1 00:02:26,346 --> 00:02:31,351 (イアナ)ソル 私今いちばん 大切なものが何かわかった。 2 00:02:33,854 --> 00:02:36,356 クス… コノハの血よ。 3 00:04:18,391 --> 00:04:20,927 今日は いい夜だ。 4 00:04:20,927 --> 00:04:23,997 いまいましいエルフは 眷属となり➨ 5 00:04:23,997 --> 00:04:28,034 あとは コノハを妃に迎えるのみ。 6 00:04:28,034 --> 00:04:30,036 ウフッ。 7 00:04:30,036 --> 00:04:32,572 働いてもらうぞ イアナ。 8 00:04:32,572 --> 00:04:35,675 この吸血王のために。 9 00:04:35,675 --> 00:04:40,714 もちろんでございます 我が君。 お任せください。 10 00:04:40,714 --> 00:04:44,751 フン。 シュクナにかまれても 正気を保っていられるとは➨ 11 00:04:44,751 --> 00:04:49,489 醜いが コノハの実妹というのは 本当らしいな。 12 00:04:49,489 --> 00:04:53,994 ハァ… 吸血王様。 たくましいお体。 13 00:04:53,994 --> 00:04:57,497 (シュクナ)イアナ嬢 あの従者はあなたが? 14 00:04:57,497 --> 00:05:01,668 えぇ 我が君がいらっしゃる前に かんで黙らせたの。 15 00:05:01,668 --> 00:05:04,838 だって敵になると やっかいな相手なんですもの。 16 00:05:04,838 --> 00:05:07,174 処理は 早いほうがいいわ。 17 00:05:07,174 --> 00:05:10,343 我が君にとっても いい駒になるかと。 18 00:05:10,343 --> 00:05:13,246 フフフ 目覚めるのが楽しみね。 19 00:05:13,246 --> 00:05:15,849 《本当に頭の悪い女だ。 20 00:05:15,849 --> 00:05:17,851 身内を売って吸血王様に➨ 21 00:05:17,851 --> 00:05:19,853 気に入られようとする 魂胆だろうが…》 22 00:05:19,853 --> 00:05:23,657 よいのですか? フン 好きにさせろ。 23 00:05:23,657 --> 00:05:26,526 しこめでも 今は必要な女だ。 24 00:05:26,526 --> 00:05:30,163 コノハも同じくらい 手に入れやすければよいが…。 25 00:05:30,163 --> 00:05:33,166 それは 簡単には いかないかと思われます。 26 00:05:33,166 --> 00:05:38,171 あの方は その女とは正反対の 穏やかで意志の強いお方です。 27 00:05:38,171 --> 00:05:41,208 頼りなさげな少女かと思いきや➨ 28 00:05:41,208 --> 00:05:43,844 治療を拒む私を 説き伏せるほど➨ 29 00:05:43,844 --> 00:05:48,849 強引で頑固な面があって。 30 00:05:48,849 --> 00:05:51,518 エルフの私との 種族の違いも気にしない➨ 31 00:05:51,518 --> 00:05:54,020 懐の深さがありました。 32 00:05:54,020 --> 00:05:57,991 彼女は あの細腕で 倒れていた私を連れ帰り…。 33 00:06:00,160 --> 00:06:02,162 (シュクナ)人間におびえる 私の心を➨ 34 00:06:02,162 --> 00:06:06,566 解きほぐすように 根気強く声をかけ続けてくれた。 35 00:06:06,566 --> 00:06:09,336 人里で彼女の笑顔と心だけが➨ 36 00:06:09,336 --> 00:06:11,338 私を救ってくれたのです。 37 00:06:11,338 --> 00:06:13,340 彼女の心は とても強い。 38 00:06:13,340 --> 00:06:15,809 きっと 必死にあらがうでしょう。 39 00:06:21,848 --> 00:06:24,684 これは…。 今の話を聞いて➨ 40 00:06:24,684 --> 00:06:26,853 皆も興奮しておるのよ。 41 00:06:26,853 --> 00:06:30,023 美しいコノハを里へおびき出し➨ 42 00:06:30,023 --> 00:06:35,428 牙を突き立て この美しき 我の従順な花嫁とするのだと! 43 00:06:38,365 --> 00:06:43,036 声を上げよ 皆で祝え! 王と乙女の婚姻を! 44 00:06:43,036 --> 00:06:50,010 吸血王の完全なる復活と 輝かしい未来を! 45 00:06:50,010 --> 00:06:52,512 (ソル)そんな未来は…。 46 00:06:52,512 --> 00:06:54,681 来ない。 47 00:06:54,681 --> 00:06:57,117 ぐあ~っ! 48 00:06:57,117 --> 00:06:59,586 き 貴様… なぜ。 49 00:07:01,621 --> 00:07:03,857 ぐあっ! 我が君! 50 00:07:03,857 --> 00:07:07,460 イアナ 傷が熱い! 早くこの者を黙らせろ! 51 00:07:09,829 --> 00:07:11,865 なんだと! 52 00:07:11,865 --> 00:07:14,034 ごめんなさいね 吸血王。 53 00:07:14,034 --> 00:07:16,002 こっちには奥の手が➨ 54 00:07:16,002 --> 00:07:18,905 最強の薬があったのよ! 55 00:07:20,840 --> 00:07:23,677 《吸血鬼になりかけてる。 56 00:07:23,677 --> 00:07:29,282 血の匂いまでしてきたし。 どこから? 57 00:07:29,282 --> 00:07:31,184 保養地に着いて 釣りをしたときに➨ 58 00:07:31,184 --> 00:07:33,153 コノハの血を拭いたハンカチ! 59 00:07:33,153 --> 00:07:35,555 ポケットに入れたままだった》 60 00:07:35,555 --> 00:07:39,359 ソル 私今いちばん 大切なものが何かわかった。 61 00:07:39,359 --> 00:07:43,129 コノハの血よ! 状況を打開できるかもしれない! 62 00:08:08,521 --> 00:08:12,192 《だから コノハはたった一人で 吸血王を退けられた。 63 00:08:12,192 --> 00:08:14,594 聖女に 目覚めきっていない血だけど➨ 64 00:08:14,594 --> 00:08:16,830 十分 賭ける価値はある》 65 00:08:16,830 --> 00:08:18,865 ほ 本で読んだの! 66 00:08:18,865 --> 00:08:20,867 シュクナさんが言ってた➨ 67 00:08:20,867 --> 00:08:25,171 エルフも認める清らかな乙女の血には 浄化の力が宿ってるって。 68 00:08:25,171 --> 00:08:28,341 これを礼拝堂の 聖水に溶かして飲めば➨ 69 00:08:28,341 --> 00:08:31,511 吸血鬼化を遅らせることができる。 70 00:08:31,511 --> 00:08:33,980 うお~っ! 71 00:08:33,980 --> 00:08:37,684 おかしい。 その杭には 封印の力しかなかったはず。 72 00:08:37,684 --> 00:08:39,686 なぜ動けぬのだ! 73 00:08:39,686 --> 00:08:41,654 この杭と ソルのナイフには➨ 74 00:08:41,654 --> 00:08:44,691 私が 飲んだのと同じ 最強の薬が振りかけてあるの。 75 00:08:44,691 --> 00:08:47,027 純粋な吸血鬼の あなたにとっては➨ 76 00:08:47,027 --> 00:08:49,362 最悪の毒となるはずなのよ。 77 00:08:49,362 --> 00:08:51,398 おおっ…。 78 00:08:51,398 --> 00:08:54,000 お姉様は 紹介できなかったけど➨ 79 00:08:54,000 --> 00:08:58,338 代わりに 死に神を紹介してあげるわ。 80 00:08:58,338 --> 00:09:02,842 こ この悪女が! 81 00:09:02,842 --> 00:09:06,846 <中学の頃 私の心は 揺れやすかった> 82 00:09:06,846 --> 00:09:08,848 ねぇ 佐藤さんのイラストってさ➨ 83 00:09:08,848 --> 00:09:11,818 全員細くて 見分けにくい。 ってか 同じに見えちゃう。 84 00:09:13,853 --> 00:09:15,889 あっ ごめんね私➨ 85 00:09:15,889 --> 00:09:17,891 個性ないと 読めないタイプなんだよね。 86 00:09:17,891 --> 00:09:20,460 はやりのって全部同じ顔。 87 00:09:20,460 --> 00:09:23,229 <個性ない!?> 88 00:09:32,839 --> 00:09:35,542 我は ボツになった ようだな。 89 00:09:35,542 --> 00:09:38,011 < しかし 物語に入れても 好きになれず➨ 90 00:09:38,011 --> 00:09:40,213 ヒーローどころか 最強の敵に> 91 00:09:42,215 --> 00:09:44,150 ハッ 好みのビジュアルで 敵キャラを作ると➨ 92 00:09:44,150 --> 00:09:46,152 死なせたくない! ラブも欲しい! 93 00:09:46,152 --> 00:09:48,822 あ~っ だからこれでいいんだ! 94 00:09:48,822 --> 00:09:51,791 <ボツにした美形吸血鬼は お気に入りだった> 95 00:09:51,791 --> 00:09:53,993 お気に入りでうれしいよ。 96 00:09:53,993 --> 00:09:57,163 《でも こいつは…》 イ イアナ。 97 00:09:57,163 --> 00:10:01,668 我を助けよ。 妃 妃にしてやるから! 98 00:10:01,668 --> 00:10:05,572 フッ。 残念だけど うれしくない。 99 00:10:05,572 --> 00:10:08,341 あんたは全然 好みじゃないのよ! 100 00:10:08,341 --> 00:10:11,177 ギャーッ! 101 00:10:11,177 --> 00:10:14,514 《消しゴムをかけて 真っ白いノートに戻すみたいに➨ 102 00:10:14,514 --> 00:10:17,984 こいつは 私が消すべきキャラクター》 103 00:10:22,155 --> 00:10:24,157 イアナ様! ビクーン。 104 00:10:24,157 --> 00:10:26,659 シュクナが倒れました。 いかがいたしますか? 105 00:10:26,659 --> 00:10:30,163 あぁ 吸血鬼化が 解けたんだと思う。 106 00:10:30,163 --> 00:10:32,432 たぶん 他のエルフ族たちも。 107 00:10:34,601 --> 00:10:37,170 えっと ソル。 108 00:10:37,170 --> 00:10:39,806 ソルが 協力してくれて助かったよ。 109 00:10:39,806 --> 00:10:42,976 本当は 効果があるか 賭けだったの。 110 00:10:42,976 --> 00:10:47,480 だけど 信じてくれたから 飛び込む勇気が持てた気がする。 111 00:10:47,480 --> 00:10:50,984 うれしかった。 ありがとうね。 112 00:10:50,984 --> 00:10:54,821 ソル? 何のつもりですか。 113 00:10:54,821 --> 00:10:58,491 私は あなたに礼を言われるような ことなどしていません。 114 00:10:58,491 --> 00:11:00,493 《えっ この流れで? 115 00:11:00,493 --> 00:11:03,663 私 何か言い方まずかった? 賭けだったんかいってこと? 116 00:11:03,663 --> 00:11:06,499 いやしかし お礼の受け取り強制も パワハラになるんかな。 117 00:11:06,499 --> 00:11:11,137 ヤバい ソルが会社の後輩に見える。 うお~っ 気を遣うぞ。 118 00:11:11,137 --> 00:11:15,675 う~ん 気を遣わせたら悪いしな》 119 00:11:15,675 --> 00:11:18,511 あっ。 ねぇヨミとカグラくんは? 120 00:11:18,511 --> 00:11:20,813 まだ扉の向こうにいるんじゃ。 そう… ですね。 121 00:11:20,813 --> 00:11:22,982 あ~っ 私 気ぃ抜きすぎた! 122 00:11:22,982 --> 00:11:24,984 早く助けに行こう! 123 00:11:24,984 --> 00:11:26,986 <私は このとき気づいてなかった。 124 00:11:26,986 --> 00:11:29,656 先回りをして防ぐはずだった 今回の事件が➨ 125 00:11:29,656 --> 00:11:33,660 どうして タイミングよく起こったのか その理由を> 126 00:11:38,665 --> 00:11:41,167 ヨミ! ヨミしっかりして! 127 00:11:41,167 --> 00:11:45,505 血が出てる。 止血しないと。 ソル! 128 00:11:45,505 --> 00:11:50,510 (ヨミ)イアナ 首のところ痛くない? 129 00:11:50,510 --> 00:11:53,146 ヨミ 目 覚めた? すぐ連れて帰るからね➨ 130 00:11:53,146 --> 00:11:56,015 大丈夫だから。 僕はいい イアナが…。 131 00:11:56,015 --> 00:11:58,318 私は 大丈夫だから。 132 00:11:58,318 --> 00:12:00,687 吸血鬼も退治したよ。 心配ない。 133 00:12:00,687 --> 00:12:02,822 この傷 吸血鬼に➨ 134 00:12:02,822 --> 00:12:05,491 やられたのではありませんね。 えっ? 135 00:12:05,491 --> 00:12:07,994 ハァ ハァ…。 136 00:12:07,994 --> 00:12:10,496 あいつだ。 137 00:12:10,496 --> 00:12:12,465 おそらく 保養地に来てからずっと。 138 00:12:12,465 --> 00:12:17,437 (カグラ)あれ~? イアナお姉ちゃんたち 無事だったんだ。 139 00:12:17,437 --> 00:12:21,507 クス クス クスクス。 140 00:12:25,011 --> 00:12:27,413 (カグラ)ざんね~ん。 141 00:12:30,316 --> 00:12:34,954 クスクス クス。 142 00:12:34,954 --> 00:12:37,957 この里で めちゃくちゃに なっちゃえばよかったのに。 143 00:12:37,957 --> 00:12:40,660 もだえ苦しむのを 楽しみにしてたんだよ。 144 00:12:40,660 --> 00:12:42,629 《この声 カグラくん?》 145 00:12:42,629 --> 00:12:44,831 ソル! 146 00:12:52,472 --> 00:12:55,975 お前らが邪魔しなければ コノハは 力に目覚めていたんだよ。 147 00:12:55,975 --> 00:12:57,977 どうしてくれんだ クソどもが。 148 00:12:57,977 --> 00:13:00,880 アハハハハ どいつもこいつも➨ 149 00:13:00,880 --> 00:13:02,782 俺の思ったとおりに 動きやがらない。 150 00:13:02,782 --> 00:13:05,818 これだから 生きてるやつは うざくて嫌なんだ。 151 00:13:05,818 --> 00:13:07,820 カグラくん。 152 00:13:07,820 --> 00:13:09,789 《この子 何か知ってて言ってるの? 153 00:13:09,789 --> 00:13:11,791 『黒歴史』のキャラ? 違う。 154 00:13:11,791 --> 00:13:13,793 おねショタは 社会人になってからだもの。 155 00:13:13,793 --> 00:13:15,795 中学生の私は 書いてないはず。 156 00:13:15,795 --> 00:13:17,964 でも もしそうだったら》 157 00:13:17,964 --> 00:13:21,334 せっかく シュクナを襲って 人里に捨てておいたのになぁ 158 00:13:21,334 --> 00:13:23,369 つまんねぇな。 159 00:13:23,369 --> 00:13:25,972 あなた 何者なの? 160 00:13:25,972 --> 00:13:27,974 知ってどうする? 161 00:13:27,974 --> 00:13:29,976 何の役にも立たない悪女が➨ 162 00:13:29,976 --> 00:13:32,312 知ったら俺を 止めてみせるとでも? 163 00:13:32,312 --> 00:13:34,313 まっ 無理だね。 164 00:13:34,313 --> 00:13:39,318 この世界で唯一正しいのは 俺たちシュヴァルツ・レ・シュヴァリエ。 165 00:13:39,318 --> 00:13:44,123 お前じゃないんだよ。 166 00:13:44,123 --> 00:13:47,827 まっ! 今日は俺の負けでいいや。 167 00:13:47,827 --> 00:13:49,796 お姉ちゃんたち 頑張ったみたいだし➨ 168 00:13:49,796 --> 00:13:52,298 あっさり殺してもつまんないしね。 169 00:13:52,298 --> 00:13:56,169 次は もっと遊ぼうな。 イアナ・マグノリア。 170 00:13:56,169 --> 00:13:58,137 アハハハ! 171 00:13:58,137 --> 00:14:00,807 待って! イアナ様 深追いはいけません。 172 00:14:00,807 --> 00:14:02,809 ソル。 173 00:14:02,809 --> 00:14:04,811 イア… ナ。 174 00:14:04,811 --> 00:14:07,947 行か… ない… で。 175 00:14:07,947 --> 00:14:10,783 うん 早く帰りましょうヨミ。 176 00:14:10,783 --> 00:14:14,954 《シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ いったい何なの? 177 00:14:14,954 --> 00:14:18,424 物語の中で 何が起こってるの?》 178 00:14:18,424 --> 00:14:22,328 (ウェントス)おいアグニ 勝手に動くなと 言われていただろう。 179 00:14:22,328 --> 00:14:24,797 言いつけを守らず 結局 収穫なしとか➨ 180 00:14:24,797 --> 00:14:26,799 ま~た カエルムに怒られるぞ。 181 00:14:26,799 --> 00:14:28,801 (アグニ)収穫とかどうでもいい! 182 00:14:28,801 --> 00:14:33,473 俺の邪魔ばかりするあの女 できるだけ 苦しめて殺したい。 183 00:14:33,473 --> 00:14:36,876 ハァ… ウェントス。 アグニの相手はしなくていい。 184 00:14:36,876 --> 00:14:39,145 これは 死体にしか 興味がない子どもだ。 185 00:14:39,145 --> 00:14:41,814 しかし ここまで 聖女のガードが堅いとなれば➨ 186 00:14:41,814 --> 00:14:44,317 次の手を考えねばなるまい。 187 00:14:44,317 --> 00:14:46,819 我らが ウーニウェルスムの下に➨ 188 00:14:46,819 --> 00:14:49,389 聖女コノハを捧げるために。 189 00:14:52,325 --> 00:14:57,163 《翌朝 ボロボロで帰ってきた 私たちを見て➨ 190 00:14:57,163 --> 00:15:00,066 コノハとギノフォードは 追及を後回しにして➨ 191 00:15:00,066 --> 00:15:02,101 医者に診せてくれた》 192 00:15:02,101 --> 00:15:06,472 ソルは すり傷のみ。 イアナ様は首筋の傷と打撲が複数。 193 00:15:06,472 --> 00:15:08,641 ヨミ様の刺し傷ですが➨ 194 00:15:08,641 --> 00:15:12,478 思ったよりも深くなく 命に別状はないでしょう。 195 00:15:12,478 --> 00:15:15,648 (コノハ)よかった。 大丈夫なんですね先生。 196 00:15:15,648 --> 00:15:18,551 しかし ヨミ様は 魔力の消耗が激しく➨ 197 00:15:18,551 --> 00:15:20,453 免疫が 弱まっております。 198 00:15:20,453 --> 00:15:24,457 そちらの処置は 設備の整った 場所のほうがよいかと思われます。 199 00:15:24,457 --> 00:15:26,459 イアナ嬢。 200 00:15:26,459 --> 00:15:29,962 術者を酷使すると 命に関わるということを➨ 201 00:15:29,962 --> 00:15:32,632 これを機に学んでいただきたい。 202 00:15:32,632 --> 00:15:36,302 命は あなたの おもちゃではないのです。 203 00:15:36,302 --> 00:15:38,304 《間違ってない》 204 00:15:38,304 --> 00:15:40,306 先生 マグノリア家のご令嬢に何を。 205 00:15:40,306 --> 00:15:42,642 私は 本当のことを言ったまでだ。 206 00:15:42,642 --> 00:15:46,312 気に入らないなら この老いぼれを 処罰すればいいだろう。 207 00:15:46,312 --> 00:15:48,381 イアナ様。 208 00:15:51,951 --> 00:15:57,623 先生のおっしゃるとおりで ございます。 209 00:15:57,623 --> 00:16:00,126 今回の出来事 ソルとヨミのけがは➨ 210 00:16:00,126 --> 00:16:04,130 私が2人を連れ 危険な場所へ 行ったことが原因です。 211 00:16:04,130 --> 00:16:07,133 先日 ここに滞在していた エルフの青年を見て➨ 212 00:16:07,133 --> 00:16:10,636 好奇心が抑えられず 隠れ里を探しました。 213 00:16:10,636 --> 00:16:13,306 なんてことを。 盟約を破ったってこと? 214 00:16:13,306 --> 00:16:16,709 2人が止めるのも聞かず 独断で動いた結果➨ 215 00:16:16,709 --> 00:16:19,479 このような事態を 招いてしまいましたこと➨ 216 00:16:19,479 --> 00:16:23,616 本当に 申し訳ございませんでした。 217 00:16:23,616 --> 00:16:26,819 フン 悪女がしらじらしい。 先生。 私は…。 218 00:16:26,819 --> 00:16:29,622 (ギノフォード)イアナ。 来なさい。 あとは 2人で話そう。 219 00:16:29,622 --> 00:16:32,225 コノハ ここは頼んでもいいか? 220 00:16:32,225 --> 00:16:35,962 はい。 お戻りになったら お茶をお出しいたしますね。 221 00:16:35,962 --> 00:16:38,164 行くぞ。 はい。 ギノフォード様! 222 00:16:38,164 --> 00:16:41,000 悪女が関わっている以上 警察を呼ぶべきです! 223 00:16:41,000 --> 00:16:44,036 その必要はない。 これより この件については➨ 224 00:16:44,036 --> 00:16:47,340 俺が預かることにする。 ゆえに ここにいる全員➨ 225 00:16:47,340 --> 00:16:50,309 これ以上の追及や詮索を禁ずる。 226 00:16:50,309 --> 00:16:52,311 もしも 不満がある者は➨ 227 00:16:52,311 --> 00:16:55,314 俺に直接 言いにこい。 228 00:16:55,314 --> 00:16:57,316 行くぞ。 229 00:16:57,316 --> 00:16:59,652 《今回のことは 今までの事件とは違う。 230 00:16:59,652 --> 00:17:02,121 先回りして 止めるはずだった物語を➨ 231 00:17:02,121 --> 00:17:05,591 逆に先回りされて 起こされてしまった。 232 00:17:05,591 --> 00:17:09,128 黒歴史本は 私が転生したとき 消滅したはずだから➨ 233 00:17:09,128 --> 00:17:11,964 どうして そんなことができたのか わからないけれど➨ 234 00:17:11,964 --> 00:17:13,966 今回は 私以外にも➨ 235 00:17:13,966 --> 00:17:16,702 ソルとヨミが カグラくんの 話を聞いてしまった》 236 00:17:16,702 --> 00:17:21,641 ⸨お前らが邪魔しなければ コノハは 目覚めていたんだよ⸩ 237 00:17:21,641 --> 00:17:24,310 《コノハを 聖女に目覚めさせるため? 238 00:17:24,310 --> 00:17:26,312 シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ。 239 00:17:26,312 --> 00:17:29,181 カグラくんが 何者なのか わからないけど➨ 240 00:17:29,181 --> 00:17:31,183 これだけは確かだ。 241 00:17:31,183 --> 00:17:33,452 私だけでは 手に負えない何かに➨ 242 00:17:33,452 --> 00:17:35,788 コノハは 狙われている》 243 00:17:35,788 --> 00:17:38,624 イアナ。 ヨミ殿の言っていた➨ 244 00:17:38,624 --> 00:17:41,827 襲われたというのは 本当か? 245 00:17:41,827 --> 00:17:43,796 ギノフォード様。 誰にどこで➨ 246 00:17:43,796 --> 00:17:47,333 どんな手口でやられた? あとで ソルからも報告を聞く。 247 00:17:47,333 --> 00:17:49,602 しかし 俺は お前からも事情を聞きたい。 248 00:17:52,305 --> 00:17:54,840 俺にすべてを話せるか? 249 00:17:54,840 --> 00:17:57,610 《また 疑われるの?》 250 00:18:06,285 --> 00:18:09,689 ⸨この里 吸血鬼に 襲われたんだと思うの。 251 00:18:09,689 --> 00:18:12,992 放っておけば人里や コノハお姉様にだって➨ 252 00:18:12,992 --> 00:18:16,629 危害が及ぶかも。 2人に手伝ってほしいの⸩ 253 00:18:16,629 --> 00:18:19,332 《あのとき ヨミ様の指摘どおり➨ 254 00:18:19,332 --> 00:18:21,334 すべてが イアナ様のたくらみで➨ 255 00:18:21,334 --> 00:18:23,302 エルフを操ることに失敗し➨ 256 00:18:23,302 --> 00:18:27,273 この事態を引き起こしたのではと 可能性を考える自分がいた。 257 00:18:27,273 --> 00:18:30,142 半年前 ギノフォード様から 暗殺依頼を受け➨ 258 00:18:30,142 --> 00:18:33,813 それが 取り下げられたあとも 残った強いさいぎ心のせいで。 259 00:18:33,813 --> 00:18:36,682 しかし 吸血鬼にかまれたことで➨ 260 00:18:36,682 --> 00:18:39,652 自害しようとした 彼女を見たとき》 261 00:18:41,821 --> 00:18:43,823 ⸨ソル ごめんなさい⸩ 262 00:18:51,464 --> 00:18:54,133 ソル 悩み事かしら。 263 00:18:54,133 --> 00:18:56,302 コノハ様。 なんだか 不思議ね。 264 00:18:56,302 --> 00:18:59,171 あなたが 悩んでいる姿なんて➨ 265 00:18:59,171 --> 00:19:02,708 出会った頃には 想像できなかったけれど➨ 266 00:19:02,708 --> 00:19:07,113 最近のあなたなら もう それがしぜんに思える。 267 00:19:07,113 --> 00:19:09,115 コノハ様 私は悩んでなど…。 268 00:19:09,115 --> 00:19:11,984 クス あら 否定しなくてもいいじゃない。 269 00:19:11,984 --> 00:19:14,286 人が悩むのは 当たり前のことよ。 270 00:19:14,286 --> 00:19:17,657 それは 見つけたい答えが あるってことなんだと思うわ。 271 00:19:17,657 --> 00:19:21,460 なんて 私もあまり 偉そうには言えないんだけど。 272 00:19:21,460 --> 00:19:24,797 だけどね どうか 迷いを否定しないであげて。 273 00:19:24,797 --> 00:19:29,101 それは 自分の心なんだから。 《心》 274 00:19:31,137 --> 00:19:33,305 《そんなものは…》 275 00:19:33,305 --> 00:19:36,475 イアナ? あっ すみません。 276 00:19:36,475 --> 00:19:38,477 さっき説明したとおり➨ 277 00:19:38,477 --> 00:19:40,479 好奇心で エルフの里へ行きました。 278 00:19:40,479 --> 00:19:42,915 事件に巻き込まれたのは それからです。 279 00:19:42,915 --> 00:19:44,984 《コノハが聖女だとか 先回りして➨ 280 00:19:44,984 --> 00:19:47,987 事件を止めようとしたことは 言えないから慎重に》 281 00:19:47,987 --> 00:19:52,558 事件の終わり カグラくん…。 カグラ・アイビーがヨミを襲い➨ 282 00:19:52,558 --> 00:19:54,794 お姉様を狙う 発言を残し 消えました。 283 00:19:54,794 --> 00:19:56,896 何者なのかは わかりません。 284 00:20:00,833 --> 00:20:02,802 《やっぱり》 285 00:20:02,802 --> 00:20:04,804 ギ ギノフォード様。 286 00:20:04,804 --> 00:20:06,806 《聖女のこと言うべき? 言わないことで ヒロインが➨ 287 00:20:06,806 --> 00:20:08,808 危険な目に遭って あのとき言っていればって➨ 288 00:20:08,808 --> 00:20:11,477 後悔する展開になるかもだし。 でも…。 289 00:20:11,477 --> 00:20:14,146 下手に話して 混乱させて責任取れるの? 290 00:20:14,146 --> 00:20:16,949 それに 一歩間違えたら また死亡フラグが…》 291 00:20:19,018 --> 00:20:21,120 (ギノフォード)もう そんなに おびえなくてもいい。 292 00:20:21,120 --> 00:20:23,122 お前は よく話してくれた。 293 00:20:23,122 --> 00:20:25,658 あとで ソルとヨミ殿に言っておけ。 294 00:20:25,658 --> 00:20:30,463 自分から ついて行くなら お前を完璧に守り通せってな。 295 00:20:30,463 --> 00:20:32,498 《気づかれてる!?》 296 00:20:32,498 --> 00:20:34,500 私を連れ出して。 イアナを守りに。 297 00:20:34,500 --> 00:20:37,870 あのな ヨミ殿はともかく あのソルだぞ。 298 00:20:37,870 --> 00:20:40,973 あいつは お前に押し切られて エルフの里には 行かないだろ。 299 00:20:43,976 --> 00:20:46,812 無謀な行動は 決して 褒められたことではないが➨ 300 00:20:46,812 --> 00:20:48,781 お前は 大勢の前で謝罪をし➨ 301 00:20:48,781 --> 00:20:53,452 怖かった事件のことを コノハのために正直に話してくれた。 302 00:20:53,452 --> 00:20:57,156 だから 俺はお前の その気持ちに報いたい。 303 00:20:57,156 --> 00:21:00,292 もし この世界で コノハを狙う何者がいても➨ 304 00:21:00,292 --> 00:21:02,795 俺が 全力で守りきってみせる。 305 00:21:02,795 --> 00:21:04,797 安心しろ。 306 00:21:04,797 --> 00:21:08,300 《そうだった。 私が いちばん知ってる。 307 00:21:08,300 --> 00:21:11,303 ギノフォードの優しさと ギノフォードの強さを》 308 00:21:11,303 --> 00:21:14,140 <中学の頃 コノハ(自分)が➨ 309 00:21:14,140 --> 00:21:17,977 旅に出るきっかけを ギノフォードのこん睡と記した> 310 00:21:17,977 --> 00:21:20,646 《たった一人の恋人のために 旅に出たことが➨ 311 00:21:20,646 --> 00:21:24,316 やがて 世界を救うことに つながっていくのだ。 フフフ》 312 00:21:27,153 --> 00:21:29,288 < それは 所詮 きれいごとだったが➨ 313 00:21:29,288 --> 00:21:32,958 ギノフォードがいると 話が進まない 理由もあったのだ。 314 00:21:32,958 --> 00:21:34,960 なんといっても 中学の私の彼氏➨ 315 00:21:34,960 --> 00:21:37,163 (妄想)でもあったギノフォードは➨ 316 00:21:37,163 --> 00:21:39,298 すべての能力が トップクラス。 317 00:21:39,298 --> 00:21:41,967 つまり いたら一人で 問題解決しちゃうくらいの➨ 318 00:21:41,967 --> 00:21:44,136 チートだったのである> 319 00:21:44,136 --> 00:21:46,472 チートでも こん睡はするよね? 320 00:21:46,472 --> 00:21:48,474 だって 眠り姫っておいしいじゃん。 321 00:21:48,474 --> 00:21:50,509 ポジションもチートに含まれるんだよ。 322 00:21:50,509 --> 00:21:52,812 美形の眠りって最強だろうが! 323 00:21:52,812 --> 00:21:56,148 《あの頃は そうしていたけど 今は違う。 324 00:21:56,148 --> 00:21:58,651 こん睡さえしていなければ この人は➨ 325 00:21:58,651 --> 00:22:00,719 絶対 コノハを守ってくれる人》 326 00:22:00,719 --> 00:22:02,621 まぁ コノハが知ったら不安がる。 327 00:22:02,621 --> 00:22:04,623 しばらくは 知らさないでおこう。 328 00:22:04,623 --> 00:22:07,993 《私の最強のヒーロー》 329 00:22:07,993 --> 00:22:10,796 はい。 なぁ イアナ➨ 330 00:22:10,796 --> 00:22:13,966 このまま戻ったら お前も気まずいだろ。 331 00:22:13,966 --> 00:22:16,635 そろそろ ヨミ殿に 食事を持っていく時間だし➨ 332 00:22:16,635 --> 00:22:18,971 2人で デザートでも 作っていかないか? 333 00:22:18,971 --> 00:22:24,009 コノハとソルにも。 俺も少し気分転換がしたいし。 334 00:22:24,009 --> 00:22:26,178 イアナ? おい。 335 00:22:29,949 --> 00:22:32,151 これは 前世の卵に似てるわ。 336 00:22:32,151 --> 00:22:34,153 この白いのは 牛乳かも。 337 00:22:34,153 --> 00:22:36,121 小麦粉を一から作る! 338 00:22:36,121 --> 00:22:38,123 みんな ケーキができたわ! 339 00:22:40,159 --> 00:22:42,161 我々にも食させてもらおう。 340 00:22:42,161 --> 00:22:44,830 大陸中が 貴様の菓子を 狙っているぞ。 341 00:22:46,799 --> 00:22:48,801 あまり よい案ではなかったか? 342 00:22:48,801 --> 00:22:50,803 いえ ギノフォード様。 343 00:22:50,803 --> 00:22:52,805 やりましょう やらせてください! 344 00:22:52,805 --> 00:22:54,907 そうか じゃあやろうか! 345 00:22:56,976 --> 00:23:00,613 《なんだってできる。 ギノフォードと一緒なら》 346 00:23:00,613 --> 00:23:02,648 キャー! (ギノフォード)うわ~っ! 347 00:23:02,648 --> 00:23:04,650 コノハ様 大丈夫ですか? おけがは。 348 00:23:04,650 --> 00:23:08,821 えっ えぇ平気よ。 それより今の音は? 349 00:23:08,821 --> 00:23:10,789 あっちは たしか調理場? 350 00:23:10,789 --> 00:23:13,659 《もしかして何か》 351 00:23:13,659 --> 00:23:15,728 ソル!? コノハ様は お戻りください! 352 00:23:15,728 --> 00:23:17,930 だめ 私も行くわ! 353 00:23:23,135 --> 00:23:25,804 クッ…。 ギノフォード様! 354 00:23:25,804 --> 00:23:27,806 いったい どうされたんですか!? 355 00:23:27,806 --> 00:23:29,775 コノハ どうして来たんだ! こんなところ➨ 356 00:23:29,775 --> 00:23:33,245 お前にだけは見られたくなかった。 そんな…。 357 00:23:33,245 --> 00:23:36,248 何があったんですか。 言ってください。 358 00:23:36,248 --> 00:23:38,150 ギノフォード様! 359 00:23:38,150 --> 00:23:40,152 イアナ様! どうされたのです! 360 00:23:40,152 --> 00:23:43,289 まさか カグラがまた!? あれ。 361 00:23:43,289 --> 00:23:45,791 コノハ。 ギノフォード様? 362 00:23:47,793 --> 00:23:49,828 ギノフォード様。 363 00:23:49,828 --> 00:23:54,633 りょ う り し た ら。 364 00:23:54,633 --> 00:23:56,802 爆発した。 365 00:24:00,506 --> 00:24:02,641 《いや 私だって 一人暮らし長かったし➨ 366 00:24:02,641 --> 00:24:06,312 異世界来たら 料理で人々を うならせるぞとか思ってたわ! 367 00:24:06,312 --> 00:24:08,681 でも 実際 別世界の食材で➨ 368 00:24:08,681 --> 00:24:10,683 おまけに レシピなしの調理は こう➨ 369 00:24:10,683 --> 00:24:13,185 スペック的に 無理があったというか》 370 00:24:18,324 --> 00:24:20,326 《ギノフォードの料理オンチは➨ 371 00:24:20,326 --> 00:24:23,896 たぶん そういう設定にしたんだ。 ドジッ子萌えで。 372 00:24:23,896 --> 00:24:26,899 ホント いい加減気づけ自分よ》 373 00:24:28,901 --> 00:24:31,170 ⸨コノハ:どうか迷いを 否定しないであげて⸩ 374 00:24:34,540 --> 00:24:37,142 ⸨それは 自分の心なんだから⸩ 375 00:24:37,142 --> 00:24:39,645 あっ ギノフォード様! まだ作りかけです! 376 00:24:39,645 --> 00:24:43,148 そうだった! 俺としたことが! 377 00:24:43,148 --> 00:24:45,651 お二人は 立ち入り禁止ですから。 378 00:24:45,651 --> 00:24:49,121 いや だけどせめて片づけを。 379 00:24:49,121 --> 00:24:50,989 どうしてもと言うなら➨ 380 00:24:50,989 --> 00:24:54,626 私と 一日中 特訓していただきますが…。 381 00:24:54,626 --> 00:24:57,429 どうなさいますか? 382 00:25:00,532 --> 00:25:03,502 イアナ!? 俺は供養は専門外だ! 383 00:25:11,176 --> 00:25:13,212 クスッ。 384 00:25:13,212 --> 00:25:15,481 ヨミ デザート持ってきたよ。 385 00:25:15,481 --> 00:25:19,651 わぁ イアナが作ったの? すごくうれしい。 386 00:25:19,651 --> 00:25:21,653 あっ うん。 誰が作ったとか➨ 387 00:25:21,653 --> 00:25:23,655 別に気にしないよ。 388 00:25:23,655 --> 00:25:26,658 コノハとソルが作ってくれたから おいしいよ。 389 00:25:26,658 --> 00:25:30,195 《これから考えなければ いけないことが➨ 390 00:25:30,195 --> 00:25:32,197 きっと 山ほどある。 391 00:25:32,197 --> 00:25:37,002 カグラくんのこと シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ のこと たくさん》 392 00:25:37,002 --> 00:25:39,004 そうだ。 393 00:25:39,004 --> 00:25:40,973 ヨミ殿は 長距離を 移動できるほど➨ 394 00:25:40,973 --> 00:25:42,975 回復していない。 だから➨ 395 00:25:42,975 --> 00:25:45,978 魔力の処置は 俺の実家でやらないか? 396 00:25:45,978 --> 00:25:49,648 屋敷には専属の魔法医師がいて 設備も整っている。 397 00:25:49,648 --> 00:25:51,650 まあっ ヨミ。 そうしてもらいましょうよ。 398 00:25:51,650 --> 00:25:53,652 あ~ はいはい。 399 00:25:53,652 --> 00:25:56,488 どうされました? イアナ様。 何か問題でも? 400 00:25:56,488 --> 00:25:59,158 えっ いや そんなことないんだけど。 401 00:25:59,158 --> 00:26:02,161 《だって ギノフォードの実家ですよ。 402 00:26:02,161 --> 00:26:05,431 考えることが また増えそうな 予感しかないんだけど!》 403 00:26:08,801 --> 00:26:11,303 ワーイ。