1 00:00:35,969 --> 00:00:40,974 (イアナ)ソル 私今いちばん 大切なものが何かわかった。 2 00:00:43,477 --> 00:00:45,979 クス… コノハの血よ。 3 00:02:28,015 --> 00:02:30,517 今日は いい夜だ。 4 00:02:30,517 --> 00:02:33,620 いまいましいエルフは 眷属となり➨ 5 00:02:33,620 --> 00:02:37,624 あとは コノハを妃に迎えるのみ。 6 00:02:37,624 --> 00:02:39,626 ウフッ。 7 00:02:39,626 --> 00:02:42,129 働いてもらうぞ イアナ。 8 00:02:42,129 --> 00:02:45,298 この吸血王のために。 9 00:02:45,298 --> 00:02:50,303 もちろんでございます 我が君。 お任せください。 10 00:02:50,303 --> 00:02:54,307 フン。 シュクナにかまれても 正気を保っていられるとは➨ 11 00:02:54,307 --> 00:02:59,146 醜いが コノハの実妹というのは 本当らしいな。 12 00:02:59,146 --> 00:03:03,650 ハァ… 吸血王様。 たくましいお体。 13 00:03:03,650 --> 00:03:07,154 (シュクナ)イアナ嬢 あの従者はあなたが? 14 00:03:07,154 --> 00:03:11,324 えぇ 我が君がいらっしゃる前に かんで黙らせたの。 15 00:03:11,324 --> 00:03:14,494 だって敵になると やっかいな相手なんですもの。 16 00:03:14,494 --> 00:03:16,830 処理は 早いほうがいいわ。 17 00:03:16,830 --> 00:03:19,100 我が君にとっても いい駒になるかと。 18 00:03:19,100 --> 00:03:22,836 フフフ 目覚めるのが楽しみね。 19 00:03:22,836 --> 00:03:25,505 《本当に頭の悪い女だ。 20 00:03:25,505 --> 00:03:27,507 身内を売って吸血王様に➨ 21 00:03:27,507 --> 00:03:29,509 気に入られようとする 魂胆だろうが…》 22 00:03:29,509 --> 00:03:33,280 よいのですか? フン 好きにさせろ。 23 00:03:33,280 --> 00:03:36,116 しこめでも 今は必要な女だ。 24 00:03:36,116 --> 00:03:39,786 コノハも同じくらい 手に入れやすければよいが…。 25 00:03:39,786 --> 00:03:42,789 それは 簡単には いかないかと思われます。 26 00:03:42,789 --> 00:03:47,794 あの方は その女とは正反対の 穏やかで意志の強いお方です。 27 00:03:47,794 --> 00:03:50,797 頼りなさげな少女かと思いきや➨ 28 00:03:50,797 --> 00:03:53,467 治療を拒む私を 説き伏せるほど➨ 29 00:03:53,467 --> 00:03:58,472 強引で頑固な面があって。 30 00:03:58,472 --> 00:04:01,141 エルフの私との 種族の違いも気にしない➨ 31 00:04:01,141 --> 00:04:03,643 懐の深さがありました。 32 00:04:03,643 --> 00:04:07,647 彼女は あの細腕で 倒れていた私を連れ帰り…。 33 00:04:09,816 --> 00:04:11,818 (シュクナ)人間におびえる 私の心を➨ 34 00:04:11,818 --> 00:04:16,156 解きほぐすように 根気強く声をかけ続けてくれた。 35 00:04:16,156 --> 00:04:18,992 人里で彼女の笑顔と心だけが➨ 36 00:04:18,992 --> 00:04:20,994 私を救ってくれたのです。 37 00:04:20,994 --> 00:04:22,996 彼女の心は とても強い。 38 00:04:22,996 --> 00:04:25,499 きっと 必死にあらがうでしょう。 39 00:04:31,505 --> 00:04:34,274 これは…。 今の話を聞いて➨ 40 00:04:34,274 --> 00:04:36,443 皆も興奮しておるのよ。 41 00:04:36,443 --> 00:04:39,613 美しいコノハを里へおびき出し➨ 42 00:04:39,613 --> 00:04:45,018 牙を突き立て この美しき 我の従順な花嫁とするのだと! 43 00:04:47,954 --> 00:04:52,626 声を上げよ 皆で祝え! 王と乙女の婚姻を! 44 00:04:52,626 --> 00:04:59,633 吸血王の完全なる復活と 輝かしい未来を! 45 00:04:59,633 --> 00:05:02,135 (ソル)そんな未来は…。 46 00:05:02,135 --> 00:05:04,304 来ない。 47 00:05:04,304 --> 00:05:06,640 ぐあ~っ! 48 00:05:06,640 --> 00:05:09,142 き 貴様… なぜ。 49 00:05:11,144 --> 00:05:13,480 ぐあっ! 我が君! 50 00:05:13,480 --> 00:05:17,083 イアナ 傷が熱い! 早くこの者を黙らせろ! 51 00:05:19,486 --> 00:05:21,488 なんだと! 52 00:05:21,488 --> 00:05:23,657 ごめんなさいね 吸血王。 53 00:05:23,657 --> 00:05:25,659 こっちには奥の手が➨ 54 00:05:25,659 --> 00:05:28,562 最強の薬があったのよ! 55 00:05:30,497 --> 00:05:33,266 《吸血鬼になりかけてる。 56 00:05:33,266 --> 00:05:38,772 血の匂いまでしてきたし。 どこから? 57 00:05:38,772 --> 00:05:40,774 保養地に着いて 釣りをしたときに➨ 58 00:05:40,774 --> 00:05:42,776 コノハの血を拭いたハンカチ! 59 00:05:42,776 --> 00:05:45,111 ポケットに入れたままだった》 60 00:05:45,111 --> 00:05:48,949 ソル 私今いちばん 大切なものが何かわかった。 61 00:05:48,949 --> 00:05:52,752 コノハの血よ! 状況を打開できるかもしれない! 62 00:06:18,144 --> 00:06:21,815 《だから コノハはたった一人で 吸血王を退けられた。 63 00:06:21,815 --> 00:06:24,150 聖女に 目覚めきっていない血だけど➨ 64 00:06:24,150 --> 00:06:26,486 十分 賭ける価値はある》 65 00:06:26,486 --> 00:06:28,488 ほ 本で読んだの! 66 00:06:28,488 --> 00:06:30,490 シュクナさんが言ってた➨ 67 00:06:30,490 --> 00:06:34,761 エルフも認める清らかな乙女の血には 浄化の力が宿ってるって。 68 00:06:34,761 --> 00:06:37,931 これを礼拝堂の 聖水に溶かして飲めば➨ 69 00:06:37,931 --> 00:06:41,101 吸血鬼化を遅らせることができる。 70 00:06:41,101 --> 00:06:43,603 うお~っ! 71 00:06:43,603 --> 00:06:47,274 おかしい。 その杭には 封印の力しかなかったはず。 72 00:06:47,274 --> 00:06:49,276 なぜ動けぬのだ! 73 00:06:49,276 --> 00:06:51,278 この杭と ソルのナイフには➨ 74 00:06:51,278 --> 00:06:54,281 私が 飲んだのと同じ 最強の薬が振りかけてあるの。 75 00:06:54,281 --> 00:06:56,616 純粋な吸血鬼の あなたにとっては➨ 76 00:06:56,616 --> 00:06:58,952 最悪の毒となるはずなのよ。 77 00:06:58,952 --> 00:07:00,954 おおっ…。 78 00:07:00,954 --> 00:07:03,623 お姉様は 紹介できなかったけど➨ 79 00:07:03,623 --> 00:07:07,961 代わりに 死に神を紹介してあげるわ。 80 00:07:07,961 --> 00:07:12,465 こ この悪女が! 81 00:07:12,465 --> 00:07:16,469 <中学の頃 私の心は 揺れやすかった> 82 00:07:16,469 --> 00:07:18,471 ねぇ 佐藤さんのイラストってさ➨ 83 00:07:18,471 --> 00:07:21,474 全員細くて 見分けにくい。 ってか 同じに見えちゃう。 84 00:07:23,476 --> 00:07:25,478 あっ ごめんね私➨ 85 00:07:25,478 --> 00:07:27,480 個性ないと 読めないタイプなんだよね。 86 00:07:27,480 --> 00:07:29,983 はやりのって全部同じ顔。 87 00:07:29,983 --> 00:07:32,786 <個性ない!?> 88 00:07:42,429 --> 00:07:45,098 我は ボツになった ようだな。 89 00:07:45,098 --> 00:07:47,600 < しかし 物語に入れても 好きになれず➨ 90 00:07:47,600 --> 00:07:49,803 ヒーローどころか 最強の敵に> 91 00:07:51,771 --> 00:07:53,773 ハッ 好みのビジュアルで 敵キャラを作ると➨ 92 00:07:53,773 --> 00:07:55,775 死なせたくない! ラブも欲しい! 93 00:07:55,775 --> 00:07:58,445 あ~っ だからこれでいいんだ! 94 00:07:58,445 --> 00:08:01,448 <ボツにした美形吸血鬼は お気に入りだった> 95 00:08:01,448 --> 00:08:03,616 お気に入りでうれしいよ。 96 00:08:03,616 --> 00:08:06,786 《でも こいつは…》 イ イアナ。 97 00:08:06,786 --> 00:08:11,291 我を助けよ。 妃 妃にしてやるから! 98 00:08:11,291 --> 00:08:15,128 フッ。 残念だけど うれしくない。 99 00:08:15,128 --> 00:08:17,964 あんたは全然 好みじゃないのよ! 100 00:08:17,964 --> 00:08:20,800 ギャーッ! 101 00:08:20,800 --> 00:08:24,137 《消しゴムをかけて 真っ白いノートに戻すみたいに➨ 102 00:08:24,137 --> 00:08:27,640 こいつは 私が消すべきキャラクター》 103 00:08:31,811 --> 00:08:33,747 イアナ様! ビクーン。 104 00:08:33,747 --> 00:08:36,249 シュクナが倒れました。 いかがいたしますか? 105 00:08:36,249 --> 00:08:39,753 あぁ 吸血鬼化が 解けたんだと思う。 106 00:08:39,753 --> 00:08:42,055 たぶん 他のエルフ族たちも。 107 00:08:44,090 --> 00:08:46,760 えっと ソル。 108 00:08:46,760 --> 00:08:49,429 ソルが 協力してくれて助かったよ。 109 00:08:49,429 --> 00:08:52,599 本当は 効果があるか 賭けだったの。 110 00:08:52,599 --> 00:08:57,103 だけど 信じてくれたから 飛び込む勇気が持てた気がする。 111 00:08:57,103 --> 00:09:00,607 うれしかった。 ありがとうね。 112 00:09:00,607 --> 00:09:04,444 ソル? 何のつもりですか。 113 00:09:04,444 --> 00:09:08,114 私は あなたに礼を言われるような ことなどしていません。 114 00:09:08,114 --> 00:09:10,116 《えっ この流れで? 115 00:09:10,116 --> 00:09:13,286 私 何か言い方まずかった? 賭けだったんかいってこと? 116 00:09:13,286 --> 00:09:16,122 いやしかし お礼の受け取り強制も パワハラになるんかな。 117 00:09:16,122 --> 00:09:20,794 ヤバい ソルが会社の後輩に見える。 うお~っ 気を遣うぞ。 118 00:09:20,794 --> 00:09:25,298 う~ん 気を遣わせたら悪いしな》 119 00:09:25,298 --> 00:09:28,134 あっ。 ねぇヨミとカグラくんは? 120 00:09:28,134 --> 00:09:30,470 まだ扉の向こうにいるんじゃ。 そう… ですね。 121 00:09:30,470 --> 00:09:32,572 あ~っ 私 気ぃ抜きすぎた! 122 00:09:32,572 --> 00:09:34,574 早く助けに行こう! 123 00:09:34,574 --> 00:09:36,576 <私は このとき気づいてなかった。 124 00:09:36,576 --> 00:09:39,245 先回りをして防ぐはずだった 今回の事件が➨ 125 00:09:39,245 --> 00:09:43,249 どうして タイミングよく起こったのか その理由を> 126 00:09:48,254 --> 00:09:50,757 ヨミ! ヨミしっかりして! 127 00:09:50,757 --> 00:09:55,095 血が出てる。 止血しないと。 ソル! 128 00:09:55,095 --> 00:10:00,100 (ヨミ)イアナ 首のところ痛くない? 129 00:10:00,100 --> 00:10:02,769 ヨミ 目 覚めた? すぐ連れて帰るからね➨ 130 00:10:02,769 --> 00:10:05,605 大丈夫だから。 僕はいい イアナが…。 131 00:10:05,605 --> 00:10:07,941 私は 大丈夫だから。 132 00:10:07,941 --> 00:10:10,276 吸血鬼も退治したよ。 心配ない。 133 00:10:10,276 --> 00:10:12,445 この傷 吸血鬼に➨ 134 00:10:12,445 --> 00:10:15,115 やられたのではありませんね。 えっ? 135 00:10:15,115 --> 00:10:17,617 ハァ ハァ…。 136 00:10:17,617 --> 00:10:20,120 あいつだ。 137 00:10:20,120 --> 00:10:22,121 おそらく 保養地に来てからずっと。 138 00:10:22,121 --> 00:10:26,960 (カグラ)あれ~? イアナお姉ちゃんたち 無事だったんだ。 139 00:10:26,960 --> 00:10:31,064 クス クス クスクス。 140 00:10:34,634 --> 00:10:37,036 (カグラ)ざんね~ん。 141 00:10:39,973 --> 00:10:44,644 クスクス クス。 142 00:10:44,644 --> 00:10:47,647 この里で めちゃくちゃに なっちゃえばよかったのに。 143 00:10:47,647 --> 00:10:50,316 もだえ苦しむのを 楽しみにしてたんだよ。 144 00:10:50,316 --> 00:10:52,318 《この声 カグラくん?》 145 00:10:52,318 --> 00:10:54,521 ソル! 146 00:11:02,162 --> 00:11:05,665 お前らが邪魔しなければ コノハは 力に目覚めていたんだよ。 147 00:11:05,665 --> 00:11:07,667 どうしてくれんだ クソどもが。 148 00:11:07,667 --> 00:11:10,503 アハハハハ どいつもこいつも➨ 149 00:11:10,503 --> 00:11:12,505 俺の思ったとおりに 動きやがらない。 150 00:11:12,505 --> 00:11:15,508 これだから 生きてるやつは うざくて嫌なんだ。 151 00:11:15,508 --> 00:11:17,510 カグラくん。 152 00:11:17,510 --> 00:11:19,512 《この子 何か知ってて言ってるの? 153 00:11:19,512 --> 00:11:21,514 『黒歴史』のキャラ? 違う。 154 00:11:21,514 --> 00:11:23,516 おねショタは 社会人になってからだもの。 155 00:11:23,516 --> 00:11:25,518 中学生の私は 書いてないはず。 156 00:11:25,518 --> 00:11:27,687 でも もしそうだったら》 157 00:11:27,687 --> 00:11:31,024 せっかく シュクナを襲って 人里に捨てておいたのになぁ 158 00:11:31,024 --> 00:11:32,959 つまんねぇな。 159 00:11:32,959 --> 00:11:35,628 あなた 何者なの? 160 00:11:35,628 --> 00:11:37,630 知ってどうする? 161 00:11:37,630 --> 00:11:39,632 何の役にも立たない悪女が➨ 162 00:11:39,632 --> 00:11:41,968 知ったら俺を 止めてみせるとでも? 163 00:11:41,968 --> 00:11:43,970 まっ 無理だね。 164 00:11:43,970 --> 00:11:48,975 この世界で唯一正しいのは 俺たちシュヴァルツ・レ・シュヴァリエ。 165 00:11:48,975 --> 00:11:53,813 お前じゃないんだよ。 166 00:11:53,813 --> 00:11:57,483 まっ! 今日は俺の負けでいいや。 167 00:11:57,483 --> 00:11:59,485 お姉ちゃんたち 頑張ったみたいだし➨ 168 00:11:59,485 --> 00:12:01,988 あっさり殺してもつまんないしね。 169 00:12:01,988 --> 00:12:05,825 次は もっと遊ぼうな。 イアナ・マグノリア。 170 00:12:05,825 --> 00:12:07,827 アハハハ! 171 00:12:07,827 --> 00:12:10,496 待って! イアナ様 深追いはいけません。 172 00:12:10,496 --> 00:12:12,498 ソル。 173 00:12:12,498 --> 00:12:14,500 イア… ナ。 174 00:12:14,500 --> 00:12:17,670 行か… ない… で。 175 00:12:17,670 --> 00:12:20,506 うん 早く帰りましょうヨミ。 176 00:12:20,506 --> 00:12:24,677 《シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ いったい何なの? 177 00:12:24,677 --> 00:12:28,014 物語の中で 何が起こってるの?》 178 00:12:28,014 --> 00:12:31,951 (ウェントス)おいアグニ 勝手に動くなと 言われていただろう。 179 00:12:31,951 --> 00:12:34,454 言いつけを守らず 結局 収穫なしとか➨ 180 00:12:34,454 --> 00:12:36,456 ま~た カエルムに怒られるぞ。 181 00:12:36,456 --> 00:12:38,458 (アグニ)収穫とかどうでもいい! 182 00:12:38,458 --> 00:12:43,129 俺の邪魔ばかりするあの女 できるだけ 苦しめて殺したい。 183 00:12:43,129 --> 00:12:46,466 ハァ… ウェントス。 アグニの相手はしなくていい。 184 00:12:46,466 --> 00:12:48,801 これは 死体にしか 興味がない子どもだ。 185 00:12:48,801 --> 00:12:51,471 しかし ここまで 聖女のガードが堅いとなれば➨ 186 00:12:51,471 --> 00:12:53,973 次の手を考えねばなるまい。 187 00:12:53,973 --> 00:12:56,476 我らが ウーニウェルスムの下に➨ 188 00:12:56,476 --> 00:12:59,078 聖女コノハを捧げるために。 189 00:13:01,981 --> 00:13:06,819 《翌朝 ボロボロで帰ってきた 私たちを見て➨ 190 00:13:06,819 --> 00:13:09,656 コノハとギノフォードは 追及を後回しにして➨ 191 00:13:09,656 --> 00:13:11,658 医者に診せてくれた》 192 00:13:11,658 --> 00:13:16,162 ソルは すり傷のみ。 イアナ様は首筋の傷と打撲が複数。 193 00:13:16,162 --> 00:13:18,331 ヨミ様の刺し傷ですが➨ 194 00:13:18,331 --> 00:13:22,168 思ったよりも深くなく 命に別状はないでしょう。 195 00:13:22,168 --> 00:13:25,338 (コノハ)よかった。 大丈夫なんですね先生。 196 00:13:25,338 --> 00:13:28,174 しかし ヨミ様は 魔力の消耗が激しく➨ 197 00:13:28,174 --> 00:13:30,176 免疫が 弱まっております。 198 00:13:30,176 --> 00:13:34,113 そちらの処置は 設備の整った 場所のほうがよいかと思われます。 199 00:13:34,113 --> 00:13:36,115 イアナ嬢。 200 00:13:36,115 --> 00:13:39,619 術者を酷使すると 命に関わるということを➨ 201 00:13:39,619 --> 00:13:42,288 これを機に学んでいただきたい。 202 00:13:42,288 --> 00:13:45,958 命は あなたの おもちゃではないのです。 203 00:13:45,958 --> 00:13:47,960 《間違ってない》 204 00:13:47,960 --> 00:13:49,962 先生 マグノリア家のご令嬢に何を。 205 00:13:49,962 --> 00:13:52,298 私は 本当のことを言ったまでだ。 206 00:13:52,298 --> 00:13:55,968 気に入らないなら この老いぼれを 処罰すればいいだろう。 207 00:13:55,968 --> 00:13:58,071 イアナ様。 208 00:14:01,641 --> 00:14:07,313 先生のおっしゃるとおりで ございます。 209 00:14:07,313 --> 00:14:09,816 今回の出来事 ソルとヨミのけがは➨ 210 00:14:09,816 --> 00:14:13,820 私が2人を連れ 危険な場所へ 行ったことが原因です。 211 00:14:13,820 --> 00:14:16,823 先日 ここに滞在していた エルフの青年を見て➨ 212 00:14:16,823 --> 00:14:20,326 好奇心が抑えられず 隠れ里を探しました。 213 00:14:20,326 --> 00:14:22,995 なんてことを。 盟約を破ったってこと? 214 00:14:22,995 --> 00:14:26,332 2人が止めるのも聞かず 独断で動いた結果➨ 215 00:14:26,332 --> 00:14:29,168 このような事態を 招いてしまいましたこと➨ 216 00:14:29,168 --> 00:14:33,272 本当に 申し訳ございませんでした。 217 00:14:33,272 --> 00:14:36,442 フン 悪女がしらじらしい。 先生。 私は…。 218 00:14:36,442 --> 00:14:39,278 (ギノフォード)イアナ。 来なさい。 あとは 2人で話そう。 219 00:14:39,278 --> 00:14:41,781 コノハ ここは頼んでもいいか? 220 00:14:41,781 --> 00:14:45,618 はい。 お戻りになったら お茶をお出しいたしますね。 221 00:14:45,618 --> 00:14:47,787 行くぞ。 はい。 ギノフォード様! 222 00:14:47,787 --> 00:14:50,623 悪女が関わっている以上 警察を呼ぶべきです! 223 00:14:50,623 --> 00:14:53,626 その必要はない。 これより この件については➨ 224 00:14:53,626 --> 00:14:56,963 俺が預かることにする。 ゆえに ここにいる全員➨ 225 00:14:56,963 --> 00:14:59,966 これ以上の追及や詮索を禁ずる。 226 00:14:59,966 --> 00:15:01,968 もしも 不満がある者は➨ 227 00:15:01,968 --> 00:15:04,971 俺に直接 言いにこい。 228 00:15:04,971 --> 00:15:06,973 行くぞ。 229 00:15:06,973 --> 00:15:09,308 《今回のことは 今までの事件とは違う。 230 00:15:09,308 --> 00:15:11,811 先回りして 止めるはずだった物語を➨ 231 00:15:11,811 --> 00:15:15,148 逆に先回りされて 起こされてしまった。 232 00:15:15,148 --> 00:15:18,818 黒歴史本は 私が転生したとき 消滅したはずだから➨ 233 00:15:18,818 --> 00:15:21,654 どうして そんなことができたのか わからないけれど➨ 234 00:15:21,654 --> 00:15:23,656 今回は 私以外にも➨ 235 00:15:23,656 --> 00:15:26,325 ソルとヨミが カグラくんの 話を聞いてしまった》 236 00:15:26,325 --> 00:15:31,330 ((お前らが邪魔しなければ コノハは 目覚めていたんだよ)) 237 00:15:31,330 --> 00:15:33,933 《コノハを 聖女に目覚めさせるため? 238 00:15:33,933 --> 00:15:35,935 シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ。 239 00:15:35,935 --> 00:15:38,771 カグラくんが 何者なのか わからないけど➨ 240 00:15:38,771 --> 00:15:40,773 これだけは確かだ。 241 00:15:40,773 --> 00:15:43,109 私だけでは 手に負えない何かに➨ 242 00:15:43,109 --> 00:15:45,444 コノハは 狙われている》 243 00:15:45,444 --> 00:15:48,281 イアナ。 ヨミ殿の言っていた➨ 244 00:15:48,281 --> 00:15:51,451 襲われたというのは 本当か? 245 00:15:51,451 --> 00:15:53,452 ギノフォード様。 誰にどこで➨ 246 00:15:53,452 --> 00:15:56,956 どんな手口でやられた? あとで ソルからも報告を聞く。 247 00:15:56,956 --> 00:15:59,258 しかし 俺は お前からも事情を聞きたい。 248 00:16:01,961 --> 00:16:04,463 俺にすべてを話せるか? 249 00:16:04,463 --> 00:16:07,266 《また 疑われるの?》 250 00:16:15,975 --> 00:16:19,312 ((この里 吸血鬼に 襲われたんだと思うの。 251 00:16:19,312 --> 00:16:22,648 放っておけば人里や コノハお姉様にだって➨ 252 00:16:22,648 --> 00:16:26,319 危害が及ぶかも。 2人に手伝ってほしいの)) 253 00:16:26,319 --> 00:16:28,988 《あのとき ヨミ様の指摘どおり➨ 254 00:16:28,988 --> 00:16:30,990 すべてが イアナ様のたくらみで➨ 255 00:16:30,990 --> 00:16:32,925 エルフを操ることに失敗し➨ 256 00:16:32,925 --> 00:16:36,762 この事態を引き起こしたのではと 可能性を考える自分がいた。 257 00:16:36,762 --> 00:16:39,765 半年前 ギノフォード様から 暗殺依頼を受け➨ 258 00:16:39,765 --> 00:16:43,436 それが 取り下げられたあとも 残った強いさいぎ心のせいで。 259 00:16:43,436 --> 00:16:46,272 しかし 吸血鬼にかまれたことで➨ 260 00:16:46,272 --> 00:16:49,275 自害しようとした 彼女を見たとき》 261 00:16:51,277 --> 00:16:53,279 ((ソル ごめんなさい)) 262 00:17:01,120 --> 00:17:03,789 ソル 悩み事かしら。 263 00:17:03,789 --> 00:17:05,958 コノハ様。 なんだか 不思議ね。 264 00:17:05,958 --> 00:17:08,794 あなたが 悩んでいる姿なんて➨ 265 00:17:08,794 --> 00:17:12,298 出会った頃には 想像できなかったけれど➨ 266 00:17:12,298 --> 00:17:16,802 最近のあなたなら もう それがしぜんに思える。 267 00:17:16,802 --> 00:17:18,804 コノハ様 私は悩んでなど…。 268 00:17:18,804 --> 00:17:21,641 クス あら 否定しなくてもいいじゃない。 269 00:17:21,641 --> 00:17:23,976 人が悩むのは 当たり前のことよ。 270 00:17:23,976 --> 00:17:27,313 それは 見つけたい答えが あるってことなんだと思うわ。 271 00:17:27,313 --> 00:17:31,150 なんて 私もあまり 偉そうには言えないんだけど。 272 00:17:31,150 --> 00:17:34,420 だけどね どうか 迷いを否定しないであげて。 273 00:17:34,420 --> 00:17:38,724 それは 自分の心なんだから。 《心》 274 00:17:40,760 --> 00:17:42,929 《そんなものは…》 275 00:17:42,929 --> 00:17:46,098 イアナ? あっ すみません。 276 00:17:46,098 --> 00:17:48,100 さっき説明したとおり➨ 277 00:17:48,100 --> 00:17:50,102 好奇心で エルフの里へ行きました。 278 00:17:50,102 --> 00:17:52,438 事件に巻き込まれたのは それからです。 279 00:17:52,438 --> 00:17:54,607 《コノハが聖女だとか 先回りして➨ 280 00:17:54,607 --> 00:17:57,610 事件を止めようとしたことは 言えないから慎重に》 281 00:17:57,610 --> 00:18:02,114 事件の終わり カグラくん…。 カグラ・アイビーがヨミを襲い➨ 282 00:18:02,114 --> 00:18:04,450 お姉様を狙う 発言を残し 消えました。 283 00:18:04,450 --> 00:18:06,552 何者なのかは わかりません。 284 00:18:10,456 --> 00:18:12,458 《やっぱり》 285 00:18:12,458 --> 00:18:14,460 ギ ギノフォード様。 286 00:18:14,460 --> 00:18:16,462 《聖女のこと言うべき? 言わないことで ヒロインが➨ 287 00:18:16,462 --> 00:18:18,464 危険な目に遭って あのとき言っていればって➨ 288 00:18:18,464 --> 00:18:21,133 後悔する展開になるかもだし。 でも…。 289 00:18:21,133 --> 00:18:23,803 下手に話して 混乱させて責任取れるの? 290 00:18:23,803 --> 00:18:26,605 それに 一歩間違えたら また死亡フラグが…》 291 00:18:28,641 --> 00:18:30,810 (ギノフォード)もう そんなに おびえなくてもいい。 292 00:18:30,810 --> 00:18:32,745 お前は よく話してくれた。 293 00:18:32,745 --> 00:18:35,247 あとで ソルとヨミ殿に言っておけ。 294 00:18:35,247 --> 00:18:40,086 自分から ついて行くなら お前を完璧に守り通せってな。 295 00:18:40,086 --> 00:18:42,088 《気づかれてる!?》 296 00:18:42,088 --> 00:18:44,090 私を連れ出して。 イアナを守りに。 297 00:18:44,090 --> 00:18:47,426 あのな ヨミ殿はともかく あのソルだぞ。 298 00:18:47,426 --> 00:18:50,529 あいつは お前に押し切られて エルフの里には 行かないだろ。 299 00:18:53,599 --> 00:18:56,435 無謀な行動は 決して 褒められたことではないが➨ 300 00:18:56,435 --> 00:18:58,437 お前は 大勢の前で謝罪をし➨ 301 00:18:58,437 --> 00:19:03,109 怖かった事件のことを コノハのために正直に話してくれた。 302 00:19:03,109 --> 00:19:06,779 だから 俺はお前の その気持ちに報いたい。 303 00:19:06,779 --> 00:19:09,949 もし この世界で コノハを狙う何者がいても➨ 304 00:19:09,949 --> 00:19:12,451 俺が 全力で守りきってみせる。 305 00:19:12,451 --> 00:19:14,453 安心しろ。 306 00:19:14,453 --> 00:19:17,957 《そうだった。 私が いちばん知ってる。 307 00:19:17,957 --> 00:19:20,960 ギノフォードの優しさと ギノフォードの強さを》 308 00:19:20,960 --> 00:19:23,796 <中学の頃 コノハ(自分)が➨ 309 00:19:23,796 --> 00:19:27,633 旅に出るきっかけを ギノフォードのこん睡と記した> 310 00:19:27,633 --> 00:19:30,302 《たった一人の恋人のために 旅に出たことが➨ 311 00:19:30,302 --> 00:19:34,006 やがて 世界を救うことに つながっていくのだ。 フフフ》 312 00:19:36,742 --> 00:19:38,911 < それは 所詮 きれいごとだったが➨ 313 00:19:38,911 --> 00:19:42,581 ギノフォードがいると 話が進まない 理由もあったのだ。 314 00:19:42,581 --> 00:19:44,583 なんといっても 中学の私の彼氏➨ 315 00:19:44,583 --> 00:19:46,752 (妄想)でもあったギノフォードは➨ 316 00:19:46,752 --> 00:19:48,921 すべての能力が トップクラス。 317 00:19:48,921 --> 00:19:51,590 つまり いたら一人で 問題解決しちゃうくらいの➨ 318 00:19:51,590 --> 00:19:53,759 チートだったのである> 319 00:19:53,759 --> 00:19:56,095 チートでも こん睡はするよね? 320 00:19:56,095 --> 00:19:58,097 だって 眠り姫っておいしいじゃん。 321 00:19:58,097 --> 00:20:00,099 ポジションもチートに含まれるんだよ。 322 00:20:00,099 --> 00:20:02,435 美形の眠りって最強だろうが! 323 00:20:02,435 --> 00:20:05,771 《あの頃は そうしていたけど 今は違う。 324 00:20:05,771 --> 00:20:08,274 こん睡さえしていなければ この人は➨ 325 00:20:08,274 --> 00:20:10,276 絶対 コノハを守ってくれる人》 326 00:20:10,276 --> 00:20:12,278 まぁ コノハが知ったら不安がる。 327 00:20:12,278 --> 00:20:14,280 しばらくは 知らさないでおこう。 328 00:20:14,280 --> 00:20:17,616 《私の最強のヒーロー》 329 00:20:17,616 --> 00:20:20,453 はい。 なぁ イアナ➨ 330 00:20:20,453 --> 00:20:23,622 このまま戻ったら お前も気まずいだろ。 331 00:20:23,622 --> 00:20:26,292 そろそろ ヨミ殿に 食事を持っていく時間だし➨ 332 00:20:26,292 --> 00:20:28,627 2人で デザートでも 作っていかないか? 333 00:20:28,627 --> 00:20:33,632 コノハとソルにも。 俺も少し気分転換がしたいし。 334 00:20:33,632 --> 00:20:35,835 イアナ? おい。 335 00:20:39,638 --> 00:20:41,807 これは 前世の卵に似てるわ。 336 00:20:41,807 --> 00:20:43,809 この白いのは 牛乳かも。 337 00:20:43,809 --> 00:20:45,811 小麦粉を一から作る! 338 00:20:45,811 --> 00:20:47,813 みんな ケーキができたわ! 339 00:20:49,815 --> 00:20:51,817 我々にも食させてもらおう。 340 00:20:51,817 --> 00:20:54,520 大陸中が 貴様の菓子を 狙っているぞ。 341 00:20:56,489 --> 00:20:58,491 あまり よい案ではなかったか? 342 00:20:58,491 --> 00:21:00,493 いえ ギノフォード様。 343 00:21:00,493 --> 00:21:02,495 やりましょう やらせてください! 344 00:21:02,495 --> 00:21:04,597 そうか じゃあやろうか! 345 00:21:06,665 --> 00:21:10,336 《なんだってできる。 ギノフォードと一緒なら》 346 00:21:10,336 --> 00:21:12,338 キャー! (ギノフォード)うわ~っ! 347 00:21:12,338 --> 00:21:14,340 コノハ様 大丈夫ですか? おけがは。 348 00:21:14,340 --> 00:21:18,511 えっ えぇ平気よ。 それより今の音は? 349 00:21:18,511 --> 00:21:20,513 あっちは たしか調理場? 350 00:21:20,513 --> 00:21:23,349 《もしかして何か》 351 00:21:23,349 --> 00:21:25,351 ソル!? コノハ様は お戻りください! 352 00:21:25,351 --> 00:21:27,553 だめ 私も行くわ! 353 00:21:32,792 --> 00:21:35,461 クッ…。 ギノフォード様! 354 00:21:35,461 --> 00:21:37,463 いったい どうされたんですか!? 355 00:21:37,463 --> 00:21:39,465 コノハ どうして来たんだ! こんなところ➨ 356 00:21:39,465 --> 00:21:42,802 お前にだけは見られたくなかった。 そんな…。 357 00:21:42,802 --> 00:21:45,804 何があったんですか。 言ってください。 358 00:21:45,804 --> 00:21:47,806 ギノフォード様! 359 00:21:47,806 --> 00:21:49,809 イアナ様! どうされたのです! 360 00:21:49,809 --> 00:21:52,978 まさか カグラがまた!? あれ。 361 00:21:52,978 --> 00:21:55,481 コノハ。 ギノフォード様? 362 00:21:57,483 --> 00:21:59,485 ギノフォード様。 363 00:21:59,485 --> 00:22:04,323 りょ う り し た ら。 364 00:22:04,323 --> 00:22:06,525 爆発した。 365 00:22:10,162 --> 00:22:12,331 《いや 私だって 一人暮らし長かったし➨ 366 00:22:12,331 --> 00:22:16,001 異世界来たら 料理で人々を うならせるぞとか思ってたわ! 367 00:22:16,001 --> 00:22:18,337 でも 実際 別世界の食材で➨ 368 00:22:18,337 --> 00:22:20,339 おまけに レシピなしの調理は こう➨ 369 00:22:20,339 --> 00:22:22,841 スペック的に 無理があったというか》 370 00:22:28,013 --> 00:22:30,015 《ギノフォードの料理オンチは➨ 371 00:22:30,015 --> 00:22:33,452 たぶん そういう設定にしたんだ。 ドジッ子萌えで。 372 00:22:33,452 --> 00:22:36,455 ホント いい加減気づけ自分よ》 373 00:22:38,457 --> 00:22:40,759 ((コノハ:どうか迷いを 否定しないであげて)) 374 00:22:44,129 --> 00:22:46,799 ((それは 自分の心なんだから)) 375 00:22:46,799 --> 00:22:49,301 あっ ギノフォード様! まだ作りかけです! 376 00:22:49,301 --> 00:22:52,805 そうだった! 俺としたことが! 377 00:22:52,805 --> 00:22:55,307 お二人は 立ち入り禁止ですから。 378 00:22:55,307 --> 00:22:58,644 いや だけどせめて片づけを。 379 00:22:58,644 --> 00:23:00,646 どうしてもと言うなら➨ 380 00:23:00,646 --> 00:23:04,316 私と 一日中 特訓していただきますが…。 381 00:23:04,316 --> 00:23:07,119 どうなさいますか? 382 00:23:10,155 --> 00:23:13,158 イアナ!? 俺は供養は専門外だ! 383 00:23:20,833 --> 00:23:22,835 クスッ。 384 00:23:22,835 --> 00:23:25,170 ヨミ デザート持ってきたよ。 385 00:23:25,170 --> 00:23:29,341 わぁ イアナが作ったの? すごくうれしい。 386 00:23:29,341 --> 00:23:31,343 あっ うん。 誰が作ったとか➨ 387 00:23:31,343 --> 00:23:33,279 別に気にしないよ。 388 00:23:33,279 --> 00:23:36,282 コノハとソルが作ってくれたから おいしいよ。 389 00:23:36,282 --> 00:23:39,785 《これから考えなければ いけないことが➨ 390 00:23:39,785 --> 00:23:41,787 きっと 山ほどある。 391 00:23:41,787 --> 00:23:46,625 カグラくんのことシュヴァルツ・レ・シュヴァリエ のこと たくさん》 392 00:23:46,625 --> 00:23:48,627 そうだ。 393 00:23:48,627 --> 00:23:50,629 ヨミ殿は 長距離を 移動できるほど➨ 394 00:23:50,629 --> 00:23:52,631 回復していない。 だから➨ 395 00:23:52,631 --> 00:23:55,634 魔力の処置は 俺の実家でやらないか? 396 00:23:55,634 --> 00:23:59,305 屋敷には専属の魔法医師がいて 設備も整っている。 397 00:23:59,305 --> 00:24:01,307 まあっ ヨミ。 そうしてもらいましょうよ。 398 00:24:01,307 --> 00:24:03,309 あ~ はいはい。 399 00:24:03,309 --> 00:24:06,145 どうされました? イアナ様。 何か問題でも? 400 00:24:06,145 --> 00:24:08,814 えっ いや そんなことないんだけど。 401 00:24:08,814 --> 00:24:11,817 《だって ギノフォードの実家ですよ。 402 00:24:11,817 --> 00:24:15,120 考えることが また増えそうな 予感しかないんだけど!》 403 00:24:18,490 --> 00:24:20,993 ワーイ。