってます。 ホントに かわいそうな子ね。 201 00:13:22,669 --> 00:13:27,507 でも 約束したんです。 私は死ぬわけにはいきません。 202 00:13:27,507 --> 00:13:32,178 ボスに抱きしめてもらうために 生きなければならないんです。 203 00:13:32,178 --> 00:13:36,516 でも残念。 あなたは ここで命を落とすの。 204 00:13:36,516 --> 00:13:38,851 さあ 早く飛び降りなさ…。 205 00:13:38,851 --> 00:13:41,054 (銃声) 206 00:13:47,527 --> 00:13:49,529 なんで? 207 00:13:49,529 --> 00:13:51,864 殺気さえ感じ取れれば→ 208 00:13:51,864 --> 00:13:55,368 銃弾など私は いくらでもかわせるはず…。 209 00:13:55,368 --> 00:14:00,707 殺気がないのは当然です。 銃弾は私を狙ったものですから。 210 00:14:00,707 --> 00:14:05,144 (ウーヴェ)そこにおったか! 暗殺者風情が~! 211 00:14:05,144 --> 00:14:08,648 (ウーヴェ)ぬぅ~。 またしても逃げよったかぁ。 212 00:14:08,648 --> 00:14:11,317 危険っす! すぐに屋敷に入って! 213 00:14:11,317 --> 00:14:14,320 (ウーヴェ)あぁ? 誰じゃ お前は? 214 00:14:14,320 --> 00:14:18,157 拍子抜けです。 ターゲットを転落死させる…。 215 00:14:18,157 --> 00:14:22,328 屍が多用する手法を まさか そのまま取るなんて。 216 00:14:22,328 --> 00:14:26,833 あなたは教わったことしか できないのですね。 217 00:14:26,833 --> 00:14:29,335 コードネーム愛娘。 218 00:14:29,335 --> 00:14:32,004 笑い嘆く時間にしましょう。 219 00:14:32,004 --> 00:14:34,173 アザ…。 220 00:14:34,173 --> 00:14:39,011 二度も私が 暗殺者として ウーヴェさんの前に出た理由は→ 221 00:14:39,011 --> 00:14:42,014 あなたをあぶり出すためだけでは ありません。 222 00:14:42,014 --> 00:14:44,350 アザを持つこの顔に向けて→ 223 00:14:44,350 --> 00:14:47,019 ちゅうちょなく 発砲してもらうためです。 224 00:14:47,019 --> 00:14:52,358 夜盲症さえ改善すれば 彼の射撃が正確なのは確認済み。 225 00:14:52,358 --> 00:14:54,527 暗殺者を狙った銃弾は→ 226 00:14:54,527 --> 00:14:58,865 的確に私に向かってくるはず。 それを回避すれば→ 227 00:14:58,865 --> 00:15:01,200 殺気などあろうはずもない 銃弾が→ 228 00:15:01,200 --> 00:15:04,137 後方に立つあなたを直撃する。 229 00:15:04,137 --> 00:15:07,473 ありえないわ。 何がでしょう? 230 00:15:07,473 --> 00:15:09,976 変装が速すぎるのよ! 231 00:15:09,976 --> 00:15:12,812 マスクをつける隙なんて なかったはず! 232 00:15:12,812 --> 00:15:18,651 私は変装などしていません。 その逆 変装を解いたんですよ。 233 00:15:18,651 --> 00:15:21,821 マスクを脱ぐだけなら 一瞬でできるでしょう? 234 00:15:21,821 --> 00:15:23,823 ハッ! 235 00:15:23,823 --> 00:15:26,325 私の素顔です。 236 00:15:26,325 --> 00:15:30,496 誰も 自分を愛してくれなかった。 237 00:15:30,496 --> 00:15:33,166 フフッ ハハッ! 238 00:15:33,166 --> 00:15:37,837 なるほど すっごく納得した! アンタが重い理由。 239 00:15:37,837 --> 00:15:40,173 そりゃ 愛されることなんてないわ! 240 00:15:40,173 --> 00:15:42,175 愛されている女はね→ 241 00:15:42,175 --> 00:15:45,511 無理しなくても 男が守ってくれるのよ! 242 00:15:45,511 --> 00:15:49,015 発信機!? 燎火が現れた瞬間→ 243 00:15:49,015 --> 00:15:51,684 私は ローランドに助けを求めたのよ。 244 00:15:51,684 --> 00:15:55,855 あなたの変装だったとはいえ 結果的によかったわ。 245 00:15:55,855 --> 00:15:59,859 このまま私を殺しても 怒りに狂ったローランドが→ 246 00:15:59,859 --> 00:16:02,128 すべてを 八つ裂きにしてくれるわ! 247 00:16:02,128 --> 00:16:04,463 彼は 私を愛しているから! 248 00:16:04,463 --> 00:16:06,632 関係ありません! 249 00:16:06,632 --> 00:16:10,303 想定どおり。 全部想定どおり。 250 00:16:10,303 --> 00:16:12,305 今度こそ死になさい! 251 00:16:12,305 --> 00:16:16,008 誰にも愛されない 醜い顔のままで逝け! 252 00:16:18,477 --> 00:16:22,648 哀れなヤツだな。 まったく理解できない。 253 00:16:22,648 --> 00:16:24,650 彼女の顔を見て→ 254 00:16:24,650 --> 00:16:26,986 何も感じ取れないヤツがいるなんて。 255 00:16:26,986 --> 00:16:30,823 えっ 燎火! 256 00:16:30,823 --> 00:16:35,628 僕は 今でも忘れない。 あの日見た光景を。 257 00:16:47,006 --> 00:16:51,344 僕は 彼女の素顔を見た瞬間に 理解した。 258 00:16:51,344 --> 00:16:56,515 その少女が 愛を勝ち取るために どれだけの技術を身に付けたか。 259 00:16:56,515 --> 00:16:59,519 どれだけ 自らを鍛え続けたか。 260 00:16:59,519 --> 00:17:04,123 輝くばかりの 極上の心の在り方を感じさせる→ 261 00:17:04,123 --> 00:17:06,626 その顔にホレボレした。 262 00:17:06,626 --> 00:17:10,129 だから僕は 思わずつぶやいたんだ。 263 00:17:10,129 --> 00:17:13,032 美しいな と。 264 00:17:16,636 --> 00:17:18,638 ローランドは? 265 00:17:18,638 --> 00:17:22,308 目の前にいるだろう。 266 00:17:22,308 --> 00:17:24,310 (屍)オリ ヴィア? 267 00:17:24,310 --> 00:17:27,480 どうして? 互角だって言ってたじゃない! 268 00:17:27,480 --> 00:17:29,482 互角? 269 00:17:29,482 --> 00:17:33,486 そうだ 尋ねたい。 この男 僕と出会った時に→ 270 00:17:33,486 --> 00:17:36,489 ライバルだとか 意味不明な発言をしたんだが→ 271 00:17:36,489 --> 00:17:39,659 あれは何なんだ? 何って…。 272 00:17:39,659 --> 00:17:41,827 弱すぎる。 273 00:17:41,827 --> 00:17:44,830 世界最強の僕と並ぶレベルではない。 274 00:17:44,830 --> 00:17:47,166 あっ あ…。 275 00:17:47,166 --> 00:17:51,337 あぁ ウソよ ね? こんなのウソよね? 276 00:17:51,337 --> 00:17:53,339 何か言ってよ ローランド。 277 00:17:53,339 --> 00:17:57,343 (屍)オリ ヴィア 助けて…。 278 00:17:57,343 --> 00:18:03,282 あぁ~! ウソよ! なんでよ~! 279 00:18:03,282 --> 00:18:06,786 グレーテ。 はい。 準備しております。 280 00:18:06,786 --> 00:18:09,789 お前たちは人を殺しすぎた。 281 00:18:09,789 --> 00:18:12,291 それが影の戦争とはいえ→ 282 00:18:12,291 --> 00:18:14,961 その行為は許されるものではない。 283 00:18:14,961 --> 00:18:17,296 覚悟はできているな? 284 00:18:17,296 --> 00:18:20,967 覚悟? そんなの教わってない。 285 00:18:20,967 --> 00:18:25,571 そうか。 お前が負けた理由が よくわかったよ。 286 00:18:30,977 --> 00:18:35,982 お前たちでは 僕たちの敵にさえなれないよ。 287 00:20:11,010 --> 00:20:16,015 任務は終了したし 最後くらいは皆でドライブを…。 288 00:20:16,015 --> 00:20:19,018 そう提案したのは リリィだったと思うんだが。 289 00:20:19,018 --> 00:20:24,523 はい。 ふむ。 あの女はウソばかりだな。 290 00:20:24,523 --> 00:20:29,361 フッフーン。 このリリィちゃんの 大胆不敵な策略のおかげで→ 291 00:20:29,361 --> 00:20:31,697 今頃 グレーテちゃんは 感謝の気持ちで→ 292 00:20:31,697 --> 00:20:33,699 むせび泣いていることでしょう! 293 00:20:33,699 --> 00:20:37,036 泣いてるっすかね? 知るか。 294 00:20:37,036 --> 00:20:41,707 でもまぁ 今回は アイツも頑張ったし→ 295 00:20:41,707 --> 00:20:44,110 これくらいはな。 296 00:20:56,222 --> 00:21:00,893 (クラウス)グレーテ。 この1か月間 僕はずっと考えていた。 297 00:21:00,893 --> 00:21:08,334 ボスとして 世界最強のスパイとして そして 一人の男として→ 298 00:21:08,334 --> 00:21:13,005 どう お前の愛情と 向き合えばいいんだろうと。 299 00:21:13,005 --> 00:21:15,508 結論は出ましたか? 300 00:21:15,508 --> 00:21:17,510 ああ。 301 00:21:27,520 --> 00:21:30,356 理想も責任も建て前も捨て→ 302 00:21:30,356 --> 00:21:34,059 一人の男として本心を打ち明ける。 303 00:21:36,362 --> 00:21:40,699 グレーテ 僕はお前に 恋愛感情を抱けない。 304 00:21:40,699 --> 00:21:44,537 思いには応えられない。 305 00:21:44,537 --> 00:21:46,539 はい。 306 00:21:46,539 --> 00:21:49,708 だが 誤解してほしくない。 307 00:21:49,708 --> 00:21:52,545 僕は そもそも誰に対しても→ 308 00:21:52,545 --> 00:21:56,549 恋愛感情を抱いたことがないんだ。 309 00:21:56,549 --> 00:21:59,718 僕は性愛というものを 欲していない。 310 00:21:59,718 --> 00:22:02,154 僕が欲するのは家族愛だ。 311 00:22:02,154 --> 00:22:09,495 過酷な任務と 平穏な日常を通して 生まれる絆だ。 312 00:22:09,495 --> 00:22:14,500 だから 僕は お前の性愛に応えられない。 313 00:22:14,500 --> 00:22:16,835 女性として愛せない以上→ 314 00:22:16,835 --> 00:22:19,505 お前が他の男に心変わりしても→ 315 00:22:19,505 --> 00:22:23,008 僕に口を挟む権利はない。 316 00:22:23,008 --> 00:22:27,847 しかし お前が 僕のそばにいてくれるのなら→ 317 00:22:27,847 --> 00:22:32,051 僕は家族として お前を愛したい。 318 00:22:34,520 --> 00:22:37,823 お願いが あります。 319 00:22:42,528 --> 00:23:05,317 ♬~ 320 00:23:05,317 --> 00:23:08,654 ひと言 言葉をください。 321 00:23:08,654 --> 00:23:13,492 今の自分に あなたの口から。 322 00:23:13,492 --> 00:23:16,996 お前にささげる言葉は 決まっているよ。 323 00:23:20,100 --> 00:23:25,604 グレーテ お前は美しい。 324 00:23:33,345 --> 00:23:45,057 (グレーテの泣きじゃくる声)