1 00:00:06,139 --> 00:00:11,144 (シタラ)私は オゴタイさまとあなたさまに 希望を見ました。 2 00:00:11,144 --> 00:00:13,113 お二人の賢明さこそ→ 3 00:00:13,113 --> 00:00:17,117 この世界を統べるにふさわしい…! と。 4 00:00:17,117 --> 00:00:19,119 (ボラクチン)そう思うか…? 5 00:00:19,119 --> 00:00:21,088 もちろんです! 6 00:00:22,122 --> 00:00:25,092 (ボラクチン)そう緊張するな ドレゲネ。 7 00:00:26,126 --> 00:00:29,096 おまえに話したいことがある。 8 00:00:31,131 --> 00:00:42,175 ♬~ 9 00:00:42,175 --> 00:00:45,178 ⚞(イルケ)大カアン! 吉報です! 10 00:00:45,178 --> 00:00:47,114 トルイさまが漢江を渡りました! 11 00:00:47,114 --> 00:00:50,083 (イルケ)敵は 大慌てで 南へ向かっているもよう! 12 00:00:51,118 --> 00:00:54,121 (オゴタイ)トルイ やってくれたね! 13 00:00:54,121 --> 00:00:57,090 それじゃ 俺たちも行こうか。 14 00:00:57,090 --> 00:00:59,092 この河の向こうへ! 15 00:01:00,093 --> 00:01:09,102 ♬~ 16 00:02:39,092 --> 00:02:41,094 (トルイ)兄上が黄河を渡ったか! 17 00:02:41,094 --> 00:02:44,197 (スベエデイ)はい。 大カアンの援軍が こちらへ向かっています。 18 00:02:44,197 --> 00:02:46,099 合流しましょう。 19 00:02:46,099 --> 00:02:49,169 合流か… いい場所は あるか? 20 00:02:49,169 --> 00:02:52,105 (スベエデイ)三峰山がよろしいかと。 21 00:02:52,105 --> 00:02:59,079 ♬~ 22 00:02:59,079 --> 00:03:04,084 〈金国の都 開封から約130キロ〉 23 00:03:04,084 --> 00:03:09,089 〈三峰山という丘の麓にトルイ軍は陣を敷き→ 24 00:03:09,089 --> 00:03:12,059 援軍の到着を待った〉 25 00:03:15,095 --> 00:03:20,067 〈対する金国軍は にらみ合う姿勢を見せたが…〉 26 00:03:23,103 --> 00:03:25,105 (完顔)今すぐ攻勢に出ろとおっしゃるか! 27 00:03:25,105 --> 00:03:28,175 (完顔)兵たちは疲れ切っているのに…。 28 00:03:28,175 --> 00:03:30,177 (文官)それは敵も同じでしょ。 29 00:03:30,177 --> 00:03:33,180 敵の主力部隊が都に向かっているんですよ。 30 00:03:36,116 --> 00:03:38,085 さっさと片付けてください。 31 00:03:40,087 --> 00:03:42,089 いかがします…? 32 00:03:42,089 --> 00:03:46,093 仕方ない。 幸い 数では こちらが有利だ。 33 00:03:46,093 --> 00:03:48,061 奴らを包囲しろ! 34 00:03:51,098 --> 00:03:55,102 (トルイ)うわ… 完全に囲まれたな…。 35 00:03:55,102 --> 00:03:58,071 (モンゴル軍武将) 15万もいるそうですよ… 敵軍。 36 00:03:58,071 --> 00:04:01,108 ふーん。 味方は? 37 00:04:01,108 --> 00:04:04,111 4万弱かと…。 ハハハハハハ…! 38 00:04:04,111 --> 00:04:07,114 いやいや 大カアンの援軍が間に合わなかったら→ 39 00:04:07,114 --> 00:04:09,116 さすがにやばいですって! 40 00:04:09,116 --> 00:04:11,084 間に合うんだから心配ない。 41 00:04:11,084 --> 00:04:14,087 (兵士たち)イ~ッ…。 42 00:04:16,089 --> 00:04:21,094 よし! では 運命をテングリに尋ねるのはどうだ? 43 00:04:22,129 --> 00:04:24,097 …はい? 44 00:04:25,132 --> 00:04:28,101 俺の兵でジャダミシができる者を探せ! 45 00:04:38,111 --> 00:04:42,182 (武将)ジャダミシって 嵐を呼ぶんですよね? 46 00:04:42,182 --> 00:04:45,118 トルイさまは何をする気なんでしょう? 47 00:04:45,118 --> 00:05:09,176 ♬~ 48 00:05:09,176 --> 00:05:17,083 (クロヅルの鳴き声) 49 00:05:17,083 --> 00:05:31,097 ♬~ 50 00:05:31,097 --> 00:05:34,100 (兵士たちのどよめき) 51 00:05:34,100 --> 00:05:36,102 これは…! 52 00:05:36,102 --> 00:05:38,071 雪だ! 風も出てきた! 53 00:05:42,075 --> 00:05:46,079 テングリよ われらの願いをかなえてくれるか! 54 00:05:48,114 --> 00:05:51,184 (トルイ)皆 聞けー! 55 00:05:51,184 --> 00:05:54,154 今すぐ 塹壕を掘れ! 56 00:05:55,088 --> 00:05:59,092 (トルイ)嵐が来る前に 人も馬も隠れろ! 57 00:06:00,160 --> 00:06:05,165 (トルイ)馬には覆いをかけて 人もできるだけ着込むんだ! 58 00:06:08,101 --> 00:06:11,104 〈嵐は三昼夜続き…〉 59 00:06:13,173 --> 00:06:17,143 〈2つの軍の命運を分けた〉 60 00:06:20,080 --> 00:06:22,082 〈そして4日目…〉 61 00:06:22,082 --> 00:06:29,089 〈功を焦り 寒さと疲れにさらされ続けた 15万の金国軍は…〉 62 00:06:29,089 --> 00:06:33,093 (トルイ)ハッハッハッハッハッハッ…! 63 00:06:33,093 --> 00:06:36,096 ハハハハハハハッ…! 64 00:06:38,098 --> 00:06:41,101 (馬のいななき) 65 00:06:41,101 --> 00:06:45,071 〈モンゴル軍の攻撃に なすすべなく…〉 66 00:06:48,074 --> 00:06:50,076 てえーっ! 67 00:06:54,114 --> 00:06:56,082 (兵士たち)うわあっ…! 68 00:06:58,084 --> 00:07:00,153 〈壊滅した〉 69 00:07:00,153 --> 00:07:09,095 ♬~ 70 00:07:09,095 --> 00:07:13,099 戻らねば… 都に…。 71 00:07:13,099 --> 00:07:21,107 ♬~ 72 00:07:21,107 --> 00:07:23,109 間に合ったな! 73 00:07:31,117 --> 00:07:33,119 兄上~! 74 00:07:33,119 --> 00:07:36,089 トルイ! よくやってくれたね! 75 00:07:36,089 --> 00:07:38,124 なんの! 76 00:07:38,124 --> 00:07:41,094 (においを嗅ぐ音) 77 00:07:41,094 --> 00:07:44,097 (トルイ)テングリが 兄上の軍旗に味方したのです! 78 00:07:45,131 --> 00:07:49,102 (オゴタイ)俺は 良い弟を持って幸せだ。 79 00:07:50,136 --> 00:07:52,105 ヘヘ…。 80 00:07:54,107 --> 00:07:57,110 どうしました? 将軍。 81 00:07:57,110 --> 00:08:00,113 昔を思い出していた。 82 00:08:00,113 --> 00:08:04,117 (スベエデイの声)チンギス・カンが まだ草原の長たちと争っていた頃→ 83 00:08:04,117 --> 00:08:07,087 敵がジャダミシを使ったことがあった。 84 00:08:08,121 --> 00:08:12,092 (スベエデイの声) しかし 嵐はチンギス・カンではなく→ 85 00:08:12,092 --> 00:08:14,094 敵軍の上に降りかかった。 86 00:08:14,094 --> 00:08:20,100 ♬~ 87 00:08:20,100 --> 00:08:25,105 (スベエデイの声) トルイさまを見ていると まるで…。 88 00:08:25,105 --> 00:08:28,074 将軍 よしましょう そんな話。 89 00:08:29,109 --> 00:08:31,077 (スベエデイ)忘れてくれ。 90 00:08:32,112 --> 00:08:37,083 〈冬が過ぎ 春が終わる頃…〉 91 00:08:37,083 --> 00:08:41,087 〈オゴタイとトルイは モンゴルへの帰国の途につき→ 92 00:08:41,087 --> 00:08:47,093 金国の都 開封の攻略は 宿将たちに委ねられた〉 93 00:08:47,093 --> 00:08:50,096 〈それで十分だった〉 94 00:08:52,098 --> 00:08:54,100 〈これより2年後→ 95 00:08:54,100 --> 00:08:58,104 金国は その歴史に幕を下ろす〉 96 00:09:08,114 --> 00:09:12,185 (テムゲ)巻き狩りは大成功だったわけだ。 97 00:09:12,185 --> 00:09:15,155 なあ ブラルダイ。 (オタイ)オタイです 父上。 98 00:09:17,090 --> 00:09:22,095 (テムゲ)《…で 結局 俺は損しなかったが 一番の得もしていない》 99 00:09:22,095 --> 00:09:25,064 《一番の得は どっちだった…?》 100 00:09:26,166 --> 00:09:32,072 ♬~ 101 00:09:32,072 --> 00:09:34,073 (キルギスタニ)あっ! 102 00:09:38,077 --> 00:09:41,114 (女性たちの歓声) 103 00:09:41,114 --> 00:09:43,082 大勝利 おめでとうございます。 104 00:09:44,117 --> 00:09:47,087 ボラクチン 元気そうで良かった。 105 00:09:47,087 --> 00:09:52,058 あなたには お土産がある。 そのうち届くから楽しみにしててね。 106 00:09:53,092 --> 00:09:57,096 うたげの支度ができています。 どうぞ こちらへ。 107 00:09:57,096 --> 00:10:01,101 ねえ 大カアン お土産って何? 私にもある? 108 00:10:01,101 --> 00:10:03,102 (オゴタイ)フフフ… もちろん。 109 00:10:03,102 --> 00:10:05,105 (キルギスタニ)え~ なんだろう~? 110 00:10:05,105 --> 00:10:13,079 ♬~ 111 00:10:13,079 --> 00:10:15,081 シラ! 112 00:10:19,119 --> 00:10:22,088 (シラ)よう 久しぶり。 どうして ここに? 113 00:10:22,088 --> 00:10:26,092 しばらくトルイさまのそばにいろって ソルコクタニさまが…。 114 00:10:28,094 --> 00:10:31,097 (人々の騒ぎ声) 115 00:10:31,097 --> 00:10:37,103 ♬~ 116 00:10:37,103 --> 00:10:40,106 兄上 次は どこを攻めます? 117 00:10:41,107 --> 00:10:43,109 まずは都をつくりたいかなあ。 118 00:10:46,112 --> 00:10:49,115 (ドレゲネ)ファーティマ。 はい ドレゲネさま。 119 00:10:49,115 --> 00:10:51,117 今日は もう下がっていいわ。 120 00:10:51,117 --> 00:10:54,120 私の天幕にも… 来ないでちょうだい。 121 00:10:54,120 --> 00:10:56,089 え…? 122 00:10:56,089 --> 00:11:01,094 ♬~ 123 00:11:05,098 --> 00:11:10,103 《ドレゲネさま… 最近 あまり話をしなくなった…》 124 00:11:10,103 --> 00:11:13,072 《なんだか 私を避けてるみたい》 125 00:11:15,108 --> 00:11:18,111 《天幕にも来るな なんて…》 126 00:11:18,111 --> 00:11:20,079 《えっ!》 127 00:11:22,081 --> 00:11:24,083 《大カアン…!?》 128 00:11:26,953 --> 00:11:32,926 《オゴタイとトルイが それぞれの属領へ帰還する そのさなか…》 129 00:11:34,928 --> 00:11:36,930 大カアン? うう…。 130 00:11:36,930 --> 00:11:41,935 大カアン!! 止まれ! 大カアン 大丈夫ですか!? 131 00:11:41,935 --> 00:11:45,939 (オゴタイ)ハア… ハア…! (イルケ)大カアン! 誰か 医者を呼べ! 132 00:11:45,939 --> 00:11:49,909 〈皇帝オゴタイは 急な病に倒れた〉 133 00:11:54,948 --> 00:11:57,016 (キルギスタニの泣き声) 134 00:11:57,016 --> 00:11:58,952 大カアン…! (泣き声) 135 00:11:58,952 --> 00:12:00,954 (従者)きっと遠征でお疲れなのでしょう。 136 00:12:00,954 --> 00:12:02,956 大丈夫ですよ。 (キルギスタニ)おいたわしい…。 137 00:12:05,024 --> 00:12:07,961 《何かしら…。 嫌な予感が…》 138 00:12:07,961 --> 00:12:09,963 《何かが変な気がする…》 139 00:12:09,963 --> 00:12:11,931 (モゲ)奴隷ちゃん! 140 00:12:11,931 --> 00:12:13,933 (モゲ)ちょっと来て。 141 00:12:15,935 --> 00:12:18,037 大カアンは 毒を盛られた。 142 00:12:18,037 --> 00:12:19,939 毒!? 143 00:12:19,939 --> 00:12:23,943 (モゲ)今度は あたしの思い込みじゃないよ。 ボラクチンが言ったんだもの。 144 00:12:23,943 --> 00:12:27,947 奴隷ちゃん あなたはボラクチンを助けてくれた。 145 00:12:27,947 --> 00:12:30,950 だから… 疑いたくない。 146 00:12:30,950 --> 00:12:32,919 どういう意味ですか? 147 00:12:33,953 --> 00:12:37,957 大カアンの症状… ボラクチンと一緒だった。 148 00:12:37,957 --> 00:12:40,960 「鉱山のほこり」の毒だ。 149 00:12:40,960 --> 00:12:45,932 そして ボラクチンが持ってた鉱山のほこりが なくなってたんだ! 150 00:12:45,932 --> 00:12:49,936 あれが あそこにあるってこと 知ってる人は少ないよ。 151 00:12:49,936 --> 00:12:53,940 モゲさま! 誓って私は この件 何も存じません!! 152 00:12:53,940 --> 00:12:55,942 決して 大カアンのお命を狙ったり…。 153 00:12:55,942 --> 00:12:58,011 良かった! あなたじゃないね! 154 00:12:58,011 --> 00:12:59,912 えっ まだ弁明も何も…。 155 00:12:59,912 --> 00:13:03,016 いいよ 聞いたって分かんないし。 156 00:13:03,016 --> 00:13:05,918 でもね あたし 頭は悪いけど→ 157 00:13:05,918 --> 00:13:08,921 嘘ついてるかどうかは なんとなく分かるんだ! 158 00:13:10,923 --> 00:13:12,925 迷子だな。 159 00:13:14,961 --> 00:13:17,930 (モゲ)あっ! 今 「本当か?」って思ったな! 160 00:13:17,930 --> 00:13:20,933 でも あなたじゃないとすると…→ 161 00:13:20,933 --> 00:13:23,936 ドレゲネってことになるな。 162 00:13:26,939 --> 00:13:51,998 ♬~ 163 00:13:51,998 --> 00:13:53,100 ⚞(モゲ)奴隷ちゃん。 164 00:13:56,936 --> 00:14:00,940 ドレゲネが 鉱山のほこりを持ってた。 165 00:14:00,940 --> 00:14:04,944 今は 取り調べのために拘束されてるって。 166 00:14:04,944 --> 00:14:06,946 ドレゲネさま…。 167 00:14:06,946 --> 00:14:10,917 《嘘… どうして? 何かの罠…?》 168 00:14:10,917 --> 00:14:14,921 でね 奴隷ちゃん あなたに頼みがあるんだ。 169 00:14:23,963 --> 00:14:26,933 ボラクチンさまの天幕…? 170 00:14:26,933 --> 00:14:28,935 入って。 171 00:14:29,936 --> 00:14:31,938 失礼します。 172 00:14:32,939 --> 00:14:35,942 ファーティマ よく来てくれた。 173 00:14:39,946 --> 00:14:42,949 (ボラクチン)おまえを呼んだのは他でもない。 174 00:14:42,949 --> 00:14:45,952 大カアンを助けてほしいのだ。 175 00:14:45,952 --> 00:14:47,954 お医者さまは なんと? 176 00:14:47,954 --> 00:14:52,959 医者は… ドレゲネが接近したかもしれなくてな。 177 00:14:52,959 --> 00:14:56,929 今は 誰を信頼して良いかも分からないのだ。 178 00:14:57,930 --> 00:14:59,966 助けてくれ 頼む。 179 00:14:59,966 --> 00:15:08,975 ♬~ 180 00:15:08,975 --> 00:15:10,977 確かに…→ 181 00:15:10,977 --> 00:15:17,984 この症状は 以前のボラクチンさまと同じ 鉱山のほこりの毒で間違いないようです。 182 00:15:18,951 --> 00:15:22,955 《もう半分以上 使ってしまった…》 183 00:15:22,955 --> 00:15:26,926 (シタラの声)私が あなたさまの 新たなジャダ石となりましょう。 184 00:15:27,960 --> 00:15:30,930 ボラクチンさま 一つ伺ってもよろしいですか? 185 00:15:30,930 --> 00:15:32,965 (ボラクチン)なんだ? 186 00:15:32,965 --> 00:15:35,935 ドレゲネさまは どうして 大カアンに毒など…? 187 00:15:35,935 --> 00:15:41,974 そうか ドレゲネは おまえの主人だったな。 さぞ驚いていることだろう。 188 00:15:41,974 --> 00:15:45,945 だが あの女は愚かだ。 189 00:15:46,946 --> 00:15:51,951 (ボラクチンの声)あれは以前から 大カアンへの恨みを公然と口にしていた。 190 00:15:51,951 --> 00:15:56,923 そこに おまえという知恵を得て この凶行に及んだのだろう。 191 00:15:56,923 --> 00:16:01,961 きっと 最後には おまえに全ての罪を着せ 逃げるつもりだったのだ。 192 00:16:01,961 --> 00:16:04,931 まさか…! 193 00:16:04,931 --> 00:16:06,933 あり得ません! 194 00:16:06,933 --> 00:16:09,001 なぜ そう言える? 195 00:16:09,001 --> 00:16:15,007 だって… あの方は 私になんでもお話しくださいました。 196 00:16:15,007 --> 00:16:19,946 《あの方が ずっと 胸の内に抱いていること…》 197 00:16:19,946 --> 00:16:22,915 《かつて愛していた人たちのことも…》 198 00:16:22,915 --> 00:16:24,917 《抱え続ける怒りも…》 199 00:16:24,917 --> 00:16:26,919 (ボラクチン)本当にそうかな? 200 00:16:26,919 --> 00:16:29,021 え…。 201 00:16:29,021 --> 00:16:32,925 ファーティマ おまえは ソルコクタニのところからやって来た。 202 00:16:32,925 --> 00:16:36,996 そんな素性のおまえを やすやすと信用するほど→ 203 00:16:36,996 --> 00:16:39,932 ドレゲネは お人よしではない。 204 00:16:39,932 --> 00:16:44,937 思い出してみなさい。 あの女 怪しいところもあったのではないか? 205 00:16:47,940 --> 00:16:50,910 《ドレゲネさま… まさか…》 206 00:16:54,013 --> 00:17:00,920 ボラクチンさま この石を砕いて 毎日 大カアンに飲ませてください。 207 00:17:00,920 --> 00:17:04,924 もし足りなかったら 別のジャダ石を探してください。 208 00:17:04,924 --> 00:17:06,926 できれば これと同じ色合いの石を。 209 00:17:06,926 --> 00:17:08,928 ああ…! 210 00:17:08,928 --> 00:17:10,997 礼を言うぞ。 211 00:17:10,997 --> 00:17:18,004 ♬~ 212 00:17:18,938 --> 00:17:20,940 兄上が倒れた!? 213 00:17:20,940 --> 00:17:22,942 それで病状は? 治るんだろうな!? 214 00:17:22,942 --> 00:17:29,015 (シラ)なんの病気かは分かりませんでしたが 東西の医者を集めて治療しているそうです。 215 00:17:29,015 --> 00:17:30,950 既に回復の兆しもあるとか。 216 00:17:30,950 --> 00:17:32,952 そうか…! 217 00:17:32,952 --> 00:17:35,955 ボラクチン大カトゥンは カムを呼んで祈祷をするそうで→ 218 00:17:35,955 --> 00:17:38,991 トルイさまにも立ち会っていただきたいと。 219 00:17:38,991 --> 00:17:41,961 (トルイ)分かった! すぐ行こう! (ソルコクタニ)待って! トルイ! 220 00:17:43,930 --> 00:17:45,965 (トルイ)ソルコクタニ…。 221 00:17:45,965 --> 00:17:48,935 なんだか引っかかるわ 急な病なんて。 222 00:17:48,935 --> 00:17:51,938 シラ ファーティマは なんて? 223 00:17:51,938 --> 00:17:53,940 それが…。 224 00:17:53,940 --> 00:17:58,978 外国の医者に頼ってばかりでは 良く思わない人も多い。 225 00:17:58,978 --> 00:18:02,949 だから モンゴルの伝統にのっとって 祈祷もしておきたい。 226 00:18:02,949 --> 00:18:04,951 そういうことだそうよ。 227 00:18:04,951 --> 00:18:07,019 なるほどな。 228 00:18:07,019 --> 00:18:09,021 ソルコクタニさまに伝えて。 229 00:18:09,956 --> 00:18:11,958 ご安心ください。 230 00:18:11,958 --> 00:18:16,929 ボラクチンさまは聡明で 信頼できるお方ですわ。 231 00:18:18,931 --> 00:18:23,970 (ソルコクタニ)確かに ボラクチンカトゥンは聡明な方だと聞くわ。 232 00:18:23,970 --> 00:18:26,939 (トルイ)心配しすぎだ ソルコクタニ。 233 00:18:26,939 --> 00:18:30,977 祈祷だぞ? 初めから疑ってどうする。 234 00:18:30,977 --> 00:18:33,946 兄上は 戦でもテングリが味方したお方。 235 00:18:33,946 --> 00:18:37,950 今度も きっと テングリがお守りくださるさ! 236 00:18:37,950 --> 00:18:39,952 …ええ。 237 00:18:47,960 --> 00:18:50,963 《初めから疑ってどうする…》 238 00:18:50,963 --> 00:18:52,965 《それもそうね》 239 00:18:52,965 --> 00:18:55,001 《ファーティマが言うのだから 信じましょう》 240 00:18:55,001 --> 00:19:03,943 (住民たちのざわめき) 241 00:19:03,943 --> 00:19:05,945 (住民)大カアンがご病気だって? 242 00:19:05,945 --> 00:19:08,948 誰かの呪詛ってうわさもあるらしい。 243 00:19:08,948 --> 00:19:11,917 しっ! 呪詛だなんて 軽々しく言うんじゃないよ! 244 00:19:11,917 --> 00:19:15,955 《ドレゲネさま… もう一度会って話したい》 245 00:19:15,955 --> 00:19:19,925 《この騒ぎの中なら なんとかなるかしら》 246 00:19:24,930 --> 00:19:28,034 ♬~(太鼓) 247 00:19:28,034 --> 00:19:41,914 ♬~ 248 00:19:41,914 --> 00:19:46,952 (オゴタイ)ハア… ハア…。 249 00:19:46,952 --> 00:19:57,930 ♬~ 250 00:20:01,934 --> 00:20:04,937 ♬~(太鼓) 251 00:20:04,937 --> 00:20:08,941 (カム)器の水に悪霊たちを封じました。 252 00:20:08,941 --> 00:20:15,915 守護霊たちが申すには 病人を助けるために身代わりが必要です。 253 00:20:15,915 --> 00:20:18,918 誰か この水を飲み干してください。 254 00:20:23,923 --> 00:20:25,925 私が飲もう。 255 00:20:26,926 --> 00:20:28,928 (ボラクチン)どうせ 老いた身だ。 256 00:20:30,963 --> 00:20:33,933 (カム)お待ちください。 257 00:20:33,933 --> 00:20:36,936 身代わりは血縁の方がいいでしょう。 258 00:20:38,037 --> 00:20:39,939 何? 259 00:20:39,939 --> 00:20:42,942 つまり 大カアンのお子さまか お孫さまか…→ 260 00:20:42,942 --> 00:20:45,945 あるいは ご兄弟。 261 00:20:51,951 --> 00:20:53,919 なら 俺だな。 262 00:20:54,954 --> 00:20:56,956 (クチュ)叔父上…。 263 00:20:56,956 --> 00:21:14,940 ♬~ 264 00:21:14,940 --> 00:21:16,976 (トルイ)テングリよ→ 265 00:21:16,976 --> 00:21:20,946 もし 罪によって 兄上の魂を連れ去ったのなら→ 266 00:21:20,946 --> 00:21:24,950 あなたは もっと罪深い魂をご存じのはず。 267 00:21:24,950 --> 00:21:29,922 兄上より多くの敵を殺し 多くのものを俺は奪った。 268 00:21:34,960 --> 00:21:36,962 いや 待てよ? 269 00:21:36,962 --> 00:21:41,967 テングリが才能を見込んで おそばに召したとも考えられるか。 270 00:21:41,967 --> 00:21:43,969 まっ その場合でも俺ですね。 271 00:21:43,969 --> 00:21:53,979 ♬~ 272 00:21:53,979 --> 00:22:00,920 (飲む音) 273 00:22:00,920 --> 00:22:13,933 ♬~ 274 00:22:14,934 --> 00:22:20,906 ♬~