1 00:00:06,106 --> 00:00:08,108 (モゲ)大カアンは 毒を盛られた。 2 00:00:08,108 --> 00:00:11,078 でも あなたじゃないとすると…→ 3 00:00:11,078 --> 00:00:13,080 ドレゲネってことになるな。 4 00:00:14,081 --> 00:00:20,087 (カム)守護霊たちが申すには 病人を助けるために身代わりが必要です。 5 00:00:20,087 --> 00:00:24,091 誰か この水を飲み干してください。 6 00:00:26,159 --> 00:00:28,095 (トルイ)なら 俺だな。 7 00:00:28,095 --> 00:00:39,106 ♬~ 8 00:00:40,107 --> 00:00:49,082 ♬~ 9 00:02:25,946 --> 00:02:28,949 (オゴタイ)うう…。 10 00:02:30,951 --> 00:02:32,986 (オゴタイ)苦しい…。 11 00:02:32,986 --> 00:02:35,956 体が動かない…。 12 00:02:37,958 --> 00:02:42,963 (オゴタイ)ここは… 地底の奥深くか…。 13 00:02:42,963 --> 00:02:45,966 不滅の世界…→ 14 00:02:45,966 --> 00:02:48,969 精霊たちのすむ世界…。 15 00:02:48,969 --> 00:02:54,975 カムたちだって こんな所まで魂を探しに来ないだろう…。 16 00:02:54,975 --> 00:02:58,979 このまま ずっと ここに とらわれ続けるのか? 17 00:02:58,979 --> 00:03:01,948 (トルイの声)兄上! (足音) 18 00:03:02,983 --> 00:03:04,985 (トルイ)兄上 こんな所に! 19 00:03:04,985 --> 00:03:07,954 (オゴタイの声)トルイ… どうして ここに? 20 00:03:08,955 --> 00:03:11,958 兄上を探しに来たんですよ! 21 00:03:11,958 --> 00:03:15,962 天上も地底も くまなく巡って やっとここへ たどり着きました。 22 00:03:15,962 --> 00:03:18,965 さあ 帰りましょう。 23 00:03:20,067 --> 00:03:21,968 (オゴタイ)トルイ…。 24 00:03:21,968 --> 00:03:24,971 ああ… それが 駄目なんだ…。 25 00:03:25,972 --> 00:03:28,975 (オゴタイの声) この天幕から魂が一つでもなくなれば→ 26 00:03:28,975 --> 00:03:31,978 精霊たちが気付いてしまう。 27 00:03:31,978 --> 00:03:34,981 怒って 地上に災いをもたらすかも…。 28 00:03:34,981 --> 00:03:46,960 ♬~ 29 00:03:46,960 --> 00:03:50,964 では このトルイが 身代わりになりましょう。 30 00:03:50,964 --> 00:03:52,933 えっ? 31 00:03:53,967 --> 00:03:55,969 (オゴタイの声)トルイ 何を!? 32 00:03:55,969 --> 00:04:01,942 だって 俺は戦争しかできないけど 宿敵の金国は もう倒してしまったし。 33 00:04:01,942 --> 00:04:04,945 ハハハハハハッ…! 34 00:04:08,949 --> 00:04:10,951 ふむ! 35 00:04:16,957 --> 00:04:22,028 (トルイ) これからは 賢い兄上がつくる時代だから。 36 00:04:22,028 --> 00:04:23,997 (オゴタイの声)よせ トルイ! 37 00:04:24,965 --> 00:04:27,934 さようなら 兄上! 38 00:04:29,970 --> 00:04:31,938 (オゴタイの声)トルイーッ! 39 00:04:31,938 --> 00:04:36,009 (トルイ)地上では どうか気を付けて! 40 00:04:36,009 --> 00:04:40,013 俺の代わりに ソルコクタニを守ってやってください! 41 00:04:45,051 --> 00:04:46,953 ハッ…! 42 00:04:46,953 --> 00:04:49,956 ハア ハア…→ 43 00:04:49,956 --> 00:04:51,925 ハア…。 44 00:04:54,027 --> 00:04:56,029 (ボラクチン)大カアン! 45 00:04:57,030 --> 00:04:59,032 お目覚めですか? 46 00:04:59,966 --> 00:05:01,968 ボラクチン…? 47 00:05:01,968 --> 00:05:05,972 トルイは… トルイは 今 どこに…! 48 00:05:18,051 --> 00:05:22,022 ⚟(ボラクチン)誰かある! 大カアンがお目覚めになったぞ! 49 00:05:22,956 --> 00:05:27,928 うっ…。 トルイ…。 50 00:05:29,963 --> 00:05:38,972 ♬~ 51 00:05:38,972 --> 00:05:41,942 (シタラ)《カダクさまの天幕がなくなってる…》 52 00:05:42,943 --> 00:05:44,945 《どうして…?》 53 00:05:44,945 --> 00:05:48,048 《ドレゲネさまのこと 何か知ってると思ったのに…》 54 00:05:48,048 --> 00:05:50,016 (ぶつかる音) 55 00:05:52,953 --> 00:05:55,055 これは…。 56 00:05:55,055 --> 00:05:58,024 ⚞(シラ)ファーティマ! ハア ハア…。 57 00:05:58,024 --> 00:05:59,960 シラ? (シラ)ハア ハア…! 58 00:05:59,960 --> 00:06:02,963 (シラ)ハア ハア…。 な… 何? 59 00:06:03,997 --> 00:06:05,966 トルイさまが! 60 00:06:08,969 --> 00:06:10,971 えっ? 61 00:06:13,974 --> 00:06:16,943 (シラの声)祈祷が終わってすぐだった。 62 00:06:22,048 --> 00:06:23,984 (いななき) 63 00:06:23,984 --> 00:06:27,988 (シラの声)トルイさまは 帰る途中で 急に苦しみ出して…。 64 00:06:27,988 --> 00:06:34,961 ♬~ 65 00:06:34,961 --> 00:06:36,963 (トルイ)うう…。 66 00:06:36,963 --> 00:06:42,969 ♬~ 67 00:06:42,969 --> 00:06:46,973 (シラの声)やっと ソルコクタニさまの元に たどり着いたけど…。 68 00:06:48,942 --> 00:06:51,978 (シラの声)間もなく 亡くなった。 69 00:06:51,978 --> 00:06:55,949 (ソルコクタニの泣き声) 70 00:06:55,949 --> 00:07:04,958 ♬~ 71 00:07:04,958 --> 00:07:08,962 (シラ)本当に 大カアンの身代わりになったみたいだ。 72 00:07:08,962 --> 00:07:12,933 まさか… 馬鹿馬鹿しいわ そんなこと。 73 00:07:14,968 --> 00:07:16,937 だとすると…。 74 00:07:19,973 --> 00:07:21,942 暗殺…? 75 00:07:22,942 --> 00:07:26,980 待って…! 昨日から混乱することばかりなの。 76 00:07:26,980 --> 00:07:28,949 何が起きてるのか分からない…! 77 00:07:28,949 --> 00:07:32,952 ファーティマ。 おまえ トルイ家には戻らないほうがいいかもだぜ。 78 00:07:32,952 --> 00:07:34,954 えっ? ソルコクタニさまは→ 79 00:07:34,954 --> 00:07:37,957 最悪を回避するために おまえを送ったんだ。 80 00:07:37,957 --> 00:07:40,961 でも その最悪が起こった。 81 00:07:40,961 --> 00:07:43,930 おまえは信頼を裏切ったんだ。 82 00:07:45,031 --> 00:07:46,966 (シラ)それに→ 83 00:07:46,966 --> 00:07:50,937 トルイさまがいなくなったら トルイ家は終わりだよ。 84 00:07:51,938 --> 00:07:56,042 (シラ)これからは 大カアンに力が集中するかも…。 85 00:07:56,042 --> 00:08:00,981 そうなったら 俺もオゴタイ家に仕えたいなあ~。 86 00:08:00,981 --> 00:08:02,949 あっ…。 87 00:08:02,949 --> 00:08:06,953 なあ ファーティマ。 誰かに口を利いてくれないかなあ。 88 00:08:06,953 --> 00:08:08,955 聞いてる? 89 00:08:12,025 --> 00:08:18,998 (人々の泣き声) 90 00:08:18,998 --> 00:08:22,969 〈「トルイは 大カアンの身代わりになって死んだ」〉 91 00:08:23,970 --> 00:08:29,976 〈それは 真実かもしれないし 真実ではないかもしれない〉 92 00:08:29,976 --> 00:08:32,979 〈ただ 確実なのは→ 93 00:08:32,979 --> 00:08:36,983 いびつなまま保たれていた 帝国の力関係が…〉 94 00:08:37,984 --> 00:08:41,955 〈トルイの死で 大きく動いたということである〉 95 00:08:45,792 --> 00:08:48,828 (チンカイ)続きまして ジャルグチのシギ・クトクより→ 96 00:08:48,828 --> 00:08:51,798 戦利品の報告でございます。 97 00:08:52,799 --> 00:08:56,770 (シギ)金国の都から連れ帰った者たちです。 98 00:08:57,837 --> 00:09:03,810 (シギ)学者 医者 技術者… わが国の発展に貢献することでしょう。 99 00:09:04,811 --> 00:09:07,814 これが お土産ですか。 100 00:09:07,814 --> 00:09:13,787 ♬~ 101 00:09:13,787 --> 00:09:16,790 (キルギスタニ)お呼びでしょうか? 102 00:09:17,791 --> 00:09:19,793 ジャルグチから聞いたぞ。 103 00:09:19,793 --> 00:09:24,831 法に背いて 息子の領地領民を増やすよう 掛け合ったそうだな。 104 00:09:24,831 --> 00:09:27,801 いっ!? ぐぬ…。 105 00:09:27,801 --> 00:09:31,805 私の息子は 金国遠征で大活躍したわ! 106 00:09:31,805 --> 00:09:33,873 そのこと よく分かってるわね!? 107 00:09:33,873 --> 00:09:36,876 (コデン)母上! (キルギスタニ)コデンちゃん…! 108 00:09:36,876 --> 00:09:38,878 すみません! 母のことは忘れて! 109 00:09:38,878 --> 00:09:40,947 ⚞(キルギスタニ) コデンちゃん ちょっと 下ろしなさい! 110 00:09:40,947 --> 00:09:43,917 ⚞(キルギスタニ)あなたのために言ってるのよ! ⚞(コデン)母上! 落ち着いてください! 111 00:09:45,785 --> 00:09:47,787 そ… それは…。 112 00:09:47,787 --> 00:09:49,823 (ボラクチン)その願い→ 113 00:09:49,823 --> 00:09:52,792 かなうかもしれないぞ。 114 00:09:53,827 --> 00:09:55,795 (キルギスタニ)…えっ? 115 00:09:56,896 --> 00:09:59,899 フフフフ…。 116 00:10:09,809 --> 00:10:11,811 う~ん… よいしょ。 117 00:10:11,811 --> 00:10:13,813 ヘヘ…。 エヘヘ…。 118 00:10:18,818 --> 00:10:20,787 (ボラクチン)ファーティマ。 119 00:10:21,821 --> 00:10:23,790 ボラクチンさま! 120 00:10:26,826 --> 00:10:28,828 どうして ここに? 121 00:10:28,828 --> 00:10:32,799 (ボラクチン)おまえの働きで 大カアンは見事に回復された。 122 00:10:32,799 --> 00:10:34,801 そのお礼がしたかったのだ。 123 00:10:36,836 --> 00:10:38,805 (ボラクチン)これを おまえにやろう。 124 00:10:39,806 --> 00:10:41,808 えっ? 125 00:10:42,809 --> 00:10:44,811 『原論』…。 126 00:10:44,811 --> 00:10:48,815 (ボラクチン)おまえが欲しがっていると ソルコクタニに話したら→ 127 00:10:48,815 --> 00:10:50,817 快く譲ってくれたよ。 128 00:10:51,818 --> 00:10:53,786 私が欲しがって…。 129 00:10:54,821 --> 00:10:57,790 ハッ…! それをどこで!? 130 00:10:58,825 --> 00:11:00,827 ドレゲネさまがおっしゃったのですか? 131 00:11:00,827 --> 00:11:02,795 ファーティマ。 132 00:11:03,830 --> 00:11:06,799 あの女のことは もう忘れなさい。 133 00:11:07,800 --> 00:11:11,804 (ボラクチン)あの天幕も 今日のうちに解体しよう。 134 00:11:11,804 --> 00:11:14,807 おまえは私の天幕のそばへおいで。 135 00:11:15,842 --> 00:11:17,810 ボラクチンさま…! 136 00:11:17,810 --> 00:11:20,813 (ボラクチン)ついてきなさい。 見せたいものがある。 137 00:11:25,785 --> 00:11:27,887 はあ…! 138 00:11:27,887 --> 00:11:32,825 ♬~ 139 00:11:32,825 --> 00:11:37,797 全て ソルコクタニさまから 譲り受けたのですか? 140 00:11:37,797 --> 00:11:40,800 (ボラクチン)ああ 寛大なことだ。 141 00:11:40,800 --> 00:11:43,770 で… ですが… あの方は…。 142 00:11:44,804 --> 00:11:46,806 (ソルコクタニ)私は知りたいの。 143 00:11:46,806 --> 00:11:50,777 モンゴルの馬蹄及ぶ限りの いろいろな土地のことを。 144 00:11:51,811 --> 00:11:56,783 (ボラクチン)トルイが あんなことになったのは 不幸だった。 だが…。 145 00:11:57,784 --> 00:12:00,787 私は これを天命だと思う。 146 00:12:01,788 --> 00:12:07,894 大カアンには この帝国を新たな時代へ導く知恵がある。 147 00:12:07,894 --> 00:12:13,800 …が それをかなえるにも トルイがいては難しかった。 148 00:12:13,800 --> 00:12:15,802 おまえも言っていただろう? 149 00:12:15,802 --> 00:12:21,774 力も知識も トルイ家に偏るのは恐ろしいと。 150 00:12:23,810 --> 00:12:28,781 私は この機会に ゆがみを正す。 151 00:12:28,781 --> 00:12:30,883 ファーティマ。 152 00:12:30,883 --> 00:12:35,788 これからの帝国をつくるのは力でない。 知恵だ。 153 00:12:35,788 --> 00:12:40,793 自分の知恵を存分に使ってみたいと 思わないか? 154 00:12:40,793 --> 00:12:43,796 こんなに楽しいことはないぞ。 155 00:12:57,844 --> 00:12:59,846 うっ…。 156 00:13:02,815 --> 00:13:10,823 ♬~ 157 00:13:10,823 --> 00:13:16,829 《こんな景色… トゥースにいたら 一生 見ることはなかった》 158 00:13:16,829 --> 00:13:19,799 (ムハンマド)僕は… 旅に出ようと思う。 159 00:13:19,799 --> 00:13:22,802 あらゆる知恵と出会いたい。 160 00:13:22,802 --> 00:13:24,804 真理を探して…。 161 00:13:28,808 --> 00:13:30,810 《ムハンマドさま…》 162 00:13:30,810 --> 00:13:35,815 《私ね あの時 悔しかったの》 163 00:13:35,815 --> 00:13:37,817 《うらやましかった》 164 00:13:37,817 --> 00:13:42,789 《どこへでも旅立っていける あなたが…》 165 00:13:43,823 --> 00:13:50,830 《私は あなたの短かった一生分より たくさんのことを知ったわ》 166 00:13:50,830 --> 00:13:53,833 《もしかして 私…》 167 00:13:54,901 --> 00:13:57,870 《もう 前に進んでもいいのかも…》 168 00:13:59,806 --> 00:14:01,808 (すさまじい金属音) 169 00:14:03,843 --> 00:14:07,814 (転がる音) 170 00:14:11,818 --> 00:14:15,822 (男性)なんだ!? 何事だ? (男性)おい 大丈夫か!? 171 00:14:15,822 --> 00:14:18,825 すみません 柱が倒れてしまって。 172 00:14:18,825 --> 00:14:21,794 雷でも落ちたのかと思ったな。 173 00:14:25,798 --> 00:14:28,768 (ムハンマドの声) アハハッ。 みんな 慌てちゃって。 174 00:14:32,805 --> 00:14:36,809 君は 今 自分の身が どこにあるかも 何が起こっているかも→ 175 00:14:36,809 --> 00:14:41,814 この先 どんなことが起きるかも まるで分からないでいる。 176 00:14:44,784 --> 00:14:49,889 《私が ムハンマドさまより 賢くなったですって?》 177 00:14:49,889 --> 00:14:52,859 《自分の身が どこにあるか…》 178 00:14:53,860 --> 00:14:57,864 《エウクレイデス 『原論』…》 179 00:14:57,864 --> 00:15:00,800 《奥さまが守ろうとした『原論』》 180 00:15:00,800 --> 00:15:06,873 《奥さまが命を落とすきっかけになった 『原論』》 181 00:15:06,873 --> 00:15:10,810 《その奥さまを手にかけた仇も もういない》 182 00:15:10,810 --> 00:15:13,880 《私の生きる目的は→ 183 00:15:13,880 --> 00:15:17,884 奥さまの奴隷として この本を取り戻すこと》 184 00:15:18,785 --> 00:15:24,791 ファーティマ奥さま… それも もう かなってしまいました…。 185 00:15:26,793 --> 00:15:28,795 奴隷…。 186 00:15:29,829 --> 00:15:31,798 ハッ…! 187 00:15:32,799 --> 00:15:34,801 ボラクチンさま。 188 00:15:34,801 --> 00:15:39,806 私が なぜ この本を欲しがっていたか お聞き及びでしょうか? 189 00:15:39,806 --> 00:15:44,811 ん? それは 幾何学という学問の本だろう。 190 00:15:44,811 --> 00:15:48,815 おまえは かねてより興味を持っていたと 聞いているが? 191 00:15:48,815 --> 00:15:52,785 確か おまえの父親が学者であったとかで…。 192 00:15:59,826 --> 00:16:02,795 ええ そのとおりですわ。 193 00:16:05,865 --> 00:16:14,841 ♬~ 194 00:16:14,841 --> 00:16:16,843 《これで 一つ分かった》 195 00:16:16,843 --> 00:16:21,814 《ボラクチンさまは ドレゲネさまから この本のことを聞いた》 196 00:16:21,814 --> 00:16:25,818 《何があったのかは分からないけれど…→ 197 00:16:25,818 --> 00:16:27,787 はっきりしてるのは…》 198 00:16:28,821 --> 00:16:31,824 私の名はシタラ。 奴隷です。 199 00:16:31,824 --> 00:16:37,830 (ドレゲネ)だから メルキト人だったことは 誰にもあげない秘密にしたのです。 200 00:16:37,830 --> 00:16:39,799 あなたも秘密にしてね…。 201 00:16:40,800 --> 00:16:43,803 《ドレゲネさまは守ってくれたんだわ》 202 00:16:43,803 --> 00:16:45,805 《私たちの秘密を》 203 00:16:45,805 --> 00:16:47,807 《私たちの怒りを》 204 00:16:47,807 --> 00:16:59,819 ♬~ 205 00:17:05,825 --> 00:17:08,794 (シラ)今日も お疲れ。 (いななき) 206 00:17:29,882 --> 00:17:31,851 ああ~…。 207 00:17:33,786 --> 00:17:38,891 ♬~(口笛) 208 00:17:38,891 --> 00:17:40,793 ♬~(口笛) 209 00:17:40,793 --> 00:17:42,828 シラ。 210 00:17:42,828 --> 00:17:46,799 (シラ)ファーティマ!? 戻ってくるなって言ったろ! 211 00:17:46,799 --> 00:17:49,802 聞きたいことがあるの。 協力してくれたら→ 212 00:17:49,802 --> 00:17:53,806 大カアンにでも大カトゥンにでも 紹介してあげるわ。 213 00:17:53,806 --> 00:17:55,808 なんでも聞いてくれよな。 214 00:17:55,808 --> 00:18:00,813 あなた 「トルイ家は もう終わり」って 言ったわよね。 どうして? 215 00:18:00,813 --> 00:18:03,783 そりゃあ トルイさま亡き後→ 216 00:18:03,783 --> 00:18:05,785 遺されたソルコクタニさまたちが→ 217 00:18:05,785 --> 00:18:08,821 あの勢力を維持できるとは 思えないからだよ。 218 00:18:08,821 --> 00:18:11,791 現に この間だって…。 219 00:18:12,825 --> 00:18:16,796 (フレグ)母上の本 だいぶ持っていかれちゃったね。 220 00:18:17,863 --> 00:18:20,766 ねえ このまま黙ってていいの? 221 00:18:20,766 --> 00:18:23,803 あの本… 『原論』→ 222 00:18:23,803 --> 00:18:27,773 父上が 母上のために ペルシアから持ち帰った本なんでしょ? 223 00:18:28,808 --> 00:18:31,811 (ソルコクタニ)もういいの…。 224 00:18:31,811 --> 00:18:34,814 もう 私には必要ないもの。 225 00:18:34,814 --> 00:18:38,818 全部あげるわ 大カトゥンに。 226 00:18:39,785 --> 00:18:43,789 ちぇっ。 俺は 諦めた奴についていくなんて ごめんだからな。 227 00:18:44,824 --> 00:18:46,792 えっ!? 228 00:18:46,792 --> 00:18:52,798 全部 あの人の… ボラクチンさまの 手のひらの上だったんだわ…! 229 00:18:52,798 --> 00:18:55,868 悔しい…! 230 00:18:55,868 --> 00:19:01,907 私 自分が誰より賢いつもりで 何も知らないまま挑んでたんだ…! 231 00:19:01,907 --> 00:19:03,809 ああ…。 232 00:19:03,809 --> 00:19:08,814 (すすり泣き) 233 00:19:08,814 --> 00:19:12,818 でも 今は 悔しがってる場合じゃないわ。 234 00:19:15,821 --> 00:19:19,825 シラ。 お願い 協力して! 235 00:19:19,825 --> 00:19:22,828 今すぐ助けたい人がいるの! チュウ! 236 00:19:22,828 --> 00:19:26,799 (シラ)えっ あっ… おい! 置いていくなよ! 237 00:19:27,800 --> 00:19:29,902 チュウ! 238 00:19:29,902 --> 00:19:54,894 ♬~ 239 00:19:54,894 --> 00:20:19,885 ♬~ 240 00:20:22,822 --> 00:20:24,824 カダクさま。 (カダク)ん? 241 00:20:24,824 --> 00:20:27,827 ファーティマ!? なんで ここが? 242 00:20:27,827 --> 00:20:30,796 これ カダクさまの焼き印ですよね? 243 00:20:30,796 --> 00:20:32,798 (カダク)あっ…! 244 00:20:33,833 --> 00:20:38,804 カダクさま! ドレゲネさまは どこ!? 無事でいらっしゃるんでしょうね!? 245 00:20:41,807 --> 00:20:46,879 俺だって 今 ドレゲネさまを救うために 手を尽くしているんだよ! 246 00:20:46,879 --> 00:20:48,814 俺の主人のご命令でな。 247 00:20:48,814 --> 00:20:51,784 主人? ドレゲネさまじゃないんですか? 248 00:20:51,784 --> 00:20:53,886 だから 違うって 何度も…! 249 00:20:53,886 --> 00:20:55,855 (舌打ち) 250 00:20:56,822 --> 00:20:59,792 話せば長くなる。 ついてこい! 251 00:21:05,798 --> 00:21:08,801 (カダク)グユクさま 入りますよ。 252 00:21:09,802 --> 00:21:12,838 あら? 誰もいないぜ? 253 00:21:12,838 --> 00:21:16,809 (カダク)グユクさま 私です。 カダクです。 254 00:21:16,809 --> 00:21:18,777 (グユク)ヒッ…! 255 00:21:20,880 --> 00:21:22,848 (グユク)あっ カダク…。 256 00:21:24,784 --> 00:21:26,852 (グユク)なんだ おまえか…。 257 00:21:26,852 --> 00:21:28,854 知らない者が来たのかっ…! 258 00:21:29,855 --> 00:21:31,824 は… 初めまして…。 259 00:21:31,824 --> 00:21:33,859 (グユク)うわあ~っ!? 260 00:21:33,859 --> 00:21:37,796 カダク! カダク! 誰だ!? 追い出せ! 261 00:21:37,796 --> 00:21:41,801 (カダク)あー… グユクさまは気分に波があるんだ。 262 00:21:41,801 --> 00:21:45,804 今日は無理っぽいから 帰れ。 (シタラ・シラ)ええっ!? 263 00:21:45,804 --> 00:21:47,806 おいおい そりゃないぜ。 264 00:21:47,806 --> 00:21:49,809 そうですよ! どういうことですか!? 265 00:21:49,809 --> 00:21:53,813 いや だから…。 (グユク)カダク~…。 266 00:21:53,813 --> 00:21:56,782 お願いです! あの方がどなたか知りませんけど→ 267 00:21:56,782 --> 00:22:00,786 ドレゲネさまのお力に…。 (カダク)ドレゲネさまのご長男だよ! 268 00:22:03,889 --> 00:22:05,824 はあ…。 269 00:22:05,824 --> 00:22:11,797 グユクさまは 大カアンとドレゲネさまのご長男だ。 270 00:22:12,798 --> 00:22:14,800 …えっ? 271 00:22:14,800 --> 00:22:20,806 ♬~