1 00:00:34,668 --> 00:00:36,670 <イアナ:悪役である イアナは➨ 2 00:00:36,670 --> 00:00:38,672 主人公 コノハの身に 何かあれば疑われ➨ 3 00:00:38,672 --> 00:00:40,674 処刑される運命にある。 4 00:00:40,674 --> 00:00:43,010 そんな 『黒歴史』の世界で どうにか こうにか➨ 5 00:00:43,010 --> 00:00:45,012 平和に暮らしていたのも つかの間。 6 00:00:45,012 --> 00:00:48,682 イアナの幼なじみである ヨミは イアナを好きすぎるあまり➨ 7 00:00:48,682 --> 00:00:50,851 どんどん 勝手に解釈しやがって➨ 8 00:00:50,851 --> 00:00:53,020 ソルを始末するとか 言いだした。 9 00:00:53,020 --> 00:00:56,189 毒薬に詳しく 魔法も使える ヨミだったけど➨ 10 00:00:56,189 --> 00:00:58,525 ことごとく ソルの暗殺に失敗。 11 00:00:58,525 --> 00:01:01,194 流れ的に イアナが疑われたと思ったら➨ 12 00:01:01,194 --> 00:01:04,698 あれよあれよと ヨミとソルが 決闘することに!> 13 00:01:04,698 --> 00:01:08,702 《どうせ 誰が死んでも 私が疑われるんだ~!》 14 00:01:08,702 --> 00:01:10,704 私が相手よ! 15 00:01:12,706 --> 00:01:14,708 ヨミ! 16 00:01:14,708 --> 00:01:16,710 < という 緊迫の状態です…> 17 00:03:00,680 --> 00:03:03,016 (ヨミ)なんで… 僕は イアナのために! 18 00:03:03,016 --> 00:03:07,020 私は! あなたが 本気で 斬りかかってくるとしても➨ 19 00:03:07,020 --> 00:03:09,189 ここを どくわけには いかない! 20 00:03:09,189 --> 00:03:12,025 《ヒーッ! っていうか 剣 重くて動けない! 21 00:03:12,025 --> 00:03:14,027 動けたとしても 後ろには ソルがいるし! 22 00:03:14,027 --> 00:03:16,029 なんだよ この状況! 23 00:03:16,029 --> 00:03:18,031 ヨミのことだから まさか 本気で➨ 24 00:03:18,031 --> 00:03:20,367 斬りかかってくるなんてことは ないはず。 25 00:03:20,367 --> 00:03:23,203 いや 安心できないけど… 一か八かで勝負!》 26 00:03:23,203 --> 00:03:25,205 さあ ヨミ かかってきなさい! 27 00:03:25,205 --> 00:03:27,207 《お願いだから 来ないで!》 28 00:03:27,207 --> 00:03:29,209 さあ さあ さあ さあ さあ! 29 00:03:29,209 --> 00:03:31,211 《頼むから 諦めて!》 30 00:03:31,211 --> 00:03:33,213 さあ! 31 00:03:35,649 --> 00:03:37,651 (ヨミ)僕には できない…。 32 00:03:37,651 --> 00:03:39,653 《ごめん ヨミ。 33 00:03:39,653 --> 00:03:44,157 私のために やってくれたのに 踏みにじってしまって…》 34 00:03:44,157 --> 00:03:46,493 (ギノフォード)確かに➨ 35 00:03:46,493 --> 00:03:49,162 これ以上 続けることに 意味はないな。 36 00:03:49,162 --> 00:03:52,332 今回のことについて 説明してもらおうか? 37 00:03:52,332 --> 00:03:54,334 (ソル)私だけなら ともかく➨ 38 00:03:54,334 --> 00:03:56,837 今回は コノハ様も ケガを負われました。 39 00:03:56,837 --> 00:03:59,506 (コノハ)い… いいの 私は 大丈夫だから。 40 00:03:59,506 --> 00:04:02,008 ご自分を もっと 大事になさってください。 41 00:04:02,008 --> 00:04:05,212 あなたは いつも 優しすぎます。 え~。 42 00:04:07,180 --> 00:04:09,182 (ヨミ)えっ? 43 00:04:09,182 --> 00:04:11,685 申し訳ありません!! 44 00:04:11,685 --> 00:04:14,521 イ… イアナ… ヨミが…。 45 00:04:14,521 --> 00:04:16,523 実は ヨミったら➨ 46 00:04:16,523 --> 00:04:18,692 留学先で 私が みんなに 虐げられてるって➨ 47 00:04:18,692 --> 00:04:20,694 デマを 聞いたらしくて➨ 48 00:04:20,694 --> 00:04:24,364 それで ずっと心配して ただ 勘違いしただけなの。 49 00:04:24,364 --> 00:04:27,367 私のために やってくれたの。 だから…。 50 00:04:27,367 --> 00:04:30,203 《こ… こんな説明で 納得すると思えないけど➨ 51 00:04:30,203 --> 00:04:32,205 今は とにかく 謝るしか 思いつかない!》 52 00:04:32,205 --> 00:04:34,207 (ギノフォード)イアナ! ヒーッ! 53 00:04:37,644 --> 00:04:40,647 言いたいことは➨ 54 00:04:40,647 --> 00:04:43,984 それだけか? いいえ もっと 謝ります! 55 00:04:43,984 --> 00:04:45,986 すみません すみません すみません! 56 00:04:45,986 --> 00:04:48,655 ほら ヨミも ちゃんとして! (ギノフォード)謝る? 57 00:04:48,655 --> 00:04:51,658 決闘の最中 お前の様子は 見させてもらった。 58 00:04:51,658 --> 00:04:53,660 すみません すみません すみません➨ 59 00:04:53,660 --> 00:04:55,662 ごめんなさい すみません! (ギノフォード)もう すべて➨ 60 00:04:55,662 --> 00:04:57,664 わかっている。 ガスガス ガスガス! 61 00:04:57,664 --> 00:05:00,500 本当に すまなかった…。 何が…。 62 00:05:00,500 --> 00:05:03,670 ちょっと ヨミは黙ってて…。 こんなやつに謝るなんて モガ…。 63 00:05:03,670 --> 00:05:06,339 俺は 以前 罪を犯した。 なんの!? 64 00:05:06,339 --> 00:05:10,010 己の未熟さから お前の本質を 見誤り➨ 65 00:05:10,010 --> 00:05:14,014 ひどい言葉も 浴びせたし 傷つける行動も取った。 66 00:05:14,014 --> 00:05:16,850 (ギノフォード) ヨミ殿は 俺が お前を疎んじた➨ 67 00:05:16,850 --> 00:05:20,187 あの時のことを 聞いたのではないのか? 68 00:05:20,187 --> 00:05:23,356 だとしたら 少なくとも 今回の件➨ 69 00:05:23,356 --> 00:05:26,193 俺にも 責任が あるということになる。 70 00:05:26,193 --> 00:05:28,195 違うか? 71 00:05:28,195 --> 00:05:30,197 《違います!》 72 00:05:32,199 --> 00:05:34,701 ギノフォード様…。 73 00:05:38,305 --> 00:05:40,307 そういうことなら➨ 74 00:05:40,307 --> 00:05:42,809 これ以上 この件に触れるのは やめておきましょう…。 75 00:05:42,809 --> 00:05:47,981 イアナ様 私は コノハ様のため 鬼にもなれる人間です。 76 00:05:47,981 --> 00:05:49,983 なので くれぐれも➨ 77 00:05:49,983 --> 00:05:52,485 紛らわしい行動は お控えください。 78 00:05:52,485 --> 00:05:55,989 《氷の執事…》 79 00:05:58,658 --> 00:06:00,994 痛っ! コノハ!? 80 00:06:00,994 --> 00:06:02,996 また 傷が 痛みだしたのか? 《ヒュオー》 81 00:06:02,996 --> 00:06:05,498 (ギノフォード)手当てしに行こう。 (コノハ)そんな… 平気です! 82 00:06:05,498 --> 00:06:07,500 いいから 行くぞ。 83 00:06:07,500 --> 00:06:09,836 イアナも あとで 運んでやるからな。 84 00:06:09,836 --> 00:06:11,838 えっ なんで!? 85 00:06:11,838 --> 00:06:13,840 い… いえ! 私は ヨミを連れていくので。 86 00:06:13,840 --> 00:06:18,178 《ギノフォードが わかってくれた…。 87 00:06:18,178 --> 00:06:21,181 ヨミの説得は まだだけど…。 88 00:06:21,181 --> 00:06:23,850 今回の事態を 切り抜けられただけでも➨ 89 00:06:23,850 --> 00:06:27,020 よかった… って あれ? 90 00:06:27,020 --> 00:06:31,691 安心したからかな…》 91 00:06:31,691 --> 00:06:34,794 ハッ! 《体が重い…》 92 00:06:39,132 --> 00:06:43,136 《なんだか すごく… 疲れた…》 93 00:06:43,136 --> 00:06:45,138 イアナ様! 94 00:06:48,975 --> 00:06:52,979 私… 今 どこにいるんだろう…。 95 00:06:52,979 --> 00:06:54,981 ((残業…。 残業するな~! 96 00:06:54,981 --> 00:06:57,150 終わんねぇ~。 僕は 残業の国の王子)) 97 00:06:57,150 --> 00:06:59,152 《なんか 疲れた…。 98 00:06:59,152 --> 00:07:01,154 体 重い…。 99 00:07:01,154 --> 00:07:04,157 安物のベッドが 妙に フカフカに感じられるのは➨ 100 00:07:04,157 --> 00:07:07,661 最近 仕事が 忙しかったからなのかな…》 101 00:07:07,661 --> 00:07:10,664 (ヨミ)イアナ。 102 00:07:10,664 --> 00:07:14,000 (ヨミ)イアナ! 103 00:07:14,000 --> 00:07:16,336 イアナ 目が覚めて よかった…。 104 00:07:16,336 --> 00:07:19,172 ヨ…。 105 00:07:19,172 --> 00:07:21,341 ああ ダメだよ 動いたら。 106 00:07:21,341 --> 00:07:23,343 おでこ 合わせて? 107 00:07:25,679 --> 00:07:28,515 まだ 少し 熱があるか… な。 108 00:07:28,515 --> 00:07:32,185 (ヨミ)あの執事との 決闘のあと 倒れたのは 覚えてる? 109 00:07:32,185 --> 00:07:34,788 医者は 過労と熱のせいだろうって。 110 00:07:34,788 --> 00:07:38,792 一晩中 眠り続けてたんだよ。 111 00:07:38,792 --> 00:07:41,461 《えっ 朝!?》 ((おはよう! 朝だねぇ)) 112 00:07:41,461 --> 00:07:43,463 わっ! 《会社に 行かなきゃ!》 113 00:07:43,463 --> 00:07:46,132 イアナ! まだ 動くのは無理だって。 114 00:07:46,132 --> 00:07:48,134 会議… 遅刻… 失業➨ 115 00:07:48,134 --> 00:07:51,137 マンガ グッズ BLゲーム 買えない…。 116 00:07:51,137 --> 00:07:53,139 失業? 買えない? 117 00:07:53,139 --> 00:07:55,642 ねぇ イアナ… 決闘の時は➨ 118 00:07:55,642 --> 00:07:57,811 イアナが 必死だったから 合わせたけど➨ 119 00:07:57,811 --> 00:08:01,314 僕 イアナが コノハに謝ったこと 納得できない。 120 00:08:01,314 --> 00:08:04,317 だって イアナは 今 こんな ひどい目に…。 121 00:08:04,317 --> 00:08:06,319 (コノハ)イアナ! 122 00:08:06,319 --> 00:08:08,988 やっと 目が覚めた! 123 00:08:08,988 --> 00:08:12,325 寒くない? 何か 食べたいものはある? 124 00:08:12,325 --> 00:08:14,327 イアナ!? 125 00:08:14,327 --> 00:08:17,330 《そうだった… ここって もう 日本じゃないんだ》 126 00:08:17,330 --> 00:08:19,100 イアナ! 《なに 社畜みたいな➨ 127 00:08:19,100 --> 00:08:22,002 寝ぼけ方してんだろ 私…》 イアナ! 128 00:08:25,005 --> 00:08:28,341 ((佐藤コノハ …才です)) 129 00:08:28,341 --> 00:08:30,844 (ヨミ)いいかげんにしてくれない? コノハ。 130 00:08:30,844 --> 00:08:32,946 イアナは まだ 熱があるんだ。 131 00:08:32,946 --> 00:08:36,116 質問責めにするなんて 悪化したら どうするの? 132 00:08:36,116 --> 00:08:38,118 ヨミ 私は…。 133 00:08:38,118 --> 00:08:40,120 出てって。 キャッ! ジタジタ ジタジタ…。 134 00:08:40,120 --> 00:08:42,122 ポイ。 あぁ~! 135 00:08:42,122 --> 00:08:45,291 (ヨミ)フン 面会謝絶って 言っておいたのに➨ 136 00:08:45,291 --> 00:08:47,293 油断も隙もない女だ…。 137 00:08:47,293 --> 00:08:49,295 あっ イアナ 立てる? 138 00:08:49,295 --> 00:08:51,631 《ヒ… ヒロインを ノラ猫のように…。 139 00:08:51,631 --> 00:08:53,800 しかも 面会謝絶って…。 140 00:08:53,800 --> 00:08:56,302 さっき 過労と熱って 言ったじゃん! 141 00:08:56,302 --> 00:08:59,806 そうだった… コノハたちの誤解は 解けたけど➨ 142 00:08:59,806 --> 00:09:02,142 ヨミのほうの説得は まだだったんだ…。 143 00:09:02,142 --> 00:09:04,644 このままじゃ また 何をしでかすことか…》 144 00:09:04,644 --> 00:09:06,646 隠さなくていいよ イアナ。 145 00:09:06,646 --> 00:09:09,816 陰で コノハに働かされて 貢がされてるんでしょ? 146 00:09:09,816 --> 00:09:12,652 BLゲームってやつを! ちが~う! 147 00:09:12,652 --> 00:09:15,989 さっき 買えないって。 ねぇ BLゲームって 何!? 148 00:09:15,989 --> 00:09:18,992 僕に 手伝えることは!? 《手伝えること!? スチル回収か!? 149 00:09:18,992 --> 00:09:20,994 ないない! ヨミには 何ひとつ ないからね! 150 00:09:20,994 --> 00:09:22,996 寝ぼけていたとはいえ➨ 151 00:09:22,996 --> 00:09:24,998 尊き物の名を 口走っていたなんて➨ 152 00:09:24,998 --> 00:09:26,100 恐ろしい! 153 00:09:26,100 --> 00:09:29,335 確かに 乙女もBLも GLも たしなんで➨ 154 00:09:29,335 --> 00:09:31,504 妄想の種にしてきたけど…》 155 00:09:31,504 --> 00:09:34,441 ((今のうちに どっぷり ハマりな! そして 卒業しろ! 156 00:09:34,441 --> 00:09:36,443 大人になると 金があるから 沼だよ! 157 00:09:36,443 --> 00:09:38,445 しかも 底なしの!)) 158 00:09:41,114 --> 00:09:44,284 コノハに 確認してくる。 うわ~ こら ダメダメ! 159 00:09:44,284 --> 00:09:46,453 弱みを握られてるなら 僕が やって! 160 00:09:46,453 --> 00:09:48,955 だから ダメだって! 161 00:09:48,955 --> 00:09:53,626 イ… アナ? 162 00:09:53,626 --> 00:09:56,463 《途中で コノハを好きになって 殺しを 諦めるとか➨ 163 00:09:56,463 --> 00:09:58,465 ヨミは 絶対しない。 164 00:09:58,465 --> 00:10:01,134 だから また コノハを殺しに行く前に➨ 165 00:10:01,134 --> 00:10:05,138 今 ここで 私が 説得するしか ないんだけど➨ 166 00:10:05,138 --> 00:10:08,141 あ~っ… でも いったい どうすれば!》 167 00:10:12,645 --> 00:10:15,148 《何度も 違うって言ったけど ヨミは 信じないし➨ 168 00:10:15,148 --> 00:10:17,150 言うこと 聞かないし…》 169 00:10:17,150 --> 00:10:19,319 イア…。 170 00:10:19,319 --> 00:10:22,155 《しまった… つい にらみつけてしまった…。 171 00:10:22,155 --> 00:10:24,657 んっ!? あっ! 172 00:10:24,657 --> 00:10:28,161 あった 一度だけ ヨミが ひるんだこと! 173 00:10:28,161 --> 00:10:30,330 たぶん… いや 絶対…。 174 00:10:30,330 --> 00:10:33,333 ヨミは 強気のイアナに 逆らえないんだ。 175 00:10:33,333 --> 00:10:38,671 じゃあ… ヨミを 私の言葉に従わせるには➨ 176 00:10:38,671 --> 00:10:40,673 この方法しかない!》 177 00:10:45,678 --> 00:10:47,680 邪魔なんだよ➨ 178 00:10:47,680 --> 00:10:49,682 駄犬! 179 00:10:51,684 --> 00:10:54,687 ヨミ… 私ね? クスッ。 180 00:10:54,687 --> 00:10:57,524 今 すてきな遊びをしているの クスッ。 181 00:10:57,524 --> 00:11:01,361 あの 能天気なやつらに 都合のいい妹を演じて➨ 182 00:11:01,361 --> 00:11:05,031 信じて信じて 信じ切ったところで裏切って➨ 183 00:11:05,031 --> 00:11:08,034 地獄に落とすっていう 楽しい遊び。 184 00:11:08,034 --> 00:11:10,036 フフッ… まったく➨ 185 00:11:10,036 --> 00:11:13,540 こんなに 察しが悪い子だとは 思わなかった。 186 00:11:13,540 --> 00:11:16,709 あえて 言う必要も ないと思っていたのよ? 187 00:11:16,709 --> 00:11:20,380 まあ いいけど…。 188 00:11:20,380 --> 00:11:24,217 ヨミ あなたにしてもらうことは 何もない。 189 00:11:24,217 --> 00:11:26,219 だけど 私好みの いい子なら➨ 190 00:11:26,219 --> 00:11:30,223 私にならって 従順なフリくらい できるわよね? 191 00:11:30,223 --> 00:11:33,159 お返事は? 192 00:11:33,159 --> 00:11:36,162 かわいい かわいい➨ 193 00:11:36,162 --> 00:11:39,666 子犬ちゃん? ワ…。 194 00:11:39,666 --> 00:11:42,669 ワン…。 195 00:11:48,007 --> 00:11:50,009 ごめんなさい イアナ。 196 00:11:50,009 --> 00:11:53,513 けど… あの… イアナの考えが聞けて うれしかった。 197 00:11:53,513 --> 00:11:56,182 僕 もう 1人で 先走ったりしないから。 198 00:11:56,182 --> 00:11:59,018 ホッ… あの… ヨミ…。 199 00:11:59,018 --> 00:12:01,020 あっ! じゃあ さっき追い出したこと➨ 200 00:12:01,020 --> 00:12:03,523 謝ったほうがいいよね! イアナの熱が 高かったから➨ 201 00:12:03,523 --> 00:12:05,525 帰ってもらったって 説明してくる! 202 00:12:05,525 --> 00:12:07,694 ついでに 適当に 何か 適当な会話とか➨ 203 00:12:07,694 --> 00:12:10,863 適当な所に 適当に誘って 適当に 仲よくしてくるよ! 204 00:12:10,863 --> 00:12:13,199 《全部 適当か!》 いってきます! あっ! 205 00:12:13,199 --> 00:12:16,869 いや ヨミ そんな 過度の接触は… って 聞いてねえし。 206 00:12:16,869 --> 00:12:20,873 《さっきので 納得? してくれたみたいだし➨ 207 00:12:20,873 --> 00:12:23,543 まあ 一緒にいても 大丈夫だろ…。 208 00:12:23,543 --> 00:12:25,712 ちょっと 心配ではあるけど…》 209 00:12:25,712 --> 00:12:27,714 なんか どっと疲れた~。 210 00:12:27,714 --> 00:12:29,716 はぁ~ ひと眠りしよ…。 211 00:12:40,660 --> 00:12:42,662 ほわわ~。 212 00:12:42,662 --> 00:12:46,332 やっぱ 疲れすぎ? 目が さえちゃったよ。 213 00:12:46,332 --> 00:12:48,334 ん~? (ギノフォード)イアナ➨ 214 00:12:48,334 --> 00:12:50,336 もう 起きていて大丈夫なのか? 215 00:12:50,336 --> 00:12:53,840 ヨミ殿と コノハから 目が覚めたと聞いて来たが➨ 216 00:12:53,840 --> 00:12:55,842 調子は どうだ? 217 00:12:58,845 --> 00:13:00,847 《あ~っ! 218 00:13:00,847 --> 00:13:04,350 やっぱ 超 ヒーロー!!》 219 00:13:04,350 --> 00:13:07,020 ど どうした!? 悪化!? 悪化したのか!? 220 00:13:07,020 --> 00:13:11,024 いえ なんでも… 昨日よりは 体は楽になりました。 221 00:13:11,024 --> 00:13:13,192 そ そうか… それは 大変だったな…。 222 00:13:13,192 --> 00:13:15,194 昨日 もっと すごかったのか…。 223 00:13:15,194 --> 00:13:18,197 あの… ギノフォード様 お忙しいでしょう? 224 00:13:18,197 --> 00:13:20,533 こんな所にいるより お姉様の所に…。 225 00:13:20,533 --> 00:13:23,202 俺は お前と 2人きりになりたかった。 226 00:13:23,202 --> 00:13:25,705 去年の今ごろ➨ 227 00:13:25,705 --> 00:13:29,709 マグノリア邸のバラは この窓を塞ぐくらい 伸びていた。 228 00:13:29,709 --> 00:13:31,711 お前に 用があって➨ 229 00:13:31,711 --> 00:13:33,646 この部屋に 会いに行ったことがある。 230 00:13:33,646 --> 00:13:36,149 少し 風の強い日だったな。 231 00:13:36,149 --> 00:13:39,485 あっ… 転生前の イアナの話? 232 00:13:39,485 --> 00:13:42,155 お前の 婚約者候補を 辞退してしまい➨ 233 00:13:42,155 --> 00:13:45,324 謝罪に行ったときだった。 《ヘビーな!》 234 00:13:45,324 --> 00:13:49,328 お前は 俺を 完全無視し 部屋の前まで来ても 追い払い➨ 235 00:13:49,328 --> 00:13:51,998 いつも 外に つまみ出していた。 236 00:13:51,998 --> 00:13:54,500 あ あ あ あの… その節は…。 237 00:13:54,500 --> 00:13:56,502 しかたないので いつも 窓の下から➨ 238 00:13:56,502 --> 00:13:58,504 声を かけていたんだが…。 239 00:13:58,504 --> 00:14:01,007 ((イアナ殿 話をさせてくれ!)) 240 00:14:01,007 --> 00:14:05,178 最後まで 出てきてはくれなくて しぶしぶ 諦めて戻った。 241 00:14:05,178 --> 00:14:07,180 しかし…。 (皿の割れる音) 242 00:14:07,180 --> 00:14:09,182 (ギノフォード) 諦めたとたん パーティーに現れ➨ 243 00:14:09,182 --> 00:14:11,184 そこから コノハへの嫌がらせが 始まった。 244 00:14:11,184 --> 00:14:15,188 う… うわ~。 いや あれは 俺とコノハを➨ 245 00:14:15,188 --> 00:14:17,690 叔父上から 守ろうとしてくれたんだよな。 246 00:14:17,690 --> 00:14:21,194 本当に すごいやつだ… すっかり だまされた。 247 00:14:21,194 --> 00:14:24,697 ア… アハハハハハ… すごい? どの辺が? 248 00:14:24,697 --> 00:14:28,201 お前には 謝罪はできたが もう1つ➨ 249 00:14:28,201 --> 00:14:31,204 2人になって ちゃんと 伝えたいことがあった。 250 00:14:34,140 --> 00:14:37,143 ありがとう イアナ…。 251 00:14:37,143 --> 00:14:40,646 ああ… なんだか 少し 熱が高いな。 252 00:14:40,646 --> 00:14:43,149 《お 思い出した~! 253 00:14:43,149 --> 00:14:45,485 これは 忌まわしき 『黒歴史』設定!》 254 00:14:45,485 --> 00:14:48,488 ((この世界では 病人の熱を測る時➨ 255 00:14:48,488 --> 00:14:50,490 額を合わせて 測るのだ)) 256 00:14:52,825 --> 00:14:55,995 《私は バカなのか!? ネーミングも すげえな! 257 00:14:55,995 --> 00:14:58,164 すべては ラブ看病イベントのため➨ 258 00:14:58,164 --> 00:15:00,166 ゲームでも 主人公に わざと 風邪をひかせて➨ 259 00:15:00,166 --> 00:15:02,168 よく 見ていたっけ》 260 00:15:12,678 --> 00:15:14,847 《けど 本物は…》 261 00:15:14,847 --> 00:15:16,849 イアナ!? 262 00:15:16,849 --> 00:15:20,186 無理は いけない ヨミ殿は まだ 戻らないか。 263 00:15:20,186 --> 00:15:22,522 《うぉ~ 恥ずかしい! 264 00:15:22,522 --> 00:15:25,024 顔に 血液 集まりすぎだって 私》 265 00:15:25,024 --> 00:15:27,193 イアナ… 誰か呼ぶか? 266 00:15:27,193 --> 00:15:29,695 うぅ… 落ち着けば大丈夫… かと。 267 00:15:29,695 --> 00:15:31,864 そうか… なら ついててやる。 268 00:15:31,864 --> 00:15:33,800 絵本でも読もうか? 269 00:15:33,800 --> 00:15:35,802 リンゴも ウサギなら作れるぞ? 270 00:15:35,802 --> 00:15:39,305 ((ねぇ 佐藤さんも 彼氏いるんでしょ? 271 00:15:39,305 --> 00:15:42,642 いないわけないって この年で いないなんて➨ 272 00:15:42,642 --> 00:15:44,811 正直 恥じゃん? うけるー! 273 00:15:44,811 --> 00:15:46,813 《いいんだよ 私は! 274 00:15:46,813 --> 00:15:49,015 異世界に 婚約者がいるんだから》 275 00:16:16,175 --> 00:16:18,177 ギャー!!)) 276 00:16:20,680 --> 00:16:24,016 <雨の日も…。 277 00:16:24,016 --> 00:16:26,686 風の日も> 278 00:16:26,686 --> 00:16:29,856 ((コノハ 俺の後ろに! 風の魔物め!)) 279 00:16:29,856 --> 00:16:32,358 <R18解禁の日も> 280 00:16:35,127 --> 00:16:38,130 < ずっと 私の理想は ギノフォードだった。 281 00:16:38,130 --> 00:16:41,300 ありとあらゆる知識を 少しずつ 吸収して➨ 282 00:16:41,300 --> 00:16:43,970 理想の姿は 徐々に 完成されていった。 283 00:16:43,970 --> 00:16:46,272 1代目 熱血男子> 284 00:16:49,475 --> 00:16:51,811 <2代目 優しい正義の勇者。 285 00:16:51,811 --> 00:16:54,146 描きやすくて このポーズばっかり。 286 00:16:54,146 --> 00:16:56,148 そして 最終形態➨ 287 00:16:56,148 --> 00:16:59,151 完璧なギノフォードが 誕生した> 288 00:16:59,151 --> 00:17:01,754 《それが 今 現実に…》 289 00:17:10,830 --> 00:17:12,832 プッ! な なんだ 変か? 290 00:17:12,832 --> 00:17:17,503 フフフフ! ギノフォード… おもしろい。 291 00:17:17,503 --> 00:17:20,006 い いじるな…。 292 00:17:20,006 --> 00:17:22,174 ありがとうございます。 293 00:17:22,174 --> 00:17:25,678 《現実のギノフォードは 思ったとおりの人で➨ 294 00:17:25,678 --> 00:17:28,981 改めて 自分好みを 再確認してしまった…》 295 00:17:35,121 --> 00:17:37,123 《ヨミ 遅いな~。 296 00:17:37,123 --> 00:17:39,458 窓から バラ園 見えないかな》 297 00:17:39,458 --> 00:17:41,627 イアナ様。 298 00:17:41,627 --> 00:17:43,629 《ゲーッ! ソル!》 299 00:17:43,629 --> 00:17:46,132 薬を お持ちしました。 《薬!?》 300 00:17:46,132 --> 00:17:48,467 薬の苦みが お嫌いですか? 301 00:17:48,467 --> 00:17:50,469 《まさか 暗殺…》 302 00:17:54,640 --> 00:17:59,145 ((飲めば 一瞬ですよ。 毒では ありません)) 303 00:17:59,145 --> 00:18:01,147 《いや~ 怖い!!》 304 00:18:01,147 --> 00:18:03,149 イアナ様! 305 00:18:03,149 --> 00:18:06,152 なぜ 動き回るんですか。 306 00:18:06,152 --> 00:18:08,321 まだ どこか 苦しいのですか? 307 00:18:08,321 --> 00:18:11,324 早く ベッドへ お戻りください。 はい…。 308 00:18:11,324 --> 00:18:14,327 この布団 薄いのではないか? えっ? 309 00:18:14,327 --> 00:18:17,496 顔色が 悪いですね 熱を測りますよ。 310 00:18:17,496 --> 00:18:19,999 《え~っ 出た オデコン! 311 00:18:19,999 --> 00:18:23,703 ぜっ… 絶対 ダメ!》 イアナ様? 312 00:18:27,506 --> 00:18:29,842 なんです? さっきから。 313 00:18:29,842 --> 00:18:32,778 いや~ アハハ… さっき測ったら 熱は なかったよ。 314 00:18:32,778 --> 00:18:34,780 ああ ちょっと 元気になってきた~! 315 00:18:34,780 --> 00:18:37,116 次からは あなたを➨ 316 00:18:37,116 --> 00:18:39,619 ああいった場に 同席させないよう 配慮します。 317 00:18:39,619 --> 00:18:42,121 へっ? どの場? 決闘です。 318 00:18:42,121 --> 00:18:44,623 ムチャをされる方とは 知っていましたが そのうえ➨ 319 00:18:44,623 --> 00:18:46,626 無謀な方だった。 320 00:18:46,626 --> 00:18:48,794 《んっ? なんか けなされてる気が…》 321 00:18:48,794 --> 00:18:53,966 まさか あんな場面で 動くなんて 思っていなかった。 322 00:18:53,966 --> 00:18:56,636 ソル… うっ クッ…。 323 00:18:56,636 --> 00:18:58,804 右手… 痛いでしょ? 324 00:18:58,804 --> 00:19:02,308 倒れた時 ここも 熱を持っていたんですよ? 325 00:19:02,308 --> 00:19:04,977 イアナ様は ふだん 剣など 持たないのですから➨ 326 00:19:04,977 --> 00:19:08,314 痛めるのは 当然のことだと 思いませんでしたか? 327 00:19:08,314 --> 00:19:10,649 そ… そんなこと言っても➨ 328 00:19:10,649 --> 00:19:14,153 やらないと ソルが やられてたじゃない! 329 00:19:14,153 --> 00:19:18,491 ソルの左手… 前に 屋根から落ちたとき➨ 330 00:19:18,491 --> 00:19:20,493 痛めたって 知ってる。 331 00:19:20,493 --> 00:19:23,496 だから 私は その責任を取ろうと思ったの。 332 00:19:23,496 --> 00:19:26,332 あなたが 責任を取る必要など ありません。 333 00:19:26,332 --> 00:19:28,334 私は 使用人です。 334 00:19:28,334 --> 00:19:30,669 主人を守るのは 私の務めです。 335 00:19:30,669 --> 00:19:35,107 もし あなたの目が 覚めていなかったら➨ 336 00:19:35,107 --> 00:19:39,412 私は 一生 後悔したでしょう。 337 00:19:46,619 --> 00:19:49,121 (コノハ) ほら ヨミ お花が こぼれてる。 338 00:19:49,121 --> 00:19:51,123 (ヨミ)あっ ちょっと 持ちすぎたかな? 339 00:19:51,123 --> 00:19:54,794 (コノハ/ヨミ)アハハ フフフ! 340 00:19:54,794 --> 00:19:58,464 《まあ つまり 自分の手で 暗殺したいってことかな…。 341 00:19:58,464 --> 00:20:01,801 だろうな プロだもんな~》 342 00:20:01,801 --> 00:20:04,136 (コノハ)イアナ 起きてるかしら? 343 00:20:04,136 --> 00:20:06,138 あっ はい! 344 00:20:06,138 --> 00:20:08,140 あっ…。 345 00:20:14,980 --> 00:20:18,651 ありがとうございます イアナ様。 346 00:20:18,651 --> 00:20:22,321 まあ ソルが付いててくれたのね! (ドアが開く音) 347 00:20:22,321 --> 00:20:26,325 ええ 熱も 下がったようで… いえ➨ 348 00:20:26,325 --> 00:20:32,331 まだ 少し 熱かったかもしれません。 349 00:20:32,331 --> 00:20:35,501 《私の作った キャラクターたちだけど➨ 350 00:20:35,501 --> 00:20:39,338 なんで こんなに 油断できないの…。 351 00:20:39,338 --> 00:20:43,342 ヨミもギノフォードもソルも 読めるはずなのに➨ 352 00:20:43,342 --> 00:20:45,845 心が なんの準備もできなかった。 353 00:20:45,845 --> 00:20:48,180 うかつにも ドキドキさせられて➨ 354 00:20:48,180 --> 00:20:50,349 知っている面に 押し切られたり➨ 355 00:20:50,349 --> 00:20:54,353 こんなふうに 不意を つかれることもあるなんて…》 356 00:20:54,353 --> 00:20:57,022 (鳥の鳴き声) 357 00:20:57,022 --> 00:21:00,226 《一生の不覚だ!》 358 00:21:09,702 --> 00:21:11,704 《今回のことで わかった! 359 00:21:11,704 --> 00:21:16,041 看病イベントは ヒロインのフィルターを通して 見たほうが 心が守られる! 360 00:21:16,041 --> 00:21:19,211 ほら コノハが ギノフォードに 看病されてると思うと➨ 361 00:21:19,211 --> 00:21:21,213 ちゃんと キュンキュンできるし! 362 00:21:21,213 --> 00:21:24,216 ヒロインは 私の代理なのだ。 リアル自分を➨ 363 00:21:24,216 --> 00:21:26,719 客観視したくないがための! 364 00:21:26,719 --> 00:21:28,721 そりゃ 自分がいいけど➨ 365 00:21:28,721 --> 00:21:30,723 心が ザワつくし…》 366 00:21:35,661 --> 00:21:37,663 (ギノフォード)おい イアナ? 367 00:21:39,665 --> 00:21:42,668 あっ… ギノフォード様…。 368 00:21:42,668 --> 00:21:45,504 プッ フフッ すごい寝癖だな。 369 00:21:45,504 --> 00:21:47,506 ちょっ… 見ないでくださいよ! 370 00:21:47,506 --> 00:21:51,677 フン 昨日 俺をいじった罰だ。 ギノフォード様! 371 00:21:51,677 --> 00:21:54,513 新しい髪形として 流行するかもな。 372 00:21:54,513 --> 00:21:56,515 狙って やったわけじゃありません! 373 00:21:56,515 --> 00:21:59,685 お二人とも コノハ様が お呼びです。 374 00:21:59,685 --> 00:22:02,188 おっと そうだった すまない ソル。 375 00:22:02,188 --> 00:22:05,791 《ソルだ… 気を しっかり持て!》 376 00:22:10,196 --> 00:22:13,199 イアナ様…。 (ヨミ)イアナ!! 377 00:22:13,199 --> 00:22:15,201 ど どうしたの? ヨミ。 378 00:22:15,201 --> 00:22:17,703 実は 一度 実家に帰る予定だったんだけど➨ 379 00:22:17,703 --> 00:22:20,206 途中の道で 落石が あったらしくて➨ 380 00:22:20,206 --> 00:22:22,708 僕 もう少し ここにいてもいいかな? 381 00:22:22,708 --> 00:22:24,710 えっ…。 (ヨミ)コノハは いいって! 382 00:22:24,710 --> 00:22:27,213 グワッ! あっ よろしく。 383 00:22:30,216 --> 00:22:32,218 (ヨミ)イアナ!? 384 00:22:32,218 --> 00:22:35,487 <ヨミの 突然の訪問から決闘> 385 00:22:35,487 --> 00:22:37,489 《ヨミが まだ いる。 386 00:22:37,489 --> 00:22:40,659 まだ いるってことは たまに 悪女演技もしないと…》 387 00:22:40,659 --> 00:22:42,661 <私の意思とは 関係なく…> 388 00:22:42,661 --> 00:22:46,665 《って また 倒れるっつうの~!》 389 00:22:46,665 --> 00:22:49,668 <物語は 次の 死亡フラグへ続いていく> 390 00:22:49,668 --> 00:22:51,670 もう~!!