1 00:00:33,867 --> 00:00:37,871 (シタラ)私は オゴタイさまとあなたさまに 希望を見ました。 2 00:00:37,871 --> 00:00:39,873 お二人の賢明さこそ→ 3 00:00:39,873 --> 00:00:43,877 この世界を統べるにふさわしい…! と。 4 00:00:43,877 --> 00:00:45,879 (ボラクチン)そう思うか…? 5 00:00:45,879 --> 00:00:47,881 もちろんです! 6 00:00:48,882 --> 00:00:51,885 (ボラクチン)そう緊張するな ドレゲネ。 7 00:00:52,886 --> 00:00:55,889 おまえに話したいことがある。 8 00:00:57,891 --> 00:01:08,902 ♬~ 9 00:01:08,902 --> 00:01:11,905 ⚞(イルケ)大カアン! 吉報です! 10 00:01:11,905 --> 00:01:13,907 トルイさまが漢江を渡りました! 11 00:01:13,907 --> 00:01:16,910 (イルケ)敵は 大慌てで 南へ向かっているもよう! 12 00:01:17,911 --> 00:01:20,914 (オゴタイ)トルイ やってくれたね! 13 00:01:20,914 --> 00:01:23,917 それじゃ 俺たちも行こうか。 14 00:01:23,917 --> 00:01:25,919 この河の向こうへ! 15 00:01:26,920 --> 00:01:35,929 ♬~ 16 00:03:05,886 --> 00:03:07,888 (トルイ)兄上が黄河を渡ったか! 17 00:03:07,888 --> 00:03:10,891 (スベエデイ)はい。 大カアンの援軍が こちらへ向かっています。 18 00:03:10,891 --> 00:03:12,893 合流しましょう。 19 00:03:12,893 --> 00:03:15,896 合流か… いい場所は あるか? 20 00:03:15,896 --> 00:03:18,899 (スベエデイ)三峰山がよろしいかと。 21 00:03:18,899 --> 00:03:25,906 ♬~ 22 00:03:25,906 --> 00:03:30,911 〈金国の都 開封から約130キロ〉 23 00:03:30,911 --> 00:03:35,849 〈三峰山という丘の麓にトルイ軍は陣を敷き→ 24 00:03:35,849 --> 00:03:38,852 援軍の到着を待った〉 25 00:03:41,855 --> 00:03:46,860 〈対する金国軍は にらみ合う姿勢を見せたが…〉 26 00:03:49,863 --> 00:03:51,865 (完顔)今すぐ攻勢に出ろとおっしゃるか! 27 00:03:51,865 --> 00:03:54,868 (完顔)兵たちは疲れ切っているのに…。 28 00:03:54,868 --> 00:03:56,870 (文官)それは敵も同じでしょ。 29 00:03:56,870 --> 00:03:59,873 敵の主力部隊が都に向かっているんですよ。 30 00:04:02,876 --> 00:04:04,878 さっさと片付けてください。 31 00:04:06,880 --> 00:04:08,882 いかがします…? 32 00:04:08,882 --> 00:04:12,886 仕方ない。 幸い 数では こちらが有利だ。 33 00:04:12,886 --> 00:04:14,888 奴らを包囲しろ! 34 00:04:17,891 --> 00:04:21,895 (トルイ)うわ… 完全に囲まれたな…。 35 00:04:21,895 --> 00:04:24,898 (モンゴル軍武将) 15万もいるそうですよ… 敵軍。 36 00:04:24,898 --> 00:04:27,901 ふーん。 味方は? 37 00:04:27,901 --> 00:04:30,904 4万弱かと…。 ハハハハハハ…! 38 00:04:30,904 --> 00:04:33,840 いやいや 大カアンの援軍が間に合わなかったら→ 39 00:04:33,840 --> 00:04:35,842 さすがにやばいですって! 40 00:04:35,842 --> 00:04:37,844 間に合うんだから心配ない。 41 00:04:37,844 --> 00:04:40,847 (兵士たち)イ~ッ…。 42 00:04:42,849 --> 00:04:47,854 よし! では 運命をテングリに尋ねるのはどうだ? 43 00:04:48,855 --> 00:04:50,857 …はい? 44 00:04:51,858 --> 00:04:54,861 俺の兵でジャダミシができる者を探せ! 45 00:05:04,871 --> 00:05:08,875 (武将)ジャダミシって 嵐を呼ぶんですよね? 46 00:05:08,875 --> 00:05:11,878 トルイさまは何をする気なんでしょう? 47 00:05:11,878 --> 00:05:35,836 ♬~ 48 00:05:35,836 --> 00:05:43,844 (クロヅルの鳴き声) 49 00:05:43,844 --> 00:05:57,858 ♬~ 50 00:05:57,858 --> 00:06:00,861 (兵士たちのどよめき) 51 00:06:00,861 --> 00:06:02,863 これは…! 52 00:06:02,863 --> 00:06:04,865 雪だ! 風も出てきた! 53 00:06:08,868 --> 00:06:12,873 テングリよ われらの願いをかなえてくれるか! 54 00:06:14,875 --> 00:06:17,877 (トルイ)皆 聞けー! 55 00:06:17,877 --> 00:06:20,880 今すぐ 塹壕を掘れ! 56 00:06:21,882 --> 00:06:25,885 (トルイ)嵐が来る前に 人も馬も隠れろ! 57 00:06:26,887 --> 00:06:31,892 (トルイ)馬には覆いをかけて 人もできるだけ着込むんだ! 58 00:06:34,828 --> 00:06:37,831 〈嵐は三昼夜続き…〉 59 00:06:39,833 --> 00:06:43,837 〈2つの軍の命運を分けた〉 60 00:06:46,840 --> 00:06:48,842 〈そして4日目…〉 61 00:06:48,842 --> 00:06:55,849 〈功を焦り 寒さと疲れにさらされ続けた 15万の金国軍は…〉 62 00:06:55,849 --> 00:06:59,853 (トルイ)ハッハッハッハッハッハッ…! 63 00:06:59,853 --> 00:07:02,856 ハハハハハハハッ…! 64 00:07:04,858 --> 00:07:07,861 (馬のいななき) 65 00:07:07,861 --> 00:07:11,865 〈モンゴル軍の攻撃に なすすべなく…〉 66 00:07:14,868 --> 00:07:16,870 てえーっ! 67 00:07:20,874 --> 00:07:22,876 (兵士たち)うわあっ…! 68 00:07:24,878 --> 00:07:26,880 〈壊滅した〉 69 00:07:26,880 --> 00:07:35,822 ♬~ 70 00:07:35,822 --> 00:07:39,826 戻らねば… 都に…。 71 00:07:39,826 --> 00:07:47,834 ♬~ 72 00:07:47,834 --> 00:07:49,836 間に合ったな! 73 00:07:57,844 --> 00:07:59,846 兄上~! 74 00:07:59,846 --> 00:08:02,849 トルイ! よくやってくれたね! 75 00:08:02,849 --> 00:08:04,851 なんの! 76 00:08:04,851 --> 00:08:07,854 (においを嗅ぐ音) 77 00:08:07,854 --> 00:08:10,857 (トルイ)テングリが 兄上の軍旗に味方したのです! 78 00:08:11,858 --> 00:08:15,862 (オゴタイ)俺は 良い弟を持って幸せだ。 79 00:08:16,863 --> 00:08:18,865 ヘヘ…。 80 00:08:20,867 --> 00:08:23,870 どうしました? 将軍。 81 00:08:23,870 --> 00:08:26,873 昔を思い出していた。 82 00:08:26,873 --> 00:08:30,877 (スベエデイの声)チンギス・カンが まだ草原の長たちと争っていた頃→ 83 00:08:30,877 --> 00:08:33,880 敵がジャダミシを使ったことがあった。 84 00:08:34,814 --> 00:08:38,818 (スベエデイの声) しかし 嵐はチンギス・カンではなく→ 85 00:08:38,818 --> 00:08:40,820 敵軍の上に降りかかった。 86 00:08:40,820 --> 00:08:46,826 ♬~ 87 00:08:46,826 --> 00:08:51,831 (スベエデイの声) トルイさまを見ていると まるで…。 88 00:08:51,831 --> 00:08:54,834 将軍 よしましょう そんな話。 89 00:08:55,835 --> 00:08:57,837 (スベエデイ)忘れてくれ。 90 00:08:58,838 --> 00:09:03,843 〈冬が過ぎ 春が終わる頃…〉 91 00:09:03,843 --> 00:09:07,847 〈オゴタイとトルイは モンゴルへの帰国の途につき→ 92 00:09:07,847 --> 00:09:13,853 金国の都 開封の攻略は 宿将たちに委ねられた〉 93 00:09:13,853 --> 00:09:16,856 〈それで十分だった〉 94 00:09:18,858 --> 00:09:20,860 〈これより2年後→ 95 00:09:20,860 --> 00:09:24,864 金国は その歴史に幕を下ろす〉 96 00:09:34,808 --> 00:09:38,812 (テムゲ)巻き狩りは大成功だったわけだ。 97 00:09:38,812 --> 00:09:41,815 なあ ブラルダイ。 (オタイ)オタイです 父上。 98 00:09:43,817 --> 00:09:48,822 (テムゲ)《…で 結局 俺は損しなかったが 一番の得もしていない》 99 00:09:48,822 --> 00:09:51,825 《一番の得は どっちだった…?》 100 00:09:52,826 --> 00:09:58,832 ♬~ 101 00:09:58,832 --> 00:10:00,834 (キルギスタニ)あっ! 102 00:10:04,838 --> 00:10:07,841 (女性たちの歓声) 103 00:10:07,841 --> 00:10:09,843 大勝利 おめでとうございます。 104 00:10:10,844 --> 00:10:13,847 ボラクチン 元気そうで良かった。 105 00:10:13,847 --> 00:10:18,852 あなたには お土産がある。 そのうち届くから楽しみにしててね。 106 00:10:19,853 --> 00:10:23,857 うたげの支度ができています。 どうぞ こちらへ。 107 00:10:23,857 --> 00:10:27,861 ねえ 大カアン お土産って何? 私にもある? 108 00:10:27,861 --> 00:10:29,863 (オゴタイ)フフフ… もちろん。 109 00:10:29,863 --> 00:10:31,865 (キルギスタニ)え~ なんだろう~? 110 00:10:31,865 --> 00:10:39,873 ♬~ 111 00:10:39,873 --> 00:10:41,875 シラ! 112 00:10:45,879 --> 00:10:48,882 (シラ)よう 久しぶり。 どうして ここに? 113 00:10:48,882 --> 00:10:52,886 しばらくトルイさまのそばにいろって ソルコクタニさまが…。 114 00:10:54,888 --> 00:10:57,891 (人々の騒ぎ声) 115 00:10:57,891 --> 00:11:03,897 ♬~ 116 00:11:03,897 --> 00:11:06,900 兄上 次は どこを攻めます? 117 00:11:07,901 --> 00:11:09,903 まずは都をつくりたいかなあ。 118 00:11:12,906 --> 00:11:15,909 (ドレゲネ)ファーティマ。 はい ドレゲネさま。 119 00:11:15,909 --> 00:11:17,911 今日は もう下がっていいわ。 120 00:11:17,911 --> 00:11:20,914 私の天幕にも… 来ないでちょうだい。 121 00:11:20,914 --> 00:11:22,916 え…? 122 00:11:22,916 --> 00:11:27,921 ♬~ 123 00:11:31,858 --> 00:11:36,863 《ドレゲネさま… 最近 あまり話をしなくなった…》 124 00:11:36,863 --> 00:11:39,866 《なんだか 私を避けてるみたい》 125 00:11:41,868 --> 00:11:44,871 《天幕にも来るな なんて…》 126 00:11:44,871 --> 00:11:46,873 《えっ!》 127 00:11:48,875 --> 00:11:50,877 《大カアン…!?》 128 00:11:53,880 --> 00:11:59,886 《オゴタイとトルイが それぞれの属領へ帰還する そのさなか…》 129 00:12:01,888 --> 00:12:03,890 大カアン? うう…。 130 00:12:03,890 --> 00:12:08,895 大カアン!! 止まれ! 大カアン 大丈夫ですか!? 131 00:12:08,895 --> 00:12:12,899 (オゴタイ)ハア… ハア…! (イルケ)大カアン! 誰か 医者を呼べ! 132 00:12:12,899 --> 00:12:16,903 〈皇帝オゴタイは 急な病に倒れた〉 133 00:12:21,908 --> 00:12:23,910 (キルギスタニの泣き声) 134 00:12:23,910 --> 00:12:25,912 大カアン…! (泣き声) 135 00:12:25,912 --> 00:12:27,914 (従者)きっと遠征でお疲れなのでしょう。 136 00:12:27,914 --> 00:12:29,916 大丈夫ですよ。 (キルギスタニ)おいたわしい…。 137 00:12:31,851 --> 00:12:34,854 《何かしら…。 嫌な予感が…》 138 00:12:34,854 --> 00:12:36,856 《何かが変な気がする…》 139 00:12:36,856 --> 00:12:38,858 (モゲ)奴隷ちゃん! 140 00:12:38,858 --> 00:12:40,860 (モゲ)ちょっと来て。 141 00:12:42,862 --> 00:12:44,864 大カアンは 毒を盛られた。 142 00:12:44,864 --> 00:12:46,866 毒!? 143 00:12:46,866 --> 00:12:50,870 (モゲ)今度は あたしの思い込みじゃないよ。 ボラクチンが言ったんだもの。 144 00:12:50,870 --> 00:12:54,874 奴隷ちゃん あなたはボラクチンを助けてくれた。 145 00:12:54,874 --> 00:12:57,877 だから… 疑いたくない。 146 00:12:57,877 --> 00:12:59,879 どういう意味ですか? 147 00:13:00,880 --> 00:13:04,884 大カアンの症状… ボラクチンと一緒だった。 148 00:13:04,884 --> 00:13:07,887 「鉱山のほこり」の毒だ。 149 00:13:07,887 --> 00:13:12,892 そして ボラクチンが持ってた鉱山のほこりが なくなってたんだ! 150 00:13:12,892 --> 00:13:16,896 あれが あそこにあるってこと 知ってる人は少ないよ。 151 00:13:16,896 --> 00:13:20,900 モゲさま! 誓って私は この件 何も存じません!! 152 00:13:20,900 --> 00:13:22,902 決して 大カアンのお命を狙ったり…。 153 00:13:22,902 --> 00:13:24,904 良かった! あなたじゃないね! 154 00:13:24,904 --> 00:13:26,906 えっ まだ弁明も何も…。 155 00:13:26,906 --> 00:13:29,909 いいよ 聞いたって分かんないし。 156 00:13:29,909 --> 00:13:32,845 でもね あたし 頭は悪いけど→ 157 00:13:32,845 --> 00:13:35,848 嘘ついてるかどうかは なんとなく分かるんだ! 158 00:13:37,850 --> 00:13:39,852 迷子だな。 159 00:13:41,854 --> 00:13:44,857 (モゲ)あっ! 今 「本当か?」って思ったな! 160 00:13:44,857 --> 00:13:47,860 でも あなたじゃないとすると…→ 161 00:13:47,860 --> 00:13:50,863 ドレゲネってことになるな。 162 00:13:53,866 --> 00:14:18,891 ♬~ 163 00:14:18,891 --> 00:14:20,893 ⚞(モゲ)奴隷ちゃん。 164 00:14:23,896 --> 00:14:27,900 ドレゲネが 鉱山のほこりを持ってた。 165 00:14:27,900 --> 00:14:31,838 今は 取り調べのために拘束されてるって。 166 00:14:31,838 --> 00:14:33,840 ドレゲネさま…。 167 00:14:33,840 --> 00:14:37,844 《嘘… どうして? 何かの罠…?》 168 00:14:37,844 --> 00:14:41,848 でね 奴隷ちゃん あなたに頼みがあるんだ。 169 00:14:50,857 --> 00:14:53,860 ボラクチンさまの天幕…? 170 00:14:53,860 --> 00:14:55,862 入って。 171 00:14:56,863 --> 00:14:58,865 失礼します。 172 00:14:59,866 --> 00:15:02,869 ファーティマ よく来てくれた。 173 00:15:06,873 --> 00:15:09,876 (ボラクチン)おまえを呼んだのは他でもない。 174 00:15:09,876 --> 00:15:12,879 大カアンを助けてほしいのだ。 175 00:15:12,879 --> 00:15:14,881 お医者さまは なんと? 176 00:15:14,881 --> 00:15:19,886 医者は… ドレゲネが接近したかもしれなくてな。 177 00:15:19,886 --> 00:15:23,890 今は 誰を信頼して良いかも分からないのだ。 178 00:15:24,891 --> 00:15:26,893 助けてくれ 頼む。 179 00:15:26,893 --> 00:15:35,835 ♬~ 180 00:15:35,835 --> 00:15:37,837 確かに…→ 181 00:15:37,837 --> 00:15:44,844 この症状は 以前のボラクチンさまと同じ 鉱山のほこりの毒で間違いないようです。 182 00:15:45,845 --> 00:15:49,849 《もう半分以上 使ってしまった…》 183 00:15:49,849 --> 00:15:53,853 (シタラの声)私が あなたさまの 新たなジャダ石となりましょう。 184 00:15:54,854 --> 00:15:57,857 ボラクチンさま 一つ伺ってもよろしいですか? 185 00:15:57,857 --> 00:15:59,859 (ボラクチン)なんだ? 186 00:15:59,859 --> 00:16:02,862 ドレゲネさまは どうして 大カアンに毒など…? 187 00:16:02,862 --> 00:16:08,868 そうか ドレゲネは おまえの主人だったな。 さぞ驚いていることだろう。 188 00:16:08,868 --> 00:16:12,872 だが あの女は愚かだ。 189 00:16:13,873 --> 00:16:18,878 (ボラクチンの声)あれは以前から 大カアンへの恨みを公然と口にしていた。 190 00:16:18,878 --> 00:16:23,883 そこに おまえという知恵を得て この凶行に及んだのだろう。 191 00:16:23,883 --> 00:16:28,888 きっと 最後には おまえに全ての罪を着せ 逃げるつもりだったのだ。 192 00:16:28,888 --> 00:16:31,824 まさか…! 193 00:16:31,824 --> 00:16:33,826 あり得ません! 194 00:16:33,826 --> 00:16:35,828 なぜ そう言える? 195 00:16:35,828 --> 00:16:41,834 だって… あの方は 私になんでもお話しくださいました。 196 00:16:41,834 --> 00:16:46,839 《あの方が ずっと 胸の内に抱いていること…》 197 00:16:46,839 --> 00:16:49,842 《かつて愛していた人たちのことも…》 198 00:16:49,842 --> 00:16:51,844 《抱え続ける怒りも…》 199 00:16:51,844 --> 00:16:53,846 (ボラクチン)本当にそうかな? 200 00:16:53,846 --> 00:16:55,848 え…。 201 00:16:55,848 --> 00:16:59,852 ファーティマ おまえは ソルコクタニのところからやって来た。 202 00:16:59,852 --> 00:17:03,856 そんな素性のおまえを やすやすと信用するほど→ 203 00:17:03,856 --> 00:17:06,859 ドレゲネは お人よしではない。 204 00:17:06,859 --> 00:17:11,864 思い出してみなさい。 あの女 怪しいところもあったのではないか? 205 00:17:14,867 --> 00:17:17,870 《ドレゲネさま… まさか…》 206 00:17:20,873 --> 00:17:27,880 ボラクチンさま この石を砕いて 毎日 大カアンに飲ませてください。 207 00:17:27,880 --> 00:17:31,817 もし足りなかったら 別のジャダ石を探してください。 208 00:17:31,817 --> 00:17:33,819 できれば これと同じ色合いの石を。 209 00:17:33,819 --> 00:17:35,821 ああ…! 210 00:17:35,821 --> 00:17:37,823 礼を言うぞ。 211 00:17:37,823 --> 00:17:44,830 ♬~ 212 00:17:45,831 --> 00:17:47,833 兄上が倒れた!? 213 00:17:47,833 --> 00:17:49,835 それで病状は? 治るんだろうな!? 214 00:17:49,835 --> 00:17:55,841 (シラ)なんの病気かは分かりませんでしたが 東西の医者を集めて治療しているそうです。 215 00:17:55,841 --> 00:17:57,843 既に回復の兆しもあるとか。 216 00:17:57,843 --> 00:17:59,845 そうか…! 217 00:17:59,845 --> 00:18:02,848 ボラクチン大カトゥンは カムを呼んで祈祷をするそうで→ 218 00:18:02,848 --> 00:18:05,851 トルイさまにも立ち会っていただきたいと。 219 00:18:05,851 --> 00:18:08,854 (トルイ)分かった! すぐ行こう! (ソルコクタニ)待って! トルイ! 220 00:18:10,856 --> 00:18:12,858 (トルイ)ソルコクタニ…。 221 00:18:12,858 --> 00:18:15,861 なんだか引っかかるわ 急な病なんて。 222 00:18:15,861 --> 00:18:18,864 シラ ファーティマは なんて? 223 00:18:18,864 --> 00:18:20,866 それが…。 224 00:18:20,866 --> 00:18:25,871 外国の医者に頼ってばかりでは 良く思わない人も多い。 225 00:18:25,871 --> 00:18:29,875 だから モンゴルの伝統にのっとって 祈祷もしておきたい。 226 00:18:29,875 --> 00:18:31,811 そういうことだそうよ。 227 00:18:31,811 --> 00:18:33,813 なるほどな。 228 00:18:33,813 --> 00:18:35,815 ソルコクタニさまに伝えて。 229 00:18:36,816 --> 00:18:38,818 ご安心ください。 230 00:18:38,818 --> 00:18:43,823 ボラクチンさまは聡明で 信頼できるお方ですわ。 231 00:18:45,825 --> 00:18:50,830 (ソルコクタニ)確かに ボラクチンカトゥンは聡明な方だと聞くわ。 232 00:18:50,830 --> 00:18:53,833 (トルイ)心配しすぎだ ソルコクタニ。 233 00:18:53,833 --> 00:18:57,837 祈祷だぞ? 初めから疑ってどうする。 234 00:18:57,837 --> 00:19:00,840 兄上は 戦でもテングリが味方したお方。 235 00:19:00,840 --> 00:19:04,844 今度も きっと テングリがお守りくださるさ! 236 00:19:04,844 --> 00:19:06,846 …ええ。 237 00:19:14,854 --> 00:19:17,857 《初めから疑ってどうする…》 238 00:19:17,857 --> 00:19:19,859 《それもそうね》 239 00:19:19,859 --> 00:19:21,861 《ファーティマが言うのだから 信じましょう》 240 00:19:21,861 --> 00:19:30,870 (住民たちのざわめき) 241 00:19:30,870 --> 00:19:32,805 (住民)大カアンがご病気だって? 242 00:19:32,805 --> 00:19:35,808 誰かの呪詛ってうわさもあるらしい。 243 00:19:35,808 --> 00:19:38,811 しっ! 呪詛だなんて 軽々しく言うんじゃないよ! 244 00:19:38,811 --> 00:19:42,815 《ドレゲネさま… もう一度会って話したい》 245 00:19:42,815 --> 00:19:46,819 《この騒ぎの中なら なんとかなるかしら》 246 00:19:51,824 --> 00:19:54,827 ♬~(太鼓) 247 00:19:54,827 --> 00:20:08,841 ♬~ 248 00:20:08,841 --> 00:20:13,846 (オゴタイ)ハア… ハア…。 249 00:20:13,846 --> 00:20:24,857 ♬~ 250 00:20:28,861 --> 00:20:31,864 ♬~(太鼓) 251 00:20:31,864 --> 00:20:35,868 (カム)器の水に悪霊たちを封じました。 252 00:20:35,868 --> 00:20:42,875 守護霊たちが申すには 病人を助けるために身代わりが必要です。 253 00:20:42,875 --> 00:20:45,878 誰か この水を飲み干してください。 254 00:20:50,883 --> 00:20:52,885 私が飲もう。 255 00:20:53,886 --> 00:20:55,888 (ボラクチン)どうせ 老いた身だ。 256 00:20:57,890 --> 00:21:00,893 (カム)お待ちください。 257 00:21:00,893 --> 00:21:03,896 身代わりは血縁の方がいいでしょう。 258 00:21:04,897 --> 00:21:06,899 何? 259 00:21:06,899 --> 00:21:09,902 つまり 大カアンのお子さまか お孫さまか…→ 260 00:21:09,902 --> 00:21:12,905 あるいは ご兄弟。 261 00:21:18,911 --> 00:21:20,913 なら 俺だな。 262 00:21:21,914 --> 00:21:23,916 (クチュ)叔父上…。 263 00:21:23,916 --> 00:21:41,867 ♬~ 264 00:21:41,867 --> 00:21:43,869 (トルイ)テングリよ→ 265 00:21:43,869 --> 00:21:47,873 もし 罪によって 兄上の魂を連れ去ったのなら→ 266 00:21:47,873 --> 00:21:51,877 あなたは もっと罪深い魂をご存じのはず。 267 00:21:51,877 --> 00:21:56,882 兄上より多くの敵を殺し 多くのものを俺は奪った。 268 00:22:01,887 --> 00:22:03,889 いや 待てよ? 269 00:22:03,889 --> 00:22:08,894 テングリが才能を見込んで おそばに召したとも考えられるか。 270 00:22:08,894 --> 00:22:10,896 まっ その場合でも俺ですね。 271 00:22:10,896 --> 00:22:20,906 ♬~ 272 00:22:20,906 --> 00:22:27,913 (飲む音) 273 00:22:27,913 --> 00:22:40,926 ♬~ 274 00:22:41,861 --> 00:22:47,867 ♬~