1 00:00:34,968 --> 00:00:40,641 <コノハ:中学のころ 私が 書いていた物語は➨ 2 00:00:40,641 --> 00:00:45,979 自分の名前を付けた かれんな主人公が 活躍する➨ 3 00:00:45,979 --> 00:00:48,482 恋と魔法の➨ 4 00:00:48,482 --> 00:00:52,319 冒険ファンタジー> 5 00:00:52,319 --> 00:00:55,489 コノハ!! あんた いっつも 何してんの! 6 00:00:55,489 --> 00:00:57,991 それ 勉強じゃないでしょう! 7 00:00:57,991 --> 00:01:01,495 勉強なんて 必要ないんだよ お母さん。 8 00:01:01,495 --> 00:01:04,998 大切なのは 学力じゃなくて➨ 9 00:01:04,998 --> 00:01:07,000 魔力なんだから。 魔力!? 10 00:01:07,000 --> 00:01:10,003 <私 こと 佐藤コノハは この時➨ 11 00:01:10,003 --> 00:01:12,839 いつか 自分は 異世界に 召喚されるのだと➨ 12 00:01:12,839 --> 00:01:14,841 信じて疑わなかった> 13 00:01:14,841 --> 00:01:17,177 いつ 異世界に 呼ばれるか わかんないから➨ 14 00:01:17,177 --> 00:01:19,846 今のうちに 現世に 手紙を残しておこうっと。 15 00:01:19,846 --> 00:01:21,848 < とか> 異世界に行ったら➨ 16 00:01:21,848 --> 00:01:25,018 私 どんな設定になるだろう? やっぱ 美少女になるよね~。 17 00:01:25,018 --> 00:01:27,020 < とか 物語を書いたのも➨ 18 00:01:27,020 --> 00:01:31,024 すべては 異世界へ行くことを 前提とした 予行演習で➨ 19 00:01:31,024 --> 00:01:33,627 私にとっては 大切なことだったと思う> 20 00:01:33,627 --> 00:01:35,796 あっ もしもし? 📱 21 00:01:35,796 --> 00:01:37,798 お母さん? 何? 22 00:01:37,798 --> 00:01:40,300 うん 今 仕事帰り。 23 00:01:40,300 --> 00:01:43,136 はぁ? 押し入れのノート? 手紙? 24 00:01:43,136 --> 00:01:46,473 あんたも 実家 出たし 適当に 処分しちゃってもいい? 25 00:01:46,473 --> 00:01:49,977 あ~ うん 必要なものは 全部 持っていったから大丈夫だよ。 26 00:01:49,977 --> 00:01:51,979 📱そう? はいはい わかった 切るわね。 27 00:01:51,979 --> 00:01:54,982 うん。 あっ ノート!! 28 00:01:54,982 --> 00:01:57,985 (ブレーキ音) 29 00:02:00,487 --> 00:02:05,325 《あっ… そういえば あの時の物語って たしか…》 30 00:02:05,325 --> 00:02:10,664 <魔法王国に住む主人公 伯爵令嬢 コノハ カッコ 自分は➨ 31 00:02:10,664 --> 00:02:13,500 妹の 婚約者候補として訪れた➨ 32 00:02:13,500 --> 00:02:18,005 ギノフォードという青年と 偶然 庭園で出会い➨ 33 00:02:18,005 --> 00:02:21,842 お互い ひと目で 恋をする…。 34 00:02:21,842 --> 00:02:25,512 しかし 主役の 2人の前に 立ちはだかったのは➨ 35 00:02:25,512 --> 00:02:29,016 コノハの妹 イアナだった。 36 00:02:29,016 --> 00:02:31,518 イアナは 根っからの悪女と有名で➨ 37 00:02:31,518 --> 00:02:33,787 姉や周囲に 嫉妬しては騒ぎ➨ 38 00:02:33,787 --> 00:02:36,957 当たり散らすような 評判の悪い女だった。 39 00:02:36,957 --> 00:02:39,292 イアナが騒ぐという理由で➨ 40 00:02:39,292 --> 00:02:42,462 コノハとギノフォードは 堂々と会うことを許されず➨ 41 00:02:42,462 --> 00:02:44,965 婚約の発表も できずにいた。 42 00:02:44,965 --> 00:02:47,467 コノハは そんな妹でも愛したが➨ 43 00:02:47,467 --> 00:02:51,805 心の醜いイアナは コノハに 思いつくかぎりの嫌がらせをし➨ 44 00:02:51,805 --> 00:02:54,474 ついには その命をも➨ 45 00:02:54,474 --> 00:02:57,978 狙い始める…> 46 00:02:57,978 --> 00:02:59,980 やっと 手に入れたの? 47 00:02:59,980 --> 00:03:01,982 ずいぶんと 待たせてくれたじゃない? 48 00:03:01,982 --> 00:03:03,984 申し訳ありません。 49 00:03:03,984 --> 00:03:06,987 これが 読んだ者の 人格を崩壊させる書物なの? 50 00:03:06,987 --> 00:03:09,990 はい… その名も 『黒歴史』。 51 00:03:09,990 --> 00:03:12,159 やった… やったわ! 52 00:03:12,159 --> 00:03:15,829 これで コノハお姉様を 殺せるのね~! 53 00:03:15,829 --> 00:03:17,831 ⚟見てはいけません イアナ様!! 54 00:03:17,831 --> 00:03:21,001 あっ あっ ああっ!! 55 00:03:21,001 --> 00:03:26,506 (叫び声) 56 00:03:26,506 --> 00:03:28,675 ((いつ 異世界に 呼ばれるか わかんないから➨ 57 00:03:28,675 --> 00:03:31,678 今のうちに 現世に 手紙を残しておこうっと。 58 00:03:31,678 --> 00:03:35,615 拝啓 お父様 お母様 私は 今 現世にいません。 59 00:03:35,615 --> 00:03:38,285 それは 私に使命があるからです。 60 00:03:38,285 --> 00:03:41,288 異世界に行ったら どんな設定になるだろう? 61 00:03:41,288 --> 00:03:44,491 名前は 今と同じで… 美少女になるよね! 62 00:03:47,627 --> 00:03:50,964 キャラ設定は 大事だよね~。 63 00:03:50,964 --> 00:03:54,301 ヘヘヘヘ…。 64 00:03:54,301 --> 00:03:59,639 どんな話にしてやろうか ヘッヘッヘ)) 65 00:03:59,639 --> 00:04:01,641 ハッ! 66 00:04:05,979 --> 00:04:08,815 …様! お気を確かに! 67 00:04:08,815 --> 00:04:11,818 (シャノウ)見つけたぞ イアナ・マグノリア! 68 00:04:11,818 --> 00:04:14,488 《私… この場面 知ってる?》 69 00:04:14,488 --> 00:04:17,824 (シャノウ)コノハ・マグノリア殺害未遂の容疑で 逮捕する! 70 00:04:17,824 --> 00:04:22,829 《イアナって… 私が考えた物語の 悪役の名前…。 71 00:04:22,829 --> 00:04:27,501 なんで 私 佐藤コノハなのに 悪役イアナの名前で 呼ばれてんの!? 72 00:04:27,501 --> 00:04:29,503 さっきまで 会社帰りで➨ 73 00:04:29,503 --> 00:04:31,505 お母さんと 電話してたはずなのに…》 74 00:04:31,505 --> 00:04:34,107 (ブレーキ音) 75 00:04:34,107 --> 00:04:38,111 オグッ! 刑が決まるまで ろうで おとなしくしていろ! 76 00:04:38,111 --> 00:04:41,114 イアナ・マグノリア! この 希代の悪女め! 77 00:04:41,114 --> 00:04:44,951 《投獄される展開… 呼ばれる名前も 私を指してる…。 78 00:04:44,951 --> 00:04:46,953 間違いない…。 79 00:04:46,953 --> 00:04:48,955 私 転生してる!!》 80 00:06:30,991 --> 00:06:32,926 < この世界は➨ 81 00:06:32,926 --> 00:06:37,430 私が 中学から高校にかけて 作り上げた 妄想の産物➨ 82 00:06:37,430 --> 00:06:39,432 『黒歴史』の プロローグだ。 83 00:06:39,432 --> 00:06:42,269 自分と 同じ名前の コノハというヒロインが➨ 84 00:06:42,269 --> 00:06:46,106 多くのイケメンに守られながら 世界を救うという リア充ストーリー。 85 00:06:46,106 --> 00:06:48,108 私が 転生したのは➨ 86 00:06:48,108 --> 00:06:52,946 主人公 コノハにとっての敵 悪の妹… イアナだ…> 87 00:06:52,946 --> 00:06:55,615 (コノハ)イアナ! 大丈夫!? 88 00:06:55,615 --> 00:06:58,952 警察に 連行されたと聞いて 心配したわ! 89 00:06:58,952 --> 00:07:01,454 さあ 一緒に帰りましょう。 90 00:07:03,957 --> 00:07:05,959 《ま… まさか コノハ!? 91 00:07:05,959 --> 00:07:08,628 自分の書いたキャラ!?》 大丈夫? イアナ…。 92 00:07:08,628 --> 00:07:11,965 《いい匂い… いい声…》 お姉ちゃん 来るの遅かった? 93 00:07:11,965 --> 00:07:14,801 《マジか じ… 実在してる! 94 00:07:14,801 --> 00:07:17,137 どうしよう マジ 天使じゃん!》 95 00:07:17,137 --> 00:07:19,639 (ギノフォード) コノハ! その女から離れろ! 96 00:07:25,145 --> 00:07:27,814 《出た~ メインヒーロー ギノフォード!》 97 00:07:27,814 --> 00:07:29,816 どけ コノハ! 98 00:07:29,816 --> 00:07:31,818 どうして その女を 殺さなかった! 99 00:07:31,818 --> 00:07:35,755 ギノフォード様 この子は たった一人の 妹なんです! 100 00:07:35,755 --> 00:07:39,259 だとしてもだ! 101 00:07:39,259 --> 00:07:42,762 舞踏会の夜 お前の馬車に 暗殺者をしむけ➨ 102 00:07:42,762 --> 00:07:45,432 使用人に 金を握らせ 飲み物に 毒を仕込み➨ 103 00:07:45,432 --> 00:07:47,434 ありもしない うわさ話を➨ 104 00:07:47,434 --> 00:07:49,436 屋敷じゅうに流して 困らせたあげく➨ 105 00:07:49,436 --> 00:07:51,938 『黒歴史』で お前の精神を 壊そうとした。 106 00:07:51,938 --> 00:07:55,108 お前の馬を 牛と入れ替えたのも こいつだぞ! 107 00:07:55,108 --> 00:07:58,611 《しまった! 我ながら 結構やるなと思ってしまった。 108 00:07:58,611 --> 00:08:01,114 何してくれてんだ 前世の私!》 109 00:08:01,114 --> 00:08:03,950 ((ヒロインを いじめる女は 必須ですよね)) 110 00:08:03,950 --> 00:08:06,119 でも ギノ…。 わかってくれ コノハ➨ 111 00:08:06,119 --> 00:08:10,623 俺は お前を失ったら 生きてはいけない…。 112 00:08:10,623 --> 00:08:14,127 《と 主役の 2人に 見せつけられたあと➨ 113 00:08:14,127 --> 00:08:17,130 物語どおり 人格崩壊した私は➨ 114 00:08:17,130 --> 00:08:20,967 コノハの嘆願により 伯爵家の所有する 辺境の領地で➨ 115 00:08:20,967 --> 00:08:23,803 3ヶ月間の 謹慎処分となるのだ。 116 00:08:23,803 --> 00:08:26,473 ありがとう コノハ… ヒロイン万歳! 117 00:08:26,473 --> 00:08:29,809 まあ 私としては この世界に なじむ いい機会だけど➨ 118 00:08:29,809 --> 00:08:32,912 たしか イアナは 伯爵家に雇われた とある男に➨ 119 00:08:32,912 --> 00:08:36,249 謹慎中に 殺されてしま… う!? 120 00:08:36,249 --> 00:08:40,587 って おい~! このままじゃ 私 死んじゃうよ~!!》 121 00:08:40,587 --> 00:08:43,256 < その男は 子どものころ➨ 122 00:08:43,256 --> 00:08:46,259 奴隷として 売られるところを コノハに助けられ➨ 123 00:08:46,259 --> 00:08:48,595 それ以来 ずっと コノハに恋をして➨ 124 00:08:48,595 --> 00:08:50,764 守りたいと 願っているのだ> 125 00:08:50,764 --> 00:08:53,933 イアナお嬢様には 本日より 3ヶ月間➨ 126 00:08:53,933 --> 00:08:56,269 当屋敷で 過ごしていただきます。 127 00:08:56,269 --> 00:08:59,439 領地から出ないかぎり 外出の制限は ないと…。 128 00:08:59,439 --> 00:09:01,441 《うぅ…怖がってる…》 129 00:09:01,441 --> 00:09:03,943 お部屋は 2階に ご用意しております。 130 00:09:03,943 --> 00:09:07,113 それと 伯爵家から派遣された➨ 131 00:09:07,113 --> 00:09:10,450 イアナお嬢様付きの 使用人が 参りますので。 132 00:09:10,450 --> 00:09:13,453 こちらでございます。 133 00:09:13,453 --> 00:09:15,455 《それらしい人は いないかな…》 134 00:09:15,455 --> 00:09:17,457 何か ご不便が ございましたら…。 135 00:09:17,457 --> 00:09:19,459 (ソル)私に なんなりと お申しつけください。 136 00:09:19,459 --> 00:09:21,961 本日より お嬢様の お世話を➨ 137 00:09:21,961 --> 00:09:23,963 させて いただくこととなりました➨ 138 00:09:23,963 --> 00:09:25,965 ソルと申します。 139 00:09:28,635 --> 00:09:30,637 《いやがった! 140 00:09:30,637 --> 00:09:35,074 クエスチョン 自分を殺すと知っていて 犯人と 同居するバカがいますか?》 141 00:09:35,074 --> 00:09:38,077 ((俺のこと 殺す奴だろ? 一緒に住もうぜ!!)) 142 00:09:38,077 --> 00:09:40,080 《アンサー いませんよね!》 143 00:09:40,080 --> 00:09:42,916 イアナお嬢様? 《ヒィーッ! 近づくな 殺人鬼!》 144 00:09:42,916 --> 00:09:46,252 どこか 具合でも…。 145 00:09:46,252 --> 00:09:48,922 《殺人鬼とか ウソです! 殺さないで!》 146 00:09:48,922 --> 00:09:50,924 あ… いえ➨ 147 00:09:50,924 --> 00:09:53,760 その…。 失礼しました。 148 00:09:53,760 --> 00:09:58,097 長旅で お疲れのようですので こちらに お掛けください。 149 00:09:58,097 --> 00:10:01,301 何か 温かいものを お持ちいたします。 150 00:10:03,603 --> 00:10:05,605 《キョロ キョロ》 151 00:10:05,605 --> 00:10:07,607 ふはぁ~。 152 00:10:07,607 --> 00:10:11,277 《助かった… のか? 153 00:10:11,277 --> 00:10:13,279 いや 助かってないし! 154 00:10:13,279 --> 00:10:16,616 この先 生き残るには 詳しい設定を 思い出さなければ》 155 00:10:16,616 --> 00:10:19,619 ((この世界には人間だけでなく…。 魔法王国での魔法の使用は➨ 156 00:10:19,619 --> 00:10:22,455 何か 制限したほうがいいのかな? 魔法のアイテムも 考えとかなきゃ。 157 00:10:22,455 --> 00:10:25,291 忍者とか侍とか 魔法使いも? あっ やっぱ 侍なし!)) 158 00:10:25,291 --> 00:10:27,293 《いや 基本設定 大事だけど➨ 159 00:10:27,293 --> 00:10:30,296 今すぐ なんとかしなくちゃ 私 殺されちゃうんだよ~! 160 00:10:30,296 --> 00:10:33,299 そうだ… 私が コノハの害になるから 殺すんだ…。 161 00:10:33,299 --> 00:10:38,304 ということは そうじゃないと 証明さえすれば…。 162 00:10:38,304 --> 00:10:40,974 うん そうすれば 私 死ななくても済むんだ! 163 00:10:40,974 --> 00:10:43,810 とすれば まず 行動!》 164 00:10:43,810 --> 00:10:45,812 どうなさいましたか? イアナ様。 165 00:10:45,812 --> 00:10:48,314 ちょっと お姉様に 手紙を 書こうと思って…。 166 00:10:48,314 --> 00:10:50,650 《お母さ~ん! こいつ 足音しない!》 167 00:10:50,650 --> 00:10:53,653 コノハ様に 手紙… でございますか? 168 00:10:53,653 --> 00:10:57,157 え ええ… 無事に 到着したことを お伝えしなくては…。 169 00:10:57,157 --> 00:11:00,827 オホホホホホ! 170 00:11:00,827 --> 00:11:02,829 かしこまりました。 171 00:11:02,829 --> 00:11:05,164 すぐに 便箋など ご用意いたします。 172 00:11:05,164 --> 00:11:07,500 《とにかく 私は➨ 173 00:11:07,500 --> 00:11:10,003 死なない道を選ぶ! 174 00:11:10,003 --> 00:11:13,006 そうして 普通の 伯爵令嬢 イアナとして生きて➨ 175 00:11:13,006 --> 00:11:15,008 どこかの 地味系貴族と 結婚し➨ 176 00:11:15,008 --> 00:11:17,010 平和な人生を 歩むのだ!》 177 00:11:19,512 --> 00:11:21,681 《そのためには!》 178 00:11:21,681 --> 00:11:24,517 お手紙セットを お持ちしました イアナ様。 179 00:11:24,517 --> 00:11:28,688 ありがとう すてきな手紙が 書けそうな気がするわ~。 180 00:11:28,688 --> 00:11:31,691 《私の 平和な人生のために➨ 181 00:11:31,691 --> 00:11:33,793 まずは コノハとギノフォードの結婚を 認めま~す って➨ 182 00:11:33,793 --> 00:11:35,795 意思表示しないと…。 183 00:11:35,795 --> 00:11:37,797 あと これまでの無礼を ちゃんと おわびして➨ 184 00:11:37,797 --> 00:11:40,300 とにかく 『黒歴史』から離れよう! 185 00:11:40,300 --> 00:11:42,802 人生丸ごと 修正じゃ~!》 186 00:11:42,802 --> 00:11:45,471 あの女が コノハ様に 手紙? 187 00:11:45,471 --> 00:11:47,974 何を 考えている? 188 00:11:59,152 --> 00:12:02,155 (ギノフォード)あの女が コノハに手紙を? はい…。 189 00:12:02,155 --> 00:12:04,324 フン…。 190 00:12:04,324 --> 00:12:06,993 「2人の結婚を 祝福する」。 191 00:12:06,993 --> 00:12:09,495 いかにも コノハが喜びそうな文面だ。 192 00:12:09,495 --> 00:12:11,497 ええ…。 193 00:12:11,497 --> 00:12:13,666 本心だと思われますか? 194 00:12:13,666 --> 00:12:16,169 ありえん。 195 00:12:16,169 --> 00:12:19,005 今更 心境の変化を信じるとでも? 196 00:12:19,005 --> 00:12:22,342 つくづく 愚かな女だイアナ・マグノリア…。 197 00:12:22,342 --> 00:12:25,011 愚か… それだけでしょうか? なに? 198 00:12:25,011 --> 00:12:27,847 むしろ わずかな殺気にも 反応する➨ 199 00:12:27,847 --> 00:12:30,516 侮れない 勘の よさを感じました。 200 00:12:30,516 --> 00:12:33,286 あれは… 油断できません。 201 00:12:33,286 --> 00:12:35,288 あなたも そう思うから➨ 202 00:12:35,288 --> 00:12:40,093 謹慎中の暗殺を 指示されたのでしょう ギノフォード様。 203 00:12:42,962 --> 00:12:45,465 申し訳ありません イアナ様。 204 00:12:45,465 --> 00:12:48,968 コノハ様は 伯父上と ご旅行に行かれていまして➨ 205 00:12:48,968 --> 00:12:51,638 お手紙の返事は いただけませんでした。 206 00:12:51,638 --> 00:12:55,141 《えっ!? 伯父上? そんなやつ いたっけ…。 207 00:12:55,141 --> 00:12:58,978 全然 記憶にないんだけど…。 208 00:12:58,978 --> 00:13:01,814 そういえば いた… かも。 209 00:13:01,814 --> 00:13:06,653 コノハが ソルを 奴隷市で助けたとき…》 210 00:13:06,653 --> 00:13:09,656 ((俺は 落ちる所まで落ちたやつだ…。 211 00:13:09,656 --> 00:13:11,991 助けていいのか? お嬢様。 212 00:13:11,991 --> 00:13:14,160 人だって 殺すかもしれないぞ)) 213 00:13:14,160 --> 00:13:16,162 《一緒にいたんだ》 214 00:13:16,162 --> 00:13:18,998 ((そう… けど あなたは もう 奴隷じゃない)) 215 00:13:18,998 --> 00:13:21,834 《そう! ここで たしか ヒロイン的名言が…》 216 00:13:21,834 --> 00:13:24,003 ソル あなたの きれいな手は➨ 217 00:13:24,003 --> 00:13:26,506 汚すために あるものじゃないのよ。 218 00:13:28,675 --> 00:13:31,344 《な~んちゃって…》 219 00:13:31,344 --> 00:13:34,280 なぜ… その言葉を…。 220 00:13:34,280 --> 00:13:36,949 《うっかり 何言ってんだ 私は~!》 221 00:13:36,949 --> 00:13:39,285 うわ~ なんか ちょっと 寒くなったかも…。 222 00:13:39,285 --> 00:13:41,287 部屋に 戻るわね~! 223 00:13:43,456 --> 00:13:47,293 あぁ… 怪しまれたかなぁ…。 224 00:13:47,293 --> 00:13:49,629 このままじゃ マズいよね…。 225 00:13:49,629 --> 00:13:52,799 死なないためには もっと ちゃんと思い出さないと。 226 00:13:52,799 --> 00:13:55,635 う~ん たしか このあと コノハとギノフォードは…》 227 00:13:55,635 --> 00:13:58,805 < その村は 静まり返っていて➨ 228 00:13:58,805 --> 00:14:02,308 不自然なほど 生き物の声が しなかった。 229 00:14:02,308 --> 00:14:05,311 しかし 以前から 2人の関係を支持し➨ 230 00:14:05,311 --> 00:14:07,814 幾度となく 密会場所を 提供していた➨ 231 00:14:07,814 --> 00:14:10,316 伯父の提案ということもあって➨ 232 00:14:10,316 --> 00:14:14,320 コノハは 足を踏み入れてしまう…。 233 00:14:14,320 --> 00:14:17,990 それが コノハという 美しい めいを 手に入れるために➨ 234 00:14:17,990 --> 00:14:21,160 伯父が仕掛けた わなとも知らず…> 235 00:14:21,160 --> 00:14:25,331 《そうだ… イアナは コノハにとって いわば プロローグの敵…。 236 00:14:25,331 --> 00:14:28,668 ということは 当然 1話目の敵も いるわけで…》 237 00:14:28,668 --> 00:14:30,670 <伯父は 青年時➨ 238 00:14:30,670 --> 00:14:33,106 コノハの母に かなわぬ恋を していたが➨ 239 00:14:33,106 --> 00:14:35,775 その気持ちは 抑え込むしかなかった。 240 00:14:35,775 --> 00:14:38,778 しかし 母そっくりに育ったコノハに➨ 241 00:14:38,778 --> 00:14:41,614 ゆがんだ思いは 再び あふれてしまう。 242 00:14:41,614 --> 00:14:44,283 伯父は 2人を 廃村に おびき寄せ➨ 243 00:14:44,283 --> 00:14:47,120 ギノフォードを 傷つけ コノハに 襲いかかる。 244 00:14:47,120 --> 00:14:49,122 しかし そのショックで➨ 245 00:14:49,122 --> 00:14:52,125 コノハの中の 秘めたる魔力が 解放され➨ 246 00:14:52,125 --> 00:14:54,293 伯父は 倒される> ((グアーッ!)) 247 00:14:54,293 --> 00:14:57,463 <コノハは ギノフォードを 目覚めさせるため 旅に出て➨ 248 00:14:57,463 --> 00:15:00,967 やがて 世界の問題に 巻き込まれていくのだ> 249 00:15:00,967 --> 00:15:03,302 《って 伯父が 2人の敵かよ! 250 00:15:03,302 --> 00:15:05,304 あれ? さっき ソルが➨ 251 00:15:05,304 --> 00:15:07,974 旅行にとか 無表情で 言ってたよね…。 252 00:15:07,974 --> 00:15:12,979 じゃあ… 2人は 今 まさに 残酷な運命の岐路にいる…。 253 00:15:12,979 --> 00:15:15,481 いやいや いや このままじゃ 私だって 死ぬんだし➨ 254 00:15:15,481 --> 00:15:17,483 まずは 自分のことから…》 255 00:15:17,483 --> 00:15:20,653 ((警察に 連行されたと聞いて 心配したわ! 256 00:15:20,653 --> 00:15:23,322 さあ 一緒に帰りましょう。 257 00:15:23,322 --> 00:15:26,993 ギノフォード様 この子は たった一人の 妹なんです!)) 258 00:15:26,993 --> 00:15:31,330 《コノハは 私のことを 思ってくれたのに…》 259 00:15:31,330 --> 00:15:33,599 ああっ もう! 260 00:15:33,599 --> 00:15:36,102 誰か! 261 00:15:36,102 --> 00:15:39,105 誰でもいいから 王都へ 早馬を出して! 262 00:15:41,274 --> 00:15:44,443 《誰も 目を合わせてくれない》 263 00:15:44,443 --> 00:15:46,446 誰か…。 264 00:15:46,446 --> 00:15:48,447 イアナ様? 265 00:15:48,447 --> 00:15:50,616 どうかなさいましたか? ソル…。 266 00:15:50,616 --> 00:15:53,286 何か 失礼なことでも ございましたか? 267 00:15:53,286 --> 00:15:55,788 そうじゃなくて…。 他の 使用人は➨ 268 00:15:55,788 --> 00:15:57,790 みんな 仕事がございます。 269 00:15:57,790 --> 00:16:00,960 どうか 王都にいたときのような 振る舞いは おやめください。 270 00:16:00,960 --> 00:16:02,962 だから そうじゃ…。 271 00:16:02,962 --> 00:16:05,798 《いや… 違う➨ 272 00:16:05,798 --> 00:16:09,302 ソルの 言うとおりだ…。 273 00:16:09,302 --> 00:16:11,637 これは 私の 『黒歴史』の中で➨ 274 00:16:11,637 --> 00:16:14,841 私が作り上げた世界》 イアナ様? 275 00:16:20,980 --> 00:16:23,983 《だって 知らなかった。 276 00:16:23,983 --> 00:16:26,319 現実の 私にとって空想でも➨ 277 00:16:26,319 --> 00:16:30,990 そこに生きる キャラクターにとっては すべて 現実になるだなんて…。 278 00:16:30,990 --> 00:16:34,760 自分の妄想が 罪深いものになるなんて…》 279 00:16:34,760 --> 00:16:36,762 アタッ! 280 00:16:36,762 --> 00:16:40,933 《でも… ひるんじゃだめだ 私! 281 00:16:40,933 --> 00:16:43,603 好きなものを 思い浮かべて》 282 00:16:43,603 --> 00:16:46,606 ((ドーナツ おいしい! ちゃき~ん!)) 283 00:16:46,606 --> 00:16:52,111 《だめだ~! 思った以上に 妄想できない! 284 00:16:52,111 --> 00:16:56,115 とにかく コノハたちを助けに行く! それだけを 考えろ! 285 00:16:56,115 --> 00:16:59,452 あの 天使キャラの お姉様を 傷つけてたまるか!》 286 00:16:59,452 --> 00:17:03,456 いや~!! 287 00:17:03,456 --> 00:17:05,791 《イアナは 馬に乗れるって設定だけど➨ 288 00:17:05,791 --> 00:17:07,793 前世の私が 怖がってる~!》 289 00:17:07,793 --> 00:17:10,630 さあ コノハ あの教会だよ。 290 00:17:10,630 --> 00:17:13,466 すごい… こんな場所 知らなかった…。 291 00:17:13,466 --> 00:17:16,302 もう ずいぶん前に 廃村になったんだが➨ 292 00:17:16,302 --> 00:17:18,638 私が 手入れしているんだよ。 293 00:17:18,638 --> 00:17:21,140 さあ ギノフォードくんも行こう。 はい…。 294 00:17:21,140 --> 00:17:23,976 ああ 剣は 置いていきたまえよ。 295 00:17:23,976 --> 00:17:27,647 結婚式は 神聖なものなのだからね。 296 00:17:27,647 --> 00:17:30,149 《間に合え 間に合え! 297 00:17:30,149 --> 00:17:32,919 私は ずっと コノハみたいになりたかった…。 298 00:17:32,919 --> 00:17:36,923 美人で 純真むくで たくさんの人に好かれる女の子。 299 00:17:36,923 --> 00:17:41,427 特別な力だとか 境遇だとか 現実にないことが ドラマチックで➨ 300 00:17:41,427 --> 00:17:43,429 苦境のヒロインに もえてた。 301 00:17:43,429 --> 00:17:45,765 だけど ここでは すべてが 現実だ! 302 00:17:45,765 --> 00:17:49,101 作中の傷を 本物の傷にしたくはない!》 303 00:17:49,101 --> 00:17:51,103 死ね ギノフォード!! 304 00:17:51,103 --> 00:17:54,774 《私が考えた 運命の物語!!》 キャーッ!! 305 00:17:54,774 --> 00:17:58,277 イアナ! 《私が今 書き直す!》 306 00:18:02,114 --> 00:18:05,618 ご無事ですか!? お姉様 ギノフォード様! 307 00:18:05,618 --> 00:18:07,954 イアナ! あなた どうして ここに? 308 00:18:07,954 --> 00:18:10,790 話は あとで! お二人とも おケガは ありませんね! 309 00:18:10,790 --> 00:18:13,459 ええ 私は…。 俺も 大丈夫だ。 310 00:18:13,459 --> 00:18:17,129 《よかった… 間に合ったんだ…》 311 00:18:17,129 --> 00:18:19,799 お二人は 先に ここを出てください。 312 00:18:19,799 --> 00:18:23,970 ギノフォード様! コノハお姉様を 気遣ってあげてくださいませ…。 313 00:18:23,970 --> 00:18:25,972 《コノハには 今➨ 314 00:18:25,972 --> 00:18:30,142 ギノフォードしか いないんだから…。 315 00:18:30,142 --> 00:18:32,144 気が抜けた~。 316 00:18:32,144 --> 00:18:34,080 伯父様の暴挙を 止めたことで➨ 317 00:18:34,080 --> 00:18:36,582 この先 『黒歴史』どおりに 進むか わからないしね》 318 00:18:36,582 --> 00:18:38,751 イアナ!! 319 00:18:38,751 --> 00:18:40,753 《しまっ… えっ…》 320 00:18:42,755 --> 00:18:44,757 《え~っ 脳天が!》 321 00:18:44,757 --> 00:18:48,260 フゥ… 貴族の ご令嬢が 暴漢の お相手ですか? 322 00:18:48,260 --> 00:18:51,263 はしたのうございますよ イアナ様。 323 00:18:51,263 --> 00:18:54,433 《いや~ かっこいい…。 324 00:18:54,433 --> 00:18:56,435 って そうじゃなくて!》 325 00:18:56,435 --> 00:18:59,271 あの~ ソル なんで…。 ああ 私ですか? 326 00:18:59,271 --> 00:19:02,608 あなたが 屋敷を出たあと ずっと あとをつけてたんですが。 327 00:19:02,608 --> 00:19:04,610 《ウッソ 全然 気付かなかった!》 328 00:19:04,610 --> 00:19:08,114 まさか こうなるとは 思いませんでしたね 正直。 329 00:19:08,114 --> 00:19:11,617 《物語どおりに キャラクターが 罪を犯す…。 330 00:19:11,617 --> 00:19:14,453 私が 書いたんだから これは 私のせいだ…。 331 00:19:14,453 --> 00:19:18,057 自己満足でも せめて 責任を 感じさせてほしい…》 332 00:19:23,963 --> 00:19:25,965 (ギノフォード)イアナ。 333 00:19:25,965 --> 00:19:29,068 お前は 伯父上の行動を 知っていたのか? 334 00:19:31,470 --> 00:19:34,907 はい!? 伯父上の コノハに対する執着を知っていて➨ 335 00:19:34,907 --> 00:19:37,410 今まで 陰で 助けてくれていたのか? えっ!? 336 00:19:37,410 --> 00:19:40,246 俺が コノハの婚約者に なったことで➨ 337 00:19:40,246 --> 00:19:42,915 伯父上の気持ちを 逆なでしないために➨ 338 00:19:42,915 --> 00:19:45,918 お前は 俺たちの結婚に 反対していたんだろう? 339 00:19:45,918 --> 00:19:47,920 《いえ 違います! 340 00:19:47,920 --> 00:19:50,423 あれは 正真正銘 嫌がらせですよ ギノフォードさん! 341 00:19:50,423 --> 00:19:53,426 助けてもらったからって 純粋な解釈しすぎですから! 342 00:19:53,426 --> 00:19:55,428 お前は いい子か!》 イアナ? 343 00:19:55,428 --> 00:19:57,430 《けど これって➨ 344 00:19:57,430 --> 00:20:00,099 うまく 『黒歴史』を 変えられたってことなのかな…。 345 00:20:00,099 --> 00:20:02,101 だって 助けられた。 346 00:20:02,101 --> 00:20:04,770 コノハも ギノフォードも 私も…》 347 00:20:04,770 --> 00:20:07,773 よかった…。 348 00:20:07,773 --> 00:20:09,775 《これで やっと 死ななくて済む! 349 00:20:09,775 --> 00:20:11,944 普通の人生って すばらしい!》 350 00:20:11,944 --> 00:20:15,448 イアナ様 俺からも 礼を 言わせてください。 あっ ソル。 351 00:20:15,448 --> 00:20:18,451 恩あるコノハ様に 何かあったら➨ 352 00:20:18,451 --> 00:20:23,956 俺は そいつを 殺さずには いられなかったでしょうから。 353 00:20:23,956 --> 00:20:27,960 えっ… ふ… ふぅ~ん…。 さっ 参りましょうか。 354 00:20:27,960 --> 00:20:30,296 《ヤヤヤヤヤ… ヤバい! 355 00:20:30,296 --> 00:20:33,799 物語では この一件で コノハの 魔法の力が目覚め➨ 356 00:20:33,799 --> 00:20:35,968 そのあとは 身に降りかかる厄災から➨ 357 00:20:35,968 --> 00:20:37,970 逃れることが できるんだけど➨ 358 00:20:37,970 --> 00:20:40,306 助けたから 目覚めてないし…。 359 00:20:40,306 --> 00:20:42,475 もし また コノハに 何かあって➨ 360 00:20:42,475 --> 00:20:45,978 ソルに 疑われたら 確実に やられる! 361 00:20:45,978 --> 00:20:48,581 コ… コノハを 守らないと!》 ((アッハハ イアナ)) 362 00:20:53,986 --> 00:20:56,989 《不本意な転生先って つらいなぁ…》 363 00:20:56,989 --> 00:20:59,325 この先は 景色が きれいですよ。 364 00:20:59,325 --> 00:21:01,327 っと 申し訳ありません。 365 00:21:01,327 --> 00:21:03,329 イアナ様は 景色などに 興味は ありませんでした…。 366 00:21:03,329 --> 00:21:05,331 うわ~っ! 367 00:21:05,331 --> 00:21:07,333 あれは しだれ桜の並木ね! 368 00:21:07,333 --> 00:21:09,335 《うちの近所に あったな~!》 369 00:21:09,335 --> 00:21:12,838 あっちに 霊峰があるってことは あの向こうは リリー王国!? 370 00:21:12,838 --> 00:21:14,840 すごい すご~い! 371 00:21:14,840 --> 00:21:17,676 バーバラの森へは 初めてですか? うん! 372 00:21:17,676 --> 00:21:20,679 《ローズ王国の バーバラの森 バラ仲間かよ!》 373 00:21:23,015 --> 00:21:26,018 《何か とんでもないことを 忘れてるような…》 374 00:21:28,020 --> 00:21:30,356 イアナ こっちよ! お姉様! 375 00:21:30,356 --> 00:21:32,358 あっちから 登ってきてね! 376 00:21:32,358 --> 00:21:35,361 《今日は コノハが お花見に誘ってくれた》 377 00:21:38,631 --> 00:21:41,133 は~い! こっちも あっちから そっちに 行きま~…。 378 00:21:41,133 --> 00:21:45,638 (ギノフォード)イアナ。 あっ…。 行くぞ コノハが待っている。 379 00:21:45,638 --> 00:21:47,640 えっ ギノフォード様!? 380 00:21:47,640 --> 00:21:50,309 この先は 道が悪い 転ぶなよ。 381 00:21:50,309 --> 00:21:52,478 んぎゃ! 382 00:21:52,478 --> 00:21:54,813 ほら… 今 言ったばっかりだろ? 383 00:21:54,813 --> 00:21:56,815 《理想の ハイスペック男子!》 384 00:21:56,815 --> 00:22:01,654 イアナ様 ギノフォード様に ご迷惑を おかけしてはいけません。 385 00:22:01,654 --> 00:22:03,656 ソ… ソル。 386 00:22:03,656 --> 00:22:05,658 この先は 私が ご案内いたします。 387 00:22:05,658 --> 00:22:09,328 お一人で 歩けないのであれば 手を お貸ししますが? 388 00:22:09,328 --> 00:22:12,331 《視線 冷たっ!》 ヒィッ! 389 00:22:12,331 --> 00:22:14,533 あ… ありがとう。 390 00:22:19,004 --> 00:22:21,006 《ソルは 人形のように美しい➨ 391 00:22:21,006 --> 00:22:23,008 孤独な暗殺者。 392 00:22:23,008 --> 00:22:26,679 コノハのため 執事の姿で 私を 見張っている》 393 00:22:26,679 --> 00:22:30,015 礼など 不要です。 これが 私の役目ですから。 394 00:22:30,015 --> 00:22:33,452 《理想の姿! 私の 美意識が詰まった男子! 395 00:22:33,452 --> 00:22:35,454 私にだけ 怖いんだけど➨ 396 00:22:35,454 --> 00:22:37,456 なんか いいって 思っちゃう。 397 00:22:37,456 --> 00:22:39,458 これが 業かぁ…》 398 00:22:41,460 --> 00:22:43,963 《でも 私は 決めたんだ…。 399 00:22:43,963 --> 00:22:47,466 コノハが 危険な目に 遭わないように守って➨ 400 00:22:47,466 --> 00:22:49,969 自分も 生き残ってみせる! 401 00:22:49,969 --> 00:22:51,971 いいな~ コノハ》