1 00:00:03,837 --> 00:00:06,340 クゥクゥ クゥクゥクゥ…。 2 00:00:06,340 --> 00:00:08,342 《シン:う~ん…。 まあ➡ 3 00:00:08,342 --> 00:00:11,511 爪を引っ込めてくれるように なっただけ ましか。 4 00:00:11,511 --> 00:00:16,016 それにしても あれだけの数の スカルフェイスが出るとはな。 5 00:00:16,016 --> 00:00:18,185 ギルドに報告しないと…》 6 00:00:18,185 --> 00:00:22,689 (シン)とりあえず エレメントテイルのことは隠しとくか。 7 00:00:22,689 --> 00:00:25,526 クゥ? ものは相談なんだが➡ 8 00:00:25,526 --> 00:00:29,863 俺と契約しないか? クゥ? 9 00:00:29,863 --> 00:00:33,867 テイミング。 テイマーとモンスターのパートナー契約だよ。 10 00:00:33,867 --> 00:00:36,370 お前のレベルや種族が ばれなくなるし➡ 11 00:00:36,370 --> 00:00:38,372 どこでも一緒に いられるようになるぞ。 12 00:00:38,372 --> 00:00:42,876 クゥ! クゥー! クゥクゥクゥー! クゥクゥクゥ! あっ ハハッ わかった わかったから。 13 00:00:42,876 --> 00:00:45,379 んじゃ やるぞ。 クゥ! 14 00:00:50,384 --> 00:00:54,054 我 汝とともに歩むことを願う。 15 00:00:54,054 --> 00:00:56,056 クゥー…。 16 00:01:02,996 --> 00:01:06,667 んっ… 改めて よろしくな。 クゥ! 17 00:01:06,667 --> 00:01:10,504 さて 契約したとなりゃ 最初に やることがある。 18 00:01:10,504 --> 00:01:13,507 クゥ? お前の名前を決めるんだよ。 19 00:01:13,507 --> 00:01:18,845 クゥ! クゥクゥー! おお… 落ち着けい! 頭が揺れる! 20 00:01:18,845 --> 00:01:21,181 それでだな➡ 21 00:01:21,181 --> 00:01:25,018 お前の名前 ユズハってのは どうだ? 22 00:01:25,018 --> 00:01:27,020 クククゥ…。 23 00:01:27,020 --> 00:01:31,024 (ユズハ)クゥ! フッ… 気に入ったみたいだな。 24 00:01:31,024 --> 00:01:35,195 んっ? ティエラからか。 25 00:01:35,195 --> 00:01:40,867 「シンへ。 私が試したら 師匠に メッセージを送ることができました」。 26 00:01:40,867 --> 00:01:45,539 ティエラから シュニーに送信できる 可能性を考えてなかった。 27 00:01:45,539 --> 00:01:50,043 「シュニーに よろしく」と。 28 00:01:50,043 --> 00:01:53,547 んじゃ ギルドに向かうか! クゥ! 29 00:03:34,848 --> 00:03:36,850 (シン)すみません。 30 00:03:36,850 --> 00:03:39,686 ちょっと 報告しておきたいことが あるんですけど。 31 00:03:39,686 --> 00:03:42,189 (シリカ/セリカ)承ります。 んっ? 32 00:03:42,189 --> 00:03:44,691 えっと… どっちに話せば? 33 00:03:44,691 --> 00:03:47,694 (セリカ)はい 私が…。 (シリカ)私が承ります! あっ…。 34 00:03:47,694 --> 00:03:49,863 シリカ。 何? 35 00:03:49,863 --> 00:03:52,532 シン様は 私の前に いらっしゃるのだから➡ 36 00:03:52,532 --> 00:03:54,534 私が承ります。 37 00:03:54,534 --> 00:03:58,205 え~ 私でもいいじゃない! だめです。 私です。 38 00:03:58,205 --> 00:04:01,308 なんか いつもと 雰囲気 違うな。 何? 39 00:04:01,308 --> 00:04:04,978 (シリカ)はいはい わかりました。 私は おとなしくしてます。 40 00:04:04,978 --> 00:04:07,481 あ~… 報告しても? 41 00:04:07,481 --> 00:04:10,317 はい。 お騒がせして 申し訳ありません。 42 00:04:10,317 --> 00:04:12,486 ご報告を どうぞ。 43 00:04:12,486 --> 00:04:16,823 無事 報告できて よかったな。 クゥ。 44 00:04:16,823 --> 00:04:19,326 ついでに 他の依頼も見てみるか。 45 00:04:19,326 --> 00:04:23,663 うん…。 クゥクゥ! んっ? 46 00:04:23,663 --> 00:04:27,501 「スキル継承者」? スキル持ちのことか? 47 00:04:27,501 --> 00:04:31,338 《ランク外の依頼書…。 訳ありだな。 48 00:04:31,338 --> 00:04:33,840 依頼主は 教会の孤児院…》 49 00:04:33,840 --> 00:04:37,010 ⦅ミリー:狐さんを助けてほしいの⦆ 50 00:04:37,010 --> 00:04:40,514 《あれが どういう力なのかも 気になるし…。 51 00:04:40,514 --> 00:04:42,816 ミリーに会いに行くついでだ》 52 00:04:48,021 --> 00:04:50,524 ほぇ~…。 (トリア)どうかなさいましたか? 53 00:04:50,524 --> 00:04:52,526 んっ? 54 00:04:52,526 --> 00:04:56,029 あっ すみません。 こういう所は 初めてで。 55 00:04:56,029 --> 00:04:58,698 孤児院に用事があって 来たんですけど。 あっ…。 56 00:04:58,698 --> 00:05:00,967 依頼書を 見てくださった方ですか? 57 00:05:00,967 --> 00:05:03,803 とりあえず 話だけでも聞こうかと。 58 00:05:03,803 --> 00:05:07,641 それと ミリーって ビーストの女の子 いませんか? 59 00:05:07,641 --> 00:05:11,311 あの子が 何か? (シン) ちょっと 頼み事をされまして。 60 00:05:11,311 --> 00:05:15,315 んっ…。 こちらへ どうぞ。 61 00:05:15,315 --> 00:05:17,484 んっ? クゥ? (ドアの開く音) 62 00:05:17,484 --> 00:05:20,654 シン兄だ! フフッ! ミリー! 63 00:05:20,654 --> 00:05:23,824 ハハッ シン兄! フフフフ。 おっ アハハ! 64 00:05:23,824 --> 00:05:27,827 フッ… どうやら 悪い人ではないようですね。 65 00:05:27,827 --> 00:05:29,829 そんな目で見られても。 66 00:05:29,829 --> 00:05:32,666 フフッ… すみません。 67 00:05:32,666 --> 00:05:35,836 ミリーが こんなに懐く人は 久しぶりで。 68 00:05:35,836 --> 00:05:39,172 俺は シン。 冒険者をしています。 69 00:05:39,172 --> 00:05:43,176 トリアと申します。 この教会のシスターです。 70 00:05:43,176 --> 00:05:47,347 先ほど お伝えしたことを ミリーに確認しても? ええ。 71 00:05:47,347 --> 00:05:50,517 なあ ミリー。 んっ? 昨日 言ってた 狐さんって➡ 72 00:05:50,517 --> 00:05:54,521 こいつで合ってるか? うん 合ってる! ありがとう! 73 00:05:54,521 --> 00:05:58,525 フフッ どういたしまして。 ユズハも お礼 言っとけよ。 74 00:05:58,525 --> 00:06:03,463 お前を助けられたのは ミリーのおかげだ。 クゥ? 75 00:06:03,463 --> 00:06:07,300 クゥ。 フッ…。 フッ…。 76 00:06:07,300 --> 00:06:11,972 では 依頼の件 詳しく 聞かせてもらってもいいですか? 77 00:06:11,972 --> 00:06:15,809 はい。 依頼書を見て 来てくださったということは➡ 78 00:06:15,809 --> 00:06:19,813 シンさんは スキル継承者ですね? まあ そうです。 79 00:06:19,813 --> 00:06:22,148 《ゲームのときとは違って➡ 80 00:06:22,148 --> 00:06:25,652 今の世界で スキル持ちは珍しいみたいだな》 81 00:06:25,652 --> 00:06:29,489 実は とあるスキルの継承者を探し➡ 82 00:06:29,489 --> 00:06:32,325 そのスキルを 伝授していただきたいのです。 83 00:06:32,325 --> 00:06:36,329 ヒール キュア系統ですか? 職業的に。 84 00:06:36,329 --> 00:06:39,833 いえ 今回は 事情が異なりまして。 85 00:06:39,833 --> 00:06:43,003 その… 浄化です。 86 00:06:43,003 --> 00:06:45,171 (シン)ああ 浄化ですか。 87 00:06:45,171 --> 00:06:48,341 むちゃな頼みだとは わかっているのですが。 88 00:06:48,341 --> 00:06:52,345 (シン)面倒ですからね あれ。 ええ 面倒で…。 89 00:06:52,345 --> 00:06:54,681 えっ? 今 なんと? 90 00:06:54,681 --> 00:06:58,852 いや 面倒ですねと。 あっ…。 91 00:06:58,852 --> 00:07:02,622 あの どうすれば 身に付くか ご存じなのでしょうか? 92 00:07:02,622 --> 00:07:04,624 はい 知ってます。 93 00:07:04,624 --> 00:07:07,794 でっ… では 依頼を 受けていただけるのですか? 94 00:07:07,794 --> 00:07:10,797 それは そちらしだいです。 95 00:07:10,797 --> 00:07:13,633 あっ 報酬については…。 96 00:07:13,633 --> 00:07:16,469 (シン) いえ 金銭的な物は 結構です。 97 00:07:16,469 --> 00:07:20,307 その代わり ミリーの力について教えてください。 98 00:07:20,307 --> 00:07:23,476 それから あなた方が教会内で得た情報を➡ 99 00:07:23,476 --> 00:07:25,979 提供してほしいです。 んっ…。 100 00:07:25,979 --> 00:07:27,981 《シン:戸惑うのも当然だな。 101 00:07:27,981 --> 00:07:30,984 いきなり現れた 素性の知れない人間だ。 102 00:07:30,984 --> 00:07:34,321 俺は この世界のことを知らな過ぎる。 103 00:07:34,321 --> 00:07:37,991 教会が情報源になってくれると 助かるんだが。 104 00:07:37,991 --> 00:07:39,993 さて どうしたものか…》 105 00:07:39,993 --> 00:07:43,496 (ミリー)大丈夫だよ。 んっ? 106 00:07:43,496 --> 00:07:45,799 シン兄なら 大丈夫。 107 00:07:47,834 --> 00:07:50,837 ミリー…。 うん。 108 00:07:50,837 --> 00:07:54,507 わかりました。 んっ? その条件で お願いします。 109 00:07:54,507 --> 00:07:57,510 ですが 私たちは素人です。 110 00:07:57,510 --> 00:08:00,947 情報を探れと言われても お役に立てるかどうか…。 111 00:08:00,947 --> 00:08:04,284 教会に来た人が 何か 気になることを言っていたら➡ 112 00:08:04,284 --> 00:08:06,453 教えてくれる程度で大丈夫です。 113 00:08:06,453 --> 00:08:11,458 俺としては ミリーの力の正体が重要ですし。 114 00:08:11,458 --> 00:08:14,961 ミリーは 星詠みの称号を 持っているのです。 115 00:08:14,961 --> 00:08:17,130 星詠み…。 116 00:08:17,130 --> 00:08:20,467 唐突に ふだんとは 別の景色が 見えるのだと。 117 00:08:20,467 --> 00:08:25,138 実際 これまで ミリーの星詠みが 外れたことはありません。 118 00:08:25,138 --> 00:08:27,640 予知能力か。 はい。 119 00:08:27,640 --> 00:08:29,809 シンさんに頼み事をしたのも➡ 120 00:08:29,809 --> 00:08:32,479 何かを見たからかもしれませんね。 121 00:08:32,479 --> 00:08:35,482 ミリーが そんな力を持ってるなんて 知れたら➡ 122 00:08:35,482 --> 00:08:38,985 物騒なことを考える連中が 出てきそうですね。 123 00:08:38,985 --> 00:08:42,655 軽々しく口外しないよう 関係者に伝えています。 124 00:08:42,655 --> 00:08:46,993 ここ出身の冒険者で 協力してくれる人もいますし。 125 00:08:46,993 --> 00:08:49,329 ヴィルヘルムですか? (トリア)はい。 126 00:08:49,329 --> 00:08:54,167 彼の実力を恐れ 子どもたちに 手を出す者は ほとんどいません。 127 00:08:54,167 --> 00:08:57,337 それでは 正式に 依頼を受けたいと思います。 128 00:08:57,337 --> 00:09:00,440 浄化を習得するのは トリアさんでいいですよね? 129 00:09:00,440 --> 00:09:04,110 いえ 別のシスターに お願いしようと思っています。 130 00:09:04,110 --> 00:09:06,112 てっきり トリアさんかと…。 131 00:09:06,112 --> 00:09:09,282 ここで務めていた神父の 孫がいるんです。 132 00:09:09,282 --> 00:09:14,954 教会の跡を継ぐのは 世襲のほうが スムーズに 事が進みますから。 133 00:09:14,954 --> 00:09:18,792 《何やら 複雑な事情があるみたいだな》 134 00:09:18,792 --> 00:09:20,960 (子どもたち)狐さんだ~! 135 00:09:20,960 --> 00:09:22,962 抱かせて! 俺が先! 136 00:09:22,962 --> 00:09:26,466 私よ! 僕も! クゥクゥ。 137 00:09:30,970 --> 00:09:32,972 うわ~! 138 00:09:32,972 --> 00:09:35,975 んっ…。 頑張って。 139 00:09:35,975 --> 00:09:38,144 《なんだ? この敗北感。 140 00:09:38,144 --> 00:09:43,650 まあ 突然来た男に 懐けってのも 無理な話だが》 141 00:09:43,650 --> 00:09:46,152 ミリーは ユズハのとこ 行かなくていいのか? 142 00:09:46,152 --> 00:09:50,156 負ける。 負けるのか? うん。 143 00:09:50,156 --> 00:09:52,992 《シン:確かに ミリーの体格じゃ➡ 144 00:09:52,992 --> 00:09:55,328 あの輪に飛び込むのは きついか》 145 00:09:55,328 --> 00:09:57,330 クゥ! (子どもたち)あっ! 146 00:09:57,330 --> 00:10:02,168 クゥクゥ クゥクゥクゥ。 クゥー…。 (子どもたち)あ~! 147 00:10:02,168 --> 00:10:05,338 ユーちゃん おいで。 クゥ! 148 00:10:05,338 --> 00:10:09,509 フフッ… これで もふもふ 独り占め! 149 00:10:09,509 --> 00:10:13,012 まさかの策士! 労せずに勝つ。 150 00:10:13,012 --> 00:10:15,014 なんか それっぽいこと 言ってる! 151 00:10:15,014 --> 00:10:17,016 (子どもたち)あっ…。 152 00:10:17,016 --> 00:10:20,019 んっ? ハハッ。 (子どもたち)うっ! 153 00:10:20,019 --> 00:10:24,524 あっ… アハハハハ。 んっ? 154 00:10:24,524 --> 00:10:28,027 (クア)あなたが 私たちを助けてくれる人? 155 00:10:28,027 --> 00:10:31,865 《「シスターを」じゃなく 「私たちを」ってのは…》 156 00:10:31,865 --> 00:10:33,867 どういうことだ? 157 00:10:33,867 --> 00:10:37,203 ここがなくなるかもって シスターが話してたから。 158 00:10:37,203 --> 00:10:39,205 教会がなくなるのか? 159 00:10:39,205 --> 00:10:42,375 ううん 孤児院だけ。 160 00:10:42,375 --> 00:10:44,878 話を聞かせてくれる? 161 00:10:44,878 --> 00:10:49,382 今 この教会には 神官がいないの。 162 00:10:49,382 --> 00:10:52,552 だから 別の神官が 引き継がなきゃいけなくて…。 163 00:10:52,552 --> 00:10:55,388 それは トリアさんじゃ だめなのか? 164 00:10:55,388 --> 00:10:58,725 特別なスキルが 使えないといけないんだって。 165 00:10:58,725 --> 00:11:01,995 《それで 浄化が必要なのか…》 166 00:11:01,995 --> 00:11:06,666 新しく神官になる人は 孤児院を取り壊すって言ってて。 167 00:11:06,666 --> 00:11:09,502 でも 神父様の孫のラシアなら➡ 168 00:11:09,502 --> 00:11:12,672 優先的に引き継げるかもって シスターが。 169 00:11:12,672 --> 00:11:16,176 ⦅ここで務めていた神父の 孫がいるんです⦆ 170 00:11:16,176 --> 00:11:18,678 《それで 自分じゃなく 別のシスターに➡ 171 00:11:18,678 --> 00:11:20,847 スキルを教えてくれと》 172 00:11:20,847 --> 00:11:23,683 にしても 同じ教会の人間なのに➡ 173 00:11:23,683 --> 00:11:27,187 なんで その神官は 孤児院を潰すんだ? 174 00:11:27,187 --> 00:11:31,191 私たち あの男が嫌いです。 (子どもたち)うん。 175 00:11:31,191 --> 00:11:33,359 どんなやつなんだ? 176 00:11:33,359 --> 00:11:36,863 んっ… お金に目がくらんだ豚。 177 00:11:36,863 --> 00:11:40,700 あ~… うん。 もう それだけで 十分だわ。 178 00:11:40,700 --> 00:11:44,370 (ミリー)大丈夫。 (クア/シン)んっ? シン兄が助けてくれる。 179 00:11:44,370 --> 00:11:47,874 あっ… ミリーちゃんが言うなら 大丈夫かな。 180 00:11:47,874 --> 00:11:50,710 ミリーの言うことは よく当たるのか? 181 00:11:50,710 --> 00:11:53,546 うん。 どこのお店が安いとか➡ 182 00:11:53,546 --> 00:11:56,049 どこに おやつが しまってあるかとか。 183 00:11:56,049 --> 00:11:59,986 いや… うん。 なんか それは違うけど。 184 00:11:59,986 --> 00:12:03,990 《ミリーなりに 話す相手と内容は 選んでるみたいだな》 185 00:12:03,990 --> 00:12:07,160 変? あっ いや 変じゃない。 186 00:12:07,160 --> 00:12:10,997 むしろ いいのかな。 無理してないならいい。 187 00:12:10,997 --> 00:12:12,999 なでられるの 好き! 188 00:12:12,999 --> 00:12:15,501 (子どもたち)あ~…。 189 00:12:15,501 --> 00:12:18,504 (ドアの開く音) 190 00:12:18,504 --> 00:12:21,107 お待たせしました シンさん。 んっ? 191 00:12:25,511 --> 00:12:31,017 アハハ…。 あっ…。 フッ…。 192 00:12:31,017 --> 00:12:35,188 ラシア ご挨拶を。 (ラシア)はっ… はい。 193 00:12:35,188 --> 00:12:38,524 シスターのラシアです。 この度は よろしくお願いしま…。 194 00:12:38,524 --> 00:12:40,860 ぶわっ! いひゃい…。 195 00:12:40,860 --> 00:12:43,696 えっと… 大丈夫ですか? 196 00:12:43,696 --> 00:12:48,368 そそっかしいところはありますが 頑張り屋さんなのは保証します。 197 00:12:48,368 --> 00:12:52,872 俺は シン。 浄化スキルを 習得するための指導をします。 198 00:12:52,872 --> 00:12:55,208 ですが 習得できるかどうかは➡ 199 00:12:55,208 --> 00:12:58,878 ラシアさんしだいということを お忘れなく。 はい! 200 00:12:58,878 --> 00:13:01,814 まず お聞きしたいんですが➡ 201 00:13:01,814 --> 00:13:03,816 高レベルのアンデッド系モンスターが➡ 202 00:13:03,816 --> 00:13:06,486 大量に出現する場所に 心当たりは? 203 00:13:06,486 --> 00:13:10,490 有名な所だと 亡霊平原でしょうか。 亡霊平原? 204 00:13:10,490 --> 00:13:12,492 んっ? (ドアの開く音) 205 00:13:12,492 --> 00:13:16,162 (ヴィルヘルム)依頼を受けた冒険者 ってのは お前だったか。 206 00:13:16,162 --> 00:13:18,998 (トリア) あら ヴィル 帰っていたのですか。 207 00:13:18,998 --> 00:13:22,502 よっ! お邪魔してる。 ヴィル。 208 00:13:22,502 --> 00:13:25,505 狙いは なんだ? 何を聞いた? 209 00:13:25,505 --> 00:13:29,509 ミリーの情報についてと その情報を漏れないように➡ 210 00:13:29,509 --> 00:13:32,512 孤児院出身の冒険者が 協力してることだ。 211 00:13:32,512 --> 00:13:35,848 あっ…。 信用し過ぎじゃねえのか? 212 00:13:35,848 --> 00:13:38,017 悪い人には見えないわ。 213 00:13:38,017 --> 00:13:42,355 それに ミリーが断言したの。 大丈夫って。 214 00:13:42,355 --> 00:13:46,359 見えたのか? うん。 215 00:13:46,359 --> 00:13:48,361 そうか…。 216 00:13:48,361 --> 00:13:50,530 あ~ 話は まとまったかな? 217 00:13:50,530 --> 00:13:54,367 フン! ミリーが そう言う以上 信用してやる。 218 00:13:54,367 --> 00:13:58,538 心配すんな。 言い触らしたり 悪用しようとか考えてないから。 219 00:13:58,538 --> 00:14:00,473 (ヴィルヘルム)当然だ。 220 00:14:00,473 --> 00:14:03,643 そんなことしたら こいつで吸い殺す! ああ…。 221 00:14:03,643 --> 00:14:08,648 むっ! けんか だめ! ヴィル せっかち! あっ…。 222 00:14:08,648 --> 00:14:12,318 すいません。 どうも 昔から 気の短い子で。 223 00:14:12,318 --> 00:14:14,654 ヴィルは こらえ性がないんです。 224 00:14:14,654 --> 00:14:17,824 てめえら…。 えらい言われようだな。 225 00:14:17,824 --> 00:14:21,661 まあいい。 浄化の情報も教えてもらおうか。 226 00:14:21,661 --> 00:14:25,164 他言無用だぞ。 (ヴィルヘルム)当然だ。 227 00:14:25,164 --> 00:14:27,166 うん。 んっ…。 228 00:14:27,166 --> 00:14:31,838 浄化の習得は 祈りの聖玉って アイテムを持った状態で➡ 229 00:14:31,838 --> 00:14:34,340 レベル150以上のアンデッド系モンスターを➡ 230 00:14:34,340 --> 00:14:36,843 200体 倒すこと。 (ラシア/トリア)あっ…。 231 00:14:36,843 --> 00:14:39,679 (シン)とどめを刺せば 1体って カウントされるから➡ 232 00:14:39,679 --> 00:14:43,349 俺が弱らせて ラシアさんが しとめる ってのを繰り返す。 233 00:14:43,349 --> 00:14:46,519 おい そりゃ マジか? (シン)マジだ。 234 00:14:46,519 --> 00:14:50,356 本当は 祈りの聖玉を入手するのが 大変なんだが➡ 235 00:14:50,356 --> 00:14:53,025 俺が持ってるから 今回は 大丈夫だ。 236 00:14:53,025 --> 00:14:56,863 すごいことを あっさり 言ってるような…。 あっ…。 237 00:14:56,863 --> 00:15:00,967 ラシア お前 大丈夫かよ? 238 00:15:00,967 --> 00:15:03,803 おい! はひっ! んっ…。 239 00:15:03,803 --> 00:15:08,474 シン 俺も同行するぞ。 ああ もちろん。 240 00:15:08,474 --> 00:15:12,645 では ラシア 頑張ってきなさい。 がっ… 頑張ります。 241 00:15:12,645 --> 00:15:16,549 頼みますよ。 はい! 242 00:15:18,985 --> 00:15:21,821 《こいつは えたいが知れなさ過ぎる。 243 00:15:21,821 --> 00:15:23,990 ミリーが擁護するくらいだから➡ 244 00:15:23,990 --> 00:15:26,826 少なくとも 危険はなさそうだが…。 245 00:15:26,826 --> 00:15:29,829 そもそも レベル150以上のモンスターを➡ 246 00:15:29,829 --> 00:15:33,166 足手まといのラシアを連れた状態で 相手できるやつが➡ 247 00:15:33,166 --> 00:15:36,335 無名の新人ってのも おかしな話だ。 248 00:15:36,335 --> 00:15:40,339 考えられる可能性が あるとすれば…》 249 00:15:40,339 --> 00:15:42,842 出発は あしたの朝だ。 250 00:15:42,842 --> 00:15:45,011 帰ったら 飯 食って 早く寝ような。 251 00:15:45,011 --> 00:15:47,013 クゥ! んっ? 252 00:15:47,013 --> 00:15:49,015 ヴィルヘルム? 253 00:15:51,017 --> 00:15:53,686 ちょっと 面 貸せ。 254 00:15:53,686 --> 00:15:59,192 1つ 確認したい。 お前 選定者か? 255 00:15:59,192 --> 00:16:01,127 選定者? 256 00:16:01,127 --> 00:16:04,297 知らねえのか? ああ さっぱり。 257 00:16:04,297 --> 00:16:08,634 選定者っつうのは 生まれながらに スキルや称号➡ 258 00:16:08,634 --> 00:16:11,637 知りえない知識を持ってる 連中のことだ。 259 00:16:11,637 --> 00:16:14,807 知識ってのは 前世の記憶も含むのか? 260 00:16:14,807 --> 00:16:18,811 (ヴィルヘルム)いや アイテムや 魔物の情報が ほとんどだな。 261 00:16:18,811 --> 00:16:22,148 過去の自分のことを 覚えてるやつがいたって話は➡ 262 00:16:22,148 --> 00:16:24,817 聞いたことがない。 そうか。 263 00:16:24,817 --> 00:16:29,322 《最初から 複数のスキルが使える。 称号を持っている。 264 00:16:29,322 --> 00:16:31,824 まさか 転生システムが生きてる?》 265 00:16:31,824 --> 00:16:36,329 心当たりでもあるのか? あるというか ないというか…。 266 00:16:36,329 --> 00:16:39,165 《ゲーム内で 転生したことはあるけど➡ 267 00:16:39,165 --> 00:16:42,335 この世界で 赤ん坊に 生まれ変わったわけじゃない。 268 00:16:42,335 --> 00:16:45,671 ハイヒューマンは 滅亡したことになってるし…》 269 00:16:45,671 --> 00:16:49,342 まあいい。 洗いざらい 吐かせるつもりもねえよ。 270 00:16:49,342 --> 00:16:51,344 アハハ… 助かる。 271 00:16:51,344 --> 00:16:55,348 ちなみに 選定者っつう呼び名自体 知ってるやつは少ない。 272 00:16:55,348 --> 00:16:58,351 むやみに吹聴するんじゃねえぞ。 んっ? 273 00:16:58,351 --> 00:17:01,787 ヴィルヘルムって 意外と 面倒見いいんだな。 274 00:17:01,787 --> 00:17:03,789 本当に怖がられてんのか? 275 00:17:03,789 --> 00:17:06,292 そりゃ 周りが勝手に思ってるだけで➡ 276 00:17:06,292 --> 00:17:08,294 俺の知ったことじゃねえ。 277 00:17:08,294 --> 00:17:10,963 孤児院を守ってるヒーローじゃねえか。 278 00:17:10,963 --> 00:17:15,301 けっ! 欲 丸出しの 豚野郎が ちょっかい出してくるおかげで➡ 279 00:17:15,301 --> 00:17:18,638 がきどもが泣きやがる。 耳障りなんだよ。 280 00:17:18,638 --> 00:17:22,308 んっ… だから ちょっかい 出してくるやつを黙らせる? 281 00:17:22,308 --> 00:17:24,977 そういうことだ。 プッ! 282 00:17:24,977 --> 00:17:29,315 《やべえ 前から思ってたけど こいつ マジで いいやつだ!》 283 00:17:29,315 --> 00:17:33,819 あっ? あっと… なんでもない なんでもない。 284 00:17:33,819 --> 00:17:36,322 んっ? ちょっと 悪い。 あっ? 285 00:17:38,324 --> 00:17:41,327 ⦅ティエラ:シンへ。 師匠から返事がきました。 286 00:17:41,327 --> 00:17:44,330 仕事を終わらせ次第 急いで戻るそうだから➡ 287 00:17:44,330 --> 00:17:47,833 ベイルリヒトを離れるのであれば 一報ください。 288 00:17:47,833 --> 00:17:52,338 追伸 師匠からの質問が多すぎて 怖いんだけど➡ 289 00:17:52,338 --> 00:17:54,340 一体 師匠に何したの??⦆ 290 00:17:54,340 --> 00:17:57,176 《怖くなるほどの量って 一体…》 291 00:17:57,176 --> 00:18:01,113 んっ? なんで 光ってんだ? 292 00:18:01,113 --> 00:18:06,118 あっ 月の祠の紹介状じゃねえか。 んっ? 知ってるのか? 293 00:18:06,118 --> 00:18:08,120 んっ…。 あっ…。 294 00:18:11,624 --> 00:18:13,626 (2人)あっ…。 295 00:18:13,626 --> 00:18:16,295 お前も紹介状持ちだったとはな。 296 00:18:16,295 --> 00:18:18,998 そりゃ お互いさまだ。 297 00:18:22,969 --> 00:18:26,806 ここが 亡霊平原か。 んっ…。 298 00:18:26,806 --> 00:18:28,808 (シン)ラシア。 ひゃ… ひゃい! 299 00:18:28,808 --> 00:18:33,646 祈りの聖玉だ。 これ持ってないと 意味ないからな。 300 00:18:33,646 --> 00:18:36,148 あっ… ありがとうごじゃ…。 あっ…。 301 00:18:36,148 --> 00:18:38,651 いひゃい。 アハハハ…。 302 00:18:44,323 --> 00:18:47,827 あっ! アア…。 ウゥ…。 303 00:18:47,827 --> 00:18:50,830 (シン)早速 お出ましだ。 304 00:18:50,830 --> 00:18:53,666 ひっ! ラシア 気合い入れろ! 305 00:18:53,666 --> 00:18:55,835 うん! 306 00:18:55,835 --> 00:18:58,004 (うなり声) 307 00:18:58,004 --> 00:19:01,607 グワー! 一葉の禊! 308 00:19:01,607 --> 00:19:04,276 あっ…。 (うめき声) 309 00:19:04,276 --> 00:19:06,946 バイオハウンドに攻撃! はっ… はい! 310 00:19:06,946 --> 00:19:08,948 ヒール! 311 00:19:14,787 --> 00:19:18,290 《よし。 回復魔法が効くのは ゲームと一緒だな》 312 00:19:18,290 --> 00:19:20,292 (ヴィルヘルム)次が来るぞ! あっ…。 313 00:19:20,292 --> 00:19:24,630 (うめき声) 314 00:19:24,630 --> 00:19:28,634 反撃できないよう 手足を折れ。 できないとは言わせないぞ! 315 00:19:28,634 --> 00:19:31,470 誰に言ってやがる! 閃華! 316 00:19:31,470 --> 00:19:36,142 (スカルフェイスたち)ウワー! あっ… やるな! んっ…。 317 00:19:36,142 --> 00:19:39,812 ウッ! アー! 318 00:19:39,812 --> 00:19:41,814 んっ…。 319 00:19:46,986 --> 00:19:51,991 (シン)この青い壁が? ああ ギルドが施した封印だ。 320 00:19:51,991 --> 00:19:55,494 この先にいるアンデッドは レベルが違えぞ。 321 00:19:55,494 --> 00:19:57,596 覚悟しとけ。 うっ… うん。 322 00:20:05,671 --> 00:20:09,341 おっ ラプトラプターとジャンプキンが お出ましだ。 323 00:20:09,341 --> 00:20:11,510 合わせて 5体か。 324 00:20:11,510 --> 00:20:14,180 ヴィルヘルムは 正面を頼む。 325 00:20:14,180 --> 00:20:18,851 俺は 左からのを けん制しておく。 まあ それが妥当か。 326 00:20:18,851 --> 00:20:22,688 近くに 他の敵はいない。 ユズハ ここは頼むぞ。 327 00:20:22,688 --> 00:20:24,690 クックゥ! あっ…。 328 00:20:27,693 --> 00:20:29,695 (ラシア)ヒール! 329 00:20:32,198 --> 00:20:34,533 フゥ…。 お疲れさん。 330 00:20:34,533 --> 00:20:36,869 結構 レベル 上がってきたじゃないか。 331 00:20:36,869 --> 00:20:40,873 はい! というか 上がり過ぎて怖いんですけど! 332 00:20:40,873 --> 00:20:44,877 モンスターと レベル差があるからな。 ぐんぐん上がるさ。 333 00:20:44,877 --> 00:20:48,714 浄化の習得のころには 150近くになってると思うぜ。 334 00:20:48,714 --> 00:20:50,716 (ヴィルヘルム)戻ったぞ。 (2人)んっ? 335 00:20:50,716 --> 00:20:53,719 おかえり ヴィル。 ほれ。 んっ? 336 00:20:53,719 --> 00:20:59,725 ああ… い~や~! 337 00:20:59,725 --> 00:21:01,994 (リオン)はぁ~! 338 00:21:01,994 --> 00:21:04,296 グガー! 339 00:21:09,502 --> 00:21:13,005 (アルディ)あっ…。 《亡霊平原で 通常より強力な➡ 340 00:21:13,005 --> 00:21:17,176 スカルフェイス・ジャックが発見されたと聞き 討伐に来たが➡ 341 00:21:17,176 --> 00:21:20,179 この強さは異常だな。 342 00:21:20,179 --> 00:21:23,015 あの日 私の部屋に突き刺さった これがなければ➡ 343 00:21:23,015 --> 00:21:25,017 厳しい戦いだった》 344 00:21:25,017 --> 00:21:28,354 (ガドラス)別動隊が心配ですね。 そうだな。 345 00:21:28,354 --> 00:21:31,357 (シュニー)私に お任せください。 (ガドラス/リオン)んっ? 346 00:21:31,357 --> 00:21:33,526 頼めるか? はい。 347 00:21:33,526 --> 00:21:36,529 うわ~! 回り込め! コアを狙うんだ! 348 00:21:36,529 --> 00:21:40,199 攻撃が重すぎる! 体力が残ってるやつは手伝え! 349 00:21:40,199 --> 00:21:43,702 くそ! なんなんだ? こいつは! (ベルグ)このままでは いかん! 350 00:21:43,702 --> 00:21:46,705 これ以上 人数が減ったら 抑えきれん! 351 00:21:46,705 --> 00:21:48,707 ウゥー。 んっ! 352 00:21:48,707 --> 00:21:50,876 グワー! 353 00:21:50,876 --> 00:21:54,880 ウワッ! (騎士たち)あっ…。 354 00:21:54,880 --> 00:21:57,550 アー! 355 00:21:57,550 --> 00:21:59,552 (騎士たち)お~…。 356 00:22:02,488 --> 00:22:04,790 ハッ… あっ…。 357 00:22:10,996 --> 00:22:13,999 フッ…。 (ベルグ)シュニー様…。