1 00:00:34,935 --> 00:00:36,937 (モゲ)大カアンは 毒を盛られた。 2 00:00:36,937 --> 00:00:38,939 でも あなたじゃないとすると…→ 3 00:00:38,939 --> 00:00:40,941 ドレゲネってことになるな。 4 00:00:41,942 --> 00:00:47,948 (カム)守護霊たちが申すには 病人を助けるために身代わりが必要です。 5 00:00:47,948 --> 00:00:51,952 誰か この水を飲み干してください。 6 00:00:53,954 --> 00:00:55,956 (トルイ)なら 俺だな。 7 00:00:55,956 --> 00:01:06,967 ♬~ 8 00:01:07,968 --> 00:01:16,977 ♬~ 9 00:02:53,940 --> 00:02:56,943 (オゴタイ)うう…。 10 00:02:58,945 --> 00:03:00,947 (オゴタイ)苦しい…。 11 00:03:00,947 --> 00:03:03,950 体が動かない…。 12 00:03:05,952 --> 00:03:10,957 (オゴタイ)ここは… 地底の奥深くか…。 13 00:03:10,957 --> 00:03:13,960 不滅の世界…→ 14 00:03:13,960 --> 00:03:16,963 精霊たちのすむ世界…。 15 00:03:16,963 --> 00:03:22,969 カムたちだって こんな所まで魂を探しに来ないだろう…。 16 00:03:22,969 --> 00:03:26,973 このまま ずっと ここに とらわれ続けるのか? 17 00:03:26,973 --> 00:03:29,976 (トルイの声)兄上! (足音) 18 00:03:30,977 --> 00:03:32,913 (トルイ)兄上 こんな所に! 19 00:03:32,913 --> 00:03:35,916 (オゴタイの声)トルイ… どうして ここに? 20 00:03:36,917 --> 00:03:39,920 兄上を探しに来たんですよ! 21 00:03:39,920 --> 00:03:43,924 天上も地底も くまなく巡って やっとここへ たどり着きました。 22 00:03:43,924 --> 00:03:46,927 さあ 帰りましょう。 23 00:03:47,928 --> 00:03:49,930 (オゴタイ)トルイ…。 24 00:03:49,930 --> 00:03:52,933 ああ… それが 駄目なんだ…。 25 00:03:53,934 --> 00:03:56,937 (オゴタイの声) この天幕から魂が一つでもなくなれば→ 26 00:03:56,937 --> 00:03:59,940 精霊たちが気付いてしまう。 27 00:03:59,940 --> 00:04:02,943 怒って 地上に災いをもたらすかも…。 28 00:04:02,943 --> 00:04:14,955 ♬~ 29 00:04:14,955 --> 00:04:18,959 では このトルイが 身代わりになりましょう。 30 00:04:18,959 --> 00:04:20,961 えっ? 31 00:04:21,962 --> 00:04:23,964 (オゴタイの声)トルイ 何を!? 32 00:04:23,964 --> 00:04:29,970 だって 俺は戦争しかできないけど 宿敵の金国は もう倒してしまったし。 33 00:04:29,970 --> 00:04:32,973 ハハハハハハッ…! 34 00:04:36,910 --> 00:04:38,912 ふむ! 35 00:04:44,918 --> 00:04:49,923 (トルイ) これからは 賢い兄上がつくる時代だから。 36 00:04:49,923 --> 00:04:51,925 (オゴタイの声)よせ トルイ! 37 00:04:52,926 --> 00:04:55,929 さようなら 兄上! 38 00:04:57,931 --> 00:04:59,933 (オゴタイの声)トルイーッ! 39 00:04:59,933 --> 00:05:03,937 (トルイ)地上では どうか気を付けて! 40 00:05:03,937 --> 00:05:07,941 俺の代わりに ソルコクタニを守ってやってください! 41 00:05:12,946 --> 00:05:14,948 ハッ…! 42 00:05:14,948 --> 00:05:17,951 ハア ハア…→ 43 00:05:17,951 --> 00:05:19,953 ハア…。 44 00:05:21,955 --> 00:05:23,957 (ボラクチン)大カアン! 45 00:05:24,958 --> 00:05:26,960 お目覚めですか? 46 00:05:27,961 --> 00:05:29,963 ボラクチン…? 47 00:05:29,963 --> 00:05:33,967 トルイは… トルイは 今 どこに…! 48 00:05:45,912 --> 00:05:49,916 ⚟(ボラクチン)誰かある! 大カアンがお目覚めになったぞ! 49 00:05:50,917 --> 00:05:55,922 うっ…。 トルイ…。 50 00:05:57,924 --> 00:06:06,933 ♬~ 51 00:06:06,933 --> 00:06:09,936 (シタラ)《カダクさまの天幕がなくなってる…》 52 00:06:10,937 --> 00:06:12,939 《どうして…?》 53 00:06:12,939 --> 00:06:15,942 《ドレゲネさまのこと 何か知ってると思ったのに…》 54 00:06:15,942 --> 00:06:17,944 (ぶつかる音) 55 00:06:20,947 --> 00:06:22,949 これは…。 56 00:06:22,949 --> 00:06:25,952 ⚞(シラ)ファーティマ! ハア ハア…。 57 00:06:25,952 --> 00:06:27,954 シラ? (シラ)ハア ハア…! 58 00:06:27,954 --> 00:06:30,957 (シラ)ハア ハア…。 な… 何? 59 00:06:31,958 --> 00:06:33,960 トルイさまが! 60 00:06:36,897 --> 00:06:38,899 えっ? 61 00:06:41,901 --> 00:06:44,904 (シラの声)祈祷が終わってすぐだった。 62 00:06:49,909 --> 00:06:51,911 (いななき) 63 00:06:51,911 --> 00:06:55,916 (シラの声)トルイさまは 帰る途中で 急に苦しみ出して…。 64 00:06:55,916 --> 00:07:02,923 ♬~ 65 00:07:02,923 --> 00:07:04,925 (トルイ)うう…。 66 00:07:04,925 --> 00:07:10,930 ♬~ 67 00:07:10,930 --> 00:07:14,935 (シラの声)やっと ソルコクタニさまの元に たどり着いたけど…。 68 00:07:16,937 --> 00:07:19,940 (シラの声)間もなく 亡くなった。 69 00:07:19,940 --> 00:07:23,943 (ソルコクタニの泣き声) 70 00:07:23,943 --> 00:07:32,886 ♬~ 71 00:07:32,886 --> 00:07:36,890 (シラ)本当に 大カアンの身代わりになったみたいだ。 72 00:07:36,890 --> 00:07:40,894 まさか… 馬鹿馬鹿しいわ そんなこと。 73 00:07:42,896 --> 00:07:44,898 だとすると…。 74 00:07:47,901 --> 00:07:49,903 暗殺…? 75 00:07:50,904 --> 00:07:54,908 待って…! 昨日から混乱することばかりなの。 76 00:07:54,908 --> 00:07:56,910 何が起きてるのか分からない…! 77 00:07:56,910 --> 00:08:00,914 ファーティマ。 おまえ トルイ家には戻らないほうがいいかもだぜ。 78 00:08:00,914 --> 00:08:02,916 えっ? ソルコクタニさまは→ 79 00:08:02,916 --> 00:08:05,919 最悪を回避するために おまえを送ったんだ。 80 00:08:05,919 --> 00:08:08,922 でも その最悪が起こった。 81 00:08:08,922 --> 00:08:11,925 おまえは信頼を裏切ったんだ。 82 00:08:12,926 --> 00:08:14,928 (シラ)それに→ 83 00:08:14,928 --> 00:08:18,932 トルイさまがいなくなったら トルイ家は終わりだよ。 84 00:08:19,933 --> 00:08:23,937 (シラ)これからは 大カアンに力が集中するかも…。 85 00:08:23,937 --> 00:08:28,942 そうなったら 俺もオゴタイ家に仕えたいなあ~。 86 00:08:28,942 --> 00:08:30,944 あっ…。 87 00:08:30,944 --> 00:08:34,881 なあ ファーティマ。 誰かに口を利いてくれないかなあ。 88 00:08:34,881 --> 00:08:36,883 聞いてる? 89 00:08:39,886 --> 00:08:46,893 (人々の泣き声) 90 00:08:46,893 --> 00:08:50,897 〈「トルイは 大カアンの身代わりになって死んだ」〉 91 00:08:51,898 --> 00:08:57,904 〈それは 真実かもしれないし 真実ではないかもしれない〉 92 00:08:57,904 --> 00:09:00,907 〈ただ 確実なのは→ 93 00:09:00,907 --> 00:09:04,911 いびつなまま保たれていた 帝国の力関係が…〉 94 00:09:05,912 --> 00:09:09,916 〈トルイの死で 大きく動いたということである〉 95 00:09:12,919 --> 00:09:16,923 (チンカイ)続きまして ジャルグチのシギ・クトクより→ 96 00:09:16,923 --> 00:09:19,926 戦利品の報告でございます。 97 00:09:20,927 --> 00:09:24,931 (シギ)金国の都から連れ帰った者たちです。 98 00:09:25,932 --> 00:09:31,938 (シギ)学者 医者 技術者… わが国の発展に貢献することでしょう。 99 00:09:32,872 --> 00:09:35,875 これが お土産ですか。 100 00:09:35,875 --> 00:09:41,881 ♬~ 101 00:09:41,881 --> 00:09:44,884 (キルギスタニ)お呼びでしょうか? 102 00:09:45,885 --> 00:09:47,887 ジャルグチから聞いたぞ。 103 00:09:47,887 --> 00:09:52,892 法に背いて 息子の領地領民を増やすよう 掛け合ったそうだな。 104 00:09:52,892 --> 00:09:55,895 いっ!? ぐぬ…。 105 00:09:55,895 --> 00:09:59,899 私の息子は 金国遠征で大活躍したわ! 106 00:09:59,899 --> 00:10:01,901 そのこと よく分かってるわね!? 107 00:10:01,901 --> 00:10:04,904 (コデン)母上! (キルギスタニ)コデンちゃん…! 108 00:10:04,904 --> 00:10:06,906 すみません! 母のことは忘れて! 109 00:10:06,906 --> 00:10:08,908 ⚞(キルギスタニ) コデンちゃん ちょっと 下ろしなさい! 110 00:10:08,908 --> 00:10:11,911 ⚞(キルギスタニ)あなたのために言ってるのよ! ⚞(コデン)母上! 落ち着いてください! 111 00:10:13,913 --> 00:10:15,915 そ… それは…。 112 00:10:15,915 --> 00:10:17,917 (ボラクチン)その願い→ 113 00:10:17,917 --> 00:10:20,920 かなうかもしれないぞ。 114 00:10:21,921 --> 00:10:23,923 (キルギスタニ)…えっ? 115 00:10:24,924 --> 00:10:27,927 フフフフ…。 116 00:10:37,937 --> 00:10:39,939 う~ん… よいしょ。 117 00:10:39,939 --> 00:10:41,941 ヘヘ…。 エヘヘ…。 118 00:10:46,946 --> 00:10:48,948 (ボラクチン)ファーティマ。 119 00:10:49,949 --> 00:10:51,951 ボラクチンさま! 120 00:10:54,954 --> 00:10:56,956 どうして ここに? 121 00:10:56,956 --> 00:11:00,960 (ボラクチン)おまえの働きで 大カアンは見事に回復された。 122 00:11:00,960 --> 00:11:02,962 そのお礼がしたかったのだ。 123 00:11:04,964 --> 00:11:06,966 (ボラクチン)これを おまえにやろう。 124 00:11:07,967 --> 00:11:09,969 えっ? 125 00:11:10,970 --> 00:11:12,972 『原論』…。 126 00:11:12,972 --> 00:11:16,976 (ボラクチン)おまえが欲しがっていると ソルコクタニに話したら→ 127 00:11:16,976 --> 00:11:18,978 快く譲ってくれたよ。 128 00:11:19,979 --> 00:11:21,981 私が欲しがって…。 129 00:11:22,982 --> 00:11:25,985 ハッ…! それをどこで!? 130 00:11:26,986 --> 00:11:28,988 ドレゲネさまがおっしゃったのですか? 131 00:11:28,988 --> 00:11:30,990 ファーティマ。 132 00:11:31,991 --> 00:11:34,994 あの女のことは もう忘れなさい。 133 00:11:35,929 --> 00:11:39,933 (ボラクチン)あの天幕も 今日のうちに解体しよう。 134 00:11:39,933 --> 00:11:42,936 おまえは私の天幕のそばへおいで。 135 00:11:43,937 --> 00:11:45,939 ボラクチンさま…! 136 00:11:45,939 --> 00:11:48,942 (ボラクチン)ついてきなさい。 見せたいものがある。 137 00:11:53,947 --> 00:11:55,949 はあ…! 138 00:11:55,949 --> 00:12:00,954 ♬~ 139 00:12:00,954 --> 00:12:05,959 全て ソルコクタニさまから 譲り受けたのですか? 140 00:12:05,959 --> 00:12:08,962 (ボラクチン)ああ 寛大なことだ。 141 00:12:08,962 --> 00:12:11,965 で… ですが… あの方は…。 142 00:12:12,966 --> 00:12:14,968 (ソルコクタニ)私は知りたいの。 143 00:12:14,968 --> 00:12:18,972 モンゴルの馬蹄及ぶ限りの いろいろな土地のことを。 144 00:12:19,973 --> 00:12:24,978 (ボラクチン)トルイが あんなことになったのは 不幸だった。 だが…。 145 00:12:25,979 --> 00:12:28,982 私は これを天命だと思う。 146 00:12:29,983 --> 00:12:35,922 大カアンには この帝国を新たな時代へ導く知恵がある。 147 00:12:35,922 --> 00:12:41,928 …が それをかなえるにも トルイがいては難しかった。 148 00:12:41,928 --> 00:12:43,930 おまえも言っていただろう? 149 00:12:43,930 --> 00:12:49,936 力も知識も トルイ家に偏るのは恐ろしいと。 150 00:12:51,938 --> 00:12:56,943 私は この機会に ゆがみを正す。 151 00:12:56,943 --> 00:12:58,945 ファーティマ。 152 00:12:58,945 --> 00:13:03,950 これからの帝国をつくるのは力でない。 知恵だ。 153 00:13:03,950 --> 00:13:08,955 自分の知恵を存分に使ってみたいと 思わないか? 154 00:13:08,955 --> 00:13:11,958 こんなに楽しいことはないぞ。 155 00:13:25,972 --> 00:13:27,974 うっ…。 156 00:13:30,977 --> 00:13:38,918 ♬~ 157 00:13:38,918 --> 00:13:44,924 《こんな景色… トゥースにいたら 一生 見ることはなかった》 158 00:13:44,924 --> 00:13:47,927 (ムハンマド)僕は… 旅に出ようと思う。 159 00:13:47,927 --> 00:13:50,930 あらゆる知恵と出会いたい。 160 00:13:50,930 --> 00:13:52,932 真理を探して…。 161 00:13:56,936 --> 00:13:58,938 《ムハンマドさま…》 162 00:13:58,938 --> 00:14:03,943 《私ね あの時 悔しかったの》 163 00:14:03,943 --> 00:14:05,945 《うらやましかった》 164 00:14:05,945 --> 00:14:10,950 《どこへでも旅立っていける あなたが…》 165 00:14:11,951 --> 00:14:18,958 《私は あなたの短かった一生分より たくさんのことを知ったわ》 166 00:14:18,958 --> 00:14:21,961 《もしかして 私…》 167 00:14:22,962 --> 00:14:25,965 《もう 前に進んでもいいのかも…》 168 00:14:27,967 --> 00:14:29,969 (すさまじい金属音) 169 00:14:31,971 --> 00:14:35,975 (転がる音) 170 00:14:39,912 --> 00:14:43,916 (男性)なんだ!? 何事だ? (男性)おい 大丈夫か!? 171 00:14:43,916 --> 00:14:46,919 すみません 柱が倒れてしまって。 172 00:14:46,919 --> 00:14:49,922 雷でも落ちたのかと思ったな。 173 00:14:53,926 --> 00:14:56,929 (ムハンマドの声) アハハッ。 みんな 慌てちゃって。 174 00:15:00,933 --> 00:15:04,937 君は 今 自分の身が どこにあるかも 何が起こっているかも→ 175 00:15:04,937 --> 00:15:09,942 この先 どんなことが起きるかも まるで分からないでいる。 176 00:15:12,945 --> 00:15:17,950 《私が ムハンマドさまより 賢くなったですって?》 177 00:15:17,950 --> 00:15:20,953 《自分の身が どこにあるか…》 178 00:15:21,954 --> 00:15:25,958 《エウクレイデス 『原論』…》 179 00:15:25,958 --> 00:15:28,961 《奥さまが守ろうとした『原論』》 180 00:15:28,961 --> 00:15:34,901 《奥さまが命を落とすきっかけになった 『原論』》 181 00:15:34,901 --> 00:15:38,905 《その奥さまを手にかけた仇も もういない》 182 00:15:38,905 --> 00:15:41,908 《私の生きる目的は→ 183 00:15:41,908 --> 00:15:45,912 奥さまの奴隷として この本を取り戻すこと》 184 00:15:46,913 --> 00:15:52,919 ファーティマ奥さま… それも もう かなってしまいました…。 185 00:15:54,921 --> 00:15:56,923 奴隷…。 186 00:15:57,924 --> 00:15:59,926 ハッ…! 187 00:16:00,927 --> 00:16:02,929 ボラクチンさま。 188 00:16:02,929 --> 00:16:07,934 私が なぜ この本を欲しがっていたか お聞き及びでしょうか? 189 00:16:07,934 --> 00:16:12,939 ん? それは 幾何学という学問の本だろう。 190 00:16:12,939 --> 00:16:16,943 おまえは かねてより興味を持っていたと 聞いているが? 191 00:16:16,943 --> 00:16:20,947 確か おまえの父親が学者であったとかで…。 192 00:16:27,954 --> 00:16:30,957 ええ そのとおりですわ。 193 00:16:33,893 --> 00:16:42,902 ♬~ 194 00:16:42,902 --> 00:16:44,904 《これで 一つ分かった》 195 00:16:44,904 --> 00:16:49,909 《ボラクチンさまは ドレゲネさまから この本のことを聞いた》 196 00:16:49,909 --> 00:16:53,913 《何があったのかは分からないけれど…→ 197 00:16:53,913 --> 00:16:55,915 はっきりしてるのは…》 198 00:16:56,916 --> 00:16:59,919 私の名はシタラ。 奴隷です。 199 00:16:59,919 --> 00:17:05,925 (ドレゲネ)だから メルキト人だったことは 誰にもあげない秘密にしたのです。 200 00:17:05,925 --> 00:17:07,927 あなたも秘密にしてね…。 201 00:17:08,928 --> 00:17:11,931 《ドレゲネさまは守ってくれたんだわ》 202 00:17:11,931 --> 00:17:13,933 《私たちの秘密を》 203 00:17:13,933 --> 00:17:15,935 《私たちの怒りを》 204 00:17:15,935 --> 00:17:27,947 ♬~ 205 00:17:33,886 --> 00:17:36,889 (シラ)今日も お疲れ。 (いななき) 206 00:17:57,910 --> 00:17:59,912 ああ~…。 207 00:18:01,914 --> 00:18:06,919 ♬~(口笛) 208 00:18:06,919 --> 00:18:08,921 ♬~(口笛) 209 00:18:08,921 --> 00:18:10,923 シラ。 210 00:18:10,923 --> 00:18:14,927 (シラ)ファーティマ!? 戻ってくるなって言ったろ! 211 00:18:14,927 --> 00:18:17,930 聞きたいことがあるの。 協力してくれたら→ 212 00:18:17,930 --> 00:18:21,934 大カアンにでも大カトゥンにでも 紹介してあげるわ。 213 00:18:21,934 --> 00:18:23,936 なんでも聞いてくれよな。 214 00:18:23,936 --> 00:18:28,941 あなた 「トルイ家は もう終わり」って 言ったわよね。 どうして? 215 00:18:28,941 --> 00:18:31,944 そりゃあ トルイさま亡き後→ 216 00:18:31,944 --> 00:18:33,879 遺されたソルコクタニさまたちが→ 217 00:18:33,879 --> 00:18:36,882 あの勢力を維持できるとは 思えないからだよ。 218 00:18:36,882 --> 00:18:39,885 現に この間だって…。 219 00:18:40,886 --> 00:18:44,890 (フレグ)母上の本 だいぶ持っていかれちゃったね。 220 00:18:45,891 --> 00:18:48,894 ねえ このまま黙ってていいの? 221 00:18:48,894 --> 00:18:51,897 あの本… 『原論』→ 222 00:18:51,897 --> 00:18:55,901 父上が 母上のために ペルシアから持ち帰った本なんでしょ? 223 00:18:56,902 --> 00:18:59,905 (ソルコクタニ)もういいの…。 224 00:18:59,905 --> 00:19:02,908 もう 私には必要ないもの。 225 00:19:02,908 --> 00:19:06,912 全部あげるわ 大カトゥンに。 226 00:19:07,913 --> 00:19:11,917 ちぇっ。 俺は 諦めた奴についていくなんて ごめんだからな。 227 00:19:12,918 --> 00:19:14,920 えっ!? 228 00:19:14,920 --> 00:19:20,926 全部 あの人の… ボラクチンさまの 手のひらの上だったんだわ…! 229 00:19:20,926 --> 00:19:23,929 悔しい…! 230 00:19:23,929 --> 00:19:29,935 私 自分が誰より賢いつもりで 何も知らないまま挑んでたんだ…! 231 00:19:29,935 --> 00:19:31,937 ああ…。 232 00:19:31,937 --> 00:19:36,876 (すすり泣き) 233 00:19:36,876 --> 00:19:40,880 でも 今は 悔しがってる場合じゃないわ。 234 00:19:43,883 --> 00:19:47,887 シラ。 お願い 協力して! 235 00:19:47,887 --> 00:19:50,890 今すぐ助けたい人がいるの! チュウ! 236 00:19:50,890 --> 00:19:54,894 (シラ)えっ あっ… おい! 置いていくなよ! 237 00:19:55,895 --> 00:19:57,897 チュウ! 238 00:19:57,897 --> 00:20:22,922 ♬~ 239 00:20:22,922 --> 00:20:47,947 ♬~ 240 00:20:50,950 --> 00:20:52,952 カダクさま。 (カダク)ん? 241 00:20:52,952 --> 00:20:55,955 ファーティマ!? なんで ここが? 242 00:20:55,955 --> 00:20:58,958 これ カダクさまの焼き印ですよね? 243 00:20:58,958 --> 00:21:00,960 (カダク)あっ…! 244 00:21:01,961 --> 00:21:06,966 カダクさま! ドレゲネさまは どこ!? 無事でいらっしゃるんでしょうね!? 245 00:21:09,969 --> 00:21:14,974 俺だって 今 ドレゲネさまを救うために 手を尽くしているんだよ! 246 00:21:14,974 --> 00:21:16,976 俺の主人のご命令でな。 247 00:21:16,976 --> 00:21:19,979 主人? ドレゲネさまじゃないんですか? 248 00:21:19,979 --> 00:21:21,981 だから 違うって 何度も…! 249 00:21:21,981 --> 00:21:23,983 (舌打ち) 250 00:21:24,984 --> 00:21:27,987 話せば長くなる。 ついてこい! 251 00:21:33,926 --> 00:21:36,929 (カダク)グユクさま 入りますよ。 252 00:21:37,930 --> 00:21:40,933 あら? 誰もいないぜ? 253 00:21:40,933 --> 00:21:44,937 (カダク)グユクさま 私です。 カダクです。 254 00:21:44,937 --> 00:21:46,939 (グユク)ヒッ…! 255 00:21:48,941 --> 00:21:50,943 (グユク)あっ カダク…。 256 00:21:52,945 --> 00:21:54,947 (グユク)なんだ おまえか…。 257 00:21:54,947 --> 00:21:56,949 知らない者が来たのかっ…! 258 00:21:57,950 --> 00:21:59,952 は… 初めまして…。 259 00:21:59,952 --> 00:22:01,954 (グユク)うわあ~っ!? 260 00:22:01,954 --> 00:22:05,958 カダク! カダク! 誰だ!? 追い出せ! 261 00:22:05,958 --> 00:22:09,962 (カダク)あー… グユクさまは気分に波があるんだ。 262 00:22:09,962 --> 00:22:13,966 今日は無理っぽいから 帰れ。 (シタラ・シラ)ええっ!? 263 00:22:13,966 --> 00:22:15,968 おいおい そりゃないぜ。 264 00:22:15,968 --> 00:22:17,970 そうですよ! どういうことですか!? 265 00:22:17,970 --> 00:22:21,974 いや だから…。 (グユク)カダク~…。 266 00:22:21,974 --> 00:22:24,977 お願いです! あの方がどなたか知りませんけど→ 267 00:22:24,977 --> 00:22:28,981 ドレゲネさまのお力に…。 (カダク)ドレゲネさまのご長男だよ! 268 00:22:31,984 --> 00:22:33,919 はあ…。 269 00:22:33,919 --> 00:22:39,925 グユクさまは 大カアンとドレゲネさまのご長男だ。 270 00:22:40,926 --> 00:22:42,928 …えっ? 271 00:22:42,928 --> 00:22:48,934 ♬~