1 00:00:02,135 --> 00:00:07,808 <コノハ:中学のころ 私が 書いていた物語は➡️ 2 00:00:07,808 --> 00:00:13,213 自分の名前を付けた かれんな主人公が 活躍する➡️ 3 00:00:13,213 --> 00:00:15,616 恋と魔法の➡️ 4 00:00:15,616 --> 00:00:19,486 冒険ファンタジー> 5 00:00:19,486 --> 00:00:22,623 コノハ!! あんた いっつも 何してんの! 6 00:00:22,623 --> 00:00:25,125 それ 勉強じゃないでしょう! 7 00:00:25,125 --> 00:00:28,629 勉強なんて 必要ないんだよ お母さん。 8 00:00:28,629 --> 00:00:32,132 大切なのは 学力じゃなくて➡️ 9 00:00:32,132 --> 00:00:34,167 魔力なんだから。 魔力!? 10 00:00:34,167 --> 00:00:37,137 <私 こと 佐藤コノハは この時➡️ 11 00:00:37,137 --> 00:00:40,007 いつか 自分は 異世界に 召喚されるのだと➡️ 12 00:00:40,007 --> 00:00:42,042 信じて疑わなかった> 13 00:00:42,042 --> 00:00:44,278 いつ 異世界に 呼ばれるか わかんないから➡️ 14 00:00:44,278 --> 00:00:46,947 今のうちに 現世に 手紙を残しておこうっと。 15 00:00:46,947 --> 00:00:48,949 < とか> 異世界に行ったら➡️ 16 00:00:48,949 --> 00:00:52,152 私 どんな設定になるだろう? やっぱ 美少女になるよね~。 17 00:00:52,152 --> 00:00:54,121 < とか 物語を書いたのも➡️ 18 00:00:54,121 --> 00:00:58,125 すべては 異世界へ行くことを 前提とした 予行演習で➡️ 19 00:00:58,125 --> 00:01:00,794 私にとっては 大切なことだったと思う> 20 00:01:00,794 --> 00:01:02,963 あっ もしもし? 📱 21 00:01:02,963 --> 00:01:04,932 お母さん? 何? 22 00:01:04,932 --> 00:01:07,467 うん 今 仕事帰り。 23 00:01:07,467 --> 00:01:10,337 はぁ? 押し入れのノート? 手紙? 24 00:01:10,337 --> 00:01:13,640 あんたも 実家 出たし 適当に 処分しちゃってもいい? 25 00:01:13,640 --> 00:01:17,144 あ~ うん 必要なものは 全部 持っていったから大丈夫だよ。 26 00:01:17,144 --> 00:01:19,146 📱そう? はいはい わかった 切るわね。 27 00:01:19,146 --> 00:01:22,149 うん。 あっ ノート!! 28 00:01:22,149 --> 00:01:25,118 (ブレーキ音) 29 00:01:27,688 --> 00:01:32,459 《あっ… そういえば あの時の物語って たしか…》 30 00:01:32,459 --> 00:01:37,864 <魔法王国に住む主人公 伯爵令嬢 コノハ カッコ 自分は➡️ 31 00:01:37,864 --> 00:01:40,634 妹の 婚約者候補として訪れた➡️ 32 00:01:40,634 --> 00:01:45,138 ギノフォードという青年と 偶然 庭園で出会い➡️ 33 00:01:45,138 --> 00:01:48,976 お互い ひと目で 恋をする…。 34 00:01:48,976 --> 00:01:52,612 しかし 主役の 2人の前に 立ちはだかったのは➡️ 35 00:01:52,612 --> 00:01:56,116 コノハの妹 イアナだった。 36 00:01:56,116 --> 00:01:58,618 イアナは 根っからの悪女と有名で➡️ 37 00:01:58,618 --> 00:02:01,021 姉や周囲に 嫉妬しては騒ぎ➡️ 38 00:02:01,021 --> 00:02:04,124 当たり散らすような 評判の悪い女だった。 39 00:02:04,124 --> 00:02:06,460 イアナが騒ぐという理由で➡️ 40 00:02:06,460 --> 00:02:09,630 コノハとギノフォードは 堂々と会うことを許されず➡️ 41 00:02:09,630 --> 00:02:12,132 婚約の発表も できずにいた。 42 00:02:12,132 --> 00:02:14,635 コノハは そんな妹でも愛したが➡️ 43 00:02:14,635 --> 00:02:19,106 心の醜いイアナは コノハに 思いつくかぎりの嫌がらせをし➡️ 44 00:02:19,106 --> 00:02:21,608 ついには その命をも➡️ 45 00:02:21,608 --> 00:02:25,145 狙い始める…> 46 00:02:25,145 --> 00:02:27,180 やっと 手に入れたの? 47 00:02:27,180 --> 00:02:29,216 ずいぶんと 待たせてくれたじゃない? 48 00:02:29,216 --> 00:02:31,118 申し訳ありません。 49 00:02:31,118 --> 00:02:34,121 これが 読んだ者の 人格を崩壊させる書物なの? 50 00:02:34,121 --> 00:02:37,090 はい… その名も 『黒歴史』。 51 00:02:37,090 --> 00:02:39,292 やった… やったわ! 52 00:02:39,292 --> 00:02:42,963 これで コノハお姉様を 殺せるのね~! 53 00:02:42,963 --> 00:02:44,965 ⚟見てはいけません イアナ様!! 54 00:02:44,965 --> 00:02:48,135 あっ あっ ああっ!! 55 00:02:48,135 --> 00:02:53,707 (叫び声) 56 00:02:53,707 --> 00:02:55,776 ((いつ 異世界に 呼ばれるか わかんないから➡️ 57 00:02:55,776 --> 00:02:58,779 今のうちに 現世に 手紙を残しておこうっと。 58 00:02:58,779 --> 00:03:02,783 拝啓 お父様 お母様 私は 今 現世にいません。 59 00:03:02,783 --> 00:03:05,452 それは 私に使命があるからです。 60 00:03:05,452 --> 00:03:08,455 異世界に行ったら どんな設定になるだろう? 61 00:03:08,455 --> 00:03:11,658 名前は 今と同じで… 美少女になるよね! 62 00:03:14,895 --> 00:03:18,131 キャラ設定は 大事だよね~。 63 00:03:18,131 --> 00:03:21,501 ヘヘヘヘ…。 64 00:03:21,501 --> 00:03:26,807 どんな話にしてやろうか ヘッヘッヘ)) 65 00:03:26,807 --> 00:03:28,775 ハッ! 66 00:03:33,180 --> 00:03:35,949 …様! お気を確かに! 67 00:03:35,949 --> 00:03:38,952 (シャノウ)見つけたぞ イアナ・マグノリア! 68 00:03:38,952 --> 00:03:41,621 《私… この場面 知ってる?》 69 00:03:41,621 --> 00:03:44,958 (シャノウ)コノハ・マグノリア殺害未遂の容疑で 逮捕する! 70 00:03:44,958 --> 00:03:50,030 《イアナって… 私が考えた物語の 悪役の名前…。 71 00:03:50,030 --> 00:03:54,634 なんで 私 佐藤コノハなのに 悪役イアナの名前で 呼ばれてんの!? 72 00:03:54,634 --> 00:03:56,636 さっきまで 会社帰りで➡️ 73 00:03:56,636 --> 00:03:58,672 お母さんと 電話してたはずなのに…》 74 00:03:58,672 --> 00:04:01,308 (ブレーキ音) 75 00:04:01,308 --> 00:04:05,278 オグッ! 刑が決まるまで ろうで おとなしくしていろ! 76 00:04:05,278 --> 00:04:08,315 イアナ・マグノリア! この 希代の悪女め! 77 00:04:08,315 --> 00:04:12,152 《投獄される展開… 呼ばれる名前も 私を指してる…。 78 00:04:12,152 --> 00:04:14,121 間違いない…。 79 00:04:14,121 --> 00:04:16,123 私 転生してる!!》 80 00:05:58,158 --> 00:06:00,193 < この世界は➡️ 81 00:06:00,193 --> 00:06:04,598 私が 中学から高校にかけて 作り上げた 妄想の産物➡️ 82 00:06:04,598 --> 00:06:06,600 『黒歴史』の プロローグだ。 83 00:06:06,600 --> 00:06:09,502 自分と 同じ名前の コノハというヒロインが➡️ 84 00:06:09,502 --> 00:06:13,273 多くのイケメンに守られながら 世界を救うという リア充ストーリー。 85 00:06:13,273 --> 00:06:15,242 私が 転生したのは➡️ 86 00:06:15,242 --> 00:06:20,180 主人公 コノハにとっての敵 悪の妹… イアナだ…> 87 00:06:20,180 --> 00:06:22,782 (コノハ)イアナ! 大丈夫!? 88 00:06:22,782 --> 00:06:26,119 警察に 連行されたと聞いて 心配したわ! 89 00:06:26,119 --> 00:06:28,588 さあ 一緒に帰りましょう。 90 00:06:31,091 --> 00:06:33,093 《ま… まさか コノハ!? 91 00:06:33,093 --> 00:06:35,762 自分の書いたキャラ!?》 大丈夫? イアナ…。 92 00:06:35,762 --> 00:06:39,099 《いい匂い… いい声…》 お姉ちゃん 来るの遅かった? 93 00:06:39,099 --> 00:06:41,935 《マジか じ… 実在してる! 94 00:06:41,935 --> 00:06:44,271 どうしよう マジ 天使じゃん!》 95 00:06:44,271 --> 00:06:46,773 (ギノフォード) コノハ! その女から離れろ! 96 00:06:52,245 --> 00:06:54,948 《出た~ メインヒーロー ギノフォード!》 97 00:06:54,948 --> 00:06:56,916 どけ コノハ! 98 00:06:56,916 --> 00:06:58,918 どうして その女を 殺さなかった! 99 00:06:58,918 --> 00:07:02,923 ギノフォード様 この子は たった一人の 妹なんです! 100 00:07:02,923 --> 00:07:06,393 だとしてもだ! 101 00:07:06,393 --> 00:07:09,963 舞踏会の夜 お前の馬車に 暗殺者をしむけ➡️ 102 00:07:09,963 --> 00:07:12,565 使用人に 金を握らせ 飲み物に 毒を仕込み➡️ 103 00:07:12,565 --> 00:07:14,601 ありもしない うわさ話を➡️ 104 00:07:14,601 --> 00:07:16,569 屋敷じゅうに流して 困らせたあげく➡️ 105 00:07:16,569 --> 00:07:19,105 『黒歴史』で お前の精神を 壊そうとした。 106 00:07:19,105 --> 00:07:22,242 お前の馬を 牛と入れ替えたのも こいつだぞ! 107 00:07:22,242 --> 00:07:25,745 《しまった! 我ながら 結構やるなと思ってしまった。 108 00:07:25,745 --> 00:07:28,315 何してくれてんだ 前世の私!》 109 00:07:28,315 --> 00:07:31,084 ((ヒロインを いじめる女は 必須ですよね)) 110 00:07:31,084 --> 00:07:33,253 でも ギノ…。 わかってくれ コノハ➡️ 111 00:07:33,253 --> 00:07:37,757 俺は お前を失ったら 生きてはいけない…。 112 00:07:37,757 --> 00:07:41,227 《と 主役の 2人に 見せつけられたあと➡️ 113 00:07:41,227 --> 00:07:44,264 物語どおり 人格崩壊した私は➡️ 114 00:07:44,264 --> 00:07:48,068 コノハの嘆願により 伯爵家の所有する 辺境の領地で➡️ 115 00:07:48,068 --> 00:07:50,904 3ヶ月間の 謹慎処分となるのだ。 116 00:07:50,904 --> 00:07:53,606 ありがとう コノハ… ヒロイン万歳! 117 00:07:53,606 --> 00:07:56,976 まあ 私としては この世界に なじむ いい機会だけど➡️ 118 00:07:56,976 --> 00:08:00,080 たしか イアナは 伯爵家に雇われた とある男に➡️ 119 00:08:00,080 --> 00:08:03,383 謹慎中に 殺されてしま… う!? 120 00:08:03,383 --> 00:08:07,754 って おい~! このままじゃ 私 死んじゃうよ~!!》 121 00:08:07,754 --> 00:08:10,423 < その男は 子どものころ➡️ 122 00:08:10,423 --> 00:08:13,426 奴隷として 売られるところを コノハに助けられ➡️ 123 00:08:13,426 --> 00:08:15,829 それ以来 ずっと コノハに恋をして➡️ 124 00:08:15,829 --> 00:08:17,931 守りたいと 願っているのだ> 125 00:08:17,931 --> 00:08:21,067 イアナお嬢様には 本日より 3ヶ月間➡️ 126 00:08:21,067 --> 00:08:23,436 当屋敷で 過ごしていただきます。 127 00:08:23,436 --> 00:08:26,573 領地から出ないかぎり 外出の制限は ないと…。 128 00:08:26,573 --> 00:08:28,575 《うぅ…怖がってる…》 129 00:08:28,575 --> 00:08:31,077 お部屋は 2階に ご用意しております。 130 00:08:31,077 --> 00:08:34,247 それと 伯爵家から派遣された➡️ 131 00:08:34,247 --> 00:08:37,650 イアナお嬢様付きの 使用人が 参りますので。 132 00:08:37,650 --> 00:08:40,553 こちらでございます。 133 00:08:40,553 --> 00:08:42,589 《それらしい人は いないかな…》 134 00:08:42,589 --> 00:08:44,557 何か ご不便が ございましたら…。 135 00:08:44,557 --> 00:08:46,593 (ソル)私に なんなりと お申しつけください。 136 00:08:46,593 --> 00:08:49,095 本日より お嬢様の お世話を➡️ 137 00:08:49,095 --> 00:08:51,097 させて いただくこととなりました➡️ 138 00:08:51,097 --> 00:08:53,066 ソルと申します。 139 00:08:55,735 --> 00:08:57,771 《いやがった! 140 00:08:57,771 --> 00:09:02,342 クエスチョン 自分を殺すと知っていて 犯人と 同居するバカがいますか?》 141 00:09:02,342 --> 00:09:05,278 ((俺のこと 殺す奴だろ? 一緒に住もうぜ!!)) 142 00:09:05,278 --> 00:09:07,313 《アンサー いませんよね!》 143 00:09:07,313 --> 00:09:10,083 イアナお嬢様? 《ヒィーッ! 近づくな 殺人鬼!》 144 00:09:10,083 --> 00:09:13,453 どこか 具合でも…。 145 00:09:13,453 --> 00:09:16,089 《殺人鬼とか ウソです! 殺さないで!》 146 00:09:16,089 --> 00:09:18,124 あ… いえ➡️ 147 00:09:18,124 --> 00:09:21,027 その…。 失礼しました。 148 00:09:21,027 --> 00:09:25,265 長旅で お疲れのようですので こちらに お掛けください。 149 00:09:25,265 --> 00:09:28,435 何か 温かいものを お持ちいたします。 150 00:09:30,770 --> 00:09:32,739 《キョロ キョロ》 151 00:09:32,739 --> 00:09:34,774 ふはぁ~。 152 00:09:34,774 --> 00:09:38,445 《助かった… のか? 153 00:09:38,445 --> 00:09:40,413 いや 助かってないし! 154 00:09:40,413 --> 00:09:43,950 この先 生き残るには 詳しい設定を 思い出さなければ》 155 00:09:43,950 --> 00:09:46,753 ((この世界には人間だけでなく…。 魔法王国での魔法の使用は➡️ 156 00:09:46,753 --> 00:09:49,622 何か 制限したほうがいいのかな? 魔法のアイテムも 考えとかなきゃ。 157 00:09:49,622 --> 00:09:52,425 忍者とか侍とか 魔法使いも? あっ やっぱ 侍なし!)) 158 00:09:52,425 --> 00:09:54,427 《いや 基本設定 大事だけど➡️ 159 00:09:54,427 --> 00:09:57,430 今すぐ なんとかしなくちゃ 私 殺されちゃうんだよ~! 160 00:09:57,430 --> 00:10:00,433 そうだ… 私が コノハの害になるから 殺すんだ…。 161 00:10:00,433 --> 00:10:05,472 ということは そうじゃないと 証明さえすれば…。 162 00:10:05,472 --> 00:10:08,107 うん そうすれば 私 死ななくても済むんだ! 163 00:10:08,107 --> 00:10:11,044 とすれば まず 行動!》 164 00:10:11,044 --> 00:10:12,912 どうなさいましたか? イアナ様。 165 00:10:12,912 --> 00:10:15,415 ちょっと お姉様に 手紙を 書こうと思って…。 166 00:10:15,415 --> 00:10:17,750 《お母さ~ん! こいつ 足音しない!》 167 00:10:17,750 --> 00:10:20,820 コノハ様に 手紙… でございますか? 168 00:10:20,820 --> 00:10:24,357 え ええ… 無事に 到着したことを お伝えしなくては…。 169 00:10:24,357 --> 00:10:27,927 オホホホホホ! 170 00:10:27,927 --> 00:10:29,963 かしこまりました。 171 00:10:29,963 --> 00:10:32,265 すぐに 便箋など ご用意いたします。 172 00:10:32,265 --> 00:10:34,634 《とにかく 私は➡️ 173 00:10:34,634 --> 00:10:37,170 死なない道を選ぶ! 174 00:10:37,170 --> 00:10:40,106 そうして 普通の 伯爵令嬢 イアナとして生きて➡️ 175 00:10:40,106 --> 00:10:42,108 どこかの 地味系貴族と 結婚し➡️ 176 00:10:42,108 --> 00:10:44,077 平和な人生を 歩むのだ!》 177 00:10:46,613 --> 00:10:48,748 《そのためには!》 178 00:10:48,748 --> 00:10:51,618 お手紙セットを お持ちしました イアナ様。 179 00:10:51,618 --> 00:10:55,755 ありがとう すてきな手紙が 書けそうな気がするわ~。 180 00:10:55,755 --> 00:10:58,758 《私の 平和な人生のために➡️ 181 00:10:58,758 --> 00:11:00,927 まずは コノハとギノフォードの結婚を 認めま~す って➡️ 182 00:11:00,927 --> 00:11:02,929 意思表示しないと…。 183 00:11:02,929 --> 00:11:04,898 あと これまでの無礼を ちゃんと おわびして➡️ 184 00:11:04,898 --> 00:11:07,400 とにかく 『黒歴史』から離れよう! 185 00:11:07,400 --> 00:11:09,936 人生丸ごと 修正じゃ~!》 186 00:11:09,936 --> 00:11:12,605 あの女が コノハ様に 手紙? 187 00:11:12,605 --> 00:11:15,074 何を 考えている? 188 00:11:27,053 --> 00:11:29,222 (ギノフォード)あの女が コノハに手紙を? はい…。 189 00:11:29,222 --> 00:11:31,391 フン…。 190 00:11:31,391 --> 00:11:34,027 「2人の結婚を 祝福する」。 191 00:11:34,027 --> 00:11:36,529 いかにも コノハが喜びそうな文面だ。 192 00:11:36,529 --> 00:11:38,565 ええ…。 193 00:11:38,565 --> 00:11:40,700 本心だと思われますか? 194 00:11:40,700 --> 00:11:43,202 ありえん。 195 00:11:43,202 --> 00:11:46,072 今更 心境の変化を信じるとでも? 196 00:11:46,072 --> 00:11:49,375 つくづく 愚かな女だイアナ・マグノリア…。 197 00:11:49,375 --> 00:11:52,045 愚か… それだけでしょうか? なに? 198 00:11:52,045 --> 00:11:54,914 むしろ わずかな殺気にも 反応する➡️ 199 00:11:54,914 --> 00:11:57,550 侮れない 勘の よさを感じました。 200 00:11:57,550 --> 00:12:00,386 あれは… 油断できません。 201 00:12:00,386 --> 00:12:02,388 あなたも そう思うから➡️ 202 00:12:02,388 --> 00:12:07,193 謹慎中の暗殺を 指示されたのでしょう ギノフォード様。 203 00:12:10,029 --> 00:12:12,565 申し訳ありません イアナ様。 204 00:12:12,565 --> 00:12:16,035 コノハ様は 伯父上と ご旅行に行かれていまして➡️ 205 00:12:16,035 --> 00:12:18,705 お手紙の返事は いただけませんでした。 206 00:12:18,705 --> 00:12:22,208 《えっ!? 伯父上? そんなやつ いたっけ…。 207 00:12:22,208 --> 00:12:26,145 全然 記憶にないんだけど…。 208 00:12:26,145 --> 00:12:28,881 そういえば いた… かも。 209 00:12:28,881 --> 00:12:33,786 コノハが ソルを 奴隷市で助けたとき…》 210 00:12:33,786 --> 00:12:36,823 ((俺は 落ちる所まで落ちたやつだ…。 211 00:12:36,823 --> 00:12:39,058 助けていいのか? お嬢様。 212 00:12:39,058 --> 00:12:41,227 人だって 殺すかもしれないぞ)) 213 00:12:41,227 --> 00:12:43,296 《一緒にいたんだ》 214 00:12:43,296 --> 00:12:46,099 ((そう… けど あなたは もう 奴隷じゃない)) 215 00:12:46,099 --> 00:12:48,901 《そう! ここで たしか ヒロイン的名言が…》 216 00:12:48,901 --> 00:12:51,070 ソル あなたの きれいな手は➡️ 217 00:12:51,070 --> 00:12:53,539 汚すために あるものじゃないのよ。 218 00:12:55,708 --> 00:12:58,378 《な~んちゃって…》 219 00:12:58,378 --> 00:13:01,381 なぜ… その言葉を…。 220 00:13:01,381 --> 00:13:04,050 《うっかり 何言ってんだ 私は~!》 221 00:13:04,050 --> 00:13:06,386 うわ~ なんか ちょっと 寒くなったかも…。 222 00:13:06,386 --> 00:13:08,354 部屋に 戻るわね~! 223 00:13:10,556 --> 00:13:14,494 あぁ… 怪しまれたかなぁ…。 224 00:13:14,494 --> 00:13:16,696 このままじゃ マズいよね…。 225 00:13:16,696 --> 00:13:19,866 死なないためには もっと ちゃんと思い出さないと。 226 00:13:19,866 --> 00:13:22,735 う~ん たしか このあと コノハとギノフォードは…》 227 00:13:22,735 --> 00:13:25,905 < その村は 静まり返っていて➡️ 228 00:13:25,905 --> 00:13:29,375 不自然なほど 生き物の声が しなかった。 229 00:13:29,375 --> 00:13:32,378 しかし 以前から 2人の関係を支持し➡️ 230 00:13:32,378 --> 00:13:34,947 幾度となく 密会場所を 提供していた➡️ 231 00:13:34,947 --> 00:13:37,450 伯父の提案ということもあって➡️ 232 00:13:37,450 --> 00:13:41,521 コノハは 足を踏み入れてしまう…。 233 00:13:41,521 --> 00:13:45,058 それが コノハという 美しい めいを 手に入れるために➡️ 234 00:13:45,058 --> 00:13:48,227 伯父が仕掛けた わなとも知らず…> 235 00:13:48,227 --> 00:13:52,398 《そうだ… イアナは コノハにとって いわば プロローグの敵…。 236 00:13:52,398 --> 00:13:55,735 ということは 当然 1話目の敵も いるわけで…》 237 00:13:55,735 --> 00:13:57,770 <伯父は 青年時➡️ 238 00:13:57,770 --> 00:14:00,306 コノハの母に かなわぬ恋を していたが➡️ 239 00:14:00,306 --> 00:14:02,875 その気持ちは 抑え込むしかなかった。 240 00:14:02,875 --> 00:14:05,945 しかし 母そっくりに育ったコノハに➡️ 241 00:14:05,945 --> 00:14:08,715 ゆがんだ思いは 再び あふれてしまう。 242 00:14:08,715 --> 00:14:11,384 伯父は 2人を 廃村に おびき寄せ➡️ 243 00:14:11,384 --> 00:14:14,220 ギノフォードを 傷つけ コノハに 襲いかかる。 244 00:14:14,220 --> 00:14:16,255 しかし そのショックで➡️ 245 00:14:16,255 --> 00:14:19,392 コノハの中の 秘めたる魔力が 解放され➡️ 246 00:14:19,392 --> 00:14:21,394 伯父は 倒される> ((グアーッ!)) 247 00:14:21,394 --> 00:14:24,530 <コノハは ギノフォードを 目覚めさせるため 旅に出て➡️ 248 00:14:24,530 --> 00:14:28,067 やがて 世界の問題に 巻き込まれていくのだ> 249 00:14:28,067 --> 00:14:30,503 《って 伯父が 2人の敵かよ! 250 00:14:30,503 --> 00:14:32,405 あれ? さっき ソルが➡️ 251 00:14:32,405 --> 00:14:35,074 旅行にとか 無表情で 言ってたよね…。 252 00:14:35,074 --> 00:14:40,046 じゃあ… 2人は 今 まさに 残酷な運命の岐路にいる…。 253 00:14:40,046 --> 00:14:42,548 いやいや いや このままじゃ 私だって 死ぬんだし➡️ 254 00:14:42,548 --> 00:14:44,550 まずは 自分のことから…》 255 00:14:44,550 --> 00:14:47,687 ((警察に 連行されたと聞いて 心配したわ! 256 00:14:47,687 --> 00:14:50,423 さあ 一緒に帰りましょう。 257 00:14:50,423 --> 00:14:54,060 ギノフォード様 この子は たった一人の 妹なんです!)) 258 00:14:54,060 --> 00:14:58,398 《コノハは 私のことを 思ってくれたのに…》 259 00:14:58,398 --> 00:15:00,733 ああっ もう! 260 00:15:00,733 --> 00:15:03,236 誰か! 261 00:15:03,236 --> 00:15:06,205 誰でもいいから 王都へ 早馬を出して! 262 00:15:08,374 --> 00:15:11,544 《誰も 目を合わせてくれない》 263 00:15:11,544 --> 00:15:13,546 誰か…。 264 00:15:13,546 --> 00:15:15,548 イアナ様? 265 00:15:15,548 --> 00:15:17,717 どうかなさいましたか? ソル…。 266 00:15:17,717 --> 00:15:20,386 何か 失礼なことでも ございましたか? 267 00:15:20,386 --> 00:15:22,889 そうじゃなくて…。 他の 使用人は➡️ 268 00:15:22,889 --> 00:15:24,891 みんな 仕事がございます。 269 00:15:24,891 --> 00:15:28,060 どうか 王都にいたときのような 振る舞いは おやめください。 270 00:15:28,060 --> 00:15:30,062 だから そうじゃ…。 271 00:15:30,062 --> 00:15:32,899 《いや… 違う➡️ 272 00:15:32,899 --> 00:15:36,502 ソルの 言うとおりだ…。 273 00:15:36,502 --> 00:15:38,704 これは 私の 『黒歴史』の中で➡️ 274 00:15:38,704 --> 00:15:41,908 私が作り上げた世界》 イアナ様? 275 00:15:48,147 --> 00:15:51,050 《だって 知らなかった。 276 00:15:51,050 --> 00:15:53,419 現実の 私にとって空想でも➡️ 277 00:15:53,419 --> 00:15:58,057 そこに生きる キャラクターにとっては すべて 現実になるだなんて…。 278 00:15:58,057 --> 00:16:01,894 自分の妄想が 罪深いものになるなんて…》 279 00:16:01,894 --> 00:16:03,896 アタッ! 280 00:16:03,896 --> 00:16:08,067 《でも… ひるんじゃだめだ 私! 281 00:16:08,067 --> 00:16:10,803 好きなものを 思い浮かべて》 282 00:16:10,803 --> 00:16:13,739 ((ドーナツ おいしい! ちゃき~ん!)) 283 00:16:13,739 --> 00:16:19,212 《だめだ~! 思った以上に 妄想できない! 284 00:16:19,212 --> 00:16:23,282 とにかく コノハたちを助けに行く! それだけを 考えろ! 285 00:16:23,282 --> 00:16:26,552 あの 天使キャラの お姉様を 傷つけてたまるか!》 286 00:16:26,552 --> 00:16:30,556 いや~!! 287 00:16:30,556 --> 00:16:32,925 《イアナは 馬に乗れるって設定だけど➡️ 288 00:16:32,925 --> 00:16:34,961 前世の私が 怖がってる~!》 289 00:16:34,961 --> 00:16:37,730 さあ コノハ あの教会だよ。 290 00:16:37,730 --> 00:16:40,566 すごい… こんな場所 知らなかった…。 291 00:16:40,566 --> 00:16:43,369 もう ずいぶん前に 廃村になったんだが➡️ 292 00:16:43,369 --> 00:16:45,705 私が 手入れしているんだよ。 293 00:16:45,705 --> 00:16:48,274 さあ ギノフォードくんも行こう。 はい…。 294 00:16:48,274 --> 00:16:51,077 ああ 剣は 置いていきたまえよ。 295 00:16:51,077 --> 00:16:54,747 結婚式は 神聖なものなのだからね。 296 00:16:54,747 --> 00:16:57,216 《間に合え 間に合え! 297 00:16:57,216 --> 00:17:00,119 私は ずっと コノハみたいになりたかった…。 298 00:17:00,119 --> 00:17:04,156 美人で 純真むくで たくさんの人に好かれる女の子。 299 00:17:04,156 --> 00:17:08,561 特別な力だとか 境遇だとか 現実にないことが ドラマチックで➡️ 300 00:17:08,561 --> 00:17:10,563 苦境のヒロインに もえてた。 301 00:17:10,563 --> 00:17:12,932 だけど ここでは すべてが 現実だ! 302 00:17:12,932 --> 00:17:16,235 作中の傷を 本物の傷にしたくはない!》 303 00:17:16,235 --> 00:17:18,237 死ね ギノフォード!! 304 00:17:18,237 --> 00:17:21,908 《私が考えた 運命の物語!!》 キャーッ!! 305 00:17:21,908 --> 00:17:25,378 イアナ! 《私が今 書き直す!》 306 00:17:29,282 --> 00:17:32,718 ご無事ですか!? お姉様 ギノフォード様! 307 00:17:32,718 --> 00:17:35,054 イアナ! あなた どうして ここに? 308 00:17:35,054 --> 00:17:37,890 話は あとで! お二人とも おケガは ありませんね! 309 00:17:37,890 --> 00:17:40,560 ええ 私は…。 俺も 大丈夫だ。 310 00:17:40,560 --> 00:17:44,230 《よかった… 間に合ったんだ…》 311 00:17:44,230 --> 00:17:46,899 お二人は 先に ここを出てください。 312 00:17:46,899 --> 00:17:51,070 ギノフォード様! コノハお姉様を 気遣ってあげてくださいませ…。 313 00:17:51,070 --> 00:17:53,072 《コノハには 今➡️ 314 00:17:53,072 --> 00:17:57,243 ギノフォードしか いないんだから…。 315 00:17:57,243 --> 00:17:59,245 気が抜けた~。 316 00:17:59,245 --> 00:18:01,213 伯父様の暴挙を 止めたことで➡️ 317 00:18:01,213 --> 00:18:03,749 この先 『黒歴史』どおりに 進むか わからないしね》 318 00:18:03,749 --> 00:18:05,918 イアナ!! 319 00:18:05,918 --> 00:18:07,887 《しまっ… えっ…》 320 00:18:09,889 --> 00:18:11,891 《え~っ 脳天が!》 321 00:18:11,891 --> 00:18:15,394 フゥ… 貴族の ご令嬢が 暴漢の お相手ですか? 322 00:18:15,394 --> 00:18:18,397 はしたのうございますよ イアナ様。 323 00:18:18,397 --> 00:18:21,567 《いや~ かっこいい…。 324 00:18:21,567 --> 00:18:23,569 って そうじゃなくて!》 325 00:18:23,569 --> 00:18:26,405 あの~ ソル なんで…。 ああ 私ですか? 326 00:18:26,405 --> 00:18:29,742 あなたが 屋敷を出たあと ずっと あとをつけてたんですが。 327 00:18:29,742 --> 00:18:31,811 《ウッソ 全然 気付かなかった!》 328 00:18:31,811 --> 00:18:35,314 まさか こうなるとは 思いませんでしたね 正直。 329 00:18:35,314 --> 00:18:38,751 《物語どおりに キャラクターが 罪を犯す…。 330 00:18:38,751 --> 00:18:41,587 私が 書いたんだから これは 私のせいだ…。 331 00:18:41,587 --> 00:18:45,157 自己満足でも せめて 責任を 感じさせてほしい…》 332 00:18:51,063 --> 00:18:53,065 (ギノフォード)イアナ。 333 00:18:53,065 --> 00:18:56,168 お前は 伯父上の行動を 知っていたのか? 334 00:18:58,571 --> 00:19:02,074 はい!? 伯父上の コノハに対する執着を知っていて➡️ 335 00:19:02,074 --> 00:19:04,577 今まで 陰で 助けてくれていたのか? えっ!? 336 00:19:04,577 --> 00:19:07,413 俺が コノハの婚約者に なったことで➡️ 337 00:19:07,413 --> 00:19:10,082 伯父上の気持ちを 逆なでしないために➡️ 338 00:19:10,082 --> 00:19:13,085 お前は 俺たちの結婚に 反対していたんだろう? 339 00:19:13,085 --> 00:19:15,054 《いえ 違います! 340 00:19:15,054 --> 00:19:17,556 あれは 正真正銘 嫌がらせですよ ギノフォードさん! 341 00:19:17,556 --> 00:19:20,559 助けてもらったからって 純粋な解釈しすぎですから! 342 00:19:20,559 --> 00:19:22,595 お前は いい子か!》 イアナ? 343 00:19:22,595 --> 00:19:24,630 《けど これって➡️ 344 00:19:24,630 --> 00:19:27,233 うまく 『黒歴史』を 変えられたってことなのかな…。 345 00:19:27,233 --> 00:19:29,235 だって 助けられた。 346 00:19:29,235 --> 00:19:31,904 コノハも ギノフォードも 私も…》 347 00:19:31,904 --> 00:19:34,907 よかった…。 348 00:19:34,907 --> 00:19:36,876 《これで やっと 死ななくて済む! 349 00:19:36,876 --> 00:19:39,078 普通の人生って すばらしい!》 350 00:19:39,078 --> 00:19:42,581 イアナ様 俺からも 礼を 言わせてください。 あっ ソル。 351 00:19:42,581 --> 00:19:45,584 恩あるコノハ様に 何かあったら➡️ 352 00:19:45,584 --> 00:19:51,090 俺は そいつを 殺さずには いられなかったでしょうから。 353 00:19:51,090 --> 00:19:55,127 えっ… ふ… ふぅ~ん…。 さっ 参りましょうか。 354 00:19:55,127 --> 00:19:57,430 《ヤヤヤヤヤ… ヤバい! 355 00:19:57,430 --> 00:20:00,966 物語では この一件で コノハの 魔法の力が目覚め➡️ 356 00:20:00,966 --> 00:20:03,069 そのあとは 身に降りかかる厄災から➡️ 357 00:20:03,069 --> 00:20:05,071 逃れることが できるんだけど➡️ 358 00:20:05,071 --> 00:20:07,506 助けたから 目覚めてないし…。 359 00:20:07,506 --> 00:20:09,575 もし また コノハに 何かあって➡️ 360 00:20:09,575 --> 00:20:13,179 ソルに 疑われたら 確実に やられる! 361 00:20:13,179 --> 00:20:15,748 コ… コノハを 守らないと!》 ((アッハハ イアナ)) 362 00:20:21,087 --> 00:20:24,056 《不本意な転生先って つらいなぁ…》 363 00:20:24,056 --> 00:20:26,425 この先は 景色が きれいですよ。 364 00:20:26,425 --> 00:20:28,494 っと 申し訳ありません。 365 00:20:28,494 --> 00:20:30,496 イアナ様は 景色などに 興味は ありませんでした…。 366 00:20:30,496 --> 00:20:32,398 うわ~っ! 367 00:20:32,398 --> 00:20:34,400 あれは しだれ桜の並木ね! 368 00:20:34,400 --> 00:20:36,402 《うちの近所に あったな~!》 369 00:20:36,402 --> 00:20:39,905 あっちに 霊峰があるってことは あの向こうは リリー王国!? 370 00:20:39,905 --> 00:20:41,907 すごい すご~い! 371 00:20:41,907 --> 00:20:44,777 バーバラの森へは 初めてですか? うん! 372 00:20:44,777 --> 00:20:47,746 《ローズ王国の バーバラの森 バラ仲間かよ!》 373 00:20:50,116 --> 00:20:53,119 《何か とんでもないことを 忘れてるような…》 374 00:20:55,054 --> 00:20:57,423 イアナ こっちよ! お姉様! 375 00:20:57,423 --> 00:20:59,425 あっちから 登ってきてね! 376 00:20:59,425 --> 00:21:02,394 《今日は コノハが お花見に誘ってくれた》 377 00:21:05,731 --> 00:21:08,234 は~い! こっちも あっちから そっちに 行きま~…。 378 00:21:08,234 --> 00:21:12,705 (ギノフォード)イアナ。 あっ…。 行くぞ コノハが待っている。 379 00:21:12,705 --> 00:21:14,707 えっ ギノフォード様!? 380 00:21:14,707 --> 00:21:17,376 この先は 道が悪い 転ぶなよ。 381 00:21:17,376 --> 00:21:19,545 んぎゃ! 382 00:21:19,545 --> 00:21:21,881 ほら… 今 言ったばっかりだろ? 383 00:21:21,881 --> 00:21:23,916 《理想の ハイスペック男子!》 384 00:21:23,916 --> 00:21:28,721 イアナ様 ギノフォード様に ご迷惑を おかけしてはいけません。 385 00:21:28,721 --> 00:21:30,723 ソ… ソル。 386 00:21:30,723 --> 00:21:32,725 この先は 私が ご案内いたします。 387 00:21:32,725 --> 00:21:36,395 お一人で 歩けないのであれば 手を お貸ししますが? 388 00:21:36,395 --> 00:21:39,398 《視線 冷たっ!》 ヒィッ! 389 00:21:39,398 --> 00:21:41,567 あ… ありがとう。 390 00:21:46,071 --> 00:21:48,040 《ソルは 人形のように美しい➡️ 391 00:21:48,040 --> 00:21:50,075 孤独な暗殺者。 392 00:21:50,075 --> 00:21:53,712 コノハのため 執事の姿で 私を 見張っている》 393 00:21:53,712 --> 00:21:57,049 礼など 不要です。 これが 私の役目ですから。 394 00:21:57,049 --> 00:22:00,653 《理想の姿! 私の 美意識が詰まった男子! 395 00:22:00,653 --> 00:22:02,655 私にだけ 怖いんだけど➡️ 396 00:22:02,655 --> 00:22:04,557 なんか いいって 思っちゃう。 397 00:22:04,557 --> 00:22:06,525 これが 業かぁ…》 398 00:22:08,561 --> 00:22:11,063 《でも 私は 決めたんだ…。 399 00:22:11,063 --> 00:22:14,567 コノハが 危険な目に 遭わないように守って➡️ 400 00:22:14,567 --> 00:22:17,036 自分も 生き残ってみせる! 401 00:22:17,036 --> 00:22:19,038 いいな~ コノハ》